ポット出版社長・沢辺均の日記 -75[2010.05.25〜2010.05.29]

2010-05-29 沢辺 均

●2010.05.25火
午前中はマンションの管理組合の臨時総会と理事会
午後にはS社とデザイン打ち合わせ。
夜は、庄野真代さん関連の会議。
終わってから渋谷・つくしや(だったと思うけど)へビールとメシ。
庄野さんは店長にさっそくポスター張りなどの依頼。
こういうのマネできない、。
ジャパニーズ・ブックダムのからみ経産省の「お偉いさん」と
出版の社長2人と相談する日程調整にバタバタ。週明けに日時決まってめでたし。

●2010.05.26水
昼に、団塊オヤジとその息子が挨拶にくる。海外にいる息子さん。
出版にあたって顔合わせ、ってワケです。
それが終わって、TBSラジオプロデューサー・鳥山さんに
談話室沢辺のインタビュー。TBSの中の店。
面白かったですよ、ラジオメディアの状況とDigのココロザシ。乞うご期待です。
夜は版元ドットコム会議。参加者が多くて、会議室からあふれるような状況。
いつもよりは早く終わって、飲み会を失礼して、新宿二丁目のメゾフォルテへ。
伏見憲明さんの週一バー「Fメゾ」へ。
中村うさぎさん、北原めぐみみのりさんたちとの新企画の相談。

●2010.05.27木
出版会議。いつも長いんだけど、早く終えて、この日のA社雑誌編集長へのiPad雑誌企画の相談のための
レジュメを完成させるべくバタバタしてたら、緊急の事件が起こってキャンセル。
残念! 
夜はマンション管理人さんの送別会。近所のベラミというお店。
毎月第三土曜に「ベラミナイト」というセッションみたいなライブをやってるところへ。
途中、上の階のシンクビットの若者を社長が呼びつける。
ギターを持って登場。突然のライブに。オレも「春夏秋冬」と「スタンドバイミー」を。
そのごカラオケに、ギターをつけて代わる代わる何曲かやって大盛り上がり。
管理組合の飲み会でこんなに盛り上がっていいのか。理事長の人徳である、な。

●2010.05.28金
朝早めに来て、この日の講演のレジュメを書く。
山梨県公共図書館協会 全体研修会。レジュメを公開して
超短縮ポット会議をやって新宿へ。あずさにのるのだ。
ほほほ、会議では社員から妊娠報告。おめでただ。
まったく、すれすれ。来週は、岩上さんとそのお仲間に、電子書籍の話をさせてもらう。
うー、結構続くんだ。
夜、山梨からもどる途中に、ソフトバンクの表参道がまだあいていたので、
寄って予約してあったiPad3G・64Gを入手。これは個人用(当然、オレのお小遣いで買ったのですよ)。
事務所に帰ってしばらくしたら日高もiPadを手に戻って来る。
山梨では、あれほど見せびらかせたiPadだけど、ポットのメンバーは会社で買ったヤツがあったので、
オレのも日高のも、まったく無視。
そんなところに週明けの経産省への予定が危ういかもって連絡。
赤松農林大臣への不信任案で、国会がのびそうで、って話。
うーん、やむえんけど。また日程調整するのは大変だな!

●2010.05.29土
午後、鉄とすずをつれて代々木公園のドックランに。
鉄とすずを入れて、最低時3頭・最大時7頭。
ドックランの入り口に警備員がたち始めて、利用登録を確認をし出して、
3ヶ月くらいかな? それ以降は土日につれてっても少ないんだよな。
夕方は事務所にでて、雑用(机につまれた回覧だの請求書だの、、、、いろいろ)。
明日は日本橋三越の庄野真代さんのライブ。多分無料だし、本も新しいCDも並べるので、
ぜひおいで下さい。
◎風・街とのハーモニー 庄野真代コンサート
 午後1時30分〜、 3時30分〜

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ストリップ劇場の思い出

2010-05-28 小久保 由美

私が初めてストリップ劇場へ足を運んだのは二十歳の頃。

当時つるんでいた何人かで放課後に無駄話に花を咲かせていた最中、
「ストリップ劇場って学割がきくらしい」という話になり、
みんなで何の予備知識もなく行ったのが初体験だ。
場所は渋谷OS劇場。
メンバーは確か男子5人女子2人、合計7人の大所帯。

ストリップ劇場では裸の女の人が踊っているだけなのかと思っていたら、
花電車では、りんごをテグスで割り、客に振る舞ったり
大股開きの踊り子さんとポラロイド撮影したり
生板ショーありの盛りだくさんな内容で
特に花電車では、人体の可能性(というか、自分の体の可能性)について
いろいろ考えさせられた(試してはいません)。

