デジクリ連載06 ■著者と出版社と図書館と

2011-04-19 沢辺 均

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■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[06]
著者と出版社と図書館と

沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20110419140200.html >
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は〜、隔週の原稿はやっぱり結構しんどいな。柴田編集長のお誘いには「毎週でも隔週でも月一でも、なんでもどうぞ」と返信してた。こういう機会でもなければ、なかなか書かないから、いい機会にしようなぞと思っていたのだが、自分の無能の自覚がたりなかったようだ。

作家の樋口毅宏さんが、今年2月25日に新潮社から発行した『雑司ヶ谷R.I.P.』の巻末に、公共図書館での貸出しを半年間猶予するよう【公立図書館のみなさまへ この本は、著作者の希望により2011年8月25日まで、貸し出しを猶予していただくようお願い申し上げます。】という文章を載せた。読売新聞の翌日の報道では定価1,600円書刷り6,000部だそうだ。印税は96万円、樋口さんはこの執筆に一年かけたらしい。

図書館で発行直後からどんどん貸すので本が売れない──という認識人なんだな? 樋口さん。

「図書館で発行直後からどんどん貸すので本が売れない」という著作者は、どんどんこう書き込むのがいいと思う。そして、実際に他の著作と比べて、その方が売れるなら、あらためて図書館での貸出しのルールを考え直さなければならないと思う。

実際にこの樋口さんの著作を、発行時に買わないようにしたのか、買ったとしても貸し出さないようにしたのか、それとも買うところは買って著者の意思にかかわらずに貸し出しているのか、図書館の状況を僕はまったく知らない。だから、今回、これで書店での販売が、樋口さんのほかの著作と比べて売れるか売れないか試すことができるのかわからない。残念。

この一文は著作権法・図書館法の上で効力をもつようには思えない。逆に、図書館がこれに従ってみても、著作権法・図書館法を逸脱するとも考えられない。だから、図書館は樋口さん(と、もしそれに続く著者がいればその著者たち)の意思を一旦受け入れてみて、図書館が貸すから本が売れないのかどうか積極的に試すのがいいと思う。

試してみて、その結果からまた今後の良いルールを生み出していくというサイクルをもつのがいい。「売れない」「むしろ売れる」とかいった信念の対立はいい加減にやめて、実証的な検討をするべきだ。

この話とは別に、ここ何年ものあいだ図書館でよく「○○図書館のリクエストベスト10、この本をお持ちなら図書館に寄贈してください」といった張り紙やチラシを良く見かける。ベスト10には当然、本屋でもよく売れているベストセラーが並んでいる。この寄贈要請はいただけない。

図書館は書物を商売(いや、サービス?)のネタにしているわけだ。そのネタをつくる出版業という産業を、いかにして振興させるのかというのは図書館の大切な課題だと思う。そもそも、ベストセラーを大量に貸し出す無料貸本屋に堕してしまっていいのか? 一部の住民にすぎないヘビーユーザーが、佐伯泰英の文庫を何冊も一度に借りて行く、ことだけを追求するのが図書館サービスの中心ではない。

もちろん、娯楽向きの本を貸し出して、文字・活字に親しむ人を増やすことは大切だが、それって図書館の機能の一部分じゃないか。。米屋はうまい米をつくる百姓を大切にする、酒屋がいい酒をつくる酒蔵を大切にするのとおなじように、図書館は本の産業を大切にすべきだ。ましてそれは、税金で運営されている公共図書館なのだから。

これは商道徳としてそうなのだと思う。商道徳として、図書館で貸し出す本はちゃんと買いましょう、と思うのだ(さらに、その本は大量注文顧客だということで、10%を越える値引きをさせているのも、どうかと思う)だから、リクエストベスト10を寄贈してください、といったチラシや張り紙を見るたびに腹がたつ。

つくってヨシ、売ってヨシ、買ってヨシ、だろう。

◇気仙沼へ、日本図書館協会〈HELP-TOSHOKAN(被災地読書支援隊)〉にいってきます。
僕としては取材してこうと思ってるのだけど、応援作業優先で行ってきます。4月21日(木)から24日(日)まで。参加準備記からポット出版サイトに書き始めました。てか記録だな。よろしければご覧ください。
・日本図書館協会〈HELP-TOSHOKAN(被災地読書支援隊)〉参加準備記 01
< http://www.pot.co.jp/diary/20110415_221236493923292.html >

【沢辺 均/ポット出版代表】twittreは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)
ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。
NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。
おやじバンドでギター(年とってから始めた)。
日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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原発が大変でも新刊はでるのさ

2011-04-19 尹 良浩

出版の人間が集まると、本が売れない話や電子書籍もなあ、という話になりがちなのですが、
最近はどんな人間と会っても地震と原発の話です。
自然と口の端に上るあたり、つくづく大災害だと感じる次第です。

前回の日誌で出版倉庫のことを書いたわけですが、あの惨状の中で弊社の本は全て無事でした。
タイトル数や刷りが少ないのが被害に合う確率を低減してたのかなとは思いますが、しぶとい本たちです。
返品倉庫の方はいまだ完全復旧に至らず、こちらは弊社もダメージは避けられまいと思いますが、
現況ではまだどの程度の被害かということを確認するところまで至っていません。

さて、そんななか今月は新刊が2点でました。
売れ行きについてはどちらもまずまずといったところですが、
正直自信がなかったらもっと売れてただろうな、という気持ちが捨てられません。

