深沢さんDTP勉強会 第4回

2012-03-12 大原 真理子

レポートのアップが遅くなりました。ごめんなさい。
4回目の今回は、In Designのバージョンがあがるにつれ増えてきた新機能のなかで、
「これは使える」というものを深沢さんに教えていただきました!

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深沢英次さんを迎えてのDTP勉強会 第4回
2012.02.07

CS2 ◎スニペット
Indesignで作ったもの、貼りこんだものを部品として取っておける。
メリット:他のIndesignファイルを開いてコピペしなくてよい/その部品を他の人に受け渡すとき、Indesignデータではなくそのスニペットのファイルで受け渡しができる。
手順: Indesign上で作ったパーツや貼りこんだものを選択して、デスクトップにドラッグ&ドロップ。
するとファイルとして保存されるので、スニペットとして保存されたパーツを使いたいときはそのファイルをふたたび Indesign上にドラッグ&ドロップするだけ。環境設定で、貼り込む位置を指定することもできる。

CS2 ◎オブジェクトスタイル
よく使う効果などの設定を記憶させることができる。
メリット:複数の効果を用いたデザインを頻繁に使う時に便利。(たとえば、角丸+ドロップシャドウなど)

CS3 ◎テキスト変数+正規表現

メリット:繰り返し出てくる表現があるときに便利。同じことの繰り返しの作業を自動化することができる。
「○○の条件のときは○○をする」という動作を入力すれば自動でやってくれる。

CS3 ◎テキスト変数
テキスト変数を挿入したテキストフレームは、定義をしておくと文字スタイル・段落スタイルと連動する。そのスタイルがあたっている部分を変更すると、それに連動してテキスト変数を挿入したテキスト内容が変わる、という機能。
柱をつくるときにとても便利。

CS4 ◎リンクパネル
CS4から、リンクパネルで見られる情報が増えて充実した。
パネルオプションで、自分の必要な情報の表示の仕方をカスタマイズすることもできる。

CS5 ◎複数のページサイズ混在のファイルを作ることができたり、
画像の扱いがillustratorに近くなってきた。(たとえば、回転ツール・スマートガイド機能・すきまツールなど)

その他あれこれ
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◎パレットの位置を、自分の使いやすいように置いて「ワークスペース」として登録しておくと良い。

◎「検索と置換」機能は、コンピュータの基本だから、うまく使えるようにしておくと良い。
プログラミングや正規表現は、その次。
※自動化を使う前に、自分の目で見ながら作業しよう。
(置換されていくのを見て、経験をふやしていき、いろんな置換方法を学ぶと良い)

◎Jedit(テキスト編集ソフト)の「検索・置換」は、勉強になるかも。
・マルチファイル検索機能……同じフォルダに入っているファイルにはすべて検索がかかる

・「ツール」で文字の整形をしておく……半角→全角、全角→半角に変換する文字の指定、

漢字→かな、かな→カナの変換機能を使って、文字を整えておくと、Indesignなどにテキストを流し込んだとき、ラクチンにキレイな組版にするため。

◎プログラム・正規表現でどういうことが出来るのかがわかれば、厳密に覚えようとしなくてもよい。
自動化を使って何がしたいのかを明確にして、プログラムをだれかに作ってもらったり、
教えてもらうことができるから。
ただ、「検索・置換」で出来ることなのか、「正規表現」でやった方がいいことなのかを見極められると良い。
うまく「検索・置換」や「正規表現」を使って、出来るところは作業時間を短縮しよう。

◎親スタイル・子スタイル

ベースとなるスタイル(親スタイル)を継承しつつ一部の設定を変えたスタイル=子スタイル
親スタイルを編集すると、子スタイルも変更される。
たとえば、見出しと小見出しで、同じフォントだけれども大きさを変えたいときなどに便利。

◎段落スタイル「基本段落」は触らないこと
データのやり取りをしたときに、「基本スタイル」が異なると設定がぶつかってしまってトラブルになるので、
「基本段落」はカスタマイズしたりせず、そのままにしておくのが良い。

◎In copy
Indesignファイルのテキスト部分だけ触れるようになっていて、それ以外は触れないようになっているソフト。
メリット:編集者やライターが、Indesignで作られた先割レイアウト上で直接Indesignファイルでテキスト入力・編集をする、つまり原稿を書ける。

文字数を確認しながら書けて、レイアウトも確認できる(文字詰めの設定なども引き継がれるので、実際の組版を確認しながらテキスト編集ができる)
先割レイアウトに後送で原稿を流し込んだら、文字量が合っていなくてレイアウトを再度調整したり…なんてことを防ぐことができる。

◎校正やりとり
・PDF上での校正……×
・出力して赤字を入れ紙をスキャンしたPDF……○
・出力して赤字を入れた紙をFAXで送る……○

↑PDF上での校正したデータは、ふせん機能など、画面上で切り替えながらの確認が面倒なので、
一枚の紙にスムーズに出力出来るデータの方が良い。

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「劇場に足を運ぶ」という娯楽

2012-03-08 大原 真理子

最近、毎週末のように映画館で映画を観ています。

「ヒミズ」
「AKIRA」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」

今週末は、
「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観る予定です。
「ピナ・バウシュ 夢の教室」も観たい欲張りです。

「ヒューゴ〜」と「ピナ」は3D上映もやっています。
前売り券だろうがなんだろうが、3D代として、追加料金を取られました。
なんだか腑におちないけれど、シネコンのワクワク感で胸がいっぱいなので、まぁいいです。
メガネをかけている人ならわかると思うのですが
3Dメガネをかけるとなると、メガネ on メガネになってしまうんです。
自分のメガネのフレームに乗せるかんじで、かけることができるのですが
3Dメガネはでかくて重いので鼻にかかる負担が半端ないのです。
ちょっとストレスを感じますが映画が始まれば気になりません。
しかし、メガネ on メガネの状態で下を向くと3Dメガネが落ちそうになるので手探りで飲み物をつかみます。
コーラをこぼします。ちょっとかなしい。

