株式会社スタジオポットの事業縮小のおしらせ

2019-12-05 沢辺 均

編集制作とデザインの受託事業を、来年の2020年1月末で終了することにしました。
ポット出版の、本の発行・発売は以降も継続していきます。
ただし、新刊はこれまで以上に絞っていくので、発行点数は減ると思います。
すでに約束しているものは、発行します。
このことで、株式会社スタジオポットは、編集制作/デザイン/出版の三つの事業のうち
出版だけをのこして一つの事業、という体制になります。

編集制作とデザインの受注先のお客さんへは、今年の8月から事業終了の連絡をはじめ、
調整してきました。それらはほぼ終えることができました。
4月から翌年3月までの年度単位で受注していたものがあったため、
年度末までの受注のしごとの終了まで対応する、
その入稿がほぼ終了する1月末での事業縮小としました。

この事業縮小は、そもそも来年3月で64歳になる沢辺の、
いつか来る、その後の株式会社スタジオポットの体制をどうするか? という
スタッフとの一年半まえからの検討の結果、決めたものです。
「沢辺後」の体制維持ができなかったので、事業縮小としました。
大半のスタッフは、2020年1月から、あらたな職場や仕事に向かうことになります。

現在のポットの仕事を始めたり、会社組織にしたりしたころ、
自分が60歳を超えてどうなるか?などと想像する余裕もなかったです。
でも実際に「いつかはフェードアウト」の「いつか」が近づくと、
仕事や事業や会社の整理には、とても時間がかかります。
仕事や事業のほかにも、スタッフのこと、
銀行からの借入、私募債という友人からの借金、株式の整理、などです。
これらのことも、ここ数年間準備を少しづつしてきて、ほぼ最終段階までこれました。

最近、いくつかの小零細出版の社長などと、「いつかはフェードアウト」へむけた
準備や対応の方法など、話をする機会がありました。
取次の人とも、内々に「取次の考え方、対応パターン」なども聞きました。
そうした話のうえで、やはり、出版事業は、発行した本を、
需要のある限り流通させることが必要だと、強く思いました。
流通し続けることのために、出版事業は残すことにしたとも言えます。

編集制作・デザインの受託事業は終了させますが、ポット出版の事業は
ひきつづきつづきます。
また、これまで沢辺がやってきた業界での仕事、地域での仕事なども、
まだまだつづきますので、ひきつづきよろしくおねがいします。

沢辺 均

――――――――――――――――――――
お取引いただいているみなさまへ

いつも、編集・制作、デザインなどの依頼をいただいて、ありがとうございます。
さて、スタジオ・ポットは、2020年3月をもって、編集デザインの事業を終了させていただくことになりました。

長い間、依頼いただいてありがとうございました。

スタジオ・ポットは、これまで編集・制作、デザイン、出版(ポット出版)の三つを柱としてきました。
今回、このうち取材・編集、デザインの事業を終了して、出版業務だけを継続する体制にすることになります。

終了する部門の事業については、終了までの期間に、ポット担当者から個別に連絡・相談して、円滑に対応していきます。

・2020年1月から、新規の受託は終了させていただきます。
・2019年12月までに受託した業務は、引き続き終了まで対応させていただきます
・年度(〜2020年3月)単位で受託させていただいている業務は、引き続き年度の終了まで対応させていただきます
・過去にスタジオ・ポットで制作した制作物のデジタル・データは、必要に応じて連絡していただき、提供します。

みなさまには、お忙しいところにご負担をかけますが、円滑な一部事業終了にお力添えいただくよう、お願いいたします。
担当者からの連絡・相談に、不備などありましたら、沢辺までご連絡ください。

2019年
株式会社スタジオ・ポット
代表取締役 沢辺均

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中公新書2019年11月新刊帯●デザインの仕事

2019-11-25 山田 信也

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中公新書2019年11月新刊の帯です。
海の地政学』竹田いさみ
歴史探究のヨーロッパ』佐藤彰一
中国の行動原理』益尾知佐子
古関裕而―流行作曲家と激動の昭和』刑部芳則
歴史寄りのラインナップです。
古関裕而は2020年の朝ドラのモデルで、「六甲おろし」の作曲をした人です。「六甲おろし」ではなく「オリンピック・マーチ」を作曲したことのほうとか、福島ゆかりの人物ということでとりあげられたのだとか。

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数学セミナー2019年12月号[日本評論社]●デザインの仕事

2019-11-25 山田 信也

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数学セミナー12月号です。特集は「私が惹かれるこの概念」。巻頭のコーヒーブレイクでは6月号で続きが気になっていた結城浩さんのコラムの後編が掲載です。

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本のイベントいろいろ

2019-10-30 糸日谷 智

ポット出版は参加していませんでしたが、10月26日(土)27日(日)、神保町ブックフェスティバルに行ってきました。
例年通り凄い人出でした。
多分、出版社が読者に直接本を売るイベントしては日本最大のイベントではないかと思うのですが、他にもこういう出版社が直接本を売ったり、書店以外で本が販売されるイベントは東京近郊に限ってもいくつもあります。

11月1日(金)2日(土) 「TORANOMON BOOK PARADISE」(虎ノ門ヒルズ)

去年から開催されるようになったイベントですが、今年は「OUR PARKS TORANOMON FLOWER MART 2019 秋」も併設されるということで、華やかな空間になりそう。