渋谷OS劇場では全部で5人の踊り子さんたちが香盤していたのだが
4人目の踊り子さんが、惚れ惚れするほどに踊りが上手で美しく、
でも顔が谷村新司に激似で非常に印象深かったのを覚えている。

あれから相当の年月が経った今、
まさか自分がストリップ劇場の本作りに携わることになるとは。

そんなわけで『昭和ストリップ紀行』の入稿が、昨晩終わりました。

この本を作って知ったことは、
全国に40数軒しかストリップ劇場が残っていないという事実。
巻末の「全国ストリップ劇場ガイド」によると、
以前『カーミラvol.3』で紹介した札幌道頓堀劇場も
私の地元、大宮の劇場も既に閉館とのこと。

本書は写真盛りだくさんな内容となっておりますので
かつて劇場へ足を運んだことのある方も、未体験の方も
是非お手に取っていただければと思います。
6/18(金)発売予定です。

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レジュメ●平成22年度山梨県公共図書館協会 全体研修会

2010-05-28 沢辺 均

ふー、危ない橋を渡り過ぎ?
これから甲府に行くんだけど、たった今レジュメ完成。

────────────────────
レジュメ●平成22年度山梨県公共図書館協会 全体研修会
2010/05/28金 甲府市立図書館

図書館と出版、直面している問題
もう一度「図書館とは何か」から考える

●最近の図書館×出版界をめぐる動き

○日本ブックサーチ(ジャパニーズ・ブックダム)
・日本語の本の、全文検察、一部の表示
・賛同する出版社とNDLで協力
・著作権者・出版社の同意、参加・不参加、途中参加・途中離脱自由

○デジタル三省懇
(デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会)
・総務省、文部科学省・経済産業省 +国立国会図書館(NDL)
・デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に向けた検討

○公共的書誌情報基盤整備
・出版界の近刊情報なども利用
・NDLが早期に提供

○JPO(日本出版インフラセンター)近刊情報EDIデータ
・書店(ネット・リアル)で発行前に予約をとる/仕入れ精度向上のため
・返品対策

○こうした動きの背景
・国立国会図書館長尾真館長 長尾構想
・インターネット/デジタルの拡大
・出版不況(無料の読み物が増えている)
(図書館での料金徴収)

●図書館×出版界が直面している課題の背景

○インターネットの発展からメディアの変貌
→クズが世界を豊かにする(松沢呉一)
 だれでもメディア(小林弘人)
 集合知(Web2.0)
→社会の高度化は、チームでの対応を必要とする

○自由の拡大/民主主義→みんなで決めることが増えている

○文字は読まれている
・書記言語の有用性
・文字は読まれている/書かれている
「2009年版読書世論調査」毎日新聞社
88=73% 95=70 00=84 05=71 08=79 70年代〜90年代70前後

●図書館が果たせるかもしれない役割

○それでも図書館は必要か
・図書館の役割は、読み書き能力向上を始めとした、社会構成員の知的基礎力の向上と、
 多数で生きていくための相互に承認しあって生きていくための共通のルールづくりのために基礎情報提供
・としてもインターネット社会で、相変わらず必要かどうかはわからない
・電子書籍とその「貸し出し」が実現したら地域図書館は必要か?

○わからなくとも「メディア変貌」時代に残された課題に対応しておく必要があると思う
・情報・思想感情の、選別・抽出
・事実確認機能
・コンテンツの収集・整理 分類・編集 保存 →公開・発信 (地域)
(図書館の役割か、マスコミの役割か、クズの役割か)

○おまけ──一つずつ取組んでみませんか?
・書影利用
・書評データベース
・たとえば自治体の催しもの編集→発信


沢辺 均
(株)スタジオ・ポット/ポット出版
版元ドットコム・書誌検索実証実験検討会・JPO近刊情報WG・NPOげんきな図書館

http://www.pot.co.jp/diary/

★twitter @sawabekin

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庄野真代イベント 5/30日本橋三越、6/10ジュンク堂新宿店

