インターン5日目

2016-08-26 阿部 果歩

インターン5日目。

今日は、雑誌のあるコーナー記事を、誤字脱字がないか脈絡がおかしくないかを素読みして、

『編集必携』『記者ハンドブック』を参考に、鉛筆で書き込みしていきます。

漢字にするか、ひらがなにするかも基準がしっかりあるのですね。

また、書評が載った雑誌や新聞などのスクラップ作業も行いました。

気がつけばインターン期間も折り返しです。

この5日間は、慣れない場所に萎縮して、言動や存在が迷惑にならないか不安の日々でした。

用意していただいた座席は社長である沢辺さんの隣ということで、正直びくびくしながら作業をしていました笑

お話を本気にしていいのか、笑うところなのかが分からなかったり、面白い反応ができなかったり、、、

つまらないやつで本当にごめんなさい笑

出版の業務だけでなく、人として必要なことを学べた気がします。

稚拙でも自分の意見を持って伝えることの大切さ。

反発されると思うことこそ、明確に伝えなければならないということ。

私たちは安全な道を選びたがるが、自分でリスクを背負う選択が必要だということ。

自分は相手にとってどういう存在なのかを認識し、気になる存在にならなければならないということ。

何も考えないで仕事をしては何の成長も得られず、予想・伝達・判断が不可欠であること。

人間性も鍛えられている気がします。

土日を挟み、また来週の5日間よろしくお願いします!

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InCopy

2016-08-25 山田 信也

神宮前二丁目新聞の制作で、InCopyを使ってみました。ひとつのインデザインファイルを複数でよってたかって編集することができます。なにかうまい使いどころが見つかれば、便利そうに思いますが、慣れないと扱いづらく感じました。

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今日の阪神は、借金は前に日誌を書いたときと変わらず8ですが、3位の横浜に0.5ゲーム差とCS狙えるところになってきました。(恒例の秋の失速がなければ)

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インターン4日目

2016-08-25 阿部 果歩

インターン4日目。

昨夜は共同DM封入大会という会に参加してきました。

倉庫の中で、出版社の方々が持ち寄った書籍の広告を、一枚ずつ重ね袋詰めをして書店に送るものをつくる作業を行いました。

月に1回の作業らしいのですが、今月は広告の種類が多く、参加者も30人越えのようでした。前の方がスピーディーだと、自分のところで溜まってしまわないかプレッシャーです。

腰がやられた大変な作業の後は、食べたり飲んだりしながらTRC(図書館流通センター)さんを中心に質問会や討論会が始まります。人数が多いのでぎゅうぎゅう詰め。名古屋からいらした方もいて、TRCさんのお話にみなさん興味津々です。

分からない単語やお話が飛び交う場面では、隣に座っていた先輩が分かりやすく教えてくださり嬉しかったです。

様々な出版社の方たちに囲まれ、学生の私は場違いなのではないかと戸惑いましたが、就活のアドバイスなどもいただきありがたかったです。学生の私が珍しかったのか、話しかけてくださる方もいて貴重な経験となりました。なんと大学の先輩もいてびっくりです。

今日の午後には、明日と明後日に表参道の山陽堂さんで開かれる「第2回本の産直夏まつり」の準備をしてきました。

山陽堂さんはレンガ造りの素敵な建物で、内装もおしゃれ。3階までつづく螺旋階段も!

どうすれば上手く本が並べられるか試行錯誤。何度も並び替えようやく完成。本の配置は本当に難しいですね。

たくさんの出版社が出店するため、様々なジャンルの素敵な本が集まっています!

明日からの2日間ぜひぜひ山陽堂さんにお立ち寄りください!

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夏にダイエットをしてはいけないのか

2016-08-24 松村 小悠夏

約2カ月もの間悩まされていた夏風邪が、ようやく完治しました。
全部で3回、治ったと思ったらまた次の風邪にかかっていました。
最後のほうは、もう一生治んないんじゃないかなと思っていました。

この情けない事態を打破すべく、生活改善をしようとしている一人です。
風邪を引く前の自分の行動を振り返ると、原因としてひとつ思い当たることがあります。
それは、 ダイエットをしていたこと。
痩せようとする前は、こんなにバカみたいな風邪の引き方はしなかったのに!
もしかしてこれはダイエットをしなくていいという天の啓示では!

