雑誌「サンキュ!」2018年8月号(ベネッセコーポレーション発行)
2018-07-03 上野 絵美
Comments Closed
先週に引き続き記事のfactチェックを行いました。
今日は就活の説明会があったため、いつもより遅めの13時出勤です。日々時間が足りないと感じながら仕事をしているのですが、今日は本当に一瞬で終わってしまいました。
factチェックは先週扱った記事のシリーズと同じものをやりました。地名や歴史、人名や住所がたくさん出てくるのでその出典を一つ一つ探し、証拠となるサイト画面をスクショをして印刷しました。改めて出典を探す作業の大変さが身にしみました。グー◯ルマップもWik◯pediaも出典の証拠にはなりません。一番信用できるのは公式サイトです。その公式サイトがうまくまとまっていない時があり……いや、それどころかしっかりまとまっているほうが少ないくらいでした。
読者の目に入るたった数ページを確認するのにたくさんの時間がかかりました。もちろんこの過程は記事を制作する上でのほんの一部分の仕事にすぎません。しかし、読者に正確な情報を伝える上で欠かしてはならない仕事です。もちろん私一人のチェックだけではなく、この後にも先輩の社員さん方が更に訂正をして何度も確認をしてやっとひとつの冊子が完成するわけですが、改めて世の中で出版されている印刷物全てにたくさんの時間と人が関わっていることを再確認しました。分かっていたつもりでしたが、実際に目の前で見て、自分が関わらないとなかなか実感できないものです。その過程に少しでも関わることができていることに感謝しつつ、今日も日誌に20分もかけてしまったことを反省し退社したいと思います。
明日は就活で一日お休みを頂いたので次は来週の出勤です。
Comments Closed
青弓社単行本『田原俊彦論』のカバー・表紙・扉のデザインを担当しました。田原俊彦については、『教師びんびん物語』はなんとなく知っている気がするくらいで、あまりよく知らないのですが。。
印刷仕様
カバー
用紙●コート/四六判/Y/100kg
刷り●2C スミ+TOYO11049(金)+TOYO10071(赤)
加工●グロスPP
表紙
用紙●エアラス・スーパーホワイト/四六判/Y/200kg
印刷●1C TOYO11049(金)
加工●なし
見返し
用紙●レザック66・べに/四六判/Y/100kg
印刷●なし
加工●なし
カバー使用書体
筑紫A見出ミン・筑紫明朝B・筑紫オールド明朝R
Comments Closed
もうすぐポット出版プラスより刊行の千木良悠子『戯曲 小鳥女房』
(7月4日にはB&Bで千木良悠子×高橋源一郎による刊行記念トークイベントあります)
ウェブ上で「試し読み」ができるようにしました。
戯曲、演出ノート、あとがきのそれぞれ2ページずつなので、ほんのさわり程度でしかありませんがご覧ください。
本の紹介ページはこちら
Comments Closed
今日は記事のfactチェックをしたのでそれについて書きます。
記事の校正をするために行う「付け合わせ」という作業がありますが、記事が正しいか否か確認する上で注意するポイントがいくつかあります。
文章が日本語としておかしくないかの確認、表記の統一がされているかの確認(例:算用数字と漢数字)等々ありますが、その中の一つ「factチェック」は住所や著者などの情報が本当にあっているかどうか、という非常に重要な内容確認です。
今回は主に、記事が紹介しているお店の住所や電話番号、営業時間などの店舗情報とアクセス(掲載されている地図の指す位置)の確認でした。
説明を受けたときは「グーグルで調べれば出てくるな」と甘くみていたのですが、いざ調べると、公式サイトが見つからなかったり、グーグルマップの情報と微妙にズレた位置が出てきたりと、ネット上で正確な情報を探すことは思ったよりも大変でした。
情報検索は大学で司書課程を取る際に受講する、レファレンスの授業で散々やったと思い込んでいましたがまだまだ甘かったようです。
こういったチェックをしっかりして発行するからこそ、書籍のほうがネットに比べて情報の信憑性があるとされているので、間違った情報がないか見落としがないように細心の注意を払いました。
ネット検索をすることに慣れてしまっているので、普段の生活の中でも情報の信憑性の確認を心がけていきたいです。
Comments Closed
ウェブサイトの
絵本から広がる子育て「絵本ナビスタイル」で
「ありそうでなかった!日本語と英語で作る楽しいおにぎり本」として
『おにぎりレシピ101』が紹介されました。
やっぱり、おにぎりって大好き!