こんなに映画館にばっかり行ってていいんでしょうかね。
ものすごーーーく贅沢をしている気がします。
下高井戸シネマや三軒茶屋シネマで〈2本立て1000円〉の上映を
おしりが痛くても観ていた学生時代を思い出します。
お金はなくとも、時間と好奇心だけは有り余るほどある、そんな時代。

「ヒューゴ〜」の劇中にも出てきたのですが、
昔の人は映画館では、飲食はもちろん、喫煙もOKで、立ち上がって興奮したり
泣いたり笑ったり拍手をしながら鑑賞していたようですね。すてきなカルチャーショック。
大原は拍手がしたいです。
震えたら、立ち上がって、拍手を、したいんです。

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柏屋のソースカツ丼

2012-03-07 大田 洋輔

いま私は芳賀沼製作への取材をしています。
当然福島、会津田島へ行く機会もあります。

会津田島の駅前には「柏屋」というそば屋があり、おそばもおいしいのですが、ここのソースカツ丼が絶品です。
最近iPhone4から4Sに変えたので、大きな写真でご覧ください(クリックで拡大します)。
柏屋のソースカツ丼
ほら、おいしそうでしょう?

東京から3時間くらい!
直通の電車に乗れば浅草から座ったままで着きますので、ぜひ一度遊びに行ってみてください。

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卵焼き修行

2012-03-06 上野 絵美

みなさんのおうちに、卵焼き器はありますか。
あの小ぶりで長方形の、卵焼きを作るためのフライパンです。
私の実家にはあったのですが、
小学生当時、卵焼き器が家庭になかった友だちから
「こんな商品があったなんて!」と感動された記憶があります。
母の姿を見て育った上野は
今でももちろん卵焼き器を使っています。

最近、昼・夜用の弁当を作って出社しています。
といっても、昼も夜も同じメニューで、さらにそれが3日くらい続くのですが…。
ただ、卵焼きだけは微妙に味を変えて、毎日作っています。
いかに見た目がきれいな卵焼きを作るか、がマイブームです。

私は気が短いので、焼いてる最中すぐにひっくり返したくなるのですが
しっかり火が通っていないのに箸でいじくりまわすと、もうアウトです。

ひたすら弱火で、とにかく待つ。
弁当箱に詰めるときも
さっさと準備を終わらせたいので、とっとと包丁で切ってしまいたくなる。
でも、卵焼きが冷めてないときれいに切れません。
ここでも、ひたすら待つ。

夜な夜な卵焼き器を使って卵焼きを作りながら
これで気長な性格になれればいいなあ…と、淡い期待をいだいています。

今日は、きんぴらごぼう入り卵焼きを作るぞー。

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職住近接

2012-03-05 和田 悠里

やっと、2月を抜けました。
塩井さんにデザイン部にヘルプに来てもらった事もあって
去年のような壮絶さではなかったものの、今年は仕事にミームの課題と引っ越しが加わって
仕事以外の忙しさも目立った2月でした。引っ越しも課題も、校了日からこぼれたものも今日終わる(予定)。
ようやく週末がゆっくり使えそうな感じがします。

引っ越して5日ですが、会社から徒歩十分の所に引っ越して本当に良かったです。
以前は、もっと家にいたくてぐずぐずしていることが多かったのですが、
逆にいつでも帰れるので家を出る事への抵抗が減りました。
引っ越し前に会社の側に住むとプライベートがないとかいう意見ももらいましたが
私の実家は自営業で、1階がお店で3階が自宅という職場と生活が混在した場所で育ったからか、
仕事とプライベートをきっちり分ける必要性がいまいちピンと来ないです。
生活がコンパクトになってうれしい。あーもっと早く越してくれば良かった!

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約5年間、お世話になりました

2012-03-01 尹 良浩

本日、といっても日が変わってしまいましたが、2月一杯をもってポットを退職しました。
ポットには4年11ヶ月在籍しました。中途半端です。

私が入社したばかりのとき、多くの人に言われたのが
「いつ辞めるの?」という冗談でした(笑)
実際、話に聞いても当時は人の回転が早かったので、
付き合いのある会社からすれば、
「また人が変わった」という感じだったのだろうと思います。

最初の2年は何度辞めたいと思ったか解りません。
怒られる理由にだいたい納得できていたこと、
濃い経験ができていると感じられたこと、
フォローをしてくださった社内外のみなさま、
逃げるように辞めるのはしゃくに触るという自分の気質など、
いろいろな要因が重なって辞めずに続けてこられました。

そして、振り返ると私も在籍年数では中堅くらいになっていました。
最近のポットは人の出入りもなく安定していますし、
社内も充実して来たように思います。(あくまで入社時との比較ですが。)
自分がポットにぶら下がることをやめるなら今だなと感じたことが
辞めることを最初の最初に考えたきっかけです。

振り返ってみても、お世辞にも仕事ができたとは言いがたく、
社内ではたくさん叱っていただき、社外ではたくさん教えていただき、
もらってばかりの約5年でした。

社内外を問わず、お世話になったみなさまに
この場を借りて御礼申し上げます。

ポット出版は、好調な本が数点でて、これから面白くなるところだと思います。
今後、また近くから見られるのか、遠くから見るのかは解りませんが、
ポットの本には注目し続けたいと思っています。
みなさまにもご注目いただければ幸いです。

約5年間、お世話になりました。
ありがとうございました。

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にしむくさむらい

2012-02-29 山田 信也

2月29日です。うるう日です。2月といえば、31日までない月を覚えるフレーズ、にしむくさむらいは、最近見たネットの噂によると、思ってるほどメジャーではないそうです。拳の骨で数えるとか知りませんでした。しかし、毎回1月から数えていては面倒ではないかと思います。にしむくさむらいが覚えやすいです。

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もう一年、まだ一年

2012-02-27 那須 ゆかり

ここんとこいろいろあわただしくて、まさに2月は逃げて行ったよう。
そして気づいたら3月。震災から一年。
この一年は時の歩みがいつもに比べて遅かったなー。
しばらく同じところでずーっと足踏みを続けていたような気持ち。
もう一年とも、まだ一年とも。

ポット出版の2月の新刊は石ノ森章太郎の「ヤプー3」。
「ヤプー」「ヤプー2」をお買い求めの方は、ぜひ「3」も。
そうでない方もこれを機に「ヤプー」を一読してみてください。

田亀源五郎さんの短編集もそろそろめどがつきはじめました。
刊行まであとひと息です。

あさって29日(水)には、昨年末に出した「女子をこじらせて」の著者雨宮まみさんと湯山玲子さんが対談するトークイベントが行われます。
3月13日(火)には、能町みね子さんと雨宮まみさんのトークイベントが阿佐ヶ谷ロフトで。
申込もはじまっています。お楽しみに!

