学生インターンふたりの2週間

2012-08-31 ポット出版

8月20日(月)ポットに学生インターンが2人やってきた。専修大学の3年生高埜くんと廣井くん。
二人とも長身で、掃除のときに天井にあるクーラーの蓋を椅子なしでラクラクにはずしたときには「つかえるやっちゃ〜」とほれぼれ。
今日までの2週間、10時〜17時まで私たちと一緒に机を並べ、一生懸命耳を傾け、まじめに取り組んでくれた。
そんな二人のインターンシップ体験記。猛暑のなか毎日お疲れさまでした![那須ゆかり]

●会社訪問記
文学部 人文・ジャーナリズム学科 3年  高埜 周
 
 専修大学の火曜一限にインターンシップという講義がある。これは文学部、人文・人文ジャーナリズム学科の3.4年生のみが履修出来る専門科目だ。この学部学科の三年生である私は、この科目を履修して、夏期休暇期間にポット出版さまへ二週間の会社訪問をすることを決めた。
 放送・新聞・出版業界と様々な選択肢があった中、私は兼ねてからその実態が気になっていた出版業界を選んだ。その中でポット出版さまは募集人数2名だったのにもかかわらず、応募が6、7名いたので、選考が行われた。その方法というのが作文や面接ではなく、ジャンケンであったため、自信のなかった私でも何とかその当選者として名を連ねることが出来た。
 講義内で配布された資料には、会社ごとに簡単な紹介文が書いてあった。ポット出版については「本の企画、編集、デザイン、流通、etc……本のすべてがわかる」といったような紹介文が書かれており、「すべてがわかるならここしかない」と、それが決め手となった。しかし、自分で調べても教授に聞いても、会社が原宿にあり、犬がいて、多種多様な本を出版しているということ以外ほとんど分からないまま、8月20日のインターンシップ初日を迎えることになった。
 事前に那須さんに、メールでお尋ねして、分かっていたことは「10時に、普段通りの格好で、最低限の筆記用具を持って」会社へ行くこと。その言葉だけとってみると、大学の一限へ行くよりも気軽であるはずだった。しかし、初めてのインターンシップに私はひどく緊張していた。一緒にインターンシップへ行く廣井君と、炎天下、駅から会社へ歩く途中、私は寒気すら感じていた。
 オートロック式の黄色を基調とした、吹き抜けのあるデザインマンションの303号室に、ポット出版はあった。中に入ると那須さんと佐藤さんと犬2匹が迎えてくださった。挨拶をした後、デザイン・編集・出版部に分かれて仕事をしていることを教えて下さった。次に、大田さんに社内のどこに何があるかということと、ゴミの出し方を教えていただくと、早速はじめの仕事をいただいた。エクセルを使って番線印の情報を入力していく作業。私と廣井君は、背中合わせで1人ずつ仕事机を貸していただき、心の準備も整わぬまま初仕事にとりかかった。左の席でセンスのよい音楽をかけながら、煙草を吸いつつ颯爽と仕事をこなしていく上野さんを見て、圧倒されながら私は「本当に出版社に来たんだ」ということを実感していた。そして私は、社員の方々の話を聞き逃さないようにしたり、メモをとったりすることに必死で、緊張している場合ではなくなっていた。