Comments Closed
ママと子どもの明日を応援!!
『月刊Little mama』の福岡版の
「ぴったりが見つかる 親子の絵本時間」というコーナーで
『タンタンタンゴはパパふたり』が紹介されました。
今月の質問「我が家はシングル家庭です。世の中には色々な家庭があるこをと伝えられる絵本はありますか?」という質問に対して、
3冊の中のうちの1冊に選んでいただきました。
選んだ人は、絵本と図書の親子ライブラリー ビブリオキッズ 司書の安藤さんです。
『月刊Little mama』のサイトではバックナンバーも含めてすべて読むことができます。
Comments Closed
今日は一日の大半をテープ起こしに費やしていました。イヤホンで聞きながらそのまま打てるといいのですが、タイピングが遅いためにいちいち止めながら打ち込んでいるので10分程度の取材を文字に起こすのにまだ1時間程度は掛かってしまいます。正確な指の位置を覚え、手元を見ず打てるように精進していきたいです。
その他は献本を包装する作業、ポットで記事を担当した雑誌の記事をファイリングするという作業をしました。
献本は、本を出版した際その本に関わった方々……例えば作者さんや作者さんに関わりの深い方、取材に協力してくださった方々など……に出来上がった本をお送りすることです。本を箱に詰めるときは、受け取った人が開いたときに天(書籍を立てたときに上に当たる部分。逆に下は「地」と呼ばれます)が上にくるようにするなどのマナーを教えて頂きました。
その出版された本は、以前少しだけ引合せをした際に原稿の状態でみたものだったので、本という形で自分の手元にあることに感動しました。
ファイリングは、雑誌をばらして記事ごとにまとめていく作業です。ポットが編集をおこなっている雑誌の中には、雑誌そのものを丸々一冊作っているわけではなく、その中の一部分だけを担当しているものがあります。取材をして文章やレイアウトを担当している部分もあれば、デザインのみを担当している部分もあります。それを来年の号の参考のためにファイルにまとめて保存します。
今回はやり方の説明を受けただけだったので、明日から早速はりきってやっていきたいと思います。
雑誌をカッターでばらしながら、昔ジャンプ本誌の好きな漫画のページだけを切ってファイリングしていたことを思い出しました。今は電子書籍の定期購読に移行し、カラーの時のみ紙で買っています。最近サボってそのままにしているので部屋にたくさん溜まっています。今度のお休みに久しぶりにファイリングしようかなと思いました。
青弓社「猫神さま日和」
八岩 まどか(著)
A5判 160ページ 並製
定価 1800円+税
ISBN978-4-7872-2074-5 C0026
カバーイラストは石黒亜矢子さん。「招き猫と招福鼠」のイラストをお借りしました。
カバー
紙●アラベールスノーホワイト・四六Y・110kg
刷り●プロセス4C
加工●マットPP
表紙
紙●アラベールナチュラル・四六Y・200kg
刷り●特色1C TOYO10837(茶色)
加工●なし
見返し
紙●里紙柿・四六Y・100kg
刷り●なし
加工●なし
Comments Closed
青弓社「つくってあそぼう 本といっしょに、つくってかがくであそぼう」
吉井 潤(著) / 柏原 寛一(著)
A5判 148ページ 並製
定価 1800円+税
ISBN978-4-7872-3436-0 C0037
写真はカメラマンの小泉賢一郎さん(著者撮影のものもあり)
工作の図案、表紙、中面のイラスト、カバーのコラージュ素材、手書き文字、手タレは著者の柏原 寛一さん
子タレはこっちゃんです。
面白い実験、工作がたくさん載っています。
「なんでこうなるの?」「不思議!」と言いながら撮影立ち会いしました。
Comments Closed
中央公論新社の単行本『作家たちの愚かしくも愛すべき中国』で、カバー・帯・表紙・扉のデザインを担当しました。
三人の中国作家のインタビュー・日本の作家との対談・講演録が収録されています。
あまり文学に詳しくないので知りませんでしたが、高行健はノーベル賞作家で、余華・閻連科もノーベル賞候補だそうです。