11月2日(金)3日(日)と上記のイベントとは日程が1日重なってしまっていますが「かまくらブックフェスタ」が2年ぶりに復活。

今回が9回目。本当は昨年に8回目が行われているのですが「かまくらブックフェスタ」なのに京都開催だったので鎌倉での開催は久しぶり。

虎ノ門ヒルズは森ビルが運営するいかにもおしゃれスポットが会場なら、こちらの鎌倉の会場も江ノ電の線路脇にある古民家という、いかにも鎌倉的スポット。

11月9日(土)16日(土)「歴史書即売会 in 高円寺」

これは今回が初めての開催。会場は普通の民家を改装して酒場として営業しているコクテイルというのも、ステレオタイプ的な表現になってしまいますが高円寺的。

他にもきっと色々あるのでしょうね。
ポット出版はどれも関わっていないので、行くとしたら全部、趣味の範囲で行ってきます。

九州・福岡では、毎年恒例の「ブックオカ」が開催中。
実は2年連続で行っていたのですが、今年はちょっと行けそうもなくて残念。
しかし、出版業界関係の仕事をしている特典?で益田ミリさん描き下ろしのブックオカ2019特製文庫カバーは入手済み。

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新刊のLGBT絵本の編集をしました

2019-10-25 松村 小悠夏

新刊『ふたりのパパとヴィオレット』の編集を担当しました。
ポットのLGBT関連の絵本は、これで5作目です。

2016年に出版した絵本に『くまのトーマスは女の子』というものがあって、これは、「トーマス」という名がついているけど自分のことを女の子だと思うくまのぬいぐるみと、持ち主の男の子の話でした。
それまでの『タンタンタンゴ』『王さまと王さま』、それから今年9月に出した『ランスとロット』はLGBT当事者の話がメインだったのに対して、『トーマス』は(ポットから出す絵本としては)初めて非当事者側の反応が描かれた話です。

そして今回の『ヴィオレット』はゲイのカップルに育てられている小学生の女の子の話で、もちろん当事者の話ではありますが、これも非当事者側の話でもあります。
物語は、両親がパパ二人だということを理由にヴィオレットがいじめられている場面から始まるのですが、ラストは、いじめの主犯だった女の子の両親が離婚したことをきっかけに、ヴィオレットとその女の子が言葉を交わすようになり、仲良くなるという場面で終わります。

トーマスの持ち主の男の子は、「きみがきみであることが大事」という理由でトーマスを受け入れます。
今回の女の子は、「自分の家族は“普通”じゃない」という共通項がきっかけとなってヴィオレットと仲良くなります。
相手のことをありのまま受け入れられるケースがある一方で、
自分がある程度同じような境遇に陥らないと、なかなか“普通”ではない相手のことを受け入れるのは難しいケースもあって、
そして、それは受け入れられるタイプの人と受け入れられないタイプの人がいるというわけじゃなくて、相手への親密さとか、自分の境遇によっても変わるというのは、実際の世の中もきっとそうなんじゃないかなと思います。

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久しぶりに再販制のこと考えた

2019-10-11 沢辺 均

出版労連(出版社の労働組合の連合組織)が毎年開いている、第46回出版研究集会で、ことしは再販制にかんする分科会をひらくそうだ。
そこで、出版業界のなかで、再販制に批判的な意見も紹介しよう、ということで、事前に取材しにきてくれた。分科会で紹介してくれるようだ。
――――――――――――――――――――
④10/25(金)「わかっているようでわかっていない再販制度」
講師・斎藤健司さん(出版再販研究委員会副委員長/金の星社社長)
→今年はゼロから教えます! 再販制が出版産業を支えてきたことは事実。そして現に再販制のもとで産業が回っていることも事実。しかし一方で、出版労働者のなかにも再販制についての知識が十分でなかったり、乏しい人が少なくないことも現実。ひと目でわかる再販商品と非再販商品の見分け方、など再販制を学び直すチャンス。
――――――――――――――――――――
来てくれたときに、あんまりとっちらかった話になると悪いな、と思って、そもそも再販制必要論はどんな理由を上げているのか調べて、自分の考えを箇条書きにしておいた。

自分の考えの要点は、
●再販制で、出版を「振興」しようなんて、無意味
再販制必要の論拠にあるようなことは、再販制と無関係に実現されてたり、意味がなくなっていたりしている。
返品がほとんどの注文品にてきようされていて(返品条件付き注文って用語まであらわれている)委託・注文という切り分けやルールも崩壊してる
●再販制の議論の前に、すでに課題は山積み
といったところ、だ。

まじめに再販制を取り上げようという、主催者には申し訳ないけど、この企画は無意味じゃないかなー、って思う。

さて、その際につくった、考えてることの要点・コピペした資料を以下に掲載しときます。
――――――――――――――――――――
●ポット出版の現状
・設立・取次契約時に、取次と再販契約を結ぶ。
・2012.2発行『家畜人ヤプー3』から、非再販表示・希望小売価格・¥希望小売価格Eに
・再販契約は解除してないが、全発行本非再販という、立場。
→何も変わってない。取り立ててアピールもしてない。

●再販制への意見
◯再販制議論より先に議論すべきことがあると思う
・流通契約内容
→正味割合(価格の値上げ)、新刊委託制(書店主体の注文)、返品の明確化効率化、など
・出版物輸送問題
→須坂構想、あるいは須坂構想基地の複数化
・出版社業務の効率化
・出版情報の整備
→書誌・書影は8合目、在庫情報に課題
・出版産業の労働組合の再生
→「資本との対決」でも「労使協調」でもなく、経営にも労働者にも責任を持つ労働運動(たとえば、決算書公開運動とか)
などなど