2010-05-25 佐藤 智砂

5月23日(日)、新宿全労済ホールスペース・ゼロでの「国境なき楽団ライブ」に行った。
出演は、庄野真代、叶正子、桑江知子、他。
40代以上の人なら、叶正子も桑江知子も知っていると思う。
叶正子さんは、サーカスの人です。そう「ミスターサマータイム」の。
桑江知子さんは、「私のハートはストップモーション」ですねー。
(ポットの那須は、大学時代に桑江知子に似てるといわれたそうだ←余計な情報)
「ミスターサマータイム」も、「私のハートはストップモーション」も歌ってくれた。
庄野さんは、もちろん「飛んでイスタンブール」。
どれもこれもしっかり歌えました。若いときの記憶ってすごいわ。
数年前からなんだけど、懐かしい歌を聞くとすぐ涙腺がゆるむ。特に思い出のある歌とか
そういうわけではなく、なんだかキューンとなってしまう。
そして、今回もなりました。
3人は持ち歌のほかに、カーペンターズの歌もうたって、これもすごくよかった。
なまで聴く良さってあるなあと思った。

というわけで、庄野真代さん出演のイベントの宣伝です。

●庄野真代のなま歌を聞けるイベント
日時:5月30日(日)13:30〜15:30
場所:日本橋三越 エコチャリティーキャンペーン トーク&ミニライブ
(入場料について、ネットで調べたのだけど見つからなかった。わかったら追加して書きますね)

●歌はうたわないけど、庄野真代トーク&サイン会
日時:6月10日(木)開場18:00/開演18:30
場所:ジュンク堂新宿店8階 喫茶
入場料:無料(ドリンクなし)、整理券をお渡しします
庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』をジュンク堂新宿店にてご購入のお客様先着40名様に7Fレジカウンターで整理券をお配りいたします(本の発売前は予約できます)。
電話でのご予約もできます。電話 03-5363-1300ジュンク堂新宿店

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おっしゃる通り、マガジン「航」の「電子書籍にDRMは本当に有効か?」

2010-05-24 沢辺 均

仲俣暁生さん編集のマガジン「航」に「電子書籍にDRMは本当に有効か?」というyomoyomo (雑文書き・翻訳者)の文章が載っている。ぜひ読んでほしい。

今、電子書籍が話題だけど、DRMの有効性と必要性の議論はほとんどない、と思う。
でもイチバン根っこにある問題じゃないだろうか。

そこにオライリー・メディアのTools of Change for Publishingブログに載ったという、
Kaplan Publishingのデジタルマーケティングマネージャであるブレット・サンダスキーの、
DRMと海賊版の問題を考える文章なども引用。

yomoyomo (雑文書き・翻訳者) さんは、サンダスキーの引用も含めて以下のように書く。

引用────────────────────
サンダスキーは「DRMにまつわる3つの神話」とその実情についてあっさりと書きます。

1. DRMは海賊行為を排除する:これは完全に間違い。海賊版のコンテンツは、我々が許可しようがしまいが、いつだって入手できる。
2. 海賊行為は我々の顧客から盗んでいる:海賊版のコンテンツをダウンロードする人は、はじめから買うつもりがない。海賊行為は小売りの替わりではなくて、交わることのないエコシステムである。
3. 出版社は強度なDRMをかけるほど利益があがる:これも間違い。実際には、DRM のかかってないコンテンツのほうが市場価値があがり、長い目でみればより利益があがると考える。

サンダスキーはDRMよりも、顧客が友人とコンテンツを共有する選択肢を与え、それにより新しい顧客にリーチするほうが得策だと説きます。「DRM にまつわる3つの神話」が上の現状の通りだとして、サンダスキーが考えるそれぞれの神話に対する対応策は以下の通りです。

1. 人々がコンテンツを共有したがっているのだから、DRMが海賊行為を抑止しないのは既に分かっている。それに対しては、ユーザー間のコンテンツ共有を積極的に促進して海賊行為を回避し、出版社と消費者の両方にウィンウィンな状況を作り出して出版社の価値につなげるべき。
2. 我々出版社がより優れ、より価値のある体験を提供すれば、海賊たちは我々の顧客から「盗む」ことはできない。
3. 顧客基盤を増やし、顧客データを集め、顧客に直接関わり、積極的にブランドへの忠誠心を育て、賢くテクノロジーを活用する上質のユーザー体験を提供すれば、長い目で見ればより大きな利益につながる。

これを楽観的過ぎると見る向きもあるでしょうが、少なくともDRMには効果がないから頼れないという認識は出版業界においても特異なものではありません。例えば、『マガジン航』に公開されているジョン・シラクッサの「電子時代の読書~過去そして未来」にも同様の考えが示されていますし、事実Amazonも小規模な出版者に対して、DRMを外すのを容易にする選択肢を認めているという現実があります。
引用ココまで────────────────────