 そうこうしているうちに2週間。土日をのぞいて10日間。いつの間にか私の会社訪問は最終日を迎えていた。その中で私は、今まで知らなかった出版・本のことを多く知る事が出来た。それは例えば、注文販売と委託販売の違いや今までほとんど気にもとめていなかった書誌データのこと、社長の沢辺さんから講義していただいた著作権のことなど数えきれない。私がこのようなことを知ることが出来たのは、会社の方々が私の稚拙な質問に懇切丁寧に分かりやすく答えてくださったり、会議や話し合いを見学させてくださったりしたからだ。
 「出版業界のことを知ってみたい」という好奇心を第一の理由に講義を履修した私にとって、出版・本のことを多く知ることが出来たこのインターンは、本当に充実したものになった。ただ、私はその出版業界のこと以上に、【人が一つの場に集まり仕事をする】ということにおいて大切なことを、この会社では教えていただけたと感じている。それは仲間への気遣いであったり、礼儀であったり、まず自分で考えて行動するということだったりと様々だ。これらのことは直接アドバイスしていただいたものもあるが、私が個人的に肌で感じたものも多々ある。
 ポット出版さまは、服装や喫煙、ツイッターなど自由・自己責任な部分が多い。しかし私が思ったのは職場然としたピンと張りつめた空気が途切れることがないということだった。息苦しいとか全員が黙って仕事をしているとかそういう訳ではない。どこかで談笑がはじまってもそのまま話し続けているということはなく、社員の皆さんはすっと仕事モードに切り替えることが出来るのだ。また、何方かが別の何方かをただ怒鳴るというふうな光景は一度もなく、その個別のことがらをよりよくするにはどうしたらいいかということを分かりやすく指摘・説明されているのが印象的だった。

 仕事をする上でというよりもむしろ、社会に出て様々な人々とコミュニケーションをとっていく上で重要なこと、と言った方がいいだろうか。このインターンでは、そのようなことも学べたと思っている。そう思えた理由に、特に印象的だった二つの出来事がある。ひとつは、上野さんが私と廣井君が作ったメールを確認してくださった時、「自分がどう見られているか、どうしたら丁寧(にみえる)か考えて行動するといいよ」という話をしてくださったこと。そしてもうひとつは廣井君が沢辺さんへインタビューをした時、自分の弱点を見つけ、見つめ、カバーをするとよい、という趣旨のことを話して下さったことだ。それらは全く自分では思いつかないような視点であり、また、いつも何となくごまかしながら「正しそうな」言動を選択していた私にとって非常に新しく心強い考え方であり、アドバイスだったのだ。

 私はインターンシップでこの会社にこれて本当に良かったと思っている。会社の方々は皆さん優しく、私たちに割いていただいた時間や労力のことを思うと感謝してもしきれない。学んだことは多く、消化出来るか不安もあるが、私はこの会社訪問をさらに良いものにしたいと思えたので、学校に戻ったら今まで以上に勉強しようと思った。株式会社スタジオ・ポットの皆様、本当にお世話になりました。そして本当にありがとうございました。

●インターンシップの反省・感想文
専修大学 文学部 人文ジャーナリズム学科三年 廣井俊貴 

 今回、私は専修大学文学部•人文ジャーナリズム学科のインターンシップという形でポット出版にて二週間、職場体験、社会人としての経験をさせていただいた。
 実際に、社会人と仕事をしていく中で様々な課題•反省点が浮き上がってきた。やはり、大学や家庭などでは意識出来ていなかったこと、自分に足りないことや欠点に、このインターンシップを通して気づくことが出来たのは、大きな収穫になった。
 初日のパソコン作業では、番線と書店名、書店コードをエクセルの表に記入していくというものだったが、エクセルの基本操作を忘れていたため、作業に入るまでに時間がかかってしまった。また覚え書き(ISBN、出版社名、著者名、紙質、製本の型•大きさなど)のアプリ起動の仕方を忘れ、ここでも作業に入るまでに時間がかかってしまった。
 Windows7でしかパソコン操作をしたことがなかったため、マックの基本操作にすぐに馴染めず戸惑った。その上、指示された作業の手順を一回で理解する事が出来なかったので、作業の取りかかりが遅れてしまった。パソコンを仕事上、不自由なく使いこなすようになる必要性があると痛感した。
 
 メールの文章構成にも問題があり、上野さんから指導していただいた。撮影に使うクッキーをネットで探し、メールで報告することになった。私は見つけたクッキーのサイトのアドレスだけを記したため、これではクッキーの販売元と販売状況がどこに書いてあるのかが一目瞭然で分からない、とご指摘を受けた。日頃は何となく、相手も理解してくれるだろうという考えで、メールを作成してしまっていたため、このような失敗をしてしまった。件名は短く、丁寧に書く。相手にわかり易く伝えることを意識して書く重要性を学んだ。社会人になってからでは、懇切丁寧に教えてもらえず、失格の烙印を押されてしまうだけなので、上野さんに今回の失敗のご指導をしていただいたことは自分にとって、とても有り難かった。
 
