さようなら1月

2011-01-31 鈴木 明日香

今日で1月も最後。明日から2月!
先週末に痛恨のミスをし、その対応がさらにマズくて、
今日は朝からお叱りをいただいてしまいました。
意識や自覚が足りないって、自己嫌悪がヤバい・・・あぁ私のバカ!
反省でシメた1月なのでした。
なんだか大変な仕事を任されてしまったし、オラがんばらねばならね。

東京はまだまだ寒いですが、ベランダのクロッカスが芽を出し始めました。
「ニンニクから、うっかり芽が出ちゃった!」みたいな風情で非常に愛らしいです。
ニンニクも芽が出たやつ植えれば育つのかな。今度やってみよう。
あと、ポットの近くに植わっている梅に、早々に花が咲いてました。
しかも、1本の樹から白梅と紅梅が両方! ひと粒で二度おいしい的な!
どういう仕組みなんだろう。自然の摂理、美しすぎる・・・

美しいといえば、テンパッてる間に行きたい展覧会が軒並み終了しててへこみました。
現美のメタモルフォーゼ展とか超行きたかったのに・・・
ということで、2月の標語は「過去は振り返らず、未来を見つめよう」で行こうと思います。
さて、もうひとがんばります。

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冬枯れの有栖川宮記念公園

2011-01-29 鈴木 明日香

昨日アップをミスってしまい、日誌を書けませんでした。
皆勤賞めざしてたのになぁ。ごめんなさい。

ふと気がつけば、1月も最終週。月日が経つのは早いものです。
この日誌もラストスパートに入ってきたのでしょうか。
こんなに内容のない1カ月日誌でいいのか。
採用が決まる前、先輩方の1カ月日誌を閲覧しつつ、
「絶対ポットに入ってこれ書いたるわ!」「他の誰かがこれ書いてたら悔しくて死ねるわ!」
と奮起していた頃が懐かしい。こんな時こそ初心を思い出さねば。

最近嬉しいことは、鶏肉系のおかずを食べていると
すずちゃんが私の手元をガン見してくれることです。
時には感極まって腕に手をかけてくれます。
実は小さい頃、近所の犬に顔を引っかかれて縫うケガをして、
それから犬が苦手だったのですが、鉄さんとすずちゃんは平気になりました。
トラウマ克服できてよかった。

今日は調べ物で都立図書館に行ってきました。
有栖川宮記念公園は、遊具で戯れる幼児やハトがいっぱいで、冬枯れの景色もなかなかよくて、
仕事中なのに道すがら写メを撮りまくってしまいました。
広尾には初めて行ったのですが、
驚きの外国人率の高さ&そのへんの店がやたらオシャレでびっくり。
でも1本入ると意外に町工場があったりしてカオス。
休みの日に自転車で行ってみたいなー。

さて、今週末はひさびさにのんびりするぞー!
神様、休息日を作ってくれてありがとう! 

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -106[2011.01.25〜2011.01.28]

2011-01-28 沢辺 均

●2011.01.25火
デジクリ配信(みなさん、読んでチョ)。
■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[02]デジタルクリエイターの商売の狙い目/沢辺 均
午後、中公の新刊のデザインのダミーだし。
夕方に、ボイジャーに行って、OPDSとか、ATOMとか、オープンサーチとか、ダブリンコア、とかの話を鎌田さんとする。
ボイジャーで仲俣さんと偶然一緒になった。大原ケイさんがいて紹介される。
知恵熱がでそうな話だったけど、オレが(も)やって来た、近刊情報センターとか、ジャパニーズ・ブックダムとかなどなどが、どんどんつながる感じ。
打ち合わせを終えて、ボイジャーの鎌田さん、清水さんと、飲み屋へ。大田がお供。

●2011.01.26水
社内勉強会「inDesign+組版」(レジュメ
夜は版元ドットコム組合員会議。
会議では、第三書館の北川サンを罵倒(!)。ほほほ、。沢辺と北川さんは、版元ドットコムのハブとマングースと言っております。自分で。
終わって飲み会。向かいには北川さん、左側には工藤さん。ほほほ。

●2011.01.27木
出版会議(月に一度版)。
整体を受けてしばし立ち上がれずボケーとする。
夜はポットチャンネルでカーリルの吉本さんをゲスト。
終わってメシを食いにいっても、話が面白い。
ところが、尹が、アーカイブをドジる! うー、かなり面白かったし、
図書館員にはぜひに見てもらいたかった!