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「ジュン」シリーズへのご意見、ご感想/2011.12.29-2012.1.31

2012-02-24 高橋 大輔

前回までの分はこちら「「ジュン」シリーズへのご意見、ご感想/2011.11.25-12.122011.12.13-12.28

「ジュン」シリーズを全巻購入いただいた方から、
特典応募のおはがきを多数いただきました。

今日は2011.12.29-2012.1.31日まで到着分のご意見ご感想を掲載します。
(※特典の受付は2012年1月31日をもって締め切りました)

・大好きな石ノ森作品をありがとうございます。(兵庫県/男性)
・ほとんどのものを持っているのですが、「るるぶ」でもお描きになったとは知りませんでした。いろんな判型の本がきれいにシリーズでまとまると作品の価値がしっかりするのでやはりいいと思います。嬉しいです。石ノ森先生の作品はイメージ力がすごくて中でもジュンは1P目から引きこまれがすばらしいです。大切にします。(愛知県/女性)
・一度まとめて「ジュン」シリーズを読みたいと思っていました。懐かしい。どうもありがとう。(東京都/男性)
・単行本未収録作品などもあり、とても良かった。石ノ森氏のあまり単行本化されていない作品を他にも出版してほしい。(鹿児島県/男性)
・カラーページをカラーで単行本として出版されたものは過去にはなかったことで、このような美しい印刷で見れたことをとても嬉しく思います。また、数々の単行本にそれぞれちらばって刊行されていたものを、まとまって読めることで、再び石ノ森先生言葉と出会うことができました。(千葉県/女性)
・石ノ森先生のカラー版サイボーグ009の復刻をご検討いただければと思います。(熊本県/男性)
・ジュンのすべてが分かるすばらしい本です。こんなのをまってました。(福岡県/男性)
・今後も石ノ森先生の絶版マンガの復刊を期待しています(カラー原稿もそのままで)。(東京都/男性)
・ジュンシリーズ大変良かったです。特にリリカ版のオールカラーは最高でした。この本を、長年カラーで見ることを夢見ていました。また石ノ森先生のカラー作品を出してください。(静岡県/男性)
・昔、「ジュン」を見ていた雑誌の手触りや匂いを思い出しました。「サイボーグ009」等は石ノ森先生に色々勝手なことをお話ししていましたが、なぜか「ジュン」だけは何も言ってはいけないような気がしていました。「アイディア・スケッチ」見たら多分泣きます。(東京都/女性)
・懐かしい名作コミックをたくさん復刊して。(東京都/男性)
・出版していただきありがとうございます。COMは、ほぼリアルタイムで読んでいましたが「ジュン」シリーズをカラーで復刻していただき、嬉しく思います。先生も喜ばれていらっしゃるでしょう。(東京都/女性)
・部分的にしか知らなかった「ジュン」の全貌を知ることができ、感激です。(東京都/男性)
・よくぞ出してくれました。感謝感激です。(東京都/男性)
・もう少し価格が押さえられなかったのか、それから虫プロ版、朝日ソノラマ版の単行本についての資料もあってよかったのでは。次は「カラー版サイボーグ009」の復刻をお願いしたい。(京都府/男性)
・今回書籍化された事がとても嬉しかったです。各巻ごとに異なった仕様で作られており表紙等もとても良かったと思います。(値段もそうですが、一冊一冊が豪華だな、と感じました)また、ジュン君も各巻ごとに色々な彼が見られて楽しめました。独自の世界観も魅力的でカラーの色鮮やかさにはおどろきました。大切に読んでいきたい本になりました。(神奈川県/女性)
・大変美しく、スバラシイ復刻に感動です! 特に「0」のようなもので一冊まとめていただけるとは……。価格はもう少し安い方が良いのですが、まあ仕方ないか。(愛知県/男性)
・石ノ森先生のマンガ作品の完全版(豪華版)出版、待っています。(神奈川県/男性)
・素晴らしい企画でした。もう少し、価格が安ければ、なおよかったのですが。(東京都/男性)
・当方、四十代のおっさんですが、私の中にも依然ジュンがおります。(神奈川県/男性)
・「ジュン」のすべてを、一度に読めるのはとても嬉しいことです。特にリリカ版のフルカラーは有り難く思います。「アイディア・スケッチ」も楽しみにしておりますのでよろしくお願い致します。(千葉県/男性)
・前略:大変懐かしく昔買った朝日ソノラマ版を上回るクオリティでパーフェクトな「ジュン」全集だと思います!! 故・石ノ森先生の偉業をまだまだ発掘してほしいと願ってますので次回の出版物に期待しています!! 草々(大阪府/男性)
・全巻満足のいくものでしたが、B5サイズでもよかったのではないか、と思っています。(福井県/男性)
・貴重な石ノ森章太郎のジュンシリーズ、とりわけフルカラーのジュン3のフルカラー復刻はとてもありがたかったと感謝です。私の手元には虫プロ商事昭和54年頃の石森章太郎選集の1部があり、初期のみずみずしい石森作品を今も襟を正し読んでいます。今後も意欲的な書物の刊行を楽しみにしています。手塚治虫全集の300冊も手許に揃っています。今後のご活躍に期待します。(岐阜県/男性)
・10代の頃「ジュン」にはまっていまして、COM以外にも作品があるとわかり、なんとか読めないものかと思っていました。その後いくつかは単行本となり読む機会もありましたが、関連する作品も含め、すべてカラーで全集としてまとめられるなんて…素晴らしい企画だと思いました。(愛知県/男性)
・おそらく手塚氏以上の才能があると思われる石森氏はもっともっと評価されるべきだと思います。(兵庫県/男性)
・ジュンシリーズをまとめて出していただき、初出に近い構成をふくめ感謝です。(富山県/男性)
・サンリオが出版していた「リリカ」が好きだったので、とてもよかったです。(大阪府/女性)
・もういくつも別のバージョンの「ジュン」を持っていますが、これが一番いいですね。私の宝の一つになりました。(愛知県/男性)
・石森の本は800冊ほどあり、ジュンのすべてはほとんどあるのですが、ずいぶん考えた結果アイディア・スケッチのあのカラーに負けました。全9枚フルカラーには心動かされました。(青森県/男性)
・これからも豊富な企画をお願いします。(広島県/男性)
・値が上がっても良かったので全ページカラー大きさもB5でもうこれ以上の出来の本はないというものを作ってください。ヤプーも4巻まで出してくださいね。(岐阜県/男性)
・素晴らしい作品集です。全巻購入しました。(静岡県/男性)
・この本が出るまで「ジュン」にこれほどの種類があることを知りませんでした。「ジュン」の世界を充分堪能させていただきました。ありがとうございました。(新潟県/男性)
・かつて月刊「SF-マガジン」(早川書房)に連載された7P(セブンピー)がもれていたのは残念。いつか補足版としてでも出してジュンを完完完…結させてください。(京都府/男性)
