「電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー」にでます。

2012-02-23 沢辺 均

日誌をサボってます。だれも待ち望んじゃいないと思いますけど(笑)。

でこれは会員限定なので参加ハードルは高いのですが、Twitterでもいいんで、内緒で連絡くれれば、
「特権」を使って何とかします(これまた笑)。

関心のあるかたは連絡を。沢辺

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【会員限定】電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー

電子出版制作・流通協議会 会員社 各位

日頃、電流協の活動にご支援いただきありがとうございます。

以下の通り、電流会員限定のセミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー
「電子書籍の新たな方向性について」

 電子出版の制作・流通のプラットフォームづくりを目指す電子出版制作・流通
協議会では文字、音声、動画等を統合した新しい出版コンテンツの構築・検索技
術の研究・開発の方向性を明らかにし、従来の出版市場の規模を越えた新しい電
子出版市場の創造を目指した産官学のメンバーによる新世代コンテンツメディア
研究会(座長:高野明彦国立情報学研究所教授)を2011年1月から全6回実施して
まいりました。
 白熱した議論が展開されましたので、その内容を電流協の会員向けにフィード
バックできるようなセミナーを開催することにいたしました。今後の電子出版ビ
ジネスにお役立ていただくために会員の皆様のご参加をお待ちしております。

会員限定のセミナーになりますので非会員社の方のお申込みはご遠慮ください。

【題目】【会員限定】電流協 新世代コンテンツメディア研究会セミナー
【日時】3月2日(金)14:00-16:00
【場所】日本教育会館 7階 中会議室(701・702)
【対象】電流協会員(参加無料)
【定員】先着150名
【参加申し込み】参加ご希望の方は以下のURLより申込み下さい
 http://aebs.or.jp/seminar.html

【内容】
  コーディネーター
   高野明彦氏(国立情報学研究所)

  パネラー
   影浦峡氏(東京大学)
   沢辺均氏(ポット出版)
   井芹昌信氏(インプレスR&D)
   小城武彦氏(丸善CHIホールディングス)

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ず・ぼん編集後記「出版デジタル機構と図書館のこと」

2012-01-29 沢辺 均

『ず・ぼん』は去年から、月に一本の記事をPDFで販売している。
2月の配信予定は「東大図書館リニューアルで取り組む「知の森」見える化プロジェクト」でプロジェクトに取組む柴野京子さんにインタビュー。
その編集後記に出版デジタル機構(仮称)のことを書きました。
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●柴野さんのインタビューで、出版デジタル機構(仮称)の話をふっているので、少し書いておこうと思う。
出版デジタル機構(仮称)は、9月15日に公表した、出版社を中心に出資する新しい株式会社だ。
●まず、「なぜ出版デジタル機構を作るのか?」だ。 

第一に、いますでに進行しているけど、さまざまな情報がデジタルになって、ネットワークを通じて(も)流通している。
そして、それは今後もますます拡大していくだろう、という「予測」がオオモトの状況認識。
だから、「情報」をあつかう出版という商売も、これに対応しなければならないということだ。

第二に、デジタル化・ネットワーク化がさらにすすんでから対応するより、進行の途中に、むしろ積極的に、先回りして対応することが得策だと考えるからだ。いや、正直に言えば、すでに遅いのかもしれない。でも、やっとわれわれは気がついたんだから、このときに対応しようと考える以外に選択肢はないのだ。

第三に、なら、デジタル化・ネットワーク化が社会的に進行するなかで、出版という商売が対応すべきことはなにか? それは、これまでに作ってきた本をデジタル化することだと考えたのだ、あたりまえすぎるけど。

第四に、そのためにはなにが必要か? 課題は山ほどある。だからともかくデジタル化して販売することを目的にすえることで、逆に課題を克服して行こうとしている。著作権者からのデジタル化の許諾の取り方、契約の内容は? どういうフォーマットにするのが良いか、そのコストはどれほどか?どこで売れるのか? 
こういう課題をひとつづつクリアしなければならないが、課題をクリアする最大の前提条件は資金だ。仮に1タイトルを1万円でデジタル化できるとして、1万タイトルをデジタル化するためだけに必要な資金は1億円だ。実際はリフロー型のデジタル化は、1万円ではとてもできないし、いまでも3万タイトルあると言われている文字もののデジタル書籍に対して、1万タイトルをデジタル化するのではまだまだ足りない。だから株式会社にして、資本金をあつめようとしている。これがまず始めにクリアしなければならないと考えるのだ。