●2011.01.28金
ポット会議→掃除。
近刊情報センターのSWG会議。差分とかいろいろ。

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数学を勉強

2011-01-27 山田 信也

そういえば去年の年明け頃もそうでしたが、最近数学熱が上がってきました。しかし、中学以来数学を避けて生きてきたので、基礎ができていません。まず、サイエンス・アイ新書『楽しく学ぶ数学の基礎』で中学数学のおさらいからしています。このレベルならわかる、気がします。いままでのところでちょっとわかった気になってうれしかったのは、xの−n乗はxをかける回数がn回少ないから、xでn回割ること=xのn乗分の1になるのか!ということです。そんなレベルです。この本が終わったら、ブルーバックスの『新体系高校数学の教科書 上』で高校に進学する予定です。どこまで数学ブームが続くか、去年は春まで持たなかった気がします。

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InDesignのお勉強

2011-01-26 鈴木 明日香

今日はInDesignを使った組版に関する、社内勉強会がありました。
テキストは『組む。 InDesignでつくる、美しい文字組版』(ミルキィ・イソベ+紺野慎一)、
講師は沢辺さんで、時間は1時間強。

一応、このテキストを使った勉強会は2回目ということで(第一回はまだ入社していなかったのです)
少しでも追いつかねばイカンと、日誌に置いてあった前回のレジュメをもとに予習をして臨みました。
・・・臨んだつもりだったのですが、いざ始まると予習していた知識すら身についていないありさま。
やっぱり付け焼刃じゃダメということですね。

まぁ今日お勉強したことは実地で復習するとして
驚いたのが、細かい設定・オペレーションの一つひとつに意味があるということ。
たとえば連数字処理をどうするかにしても、縦組中の欧文回転をどうするかにしても、
その決定にはデザイナーの意思があるのですね(考えてみれば当たり前ですが)。
いかにそのテキストを美しく組むか、という目的のために
いろいろな設定をして、書体を選んで(時には作って)、
漢字やらひらがなやら英語やらが入り乱れる、ややこしい日本語をコントロールするという!

今までもデザイナーさんと仕事をしてきたつもりだったのですが、
デザインの際にデザイナーさんが何を考えて、何を目的に、どういう理由で
そのデザインを選択しているのか、その文字組を選んだか、
そういうことに頭が回っていなかった気がします。超ダメ編集者!

ポットで働いていると、今まで見えなかったものや気づかなかったこと、
あまり深く考えずスルーしてきたことを考える機会にたくさんめぐりあえてる気がします。
さて、精進精進!

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今日は誕生日。

2011-01-25 那須 ゆかり

今日は誕生日。いよいよ大台に突入。
犬には手をかまれるし、数日前にとうとう1本歯を抜いて歯抜け婆になったし、
やっぱ節目、というのはあるもんです。
やっと誕生日を迎えて厄落としができてハレバレしたような気分。

出版部はそこそこの忙しさというか、せっぱ詰まってないので(やばい!)、
お隣の編集部は怒濤の忙しさで私も出稼ぎしたり、あっという間に1月は過ぎ去っていくのであります。

出版部の最近の動向。
去年の12月に出した田亀さんの「童地獄・父子地獄」が好調でうれしい。
同じく12月に出した「家畜人ヤプー2」も出だしはちょびちょびだったけど、
アマゾンでは売れゆきが伸びてきました。
何より「家畜人ヤプー」が2につられて動いているので、
やっぱり2を出す効果はあるですよ。
1月にはず・ぼん16号も出ました。
17号からは、「ず・ぼん17号の実験!」という題で、月1回配信の有料メルマガをはじめようと思っています。
近々ポットサイトでお知らせする予定ですが、もうちょっとお待ちください。

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間が悪い

2011-01-25 鈴木 明日香

ポットではたまに沢辺さんがおやつをみんなに買ってきてくれたり、
休日出勤の時はお昼ごはんをごちそうしてくれたり、
他にも撮影で使った食材がみんなにふるまわれたりと、
何かとご相伴にあずかる機会が多いようです(過去日誌と、今までの経験によると)。

が、今のところどうも万全のコンディションでそういう機会にめぐりあえていません。
先日、沢辺さんがフレッシュネスバーガーをみんなにおごってくれた時も、
今まさにお昼ごはんを食べ始めたときにお声がかかったり。
今日も立派なタラバガニやホタテ焼売など、ステキなごちそうがふるまわれたのですが、
ちょうど少し前に晩ごはんを食べ終わったところでした・・・
あ、今日はしっかりいただきましたが。特に日向夏がおいしかったです。ごちそうさまです。