すべて仰る通りだ。
オレが考えてきたことを、オレなりの言葉で書き直せば、
1. DRMで排除できる技術は(ほとんど)なくて、ファイルの中身を取り出すことは
ある程度コンピュータ技術に精通してる人なら、できるし、
そうしたツールを使えば、オレにだってできそうである。
2. 排除できるのは、機械とかコンピュータが苦手なヤツ。
ネットにだれにでもダウンロードできるようにアップは排除できない。
3. DRMがかかってる電子書籍からはコピペができないのだら、本の文章の一部を
ツイッターやブログに貼付けたりできない。
それは、口コミをやりにくくしてることになるので、口コミからの販売の目をつんでる。
4. 違法コピーの増加したことが(たしかに増加してそうな気はする)、販売総額を減らしてる、
って証明は見たことがない(知らないだけかもしらないけど)し、その証明は極めて難しいと思う。
違法コピーができなければ買ったのかどうかは、その一人一人の脳みそのなかをみてもわからんだろうし、
もしその人に聞いてみても、その答えはたぶん信用できない。仮定な質問だから。
5. もちろん違法コピーの特に悪質なものから、取締りをつよめる必要がある。
 また、ネットをクロールしてコンテンツの無断アップを見つけるとかのロボットなどの
技術開発をすすめるのが良い。
6. 発想を変えて、お金を払って充分に利用しやすい環境を作ることがいいんじゃないか。
利用しやすい環境っていうのはDRMを外すこと。
たとえば、iPadだって数年で買い替えしたりするだろう。
ウチだってすでにiPhoneに向けた.bookを売ってるワケだけど、iPadを買った人に、iPadでも
まったくシームレスな環境をつくりたいし、すでにボイジャーとはそう合意してる。
もちろんこれなんかDRMをかけている今のうちの.bookの電子書籍でも可能だけどね。

ってことで、ブレット・サンダスキーの上記の意見に全面的に賛成します。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -74[2010.05.22〜2010.05.24]

2010-05-24 沢辺 均

●2010.05.22土
鉄とすずとドックランへ。代々木公園。
夜はヨドバシカメラとメシを食べに新宿。
いろいろ雑用もすませて、課題のレジュメもいくつか書いた。

●2010.05.23日
午後から、入院中のオヤジの見舞い。
アルツのうえ、やや肺炎気味? 明確な意識はないな。
同じ病室のおじいちゃん、ときどき「欲しがりません、勝つまでは」と声を出す。
オヤジの意識はっきりしてなくてよかった。
若い頃なら、ケンカを吹っかけそうだ、そんなおじいちゃんが身近にいたら、、。
そのまま新宿にでて、庄野真代さんのコンサートに行く。新宿のゼロホール。
初めてはいった。
カーペンターズのカバーも何曲かやった。
ヤッパ、カバーはいいな。
夜は、久しぶりにギター練習だ〜。

●2010.05.24月
夕方、庄野事務所に。参議院比例区に立候補するので「週刊実話」の記者の取材に同席。
ちゃんと聞いてくれた。感謝、高瀬さん。
明日からビッチリ、。今週イッパイ。その上、ジャパニーズ・ブックダムのことで、
緊急の集まり予定も入りそうで落ち着かないな。
iPadがらみの企画を別な大きな出版社に持ち込むアポもあるしな。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -73[2010.05.18〜2010.05.21]

2010-05-21 沢辺 均

●2010.05.18火
午後、JAGAT(社団法人日本印刷技術協会)の郡司さんたち3人がみえる。
6/11にJAGATの勉強会で講演をさせてもらうことに。テーマは電子書籍と印刷、ってあたりかな?
郡司さんは、以前やっていた「日本語の文字と組版を考える会」でなんどか遭遇してる人だった、。
なつかしい。
夜は庄野真代さんたちと打ち合わせ。
庄野真代の単行本『庄野真夜、支えあう社会を奏でたい』、買ってくださいね。

●2010.05.19水
書籍検索実証実験等の実施に向けた検討会の第一回。
ほぼ一年前からすすめていた「ジャパニーズ・ブックダム」の公式な実務者の会議。
これまでも、いろいろ打ち合わせなんかはしてたんだけど、やっとここまで。
三省のデジ懇との調整、書籍全文検索データベースの具体的な作業段取り、
取り決め、とか課題は山積だけど、まずはめでたし。

●2010.05.20木
朝イチ、オフクロから電話で、入院中のオヤジの具合がよくないらしい。
週末に見舞いに行かねば。
週一の出版会議。
夕方、浜松町駅ビルのブックストア談で「書店落語」をのぞきに行く。
15分を3回やったのだけど、毎回40人以上の集客でいい出来だ。
談の人たちも、法被にポスター姿や、「書店落語やります」みたいなことを書いて、
店内を練り歩いてくれたり、何人も見に来てくれたり。
書店の店ん中(今回は店のはじっこだけどね)でやるのが、オレ的にはミソ。
1回だけ見て帰ってきてしまったけどね。
尹が、レポートを作るとおもうので、乞う!ご期待。
さらに5/29土には、松戸のリブロでも店の中でやるので、近所の方はぜひ見に来てください。