●こうした出版デジタル機構は、図書館にもデジタル書籍を提供して、図書館でも利用してもらうと考えている。
現在の図書館でのデジタル書籍のニーズはまだまだ顕在化していないと思う。デジタル書籍「だから読みたい」というニーズが利用者にある訳もない。
そもそも、デジタル書籍そのものが普及していないのだからあたりまえだ。図書館側もデジタルをどう活用しようかという像を結べていない。例外は大学図書館ではあるが。
なので、出版デジタル機構はこれから、利用者を見据えながら図書館と意見交換をしてその活用法を模索したいと思っている。

●今回の柴野さんのインタビューは、そうした模索のひとつにも生かせそうである。
出版デジタル機構と図書館の意見交換の現場のひとつとしても、このインタビューを読んでもらえるのではないか? と考えている。

●「出版デジタル機構」とググってウエブサイトを見てもらえれば、プレスリリースも、その後に出版社向けと関連事業者向けに開いた説明会の資料などものっているけど、ここにリリースを引いておこう。
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(ココでは出版デジタル機構(仮称)のサイトにリンクしておきます

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あと戻りのできる家=R不動産toolboxコラム

2012-01-23 沢辺 均

R不動産toolboxという、リノベーションのサイトに、我が家が載りました(笑)。
よければ、ご笑覧を。

あと戻りのできる家

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デジクリ連載[18]TSUTAYAの「デジタル雑誌閲覧サービス」の顛末について

2012-01-22 沢辺 均

僕のまわりで話題になっていることがある。
TSUTAYAが代官山の新しい店をオープンした。
< http://tsite.jp/daikanyama/ >

で、話題になったのは、古い雑誌をiPadで読めるようにして、ラウンジのようなところでお客に利用させていたって話だ。「デジタル雑誌閲覧サービス」というのかな?

これについて日本雑誌協会がこのサービスの中止などを申し入れて、TSUTAYAがそれを受け入れたということだ。

出版と新聞の業界紙『文化通信』 < http://www.bunkanews.jp/ > によれば、

日本雑誌協会は12月21日、東京・千代田区の雑誌会館で12月理事会・例会を開催し、代官山蔦屋書店での「デジタル雑誌閲覧サービス」についての経緯が報告された。

12月1日の同書店内覧会で、サービスが著作権法の違法行為に当たるとの連絡が雑協に寄せられたことから、著作権委員会で協議し、編集員会での確認を経て、12月8日にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を訪れ、サービスの中止、経緯、蔵書の種類、配信雑誌の報告など内容とした申し入れ文書を手渡した。

CCC側は可能な限り早く対応するとし、蔵書・配信リストは個々の出版社の問い合わせに応ずるとし、問い合わせ窓口の設置を確認。12月15日にサービス中止の連絡があり、19日に問い合わせ窓口のメールが開設された。

ということだったそうだ。

                ●

そもそも、iPadでの閲覧サービス、僕の聞いたところでは、出版社や著作権者に許諾を得ずに、スキャンして見せていたようだ。で、この話を聞いた最初の感想は「なにもイマイマこんなことやってくれなければよかったのに」だった。

出版界は、本も雑誌もデジタル化には及び腰であると感じてる。必要だと思いながらも、著作権者の許諾を得る難しさとその膨大な作業量、加えてそれらの作業費用をかけて回収できるだけの売上げを見込めるような実例のなさが、主な原因だろう。

そこで、出版デジタル機構(仮称)をつくって、先行投資をするための資金集めから、電子化フォーマットなどの検討などをやっている最中だ。賛同してくれた出版社は140社をこえたものの、まだ株式会社の設立も4月1日を目標に準備に精出しているところ。

