春よこい

2012-03-30 上野 絵美

4月。今年ももう、半年終わったようなもんです。
社会人になってから、1年経つスピードが年々早くなっている気がする。
月曜だと思ったらすぐ水曜がきて、気がつけばえっもう金曜?…みたな感じで毎日が過ぎ、
いつのまにか入社して丸5年経ってました。
そしてアラサーの仲間入りしてました。
お肌の曲がり角もとうに過ぎてます。
いやそれよりも、夕方過ぎると膝が痛くなる方が気がかりです。
冬は歩くのもつらいときがあり、
おばあちゃんが日常的につけるようなサポーターを買ってしまいました。
早く暖かくなってほしい。

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アンチエイジング

2012-03-27 和田 悠里

この冬、顔面にシワが急増しました。
特に目立つのはおでこに寄る横ジワとほうれい線。
終電車の中で窓ガラスに映る自分の顔(真顔)にほうれい線の影ががっちり映っていて、
またその顔が叔母とあまりに似ていて驚きました。

これはさすがにちょっとマズいと姉に相談してみたところ、
姉にレチノールの入った美容液をお勧めされました。
円高だから今なら海外から通販すれば安く買えると教えられ、早速通販で購入。
口コミがいいので期待です。ほうれい線、消えるでしょうか。

1月くらい使うと効果出るよ!と言われているので、
次の日誌の頃に効果が報告できるといいなあ。

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視力

2012-03-23 山田 信也

上野の机の横にはってあった「しまじろうとやってみよう!しりょくポスター」で

視力をはかってみたところ、裸眼で左右各0.25くらい、

眼鏡つきで左右各0.7くらいでした。

予想より眼が悪くなってます。

そういえばこの前眼鏡を忘れて外出したとき、帰宅後頭痛がしたのは

眼を凝らしすぎて眼精疲労になったのかもしれません。

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田亀源五郎さんの新刊いよいよ

2012-03-22 那須 ゆかり

今日、田亀源五郎さんと新刊の表紙色校確認してきました。
いよいよ刊行がせまってきた(4月10日すぎころから書店に並ぶ予定)新刊『田舎医者/ポチ』
表紙はいつもと違ったちょっとレトロな遊び心もある絵柄と風情です。お楽しみに〜。
指定した紙がイメージ通り!とのことでうれしい。
田亀さんも打ち合わせ後、さっそくツイッターでつぶやいてくれてます。

同じく4月に刊行予定の『赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方』
入稿直前でまきまき状態に入っています。

いつも通り、ジャンルも読者層もおそらくかけ離れているポットの本の4月の新刊、
ぜひタイトルをクリックして,本の紹介サイトをご覧ください。
まれに2冊同時に興味のある人もいるかもしれないので、
そういう方はぜひ2冊合わせてのぞいてみてください。

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3.18板橋Cityマラソンに出場しました

2012-03-21 高橋 大輔

日曜日、板橋Cityマラソンに出場しました。
この大会、去年もエントリーしていたのですが震災の影響で中止となり、一年越しの参加です。

目標タイムは5時間で完走。
5km 0:36
10km 1:12
15km 1:48
20km 2:24
25km 3:00
30km 3:36
35km 4:12
40km 4:48
ゴール 5:00くらい

を目論んでいたのですが、
スタート〜20kmぐらいは余裕で(このままいったら4:40分台くらいいくかも)というペース&気分で走っていたのですが、25kmあたりでへたりはじめ(あ、まずい、やっぱ無理しないで予定通り5時間内を目指そう)、30kmを越えたあたりから1kmがとんでもなく長く感じはじめ、どす黒い気持ちになってきます。35kmあたりでは早く終わってくれることだけを念じ、もはや気力もなく、ただ意地だけで走っている状態となり、ゴール。手元の時計では5:14でした。ああ、やっぱり序盤にとばし過ぎだったわけです。
結果は、申込者14888人、制限時間内完走者10312人中、7965位。あー、次はなんとか4時間台を出したいなー。