『新宿、インド、新宿』は一部書店でパネル展示をしてもらっています。
紀伊國屋書店新宿南店
ジュンク堂書店新宿店
東京堂書店
また、根津のギャラリー汐花さんで
4月26日(火)〜6月5日(日)に写真展も開催されます
もちろん写真集もお買い求めいただけます。

昔の新宿の人はいい顔してんなー、と思います。
いくつか明らかに俺にはこの顔はできぬ!という写真があって、
この写真集に出てくる人々の表情は忘れられないものが何点かあります。
新宿と、渡辺克巳が新宿を求めて撮影に行ったインドと、
それぞれの写真がありますが、なんというか活気のある表情をしてるんですよね。

地震の前から新宿にはくたびれた人が結構いて、でかい街だから活気はあるんだけど…
という感じでしたが、それどころかいま新宿は地震のせいで真っ暗でつまらない。

だからそんな今こそキラキラしてる新宿と新宿の人々の写真をお楽しみください。
それでみんなで活気のある表情しながら新宿で遊び狂いましょう。

そして『昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』は来週、
4月25日(月)にSHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERSさんで刊行記念トークイベントがあります。

あと、もしかしたら担当編集の大田さんが『レポTV』に出るかも?です。
もし出るなら大いに宣伝して欲しいところ。

見た目厚みがありますが、組みも文章も読みやすくなってますので、サラッと読めます。
夢のない若者みたいな話がいつから出始めたのか知りませんが、
この頃の北尾トロさんと下関マグロさんはまさに夢のない若者でした。
私も夢を持てと言われ続けた割に、特に持たないまだ来た人間ですが、
夢を下手に持って肥大化して引きづられている人が周りにも多いです。

それよりも入った世界でやることをこなして現状を楽しんだり、
面白いという理由だけでとりあえずやってみることが
結果的に先につながるんだということを教えてくれる本です。

でもぶっちゃけ中身は笑いながら読むエッセイです。
お気軽に手に取っていただければ。

次の新刊まではまた少し間が空きそうですが、まだまだ控えております。
ささやかな数いるっぽいポットファンの皆さま、ご期待ください。

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PAO

2011-04-18 山田 信也

フランス語でDTPはPAOというらしい。たぶん読み方はパオ。2月から3月ころ、中央公論新社さんのフランス17世紀演劇事典のお仕事をさせていただいていました。画像は箱の表1側ですが、向って左端の腕がちょっと切れかけている人がモリエールです。800ページを越える分厚い本なので、見出しの囲みは段落スタイルをあてるだけで作れるようにしたり、組版もできるだけ一括置換や自動処理を使ってまとめて効率的に組めるように工夫をしました。やってる最中は泣きそうなときもありましたが、Indesignの機能もいろいろ試せてよかったのではないかと思います。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -115[2011.04.13〜2011.04.15]

2011-04-15 沢辺 均

●2011.04.13水
出版会議。SDとの会議。
その後ボイジャーの清水さんと新人君が来る。
ボイジャーストアの話。
夜は中野へ行って、げんきな図書館の理事会。
深沢英次さんにたのんで、図書館スタッフに研修と、サポートやICT利用提案などをしてもらうことが決定。
中野の図書館は5月から、閉館時間の繰り上げを中止して平常通りの時間になり、
渋谷の図書館は、5月から、今の閉館時間繰り上げに加えて休館日を増やすなどの、震災対応。
両区とも、開館時間の短縮にともなった委託料の減額、ということになっていて、その対応なども。
そんな一日に、ファックスで電子書籍状況の講師を紹介してくれというファックスと(留守中に)何度も電話がくる。
依頼して来たのはNPOの、市民学校みたいなものを行政から受託しているところ。
差出人の名前にもNPOの名前にも記憶がない。
紹介するなら、紹介する先にある程度の信頼がないとやる気にならんし、。
市民学校のようなところで電子書籍状況の講座をする意味もわからん。
勝手な妄想ではあるが、NPO的傲慢さを感じてしまったな。
ファックスに「紹介は遠慮したい」みたいなことを書いて返送。その後も留守中になんどか電話がかかってたらしい。

●2011.04.14木
午前中、代々木図書館に行く。
整理日なので、新館長への挨拶。古いなじみの人。
渋谷区中央図書館に行って、開館時間短縮にともなう委託料減額の話。週明けまでに減額金額の案を提出することにした。アンケートの集計も頼まれてもって変える。
帰って来て、整体を2週間ぶりに受ける。
夜は、受託している富ヶ谷のスタッフが飲み会やっているので行こうとしたけど、バタバタしていて断念。
大和田図書館のアンケート集計のためにエクセルをつくるなど。

●2011.04.15金
ポット会議。
そのあと大和田図書館に行ってアンケート集計の事務打ち合わせ。
近刊情報センターの説明会は欠席。病院もサボり、いろんな雑用に負われる。

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日本図書館協会<HELP-TOSHOKAN(被災地読書支援隊)>参加準備記 01

2011-04-15 沢辺 均

日本図書館協会(日図協)の<HELP-TOSHOKAN(被災地読書支援隊)>に参加することにしました。
「ず・ぼん 図書館とメディアの本」を発行していることもありますしね。
4月21日(木)〜24日(日)の4日間。

これから出発なわけですけど、準備などのことも含めて日誌にしようかと思ってます。よろしく。

そのため4月23日(土)の阿佐ヶ谷ロフトのイベント
文藝春秋プレゼンツ
「出版大崩壊と電子書籍の罠 ポスト大震災の出版業界のゆくえ」
の出演を断りました。
文春の目崎さん、ご迷惑かけて申し訳ない。
著者の山田さん、ごめんなさい。
大迷惑をかけたので、これを読んでくれた方はぜひ、阿佐ヶ谷ロフトへ。
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4月23日(土)昼
文藝春秋プレゼンツ
「出版大崩壊と電子書籍の罠 ポスト大震災の出版業界のゆくえ」