◯そもそも、再販議論そのものが無意味になっていないないか?
・1997年(消費増税も)から、長期デフレ下での、出版物売上低下
・出版産業の大きな変化
(書店の減少、取次の危機、Amazonの占有率増大と版元への影響力、一部コンテンツのネットへのシフト、など)
・委託の拡大(返品条件付き注文)

◯再販制必要論の論拠は意味ないのでは?
・同一価格 →ネット書店でもほぼ実現 再販制のおかげとは思えない
 A書店でもB書店でも同一価格は、必要か?
・委託 →現状の委託の混乱、他商品でも委託制は成り立っているのでは?
・街の本屋の維持 →すでに維持されてない
 本屋に限ったことでなく、小売店のチェーン店化がすすんでる(でも止まってないか)
・低価格の実現 →低価格化はむしろ弊害では? 新書・文庫増加も低価格化

書協 2001.04 の見解から抜粋――――――――――
・全国の読者に多種多様な出版物を同一価格で提供していくために不可欠
・自国の文化水準を維持するために、重要な役割

●書協QA
・なぜ出版物に再販制度が必要なのでしょうか?
出版物には一般商品と著しく異なる特性があります。
①個々の出版物が他にとってかわることのできない内容をもち、
②種類がきわめて多く(現在流通している書籍は約60万点)、
③新刊発行点数も膨大(新刊書籍だけで、年間約65、000点)、などです。
このような特性をもつ出版物を読者の皆さんにお届けする最良の方法は、書店での陳列販売です。
書店での立ち読み 風景に見られるように、出版物は読者が手に取って見てから購入されることが多いのはご存知のとおりです。
再販制度によって価格が安定しているからこそこう したことが可能になるのです。
・再販制度がなくなればどうなるのでしょうか?
読者の皆さんが不利益を受けることになります。
①本の種類が少なくなり、
②本の内容が偏り、
③価格が高くなり、
④遠隔地は都市部より本の価格が上昇し、
⑤町の本屋さんが減る、という事態になります。
再販制度がなくなって安売り競争が行なわれるようになると、書店が仕入れる出版物は売行き予測の立てやすいベストセラーものに偏りがちになり、みせかけの価格が高くなります。
また、専門書や個性的な出版物を仕入れることのできる書店が今よりも大幅に減少します。
・出版物の価格は高いのでしょうか?
出版物の定価は、出版社間の激しい価格競争のため低めに決められています。
その結果、出版物は消費者物価指数で見ると他の商品と比べて値上がりが少なく、1975年を100 として総合で1998年では185ですが、本は128です。

●wikipedia
から抜粋
書籍・雑誌
書籍や雑誌については、販売業務委託契約と、売れ残りの買取り保証付の販売契約が行われている。書籍で再販制度による委託販売制度といった場合は、売れ残りの買取り保証付の販売契約による販売形態をさす。書店は、売れ残りの買取り条件に組み込まれている再販売価格維持契約により、書籍・雑誌を定価で販売しなければならないが、売れ残りの買取り保証により、一定期間が過ぎても商品が売れ残った場合、商品を出版取次に返品することができる。

書店は、返品が保証されることにより、在庫抱え込みリスクが軽減されることで、需要の多くない専門書等でも店頭に並べることができ、世界でも類をみない小部数で多様な書籍が刊行される出版大国となっている。

小学館・講談社等の出版物については責任販売制とともに、再販制度が適用されていない出版物も一部存在する。その他の出版物については基本的に定価で販売されているが、再販制度の弾力的運用を図るため、

期間を区切って非再販本フェアを開催
雑誌の時限再販
雑誌の定期購読者割引
等を行っている事業者もある。

ポイントカードを採用している書店もある。かつて書店組合では「ポイントカードは実質的な値引きであり再販契約違反だ」として反対していたものの、公取委は値引きであるものの消費者利益に資するとして容認している。

電子書籍では、書店側に在庫が発生しないため、売れ残りの買取り保証を前提とした再販売価格維持ができなくなっている。日本出版者協議会は、紙の出版物との価格バランスと収益確保のために、電子書籍にも再販売価格維持契約の適用を求めているが、公正取引委員会は独占禁止法上の原則から違法としている。そのため、電子書籍では出版社側がつけた価格で販売を行うために、出版社が直接販売を行ったり、販売業務委託契約により販売の主体を出版社または出版取次業者とすることで、書店に販売業務を委託して販売したりする販売形態になっていることが多い。

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さがしもの

2019-10-04 糸日谷 智

ポット出版の次の新刊『ランスとロットのさがしもの』が印刷所から届けれました。

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書店で買えるようになるにはあと少しだけお待ちいただくことになりますが、今のところはランスとロットじゃなくて営業担当がこの本を置いてくれるという店をさがしています。

さがしている証拠はここに。

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CS!