●2010.05.21金
午前中はJPO(日本出版インフラセンター)の近刊情報EDI交換検討のための
サブワーキング(技術)。ネット/リアルとも事前予約をとれるような情報を
業界全体の仕組みとして流そうって。
ついつい、熱くなっちゃったです。
会議終了間際に珍しく携帯に何本も電話。
庄野真代さんのトーク&サイン会の会場がダブルブッキングとか、
ジャパニーズ・ブックダムがらみのことで、三省デジ懇への働きかけのための緊急の連絡をしたり、
なんだりで急にバタバタ。
コンビニでサンドイッチを買って事務所にもどり、ぱくつきながら、
Macにへばりついて、メールで依頼文書いたりなんだりと。
日経新聞の記者が取材に来ていくつかの話。
夕方は朝鮮大学・全国の朝鮮高校にラグビーの種をまいた全さんのルポのことで打ち合わせ。
夜は、ひたすらメール、メール、メール。
いろんな相談や、連絡、報告、そして企画書みたいなもんを書く。
はー、夕飯は出前。仕事を終えてビールを飲んでる佐藤と那須と一緒。
あ、いけねー、「電子書籍と出版(仮)」の著者校正紙の発送をおえたけど、
著者たちにメールを書かねば。

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庄野真代の単行本『庄野真夜、支えあう社会を奏でたい』

2010-05-21 佐藤 智砂

久々にやりました。単行本の編集。
庄野真代、支えあう社会を奏でたい 国境なき楽団からはじまった挑戦』。

本の中で庄野さんは、一年にひとつ「○○デビュー」するといいと思う、と書いている。
新しいことに挑戦してみては?という意味だ。
例えば、スキーをやったことがなければ「スキーデビュー」してみるとかね。

これはいいアイデアだと思う。
私なんか、根が怠け者ということと、細かなことを気にして、なかなか行動にうつさない。
「これやると面白いと思うんだよね〜」と言いながら、「でも………」とできない理由を考えて
やっていないことがいっぱーーーーいある。
「よく考える」ということも必要だと思うけど、私に不足しているのは
「とにかくやってみよう」という気軽さだと思う。

そんなことを考えたのもこの本を担当したからだと思う。
本の紹介ページの「担当者から一言」にも書いたけれど、庄野真代さんは行動力がある。
刺激されたです。
40代、50代の女性に、特におすすめ。

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ニュース探究ラジオDigに出演して思った

2010-05-19 沢辺 均

5月13日(木)のTBSラジオ「ニュース探究ラジオDig」に出演。
テーマは「「本はどこへ行くのか? 出版業界の今と未来」でお相手は荻上チキくんと外山惠理さん。
結果はこんな感じ→http://www.tbsradio.jp/dig/2010/05/post-67.html
もちろん、ラジオを聞いている人は業界人などではなく、一般の人が対象だったから、
出版の話はどうもカルーイところでとどまったし、
途中で電話出演した「ソトコト」編集長と藤木TDCさんという選択も、どうもテーマとはズレてる
とも思ったんだけど、メディアのありようとしていくつか考えさせられた体験だった。

まず、Digという番組の出演のオファーが前日だったこと。
まあ、オレに声がかかったてのは、だれかの穴埋めだったってことも考えられるけど、
前日とはね。
で、おいらが思ったのは「いいね」ってこと。
ニュース探求って名乗っている訳だし、そのぐらいのスピード感で企画(出演者)を決めて、
即放送、って必要だよね。

それから、正直、この番組を知らなかったんで、サイトをみたら、
ツイッターは張り付いてるし、ポッドキャストもある。rodiko.jpで、ネット経由で放送は聞ける。
一部の放送はUstで中継やったりも。
いやー、ラジオってずいぶん変わったんだな、ってビックリ。

プロデューサーとも喫煙所で喋ったんだけど、
ラジオがどん詰まりのところにきてて、いい意味で開き直って挑戦してる感じがしたなあ、。

いやそんでもって、早速プロデューサー鳥山さんにこのサイトの「談話室沢辺」に
出演依頼。(乞う、ご期待)

