2013-07-18

お部屋2520/2月9日始動—–しばき隊の「暴力性」2

このシリーズは、もともと6月30日の公園包囲に向けて景気付けに始めたものでありまして、1回書いただけで時間がなくなってしまいました。以前、メルマガでずっと書いていたことでありまして、同じことを繰り返して書くのが嫌いということもあって、「役割を果たしたのでもういいか」と思っていたのですが、1回目は出してからずいぶん経つのにアクセスが続いていて、このブログで今年一番読まれています。また、「続きを読みたい」というリクエストもいただいているので、2回目を書きますか。

前回、書いたことは警視庁の警備担当も「正しい」と言ってました。公安はもちろん、それ以外もネットはちゃんと読んでいて、TwitterもFacebookもチェックしてます。皆さん、見られていることを前提に書きましょう。次にライオンズマンション秋葉原に行く時は黙って行かないとな。

「正しい」という評価は、しばき隊の戦略についてではなく、警備警察の役割に関する記述についてです。ここは大事。警備警察も公安警察も刑事警察も生安警察も、どれもこれも国家権力であり、民衆の敵だとしか見ない人たちもいるわけですけど、それぞれ役割は違いますし、意識も違う。その違いや、警察の縦型の組織について理解しておかないと、警察の動きは読みきれません。私も全然まだ理解できていないんですけどね。

それを踏まえて動いているのがしばき隊です。

では、再度この地図。


より大きな地図で しばき隊戦略図 新大久保編 を表示

2月9日。しばき隊の初出動です。しばき隊はデモのあとの「お散歩」を阻止することを目的にしていましたから、デモの最中は各拠点に配備されながら、遠くから睨みつけているだけでした。

桜木公園から新大久保に入る最短距離は、小滝橋通りを戻って、職安通りのガードを越えるコースです。緑色のピンがついている場所の脇にあるガード。続いてはその北のガード。さらにその北の新大久保駅のガード。山手線沿いはこの3箇所を警備する。

新宿駅から大ガードを回りこんで、歌舞伎町を抜けてくる可能性もあるので、職安通りの各信号にも人を配備する。地下鉄の東新宿から回る可能性や車を使う可能性もなくはないので、大久保通り側の路地入口もガードする。

レシーバーで連絡をとりあって情報を共有してましたから、各ポイント3人とし、これに移動部隊を加えて、計30人もいればいい。この人数が警備をすれば、ヤツらは単独では行動しないため、まず見逃すことはない。

道行く人たちのほとんどは気づくことはなかったでしょうけど、現場に行って注意深く見ていけば、その様子はよくわかりました。9日の段階では私はしばき隊のことをほとんどわかっていなかったため、「これはすごいな」とひたすら感心。

それを知らずにノコノコとデモ参加者は大挙して「お散歩」にやってきます。やはり緑のピンのコースでした。実のところ、これには計算違いもあって(正確には事前の打ち合わせにない行動をとったのがいて)、予定とは違う展開になってしまったのですが、結果としてはこれがのちのちのしばき隊の活動を決定づけます。

私が前回書いたような警備警察の動きを理解するようになるのは、現場を見ていたことと、警備に話を聞いていくことによるところが大きいのですが、野間易通は反原連での活動があったため、法的な理解ではなくて、実感として理解していたんだと思います。「しばき隊はこれでいこう」とこの瞬間彼は判断。

3月17日、デモの前に神鷲皇國會と衝突したのもこの場所です。正確には新大久保駅近くで最初の接触があり、そのあとピンの場所に移動して揉みあいになってます。神鷲皇國会はその後メンバーが次々逮捕され、解散に追い込まれますが、そのケチのつき始めがここです。

どっちの揉みあいにも私はいたわけですが、これはホントにたまたまです。しばき隊は配置が決まっているため、勝手に移動できないですが、私はどこにでも行けます。騒ぎがあればそこに行く。

また、2月17日、職安通りのピンの反対側で荒巻丈は「拉致」され、以降、カウンター勢力とズブズブの関係に。

ザイトクは、地図を見て、もっと頭を使えばいいのに、この辺の地理に疎いのか、使える頭がないのか、たいていこのガードを通ってきます。他のルートで来たところで粉砕されたでしょうけど。

こうして、新大久保に入ろうとする試みはことごとく失敗に終わります。この数回で警察は警備を固め、危険回避のために、両者を近づけないようになります(2月中にほとんどこの方針が決定したかと思う)。警察はそれらのポイントに人を配置して、ザイトクが新大久保に侵入して、しばき隊と衝突することを防ぐ。

3月に入ってからのことだったと思いますが、警察はザイトクに、「お散歩」をしないように指導し、集団下校という方法がとられるようになります。しばき隊の襲撃から守るということもあったのでしょうが、騒ぎが起きないように、確実に駅に送り出したかったのだろうと思います。

逆のこともあって、カウンターのあと、蒲田署は改札まで送ってくれて、「親切だなあ」と思っていたのですが、あれは早く帰って欲しかったんだな。

この指導という方法が先日来のコース変更、デモの中止を実現していて、原点はこの「お散歩」中止にあります。これはあくまで指導ですから、拒否は可能。しかし、「お散歩」は違法性が高いので、拒否をしたら、逮捕もありえるでしょう。

しかし、デモではそれだけで逮捕はないですから、指導を無視することもできます。よって表現の自由を侵害することはなく、ヘイトスピーチ規制法はもちろん、公安委員会が不許可にすることに比しても、もっとも穏当な方法かと思います。当然批判もありそうですが。これについては根気が続いたらまたやります。

こうしてしばき隊の最初の目的「お散歩」阻止は見事に達成されました。(まだまだ続く)