【出演】
山田順(『出版大崩壊 (文春新書) 』著者)
【Guest】
たぬきち(「リストラなう!」著者)
沢辺均(ポット出版)
ケビン・クローン(タレント、コラムニスト)
徳川家広(翻訳家、徳川家第19代宗主) 他

Open 13:00 / Start 13:30
料金¥1500(+飲食代)
※電話・ネットで予約できます。
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/

http://amzn.to/h5vX6U

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で、支援行動のことです。
まず、日図協の呼びかけ文です
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○被災地への支援行動を呼びかけます。
 日本図書館協会は東日本大震災支援の一環として、<HELP-TOSHOKAN(被災
 地読書支援隊)の派遣>を計画しました。協力を訴えます。
 目的:今回の地震・津波・原発事故などで読書環境を奪われた被災地に直接
 間接の支援を行う。現地の図書館と協議をしながら、支援を行っている団体、
 個人が共同して支援を行うようにする。
 1)具体的な支援行動 第1期(4〜5月)
 ・週末(木曜〜日曜)を利用しての支援行動を、4月21日(木)から4回行う
 ・第1回4月21日〜24日、第2回5月12日〜15日、第3回5月19日〜22日、第4回
  5月26日〜29日(各回4〜5名を募集、運転できる方特に歓迎)
 ・集合地:日本図書館協会(車は、協会でレンタカーを手配)
 ・活動拠点:当面1,2回目は宮城県気仙沼を中心に展開の予定(宿泊は今回
  支援活動で協力関係にあるシャンティ国際ボランティア会現地臨時支部を予定)
 ・支援内容:児童書を中心に域内の分館や施設に避難している子供たちへの
  配本、読み聞かせ、上映会など。
 ・参加条件:ボランティアが基本です。日当などは支給できません。着替え、
  食料は各自持参ください。ただし、集合場所までの交通費は3000円を超え
  た半額を協会で負担します。ボランティア保険未加入の方は応募の際、申
  し出てください。
 ・問合先:日本図書館協会(震災対策委員会)西村、西野
   TEL:03-3523-0814 FAX:03-3523-0844 e-mail:●●●●(略しました 沢辺)
 2)具体的な支援行動 第2期(6〜7月)
 ・HELP-TOSHOKANの地域拡大
 ・自動車図書館による配本活動の開始
 ・義援金を活用した配本10,000冊の展開
 ・自主ボランティアによる図書館復興支援の組織化
 ・図書館関係団体による図書館復興に向けた共同の政府要請行動
 ★なお、計画は状況により今後変更されることがあります。
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そんでもって、今日「第1次被災地支援行動のしおり」が届きました。
こんな内容です。
今後、参加しようかと思っている方の参考になれば。
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東日本大災害対策委員会現地派遣員確認事項
2011.04.15(震災対策委員会事務局)

<目的>
今回の大震災で読書環境を奪われた被災者住民の方々に、図書館を通じての読書支援を行う。

<方法>
震災以前に図書館のサービスが及んでいた地域を中心に、緊急の配本、読み聞かせ、映写会などのサービスを行い、復興への一助とする。図書館との協議、指示に基づき、地域の避難所や学校、地域施設を巡回する。

<期間>
4月21日(木)~24日(日)を第1次として、4回にわたり宮城県気仙沼地区*に巡回サービスを行う。
*気仙沼地区の特色:1970年代から総合的な図書館活動を展開し,東北地方リのーダー的役割を果たしてきた。
図書館の施設面での被害もありながら、職員集団としての復興への立ち直りがはやい。図書館サービスを受けていた地域の被災状況も相当なものがあり、支援による効果が多く期待できる。また、同地区には、従来から協力関係にあるシャンティ国際ボランティア会の支援拠点もあり、支援のためのインフラも整っている。

<日程>
4月21日(木)午前10時集合(日本図書館協会)書籍などの積荷を搭載後出発(10時30分)
 ⇒現地到着時刻午後8時(予定)
4月22日(金)、23日(土)図書館の指示に基づき、気仙沼を中心に各所で配本などのサービスを展開
4月24日(日)気仙沼市役所などを表敬訪問後、沿岸部の被災状況を見ながら仙台を経由し帰京

<参加人数>9名(別紙名簿参照)
<使用車両>トヨタハイエース(レンタル)、キャンピングカー(矢崎氏所有)運転担当:矢崎、西野、齊藤、
<宿泊場所>清凉院敷地内シャンティ国際ボランティア会臨時現地本部(住所:気仙沼市本吉町大森17)           *シャワー、トイレは有ります。

<携帯品>
図書館協会で用意する物:水、現地での基本食料(非常食)、
参加者が用意してほしいもの:初日と翌日分の食料、個人用非常食、嗜好品、下着、ねぶくろ及び防寒用マット、懐中電灯、マスク、バンドエイド、その他。
<経費>
・現地との往復費用は、日本図書館協会が一部を負担します。また、供出いただいた場合の車の行動中の修理代は原則として協会が負担します。
・レンタカー代、ガソリン代、高速料金、自宅から日本図書館協会までの往復費用の一部(3000円を超えた部分の半額まで)