……とも思ったのですが、
あきらかに平日の夜更かし、休日のだらだら寝、朝ごはんを食べない、
という生活習慣が原因だろうと思い直しました。
そして「せっかく元気になったから」という理由でたくさん食べている今日この頃。
元の木阿弥になりそうな、ひと夏の終わりです。

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インターン3日目

2016-08-24 阿部 果歩

インターン3日目。

今日は11時から全体会議です。

みなさんが順番に報告していく中、鉄とすずは机の下にやってきてじゃれてきます。

本当に自由気ままだなあ笑

会議の後はスタッフ全員で社内のお掃除!

綺麗になると気分も良くなりますね。

回覧用紙、電話注文用紙、自主研修用紙などの作成をしていたので、

シュッとカッターで紙を切っていくことが快感でした。

夜は共同DM封入大会に参加するので、そこでもたくさん学べたらと思います。

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インターン2日目

2016-08-23 阿部 果歩

インターン2日目。

今日は雨風に襲われるわけでもなく、

電車で押し潰される(正しくは、背が低いので埋もれる)わけでもなく、

私服にスニーカーで、昨日よりも気が軽くなりました。

今日は素読みと、間違いがないかを確かめるfact作業、客注のデータ打ち込みなどをしました。

また、神二新聞を地域のお店や小学校に配布するお手伝いもさせていただきました。

若者の街のように思っていた原宿ですが、神宮前二丁目を歩いているとレトロな雰囲気のお店が多くあり、風情があって素敵な街だと感じます。

嬉しそうに冊子を開いてくださる方もいて、制作には携わっていない私も嬉しくなりました。

人々を笑顔にできる出版ってやっぱりすごいです。

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リオ五輪・競泳のはなし

2016-08-22 田村 美沙紀

リオオリンピックで一番注目していた競泳。
特に背泳ぎの入江陵介選手を応援していたのですが、
100mも200mも400mメドレーリレーも結果は奮わず…。
とっても悔しいけど、
そろそろ世代交代なのでしょうか…。

そして、4月の日誌に同級生がオリンピックに出ると書いたのですが、
彼は競泳200m個人メドレーに出場して、なんと4位に入賞!

決勝に残っただけでもすごいですが、レース内容もすごく良く、
途中、150mをすぎたあたりではマイケル・フェルプス選手に続く2位につける場面も。
「え、もしかして銀メダル取っちゃう!?」と思いましたが、
最後の50mでラストスパートをかけた萩野公介選手などに抜かれてしまいました。
残念。

さて1年後、2年後、そして4年後には、
誰が競泳界のトップにいるのでしょうか 。

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インターン初日

2016-08-22 阿部 果歩

初めまして。インターン生の阿部果歩と申します。

今日からドキドキのインターンですが、あいにくの大雨。パンプスはずぶ濡れで波乱の幕開けです。

台風の影響で電車も止まったり遅延したりするに違いないと、7時半に家を出ましたが、なんともスムーズに着いてしまったもので、スタバでリッチな朝食をとってきました。

この時間を潰しているときが一番緊張したのですが笑

初日の今日は覚えることが沢山あります。コーヒーの作り方やゴミ出しなど基本的なものを教えていただきました。

神二新聞の献本作業も行いましたので多くの方々の手元に届きますと幸いです。

社内の皆さんは本当に優しくて、流れる心地よい音楽と自由に動き回る2匹の犬たちに癒されています。

午後には取材に同行できるということで、ますますドキドキです。

出版志望の私にとってこの2週間は全てが勉強になります。そんな私を暖かく見守っていただけたら嬉しいです。

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ぼくのなつやすみ

2016-08-19 田中 美菜

っていうゲームありましたよね。やったことはありません。

先日、社会人になって初めて「夏休み」というものを取りました。
6日間という、社会復帰が危ぶまれる長さでした。

夏休み中、何をしていたかというと。

前半は夜9時に寝て、翌日お昼の12時に起きる生活、

後半はちょっと出掛けて引きこもる生活、

夏休みを存分に楽しんでいる人には怒られそうな、
そんな怠惰な夏休みをすごしたのでした。
(後半には、夜中までゲームをするという、学生みたいなことはやりました。)

そのかわり疲れはスッキリ取れたので、無事に社会復帰を果たせてホッとひと息です。
シルバーウィークまではがんばりたいと思います。

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体質改善の必要性を感じる

2016-08-18 佐藤 智砂

夏風邪がようやく終盤戦に入ったような気をする。

長かったなーー。鼻水が大量に出て、2週間でティッシュ3箱は消費した。

途中で鼻の下の皮がむけてきたので、

仕事中に使っているティッシュを、お鼻に優しい高級ティッシュにかえました。

もちろん自腹で(当たり前)。

最近、よく風邪をひいてしまい、しかも治りが遅い!