マラソン後、体重を計ったら3キロ減ってました。

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デジクリ連載[20]選ぶ自由を提供するための株式会社出版デジタル機構

2012-03-16 沢辺 均

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[20]選ぶ自由を提供するための株式会社出版デジタル機構/沢辺 均

「株式会社出版デジタル機構」の発起人会が先週3月9日(金曜)に開かれた。発起人は、勁草書房、講談社、光文社、集英社、小学館、新潮社、筑摩書房、版元ドットコム、文藝春秋、平凡社、有斐閣の11社。

代表取締役社長に同準備会代表幹事の植村八潮(東京電機大学出版局局長)、取締役に野間省伸(講談社代表取締役社長)、堀内丸恵(集英社代表取締役社長)、相賀昌宏(小学館代表取締役社長)、監査役に菊池明郎(筑摩書房代表取締役会長)を選出した。
< http://www.shuppan-d.info/2012/03/001193.html >

こうして、設立4月2日(月)をめざして、最後の準備を進める。資本金振込、法務局への届け出、という段取りだ。

僕の立場から言えば、講談社・小学館・集英社という出版界最大手から、版元ドットコムという数人規模の出版社(の団体)までが集まって株式会社をつくったという、かなり画期的なものになったと思う。

出版に意味があるとすれば、さまざまな考えを自由に表明できるようにしておくことで、社会の行方を考えたり決めたりするときにそれを生かすことだと思う。ほんとうに、1000人規模の大手から、1人2人の零細出版社までがさまざま存在することで、その表明の自由が確保されるのだ。

そして、それは唯一読者が選んで本を買うという行為だけで、存在できるできないということになるだけで、ほかの力からは自由にあることにこそ意味があるのだと思う。

たとえば、ポット出版の本が存在して(おおきな)本屋にならぶこと。これが自由な表現の証明だし、また読者からすれば、さまざまな本があるからこそ、選ぶ自由も得られるのだと思う。

出版デジタル機構は、電子書籍の世界でも、こうした選ぶ自由を提供するために発足したと言える。手前味噌ではあるけれど、そのなかに版元ドットコムのような零細出版社グループが存在することがそのことの証明なんだと思う。

さて、出版デジタル機構では、たとえば電子書籍フォーマットでも、こうした選ぶ自由を最大限にいかすように決めることができていると考えている。

電子書籍をめぐってはDRM(かんたんに言えばコピープロテクトみたいなもの)をめぐる議論がときどき現れる。個人的には、DRMは読者の本へのアクセスや管理に不自由を与えると考えているけれど、出版デジタル機構で作ろうとしている電子書籍にはDRMをかける予定である。

第一に、今すぐ出版社のほとんどがnonDRMを受入れるとは思えない。もちろん著者もだ。

第二に、DRMが音楽配信のように本当に不要になるのかどうかは、今結論を出すことができない。

第三に、DRMは、かけられるようにしておけば、かけたくない出版社や著者がいても、ただかけないようにできるからだ。

第三のことがイチバン大切だと思う。かけたいもの、かけたくないものが両方いて、その妥当性に議論の余地があるときに、どちらもできる状態を作っておくことが、その時点での判断として大切なのだ。

フォーマットも同様。EPUBだドットブックだ、XMDFとか議論はあるけれども、出版デジタル機構でつくる電子書籍は、オオモトのタグテキストを中間交換フォーマットにしておいて、どれにでも変換できるようなものしようとしている。

EPUBはオープンで国際的な基準だから正しいとか、ドットブックは組版表現が練れているとか、さまざまな人の「信念」が入り乱れる。いまの時点でどれが正しいとは結論が出ていない。そもそも電子書籍市場はそれを語るほど、多くの読者の評価にさらされていない。

だから、そんな「信念」の対立に一生懸命になるよりも、どれにでも対応できて、コストがそれほどかからない方法を選び、準備しているのだ。

さらにさらに、このフォーマットに関しては、実際に電子書籍を制作している会社+個人、を中心に、「原案」を示して意見をもらって、さらにそれを叩き直して、最終決定に持って行こうと考えている。