<その他>
・報償費などの手当はありません。あくまでもボランティアとしての活動となります。保険については、一般的なボランティア保険への加入手続きを図書館協会で行います。
(すでに4月1日以降加入済の方は、その旨申告してください)
・ご参加いただいた皆さんには、今後も何らかのかたちで被災地支援ボランティア活動の一翼を担っていただけることを願っております。
・写真撮影などは許可をえれば可能ですが、被災者のお気持ちを十分配慮してたで上の撮影をお願いいたします。
・所持金は、基本的にご自宅と図書館協会との往復以外には必要ありませんが、万一のことも考えて5000円程度のご用意をお願いいたします。
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長い1ヶ月

2011-04-13 那須 ゆかり

長い長い一ヶ月だった。
地震はもちろんのこと、いろんなことがあった一ヶ月でした。

いろんな出来事のひとつ。
我が家の犬が地震後12日目に明け方死にました。最後は庭で私の腕の中で死んだので思い残す事なし。
ただ我が家にきて幸せだったのかなあと思ったり、
水に入る事が大好きだったから海に連れて行ってあげたかったなあと思ったり。
いろいろ振り返る事はあるけれども、いまは骨になって、その一部が我が家にまだあります。
庭に埋めて、木を一本植えようかと。

もうひとつ。妹が首から背中がまったく動かなくなって入院しました。
いまだ原因不明で、でも極度の疲労がたまっていたことは事実らしく、
それだけが原因かもしれない。
いまはよくなって少しずつ身体も動くようになってきているので、ひと安心。
そのヘルプのために岡山に代理で出かけたり実家に帰ったりして、私も背中がやばくなった。
自分の体力を過信しちゃいけないと痛感。
日曜日に庭の、日当りがよいためおそろしい勢いで成長するシマネトリコを親のかたきのように
剪定したら、夕方寝込みそうになった。
つい数年前ならばりばりこなしていたことも、どんどんそのスピードが落ちているし、
できることも少なくなっている。ああ、肉体の若さよ、さようなら〜。

今日から書店に並び始めた、北尾トロさんと下関マグロさんの「昭和が終わる頃、僕たちはライターになった」
読むと、自分の若かりし頃の元気さ、いい加減さ(いまでもこれは変わってないけど)が
思い出されて懐かしくもあり、ほろ苦くもあり。

4月はもう一冊、渡辺克巳写真集「新宿、インド、新宿」も発売しました。
高橋も報告してたけど、紀伊国屋新宿南店、ジュンク堂新宿店、東京堂で
A4サイズの写真パネルも掲げられています。機会があったらぜひご覧ください。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -114[2011.04.10〜2011.04.12]

2011-04-12 沢辺 均

●2011.04.10日
代々木図書館→富ヶ谷図書館→大和田図書館を一回り。
まあ、特に用はなかったんだけど、現場のムードを少しは感じておきたいなって。
鉄とすずとの散歩はやめた。

●2011.04.11月
午前中は国立国会図書館に行って「ず・ぼん」17-2のための取材。
NDLのネットワークの活用について聞く。
事務所に戻ってブックデザインの打ち合わせ。
またまた「ず・ぼん」17の記事のための下ごしらえで、自治総研の上林さんをたずねる。
図書館の委託/指定管理などの料金をしらべて、それをもとに、料金比較をできないか?って。
夜、代々木図書館へ行ってスタッフと打ち合わせ。
4月中は、毎週月曜に一緒に打ち合わせをしようと。

●2011.04.12火
午前中、マンション管理組合理事会。
節電要請がきていて、共用部分の電灯を消せとか。
夜間電力は不足してないんじゃないか?
以前から通路の照明の電球をキレたら蛍光灯電球にしようとしていて、
まずはこれから始めましょう、ってことで。
午後は鈴木一誌さんにデザイン論でインタビュー。本にしようとしているのだ。
「ず・ぼん」の編集委員の斉藤さんから連絡。
4月21日からの日本図書館協会の東北ボランティアのメンバーに当確、の連絡。
四日間、本を届けたり、配ったらり、読み聞かせをしたりって計画。
そのまえに日程の調整をしなければならんことが一つ。明日やろう。

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ライブのお誘い 再開!06.18土 Vol.7 LIVE 勝手にしやがれ

2011-04-09 沢辺 均

3月12日に予定していたVol.7を再開!自粛も解除(自粛してたか?)です。

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●日時 2011年6月18日・土曜
 18時30分開場(飲み放題開始)
 19時開演・21時終演予定
●場所 新宿ミノトール2 地図→ http://bit.ly/gq9mhq
03-3341-2655 新宿区新宿5-11-4龍生堂ビルB1
副都心線/丸ノ内線/都営新宿線「新宿三丁目」C7出口2分
●料金 3,000円
2時間30分飲み放題(18時30分〜21時予定)・軽食付き
●定員 50人
●申込 申込フォーム= http://bit.ly/hB56Oz
    もしくはバンドメンバーか下記メール・ファックス・電話へ
●曲目(予定) 
勝手にしやがれ/伊勢佐木町ブルース/マニフェスト/ Hotel California/Sweet Home Chicago / Layla/百恵メドレー/ほか
●メンバー
青んぼ(g cho)/木谷マキ(d)/ミナ(vo)/沢辺均(g)/ババッチ(p)/ハル(vo)/日野智(b)/本多羅々(g)/&カラオケタイムのみなさま(vo)

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飛び入り大募集

●バンドをバックに「生オケ」コーナーあります。
●楽器参加も大歓迎!。
事前にご連絡いただければ、歌詞+バンド用のギターコード譜はこちらで用意します。
●もちろん当日の飛び入り参加も歓迎します! 
その際は歌詞+ギターコード譜(4部ほど)をお持ちください。
●事前スタジオ練習に、参加してみませんか?
詳しくはメンバー、または主催者まで連絡を。
予定練習日=2/6(日)、2/20(日)、3/6(日)