どうも間が悪い。
食にまつわることだけじゃなくて、
誰かが話しだそうとしたタイミングで話しだしてしまったり、
道ですれ違う人と譲り合いすぎて、激しい攻防戦を繰り広げてしまったり。
気まずいタイミングで、しばらく連絡していなかった人に連絡してしまったり。
他にも、自分の後ろにいる人に手を振っている人に、手を振り返してしまったり。

こういうのって、どうすれば改善できるんでしょうね。
業なのか。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -105[2011.01.16〜2011.01.24]

2011-01-25 沢辺 均

最近は、とくにあっという間に時間が過ぎていく。日誌だって、ついこないだ書いたとおもったらもう一週間を越えている。

●2011.01.16日
娘が遊びに来る。いっしょに代々木公園ドックランに鉄とすずをつれて散歩。
夕飯は、ピーコックに娘と買出しに行って、メシを炊いて日曜出勤していたスタッフたちと一緒に食べる。
牛のしゃぶしゃぶ白菜入り、牡蠣のバターいため、野菜煮物、ナムル、本マグロの大トロ(一人一切れ)、サーモン、いくら、などなどのごちそう。

●2011.01.17月
午後イチ、ポットの電子書籍計画会議。スタッフのほかに、深沢英次・小形克宏・境祐司さんにも参加してもらって、
いろんな知恵をもらう。社内の狭い議論の幅が大きくひろがるな。特に田亀源五郎さんのマンガとかおおきな前進。
夕方は「哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ」で若ものインタビュー。
石川輝ちゃん、NHK出版でデビュー作、筑摩プリマーブックス、につづいてK社の新書のオファーもあったって。
ヤバい、次はポットで書いてもらおう。

●2011.0.18火
午前中はマンション管理組合の理事会。課題が一通りクリアされて来たので、のんびりとした会議。
夜は、現在準備中の渡辺克己写真集の編集打ち合わせがあったり。

●2011.01.19水
午前中は出版会議。

●2011.01.20木
午後に中公の郡司さんたちが来て、デザイン打ち合わせ。
夜は、角川に行って雑協のデジタル配信実験報告書の打ち合わせ。
ポットチャンネル・掟ポルシェさんの回だけど、欠席。
オレがいなくてもちゃんと回してくれる。会長・スタッフのおかげだ。

●2011.01.21金
ポット会議を短時間でやる。
すぐに出版クラブ会館へいって、近刊情報センターの利用社会議。参加社・者が多くて(50人越えてた?)、
うれしい。関心が高いのだな。
夜はポットチャンネルオスペ版「EPUBの現在」村田真さんをゲストに、境真良さん、楠正憲さん。
交換フォーマット反対の村田さんなので、ちょこっと緊張したけど、結果OKだな。
やっぱり直接会う効果も大きいと思う(まずいときもあるけど)。

●2011.01.22土
休日なので、3月12日(土)のオレらのバンドのライブのチラシをつくる。
また、Facebookのファンページを使ってバンドの「ホームページ」をつくってみる。
Facebookの構造を理解することも大きな目的。ともかく使ってみないとわからないんだ、オレ。
Facebookをホームページとして使うことができるか?ってのも知りたかった。
まだ、ヨクわかってないんで、もうちょっとやってみる。
でも、あんまり更新の多いサイトにしようとは思ってなくて、あくまで記録が目的なんで、
Facebookの本来の目的と違って、、、、なんて思ったり。

●2011.01.23日
土曜もそうだったんだけど、この週末はポットはスタッフの出勤が多かった。
すんません、苦労かけます、ありがとう、。
で、オレは原稿書いたり、課題整理したり、それにともなう連絡したり、
ともかく雑用を片っ端から片付ける。おかげで、アタマが2/3くらい空き地にできたかな。
夜は、図書館のスタッフと相談などなど。

●2011.01.24月
めずらしく予定の無い平日。と思ったんだけど、図書館がらみの懸案をかたしていたら、
●●さんとメシを喰うことになって情報交換。
戻って来てから、デジクリ原稿を書いて柴田編集長に送る。

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デジクリ連載01 ■電子書籍に前向きになろうと考える出版社

2011-01-25 沢辺 均

編集長の柴田さんからツイッターのダイレクトメールで、連載の話をもらった。
んでもって隔週で連載することになりました。

デジクリサイトにもログがあるんだけど、自分で書いた文章などはできるだけここに「保存」しておきたいので、
掲載しますね。
一応、次号の連載発行されたら、2週間前のものをこの日誌に掲載するってことで、やります。