デジクリの読者には、フォーマットなどに関心をもっているひとも多いと思う。ぜひ意見を聞かせてもらいたい。

「電子書籍制作事業者さま・電子書籍販売事業者さま向け説明会」を以下の要領でひらきますので、ぜひ参加をお願いしますね。

◎電子書籍制作事業者さま・電子書籍販売事業者さま向け説明会

日本出版インフラセンター(JPO)主催で、経済産業省「コンテンツ緊急電子化」事業の「電子書籍制作事業者様・電子書籍販売事業者様向け説明会」が開催されます。この説明会は制作会社様・電子書籍販売事業者様・出版社制作担当者様に、フォーマットに関する説明をさせていただきます。ふるってご参加ください

電子書籍制作事業者様・電子書籍販売事業者様向け説明会
申込みフォームはサイト参照。
< http://www.shuppan-d.info/2012/03/001123.html >

電子書籍制作事業者様・電子書籍販売事業者様向け説明会
主催:日本出版インフラセンター
参加対象:制作会社様・電子書籍販売事業者様・出版社制作担当者様

【第1回】3/23(金)15:00〜17:00 於:書籍協会4階
【第2回】3/27(火)15:00〜17:00 於:書籍協会4階
(内容は同じです)

内容
1.電子書籍のフォーマットについて
2.電子書籍制作事業者の選定について

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

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デジクリ連載[19]電子書籍フォーマットについての基本的な整理

2012-03-16 沢辺 均

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[19]電子書籍フォーマットについての基本的な整理/沢辺 均

出版デジタル機構は4月の株式会社設立にむけて、まあほんとうに山ほどのことを決めたり、相談したり、書類をつくったり、してます。で、僕は出版デジタル機構の準備室の一員として、日々そうした作業を神保町の事務所に出かけてやっているわけです。

今回は、僕が機構の仕事を通してアタマを整理した電子書籍の「フォーマット」のことについていくつか書いておこうと思います。

いま、僕の頭の中の整理を書いてみると、電子書籍のフォーマットはこうなる。

◎紙の本と同時に、あるいは紙の本からつくる場合
└─・固定レイアウト式
└─・リフロー式
  └─DTPデータなどのテキストがデジタルである場合
  └─テキストをデジタル化するところから始める場合
◎電子書籍で発行することを目的に電子書籍をつくる

僕はそもそもこの機構をつくるって構想の前から、本のページをスキャンして、PDFでOCRをかけて透明テキストをつくり、検索ができる電子書籍を、大量に販売することから始めればいいのに、と思っていた。

固定レイアウト式というのは、ほぼそんなモノなのだけど、実際にいろいろ調べて行くと、どうもPDFは困難が多いというにやっと気づいた(あー、カッコ悪い!)。

そもそも、ビュワーがない。そりゃ、nonDRMのPDFファイルを読むためのビュワーはありますよ。Acrobatだっていいわけだし、他のもあるし。PCにもiPadにもある(DRMとは、デジタル著作権管理のこと)。

だけど、そもそも電子書籍書店で読者に提供しているビュワーでは、PDFまでをカバーしてるものがないのです。電子書籍書店にないということは、フリーで提供するならできるけど、実際に販売してもらえるとことがない、ということです。

じゃ、作ってもらえるように働きかけよう、と考えたのだけど、これまたあらたなコストがかかるわけです。さらには、そのファイルで、透明テキストを選択できるようにする、それをまた検索できるようにする、さらにはDRMをかけてもらう。こうした条件はさらにキビシい。

このPDF方式は過渡期のものだと思っていたので、そんなものにたくさんの費用をかけられない、かけてもらうわけにはいかない。こんなあたりまえのことに、具体的に検討を進めるなかでやっと気がついたわけです(ハズカシイ)。