で、オイラはiPhoneでツイッターのつぶやきを見ながら話そうと思ってたんだけど、
残念ながら3Gは電波届かず。
チキくんは、ノートPCを持ち込んで(イーサーケーブル繫げてたみたい)、
読みながらやってたけど、もう一人の外山さんは、スタッフが選んだつぶやきのペーパーを渡される方式。
読むのが怖いって。
オイラ自身「口の悪いおじさん」とかさんざん書かれていたんだけど、
それは事務所に戻ってきてから、ハッシュタグでたどってみて初めてわかったんだ。

でも、ウチのスタッフの想像では、当然みんなツイッターをリアルに見ながら
喋ってるんだと思ったらしく、つぶやきを見ながら、
「なんかこのつぶやきに沢辺がよけいな反論しなきゃいいな」
「沢辺は反論してないから、今日はおとなしいな」とか思いながら聞いてたんだって。

それはともかく、
ツイッター、ハッシュタグでたどっていったら、
ちゃんと答えると、わかりやすくなるな、とか、
ああ、こういうのが、ステレオタイプな意見だからバシっと反撃したかったな、
みたいなのが結構あった。
むしろ、そうしたツイッターとかのやり取りを中心にすればいいのにな、
なんてのが感想でした。

たったこんだけのことでなんだけど、ラジオがネットワークの時代に対応して、
可能性を感じた日でした。

ちなみに、ギャラの事前提示は一切なくて、帰りに振込先をきかれた。
いまだ出演料の金額は不明。

出版界ではよく「事前にギャラの提示がない」って批判があふれることがあるけど、
ラジオ出演料の事前提示への批判は聞いたことがないんじゅないかな?。

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nakata.netCafeでランチ!

2010-05-18 五賀 雅子

先週の金曜日、原宿の駅近くにオープンして
前から気になっていた「nakata.netCafe」に行ってきた。
いつものおババ3人組でランチに行こうという話になり、
久々に時間に余裕があったので、駅まで足を伸ばすことにしたのだ。

なすさんと智砂さんは、サバの塩焼きランチ。
私は、いろいろ選べるデリセットにした。
料理が運ばれてきてサバを食べた智砂さんがひとこと。
「あぶらがのってて、おいしい〜!」
はっきり言って、味にはほとんど期待していなかった(失礼!)。
でも、何事にもとことんこだわりそうなヒデのこと。
味にこだわらないワケがなかったのですね。
和食系のランチは器もステキで、なんと、サバには日本酒(ちょっとだけど)までついていた。
デリは、持ち運びもできるのか、プラ容器だったけど、
ご飯の量が、ちょっととか、ふつうとか、選べるのが良かった。

店内には大きな画面があって、天上がものすごく高かった。
今年のW杯は思いのほか盛り下がっているけど、
6月になって、日本戦が始まったら、お店は満席で大盛況となるのだろうか?

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今日のご飯

2010-05-17 大田 洋輔

Twitterの話です。

最近、ご飯のことばかりつぶやくようになりました。

食費節約のために自炊を始めたので、せっかくだからと記録を始めたら、これが楽しい。

以前から勤務時間を記録するための手帳に食事の内容を書いてはいたのですが、Twitterで書いておくと検索もできるし、フォローしてくれている人から思いがけないアドバイスがもらえることもあり、完全に乗り換えました。

Twilogで「ご飯」を検索した結果

意識して記録を始めたのは3月末からですが、スパゲッティが連続した後にチャーハンの連続になっていることがよくわかります。

ここ数日は、またスパゲッティに戻ってきました。

もう少し溜めると中期的なバイオリズムがつかめそうな感じです。

またご報告します。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -72[2010.05.11〜2010.05.17]

2010-05-17 沢辺 均

●2010.05.11火
大手出版社の役員と電子書籍をめぐる動きを議論。
ジャパニーズ・ブックダム計画には、賛同を得た。社長と相談しておいてくれるって。
京橋エージェンシー・広告代理店に、当面の出版広告の相談。
夜、重要な懇親会をすっぽかして、庄野真代参議院比例区立候補記者会見にいく。
だって、ギターで一曲弾き語りやることになってたんだもん。
もしかしたら、庄野真代さんと一緒にうたうなんてことになるかも、
なんて、めちゃ傲慢な妄想を膨らませて参加。
記者会見のあと、選挙の応援ってことでミニライブ。
庄野さんが「飛んでイスタンブール」などをうたって、
麻倉未稀さんが「ヒーロー~Holding out for a Hero~」をうたい、
鈴木雄大さん、田中章さんたちが3曲。
そしてなんとそのあとがオレ、ってことに。
庄野さんに譜面台を準備させ(?)ながらしゃべったら、前列の佐藤とバンド仲間でドラムの木谷さん
から「マケ!」のジェスチャー。
木谷さんに、ボンゴで手伝ってもらいながら「スタンドバイミー」を弾き出したら、
鈴木さん、田中さん、が出てきてくれてピアノとギターで一緒に入ってくれた。
そして、庄野さん。サビのコーラス。なんと傲慢な妄想を上回ることに(一緒に→バックコーラスだぜ)。
「庄野真代にコーラスをつけさせてスタンドバイミーをやっタ男」ってネタ。
死ぬまで飲み屋で使える、な(笑)。自慢したいから、佐藤がとった写真を貼っておこう。
R0014804.jpgR0014805.jpg

