2010-12-08

お部屋2144/桜井誠の過去と現在(追記あり)

初めての方は以下を先にお読みください。

2139/「メタ視力」リンクまとめページ
 
 
著作権に話がスライドしたはずなのですが、続きは次回に回して、先に12月4日の在特会などによる渋谷でのデモの騒動について触れておきます。

どう評価するかの前に、事実の確認だろうと思って、ここまで様子見をしてましたが、以下の記述でほぼ間違いなさそうです。

http://kdxn.tumblr.com/post/2132625433/12-4

「もっとアップで撮れなかったんか」と苛つきつつも、以下の動画を見れば、「黒い彗星」は、歩きながらデモの前面に向かっているところがはっきり映っており、西村修平側からつかみかかっていることがわかります。


続きを読む…

2010-12-06

お部屋2143/著作権におけるダブスタ

初めての方は以下を先にお読みください。

2139/「メタ視力」リンクまとめページ

「ごっこ右翼」に続いて、これ以降も、具体的な名前を出していきますが、今まで同様、それらの個人を批判することが主眼ではなく、それらの人たちの特性を見極めることがこのシリーズの目的なので、それを理解していただくためにも、最初から通して読むことを望みます。
 
 
2141/著作権と「メタ視力」に追記しておきましたが、「愛される瀬戸ちん」の疾走が止まりません。私は見逃していたのですが、以下も笑いのレベルが高いです。

http://megalodon.jp/2010-1203-1634-51/blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52600599.html

コメント欄に書き込まれた本人の言い訳をご覧下さい。腹痛え。「ごっこ右翼」の中でも相手にされなくなってきた瀬戸ちんですが、これだから皆に愛されるわけです。瀬戸弘幸は議論ができない人間ですが、議論などしなくても、自分でバカを晒してくれます。

もちろん、誰しも間違いはありますが、間違い得る範囲ってものがあって、また、間違い得る頻度というものがあるわけです。瀬戸ちんは、この範囲と頻度を大きく超えていて、ここでなんら反省することなく、10日足らずのうちに、またやってしまったんですから、どんだけ笑われるのが好きなんか。
続きを読む…

2010-12-05

お部屋2141/著作権と「メタ視力」(追記あり)

初めての方は以下を先にお読みください。

2139/「メタ視力」リンクまとめページ
 
 
話が終わる前に飽きてきているので、とっとと進めます。

ここまでを簡単にまとめると、「メタ能力が劣っているのは子どもの特徴であり、ごっこ右翼は子どもである」ということになりましょう。そう考えると、彼らの行動が理解しやすくなる。

彼らには「自分の都合」しかなく、その都合が通らないとなると、暴力、恫喝、嫌がらせをする。議論では勝てないですから。「自分の都合」があかたも国のため、正義のためであるかのように錯覚できる出来の悪い子どもの集団が「ごっこ右翼」です。

「この国のあり方は間違っている。警察や裁判所も工作員ばかりだ」と言いながら、いざ追いつめられると、「通報しろ」「裁判に訴えるぞ」と騒ぐ。「先生に言うぞ」と騒ぐガキそのもの。「教師は工作員ばかりだ」と言わないだけまだガキの方がマシ。

判断基準は「自分の都合」だけなので、その都合に合致しない人たち、自分を批判するのは工作員。テレビドラマを見ている子どもが「父ちゃん、あの人は正義の味方なの? それとも悪の手先なの?」と聞きたがるのと一緒。二種類の人間しか認識できないわけです。

自分の利害に関わることが起きた時に、客観的な判断ができない。これが彼らの特徴であり、「メタ弱視=客観なき人々」の特徴です。
続きを読む…

2010-12-04

お部屋2140/お笑い芸人と「ごっこ右翼」

次回から著作権に関するメタ弱視問題に進みますが、その前に「ポットチャンネル」がらみの話をしておきます。

一昨日の「ポットチャンネル」を観ていただいた方々はありがとうございました。アーカイブはこちら

端々に「なべやかんがいかに偉い人間か」を入れ込んだつもりなのですが、単なる下ネタの連打にしか思えなかったかもしれない。なべやかんの偉さはしばしば下ネタの中で出てくるものですから。

彼は、芸人自身が気づいていない面白さを発見して、それを引き出し、拡大させることが得意で、そこは才能であるとともに、人のステージをちゃんと観ていたり、長時間話しているからこそできることです。