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打ち上げ・ニ次回

終了後、歩いて5分の特設借り切り会場(?)で打ち上げをします。
焼酎・ソフトドリンク飲み放題=2,000円
その他持ち込みのつまみ割勘
当日、その気になったら気軽に合流ください。

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●主催 勝手にしやがれプロモーション 
 150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303沢辺宛
 電話03-3478-1774 ファックス 03-3402-5558

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -113[2011.04.06〜2011.04.09]

2011-04-09 沢辺 均

●2011.04.06水
週イチ出版会議。
夜はず・ぼん会議。日本図書館協会の気仙沼ボランティア隊に、斉藤さんと一緒に申し込むことにした。
4/21から。入れるかどうかわからんけどね。

●2011.04.07木
富ヶ谷図書館へ、iPad(一時貸出し)をもって行く。
富ヶ谷ではまだパソコンを用意できていなくて、当座をiPadでしのごうというわけ。
自転車に乗って、すずを連れて行ったら、事務所では「すず行方不明」となっていたらしい。
すずは、富ヶ谷のスタッフたちにしっかりコビを売ってやんの。
その他にも、図書館のパソコンや、iPadやらなんやらの設定。

●2011.04.08金
ポット会議。今日は短時間。
その後、出版クラブ会館でJPO近刊情報センターの普及促進サブワーキング。
近刊情報センターは順調だな。
夜は、ポットで編集をやっていた木村瞳がちょっとした用事で来社。
一緒にメシをくいに行く。

●2011.04.09土
なんか、この自粛ムードやだな、と思って、地震の翌日にやることにしていて、
中止した「ライブ 勝手にしやがれVol.7」を再開することにした。
6月18日(土)。
でもって、そのお知らせ文やらチラシをつくったり、メンバーに送ったりの作業のため、
事務所へ。
プリンタやメール便なんか使ったから、金払わなきゃ。

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渡辺克巳写真集「新宿、インド、新宿」発売中!

2011-04-09 高橋 大輔

というわけで、新宿の書店さんにおじゃまして
写真を撮らせてもらいました! お忙しい中対応していただき、ありがとうございます。

まずは紀伊國屋書店 新宿南店さんへ。
CIMG0423.JPG
6F、エレベーターを出た前にどっかり平積み! しかも
下りエレベータ付近では「写真で見る東京」という
フェアが開催されていて、そこではパネルも展示して
展開してくれていました。

CIMG0419.JPG

CIMG0421.JPG

本当にありがとうございます。ご要望があれば脱ぎます。

おつぎ、紀伊國屋書店新宿本店さんへ。

CIMG0426.JPG

こちらも6F、写真集のフロアにどっかりと。ありがとうございます。
右隣にある「ブタとおっちゃん」、かわいいな……。ブタ飼いたい。

お次、ジュンク堂新宿店さんへ。

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7階、写真集の棚にパネルが!

CIMG0432.JPG
写真集の棚に面陳で。置いてもらっています。
ありがとうございます!

*写真集って、アイデア勝負みたいな本もいっぱいあるのね。
ちょっと視点を変えるだけで「写真集」になる写真っていっぱいありそう。ありそう、なんだけど!!

また、4月26日(火)からは「流しの写真屋 渡辺克巳」が開催されます。
そちらもぜひぜひお楽しみください。

「流しの写真屋 渡辺克巳展」

2011年4月26日(火)〜6月5日(日)、文京区根津の「汐花」(せっか)にて、「流しの写真屋 渡辺克巳展」【静かなる面魂(ツラダマシイ)】が開催されます。新刊『新宿、インド、新宿』と併せて是非お楽しみください。

20110330215625_00001.jpg

●流しの写真屋 渡辺克巳展
1965〜 歌舞伎町 – 新宿二丁目
【静かなる面魂ツラダマシイ】

期間:2011年04月26日(火)— 6月5日(日)

場所:汐花 SEKKA BORDERLESS SPACE
〒113-0031 東京都文京区根津2-24-3 →Googlemap
TEL.03-5815-8280 FAX.03-5815-8270
Open.11:30 – 18:30 Close.月曜日

また、5月14日(土)には今企画ディレクションを務めるタカザワケンジ氏が、ゲストに写真家・金村修氏と増田玲氏をゲストに迎え、トークショーが開催されます。

●【トークショー】谷中のお寺で写真談義
ゲスト:金村修(写真家)/増田玲(東京国立近代美術館学芸員)
/タカザワケンジ(ライター・今企画ディレクション)
場所:台東区谷中4-2-11 本妙院(汐花より徒歩2分/日本美術院並び)
日時:5月14日(土) 18:30〜
参加費:1,500円(ドリンク付)
人数:約30名 事前予約となります(定員になり次第締め切らせて頂きます)
予約受付:Tel/03-5815-8280 Fax/03-5815-8270

詳細は「汐花」ウェブサイトをご確認下さい。

新宿、インド、新宿


著●渡辺克巳
企画●永寿日郎、飯島洋一
文●平カズオ、森山大道、秋山祐徳太子、大坪正己、
木島三代子、山本泰彦、小泉悦子、寺山修司
定価●3,200円+税
ISBN978-4-7808-0158-3 C0072
B5変 / 192ページ / 並製

目次など、詳細は以下をご覧ください。
新宿、インド、新宿

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近刊情報センター/WEB入力出版社説明会は2011/4/15金