 また、態度や人間性など生活面でも色々とご指摘していただいた。

 沢辺さんに著作権についてレクチャーをして頂いた際、教科書に載っている内容をただ丸覚えするだけでは、応用力が身につかず、社会では通用しないと教えていただいた。言われた事、教わった事をそのままやるのではなく、自分の頭で考え、自発的に行動する事が重要だということ。そして自分の意見をしっかり持つこと。たとえ人から違う意見を言われたり指摘されても、相手に無理に合わせないことだと教えていただいた。

 そして、自分にとって一番気をつけなければならないことを上野さんからアドバイスしていただいた。
 それは、人の話をよく聴くこと。内容をよく理解すること。自分の頭で考え、場に応じた対応をする。自分が話すときも、意見や主張を相手が理解出来るよう、順序立てて話すようにするくせ(習慣)をつけることだ。余計な(聞かれてもいないこと)を話すのはやめる。単刀直入に話すことだ。これらの行為を自分では出来ているつもりでいたが、実は全く出来ていなかったことに改めて気づいた。今後は、人と接する時にはこれらを意識し、自覚しながらコミュニケーションをとっていきたい。お互い気持ちよく過ごしていくためにも。
 
 私がポット出版をインターンシップ先に選んだ理由は、大学卒業後に出版業界(特にスポーツ雑誌を扱っている出版社)に身を置きたいと考えていたため、本•雑誌がどのような過程で製作され、世に広まっていくのかということを学びたかったからだ。
 前回、私が専攻しているゼミの教授である植村先生と共にポット出版を見学させて頂いた際、はたから見ていた作業を実際に自分でやってみると、チェック一つとってみても神経を使い、根気のいる仕事だと実感した。
 一冊の本が出来るまでには、多くの工程があり、また多くの人が関わっている。地道な作業の積み重ねを経て世の中に出ていく。身近な本がどういう風に完成するのかを、ごく一部ではあるが、実際に自分で経験することが出来たのは本当に嬉しく思う。改めて、出版の仕事に携わりたいという気持ちを強くした。 
 
 最後に、お忙しい中、私たちに色々と手取り足取り指導していただき本当にありがとうございました。社員の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、色々とご指導をいただき感謝しております。このインターンシップでの経験をこれからの学生生活でも活かせていけるよう努力しつづけます。

                       
 
                               

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隠密剣士、いまここに甦ります

2012-08-27 鈴木 明日香

2012年9月9日(日)大安、
ついに『隠密剣士、いまここに甦る!』が発売となります。
以前、私が日誌で「ニンニン!」と言っていた本です。

「隠密剣士」は今から50年前、私が生まれる前に放送されたテレビ映画で、
当時の日本に一大忍者ブームを巻き起こしました。
その人気は日本国内にとどまらず、
「The Samurai(ザ・サムライ)」というタイトルでオーストラリアでも放映されました。
サムライという言葉が海外でも通じるのは、もしかしたら隠密剣士のおかげなのかも…!

当時の人気は相当なもので、最高視聴率は40%近くにのぼったそうです。
視聴率40%で調べてみると、
「家政婦のミタ」最終回、ロンドン五輪なでしこジャパン戦(対スウェーデン)あたりが出てきます。
どれだけの人気だったか、なんとなくイメージしていただけますでしょうか。

隠密剣士のすごさはこれだけではありません。
誰もが知っている「忍法空蝉(うつせみ)」「忍法隠蓑(かくれみの)」のルーツは、実は隠密剣士なのです!
ちなみに忍法空蝉のアイディアは、
脚本家の伊上勝が温泉旅行に行ったときに、セミの抜け殻を踏んづけたことがヒントなんですって。