元氣安のネタを見た人は、ものすごい変人だと思うでしょう。事実、そうなのですが、あれもなべやかんがいたからこそ出来上がった芸人です。
続きを読む…

お部屋2139/「メタ視力」リンクまとめページ

「メタ視力」シリーズはまだ続くのですが、毎度リンクをするのが面倒になってきました。タグをつければいいんですけど、「黒子の部屋」だけではないので、こちらにまとめておきます。
続きを読む…

2010-12-02

お部屋2138/言葉に出る内面

流れを中断して、告知です。

本日、12月2日午後7時からのポットチャンネルは、なべやかん@yakannabeを迎えて、バカ話、エロ話をする予定です。前に書いた以上にはとくに何も考えてないです。

会場観覧もまだまだ余裕がありますので、お時間のある方はどうぞ。今思いついたのですが、来場の方には、私の名前入りの「祭うちわ」を差し上げます三代目葵マリー@ryuryunoryuさんがうちわ好きの私のために作ってくれたものです。「マツワル」購読者にプレゼントしようとかとも思っていたのですが、郵送するのが面倒なので、今後、来場者に配ってしまおうと思います。

1月のゲストはまだ決めてないですが、最近よく会っているのが月花@2k1kaさんです。月花さんにもいずれ出て欲しいのですが、彼女はネタが多すぎて、なんの話をしていいものやら。

先日、彼女と深夜までファミレスでダベっていたのですが、さすがに鋭いと感心したことがあります。
続きを読む…

2010-11-30

お部屋2137/「ごっこ右翼」のアンバランス

読んでいない方は以下を先にお読みください。

2132/ひさびさに「メタ視力」
2133/客観のない人々
2135/右翼ごっこに集う人々
2136/「ごっこ右翼」の行きつくところ
 
 
「ごっこ右翼」(©ミハルちっく)関連のエントリーはアクセスが多いです。ヤツらの正体を知りたい人が多いのでしょう。私としては「メタ弱視」「客観なき人々」を体現している例として「ごっこ右翼」を取りあげているだけのことで、「ごっこ右翼」の批判に主眼があるわけではないのですが、今回も「ごっこ右翼」の特性について続けることにします。ほとんどは過去に書いたことですが、私自身、その意味が当時よりも見えやすくなってきていますし、読んでいない方も多いでしょうから、改めて説明する意味もありましょう。

前回、軽く触れたように、「SM解体新書」の打ち上げで、興味深い話を聞きました。
続きを読む…

2010-11-28

お部屋2136/「ごっこ右翼」の行きつくところ

今期の「マツワル」の購読者募集も無事終了しました。申し込んでいただいた方々はありがとうございました。

このところ続いているメタ視力という考え方も、かつて「マツワル」でずっとやっていたテーマです。拙著『クズが世界を豊かにする』で簡単に説明していると書きましたが、前回リンクした1730/3羽の雀とはでも、「人は空間をどう把握するのか」という話にからめてメタ視力を説明していますので、参考にしていただきたい。

ツイッターで、2132/ひさびさに「メタ視力」2133/客観のない人々2135/右翼ごっこに集う人々にツイートしてくれた方々がいて、私もそれに反応したのですが、間が空き過ぎて、「手動RTってどうやるんだっけ」と戸惑ってしまいました。
続きを読む…

2010-11-27

お部屋2135/右翼ごっこに集う人々

2132/ひさびさに「メタ視力」2133/客観のない人々の続きです。

東村山関係では、3羽の雀さんの高い能力はつとに知られていたわけですが、昨今は矢野穂積・朝木直子東村山市議のお仲間である在特会の「活躍」によって、3羽の雀さんの評価はさらに高まっており、蛇蝎の如く嫌う人たちもいるようです。そりゃそうでしょう、「右翼ごっこ」の周辺にはただの一人も3羽の雀さんのような怜悧な頭脳をもった人がいないんですから。ごっこじゃない右翼活動をしている人たちからもバカにされますよ。迷惑でしょ。

かつて私は1730/3羽の雀とはで、彼のどこがどう優れているのかを説明しました。彼は事象に対して多面的に見る能力に長けている。
続きを読む…

2010-11-25

お部屋2134/第二回目のゲストはなべやかんです

本日11月25日のポットチャンネルはポット出版の沢辺社長が担当する第4木曜です。沢辺さんは今までも何度かUstの中継をやっており、ポットチャンネルでも、これまで通り出版周りのさまざまがテーマのようです。