実は、松村もそうらしい。確かに、よく咳をしている。

松村は「これじゃあいけない」と思い、生活習慣を見直すと言っていた。

私も以前は、数年に一回インフルエンザにかかるくらいで

あんまり風邪ひかなかったんだけどなー、と思い返し

生活改善&体質改善を決心しました!

続けられたら、この日誌で報告します!

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とうとう買いました。

2016-08-16 小久保 由美

去年の日誌にこんなこと書いておりましたが
いよいよランドセル購入当事者の年となりました。

娘は和顔で昭和臭が香ばしいタイプのため
私も旦那も「どう考えても赤だよな」と合意していたのですが
当の本人は春先くらいから「うすいムラサキがいい」と主張。

数ヶ月に渡り別の色味に誘導しようと試みたものの
まったく揺るがず。

ぶりぶりな刺繍に、デコラティブなラインストーン、
カラフルなパイピング、そしてパール光沢なラベンダー色。
明らかに自分の趣味ではないデザインに
母ちゃん5万も6万も出せないよ…!
(実際に出すのは爺ちゃんだけど…)

ということで、
色は娘の希望を呑む、だがしかし買うメーカーは母ちゃんが選ぶ
というところで折り合いを付け、
できるだけシンプルなデザインのメーカのラベンダー色を注文しました。

とりあえず一仕事終えてホッとしております。

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双子と対面

2016-07-20 上野 絵美

アメリカに住む姉が、先日、双子を連れて帰省していました。
そのタイミングにあわせ、私も6日間帰省しました。
生後3カ月を迎える前の、まだ首がすわっていない女の子たちです。
双子でも二卵性のため顔は似ておらず、生後3カ月でも性格の違いが見えました。

双子に、よだれかけをプレゼントしました。
このよだれかけ、日本ではここ数年「スタイ」と呼ばれていますが
姉いわく、英語でスタイは「ものもらい」のことらしい。
よだれかけは英語でビブと言うそうです。

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8月の新刊から、書店との直取引にします

2016-07-12 沢辺 均

主に、書店のみなさま

ポット出版は、8月の新刊から新レーベル=ポット出版プラス(ISBN出版社記号・86642)からの発売にして、
書店との直接取引にします。

これまでポット出版として発行してきた既刊本は、取次(日販・トーハン・大阪屋栗田など)からの注文・出荷・返品を継続します。

8月以降の新刊は、トランスビュー扱いで書店との直接取引で仕入れていただき、ひきつづき販売をお願いしていきます。
また、トランスビュー扱いとしての契約がない書店でも、一度だけの直接取引、取次を通した仲間取引として買切りでの取引ができます。

●トランスビュー扱いでの主な条件
・仕入れ額は、希望小売価格(いわゆる定価と同義)の70%が基本です
・返品はすべて受取ります。注文は1冊からおくりますから、必要部数を何回でも注文してもらい不要な返品を減らせられると思います
・午後5時までいただいた注文は、その日に出荷します

●直接取引へ移行する理由
ポット出版はすでに取次をとおした流通でも新刊委託・見計らい送品をやめて、新刊でも書店からの注文を受けた配本をしてきました。
これは、一般のお客さんにも「この本を買ってみよう、売ってみよう」と思ってもらえる本をつくることをポット出版の基本にしてきたからです。
書店の方には負担が増えるお願いです。
さまざまな情報を入手して、売ってみようと思う本をさがし、注文をしてください、というお願いなのですから。
昨今は、出版物の売上・書店の閉店などの問題が指摘されています。
これらへの対応として、まったく新しい可能性をもった出版物の創出(その一つとしてのデジタル・ネットの活用)ももちろん必要なんだろうと思います。
同時に、買ってみたい本・売ってみたい本をつくるこがそのオオモトの基本だとしか思えないのです。

直取はまた、現在の本の流通の問題のいくつかを具体的に解決します。
・本屋で注文しても、時間がかかり、いつ入荷するかも追跡できない
 →書店にも即日出荷する
・返品(送料コストばかり往復かかるが売上額はゼロ)が40%もある
 →出版社側の希望的観測にもとづいた送りつけをなくす
などです。

ほかにも本の流通にはさまざまな問題があります。
本の存在を知らせるオオモトになる、本の情報が業界からうまく発信できていない。
この間、ぼく自身、業界の委員会などに参加して、業界全体の改善にも取組んできたつもりですが、さまざまな利害を抱える大手出版社を中心とした
改善の取り組みは満足できるものではありませんでした。ほぼ絶望しています。
まず自らできることを、タンタンと進めていこう、というところに改めて戻ろう、とも考えました。