なら固定レイアウト式はむりか? 今の僕が考えている仮説は、ページを一枚ずつの画像にして、それを.BOOKだとか、XMDFにはりつけて、写真集のような(だけどその写真は、スキャンした紙のページね).BOOKとかXMDFとかを作る。これなら、今の電子書籍書店のビュワーでも表示してもらえるのではないか? DRMもかけられるのではないか? と考えているのです。

リフロー式の制作検討で言えば、ほとほとデジタルデータの有無が費用の大部分を締めてしまう。コストに決定的な影響を与えてしまうのです。

出版社で編集とか制作に関わっているいる人なら常識だろうけど、紙の原稿(それが単行本であっても)を入力して、引き合わせ校正をすると、一文字あたり1円前後の費用がかかる。

新書は10万字(400字詰め原稿用紙で250枚ね)、400枚の四六判の本では16万字。だから10万とか16万円かかる。いろいろ調べて行くとやっぱり中国は安いらしいという話はよくある、けどね。なワケで、無茶苦茶コストががかる。

これで電子書籍にしてみても価格1,000円、出版社の売上げが600円として170ダウンロードは売れないとテキストのデジタル化の費用だけでもでない。これに、.BOOK、XMDFにする費用や、印税や宣伝費や社員の給料とかがさらにかかるのです。

ちなみにポット出版の電子書籍の販売数はいまのところ数10ダウンロードというあたり。つまり桁がひとつちがうのだ。

なので、DTPデータを利用する、さらに言えば紙の新刊を出したら、できるだけ同時にリフロー式のものを作っておくのが一番賢い、ということになる。

なぜ同時か? といえば、僕自身校了した直後のデータなら、紙の本の最終直しの有無を覚えているので、「あそこの漢字をなおしておけばいい」とか判断できるけど、一ヶ月とか経つともう一度読み直さなくては不安になるのです。

なので、校了直後にそのままDTPデータを使って、リフロー式の電子書籍にするのであれば、時間のかかる校正(のやり直しとか)を省略もできる。だから同時がいい。

コストでいえば、固定レイアウト式が「一」とすれば、リフロー式(デジタルデータあり)が「十」で、リフロー式(テキストデジタル化から)が「百」って感じだな。

まあ、こうしたことをひとつずつ学ぶことができたのは、実際に、ポット出版で電子書籍を作り始めたり、具体的な検討を積み重ねたりしたからなのです。だから、やっぱり、考えるのもいいけど、いろいろやってみなきゃね、とますます思う今日この頃です。

◇追伸やっぱりDTPとか、電子書籍化の作業にあたってるオペレータ(のある程度以上のスキルのある人)は偉大だなとつくづく思う日々です。

上記のような具体的な打ち合わせにのってもいいよ、とか、こんな方法のほうがいいじゃん、といった意見のある方。一度リアルにあって教えてもらえませんか? 何人かそうした人がいたら集まりませんか? Twitterのメンションでもいいし、ポット出版のお問合せフォームからでもご連絡ください。

ちなみにTwitterで「自社出版物と、出版・印刷物の制作受託仕事で、オペレータが欲しい、だれかいませんかね? InDesignがきちっとオペレートできて、HTMLとかCSSとかわかるとか、自動化が好きならなおいい。最初は契約社員かも。サイトのお問合せから連絡くれないですかね。公開での質問も可(笑)」ってつぶやいたんだけど、連絡はひとつもなしだった(笑)。

だれだ、これからはSNSが最強の人材集めツールみたいなことを言っていたのは(笑)。まあ、オレの信用がないってことだったんだろうけど。

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

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久々の美術館

2012-03-15 鈴木 明日香

先週末まで原美術館でやっていた
ジャン=ミシェル・オトニエルの「マイウェイ」展に行ってきました。

オトニエルは、フランスの現代美術家です。
クリスマスのオーナメントみたいな、ビビッドな色のまるいガラスを
たくさん組み合わせて、ちょっと宇宙的な不思議世界を展開します。
単体で見ると乙女チックでドリーミーなのに、
引きで眺めると幽玄な雰囲気になる作品群がすてきです。
中でも、展覧会のポスターになった「涙」の美しさは感動モノ。
水とガラスの相性って本当にいいです。
屈折という現象が自然界に存在していて、本当によかった…!