来週12月2日は私の担当の第2回目で、ゲストはなべやかんさんです。「さん」をつけてみましたが、ふだんは「やかん君」です。やかんに「君」をつけるのはどうなんかと思わないではないですが、「なべさん」「なべ君」「なべちゃん」と呼ぶ人はおらず、皆さん、「やかんさん」「やかん君」「やかんちゃん」です。「なべちゃん」はよくいて、やかんの方が混同しないですから。

やかん君とは、今までもいろんなところでさんざん語り合ってきているので、今さら何を話したらいいのかわからんのですが、いつもしているような会話を再現できれば、十分に面白いはずです。

彼は、くだらないことを思いついて、いきなり質問をしてきます。

たとえばこんな質問。
続きを読む…

2010-11-24

お部屋2133/客観のない人々

前回書いたように、客観という視点が持てない人たちは議論に向きません。その自覚さえもっていれば、いらんところにしゃしゃり出ることもないのでしょうが、困ったことに、能力が欠落しているがために、その自覚が難しいのです。

そのため、こういう人たちの欠陥を見抜くには議論をすることが有効だったりします。時には意見を言わせるだけでもその欠陥が露呈します。どこかで聞いたようなことを文脈を無視して言い出したりする。

では、その具体例を見ていくとしましょう。
続きを読む…

2010-11-21

お部屋2132/ひさびさに「メタ視力」

一ヶ月前のことです。新宿ロフトプラスワンで行われた毒蟲presents「SM解体新書」のあと、「毒蟲」主宰の月花さん、この日のメインゲストであるカウンセラーの尾谷幸治さん、大学時代に尾谷さんともに心理学をやっていた大学教員らとともに朝までダベっていました。

このイベント自体、非常に刺激的な内容でしたが、打ち上げでも興味深い話が次々と出てきました。

その時のキーになる言葉を列挙すると、「人格が自立できない人たち」「客観のない人たち」「文章を正確に読めない人たち」「パクリをする人たち」といったところになりましょうか。

どうやら文脈や論理をうまく受け取れない人たちがいるらしい。文字が読めないわけではないので、難読症とは違います。
続きを読む…

2010-11-17

お部屋2129/津田大介の140字

2128/ノーギャラ時代の続きを書こうとしたのですが、ここ数日、「マツワル」の原稿書きにハマっていたので(正確には古い原稿をまとめ直していた)、すっかり「黒子の部屋」のことがどうでもよくなって、何を書こうとしていたのかも忘れました。

思い出したらまた書くかもしれないですが、数日前に、津田大介@tsuda『クズが世界を豊かにする』を名著とツイートしてくれたおかげで、久々にアマゾンの順位が3000位まで上がってました(私が確認した時点の数字なので、もっと上がっていたかも)。
続きを読む…

2010-11-12

お部屋2128/ノーギャラ時代

クボケンがポットチャンネル第一回の打ち上げで言っていたんですけど、ラジオのゲストに呼ばれてノーギャラということがあるんですってね。コミュニティFMだったらわかりますが、誰もが知っているFM局ですよ。

「プロモーションということで」と言われたそうですが、その時のクボケンには、宣伝するような本もイベントもない。FMはAM以上に経営が厳しくて、ついには地方のFM局が潰れ始めていますから、なにかにつけ金を払わない方向になっているってことです。

一方、ポットチャンネルを含めて、ギャラを出すUst番組が増えていて、だったら、そっちに出た方がいいですわね。
続きを読む…

2010-10-31

お部屋2121/エロ雑誌と実話雑誌(加筆あり)

また細かな話ですので、興味のある方だけ読んでください。なんて言わなくても、興味のない人は読まないでしょうが。

読んでいない方は先に以下をお読みください。

2104/緊急開催!! ありがとう東京三世社

2105/続・「週刊ポスト」掲載「懐かし昭和の『エロス雑誌』大全」のデタラメ

この件は「エロをバカにしやがって。でも、世間一般の意識を反映しているだけのことで、この程度の記事しか雑誌では求められていないんだよなあ」とため息をついて終わり。いつものことです。

どうせ興味を抱く人は少ないので、「黒子の部屋」ではこの手の話を書く気はもうなくて、この記事を批判したのは、たまたま阿佐ケ谷ロフトのイベントがあったためです。それがなければメルマガに書いておしまいだったでしょう。