・今後も石ノ森先生の作品(オールカラーの009とか、角川の全集に近い感じのとか)もっと出していってほしいです。がんばってください。(兵庫県/男性)
・全巻ともとてもよい装丁と内容でした。ずっと、忘れられたままだったジュンの復刊とてもうれしかったです。(東京都/男性)
・「レインボー戦隊」を復刊してほしい。「歌謡アニメ」をDVD化してほしい。(長崎県/男性)
・「ジュン」の作品世界を大切に再現されていて素晴らしい本でした。とても良い出来でした。今回と同様なイメージで是非「サイボーグ009」のカラー版(昔、講談社から刊行され現在絶版、入手困難な本、全7巻)を復刊してほしいです。よろしくお願い致します。(神奈川県/男性)
・石ノ森章太郎の昭和40年代頃のサンコミックス版等初期作品の復刻版出版を希望します。角川書店のごく閉じられたところでの全集など入手できなかった一般庶民へ愛の手を差しのべて下さいませ!(広島県/男性)
・今まで入手できなかったジュンシリーズがまとめて入手できて嬉しいです。ただ、ハードカバーよりソフトカバーの方が読みやすいので個人的によかったです。(岡山県/女性)
・ジュンは大好きな作品で、完全復刻版は本当に嬉しかったです! サイズもちょうど良く満足しています。(兵庫県/女性)
・死ぬまでに石ノ森先生の作品をすべて読みたいと思っています。なかなか読むことができない作品(特に短編集)をシリーズで出してください。(埼玉県/男性)
・作品が発表されてから数十年経ち、現在読むことが困難だった作品たちをこのような形でまとめてくださったことを嬉しく思っております。全巻楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。(鹿児島県/女性)
・すばらしい企画をありがとうございます。石森先生のカラーの色づかいが大好きなのですが、リリカ・アパッチ版など初見の原稿も多く感動しました。本の大きさも手ごろで読みやすいです(大きすぎない)。(東京都/男性)
・全作品を見て高い水準のものと思いました。(岐阜県/男性)
・石ノ森章太郎ファンクラブの会員です。大好きな作品の発刊ありがとうございます。(兵庫県/男性)
・読めないとあきらめていた本が読めて、良かったです。これからもこのような本の出版を希望します。(新潟県/男性)
・感激。(愛知県/男性)
・初めて「ジュン」シリーズを読みました。石ノ森さんの萬画は切なく感じる事が多々ありますが、「ジュン」はとりわけ全編通してとても切なく重い。しかしそれが心の琴線に触れて何度も読み返してしまうのです。今のマンガ家に描けるのだろうか。さすが萬画の王様。全5巻の価格は高い。高いがスバラシイ。(栃木県/男性)
・長い間待ちに待って、やっと「ジュン」に全部出会えました。これからも色々と出してください。(広島県/男性)
・他社数社より既刊しているものよりも小判だったのが残念。(東京都/男性)
・読みごたえのある内容で楽しめました。(愛知県/男性)
・これからも石ノ森先生の完全復刻を出すことを希望します。よろしくお願い致します。(東京都/男性)
・前々から読んでみたかった「ジュン」の復刻、とてもありがたかったです。カラーの再現もうれしい! 石ノ森先生のカラーはとても魅力があるので……。(広島県/女性)
・今後も極上の企画本を出版していただけたらと期待しています。(鹿児島県/男性)
・あの「ジュン」が、こういうまとまった形で出版され、手に入れることが出来るとは、夢にも思いませんでした。あつくお礼申し上げます。(鹿児島県/女性)
・リリカ版が初めての単行本化でとても感激しました。ありがとうございます。次はオールカラー版「フィンピーとボク」よろしく!!(愛知県/男性)
・石ノ森章太郎の素敵な絵に感動しきりでした。(大阪府/男性)
・とても良かった。真の愛蔵本です。(埼玉県/男性)
・企画・装丁ともにすばらしい。よくぞ刊行してくれました。今後とも後世に残ってほしい(復権してもらいたい)著作の刊行をお願いします。期待しています。(兵庫県/男性)
・アパッチ版未読だったため今回の全集を申し込みました。リリカ版より現実世界が詳細で読むのはきつかったですが夢のはかなさが強く印象づけられました。社会派ではなくファンタジー漫画としてこれが読めて良かった。復刻版は下版?から起こしたような質のものも多く手にとっていますがジュンはとても紙も印刷もきれいですね。(大阪府/女性)
・「ジュン」をコンプリートできて本当にうれしいです!!!!(静岡県/女性)
・入手困難だった「魔法世界のジュン」が読めるようになって感激です。赤塚さん(?)達と描いたU・マイア(?)とかいうのも読んでみたいです。(東京都/男性)
・昔、子供の頃、単行本で読んで、成長してから手に入れたかったのですが、その頃には本として存在していませんでした。今回完全版で刊行されて、とても嬉しいです。(東京都/女性)
・大好きなシリーズでしたが断片的な面しか知りませんでした。今回全部手に取る事が出来て嬉しく思っております。(滋賀県/男性)
・ほぼ持っている(読んでいる)のですがまあ、コレクターズアイテムとしてなんというか、つい買ってしまいました。(埼玉県/男性)
・ジュンを知ったのが約8年前……。まさかこのタイミングで復刻版が発売するとは思いませんでした。石ノ森先生の作品で一番好きなのでとてもうれしかったです。アイディア・スケッチも楽しみです!!(神奈川県/女性)
・今後もこのような名作マンガの復刻・出版をお願いします。(大阪府/男性)
・「ジュン」シリーズ完全復刻、とても良かったです。まとめて一気に読めるのは醍醐味がありますね。カラーもとてもステキでした。(神奈川県/女性)
・こういう企画はどんどんお願いします!(東京都/男性)
・ジュンのシリーズは文庫本等で持ってはいたのですがこのようにまとまった形での発刊はなかったのでうれしく思います。特に「リリカ」の分は持ってなかったので今回初めて見ることができました。ありがとうございます。(大阪府/女性)
・他の漫画家のオールカラー作品を発売してほしい。(愛知県/女性)
・カラーページも含めて、一挙に刊行していただいてうれしかったです。(東京都/男性)
・数年前からずっとジュンの本を探していました。完全復刻して本当に嬉しいの一言です。ありがとうございました。(京都府/男性)
・石ノ森章太郎氏の作品を語る上、欠かせないのは短編作品です。できれば、カラーを含めての「短編作品集」を要望します。また、連載モノの当時のカラーを復刻した「石ノ森章太郎カラー作品集」(「読切・短編作品」と「連載作品」と分けて)を!!(静岡県/男性)
・「想い出のジュン」を含め、COM版の「ジュン」から各誌に載せられたカラーページも完全に復刻され、きれいな装丁でそろえられ、感動的でした。(東京都/男性)
・また石ノ森先生の萬画を出版してください。(神奈川県/男性)
・「リリカ」版はサイズが小さくて美しかった当時のカラー・イラストが再現されておらず、残念です。(愛知県/男性)