●つくった本の情報をとどけますから、売ってみようという本をみつけてください
書店のみなさま
ポット出版プラスとポット出版でつくった本の情報をみなさんに届けるように、最大限取り組みます。
具体的な方法は、豊かな書誌情報をつくり、ネットで探せる環境を準備して(版元ドットコムをぜひ活用ください)、ファックスでも届ける、
新刊はネットでためし読みも公開する(コチラ)、
といったことくらいしか思いつきませんが。
ぜひ(ポット出版プラスとポット出版の本にかかわらず)売りたい本を見つけて、お店で売ってください。
読者のみなさま
ポット出版プラスとポット出版の本の入手方法はこれまでと変わりません。
書店で見つけてください。
見つからなければ書店に注文してください。
ネット書店でも、出来る限り早く届けられるように改善しています(もうすぐ大きな取り組みが実現しそうです)ので、探してみてください。
内容がイメージできるように、どんな内容なのかといった情報は豊富に公開しています。新刊はネットでためし読みがでます。
新刊発行と同時に電子書籍判も発売します。

ポット出版プラスとポット出版、これまで同様ご贔屓に!

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15年ぶり

2016-07-05 山田 信也

この前に日誌を書いたときは開幕したてでうきうきだったのに、、、7月以降では15年ぶりの、最下位。ノムさんが監督の時代以来だとか。交流戦の前までは、なんとか5割前後だったのに、、借金が8。でもまだ、2位以下はたいして差はないし。最後までにはもう少しは阪神の順位があがるといいなあ。。

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夏の計画

2016-07-04 松村 小悠夏

夏が大好き、冬は動かなくなる松村です。
毎年この季節になると、今年の夏こそは夏らしいことをしよう!と思います。
1.花火大会もしくは夏祭りに行く
2.浴衣を着る (1.と同時でも可)
3.海に行く(ただし泳がず、砂浜でぼーっとするだけ)
4.風鈴を吊るしてみる
5. かき氷をたくさん食べる
6.桃を最低20個は食べる
ざっとこんな感じですが、残念ながら去年は一つも実現できませんでした。
今年の夏こそは最低3つくらいは実現したいです。

あと、花火大会のおすすめは、海辺でやる水上花火です。
涼しいし、 水面で打ち上げる花火は、半円が水面の上から覗くので
なかなかレアな花火のかたちが見られます。

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コスメ断捨離

2016-06-29 田村 美沙紀

昨日、佐藤と上野と話していたときのこと。

「化粧品がなかなか減らなくて捨てられない」
「平日用の安めの化粧品は学生の頃から使っているし、
まして休日用のちょっといい化粧品は全然減っていかない」
という話をしたら、
「今使っている安い化粧品 をすぐ捨てなさい」
「ちょっといいやつを平日も使った方がいい」
と二人に諭されました。

理由は 「(休日より)平日の方が多いから」。
休日だけ使ってたら一生かかっても使いきらないけど、
平日に使えば減っていくし、その化粧品を楽しめる回数が増える、と。

たしかに。
「まだ使い切っていないのに捨てるのはもったいない」
と思っていましたが、
「いいものを使わず劣化させてしまうのはもったいない」
とも言えるなぁと気付きました。
ということで、今週末はコスメ断捨離をしてみようと思います。

ただ、1個捨てたら新しいのがまた1個欲しくなる予感もしています。

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夏ですね。

2016-06-28 田中 美菜

とうとう梅雨がやって来ました。毎日ハッキリしない天気が続いていますね。
どんどん気温が上がってきて、週末は30℃を超える予報です。

何を隠そう、暑さにめっぽう弱い自分。
すぐに具合が悪くなります。
逆に寒さには強く、冬のほうが外へ出かける頻度が上がります。
寒さは着込めば平気派です。

逆に、ポットの松村は夏が大好きなんだそうです。
曰く、暑ければ暑いほど燃えてくる、んだとか。
そして寒さにめっぽう弱く、冬場は真冬の受験生の様な防寒具合で仕事をしています。
着込んでも寒いものは寒い派です。

松村が元気で、田中が動かない、そんな夏が今年もやってきます。
早く夏が終わらないかなぁ……。

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会議コーナー、ほぼ完成

2016-06-24 佐藤 智砂

今までの会議室より狭くなるんだからと、本の整理をしたのですが

捨てすぎてしまいました。

こんなに本棚が空いている……。

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それから、社内を土足OKにしました。ラクでいいわー。

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GW進行、終息

2016-06-23 小久保 由美

3月中旬あたりからGW進行でずっとバタバタしていたのが、
やっと終息しました。長かった…!