2019-10-01 山田 信也

阪神タイガース、最後の最後に6連勝でレギュラーシーズン最終戦で3位を確定してCS出場を決めました! 最終盤まできて借金5で5位だったり、決していいシーズンとは言えないですが、最後まで粘ってよく頑張ったと思います。
二軍で脳腫瘍から復帰を目指していた横田選手の引退セレモニー、メッセンジャー投手、高橋聡文投手の引退登板などもあり、最終戦までみごたえのあるシーズンになりました。2014年みたいに日本シリーズまで勝ち上がれたらいいなあ。そして、来年はリーグ優勝を争えるといいあ。

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秋休みの思い出

2019-09-30 松村 小悠夏

もうすぐ9月も終わります。
8月に続けて、9月も「夏休みの続き」ということで数日お休みをいただき、
千葉の御宿へ旅行に行きました。
行きは鈍行で、3時間近くの旅でした。
家が、23区内の西ギリギリにあるので、
以前は、錦糸町とか、船橋とかに行くだけでも、えらいところまで来てしまったような気がしていましたが、
今ではただの中継地点のように感じます(錦糸町は東京だが)。
帰りは、鴨川から特急に乗って帰ってきました。所要時間は実は30分くらいの違いでしたが、揺られ心地の良さの面ではやはり特急が優ります。

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中公新書2019年9月新刊帯●デザインの仕事

2019-09-20 山田 信也

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中公新書9月の新刊の帯です。
日本の地方議会』辻 陽
菅原道真』滝川幸司
月はすごい』佐伯和人
キリスト教と死』指 昭博

月はすごいがおもしろそうです。

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数学セミナー2019年10月号[日本評論社]●デザインの仕事

2019-09-20 山田 信也

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数学セミナー10月号は数理工学の座談会と京都賞の座談会のつづきの2本の座談会があります。特集は特異点です。

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新刊『ランスとロットのさがしもの』という絵本です

2019-09-18 沢辺 均

ポット出版の新刊です。
性的少数者(いわゆるLGBT)への理解を拡げようという、絵本です。
子どもの読み物として、性的少数者の実存をえがいています。
ゲイカップルが子どもを得ようと努力する話。
内容紹介のページ

ポット出版のLGBT絵本シリーズの、4作目となります。
このシリーズは、尾辻かな子(現在衆議院議員)さんが日本での翻訳出版をポット出版に提案してくれて発行した『タンタンタンタンゴはパパふたり』から始まっています。2008年4月でした。
初刷2,500部は順調に売上て1年後には2刷できたのですが、3刷までに更に5年。しかし、以降は毎年1,000か2,000部で増刷できる、ロングセラーに育ってくれました。また、これ以降の絵本『王さまと王さま』、『くまのトーマスはおんなのこ』と出版してきて、どれも着実に売上ています。

まあ、出版業界全体でのロングセラーとは、一桁/二桁少ないんですけど、ポット出版では、堂々ロングセラーってことになります。

●『タンタンタンゴはパパふたり』の増刷経過
刷 発行日 印刷数 累計
―――――――――――――――
1 2008/04/15 2,500 2,500
2 2009/05/22 1,000 3,500
3 2014/07/08 1,000 4,500
4 2015/10/09 1,000 5,500
5 2016/04/18 1,000 6,500
6 2017/01/20 2,000 8,500
7 2018/04/02 2,000 10,500
8 2019/02/26 2,000 12,500

この『タンタンタンゴはパパふたり』の増刷や、ポット出版の性的少数者関連本発行の経過は、その運動や、社会への理解の深まりとリンクしています。

最初に出した本は2001年6月の『パレード 東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』。パレードが2000年夏に数年ぶりに復活開催されたものの記録集でした。

2007年7月には、尾辻かな子さんがレズビアンとして参議院比例区に立候補したものの2万票代の得票で落選。『タンタンタンゴはパパふたり』はそんな尾辻さんの企画で、落選後の活動模索中のものです。
性的少数者の声が社会に聞こえだした初期の時期で、理解を得るところへの出発点のころかと思います。
そんな状況のなかで売上も足踏みしてた。

2015年11月には渋谷区と世田谷区で同性パートナー制度がつくられます。
性的少数者への理解の拡がりの、おおきな一つの結節点でした。
マスコミで取り上げられることも増えた。
そうした拡がりのなかで、2014年から年に一度は増刷するようになり、2017年からは、増刷部数が倍増(1,000→2,000)です。

書店からの受注電話の印象から言えば、
多くの注文は、書店に注文してくれた人からの「客注」。
そのなかに、図書館、とくに学校図書館からの注文が多い、という印象です。

こんな経過で2001年から始まった、ポット出版の性的少数者をめぐる本。
15年くらいかかって拡がってきたジャンルとなりました。

そして今度の新刊は『ランスとロットのさがしもの』の発行です。
絵本『王さまと王さま』が結婚までのお話、こちらは、結婚後のお話です。
著者も翻訳者も同じチーム。
ぜひ手にとってください。しばらくすると、ためし読みも公開できます。

――――――――――――――――――――
ランスとロットのさがしもの
Lance & Lot zoeken zich rot
発行:ポット出版
リンダ・ハーン 文・絵, アンドレア・ゲルマー 訳, 眞野 豊 訳
希望小売価格:1,500円 + 税 (この商品は非再販商品です)
ISBN978-4-7808-0235-1 C8798
A4変 36ページ /上製
[2019年10月刊行]
内容紹介
騎士のランスとロットは、いつもいっしょに世界中を旅したりして楽しく暮らしていました。でも、二人が暮らすお城に帰ると、そこは誰もいない静かで、空っぽで、寒い場所でした。二人は何かが欠けていると感じます。
そして、何日も考えた末、二人は家族を作る「冒険」に出発したのです。