多数のご応募、ありがとうございました!!

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「電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー」にでます。

2012-02-23 沢辺 均

日誌をサボってます。だれも待ち望んじゃいないと思いますけど(笑)。

でこれは会員限定なので参加ハードルは高いのですが、Twitterでもいいんで、内緒で連絡くれれば、
「特権」を使って何とかします(これまた笑)。

関心のあるかたは連絡を。沢辺

──────────────────────────────
【会員限定】電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー

電子出版制作・流通協議会 会員社 各位

日頃、電流協の活動にご支援いただきありがとうございます。

以下の通り、電流会員限定のセミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー
「電子書籍の新たな方向性について」

 電子出版の制作・流通のプラットフォームづくりを目指す電子出版制作・流通
協議会では文字、音声、動画等を統合した新しい出版コンテンツの構築・検索技
術の研究・開発の方向性を明らかにし、従来の出版市場の規模を越えた新しい電
子出版市場の創造を目指した産官学のメンバーによる新世代コンテンツメディア
研究会(座長:高野明彦国立情報学研究所教授)を2011年1月から全6回実施して
まいりました。
 白熱した議論が展開されましたので、その内容を電流協の会員向けにフィード
バックできるようなセミナーを開催することにいたしました。今後の電子出版ビ
ジネスにお役立ていただくために会員の皆様のご参加をお待ちしております。

会員限定のセミナーになりますので非会員社の方のお申込みはご遠慮ください。

【題目】【会員限定】電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー
【日時】3月2日(金)14:00-16:00
【場所】日本教育会館 7階 中会議室(701・702)
【対象】電流協会員(参加無料)
【定員】先着150名
【参加申し込み】参加ご希望の方は以下のURLより申込み下さい
 http://aebs.or.jp/seminar.html

【内容】
  コーディネーター
   高野明彦氏(国立情報学研究所)

  パネラー
   影浦峡氏(東京大学)
   沢辺均氏(ポット出版)
   井芹昌信氏(インプレスR&D)
   小城武彦氏(丸善CHIホールディングス)

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レーザーに賭ける

2012-02-18 鈴木 明日香

今年の冬はさむいです。
北海道出身の私が言うと、みんなきっとますます実感が湧いてくるんじゃないかな、と思います。
(毎年さむいと言っているのは秘密です)

今夜も雪が降っています。
街頭に照らされた雪はなんだかロマンチックですが、
これからチャリで帰る身の上を思うと心が折れそうです。

でも、こんなに寒い冬なのに、
すでにスギ花粉が飛び始めています。
さっそく花粉をキャッチした私の鼻粘膜はすでにボロボロ。
昨年末から再発した気管支喘息にさらなるダメージを与え、
このままでは、もう吸入器なしでは生きていけそうもありません。

今日もくしゃみ連発で呼吸が苦しくて死にそうになったので、
明日、レーザー治療を受けに行くことにしました。
いきなり明日は鼻を焼いてもらえないかもしれないけれど、
効くと評判の治療法なので、賭けたいと思います。