もし、もう少し出版デジタル機構(仮称)の具体的な電子化の取組みが開始された後なら、こうしたTSUTAYAの取組みに対し機構でも対応可能になったんじゃないのか? と思ったのだった。

いや、もうちょっと正直に言えば、業界の噂ではTSUTAYAは出版社に相談もしていないようで、それは相談したって出版社の連中はどうせダメだというだけだろうな、と思われたのだろう、って感じもしてた。

でも一言だけ言えば、出版界のムードは変化してるんだ。電子化に対する「後ろ向きの態度」は少しずつ前向きに変化していると。

                 ●

それから一週間くらい、このことを時々思い出していて、あるときに考えを変
えた。

このTSUTAYAのサービスを契機に、出版社は著作権者たちに利用に関する事後承諾をお願い=宣言するのが良かった! と。

ストーリーはこんな感じだ。

・TSUTAYAが古い雑誌のiPadでの閲覧サービスを始めちゃった。
・これが利用者にどうも好評らしい。
・出版社は、当面、リアル書店店頭に限り「デジタル雑誌閲覧サービス」を了解した。
・利用許諾権はそれぞれの著作権者=書き手・カメラマン・イラストレーターなどにあるので、それぞれダメと連絡をもらえればTSUTAYAにつたえて当該ページを白く塗りつぶす。
・しかし、すでに発行から充分に時間がたっていて、改めて販売が見込める可能性は極めて低く、TSUTAYA代官山店頭ではとても好評のようなので、どうか「デジタル雑誌閲覧サービス」を了解してほしい、と出版社は著作権者に再び通知。いわゆる「オプトアウト」ってやつだ。

著作権が”使わせない権利”になってしまって、本来見られてナンボの著作物を日陰においておくことにそのルールが結果している、と思っているのだ。

クリエイターのみなさんはどうお考えだろうか?

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -143[2012.01.05〜2012.01.22]

2012-01-22 沢辺 均

●2012.01.05木
新年一日目。
機構準備室会議。

●2012.01.06金
午後、東大図書館に行く。柴野さんにインタビュー。
『ず・ぼん』の取材なのに、出版デジタル機構(仮称)の営業になってしまった。
これ、電子版『ず・ぼん』掲載で近日発行します。

●2012.01.09月祝
整体受ける。よかったー。

●2012.01.10火
経理の幸江ちゃんと打ち合わせ。
昼飯は、出版クラブのランチ。打ち合わせかねてね。
午後はJPOの標準化委員会。
17時からは機構の幹事会・準備室合同会議。
終わって、●●さん(笑)と食事。

●2012.01.11水
中公に行って、本のデザインと組版の仕事の話。機構のことにも。
午後は渋谷区立中央図書館で連絡会。
神保町にもどって機構の普及ワーキング。
その後、中野でげんきな図書館の理事会。今年度でヤメることにした。

●2012.01.12木
午前中機構の準備会会議。
午後はJPOで打ち合わせ会議。
それから、機構でつくるフォーマットの相談。深沢くんともいろいろ相談。

●2012.01.13金
●●社のKさんが機構準備室に来ていろいろお話。進行の報告や「新書祭り」のことなど。
午後は●●社の人たちと会議。
それから、デジタル化の現場を見せてもらう。とっても勉強になった。
東大・柴野さんと「知の森」プロジェクトの相談とか。

●2012.01.14土
改装の相談。

●2012.01.15日
整体だ〜。

●2012.01.16月
午前中は機構準備室の会議。
午後、ボイジャーに、深沢くんとかと行く。
鎌田さんに「やさぐれてる」と言われた(笑)。いや、ホントに気分がやさぐれてた。最近そうなんだ。JU
ポットに戻って中公の本のつくり方を深沢、山田と相談。
ネットでみつけた、「電子書籍情報まとめノート」というのに関心したので、
作者の山口海さんを「呼びつけて」メシをくう。
こうやって一人でいろいろ調べたりしてる人はいいな、と。
もどって、デジクリ原稿「TSUTAYAの「デジタル雑誌閲覧サービス」の顛末について」を書いて送信。