さらにさらに!
製作陣も豪華メンバー揃いです。
製作会社は、「月光仮面」を作った宣弘社。
プロデューサーは、のちに「水戸黄門」「大岡越前」などの超人気時代劇を生み出した西村俊一。
脚本は、のちに「仮面の忍者 赤影」「巨人の星」などを書いた伊上勝。
俳優も、主演の大瀬康一、良き付き人役の牧冬吉、
ラブリーな子役の大森俊介、悪役スターの天津敏などなど、
すてきすぎるメンバーが揃っています。

そして、この作品に欠かせない忍者たち。
敵として登場する彼らですが、そのストイックな精神やわくわくするような技の数々、
軽やかな身のこなし、チームプレイ(?)は、私たちの少年の心をくすぐります。
忍者走りとか、手裏剣放ったりとか、大人が見ても不思議としたくなるんですよ。

こんな魅力にあふれる「隠密剣士」の世界を、
本書はさまざまな視点でコンパクトに紹介しています。
隠密剣士を知らない人もすんなり入ることができて、
知っている人は「懐かしい〜!」と力いっぱい叫びたくなるような内容となっております。

昭和ブームがやんわり続いている昨今、
ぜひぜひ、一度手に取ってみてください。
赤い表紙をバックに、剣を構える秋草新太郎(主役)が目印です。
大事なことなので2回言いますが、書名は『隠密剣士、いまここに甦る!』、です。
現在、絶賛予約受付中です。

宣伝の一環として、名シーンをいくつかYouTubeで公開する予定ですので、
そちらもなにとぞ、よろしくお願いいたします。

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インターン生の生まれた年

2012-08-23 佐藤 智砂

ポットに来ているインターンの席は、上野と私の隣。
もうそんなことじゃ驚かないけど、私の子どもと言っていい年齢だ。
かなり前から「人を見たら年下と思え」になっているから。

「テレカ」を知らなかった彼ら。
その手のもので、ほかに知らないだろうことを考えたのだけど、
那須「チョベリバは知らないんじゃない?」
佐藤「はなきんも知らないよ、きっと」くらいで他に思いつかない。

彼らが生まれた平成4年の出来事・流行語をネット検索してみる。
へー、新幹線「のぞみ」が運転開始したんだ。
毛利さんが日本人初の宇宙飛行ね、
ああ、アメリカに留学していた学生が不審者と誤解されて、射殺されたのはこの年だったのかあ…
などなど、知ってることばかりだ。当たり前。
彼らが私と同じ年齢になるとき、私はもう死んでいてもおかしくない年齢なんだと
さっき気がついた。
だからどうという事はないのだけど…。

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DTP勉強会[第8回]レポート

2012-08-23 大原 真理子

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DTP
勉強会 [第8回]
2012.06.12
今回のテーマ文字組のあれこれ
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●Indesign
のいろいろな文字ツメ機能

トラッキング……適用した文字と次の文字との間を1/1000em単位で詰める。(1000em=全角の文字幅)字間をひらく目的でよく使われる。
カーニング
・メトリクス……フォントが持っているペアカーニング情報をもとに字間を調整する。フォントに「ツメ情報」があるときに有効。
・オプティカル……Indesignが独自に調整している。フォントに「ツメ情報」がないときに有効。
・和文等幅……和文部分は詰めずに、欧文部分のみをメトリクスで組む。
文字ツメ……カーニングが後ろの文字との字間を詰めるのに対して、文字ツメでは文字の前後のアキを詰める。そのため先頭文字の左側のアキも詰まる。
文字組みアキ量設定……文字と文字の間隔(アキ量)をどのように調整するかを、あらかじめ設定・カスタマイズできる。

見た目で読みやすくキレイに詰まるなら、詰め方はどの方法でもかまわない。ただし、バージョンが違うアプリケーションで開いたり、バージョンが異なるフォントで開くときはツメ量が変わってくることがあるので注意。