今年は甜茶にもべにふうき茶にも、アレルギー薬にも頼らずに
春を満喫できますように!
ナムー

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エフメゾで「女子をこじらせて」トークイベント

2012-02-16 佐藤 智砂

2月16日(木)午前1時から、新宿二丁目のバー、「メゾフォルテ」で
女子をこじらせて』の著者・雨宮まみさんのトークイベントが開かれた。

雨宮さんを呼んでくださったのは、メゾフォルテの水曜日のママを務める、伏見憲明さん。

スタートは午前1時!
いつもならもう寝ている時間(最近早寝)。
トークを聞いたら早めに帰って寝なきゃあ、体がもたんと思っていたのに、
トークショーのあとのおしゃべりが楽しくて、結局店を出たのは4時半くらい。

伏見さんのインタビューのうまさは知っているつもりだったけど
この日、あらためてうまいわ〜と感心しました。
一方、雨宮さんは伏見さんのしつこい質問にも逃げることなく、きちんと、答えていた。
なかなかできませんよ。
しかも、「何に発情するのか」みたいな話しなのに、なぜか爽やか空気が。

切通理作さん、中村うさぎさんもトークに加わり、
(このリンクが適切なのだろうか?)楽しい時間だった。

自宅に戻り5時ごろに布団に入って、今朝は8時半ごろに起きた。
まだ元気だけど、無理すると明日ガクッとくるので、きょうは早く帰ります。
明日は自宅の引っ越しだーー。

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洗濯機が壊れた。。。

2012-02-08 五賀 雅子

先週末、洗濯機が突然壊れた。
天気が悪い日が続き、大量にたまってたのに
1回目の洗濯で脱水がNGに…。
週末のうちに何とか手に入れないと、替えの下着がなくなるので
あわてて電気屋さんに買いに走った。

最近の洗濯機は進化しているというから、
この際、洗濯から乾燥まで全部お任せできるものに
しよう! 干す手間もかからないし…。
なーんて、ウキウキ気分でいたら、
繊維が縮まないように低温で乾燥するタイプのものは、
20万円以上のお値段で、到底手が出なかった。

仕方がないので、ワンランク下の洗濯機に。
特価品で何とか10万円を切るお値段のものを見つけたが、
これが何とも中途半端、であることに買ってから気がついた。
乾燥はできるけど、縮みそうな洋服はちょっと難しそう。
タオルならいいか、と試してみたが、
ものすごーく時間がかかるうえに、終了後の乾燥具合は
とても満足できるものではなく、再度物干に干すはめに…。
こんなことなら、乾燥機能のないシンプルな洗濯機にしておけば
もっと安かったのに…。わが家には浴室乾燥機があるのだから。
なまじ、「干す手間のない洗濯」などという、夢を見たがために
高い洗濯機を買ってしまったのではないか、激しく後悔したのだった。

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目から汗

2012-02-03 大原 真理子

毎週金曜日の定例会議で、編プロ部の鈴木さんが涙を流しました。
「1月生まれさんの誕生日ケーキを…今日…注文します……!」

ポットでは、沢辺社長(甘いものが好き) の好意で、
ほぼ毎月社員の誕生日を祝いつつケーキを食べるというイベントが行われています。
鈴木さんは今回、その注文と受け取りを命じられたわけです。

1月は忙しかったので、ケーキの注文という雑務は後回しにしていたわけですね。
わかります。
わたしももちろん後回しにします。小さな雑務ほど後回しにします。
そしてこの「ケーキを注文する」という小さな任務が、いつまでも達成されることなく時間だけがすぎていきます。
そして「ケーキを注文する」という小さな任務が、頭の片隅にずっと居座ります。
そして「ケーキを注文する」という小さな任務が、どんどん大きな存在にふくれあがり、とうてい達成はむずかしいような気分になっていきます。

小さな罪悪感とともに…強迫観念にとらわれ…いつのまにか1月は終わり…催促されないから余計に胸がきゅっとなる…
会議で「ケーキ」という言葉を口にしたとたんに緊張の糸が切れて、目から小さな美しい汗がこぼれたのですね。

以上、わたしの妄想でした。失礼をば。

実情はちがうかもしれないけど、わかります。
その昔「やるべきことをあとまわしにしない本 」みたいな自己啓発本を買ったことがあります。
その本を読破することすらあとまわしにしました。

ケーキは甘くておいしかったです。みんなしあわせそうな顔してました。
だからもう、泣かないで。舘ひろしも「泣かないで」って歌ってるよ。
鈴木さん沢辺さん(甘いものが好き)、ありがとうございます。

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雪国

2012-01-31 大田 洋輔

噂によると今年は寒いらしいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

私は今年に入ってから撮影のため南会津&那須を2セット。雪を堪能しております。撮影は3月一杯までの予定で、あと数回は行く予定です。

東京に住んでいると、雪というのはたまに来るお祭りのようなものですが、南会津はこの季節雪があって当たり前で、しかも数十センチ積もってたりしますから、世界が雪の底に沈んでいるような気持ちになったりもしました。

寒波のせいか「雪はない」と聞いていた那須でも写真のようにけっこうガッツリ降っておりまして、ここで3時間くらい風に吹かれていると、手足の先がヒリヒリとしてきます。
そして陽の光があたることのありがたさを、まさに身に染みて感じます。

春、早くこないかなー。

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ず・ぼん編集後記「出版デジタル機構と図書館のこと」

2012-01-29 沢辺 均

『ず・ぼん』は去年から、月に一本の記事をPDFで販売している。
2月の配信予定は「東大図書館リニューアルで取り組む「知の森」見える化プロジェクト」でプロジェクトに取組む柴野京子さんにインタビュー。
その編集後記に出版デジタル機構(仮称)のことを書きました。
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●柴野さんのインタビューで、出版デジタル機構(仮称)の話をふっているので、少し書いておこうと思う。
出版デジタル機構(仮称)は、9月15日に公表した、出版社を中心に出資する新しい株式会社だ。
●まず、「なぜ出版デジタル機構を作るのか?」だ。 