二人の王子さまが恋して結ばれる『王さまと王さま』の作者が次に作った物語は、二人の父親が子どもに愛情を注ぐ、家族の愛のお話です。

・訳者あとがきより
 オランダの絵本『ランスとロットのさがしもの』(原題:Lance & Lot zoeken zich rot)の日本語版を全ての子どもたちに届けられることをとても嬉しく思います。
 二人の王子さまが恋をして結ばれる物語『王さまと王さま』の次に、リンダさんが作ったこの絵本は、もう一つの愛のお話です。今回の絵本で描かれているのは、家族の愛です。
(中略)
 この絵本が生まれたオランダは、2001年に世界で初めて同性婚が法的に認められた国です。これによって同性同士のカップルとその子ども、いわゆる「レインボーファミリー(にじいろかぞく)」は、法的な親子関係を結ぶ権利が保障されました。そうした家族は、日本ではまだ法的に認められていませんが、すでにこの国に存在し、生活しています。日本で暮らすにじいろかぞくは、お互いのサポートのために市民団体を立ち上げ、東京だけではなく地方でもイベントを開催したり、世界中のレインボーファミリー団体と連携したりしています。にじいろかぞくとその団体に共通しているのは、子どもの幸せを中心にして多様な家族のあり方とその子どもの権利を主張していることです。なぜなら、彼らは愛が家族を作ると知っているからです。

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ポットのご近所イタリアン

2019-09-12 上野 絵美

いつも「神宮前二丁目新聞」を置いてもらっている、ご近所のイタリアンfamigliaさん。オープン5周年を迎えますと連絡をもらい、松村と行ってきました。

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とうもろこしのスフォルマート
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有機水茄子・アンチョビのサラダ仕立て
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パンチェッタ・夏野菜・半熟卵・スカモルツァチーズのビスマルク
久しぶりのご馳走に大満足!
自家製の手打ちパスタもおすすめです。

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大英博物館デビュー

2019-09-06 糸日谷 智

大袈裟に言えばポット出版も大英博物館の歴史に名を残したということです。

本当に大袈裟に言い過ぎですけど。

5月23日から8月26日まで、大英博物館では「マンガ展」が開催されていました。

これが「マンガ展」の図録です。

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その中のIshigami Akiさんが書かれた「Sexual Expresseion in Promted Form」(180ページ〜185ページ)という項で、田亀源五郎さんが紹介されていて、
183ページに田亀源五郎『冬の番屋』が1ページだけですがまるまる掲載されているのです。

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なぜこのページが使われたのかわかりませんが、182ページでの田亀さんの紹介の文章の中に

likes to draw men of the `bear type` (kuma-kei) with beards and and plenty of body hair

とあるからかもしれませんが、本当のことはわかりません。

それから、「大英博物館の歴史に名を残した」とか書いてしまいましたが、図録にポット出版刊行の本の中身が掲載されただけで、ポット出版(Pot Publishing)という名前が図録に載ったわけではありません。図録も献本されたもので、ロンドンまで行って買ってきたということでもないです。

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夏休みの思い出

2019-08-28 松村 小悠夏

もうすぐ8月も終わります。

今年の夏は、熱海に花火を見に行ったのと
草津へ避暑、兼、温泉旅行に行きました。

この草津の宿というのが、友人が教えてくれたところでしたが、ちょっと感動ものでした。
それは全館畳敷きだということ。
エレベーターの中も、トイレの中も、階段も、文字通りあますことなく全てが畳です。
いちいちスリッパに履き替える面倒もないし、スリッパが脱げないように歩くストレスもないし、
夕食の会場がちょっといい雰囲気のところだった場合に「スリッパでいいのかなぁ。やっぱ、靴、はいてったほうがいいかなぁ」という余分な相談をする手間も省けます。

夏に関してはですが、人に勧められる宿となりました(冬はむしろ足が冷たいかもしれないので断言できない)。

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電子書籍の書誌情報

2019-08-26 沢辺 均

ポット出版は、版元ドットコムという出版社団体のいち員で、役員社としても活動しています。

出版界では、最近、電子書籍情報を、一般に公開もするためにも、収集活動を本格化しました。
その「お知らせ」が出版界で公開されたのですが、
版元ドットコム参加会員社(323社、201908現在)に、補足説明の文書を書きました。

2019年8月1日付でJPO・JPROから「「JPRO電子出版物登録無料キャンペーン!」のお知らせ」が発表されました。
また電子取次のメディアドゥから、取引版元にも、同様のお知らせがメールで送られていると思います。
 →お知らせ 下に全文貼ってあります(下記と同内容です)
 →お知らせ https://jpro2.jpo.or.jp/news/detail?seq=133&kind=0
 →出版情報登録センター(JPRO)の活動・書誌情報の流れは
 https://jpro2.jpo.or.jp/documents/JPROパンフweb用見開き_201904V21.pdf

版元ドットコムは、JPO(日本出版インフラセンター)の会員となり、
出版情報登録センター(JPRO)管理委員会に、組合員の沢辺(ポット出版)を派遣しています。
この電子書籍書誌情報のWGのメンバーにもなっているので、この「お知らせ」についての補足説明をしておきます。

●これまでの電子書籍の書誌情報のながれ
電子書籍の書誌情報のながれは、これまで二つながれがありました。
(紙の本の場合とほぼ同じです)
◯電子書店(アマゾンKindleや楽天コボやhontoなどなど)での販売のための書誌・書影
電子取次(MBJ・メディアドゥなど)に納品する際に、EPUB(電子書籍の本体ですね)+書誌情報+書影を
セットにして納品しています。この書誌情報は、電子取次を経由して、電子書店でサイトでの表示などに使われます。
この書誌情報は、電子取次ごとに必要な項目が違っていて、版元は、電子取次の決めたフォーマットにあわせて、取引先の数だけつくって
それぞれに納品しているわけです。