文字を詰めて組むやり方
本文(箱組)
たとえば文字ツメで0%30%くらい全体を詰めるやり方でもいいし、文字組みアキ量設定を使って文字種ごとのアキを設定するやり方でもいい。たとえば[漢字=ベタ、かな=10%ツメ、約物=75%]とか。
ちなみに文字ボックスの幅は、ヨコ組の場合なら適当な長さでかまわない。約物が入ってきたり文字ツメが入っていたりして、ベタ組になることはほとんどないので。
タイトル・見出しなど
文字ツメでだいたい全体を詰めてから、字間を1字ずつ目で見てカーニングで手詰めする。

本文全体のボリュームの確認
たとえばヨコ組本文の単行本の文字組で、ページの送られ具合を見たいとき、以下のようにすすめたりする。
1)仮組でテキストを流し込んでみてボリュームを見る。
2)当初の予定から余ったりあふれたりしたら編集者と相談をする
3)めざすページ数にむかって調整をしていく。

欧文のハイフネーションについて
日本語組版においては、日本語の文章中に出てくる欧文は日本語優先できれいに見えるように組むことを優先する。
名詞などの単語やURLなど、和文と欧文が混在する日本語組版では、ハイフネーションが純粋なハイフネーションに見えないまぎらわしいケースも多いのでムリにハイフネーションを使用しなくてもいい。単語の途中で改行になってもいいのではないか(?)

文字揃え
ラギッド・ラグ組み
左揃え、中揃え、右揃えと呼ばれる組み方。行末もしくは行頭を揃えない組み方。
箱組み
段落全体の字間を調整して、行頭、行末ともに揃えてくれる組み方。一行分に満たない最終行をどこに揃えるかは設定によって変えられる(左端揃え/中央揃え/右揃え/両端揃え)。ジャスティファイとも言う。日本語組版では、ほとんどの文章が箱組みで組まれる。

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その他
●word
の「アシスト機能」はオフにしておいた方がよい。「アシスト機能」をオンにしておくと何かと気配りをしてくれるが、実際はシンプルな方が使いやすいので。

●Windowsでは、Macと違って半角数字・全角数字が同じ形、同じ大きさになっていて見た目では判断ができない。
素材のテキストに半角/全角が混在していることがあるので、組版の前段階で、テキスト整形をしておく必要がある。

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ポットにインターン生がやってきた!

2012-08-22 小久保 由美

今、ポットにインターン生が2人来ています。
平成4年生まれの男の子です。

高橋くんと社内単行本のデザインの打ち合わせをする際に
もしかしたらインターン君「打ち合わせ」というものに興味あるかなと思い、
同席させてみました。

で、打ち合わせ終了後に
「なに言ってるか意味わかんなかったら、とりあえずメモしておいて後で質問したりするといいよ」
と言ったところ、インターン君から早速質問が。

「“テレカ”ってなんですか?」

あぁ
そうか
そうだよなぁ…
イラン人が上野で違法テレカな話なんて、わかんないよね…

いろんな意味でぐったりしてしまった高橋(1979生)と小久保(1974生)でした。

平成生まれ、まぶしすぎるよ…

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クラブ活動に熱中

2012-08-17 五賀 雅子

息子が高校までサッカー部に入っていたので、
小学校時代から高校まで約12年間、土日はサッカー観戦に忙しかった。
まあ、いわば息子の追っかけですね。

息子が大学生になって、さすがに追っかけすることができなくなったので、
今は2つのアイドルグループのファンクラブに入会。
コンサートに行ったり、イベントに行ったり、メンバーが出る芝居に行ったりと
ファンクラブ活動に励んでます。
これが結構忙しい。
1年間の中で、通常のコンサートツアーのほかに、アニバーサリー的なコンサートがあったり、
事務所のお祭り的なコンサートもあったり。
しかも、2つかけもちだと8月なんて、3回もあったりして、腰痛やぎっくり腰に
気をつけないとならないほど。
まあ、サッカー観戦で培った体力があるので、楽勝と言いたいところだけど、
若くはないので気をつけなければ。。。

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BONフェス

2012-08-15 大原 真理子

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先日、1日有給をいただいて母方の祖母の新盆祝い&お墓参りに行ってきました。
Japanese BON Festival です!