対談で登場する日本の作家は大江健三郎・中島京子・リービ英雄でこちらは僕でも名前は聞いたことがあります。
●印刷仕様
カバー
用紙●OKミューズガリバーグロス・ハイホワイト・四六判・Y・110kg
印刷●プロセス4C
加工●グロスPP
帯
用紙●コート
印刷●プロセス4C
加工●なし
表紙
用紙●OKミューズガリバーグロス・ハイホワイト・四六判・Y・110kg
印刷●1C DIC C42(中国の伝統色イェンホン)
加工●なし
見返し
用紙●タント・D-58・四六判・Y・100kg
はなぎれ
伊藤信男商店25番(赤)
スピン
伊藤信男商店52番(白)
扉
用紙●OKミューズガリバーエクストラ・ホワイトS・四六Y・110kg
印刷●1C DIC C42(中国の伝統色イェンホン)
●カバー使用書体
筑紫A見出ミン・筑紫ゴシック M/B/D・筑紫明朝 B/E・Adobe Caslon Semibold Italic
Comments Closed
Indesignでテキストを選択している時、shift+クリックで現在の選択範囲を増やしたり減らしたりすることが出来ます。
選択範囲を増やす時は、shift+クリックした位置まで前か後ろに選択範囲を増やします。
何気なく使っていましたが、動作をまとめてみました。
10文字選択した状態(上)で、20文字目のところでshift+クリックすると20文字選択(左下)、さらに30文字目のところをshift+クリックで30文字選択(右下)。
反対方向でも同様。10文字選択(左)と手前に10文字追加し20文字選択(右)。
10文字選択した状態から、一度20文字目をshift+クリックした後、10文字手前shift+クリックする場合、shiftキーを一回離してからやると普通に、10文字手前から20文字目までの30文字を選択する(左)が、shiftキーを押しっぱなしでやると、選択範囲が反転して10文字手前から10文字選択になる(右)。
以上が範囲を増やす方。
範囲を減らす方はちょっとわかりにくいところがあって最後まで解明できなかったのですが。。
20文字選択した状態(上)から、その選択範囲内でshift+クリックすると、選択範囲を減らします。
7文字目でshift+クリックすると、カーソルより後ろの13文字を選択した状態(左下)、11文字目でshift+クリックすると、カーソルより前の11文字を選択した状態(右下)になります。
shift+クリックで入ったカーソルで選択部分を二分して、より多い方の部分を選択するというのが基本動作の様に思えるのですが、、
ぴったり半分の10文字目でshift+クリックした場合は、カーソルより前だったり後だったり安定せず、よくわかりませんでした。
また時々、半分より少ない方の部分の方が選択されるときもあり、選択範囲を減らす前の元々の選択範囲が、ドラッグで作ったものか、全選択で作ったものか、shift+クリックで作ったものかによって影響がありそうな気もするのですが、同じ様にやった(はず)なのに結果が違ったりして、結局、「カーソルで選択部分を二分して、より多い方の部分を選択する」ように動作することが一番多そうというところまでで正確な動作は解明できませんでした。
サンケイリビング新聞社発行の、幼稚園児とママのための情報誌「あんふぁん」。
今回の巻頭特集のテーマは「夫婦円満のコミュニケーション術」。
結婚前のカップルへのカウンセリングを行なっている、石井希尚さんという方に取材に行きました。
実は、私がポットに入社して、「あんふぁん」の企画の案出しや取材候補の提案から関われるということを知ってから
ずっと、いつか取材をしてみたいと思っていた方です。
高校のときに『この人と結婚していいの?』/新潮文庫 を読み(別に結婚願望があったわけではないが)、
その痛快さがいいなあと思っていたから。
フリーペーパーなので、下記から冊子全体を読めます。
https://book.living.jp/ebooks/enfant/enfant/tokyo/201807/index_h5.html#4