日刊「デジタルクリエーターズ」

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[01]
 電子書籍をめぐる誤解がイッパイあるんじゃないか?/沢辺 均
 2011.01.11火掲載

去年=2010年は「電子書籍元年」ダッタそうだし、たしかにあの話題の盛り上がりからしたら「元年」なのだろう。ところが、僕の目には電子書籍をめぐっては、山のような誤解がとりまいているように見える。

吉井宏さんは「グラフィック薄氷大魔王[244]暮れゆく電子書籍元年? 後編」でこう書かれている。

 「紙の本のほうが優れている。紙の本は滅びない」と強く主張するのはかまいませんけど、それと「電子書籍はダメ」とこき下ろすのはぜんぜん別の問題じゃないでしょうか? 紙の本が大丈夫なら、電子書籍をやろうとしてる人の足を引っぱる必要はないでしょ。電子書籍が普及しないと困るっていう僕みたいな人もいるんだから放っといてよ〜。

たしかに「紙の本のほうが優れている。紙の本は滅びない」というような主張を目にしたことが、僕自身もあると思う。強くかどうか別にしてね。でも、「電子書籍をやろうとしてる人の足を引っぱる」という人を僕は見たことはないんだ。

たとえば著作権者としての著者。著者が自著を電子書籍にしようというのをやらせないということが、そもそも成り立つだろうか? 著作権者は強いのだ。成り立つとすれば、契約にその根拠があるはず。もし、ないならただただ自著を電子書籍にすればいいだけで、だれもそれを止められないのが、著作権というもののはずだ。

ただこんな話は聞いたことがある。ある著者が、文藝春秋社で発行した現在は品切れになっているタイトルを、自分でヨソの会社から電子書籍をだすよって話した際に、印刷するときにつくった、なんらかのデジタルデータをもらえないか? と聞いたら、「それは印刷所にあるのでウチにはないんですよ。ウチが印刷所から取り戻せるかどうかも微妙な問題でして」みたいにこたえられたって。

出版社はちゃんと了解してる(本来はその了解も不要だけど)。で、その著者は、本からもう一度自分でテキスト入力をするつもりだと言っていた。エライ。

そうなんですよ。電子書籍を出版社がつくろうというときに、現実に直面するのは、まず、この【印刷したものと同じテキストデータを、新たに入力しないで手に入れたい】けど、それが印刷所にさえ、あるかどうかわからんって問題。

フィルム時代なら、DTPになっていたって、ストリップ修正してるので、DTPデータさえ信用できないし、「ナンチャってPDF」と呼ばれる、文字にすべてアウトラインをかけて刷版出力してたら、テキストなんかなんにもない。OCRかけるしかね。

電子書籍の足を引っぱっているように【見える】人はいるかもしれないけど、実際に足を引っぱってる人っていないと思うよ。

それでも電子書籍の普及に足を引っぱる人がいるように、見えてしまう現状があることは間違いない。その最大の理由は、まだ電子書籍は売れない、ということなのだ。だから後ろ向きにしか対応しない人。主に出版社の人ね。

つくること自体は、カネをどぶに捨てる気ならできるけど。

なぜ売れないのか、なんだけど、タマゴ/ニワトリ問題で、タイトルが少ないから/売れないからタイトルがつくられないって循環から飛躍できないから。大丈夫、どっかでこの循環はきっと終わりになると思う。

で、もう少しこのことを僕がどう考えているのかを書いておこう。

電子書籍は、読む道具=デバイスと、そのデバイスで使えるソフト=ビュワーが必要。パソコンで「本」を読むのは、どうも定着しなかったんで、kindle やiPadが注目されたわけだけど、iPadでも数十万台じゃないのか? これまで紙の本は数千万人を対象に商売してきたのが日本の出版で、二桁ちがうんだ。

ちなみにポット出版は紙の本でだいたい数千部の商売をしていて、2010年1月の新刊から全部電子化して売っているけど数十っていうのが現実で、二桁違うって比率にあっている。つまり、デバイスの普及がまだ充分ではないってこと。

次に、電子書籍を売る書店が充分に整っていないってこと。Appなら、アプリ化した電子書籍しか売れない、流通がアップルにだけに独占されてしまうのが恐ろしい。そして、そもそもデバイスごとのフォーマットにあわせた電子書籍をつくらなければならないのも、出版する側としては躊躇せざるえない。