◯情報として収集・蓄積・(活用?)
・この「取引先の数だけ」つくることを一つにまとめられないか? 
・そもそも電子書籍の書誌情報を網羅的に、業界で収集・蓄積しておけないか?
といったことを目的の一つとして「出版デジタル機構」が出版業界で設立されました。
版元ドットコムもこれに100万円出資して、参加しました。
こうしてつくられたのが「共通書誌情報システム」で、開発・運営は出版デジタル機構がおこなっていました。
(出版デジタル機構は、のちにメディアドゥが買収)
しかし、共通書誌情報システムへの登録しても、相変わらず電子取次などへの書誌情報を含んだ「セット」が必要だったことから、
中途半端な状態のままでした。
また、JPO(日本出版インフラセンター)傘下の、出版情報登録センター(略称JPRO・じぇいぷろ)は、
この共通書誌情報システムから、登録情報の提供をうけて、データの蓄積(だけで未活用でした)をしていました。
共通書誌情報システム経由の、JPROへの登録料金は、新刊一冊について500円(紙の本の登録料は1,000円)。

●「お知らせ」の要点と、これからの書誌・書影情報のながれ
8月1日付の「お知らせ」の要点は
・メディアドゥ(旧出版デジタル機構)は、共通書誌情報システムの運営をやめる
・その後は、直接JPO・JPROが収集・管理する(従来は版元→共通書誌情報システム→JPRO)
・実際の収集は、版元が電子取次(MBJやメディアドゥ)に納品した書誌・書影を、電子取次からJPO・JPROが集める
 そのため、版元は、JPROが電子書籍書誌情報を、取次から集めることに同意して
 また、その際、MBJ経由がいいか、メディアドゥ経由がいいか希望を連絡して
・登録料は、新刊1冊につき、500円→200円に値下げする(紙の本の登録料は1冊1,000円で両方出版すると1,200円になる)
・これまで、共通書誌情報システムに登録していなかった版元も、10月1日〜12月31日までであれば、
 既刊の書誌情報をまとめて登録しても200円が無料で登録できるし、その期間の新刊の登録も無料だ

●版元ドットコム会員版元はどうするのが良いか?
書誌・書影情報の整備・保存は大切です。売る製品の情報があって、はじめてお客が購入できるからです。

 電子書籍をこれまで制作・販売したことがある版元であれば、
・JPROに「これからJPROにも登録」
 あるいは共通書誌DBに登録申し込みをしてある版元なら「ひきつづき登録しますよ」と申し込む
・電子取次(MBJ・メディアドゥ)のどちらから書誌情報を流してもらうかは、どちらを選択しても構わない
 ただ、個人的にはMBJ経由を推奨します。版元ドットコムはこの間MBJと良い協力関係を作れてきたので、
 今後なにかあれば相談して改善などしやすい相手だからです
・申し込み方法は、下記にある「申込み書」をJPO・出版情報登録センターに、各社、メールでおくってください

●具体的な手続きについて
◯電子書籍を過去に発行したことがある版元 で、
・共通書誌情報システムをすでに利用している版元
 →申し込みが必要です。下記にある「申込み書」をJPO・出版情報登録センターに、各社、メールでおくってください
・共通書誌情報システムを利用していない版元
 →今回を機会に、電子書籍のJPROへの登録の申し込みをするのがいいです。
  また、電子取次にある書誌情報を活用できるというメリットもあります。
  下記にある「申込み書」をJPO・出版情報登録センターに、各社、メールでおくってください
◯過去に発行したことがないが、これから発行を計画している版元
 →電子書籍書誌情報の、JPROへの登録をおすすめします。
  下記にある「申込み書」をJPO・出版情報登録センターに、各社、メールでおくってください
◯過去に発行したことがないし、今後の発行もまだ未定の版元
 →今は何もすることはないです
  電子書籍の制作・販売をはじめることにしたら、版元ドットコム事務局に問合せください。
  その時点での対応策についてアドバイスできると思います。

●版元ドットコムシステムでの、電子書籍対応について
現在、電子書籍の書誌情報の登録などができるように、エンジニアが開発中です。
開発中のシステムは、次の通り
・版元ドットコムシステムに、
 紙の本の情報を活用しながら(同じ項目は流用できる) 
 電子書籍情報も登録できるようにます
 版元ドットコムサイトでも表示します (「この本は電子書籍もあります」といった関連を示せるようにする)
・登録された情報をもとに、電子取次(MBJ・メディアドゥ)向けの書誌情報ファイル(納品時に利用できるもの)
 をダウンロードできるようにする
 ダウンロードした書誌情報ファイルは、EPUB(電子書籍本体)と書影とを一緒に、電子取次に納品するファイルとして使えるものにする

以上が補足説明です。
これでも、不明な点があると思います。
不明な点は、このメーリングリストに、質問を投稿してください。
返事をします。
メーリングリストであれば、同じような疑問を持っている方の参考にもなると思います。
ぜひ協力ください。

よろしくおねがいします。
(沢辺均 版元ドットコム組合員/ポット出版)

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「JPRO電子出版物登録無料キャンペーン!」のお知らせ

2019年8月1

一般社団法人 日本出版インフラセンター(JPO)代表理事 相賀昌

出版情報登録センター(JPRO)管理委員会委員長 柳本重

「JPROへの電子出版物登録方法がより簡単に登録料も安価(一部無料)になりま
す!」

利用社各位

出版情報登録センター(JPRO)は、6月現在、登録が235万点を超え、物流・仕入・
選書・予約・注文で活用される業界に不可欠の情報インフラとなりました。
今後は、電子出版物の登録をさらに進め、紙と電子を合わせた
「日本初の出版物総合データベース」のより一層の充実を目指しています。