●2012.01.17火
午前中、マンション管理組合理事会をサボって、機構へ。
●●社の社長さんたちとお話。
昼にNDLの人がきて一緒に昼飯。
午後は、電子書籍→読み上げに取り組む岡山さんと打ち合わせ。
●●社の人と打ち合わせをしたのち、図書館モデルの準備室内打ち合わせ。

●2012.01.18水
久しぶりに午前中はポットでいろいろ。午後から機構へ。
岩松了さんのチケットポスター発見。これ、脚本を本にしますから乞うご期待。
岩松

●2012.01.29木
ははは、すげー会議だらけの一日
午前中はJPOとの会議。神楽坂。昼は、さぼうるで機構や電子書籍からみの相談。
午後は、機構の図書館モデルの話をしに●●社。
システム開発のキックオフ会議。
17時から幹事会+準備室の会議。
終わって、金丸さん、古川さん、佐藤さん、植村さんとメシに。
古川さんはJUNのファンだったんだ。復刻版を買ってと営業したり(笑)。

2012.01.20金
午前中はポットでデザインの仕事の打ち合わせ。
午後は「新書祭り」の相談をしに、出版社へ。終わって機構メンバーで打ち合わせ。
夕方日経電子版の記者が取材に来る。
夜ポットにもどって、いろいろと雑多な打ち合わせ。

●2012.01.21土
たまった仕事、考えを整理したりしたかったので、ポットへ。それなりにはかどるけど、まだ目標まではクリアできない。
夜は久々にベラミナイト。
マスターにいきなり「Sweet home Chicago」をリクエストされちゃって、調子狂う(笑)。
いやー、だんだんうまい人の割合が増えて、気後れしたのかも。
ベラミナイト
●2012.01.22日
今日も、たまった仕事、考えを整理したりしたかったので、ポットへ。
結構、進められたけど、これからまだかたしたいことあるんだよな。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -142[2011.12.23〜2012.01.04]

2012-01-04 沢辺 均

今年の正月も、またまたボケー。

●2011.12.23金祝
休みだ。
ひるに福ちゃん。部屋の改装のことなど打ち合わせ。
整体うける。

●2011.12.24土
山形さんと稲葉さんのトークセッションを聞きに行こうかな?
と思っていたんだけど、忘れてた。

●2011.12.25日
なにしてたかわからん。

●2011.12.26月
午前中、書協会館へいってJPO永井さんたち。
午後は機構準備室で、大日本の人たちと打ち合わせ。

●2012.12.27火
午前中は、機構準備室で、どのような電子書籍をどのように作るのが良いか?
検討の会議を。
午後は、機構のシステムの相談、つづいて別件のシステム。
夕方、達人出版会の高橋さんにわざわざ機構準備室まできてもらって、打ち合わせと雑談。
達人出版会が、無料で販売してる(笑)『ケヴィン・ケリー著作選集 1』を、ポット出版から
紙版にして販売しようという相談をした。段取りはほぼ決められたので年明けから始動。担当は高橋(ポットのね)。
これ、楽しみな企画なんだ。

●2011.12.28水
本年最終仕事日。
午前中は、機構で、対図書館向けのモデルを検討する打ち合わせ。
昼に、寿司とビールで乾杯。
あ、この金、講談社の廣田さんがだしてくれたのかな? 自分の勘定のことを聞くのを忘れてた。
途中、小学館の佐藤がビールなどの差し入れで登場。
それからポットに戻り、大掃除。
そして、ポットの忘年会。
お疲れさまでした。
忘年会忘年会
忘年会
●2011.12.29木
年末休み初日。鉄とすずをつれて、代々木公園・ドックランに行ったはず、、、、。
生協で買物して、ラタトゥイユを仕込む。