ガラスを使った作品以外に、
蜜蝋を丸めて壁に投げつけて、つけまつ毛や義眼を埋めてみたよ!とか
アルミで輪っかをつくって、蜜蝋の乳首と組み合わせてみたよ!
みたいなシリーズもあるのですが、
あまりにも深遠過ぎて私には理解できませんでした…。
あ、乳首シリーズは一見お花畑みたいでかわいいのですが。
修業が足りませんね。

会場は最終日ということもあって激混み。
子ども向けワークショップを開催していたからか、
幼稚園前くらいの小さい子が多かったのが印象的でした。

ちなみに、原美術館には大好きな木彫家・須田悦弘の作品が
常設されていて、私にとっては一粒で二度おいしい美術館です。

ゆっくり美術館に行くのは久々で、
天気も良かったし、いい週末でした。

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ウォシュレット使用状況

2012-03-14 佐藤 智砂

ひょんなことからポット社内のウォシュレット使用の聞き取り調査をしました。
当然大多数が使っていると思ったのですが、意外や意外。
30代以下はほとんど使っていないかったのです。

その理由を聞いてみると…。

小久保:お尻についた水をトイレットペーパーで拭き取るのがいや。

大原:くせになるのがいや。

鈴木:ウンチはしません。

大脇:子どものころ間違ってボタンを押して水が顔にかかり、トラウマになっている。

上野:くすぐったくていや。

山田:使い方がわからない。

和田:濡れるのがいや。

ユン:濡れるのがいや。

大田:忙しいときは使わない。

てっきり、「人と同じノズルを使うのがいや」というような
清潔潔癖ちゃん理由かと思ったけど、これまた大はずれでした。

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「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」はおすすめです!

2012-03-13 五賀 雅子

大原の8日の日誌に触発されて書くネタです。

8年くらい前、「劇場公開映画・年間100本」を目標に映画館に通っていたことがあります。
100本越えはなかなか難しかったけど、月8本くらい見て、90本くらいまではいった記憶が…。
その頃の癖?で、2、3本はしごするのは苦にならなくなりました。

最近は、休日に外出するのがおっくうなので、もっぱら自宅でドラマ三昧。
2時間近く集中してみなければならない映画は、自宅ではなかなか見る気になれません。
やっぱり映画は、映画館で、というのが私の好きなスタイルです。

で、「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」。
これは、昨年の東京国際映画祭で見たのだけど、まさに、映画館で見るのにうってつけの作品でした。
これ、3Dです。最初は、なんでダンスの映画で3D?と思いましたが、
めちゃくちゃ必然性がありました。むしろ、ダンス映画だからこそ、
3Dが生きるのだと思いました。それは、監督のヴィム・ヴェンダース氏自身が、
東京国際の舞台挨拶でそう感じさせるようなことを言ってました。

20年くらい前から構想があったけど、ピナの世界をどうやって映画にしたらいいかわからなくて、
ずっと構想のままだった。それが、U2(確か?)の3Dドキュメンタリーを見て「これだ!」と思った。

と。
まず、今までに見た3D映画とは、奥行きも、飛び出てくる感じも全然違ってて新鮮です。
もともとは舞台だったものを映画化するわけだから、より以上の臨場感が求められるわけだけど、
多分、舞台で見る以上にダンサーの息づかいや、筋肉のしなり、汗が感じられるのではないかと思います。
舞台だと、最前列から5列目ぐらいじゃないと、なかなか息づかいまでは感じられませんからね。

そして、ダンサーは舞台だけじゃなくて、交差点やモノレール、街中などいろいろなところで踊ります。
それが、シュールな感じでゾクゾクします。
とにかく昨年見たときはいろんな人に宣伝しまくりたかったけど、公開が2月だったのでその頃にしよう!
と思ってたら、うっかりしてたところに大原の日誌! 公開時期を逃さないで書けて良かったです。