2011-04-07 沢辺 均

近刊情報センターというのができた。
オレも設立に、一応協力。発行前の本の情報を、書店などはもちろん、だれもが取得できるようにしたい、という取組みだ(あくまでオレ的には、だけどね)。
その出版社向けの説明会がある。
どうやって近刊情報を出版社が送るのか、送るとどんなことになるのか、みたいな話になるはず。

僕も出席するんで、どうですか?みなさんも。

WEB入力説明会
(記)
◎日時  4月15日(金)13:30~15:30
◎場所  日本出版クラブ会館3階 地図
・FAX番号  03-3267-2304
・電話番号  03-5261-0539

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sato’sガーデンに花が咲く

2011-04-06 佐藤 智砂

自宅に小庭がある。
一度、植木や鉢植えを全部枯らし、同じ過ちは二度と繰り返さない!と
すぐに崩れる誓いを立てて、植木を植えた庭だ。
枯らさずに何とか育っているのだけれど、なぜか花が咲かなかった。
陽当たりが悪いので、日陰でも育つものを選んでいるのだけど、花が咲かない。

それが、今年初めて咲いた!
那須から分けてもらったクリスマスローズ!

特に何かしたわけではありません。というより、まったく何もしなかった。
「さすがに水をあげないと、また枯らすぞ」と思って、久しぶりに小庭に出たら咲いていたのだ。
何でも手をかければいいってもんじゃないよねーと、都合のよい解釈をした。
気分がよくなって、鉢植えをふたつ買ってしまった。
明日あたり、水をあげないと枯れると思う。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -112[2011.04.02〜2011.04.05]

2011-04-05 沢辺 均

最近は、この社長日記を書くので手一杯。
できるだけこまめに書いて、日記以外のネタも書きたいもんだ。

●2011.04.02土
昼に、スタッフの採用のことで、自転車に乗って富ヶ谷図書館に行く。
ちょうどひるめし時。一緒にランチしながら。
それが終わって、ポットチャンネルの花見へ行く。
松沢呉一さん、下関マグロさん、掟ポルシェさんのパーソナリティと、ツイッター見て参加した人。
鈴木クニエ、畑仲哲雄夫婦が犬を連れて来てくれて、久々に。畑仲さん、50歳直前で共同通信を退職して、
博士論文に励むそうだ。
松沢さんたちと原発論議。松沢さんは、メールマガジンで読むのと、直接話をするのでは印象が違うと思った、な。
Ustで、ダラダラと中継。有料参加者22人、募金箱には626円。
夜は、オクサンと久しぶりに「まい泉」に夕飯に行く。

●2011.04.03日
午後、代々木図書館にemobail接続不調を見に行く。
富ヶ谷図書館用に買ってあった新型と入れ替えする。
代々木図書館も買ってから二年になってよけいな費用がかからないから。
それから大和田図書館に回って、節電にともなう閉館時間の繰り上げ時の勤務時間をどうするか相談しに。
帰りに東急名店街によって、二つにぶち切れて100円引きの銀ダラ西京漬とサーモンのなんとか焼き、大型卵焼き、
鳩サブレ10枚入り袋などを買って、ビックカメラを眺めて帰宅。
デジクリ柴田編集長からメールがきて、震災で発行を停止していたデジクリが4月11日(月)から復刊だそうだ。
オレは19日に掲載予定。

●2011.04.04月
夕方、代々木図書館に行ってスタッフと打ち合わせ。
4月は毎週月曜にその日出勤のスタッフと受託業務についてさまざま打ち合わせしていこうということにしたもんで。
その前に、ヨドバシカメラで、iPodタッチを購入。
代々木図書館でつかってもらうようにするためだ。代々木図書館では、随時「ミニ特集」をやっていて、
それなりに好評のようなで、ツイッターで、写真つきのつぶやきをやりたいと前から思っていたのだ。
でも、デジカメでとってパソコンに取り込んで、ってやってるとメンドーだ。
iPodタッチなら、携帯電話機能のないiPhoneとして使えるので、これで撮影→即つぶやく、って簡単にできると思ったのだ。
ほかにも、出勤スタッフ分のiPodタッチを用意して、これを館内でのさまざまなツールとしてつかえないか?
たとえば、カウンターが込んだときに、書架整理などしてるスタッフを呼び出すとか、机の前にあまりいない
仕事の場合の道具になりえないか、などなどと考えてる。
戻って来てから、出版チームに印税の考え方でお話。というよりも説教か?オレの。

●2011.04.05火
今日は出版チームのリーダーの那須が「自宅勤務日」で不在。
渋谷区立中央図書館に行って、新館長、地域館担当、の人たちと挨拶、。
加えて、開館時間の繰り上げ中の、スタッフの勤務時間の相談。問題なくゴー。
帰って来てから、溜まっていた雑用やアポ、などなど。
NPOげんきな図書館の受託した図書館に配ってある、iPadの活用法を考えたり。
とりあえず、カウンター前において、電光掲示板みたいに使うなどから始めようと、
アプリを調べたり実験したりもした。
深沢さんに電話で知恵をもらったので、なかなかいいワークフローがつくれそう。
FaceTimeを使って、iPhone4、imac、iPoタッチなどなどで、テレビ電話ができそう。
ならば、受託館との連絡にも使えるかも、と、友達のみずき(15歳)のiPhoneにアクセス。成功。
だいたいやり方がわかった、ゾ。

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カパラバティ120回!