●2010.05.12水
昼から、近刊予定の著者と打ち合わせ。
金融業で働く息子が、団塊オヤジに学生運動の経験をインタビュー、って本。
夕方は、エコノミストの女性記者が取材にくる。ついつい、長くしゃべってしまう。

●2010.05.13木
午前中は、代々木図書館の館内整理のための休館日会議に。
午後は、ジュンク堂のネット書店担当が来て、意見交換。
夜は22時TBSラジオへ。「ニュース探究ラジオ Dig」という番組に出演。
途中30分、別なコーナーをはさんで、22時半ころから24時半ころまで。

●2010.05.14金
ポット会議と掃除。
午後はちょっと国会図書館に行く。

●2010.05.15土
ポットの落語イベントがブックファースト新宿店であったんだけど、
若いもんに任せることにして、欠席。
夜はベラミナイト。近所のスナック(?)のベラミで、
20〜30人くらいが来て、セッションやバンドで歌と演奏。
飲み放題2,000円。いつのまにか(って基本出しゃばりなんだな、オレ。自覚してます)
司会役。
あ、でもみんな好きだし、うまいな、。ポットのあるマンションのデザイン会社のキクちゃんも参加。
最後はみんなでスタンドバイミーで締めて23時すぎ終了。

●2010.05.16日
4/17にやったわがバンドのライブ「勝手にしやがれ 6」の打ち上げ。
みんなでビデオを見て反省。いや、今回は一段と楽しくできたんで、
まあ、やってる方は大満足でしょう。次回は2011年03月に決定。
記念に、我がバンドのスタジオ録音+ビデオを貼っておこう▼。

●2010.05.17月
夕方、ボイジャーの鎌田さん、齋藤くんガが来てくれて、
.bookのiPadなどの対応計画。
一度買ってくれたユーザーは、PC・iPhone・iPad・ほかのスマートフォンなどなど、
どの端末にもダウンロードできるようにします。ポット出版の.bookは。

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第3次料理ブーム

2010-05-11 上野 絵美

ここ最近、自分の中で三度目の料理ブームが起きています。

何を食べてもバターとめんつゆの味しかしない食事を作っていた1年前。
来る日も来る日も大根・白菜・もやし・豚肉ばかりだった半年前(節約のため)。
それが今では「いろんな味付けで一汁二菜」とか「200円高くても旬のもの」とか考えつつ
なんとなく体裁の整った食事を作れるようになりました。

しかし連休中、実家に帰省して
得意げに両親に手料理をふるまったところ、「味付けが濃い」と指摘が。
たぶん、私が普段スーパーで買っている食材は
素材そのものの味がしないので、調味料の量が多くなるのだと思う。
それに比べて、祖父が作ったスナップエンドウ(畑から採って1時間以内)は、
あふれんばかりの甘みと瑞々しさで驚いた。
塩ゆでしてそのまま食べるだけでごちそう!
近所の人がおすそ分けしてくれた筍の煮物、その筍で作った天ぷらも最高だった。

メニューを考えたり料理するのは楽しい。けど、
調味料をあれやこれや使わなくても、素材そのままでおいしいものを食べるのが
やっぱり一番幸せなのかもしれない、と思った連休でした。

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家族史の制作

2010-05-11 和田 悠里

ゴールデンウィーク、2泊3日で実家に帰ってきました。
ここ1年ほど、実家に帰るたびに祖母から昔の和田家の話を教えてもらっています。
だいたい1回で2時間くらい聴いていますが、毎回繰り返す話もかなりあるので
1回では新しい情報はそんなに増えません。

それでも最近は話が広がってきて祖母の女学校の同級生の実家と
曾祖母の実家が縁戚関係にあってうんぬんなど
私の知っている範囲を超えた関係性の人が増えてきたので、
次からはICレコーダーで録音をはじめようと思います。

祖母の話を元に和田家の歴史をまとめたらおもしろいよなあと思うのですが、
テープ起こしとか原稿とか構成を考えると気が遠くなり…。
こういうことを考えて挫折する人は多いと思うので、
○○の語る○○家の歴史まとめますっていう仕事があったら
需要があるんじゃないかとふと思いました。