それにしてもショックだったのは、私の世代ではヴィム・ヴェンダースと言えば「ベルリン・天使の詩」を
すぐ連想すると思うのだけど、大原世代(20代)だと、「何ですかそれ?」という
反応になること。「あー、年取ったなぁ」とまた感じてしまうエピソードでした。

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深沢さんDTP勉強会 第4回

2012-03-12 大原 真理子

レポートのアップが遅くなりました。ごめんなさい。
4回目の今回は、In Designのバージョンがあがるにつれ増えてきた新機能のなかで、
「これは使える」というものを深沢さんに教えていただきました!

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深沢英次さんを迎えてのDTP勉強会 第4回
2012.02.07

CS2 ◎スニペット
Indesignで作ったもの、貼りこんだものを部品として取っておける。
メリット:他のIndesignファイルを開いてコピペしなくてよい/その部品を他の人に受け渡すとき、Indesignデータではなくそのスニペットのファイルで受け渡しができる。
手順: Indesign上で作ったパーツや貼りこんだものを選択して、デスクトップにドラッグ&ドロップ。
するとファイルとして保存されるので、スニペットとして保存されたパーツを使いたいときはそのファイルをふたたび Indesign上にドラッグ&ドロップするだけ。環境設定で、貼り込む位置を指定することもできる。

CS2 ◎オブジェクトスタイル
よく使う効果などの設定を記憶させることができる。
メリット:複数の効果を用いたデザインを頻繁に使う時に便利。(たとえば、角丸+ドロップシャドウなど)

CS3 ◎テキスト変数+正規表現

メリット:繰り返し出てくる表現があるときに便利。同じことの繰り返しの作業を自動化することができる。
「○○の条件のときは○○をする」という動作を入力すれば自動でやってくれる。

CS3 ◎テキスト変数
テキスト変数を挿入したテキストフレームは、定義をしておくと文字スタイル・段落スタイルと連動する。そのスタイルがあたっている部分を変更すると、それに連動してテキスト変数を挿入したテキスト内容が変わる、という機能。
柱をつくるときにとても便利。

CS4 ◎リンクパネル
CS4から、リンクパネルで見られる情報が増えて充実した。
パネルオプションで、自分の必要な情報の表示の仕方をカスタマイズすることもできる。

CS5 ◎複数のページサイズ混在のファイルを作ることができたり、
画像の扱いがillustratorに近くなってきた。(たとえば、回転ツール・スマートガイド機能・すきまツールなど)

その他あれこれ
ーーーーーーーーーーーーーーー
◎パレットの位置を、自分の使いやすいように置いて「ワークスペース」として登録しておくと良い。

◎「検索と置換」機能は、コンピュータの基本だから、うまく使えるようにしておくと良い。
プログラミングや正規表現は、その次。
※自動化を使う前に、自分の目で見ながら作業しよう。
(置換されていくのを見て、経験をふやしていき、いろんな置換方法を学ぶと良い)

◎Jedit(テキスト編集ソフト)の「検索・置換」は、勉強になるかも。
・マルチファイル検索機能……同じフォルダに入っているファイルにはすべて検索がかかる

・「ツール」で文字の整形をしておく……半角→全角、全角→半角に変換する文字の指定、

漢字→かな、かな→カナの変換機能を使って、文字を整えておくと、Indesignなどにテキストを流し込んだとき、ラクチンにキレイな組版にするため。

◎プログラム・正規表現でどういうことが出来るのかがわかれば、厳密に覚えようとしなくてもよい。
自動化を使って何がしたいのかを明確にして、プログラムをだれかに作ってもらったり、
教えてもらうことができるから。
ただ、「検索・置換」で出来ることなのか、「正規表現」でやった方がいいことなのかを見極められると良い。
うまく「検索・置換」や「正規表現」を使って、出来るところは作業時間を短縮しよう。