そう、三つめは、そのフォーマットの混乱。EPUBがあるじゃん、って意見が聞こえてきそうだけど、そのEPUBはまだ、正式に日本語に対応してないから、どうつくったらいいのか、今はわからないのだ。

たしかに出版社は、電子書籍やネットワークの状況に前向きではない。で、今後、今ある出版社なぞは退場して、あたらしい「電子出版社」が登場するのでもいいんだけど、これまで発行してきた本という資産をもうまく電子書籍化しないと、この何十年(著作権がオープンになるのは死後50年なわけだから)ものあいだの財産が、電子書籍化されないってことになる可能性すらある。

デジタルクリエイターなら、事態の本質をキチット見抜いていかないと、クリエイトはできてもまったくカネにならないことにもなりかねないと思うのだ。後ろ向きな出版社を、どうやったら電子書籍に向かわせることができるのか(それは、自炊とかする要望に、結局早く応えることになる)、という視点でこの問題を考えた方がいいと、も思う。

【沢辺 均/ポット出版代表】twittreは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)
ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。
版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。
NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。
おやじバンドでギター(年とってから始めた)。
日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

◇情報通信政策フォーラムでスピーカーします
< http://www.icpf.jp/index.html >
平成22年度 秋期 第3回セミナー「電子書籍をめぐる動向 電子書籍に対する出版社の姿勢について」
日時:2011年1月14日(金)18:30〜20:30
会場:東洋大学白山キャンパス6号館1階第三会議室
会員無料/非会員有料
特定非営利活動法人情報通信政策フォーラム(ICPF)主催
IEEE TMC Japan Chapter協賛

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告白

2011-01-24 鈴木 明日香

今まで、土日がっつり仕事をしたことがありませんでした。
そこでこのたび気づいたことがあります。

世の中的には、休日出勤ってあんまり進んでやりたくないというか
あんまり嬉しくないようなことですが、
どうも私は、そんなに嫌いでもないようなのです。

会議や電話や来客がないから仕事に集中できるとか、
そういう実際的な理由もあるとは思うのですが
一番の理由はたぶん、自分のM気質にあるような気がします。
つまり、「世間様が休んでいる日に仕事しちゃってる自分」にちょっとゾクゾクきてしまうというか。
今はまだ会社に泊まるような仕事はしていませんが、
そのうち泊まるようになったら
今度は「会社に泊まってまで仕事頑張っちゃってる自分」に絶対ゾクゾクくると思います。

昔から「Mだ」「ドMだ」とは言われ続けてきましたが、
こんなところにまで気質が出るとは思っていませんでした。ははは。
26年生きていても、まだ自分が知らない自分に出会うものなのですね。
未知の扉はたくさんあるのですね。仕事頑張ろう。

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岩松了「国民傘」を拝見いたしました

2011-01-24 鈴木 明日香

昨日、うっかり日誌を書き忘れて帰ってしまいました。ごめんなさい。

昨日は、岩松了さんのお芝居「国民傘」を観に行かせていただきました。
場所は下北沢スズナリ。

岩松さんのお芝居を見るのは初めてだったのですが、すごく面白かったです。
世界観がちょっと複雑で、戦争をめぐる3つの物語が交錯しつつ同時進行する構成。
一つは、兄が戦争に行ってしまい、二人きりの母娘の物語。
一つは、小さな印刷工場を営む兄と、発禁映画を撮る弟の物語。
一つは、戦争が終わったのに、なお「戦争」を続ける兵隊たちの物語。
それぞれの登場人物が、少しずつ重なって、現実と虚構のラインが揺らぐ。
なんていうか、どういう考え方をしたらこんな複雑な脚本が書けるんだろう・・・
と素直に疑問です。
これだけ複雑なのに、破綻せず、舞台として美しい。すごいなあ岩松さん。

脚本、演技もさることながら、舞台装置もかっこよかったです!
シンプルな板や箱や椅子が、置き方や位置によっていろんなものに見えました。
場面転換も鮮やかだったなあ―。暗転しないで転換するところなんて、シビレました。

素人目に見ても大変素晴らしい舞台でした!

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つ、ついに・・・

2011-01-22 鈴木 明日香

休日出勤が決まりました! なんだか編集者みたいだ!
いよいよポットの一員な気がしてきた!