でも、なりゆきで話は続きます。私にとっても想定外です。
続きを読む…

2010-10-30

お部屋2119/ツイッターとブログ

10月半ばから、急速にツイッターの使用頻度が落ちていて、今や2日も3日もまったく見ず、書き込まないことがあります。見るとしても、自分宛のツイートのみだったり。

それもこれも、「ありがとう東京三世社〜総天然色の夢」のせいです。ツイッターでこまごまと書いているよりも、まとめて書いた方がいいテーマというものがあります。しかも、ツイッターだと短時間で流れてしまって、ほとんど誰も読まなくなりますから、記録として残すんだったら、ブログの方がいい。

ブログを連続してい書いていると、ツイッターに意識が向かわなくなる。私は両立が難しくて、ツイッターをやっているとブログを更新する気がなくなり、ブログをやっているとツイッターを見る気がなくなります。

私と同様の人たちは多いと見えて、ツイッターをやり始めてからブログをやめてしまった人、顕著に更新頻度が落ちてしまっている人がよくいます。単純に時間がなくなるということもあるんでしょうが、それだけではない感触があります。
続きを読む…

2010-10-27

お部屋2117/マツワル読者用390

以下は「マツワル」購読者のみご覧下さい。
続きを読む…

2010-10-24

お部屋2114/マツワルとポットチャンネル

ちょっと前に週刊誌から、香川の乱交パーティ摘発についての問い合わせがありまして、「わかんないなあ」と適当にはぐらかしておきました。実際何も知らないのですが、記者が私に問い合わせてきたのは根拠があって、実のところ、調べる方法はあります。でも、どうせ「ハレンチ乱交パーティの中身」みたいなハレンチ記事になるのは見えているので、そんなもんに私は協力したくないです。

「草彅剛の迷惑な公然わいせつは逮捕が妥当として、参加者がその内容までを同意している乱交パーティに公然わいせつがなぜ適用されるのか。同じくハブバーやストリップショーに公然わいせつが適用されるのはおかしくないか。法律がそうなっているのであれば、法改正すべきではないか」といった記事だったら、ナンボでも協力しますけど、そういう視点が欠落した記事に金をもらっても協力したくないです。

つきあいのある雑誌だったら断りにくいのですが、原稿は決して依頼しない雑誌が、都合がいい時にネタだけ引っ張り出そうとしたり、名前と言葉を欲しがること自体、腹立たしいものがあります。そういう雑誌のコメント取材も断るか、無視することが多いのですが、インタビューだったらたっぷり語れるし、原稿チェックも通常はさせてくれるので、どんな雑誌でもたいていは引き受けます。

ちゅうわけで、昨日、本橋信宏氏が「実話マッドマックス」でやっている連載「童貞喪失物語」用にインタビューを受けました。
続きを読む…

2010-10-19

お部屋2110/ツイッターでの議論まとめ

以下はツイッターでの議論を整理したものです。トゥギャる手もあったのですが、この議論は第三者に説明すべき点が多いので、こういう方法をとりました。それにしても、本来は同じ条件で議論すべきであって、別の場に拡大するのはためらいもあるのですが、そもそも彼はこちらがひとつツイートすると、その3倍ツイートしてくるので、配慮する義理はないでしょう。
続きを読む…

2010-10-18

お部屋2109/「ありがとう東京三世社〜総天然色の夢」のお礼とエロ雑誌の終焉

一昨日の「ありがとう東京三世社〜総天然色の夢」は、告知開始から5日しかなかったわりには、40人以上の方が来場してくれました。本当にありがとうございました。拙著『エロスの原風景』も今さらながらに売れて、パート2を作る意欲が湧きました。

私も今まで知らなかったことがたくさんありました。白夜書房の末井昭氏が、白夜書房の前身であるセルフ出版のさらに前に、フリーとして東京三世社で書き文字をやっていたという話も初耳でした(ことによると、『素敵なダイナマイトスキャンダル』あたりに書かれていたかもしれないですが、私は記憶力が悪いもので)。

「書き文字」というのは、かつて雑誌で、タイトルやコピーに使用されていたもので、今はもっぱら書体の意味で使われる言葉になってしまっている「レタリング」というやつです。

th_IMG_0212.jpg

例えばこういう文字。 続きを読む…