この度、業界の公的インフラ(共通書誌情報システム)の運営を引き継いだ
電子取次会社メディアドゥのご協力により、電子出版物の登録方法をより簡便に
できることとなりました。そこで、登録点数を増やして、より強固な総合DBとして
いくために、無料キャンペーンを実施しかつ登録料を値下げすることになりました
ので、ご案内いたします。

■ 登録方法がシンプルになります!
・貴社のご承認がいただければ、貴社がメディアドゥ社に販売委託している
電子出版物の書誌情報のうち登録に必要な項目(コンテンツデータは含みませ
ん)
をJPROに取り込みJPROが登録作業を行います。
・メディアドゥ社とお取引のない出版社様で、主取引がモバイルブック・ジェー
ピー社
の出版社様や、JPROへの直接登録を希望される出版社様は、
JPRO事務局にお申し出ください。

■ 電子取次事業者経由で登録するメリット
・貴社のスタッフの手間を増やさずに自動的に電子出版物の書誌情報が登録さ
れ、
紙の底本情報と紐づけることができます。
・電子取次会社がクリーニングしたデータを取り込むので、正確な書誌情報が
登録できます。
・必要な項目のみが登録されます。
(お取引条件や特定書店向けの情報等は一切登録されません)
・価格変更等の情報修正があった場合も、電子取次会社経由でJPROに反映されま
す。
・従来、共通書誌情報システム経由でJPROに登録していた出版社様も作業の手間
が省けます。
・共通書誌情報システムの利用ができずに登録を見送っていた出版社様も、
電子出版物の書誌情報の登録が簡便にできるようになります。

■ JPROに電子出版物情報を登録するメリット
・電子出版物の出版権(電子出版権)情報の公示が可能になります!
2015年の著作権法改正により、著作権者から電子出版権の設定を受けた出版社

公衆送信を行う権利を専有し、インターネットを用いた無断送信(インター
ネッ
ト上の海賊版)を自ら差し止めることができるようになりました。
JPROに電子出版物を登録すると、電子出版権情報も任意で付与でき、
「正規版」として電子出版権が設定されている場合にはJPRO出版権検索にて
公示することが出来ます。
(JPRO出版権検索:https://jpro2.jpo.or.jp/limit/pubrights/captchainput

・JPROの検索サイト「出版書誌データベース(略称:Pub DB)」
( https://www.books.or.jp/ )に「電子版あり」と表示されます。
読者には紙版が入手困難となっても電子版という選択肢を示すことができま
す。
また著者に対しても電子で出版を継続する出版者として意思表明することに
つながります。

■ 登録無料キャンペーンと登録料の値下げ
→ 電子出版物の登録「無料キャンペーン期間」を設けます。
→ 本年10月1日から12月31日までを制度切り換え期間として、それまでの既刊で
未登録のもの及び期間中に発行の電子出版物は登録無料とします。
→ JPROの新登録料
☆ 現行の登録料は、紙1,000円、電子500円で合計1,500円
☆ 2020年1月1日からの登録料は、紙1,000円、電子200円で合計1,200円
*電子出版物でコミックの「一話もの」等のマイクロコンテンツは
個々に課金せず、当面は紙の本と1対1で紐づけて「1 ISBNで1,200円」と
算定します。


—————————————————————————-

以上を踏まえ、ご承認をいただける場合は以下、必要事項をご記入いただき
このメールにご返信ください。

出版社名:_________________________ ご担当者名:__________________________

メールアドレス:_____________________ 電話番号:__________________________

電子出版物の登録方法を①~③からひとつご選択のうえ番号を記入してください
〔  〕

① メディアドゥを介して登録する
② 出版社ご自身で登録する(メディアドゥとお取引のない場合)
③ その他モバイルブック・ジェーピー等を介して登録する(メディアドゥとお取引
のない場合)

*本年10月1日から12月31日までを制度切り換え期間として、それまでの既刊で
未登録のもの及び期間中に発行の電子出版物は登録無料とします。

*ご不明な点などございましたら以下までお問い合わせください。
<問合せ先>
一般社団法人 日本出版インフラセンター 出版情報登録センター 事務局
メールアドレス:jprouketsuke@jpo.or.jp

――――――――――――――――――――

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中公新書2019年8月新刊帯●デザインの仕事

2019-08-26 山田 信也

IMG_20190826_110535037.jpg

中公新書2019年8月新刊の帯です。

日本近現代史講義』山内昌之・細谷雄一/編著
織田信忠―天下人の嫡男』和田裕弘
日本近代文学入門』堀 啓子
太閤検地』中野 等
戦略的思考とは何か 改版』岡崎久彦

の5冊です。安土桃山時代が2冊に近現代史・近代文学史と、今月は日本史よりのラインナップです。

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openBDのapiを利用して書籍目録のようなものをつくる[夏の自由研究]

2019-08-23 山田 信也

1行1件のISBNを書いたテキストにもとづいて、openBDのapiから書籍の情報をとりだして、Indesignで書籍目録のようなものをつくります。こんなイメージ。

bookcatalog.jpg

ポット出版のじゃないのかよ!ってなってしまいますが、取得できる紹介文の長さが揃っていて扱いやすい青弓社さんのデータを拝借してサンプルをつくっています。書影のデータは、openBDのものは200ピクセルくらいの小さなものだったので、版元ドットコムから原寸の画像をダウンロードするようにしています。