◎親スタイル・子スタイル

ベースとなるスタイル(親スタイル)を継承しつつ一部の設定を変えたスタイル=子スタイル
親スタイルを編集すると、子スタイルも変更される。
たとえば、見出しと小見出しで、同じフォントだけれども大きさを変えたいときなどに便利。

◎段落スタイル「基本段落」は触らないこと
データのやり取りをしたときに、「基本スタイル」が異なると設定がぶつかってしまってトラブルになるので、
「基本段落」はカスタマイズしたりせず、そのままにしておくのが良い。

◎In copy
Indesignファイルのテキスト部分だけ触れるようになっていて、それ以外は触れないようになっているソフト。
メリット:編集者やライターが、Indesignで作られた先割レイアウト上で直接Indesignファイルでテキスト入力・編集をする、つまり原稿を書ける。

文字数を確認しながら書けて、レイアウトも確認できる(文字詰めの設定なども引き継がれるので、実際の組版を確認しながらテキスト編集ができる)
先割レイアウトに後送で原稿を流し込んだら、文字量が合っていなくてレイアウトを再度調整したり…なんてことを防ぐことができる。

◎校正やりとり
・PDF上での校正……×
・出力して赤字を入れ紙をスキャンしたPDF……○
・出力して赤字を入れた紙をFAXで送る……○

↑PDF上での校正したデータは、ふせん機能など、画面上で切り替えながらの確認が面倒なので、
一枚の紙にスムーズに出力出来るデータの方が良い。

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「劇場に足を運ぶ」という娯楽

2012-03-08 大原 真理子

最近、毎週末のように映画館で映画を観ています。

「ヒミズ」
「AKIRA」
「ドラゴン・タトゥーの女」
「ヒューゴの不思議な発明」

今週末は、
「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観る予定です。
「ピナ・バウシュ 夢の教室」も観たい欲張りです。

「ヒューゴ〜」と「ピナ」は3D上映もやっています。
前売り券だろうがなんだろうが、3D代として、追加料金を取られました。
なんだか腑におちないけれど、シネコンのワクワク感で胸がいっぱいなので、まぁいいです。
メガネをかけている人ならわかると思うのですが
3Dメガネをかけるとなると、メガネ on メガネになってしまうんです。
自分のメガネのフレームに乗せるかんじで、かけることができるのですが
3Dメガネはでかくて重いので鼻にかかる負担が半端ないのです。
ちょっとストレスを感じますが映画が始まれば気になりません。
しかし、メガネ on メガネの状態で下を向くと3Dメガネが落ちそうになるので手探りで飲み物をつかみます。
コーラをこぼします。ちょっとかなしい。

こんなに映画館にばっかり行ってていいんでしょうかね。
ものすごーーーく贅沢をしている気がします。
下高井戸シネマや三軒茶屋シネマで〈2本立て1000円〉の上映を
おしりが痛くても観ていた学生時代を思い出します。
お金はなくとも、時間と好奇心だけは有り余るほどある、そんな時代。

「ヒューゴ〜」の劇中にも出てきたのですが、
昔の人は映画館では、飲食はもちろん、喫煙もOKで、立ち上がって興奮したり
泣いたり笑ったり拍手をしながら鑑賞していたようですね。すてきなカルチャーショック。
大原は拍手がしたいです。
震えたら、立ち上がって、拍手を、したいんです。

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柏屋のソースカツ丼

2012-03-07 大田 洋輔

いま私は芳賀沼製作への取材をしています。
当然福島、会津田島へ行く機会もあります。

会津田島の駅前には「柏屋」というそば屋があり、おそばもおいしいのですが、ここのソースカツ丼が絶品です。
最近iPhone4から4Sに変えたので、大きな写真でご覧ください(クリックで拡大します)。
柏屋のソースカツ丼
ほら、おいしそうでしょう?