2011-04-04 五賀 雅子

毎週月曜日はポットヨガの日。
インドで修行を積んだ田中先生が、毎週来て教えてくれます。
ここ最近は、編プロ部の修羅場が続き、
なかなか全メンバーがそろうことは少なかったのだけど、
今日は久々に全員がそろいました。

太陽礼拝のポーズやコブラのポーズ、
ねじりのホーズといろいろやったあと、
最後は、カパラバティという呼吸法をやりました。
それも、120回も!
カパラバティは、鼻から勢いよく「フッ フッ フッ」と息を吐くのだけど、
腹筋をかなり使います。120回もやったのは初めて。
最後の方は、くらくらしたけど、この呼吸法をやると
血管のすみずみにまで酸素が行き渡るような気がして頭がスッキリ。
心地よい1時間のヨガでした。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -111[2011.03.15〜2011.04.01]

2011-04-01 沢辺 均

NPOげんきな図書館が、渋谷区で代々木図書館/こもれび大和田図書館につづいて富ヶ谷図書館を受託した。
スタッフ採用から、受託準備に加えて東北大震災の電力不足対応のため、中野区も渋谷区も閉館時間を繰り上げ。
そんなことに伴う、スタッフの勤務時間体制の調整とか、ともかくいろんなことがバタバタ。

●2011.03.15火
予定していた鈴木一誌さんのデザイン論インタビューと、書誌情報・書評情報研究会を両方中止。

●2011.03.16水
出版会議。夜は「哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ」のコーナーのインタビュー。
大学生。

●2011.03.17木
ポットチャンネルの掟ポルシェさんの回。掟さんの変態人脈はすごいな。この日はパックマンさん。

●2011.03.18金
ポット会議。そのあとブックデザインの受注で打ち合わせ。

●2011.03.19土
ベラミナイト(まったり篇)。大震災のあとだけど、まあ集まろうってことで。

●2011.03.20日
鉄とすずと代々木公園。

●2011.03.21月祝
ともかくダラダラと。

●2011.03.22火

●2011.03.23水
眼科へ。レーザーを当てて網膜なんちゃらって手術。
夜は版元ドットコム会議。
例の話は着々と進んでいるらしい(●さんの話)。
終わって飲み会で第三書館の北川さんと議論。北川さんの考えも共感するとこもあるんだけど、
議論の仕方が古くさいんだなー。

●2011.03.24木
月例の出版会議。夜はポットチャンネルの沢辺の回
ゲストはマイクロソフトの楠正憲さん。この人に興味があるんだなー。
なんと言ったらいいんだろう。今の30代40代のこういうタイプになんだか共感するんだ。

●2011.03.25金
ポット会議。
げんきな図書館のレファレンスの研修が中止。

●2011.03.26土
55歳の誕生日。だからもう放射能でガンの発生率が高くなったっていいんだよな、55歳だから。

●2011.03.27日
小浜逸郎さん主宰のシネクラブがポットの会議室で。オイラは夕方に図書館のスタッフにあって、
いろいろ相談したんで、不参加でしたけどね。
で、飲み屋で図書館スタッフ2名といろいろおしゃべり。
うー、難しいんだな。

●2011.03.28月
国立国会図書館の「全文テキスト化実験」の協力出版社の定例会の最後。
ジャパニーズ・ブックダムの中心の計画だけど、うー、残念だけど不発=「失敗」だな。
どうする、ジャパニーズ・ブックダム。自分でも次の方針を見つけられないんだから困った。
午後は、光和コンピュータの社長さんくる。今後の協力のことなど。
夜は富ヶ谷図書館のスタッフと、委託になる4月以降の打ち合わせ。

●2011.03.29火
11時に中野の中央図書館にいく。
節電→図書館の閉館時間の繰り上げ(開館時間の短縮)→委託料の引き下げの提案をうける。
あーあ、委託料は全部人件費。つまり究極に硬直した予算システムだから、吸収するのがむずかしいんだな。
困った困った。
午後には鈴木一誌さんデザイン論インタビュー
うー、ん。話が面白いなー。いい本になりそうだぞ。

●2011.03.30水
出版会議。

●2011.03.31木
ポットチャンネル第一期最終回。松沢呉一さん+下関マグロさん+掟ポルシェさん+オレ、
パーソナリティ4人で総括会議
Ustは、全世界メディアでなく、ご近所・小さなコミュニティメディア、
テレビの真似になりやすい
ちんこマンコ気違いなどと叫べるメディア
といった総括(なんて総括じゃい、と自分でも思うけど、ヤッパそうなんだ)。
そして、
いまこそ花見を! 中高年は放射能浴びてそうな農産物・魚介類をたべる!を掲げて、4月2日土曜に新宿中央公園で花見をすることに急遽決定。パーソナリティみんなくるから皆さんもご参加を。

●2011.04.01金
ポット会議。翌日に迫った花見の準備、など。そしてこの週も、図書館受託体制づくりでがちゃがちゃ。

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だらしない女

2011-03-31 大原 真理子

コートの右袖のボタンが取れているのに、今冬ずっと見てみぬ振りをしていました。
右の袖口だけぱかぱかしていて、気になってしかたがないのに、見てみぬ振りをしていました。
昨日の朝、出社しようと家を出た瞬間に左袖のボタンも取れてしまいました。
あぁこれはもう見てみぬ振りはできない、とそこで初めて
『コートの袖のボタンを長期間取れたままにしている問題』が意識の最上部まで上ってきて、気がつきました。

おそい。

そして愚かなことに、
「あ、逆に? これってもしかして、いっそ両袖のボタン取っちゃうって発想?
こういう処置もアリだった?逆にぃ、みたいな〜?」
などと自分に甘い考えを一瞬巡らすという始末。

ちがう。

なんで初めに右袖のボタンが取れたときに縫いつけなかった。
というか、実は去年の冬からすでに取れていた、ということにも気づいていただろう。
袖を通す度に「あぁボタンつけなきゃ」って(何十回も!)思っていたのになぜつけなかった。
明らかに不快で不便だと自覚しておきながら、問題から逃げていたんだろう。このクソ女!