巻頭特集のイラストはすぎうらゆうさんです。
Comments Closed
Slackという、チャットのようなツールが「先端」ぽいのかな? よくわかんないけど。
まあ、それなりに長く生きてると、いろんな「団体」や「活動」にハマってて、いくつもの連絡網に関わってる。
社内連絡網は、古典的に同報メールだけなのだが、
Facebookグループ・メーリングリスト・LINE・メッセンジャー、
とかいろいろなツールで連絡をやり取りしてるんだ。
最近Slackというのも使いだした。openBDという版元ドットコムとカーリルで組んで始めた書誌・書影をAPIで提供する取り組み。
何日か前、Slackの広告みたいなやつを読んだ
(1)リアルタイムで連絡可能
(2)組織ごと、テーマごとに「セット」みたいなもん作れるから整理できる
みたいなこと書いてあった。
いつでもメールばっかり見てるんみたいなんで、
作業がはかどらないんだ、ってことでメールが嫌われてるような気がする。
だから(1)は、メールがSlackにかわっただけ。
Slackだけじゃなく、LINEでもなんでもおんなじ。
日々状況が変わるもんで、最初に考えた分類はいつも役立たずになる問題、
から永遠に逃れられないんじゃないか、って思うもんで、Slackつかっても、
またあたらしい分類作っただけ、ってことにならないか?
むしろ分類なんか一切あきらめるしかないんじゃないか?
って気になってる。
ってことで、永遠に解決しないんだろうな、と。
AIでもダメだと思う。
今日は変な日誌でした。
Comments Closed
『藝術経営のすゝめ』中央公論新社、カバー・帯・表紙デザインと本文フォーマットデザイン〜組版まで担当しました。
カバーは、里紙という和紙風の用紙にマットPP加工ですが、紙の凹凸とPPの間に空気が入って、光のあたり具合によっては微かに表面に光沢があるように見えなくもない。カバーの絵は宮本武蔵の水墨画『枯木鳴鵙図』です。
カバー
用紙●里紙・きり・四六判・Y・100kg
印刷●2C スミ+特色DIC N-724(日本の伝統色猩々緋)
加工●マットPP
帯
用紙●コート
印刷●1C 特色DIC N-854(日本の伝統色海松藍)
表紙
用紙●里紙・竹・四六Y・100kg
印刷●1C スミ
見返し
用紙●ビオトープGA-FS・カカオビーンズ・四六Y・90kg
ハナギレ 伊藤信男商店44番(紺)
スピン 伊藤信男商店75番(深緑)
Comments Closed
先日の投稿に、在学中の大学の教授からコメントを頂きました。「具体的な仕事内容が書いていない」とのご指摘です。確かにそうです。というわけで今回はそれを意識して書いていきたいと思います。
今日の仕事は主に「文章をまとめる」でした。具体的には雑誌に載せる文章を、文字数が合うようにかつ内容が伝わるようにうまくまとめるという作業です。こっちの文章は短すぎるのにあっちは長すぎる。もう削るところがないのに20文字オーバー。思い切って減らしてみたら今度は簡潔にしすぎてしまった……などなどとなかなかうまくいかず、思っていたよりも大変な作業でした。そして私の苦手な見出しもつけなければなりません。文章のセンスと、表現をなんとかして言い換える語彙力が問われます。たくさんの雑誌の記事や新聞を読んでそういった知識や能力を増やさなければと思いました。また、作業はInDesignを使って進めました。InDesignを使うのは初めてだったので上野さんに基本的な使い方を丁寧に教えて頂きました。ショートカットキーや操作方法を覚えて、早く使いこなせるようになりたいです。
Comments Closed
ポット出版プラスから7月に本がでます。
カバーに使われている(帯からちょっと顔をだしている)鳥の絵は著者の千木良さんが描いたものです。
7月4日には帯の文章を寄稿していただいた高橋源一郎さんと千木良さんのトークイベントが
下北沢のB&Bで開催されます。
申込み、詳細はこちら
前売りの方が500円お得です。
ということで、本もイベントもただいま予約受付中。
Comments Closed