第一に、いますでに進行しているけど、さまざまな情報がデジタルになって、ネットワークを通じて(も)流通している。
そして、それは今後もますます拡大していくだろう、という「予測」がオオモトの状況認識。
だから、「情報」をあつかう出版という商売も、これに対応しなければならないということだ。

第二に、デジタル化・ネットワーク化がさらにすすんでから対応するより、進行の途中に、むしろ積極的に、先回りして対応することが得策だと考えるからだ。いや、正直に言えば、すでに遅いのかもしれない。でも、やっとわれわれは気がついたんだから、このときに対応しようと考える以外に選択肢はないのだ。

第三に、なら、デジタル化・ネットワーク化が社会的に進行するなかで、出版という商売が対応すべきことはなにか? それは、これまでに作ってきた本をデジタル化することだと考えたのだ、あたりまえすぎるけど。

第四に、そのためにはなにが必要か? 課題は山ほどある。だからともかくデジタル化して販売することを目的にすえることで、逆に課題を克服して行こうとしている。著作権者からのデジタル化の許諾の取り方、契約の内容は? どういうフォーマットにするのが良いか、そのコストはどれほどか?どこで売れるのか? 
こういう課題をひとつづつクリアしなければならないが、課題をクリアする最大の前提条件は資金だ。仮に1タイトルを1万円でデジタル化できるとして、1万タイトルをデジタル化するためだけに必要な資金は1億円だ。実際はリフロー型のデジタル化は、1万円ではとてもできないし、いまでも3万タイトルあると言われている文字もののデジタル書籍に対して、1万タイトルをデジタル化するのではまだまだ足りない。だから株式会社にして、資本金をあつめようとしている。これがまず始めにクリアしなければならないと考えるのだ。

●こうした出版デジタル機構は、図書館にもデジタル書籍を提供して、図書館でも利用してもらうと考えている。
現在の図書館でのデジタル書籍のニーズはまだまだ顕在化していないと思う。デジタル書籍「だから読みたい」というニーズが利用者にある訳もない。
そもそも、デジタル書籍そのものが普及していないのだからあたりまえだ。図書館側もデジタルをどう活用しようかという像を結べていない。例外は大学図書館ではあるが。
なので、出版デジタル機構はこれから、利用者を見据えながら図書館と意見交換をしてその活用法を模索したいと思っている。

●今回の柴野さんのインタビューは、そうした模索のひとつにも生かせそうである。
出版デジタル機構と図書館の意見交換の現場のひとつとしても、このインタビューを読んでもらえるのではないか? と考えている。

●「出版デジタル機構」とググってウエブサイトを見てもらえれば、プレスリリースも、その後に出版社向けと関連事業者向けに開いた説明会の資料などものっているけど、ここにリリースを引いておこう。
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(ココでは出版デジタル機構(仮称)のサイトにリンクしておきます

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断捨離

2012-01-27 上野 絵美

1月に入って急に片付け欲がわきはじめ、
ここ2週間くらい、狂ったように物を捨てていました。
45リットルのゴミ袋を軽く10個は捨てました。
着ない服が60着近くもあって、
もうほんと自分あほか、と思いました。

「何人家族ですか?」というくらい
靴だらけで地面が見えなかった玄関も
今ではすっきり片付いています。

before→Afterの写真をお見せできると
リアリティのある記事になるかと思いますが、
残念ながらbeforeの写真を撮っていません。
もし撮っていたとしても、ちょっと人格を疑われるほどの
散らかりっぷりだったので
アップするのがためらわれますが…。

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あと戻りのできる家=R不動産toolboxコラム

2012-01-23 沢辺 均

R不動産toolboxという、リノベーションのサイトに、我が家が載りました(笑)。
よければ、ご笑覧を。

あと戻りのできる家

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デジクリ連載[18]TSUTAYAの「デジタル雑誌閲覧サービス」の顛末について

2012-01-22 沢辺 均

僕のまわりで話題になっていることがある。
TSUTAYAが代官山の新しい店をオープンした。
< http://tsite.jp/daikanyama/ >

で、話題になったのは、古い雑誌をiPadで読めるようにして、ラウンジのようなところでお客に利用させていたって話だ。「デジタル雑誌閲覧サービス」というのかな?

これについて日本雑誌協会がこのサービスの中止などを申し入れて、TSUTAYAがそれを受け入れたということだ。

出版と新聞の業界紙『文化通信』 < http://www.bunkanews.jp/ > によれば、

日本雑誌協会は12月21日、東京・千代田区の雑誌会館で12月理事会・例会を開催し、代官山蔦屋書店での「デジタル雑誌閲覧サービス」についての経緯が報告された。

12月1日の同書店内覧会で、サービスが著作権法の違法行為に当たるとの連絡が雑協に寄せられたことから、著作権委員会で協議し、編集員会での確認を経て、12月8日にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を訪れ、サービスの中止、経緯、蔵書の種類、配信雑誌の報告など内容とした申し入れ文書を手渡した。

CCC側は可能な限り早く対応するとし、蔵書・配信リストは個々の出版社の問い合わせに応ずるとし、問い合わせ窓口の設置を確認。12月15日にサービス中止の連絡があり、19日に問い合わせ窓口のメールが開設された。

ということだったそうだ。

                ●

そもそも、iPadでの閲覧サービス、僕の聞いたところでは、出版社や著作権者に許諾を得ずに、スキャンして見せていたようだ。で、この話を聞いた最初の感想は「なにもイマイマこんなことやってくれなければよかったのに」だった。

出版界は、本も雑誌もデジタル化には及び腰であると感じてる。必要だと思いながらも、著作権者の許諾を得る難しさとその膨大な作業量、加えてそれらの作業費用をかけて回収できるだけの売上げを見込めるような実例のなさが、主な原因だろう。

そこで、出版デジタル機構(仮称)をつくって、先行投資をするための資金集めから、電子化フォーマットなどの検討などをやっている最中だ。賛同してくれた出版社は140社をこえたものの、まだ株式会社の設立も4月1日を目標に準備に精出しているところ。