一事が万事。
ということで今週から
『小さなことでも気がついたら無視しない』ならびに
『やることを出来るだけ後回しにしない』努力キャンペーン実施中。
思考から習慣を訓練する(あれ?むしろ習慣から思考を訓練する、か?)
なんて堅く言うとイヤになっちゃうので、

まずは
・日報を毎日つける(記録する)
・メールをこまめに処理する
・家賃と公共料金を期日までに支払う(後者は引き落としに移行中)
を実践。レベル低い。

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『昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』とポットチャンネル最終回

2011-03-29 大田 洋輔

本が出るぞ〜。
ということで、ポット出版のサイトで2009年6月〜2010年10月まで連載されていた、
北尾トロさんと下関マグロさんの青春ボンクラエッセイ「ライターほど気楽な稼業はない」が本になります。

タイトルは『昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』です。
1983年〜1988年の、まさに「昭和が終わる頃」。
1984年生まれの僕が生まれた頃の話ですが、若者の悩みは今と変わらないな〜と思います。

こちらは4月14日(木)発売予定。現在予約受付中です。

ポット出版ニュース・『昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』(北尾トロ、下関マグロ)の予約を開始しました

それから、今週木曜日、3月31日には、昨年11月にスタートしたポットチャンネル(第1期)の最終回があります。
全パーソナリティ参加の特別放送をお見逃しなく。

ポットチャンネルのアーカイブはこれからも公開し続けますので、
お時間のあるときに、ぜひご覧ください。
20回+スペシャル版がすべて視聴できます。

ポットチャンネル・アーカイブ

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ブギーボードはラフ作りに使えるかも?

2011-03-26 上野 絵美

雑誌などの記事をつくるとき、原稿と一緒に
レイアウトラフを作ってデザイナーさんに渡し、デザインを頼むのですが
そのラフを書くときは大体、A4サイズのプロジェクトペーパーを使っています。
書くのと同時に考えをまとめているので、ものにもよるけど
ひとつの誌面のラフを作るのに、たぶん最低2枚はプロジェクトペーパーを使います。
紙がもったいないと思ってたのですが、
先日、沢辺さんから借りた「ブギーボード」がかわりに使えるかもしれません。
デザイナーさんに渡す前に書くメモ程度のラフなら、ブギーボードで十分なはず。
欲をいえば、スタイラスに磁石を内臓しておいて
ボード本体にぺたっとくっつけられるようにしてほしいです。

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デザイン部打ち上げ

2011-03-21 和田 悠里

やっとど修羅場が落ち着いて、塩井さんのアルバイト期間も終わることになったので、
会社の近所のビストロにデザイン部全員で沢辺さんに食事に連れて行ってもらいました。

organique
http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13035861/

日頃あまり肉を食べないのですが、塊の豚肉が美味しかったです。
はじめにがっついてしまって後半あまり食べられなかったのが残念。ごちそうさまでした。

デザイン部はそもそも引きこもりがちなのに、この半年本当に社内引きこもりっぱなしでした。
忙しくなる直前に入社したはっちゃんと大原は、
ポットのデザイン部は月曜に旅行カバン下げて出社して次の土曜日まで帰れないのがデフォルトだと
思っていたそうですが、もうそんな事は(めったに)ないはず。

気持ちも行動もバタバタしっ放しで至らない事ばかりでしたが塩井さんには本当に助けてもらいました。
ありがとうございました。

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地震で出版倉庫はどうなったか

2011-03-15 尹 良浩

大変な地震が起きました。原発や孤立などなど問題山積みですが、東京にいる私は経済活動と献血ぐらいしかやれることがないです。

地震直後から、Twitterで書店さんの写真がアップされているのをいくつか見ました。東北の書店さんは連絡もつかないぐらいのところもあるそうですが、都内の書店さんでもそれはもう棚から全部落ちてるぐらいの被害。弊社は低い棚が一本倒れたぐらいで、人力で押さえて解決したのですが、問題は倉庫。

弊社は大村紙業さんに倉庫業務を委託しています。弊社の本は埼玉県幸手市にある幸手流通センターに保管されているので、すぐに電話で確認しました。幸いけが人はなかったようですが、被害は甚大なようです。本日より作業を再開し、弊社の本も3月17日(木)から随時搬入されますが、返品倉庫の被害がとりわけひどく、まだまだ完全復旧には時間がかかるそうです。

幸手流通センターの所長さんに許可をいただいて、写真を掲載します。
現地に行っているわけではないので、キャプションはすべて「恐らく」です。
参考→「棚卸しに行ってきました」の後半が幸手です。

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量の多い良本の平積みコーナーは総崩れ。ここからパレットに行く物もあったでしょうが、売れ行き好調なものもたくさんあるでしょう。

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付き物の棚。棚ごとイってます。

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良本の出庫用の棚。かなり落ちてますが、個人的には意外と生きてると思いました。

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良本のストック用の棚。めっちゃ高いんですが、ここから落ちたものは復帰できないかも。でもこのくらい落ちるのは仕方なしです。

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パレットも一箇所崩れてます。

この状態から仮とは言え早期に復活した大村紙業さんには感謝しきりです。営業としてはこれから忙しくなるところと想定してますが、現況からの復帰に向けて微力を尽くさないといけないかと思うと気が遠くなりそうです。放射線にはビールが効くそうなので飲んで解決です。ほとんど下戸ですけど。

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