東京にいると、お盆=ちょっとした夏休み、といった雰囲気ですが
田舎に行くと風習のオンパレードで、みんな一様に「ご先祖様が帰ってくる」とソワソワしているように見えました。
こういう行事の折に、大所帯の親戚の家を訪ねると、「ああ、“家”だなぁ」と感じることがたくさんあります。
三世帯が住む家もそうですし、日々の暮らし、血縁・地縁関係、婚姻、ぜんぶひっくるめて “家”だなぁ。
ちょっとくすぐったい。

ーーーーーー
せまいワンルームの家に引っ越して、完全一人暮らしを始めて半年が経ちましたが、
せまいワンルームって「家」というより「部屋」なんですよね。
シェアハウス、ルームシェアは「家」でした。少なくとも私はそう思いました。
この感覚って何なんでしょうか…。
ーーーーーー

仏間の仏壇は、稲穂とほおずきで飾り付けられ(豊作祈願だそうです)
お花、果物、お米、お菓子がお供えさえていて、脇には提灯が。色彩が爆発していました。
BON、ちょー派手!

※写真=迎え盆グッズと田んぼ(千葉県大網白里町)

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TOKYO IDOL FESTIVAL 2012

2012-08-10 大田 洋輔

8月4日(土)、5日(日)の2日間、お台場で開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2012」に行ってきました。
3度目の今年はダイバーシティに出来たZeppも複数あるステージのひとつに加わり、過去最大規模、参加アイドルは108という地上の楽園っぷりで、とにかく楽しかったの一言。
炎天下の屋外ステージなど、体力的に辛い場面もありましたが、美しいステージが始まると、そんな疲れも吹き飛んでいきました。

1日目の帰り際、フジテレビ湾岸スタジオ前の広場でのライブの音が、ダイバーシティのガンダムの前でもまだ普通に聴こえてきていて、都市の中にアイドルの歌が響きわたっている時間に、すこしウットリしてしまったり…。

普段なかなか見る機会をつくれなかった地方のアイドルグループを見ることが出来たりしたのもよかったです。

来年また開催されるようなら(そう期待していますが)、無料で楽しめるステージもたくさんあるので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか!

一押しは「ぱすぽ☆」というグループです。

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片付け隊

2012-08-09 上野 絵美

今年1月、断舎離しました。
半年以上たちましたが、とにかく物を捨てまくったので
もう散らかしようがなく、すっきりした部屋を維持できております。

断舎離後、「いかに美しく使いやすい部屋にするか」と日々考えた結果、
たどりついた先は無印でした。
色味を統一できる、サイズもわりと豊富、どこでも買える、という条件を満たしていたためです。
気がつくと、部屋中のそこかしこに無印が…。

先日、とうとう人の家にまで上がりこみ、収納の見直しをさせてもらいました。
6時間動きっぱなしでしたが、もうびっくりするくらい楽しかったです。
というわけで、都内に住む友人知人のみなさま、ぜひ私に片付けをさせてください。

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へそ仲間

2012-08-08 和田 悠里

25歳を過ぎてからでしょうか。
疲れがたまったりすると、おへそからリンパ液が出てくるようになりました。
傷付けたつもりはもないのに、おへそがピシャピシャになったり、
リンパ液が固まってガッビガビになっていたり。
謎、と思いながらもそれ以上に問題もないので放置していました。

先日、ヨガの田中先生にふと「おへそからリンパ液出るんですよね」と言ったら、
「和田ちゃん、それってへそが完全に閉じてないの!僕もそうなんだよね!」との返事が!
おへそが閉じてない、又は成人してから開くなんてあるんだろうかと思っていましたが、
まれに、おへそが完全に閉じきれていない人がいるのだそうです。

先生は指でおへその奥を押すと、少し奥に入って行く感じがするそう。
私はおへその奥を触ると吐きそうなくらい気持ち悪くなってしまうので
押せないのですが、私のはどうなんでしょうか。