タイミングよく日高さんに「覚悟のススメ」を全巻借りたので、
覚悟して臨みたいと思います。

とりあえず今日は帰ります。すいません、目がしょぼしょぼすぎて・・・

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3.20板橋Cityマラソン、アル中ランナーが走ります

2011-01-20 高橋 大輔

「板橋Cityマラソン」に出ます。フルマラソンです。
3月20日、あと2ヶ月。年が明けてからは土日のどちらかは
近所の多摩川沿いのランニングコースを20kmくらい走ってます。

昨年から禁酒をはじめ(医師に「アルコール依存症」と診断された)、
マジで休日をどう過ごしたらいいかわからず、
気合い入れたオナニーにも飽きがきていたので
身体鍛えようかなと思っていたら、版元ドットコム事務局の寺門さんに
「高橋、これ(マラソン)出なよ」
と言われ
「あぁぁ…うぅぅ…」ともごもごやっているうちに
出ることにしました。
完走目指します。

ちなみに「アル中ランナー高橋」はお隣のスタジオ・ポットSDのひだかさんが(@hidakat) 命名してくれました。
なんか「がんばってる感」があってかっこいいと思っていましたが、
寺門さんは「アル中のランナーなんて、いくらでもいるでしょ」と一刀両断してくれました。
完走目指します。

1 件のコメント »

初tsudaりました

2011-01-20 鈴木 明日香

今日は、ポットチャンネルで初tsudaらせていただきました。
今日のパーソナリティーは掟ポルシェさん。
ゲストに花形ハヤシさんをお迎えして、2時間のノンストップ生放送!

ポットチャンネルは入社前に何度か視聴していましたが、
まさか自分がtsudaることになるとは・・・
放送開始30分前にtsudaりに必要な環境を整えていただき、
社内マニュアルを必死で頭に叩き込み、いざ!! tsudaり!!

UstreamをTwitterでtsudaるだなんて、郷里の母は私が何言ってるかわからないだろうな。
イヤー、あたいも最先端の人間になったもんだワ―なんて思ったのもつかの間、
序盤から脇道にそれまくる自由すぎるハヤシさんのトーク(だが抜群におもしろい)に
どの言葉を抽出したらいいのかわからない&どうまとめたらいいのかわからない
挙句の果てにタイピングが追いつかない・・・
叩き込んだマニュアルもどこへやら。
2時間、見よう見真似でつぶやき続けました・・・。

高橋さんが同時進行でtsudaってくれていなかったら、どうなっていたことか。
そして高橋さんのtsudaり、読者に超親切です。
ありがとうございます。すいません。

というわけで、テンパリまくりの初tsudaりだったわけですが、
ハヤシさんの回だったからではなくて、これがたとえ代ゼミの講義でもしんどかったと思います。
情報をインプットしながら、整理して速いスパンで
アウトプットしていくという作業は非常に難しかった。
普段、スポーツ中継とか、競馬の中継とか、何気なく聞いている実況は、
映像を見ていない人にもその場の状況を伝える仕事ですよね。
その何気ないことが、実はとんでもなく高度な仕事だったんだな、
古舘伊知郎はすごいな、ナメてたな。今度サインもらいに行かなきゃ。

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コロポックルがいっぱい

2011-01-19 鈴木 明日香

突然ですが、アイヌの伝承に「コロポックル」というこびとがいます。
北海道ではかなりポピュラーな存在で、実在のものというよりは
なにか超自然的な、妖精や精霊のようなものという認識が一般的です。
沖縄でいうキジムナーみたいなものでしょうか?
アイヌ語でのおおもとの意味は、「蕗の葉の下の人」だそうで。

そして、自分の知らないうちに誰かが何かをやってくれていることを、
「コロポックルがやってくれた!」といいます(少なくとも私の地元では!)。

つまり何が言いたいかというと、ポットにはコロポックルがいっぱいいるということです。
たとえば、今日は1月の人の誕生会で、
沢辺さんのポケットマネーでキルフェボンのケーキが2つもふるまわれました。
(すっごくすっごくおいしかったです!沢辺さんありがとうございました)
テーブルを片付けて、お皿とフォークを出して、コーヒーを用意して、
洗い物が増えるであろうシンクを今のうち片付けておいて、
ケーキを切って・・・などなど、さまざまなお仕事が発生するわけですが、
みんながキレイに役割分担して、できる仕事を探して、事がスムーズに運ぶという!
まるでたくさんのコロポックルがテキパキと働いているようでした。
どんくさい自分がイヤになったけど!