もし、もう少し出版デジタル機構(仮称)の具体的な電子化の取組みが開始された後なら、こうしたTSUTAYAの取組みに対し機構でも対応可能になったんじゃないのか? と思ったのだった。

いや、もうちょっと正直に言えば、業界の噂ではTSUTAYAは出版社に相談もしていないようで、それは相談したって出版社の連中はどうせダメだというだけだろうな、と思われたのだろう、って感じもしてた。

でも一言だけ言えば、出版界のムードは変化してるんだ。電子化に対する「後ろ向きの態度」は少しずつ前向きに変化していると。

                 ●

それから一週間くらい、このことを時々思い出していて、あるときに考えを変
えた。

このTSUTAYAのサービスを契機に、出版社は著作権者たちに利用に関する事後承諾をお願い=宣言するのが良かった! と。

ストーリーはこんな感じだ。

・TSUTAYAが古い雑誌のiPadでの閲覧サービスを始めちゃった。
・これが利用者にどうも好評らしい。
・出版社は、当面、リアル書店店頭に限り「デジタル雑誌閲覧サービス」を了解した。
・利用許諾権はそれぞれの著作権者=書き手・カメラマン・イラストレーターなどにあるので、それぞれダメと連絡をもらえればTSUTAYAにつたえて当該ページを白く塗りつぶす。
・しかし、すでに発行から充分に時間がたっていて、改めて販売が見込める可能性は極めて低く、TSUTAYA代官山店頭ではとても好評のようなので、どうか「デジタル雑誌閲覧サービス」を了解してほしい、と出版社は著作権者に再び通知。いわゆる「オプトアウト」ってやつだ。

著作権が”使わせない権利”になってしまって、本来見られてナンボの著作物を日陰においておくことにそのルールが結果している、と思っているのだ。

クリエイターのみなさんはどうお考えだろうか?

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -143[2012.01.05〜2012.01.22]

2012-01-22 沢辺 均

●2012.01.05木
新年一日目。
機構準備室会議。

●2012.01.06金
午後、東大図書館に行く。柴野さんにインタビュー。
『ず・ぼん』の取材なのに、出版デジタル機構(仮称)の営業になってしまった。
これ、電子版『ず・ぼん』掲載で近日発行します。

●2012.01.09月祝
整体受ける。よかったー。

●2012.01.10火
経理の幸江ちゃんと打ち合わせ。
昼飯は、出版クラブのランチ。打ち合わせかねてね。
午後はJPOの標準化委員会。
17時からは機構の幹事会・準備室合同会議。
終わって、●●さん(笑)と食事。

●2012.01.11水
中公に行って、本のデザインと組版の仕事の話。機構のことにも。
午後は渋谷区立中央図書館で連絡会。
神保町にもどって機構の普及ワーキング。
その後、中野でげんきな図書館の理事会。今年度でヤメることにした。

●2012.01.12木
午前中機構の準備会会議。
午後はJPOで打ち合わせ会議。
それから、機構でつくるフォーマットの相談。深沢くんともいろいろ相談。

●2012.01.13金
●●社のKさんが機構準備室に来ていろいろお話。進行の報告や「新書祭り」のことなど。
午後は●●社の人たちと会議。
それから、デジタル化の現場を見せてもらう。とっても勉強になった。
東大・柴野さんと「知の森」プロジェクトの相談とか。

●2012.01.14土
改装の相談。

●2012.01.15日
整体だ〜。

●2012.01.16月
午前中は機構準備室の会議。
午後、ボイジャーに、深沢くんとかと行く。
鎌田さんに「やさぐれてる」と言われた(笑)。いや、ホントに気分がやさぐれてた。最近そうなんだ。JU
ポットに戻って中公の本のつくり方を深沢、山田と相談。
ネットでみつけた、「電子書籍情報まとめノート」というのに関心したので、
作者の山口海さんを「呼びつけて」メシをくう。
こうやって一人でいろいろ調べたりしてる人はいいな、と。
もどって、デジクリ原稿「TSUTAYAの「デジタル雑誌閲覧サービス」の顛末について」を書いて送信。

●2012.01.17火
午前中、マンション管理組合理事会をサボって、機構へ。
●●社の社長さんたちとお話。
昼にNDLの人がきて一緒に昼飯。
午後は、電子書籍→読み上げに取り組む岡山さんと打ち合わせ。
●●社の人と打ち合わせをしたのち、図書館モデルの準備室内打ち合わせ。

●2012.01.18水
久しぶりに午前中はポットでいろいろ。午後から機構へ。
岩松了さんのチケットポスター発見。これ、脚本を本にしますから乞うご期待。
岩松

●2012.01.29木
ははは、すげー会議だらけの一日
午前中はJPOとの会議。神楽坂。昼は、さぼうるで機構や電子書籍からみの相談。
午後は、機構の図書館モデルの話をしに●●社。
システム開発のキックオフ会議。
17時から幹事会+準備室の会議。
終わって、金丸さん、古川さん、佐藤さん、植村さんとメシに。
古川さんはJUNのファンだったんだ。復刻版を買ってと営業したり(笑)。

2012.01.20金
午前中はポットでデザインの仕事の打ち合わせ。
午後は「新書祭り」の相談をしに、出版社へ。終わって機構メンバーで打ち合わせ。
夕方日経電子版の記者が取材に来る。
夜ポットにもどって、いろいろと雑多な打ち合わせ。

●2012.01.21土
たまった仕事、考えを整理したりしたかったので、ポットへ。それなりにはかどるけど、まだ目標まではクリアできない。
夜は久々にベラミナイト。
マスターにいきなり「Sweet home Chicago」をリクエストされちゃって、調子狂う(笑)。
いやー、だんだんうまい人の割合が増えて、気後れしたのかも。
ベラミナイト
●2012.01.22日
今日も、たまった仕事、考えを整理したりしたかったので、ポットへ。
結構、進められたけど、これからまだかたしたいことあるんだよな。

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