ゲイという[経験] 増補版

発行:ポット出版
伏見 憲明 著
定価:3,500円 + 税
ISBN978-4-939015-60-1(4-939015-60-2) C0095
A5判 / 672ページ /上製
[2003年12月刊行]
印刷・製本●シナノ
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内容紹介

現在の混沌とした、愛と、性と、ライフスタイルについて、現代人の生き方指南にして性愛バイブル「ゲイという[経験]」の増補版。1年半で好評売り切れした初版に、ロング対談(伏見憲明×野口勝三)『「ゲイという経験」をめぐって』、中年を迎えたゲイをテーマにした最新エッセイ『曲がり角を過ぎても』の64ページを新たに増補。第40回文藝賞受賞作「魔女の息子」のバックボーンであり、伏見憲明の自伝ともいえる一冊。

目次

■第一部
◆対談
「ゲイという経験」をめぐって
伏見憲明×野口勝三
◆曲がり角を過ぎても

■第二部
◆欲望するミレニアム
「性の解放後」をどう生きるか/『ハッピー・マニア』と時代の欲望/性のプリズム/無関心と興味本位のあいだ/おすぎとピーコの再ブーム/クィア理論の可能性/二十周年のゲイ・パレード/イナバさまの_秘部_を勝手に覗く/男の子の、男の子による男の子のための物語/『半熟革命』文庫に寄せて/オカマのオンナは大人のオンナ/正義から脱力へ/変態するサラリーマン/魅惑のブス/友達いますか?/夢見る老後!
◆ゲイの考古学
プロローグ
前近代の男色とは?
男娼の近代(戦前のオカマ/「上野の森警視総監暴行事件」/ウリを兼ねたゲイバーの誕生/ウリ専の体験)
ある老ゲイの回想 (M検という経験/戦後のゲイの黎明期)
ゲイのアーティスト(林月光の登場/その生い立ち)
ハッテン場の歴史(戦前のハッテン場/日本とヒルシュフェルト/戦後のハッテン場)
ゲイバーの系譜(伝説のゲイバー「ブランスウィック」/「ブランスウィック」に集った人々/新宿二丁目以前/新宿二丁目のゲイタウン化)
札幌のゲイシーン
「夜曲」殺人事件
ゲイメディアへの道(ゲイ媒体の変遷/伝説のゲイ雑誌『アドニス』/『アドニス』が遺したもの)
かびやかずひこ(かびやかずひこが遺したもの/かびやが取り持った愛)
三島由紀夫(三島の死の意味)
伏見版ゲイ年表
◆伏見ゲイ新聞
1999年4月〜2001年10月
column(アザと美醜と差別/新時代への胎動/「弱者」という聖域/「リアルとは何か」という命題/オカマたちの雪解けの巻/新しい「男らしさ」の模索/〈嫌い〉の有効活用/理解不可能なHPの巻/本質主義という巨悪と闘う?/性愛? それとも友愛?/_二丁目祭り_に思うの巻/運動成熟の巻/「今日の出来事」の巻/キャムプの限界の巻/代表者ヅラ?の巻/おかまの友情って?の巻/第二のジャニー喜多川を目指します!の巻/人生を面白がるには…の巻/「欲望史観」による現実への接続/糾弾します!の巻/QJ4の感慨の巻/インターネットと雑誌の巻/ゲイパワーとパレードの巻/ゲイが母親を代弁/嫁・姑?の巻/店じまい)
◆〈解放〉と〈懐疑〉の世紀末
「性」のミステリー/トランスジェンダー/性はどこまでわかっているのか/東郷健「私のクィア・カルチャー」/同性愛という劇場/結婚は不自然である/母のオムツを替えるのは誰?/ヘテロの真実/キャンピィで行くわよ!/伏見憲明の性愛大辞典/新しい分野を開拓する快楽?/ゲイと〔ゲイ的なるもの〕/ゲイカルチャーの現状/映画『ポイズン』に寄せて/デビューの日/同性愛者に社会的認知を/『ぼくのゲイ・ブームメント91ー94』あとがきにかえて/ティールームへようこそ/変態さんが行く/エイズと同性愛
◆付録
キャンピィ感覚
プライベート・ゲイ・ライフ

著者プロフィール

伏見 憲明(ふしみ のりあき)

作家/評論家
1963年、東京生まれ、埼玉育ち。
武蔵野音楽大学付属武蔵野高校声楽科卒、慶応義塾大学法学部政治学科卒。1991年、『プライベート・ゲイ・ライフ』(学陽書房)を書いてカムアウト。
その後、旺盛な著作活動を続ける一方で、大学で非常勤講師を務めたり、講演活動で全国を回るなど、ゲイ、そしてクィア・ムーブメントの先駆者的役割を果たす。雑誌『クィア・ジャパン』(勁草書房)責任編集。2003年、処女長編小説『魔女の息子』で、第40回文藝賞を受賞。


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