今日だけじゃなくて、たとえばコーヒーがいつの間にか補充されてるとか、
洗い物がなぜか片付いているとか、ゴミをまとめている時にゴミ箱が1カ所に集合しているとか
気づいた人が、気づいたときに何かをしてくれています。
とっても素晴らしい、ありがたいことです。
こういうことを自然にしてくれるって、本当にありがたいなぁと常々思ってます。

私もいつかコロポックルと呼ばれたい。
さりげない気遣いができるように精進したいと思います。

(あと、昨日の日誌タイトルが不評だったので、今日は物珍しい言葉にしてみました。
 なんて、コロポックルが全国区だったらどうしよう・・・)

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レジュメ・「ページネーション・マニュアル」がめざす10のこと

2011-01-19 沢辺 均

先週土曜日(2011.01.15)にミームデザインスクールの、鈴木一誌さんの講義で「お相手」をヤラセてもらって来た。
鈴木さんとは「日本語の文字と組版を考える会」からの付き合いだ。
「会」は鈴木さんが「ページネーション・マニュアル」を発表したことも一つの契機ではじまったようなものだったと思う。

で、その講義のための打ち合わせで話していたことを、鈴木さんが「10」に整理してくれたのが下記のレジュメ。
鈴木さんは課題を整理してまとめるのが抜群にうまい。いつも感心する。

いや、むしろオイラも「得意」なつもりでいたんだけど、鈴木さんにはとってもかなわない。

講義で受講者から質問をとったのだけど、その質問は捻れていて、なにが「質問」なのか
理解するのがとても難しかった。
鈴木さんは、それぞれの要点を軽く捕まえていく。
その上、それに一対一で応えるのではなくて、また講義を続けて、そのなかで質問と関連づけて、質問にも答える。
ちょっと神業みたいに見えた。

ということで、おしゃべり=共同、まとめ=鈴木さんのレジュメを、了解を得て公開します。

──────────────────────────────
■本文■
「ページネーション・マニュアル」がめざす10のこと

鈴木一誌+沢辺均記 2011.1.15

□1 マニュアルは、「こうしろ」とは教えてくれない。
マニュアルどおりに作業しても作品にはならない。
マニュアルの文章は、「こうしてはいけない」とのメッセージを発しているだけなのだ

□2 魅力ある〈まちがい〉を発見する。
まちがいや悪文こそが、未来を切りひらくかもしれない。

□3 まちがいやノイズを自覚するためには、基準が必要である。
「ページネーション・マニュアル」は基準のひとつである。

□4 ひとつの意味はひとつの形が担えばよい。これがデザインの原則だ。

□5 デザインや組版は、交換の原則から成りたつ。
なにかを獲得するためには、なにかをあきらめなければならない。

□6 しごとは、1項目ごとにテキストやページを
走査することで進んでいく。
螺旋状に積み重ねられたスクロールが、作業を仕上がりに近づけていく。

□7 仮説を立てて作業(走査・スクロール)し、破綻が出来したならば、
螺旋状のステップを降りていけばよい。この態度自体を、ひとつの作業仮説とする。

□8 正解は複数あると思おう。迷ったら、別案として定着させていけばよい。
複数ある解答からある案に絞っていく際に力を発揮するのは、編集的センスである。

□9 多くのばあい、しごとの9割は雑用である。
どの部分が、ルーティンワークとして処理できる作業かを見きわめる。
むろん、しごとによってルーティンワークの比率は変わるが、
残った狭い領域が、クリエイティブな、自分で「こうしろ」を考えなければなならない場所である。

□10 〈キャンセルする〉という考え方を導入する。
効果をいったん無効化したうえで、あらたに表現を〈リリース〉するのだ。

■止め■

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風になる

2011-01-18 鈴木 明日香

自転車通勤をしています。
自転車でどこかに通うなんて、中3以来です。
あの頃は酪農の町に住んでいて(北海道出身なのです)、外に出るとまず牛糞の香りがしたもの・・・。
本当に臭かったけど、乳製品はちょっとないおいしさでした。
アイスをいくら冷たく凍らせても、スプーンがさっくり通るのです。NO・カチンコチン。
あと図書館がすごく充実していて、ヒマだったものですから毎日通いました。

そんなことはさておき、毎日体を動かすというのはいいものです。
毎朝・毎晩、自転車にまたがって道路を疾走していると、
まさに「風になる」心持ち。
バイクだったらもっと風感ヤバいんだろうなあ。