技術的には、アドビのアプリケーションを操作するExtendscript(javascript)と、Webの技術を利用してエクステンションをつくる仕組みであるCEP(Adobe Common Extensibility Platform)を使っています。

それらの導入についてはこちらに書きました。
ExtendScript の準備
CEP の準備

あらかじめマージン・段組と段落スタイルなどを作ったテンプレートのIndesignドキュメントを用意しておきます。

ss2019_08_23_14.16.10.png

書誌情報を取り出したい書籍のISBNを1行ずつ書いたテキストを用意しておきます。
978-4-7872-3455-1
978-4-7872-3452-0
978-4-7872-3451-3
978-4-7872-7420-5
978-4-7872-3453-7
978-4-7872-3454-4
978-4-7872-2083-7
……

indesignファイルがあるのと同じフォルダの中に、webからダウンロードしてきた画像ファイルを保存するためのdownloadフォルダとダウンロードしてきた画像をIndesgnに貼りこむように加工しIndesignからリンクさせるための画像をいれておくLinksフォルダを用意しておきます。以上で前準備完了です。

ss2019_08_23_15.30.34.png

こんな風なエクステンションパネルをつくりました。上から順番にボタンをポチポチやっていきます。技術の仕様と能力の限界の都合により、各処理のステップを同期させるのが難しいため、そこの部分は人間がタイミングを見計らってボタンを押すことによって同期させることにします。
同期=ある処理が終わったら別のなにかの処理をすること。たとえば、すべての画像ファイルのダウンロードが完了するのを待ってからダウンロードした画像グレースケールにして別名保存する。など

ss2019_08_23_15.28.41.png

一番上のボタンでを押すとテキストファイルを選択するダイアログが出て、事前に用意しておいたISBNのテキストを取り込みます。ふたつめのボタンでリストにあるISBNの書誌情報をopenBDのapiから取得します。3つめのボタンを押すと版元ドットコムから画像をダウンロードしてきます。

ss2019_08_23_15.56.04.png

全部ダウンロードが終わるのを待ってから、4つめのボタンを押すと、downloadフォルダの中の画像をphotoshopで開き、解像度を350dpiに設定しグレースケールに変更してpsd形式でLinksフォルダに保存します。

ss2019_08_23_16.08.11.png

全部の画像がpsdで保存されるのを待って、最後のボタンを押すと、Indesign上に書影と書誌情報を自動的に必要な分のページを増やしながら配置します。

ss2019_08_23_16.17.13.png

いりいろとここもうちょっとどうにかならんのか、というところは多々ありますが、スクリプトでIndesignを操作する・CEPでIndesignのエクステンションパネルをつくる・apiからデータを取得する・取得したデータから使いたいテキストを取り出して整形加工する・webから画像をダウンロードする・Indesignからスクリプトでphotoshopを呼び出す、など、今自分でできそうなことをてんこもりに詰め込んだ感じになっています。あまり大量だともしかしたらメモリ不足などで不具合を起こすかもしれません。4コマ×12ページ分の48点で試したところでは特に問題なく動作しました。何点くらいまでメモリ不足になったりしないで動かせるかは試してないのでわかりません。

具体的なコードなどはもう少しきれいに書き直しながら、あっちでぼちぼちと紹介できたらと思っています。

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商和会ニュース2019年8月号発行

2019-08-22 ポット出版

神宮前二丁目新聞編集部(ポット出版内)は、地元商店街・神宮前二丁目商和会から制作依頼を受け、
『神宮前二丁目商和会ニュース 2019年8月号』を制作しました。

●体裁
・発行日 2019年8月20日
・発行部数 3,000部(オフセット印刷・4Cマット紙90kg)
・仕様 A4(297mm×210mm)
・配布先 渋谷区神宮前二丁目に各戸配布(約2,200部)/地元店舗店頭
・発行 神宮前二丁目商和会
・編集、デザイン 神宮前二丁目新聞編集部

●お問い合わせ先
クリーニングシマダ(担当・島田)
住所/神宮前2-13-6
電話/03-3401-5902

(有)フジタフォート(担当・藤田)
住所/神宮前2-20-10
電話/03-3470-1210

ポット出版(担当・上野、松村)
住所/神宮前2-33-18
電話/03-3478-1774

ヤマザキショップ原宿店(担当・奥山)
住所/神宮前2-20-13
電話/03-3408-1350

●『神宮前二丁目商和会ニュース 2019年8月号』2019/8/20
PDF版のダウンロードWeb版はこちらから

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『神宮前二丁目新聞回覧板 2019年8月号』発行

2019-08-22 ポット出版

ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)は2019年8月20日に地元の渋谷区神宮前二丁目で、
『神宮前二丁目新聞回覧板 2019年8月号』を発行しました。

●体裁
・発行日 2019年8月20日
・発行部数 3,000部(オフセット印刷・4Cマット紙90kg)
・仕様 A4(297mm×210mm)
・配布先 渋谷区神宮前二丁目に各戸配布(約2,000部)/地元店舗店頭
・発行 ポット出版
・お問い合わせ先
住所=神宮前2-33-18ビラ・セレーナ303号室
電話=03-3478-1774
FAX=03-3402-5558
メールアドレス=jin2shinbun@pot.co.jp

●『神宮前二丁目新聞回覧板 2019年8月号』2019/8/20
PDF版のダウンロードWeb版はこちらから

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