先生は以前海に入ったらへその奥にばい菌が入ってしまい、手術したこともあるとか。
何か異変があったらすぐ病院行かなきゃダメ!と注意をもらいました。
今まで海もプールもなーんも気にして来ませんでしたが、
何も起きなくてラッキーだったんですね。

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Music Unlimited

2012-08-03 山田 信也

7月のはじめころ、SONYのMusic Unlimitedというのが日本でもサービスを開始しました。月額1480円で洋楽を中心に約1000万曲がストリーミングで聞き放題、パソコンやAndroid端末で利用できます。最初のひと月は無料ということでとりあえず登録してみました。
使ってみた感想
●音は別に気にならない
HE-ACC48kbpsですが、うちの安い環境(ヘッドホン、スピーカー)でアホな耳で聴いている分には別に気になりません。普通に聴けます。
●1480円はまあまあ安いと思う
月に1480円高いよという話もありますが、タワレコとかにいったら、予定外のCDを月に1480円分は平気で使っていると思うので、その分でいろいろ聴けるので自分としては安いと思います。
●なんでもあるわけではない
約1000万曲ですげーいっぱい曲があると思いましたが、冷静に考えるとうちのiTunesライブラリの100倍くらいなのでラインナップにないものもあります。フランク・ザッパとかメタリカはあってもよさそうと思ったけどひとつもありませんでした。
●動作はもっさり
Androidアプリ版もPCブラウザ版も動作がちょっともっさりです。立ち上がりも遅いし、検索なども表示の待ち時間にイラつくレベルです。
●Music Snyc!
iTunesのライブラリと同期して、自分の持っている音楽データの中でMusic Unlimitedで提供されている楽曲があればマイライブラリに登録できるというMusic Snyc。うちでは同期途中で止まってしまいなにも同期されません。
まだ日本で始まったばかりのせいか、いまいちこなれていない感じがあちらこちらで若干気になる印象です。試用期間後自動で有料に移行でなければ、やめていたかもしれませんが、一度登録したのでわざわざ解約するのも面倒でなのでまだしばらくは続けようかと思っています。

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欲望

2012-08-01 那須 ゆかり

伏見憲明さんの本を久しぶりにポットから刊行しました。
今度は小説です。

この『百年の憂鬱』にまつわる刊行記念ミニ催しが続々とはじまっています。
Twitterで担当編集者から伏見さんへのインタビューにはじまり、
今週土曜日は中村うさぎさんとのトークイベント
来週は伏見憲明の恋愛相談室がツイキャスで開かれます。現在、恋愛相談を募集中です。
ドドーンと重いものからスカーンと軽いものまで、どうぞみなさんふるって相談をお寄せください!

伏見さんと言えば、2007年にポットから刊行した『欲望問題』
人間の「痛み」「差別」「欲望」「人と生きる」とはどういうことかを
深く考えさせられました。心に残る名著です。
先日、全国の中学校の図書館にDMを送り、『欲望問題』も宣伝しました。
中学生にもわかるシンプルな言葉でつづられた本だと思うし、
この本とめぐりあいたい中学生は必ずいると思うのです。
若い人たちにほんとに読んでほしい。
中学校の図書室の先生、注文リストの一冊にぜひ! よろしくお願いします。

「欲望問題」とは関係ないですが、今日の原宿も、すごい人でした。
突然に「欲望」という文字が浮かびました。
強さの差はあれ、人はなんらしかの欲望を抱えて生きている。
希望は持つものだけれど、欲望は持ちたいと思って持てるものではない。
この年になると、希望よりも内からわき上がる小さな欲望を大事にしたいと思ったりしながら
炎天下の原宿をふらふらと歩いていました。脳がやられたのかしら。

7月刊の『ドミナの園』の春川ナミオさんの個展、タコシェヴァニラ画廊で開催中です。
本も会場で販売中です。
中野と銀座で、ナミオ先生が描くお尻賛美の世界を、ご堪能いただけます。
『百年の憂鬱』も『ドミナの園』も、あるひとつの「欲望」のかたちです。

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