旅行モノにはいくつかカテゴリーがあると思いますが、
なかでも「バイクで旅派」の人たちにはある種の美学があるような気がします。
ハードボイルドな中にも青春の香りというか、失うことない少年性というか。
「バイク野郎」などと乗り物に野郎が付く呼称なんて、他には「トラック野郎」くらいしか知りません。
彼らに共通する精神性というのは何なんでしょうね。
ちょっと憧れます。峠とか攻めてみたい。

今日は仕事でミスをしてしまって、五賀さんにご迷惑をかけてしまいました。
超ケアレスミスなだけ、余計へこみます。
とりあえず今夜も風になって、気持ちを切り替えよう。

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鉄・すずカレンダーできました

2011-01-18 佐藤 智砂

2011年の鉄・すずカレンダーができあがりました。
昨年、何人かのかたたちから「来年の鉄すずカレンダー、いただけますか」と連絡がありました。

うれしいなー。
こんなバカ犬たちのカレンダーをほしがってくれるなんて!
なのに、こんなに遅れてしまってごめんなさい。

すぐに発送する予定だったのですが、住所録の管理が悪くて、
社長に「どうして、こんなふうになってるんだよ!!!!」と叱られました。

それはさておき、
モデルである鉄とすずにカレンダーを見せました。
「ようやくできました。今回の表紙は趣向を変えてイラストにしてみました。どうでしょ?」
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フルボッコな月曜

2011-01-18 鈴木 明日香

地味に、ポットに入社してから月曜日に出社したのは初めてだったりします。
今週は、はじめての週5日勤務! がんばるぞー

今週末は、金曜に早く上がれたからって飲みに行ったら見事に酔いつぶれて記憶をなくし、
土曜日は、二日酔いのなか鈴木一誌さんの講座を聴講させていただき、
日曜日は、新井英樹「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読みつつ出かけたりしていました。
最近休みのたびに漫画ばっかり読んでる気がします・・・前からかもしれないけど・・・

今日は、初めて社内打ち合わせに参加しました。
週前半のスケジュール確認だったのですが、あまりなハイスピードに付いていくのがやっとで、
本当に早くレベル上げしなきゃダメだべさと一人ごちました。
今日なんか一つの仕事に丸一日かかってるし・・・
そういえば、歩いて5分のコンビニから帰ってくる時も迷って会社に電話したんだった・・・
なんかもう、月曜からフルボッコな気持ちで週の始まりです。
慣れてくればくるほど、みなさんのデキる人っぷりが見えてきますね。

あ、あと鉄すずカレンダーができあがってきました!
朝来たら机の上に置いてあって、あまりのラブリーさに萌え死ぬとともに
鉄さんとすずちゃんにかけられている愛情の大きさを改めて感じました。
私もこんなふうに愛されたい! ゆるふわ愛されガールになりたい!

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映画「ソーシャル・ネットワーク」は久々のおすすめです!

2011-01-17 五賀 雅子

昨年は、韓流ドラマに今更ながらはまり、
休日は家で録画データをせっせと観ていたので、
映画館へ行く時間がありませんでした。
今年は、もっと映画館へ行くぞ!と決意をして、
元旦に「ノルウェイの森」
2日に「バーレスク」を鑑賞!
「ノルウェイの森」はあんまりというか、全然心に響いて来なくて、
「バーレスク」の方はまあまあ面白いという出来でしたが、
日誌に書くほどの良さではなく…。

あ〜あ、やっぱり家で韓流ドラマ観てる方がいいか、と思っていた矢先、
フェイスブックを創ったマーク・ザッカーバーグを描いた
「ソーシャル・ネットワーク」が封切られ、やっぱ映画館で観るべき映画なんじゃないかと、
思い立って、行ってきました。
いや〜、私好みでした。

冒頭から、引き込まれます。
とにかくマーク役のジェシー・アイゼンバーグが、
連射砲のように早口でしゃべるので、頭をフル回転させて字幕を読み、
映画に集中。この冒頭のシーンでマークの並外れた能力、性格、コンプレックスなどを
見事に描き出しているのは監督デヴィット・フィンチャーの手腕だと思います。
地味な内容なのに、セリフがいっぱいの固い内容なのに、
目が離せません。音楽の良さも一役買っていると思います。
完成度がすごいので、アカデミー賞の有力候補というのも分かります。

5億人が利用しているというフェイスブックの成功と、その過程で起こった2つの裁判を描きながら、
人間の嫉妬や孤独、執着などが静かにあぶり出される演出で、早くも今年一押しの映画です!

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