バタバタしている最中は、旦那に娘のお迎え〜寝付かせをお願いして
どうにかまわしていたのですが
どうにまわらずに子連れ出社も数回。

娘はこの数ヶ月で鉄すずと、新入りの(現在は出社しておらず)との交流を深め
会社が大好きに。

鉄に食べ物を奪われそうになると逃げ回って半泣きになっていたのですが
今や「待て!」とたしなめることもできるようになりました。

そして最近は、父ちゃんにも「待て!」と言うように…。

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『同性パートナーシップ証明、はじまりました。』をつくったときに、考えていたこと。

2016-04-28 沢辺 均

版元ドットコムの「版元日誌」のために書いたのですが、コチラのポットの日誌にも掲載しておきます。
今の日本社会にとって、一番大切なのは、自分の価値観・考え方と他の人の(自分のモノとは違った)それを、どうやって「共存」させるかという ことだと思う。
恋愛やセックスが好きな人と、嫌いな人、どっちでもいい人。その対象が異性か同性か、どっちでもいいのか。
さまざまな「人それぞれ」を尊重するってのは、今の日本ではなんとなく「そうだよね〜」ぐらいの合意ができているように思える。
ところが、その「人それぞれ」のことから派生する社会制度のことになると、途端に正しさの議論になってしまっていないか?
どうにも居心地が悪い、というが常日頃感じる僕の感覚だ。
ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー。
こうした「人それぞれ」を持ち合わせている人に向かって、多くのノンケからのあからさまな罵倒や差別は、あまり見えなくなっていると思う。
もちろん性的少数者を揶揄するようなノンケの軽口もまだアルけれど、それを発するノンケに強い差別意識を感じるかというと、そうでもない。あからさまな差別は、社会のお上品化にも助けられて、社会から見えなくなっている。
ところが、同性同士の婚姻を、社会の制度に組み込むかどうか、という話になると、とたんに、良し悪しの議論が始まってしまう。
僕は「人それぞれ」なんだからいいじゃないの、と思うのだが、どうだろうか?
婚姻には、たんに戸籍上の結婚を届け出る以上に、社会システムさまざまに絡みあうものである。
社会保険も、扶養手当て、遺産相続問題もからんでくる。
こうしたシステムのデザインが、婚姻の制度の一部を変更したとたんにドミノのように影響しだす。
そうやって絡みあうシステム全体をうまくデザインしきれていないという問題もある。だから、「人それぞれ」なんだからいいじゃないの、ではすまなくなる、というはよくわかる。
でも逆に言えば同性同士の婚姻というひとつの問題提起をきっかけに、今の婚姻が影響する社会のシステムを見直すきっかけとして利用するのが有意義じゃないんだろうか。
『同性パートナーシップ証明、はじまりました。 渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法』
という本を、去年(2015年)の12月に発行した。
渋谷区と世田谷区でスタートした「同性パートナーシップ証明」はどのようにしてできたのか、そしてどうやって手続きをするのか、というのが大きく二つの柱になっている。
この制度は、はじめからゴールを見据えて取り組んだというより、まさに偶然が偶然を呼び、さまざまな立場・考えの人の行動が、
いつし か全体に集約され、熱意と思いと偶然(偶然の積み重なりが必然でもあると思う)によって作り上げられたものだった。
いまの社会の成り立ちもまた、さまざまな人の「営み」としか言いようのないふらふらした行動の総和から生まれたものではなかったか。
本来保守的な立場の80代の区長、40代の比較的リベラルな若手区議たち。国政では自民党と連立政権を組む公明党の区議。
昔の言葉で言えば革新という政治的な立場の区長とトランスジェンダーの区議。
こうした政治家を動かすきっかけをつくった街の掃除のボランティア活動。「役人」と揶揄されることの多い公務員たち。
もちろん当事者(最近よくメディアから聞こえるLGBT)たち。
こうした人たちを著者と一緒に訪ね歩くなかで、さまざまな営みの接合の一面を
見ることができた。
そして著者たちが書き上げたこの本は、冷静に現場の側面を切り取ることに成功している。
何十年と取材のようなことをやってきて、久しぶりに予想を裏切られる取材の快感を感じるものだった。

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