一冊いくらで価格設定すればいいかとか、フォーマットと版型とか
上野が作っている企業の10年史ではどうしてたっけとか、
今日は電車でそんなことを妄想しながら出社しました。

そして、会社についてこの日誌を書きながらふと検索してみたら、
やっぱりありました。自分史、家族史を1冊から制作!の出版社が。
そっかー、あるのか……。
自分史の出版してるところあるしそうだよね、とは思うですが、なんだか残念。
やっぱり、新しいことってなかなか思いつかないものです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -71[2010.04.22〜2010.05.10]

2010-05-10 沢辺 均

●2010.04.22木
夜、下北沢のビレッジバンガードで、「劇画家畜人ヤプー」のトークショー
「丸尾末広に聞くマゾヒズムの世界」 聞き手は吉田アミさん。

●2010.04.23金
午後にJPO近刊情報EDIの技術サブワーキングの会議。

●2010.04.24土
石川輝吉くんの若者インタビュー。
おわって近所のスナック「ベラミ」で素人演奏・バンド大会みたいな「ベラミナイト」。
おおいに盛り上がったぞ。

●2010.04.25日

●2010.04.26月
夜、げんきな図書館のスタッフと、Next-Lプロジェクトの田辺くんと、
書評情報データベースの打ち合わせ。

●2010.04.27火
庄野真代さん関係の打ち合わせ。

●2010.04.28水
中国の方正が主催した中国電子書籍+図書館システムの説明会と意見交換会。
夜は版元ドットコムの会議。

●2010.04.30金〜2010.05.06木
いろいろ雑用をすませて、夜、北軽井沢の友人の丸太小屋に出発。
北軽井沢では、鉄・すずと一緒に散歩/読書/DVD/庭の雑草借り・薪つくり、
などでダラダラと過ごす。

●2010.05.10月
午前中はS社と打ち合わせ。
終わって神保町へ。JPO近刊情報EDIの技術SWの会議。
民主党の参議院比例区に庄野真代さんの公認が決まったようなので、
ツイッターで応援表明をした、ぞ。
http://twitter.com/sawabekin/status/13728496065

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今月は「書店落語」が3回! それから。

2010-05-04 尹 良浩

すでにお知らせの通り、書店と落語のコラボレーション企画「書店落語」が5/15(土)ブックファースト新宿5/20(木)ブックストア談浜松町店5/29(土)リブロ松戸店にてそれぞれ行なわれます。

5/15(土)ブックファースト新宿では芝居噺の名人と言われる林家正雀師匠をお招きして、イベントスペースで落語会を開催します。(有料・1,000円)

席に限りがありますので、事前にお申し込みください。ブックファースト新宿店さんへの電話予約も可能です。もちろん直接お越しいただいても構いません。また、弊社へご連絡いただいても構いません。弊社へご連絡いただく場合は以下へどうぞ。

TEL●03-3478-1774/mail●books@pot.co.jp

5/20(木)ブックストア談浜松町店、5/29(土)リブロ松戸店では昨年末に横浜・石堂書店で開催した「書店落語」同様、書店店内で新進の落語家・柳家ほたるさんに落語を演じていただきます。どなたでも無料でご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。

また、その第一回「書店落語」を開催した石堂書店さんで5/8(土)に、<地元著者に学ぼう!そして楽しもう!「幕末・維新のすべてがわかる本」(ナツメ社刊)監修柴田利雄氏による講演『ペリー来航と横浜』>が開催されます。

今まで店頭のイベントを行ったことがなかった中で弊社と「書店落語」を開催し、地元のお客様に足を運んでもらう仕掛けづくりが自分たちでもできるんだ、と感じたそうです。もともと地元の著者の本を積極的に扱ってきたこともあり、地元に住む著者の方々の講演やイベントをこれから定期的に行なっていきたいとのこと。

弊社が企画したイベントをきっかけに、石堂書店さんがこれまでに取り組んでこられたこととミックスして、積極的に自店の店頭活性化をやっていきたいとおっしゃっていただいたのは本当にうれしく思いました。

ウェブ書店に電子書籍と新たな潮流の中で、リアル書店が書店ならではの方法でお客さんに足を運んでもらう仕組みづくりの重要性は、さらに増していると思います。「書店落語」も大規模店はもちろん、町の書店でもできるそうした仕組みの提案の一つであり、今後も書店というリアルな場所で、紙の本というリアルなモノを扱っている強みを生かした仕掛けのアイデアを出したり、お手伝いができたらと思う次第です。

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