東京から3時間くらい!
直通の電車に乗れば浅草から座ったままで着きますので、ぜひ一度遊びに行ってみてください。

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卵焼き修行

2012-03-06 上野 絵美

みなさんのおうちに、卵焼き器はありますか。
あの小ぶりで長方形の、卵焼きを作るためのフライパンです。
私の実家にはあったのですが、
小学生当時、卵焼き器が家庭になかった友だちから
「こんな商品があったなんて!」と感動された記憶があります。
母の姿を見て育った上野は
今でももちろん卵焼き器を使っています。

最近、昼・夜用の弁当を作って出社しています。
といっても、昼も夜も同じメニューで、さらにそれが3日くらい続くのですが…。
ただ、卵焼きだけは微妙に味を変えて、毎日作っています。
いかに見た目がきれいな卵焼きを作るか、がマイブームです。

私は気が短いので、焼いてる最中すぐにひっくり返したくなるのですが
しっかり火が通っていないのに箸でいじくりまわすと、もうアウトです。

ひたすら弱火で、とにかく待つ。
弁当箱に詰めるときも
さっさと準備を終わらせたいので、とっとと包丁で切ってしまいたくなる。
でも、卵焼きが冷めてないときれいに切れません。
ここでも、ひたすら待つ。

夜な夜な卵焼き器を使って卵焼きを作りながら
これで気長な性格になれればいいなあ…と、淡い期待をいだいています。

今日は、きんぴらごぼう入り卵焼きを作るぞー。

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職住近接

2012-03-05 和田 悠里

やっと、2月を抜けました。
塩井さんにデザイン部にヘルプに来てもらった事もあって
去年のような壮絶さではなかったものの、今年は仕事にミームの課題と引っ越しが加わって
仕事以外の忙しさも目立った2月でした。引っ越しも課題も、校了日からこぼれたものも今日終わる(予定)。
ようやく週末がゆっくり使えそうな感じがします。

引っ越して5日ですが、会社から徒歩十分の所に引っ越して本当に良かったです。
以前は、もっと家にいたくてぐずぐずしていることが多かったのですが、
逆にいつでも帰れるので家を出る事への抵抗が減りました。
引っ越し前に会社の側に住むとプライベートがないとかいう意見ももらいましたが
私の実家は自営業で、1階がお店で3階が自宅という職場と生活が混在した場所で育ったからか、
仕事とプライベートをきっちり分ける必要性がいまいちピンと来ないです。
生活がコンパクトになってうれしい。あーもっと早く越してくれば良かった!

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約5年間、お世話になりました

2012-03-01 尹 良浩

本日、といっても日が変わってしまいましたが、2月一杯をもってポットを退職しました。
ポットには4年11ヶ月在籍しました。中途半端です。

私が入社したばかりのとき、多くの人に言われたのが
「いつ辞めるの?」という冗談でした(笑)
実際、話に聞いても当時は人の回転が早かったので、
付き合いのある会社からすれば、
「また人が変わった」という感じだったのだろうと思います。

最初の2年は何度辞めたいと思ったか解りません。
怒られる理由にだいたい納得できていたこと、
濃い経験ができていると感じられたこと、
フォローをしてくださった社内外のみなさま、
逃げるように辞めるのはしゃくに触るという自分の気質など、
いろいろな要因が重なって辞めずに続けてこられました。

そして、振り返ると私も在籍年数では中堅くらいになっていました。
最近のポットは人の出入りもなく安定していますし、
社内も充実して来たように思います。(あくまで入社時との比較ですが。)
自分がポットにぶら下がることをやめるなら今だなと感じたことが
辞めることを最初の最初に考えたきっかけです。

振り返ってみても、お世辞にも仕事ができたとは言いがたく、
社内ではたくさん叱っていただき、社外ではたくさん教えていただき、
もらってばかりの約5年でした。

社内外を問わず、お世話になったみなさまに
この場を借りて御礼申し上げます。

ポット出版は、好調な本が数点でて、これから面白くなるところだと思います。
今後、また近くから見られるのか、遠くから見るのかは解りませんが、
ポットの本には注目し続けたいと思っています。
みなさまにもご注目いただければ幸いです。

約5年間、お世話になりました。
ありがとうございました。

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