●2011.12.30金
ピーコックに食い物を仕入れに、行く。鉄とすずのさんぽかねて。
年末
●2011.12.31土
午後、娘が迎えにくる。この年末に引っ越しするだと、。
作業員がたらんので、手伝いに行く。こんどは花小金井。
手伝いにきてくれた娘の友だち、いい子たちだったなー。
でも、最終電車で花小金井から帰宅。
風実引っ越し風実引っ越し
風実引っ越し
●2012.01.01日
オクサンは沼田の実家へ。
一人でのんびり。
正月鉄とすずと
●2012.01.02月
年老いた(当たり前だ!)母親のすむ町田へ。
娘も合流。スキヤキをゴチに。オフクロのほうがヒマなんだから、今度は、
オレの家にオフクロが遊びにこいよなどと(笑)。
キミコさんがガンで死んだって。60をちょいこえたところ。

●2012.01.03火
オクサンと一緒に、ブルックスブラザーズのバーゲンをひやかし、眼鏡屋で眼鏡の修理。
鉄とすずも一緒だけど、店に入っているあいだはガードレールなどにつないでおくのだけど、
鉄のヤツ、ほかの犬が通りかかったり、スケボーに吠えるんで、オクサンは落ち着かず、先に帰るなどとのたまう。
夜は、 iPad2のガレージバンドで1曲入力して、ギターをひいたりしてひたすら遊ぶ。

●2012.01.04水
発作的にヨドバシのネットで買った55インチテレビが届く。
デケー、ぞ。だけど、16万。こんなに安くていいのか?
設置してるときに、不用意にハードディスクレコーダーの電源をおとしたら、
録画してたヤツが全部壊れた。おかげで初期化しなおす。
仕事のメールをやっと整理したり、溜め込んでた日誌を書いて、明日からの仕事にそなえる。
グータラな休みがおわりだね。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -141[2011.12.04〜2011.12.22]

2011-12-22 沢辺 均

タメすぎて、ほとんど忘れてる。以下、スケジュール帳をみて、思い出せる範囲。

●2011.12.04日
中公の郡司さんと、銀座で待ち合わせて、機構のことやら電子書籍のことやら、いろいろ。
松本さんも。おいしい中華屋で、ほうれん草チャーハン。
それからコーヒー屋に移動しておしゃべり継続。
家に帰ってきて整体。
銀座
●2011.12.05月
午前中、出版デジタル機構(仮称)準備会の会議。
N社とのデザイン打ち合わせを、山田たちにまかせて、欠席させてもらう。
16時に早稲田大学。永江朗さんの講義にゲスト出演?
書籍デザインの話と電子書籍状況の話。2回戦。
終わってから永江さんにしてはめずらしく「めしに行こう」ってことになって、
学生さんたち数人と一緒に飲み屋へ。
帰ってきて、デジクリの原稿を書く。「読者に受け入れられる(支持される)電子出版物の三条件
永江さん永江さん
●2011.12.06火
午後に機構事務所で、印刷会社の人と打ち合わせ。
その後、雨の中を岩波書店へ。筑摩の平井さん、準備室の講談社・廣田さんと。

●2011.12.07水
経産省にいって説明会に参加。
午後JPOでそのプロジェクトの打ち合わせ、なんだけど、オレが大脱線。
そのあと、出版クラブでJPOの電子書籍コードの委員会。
出版社自由の12桁に、フォーマットを識別する桁を設けようと提案するも、
一人の賛同者も得られず(笑)。
夜はポットに戻って「ず・ぼん」会議。

●2011.12.08木
午前中、機構準備室の会議。
午後はNIIの高野明彦さんの研究室へいって、機構の検索サイトの打ち合わせ。
終わって某社の社長さんのところへ機構の話など。●社の二人を引き合わせる。
夕方、機構の幹事会+準備室合同会議。

●2011.12.09金
昼前から機構へ。
午後イチに印刷会社の人と打ち合わせ。
夕方JPO近刊情報センターの管理委員会。それから忘年会。
「女子をこじらせて」、アマゾンで数十冊の予約があったのに、日販からは少ししか入らず、
予約した人から「まだこない」って話があって、その話に引っ掛けて発言。
日販の金田さんたちとその話で盛り上がる?
終わってから、日高と石川さんと●●さんとお茶しながら、
JPOの新プロジェクトのシステムのはなしをして、結構いいところまでつめられた。

●2011.12.10土
午後、リノベーションの打ち合わせ。
夜はジュンク堂新宿へ。「女子をこじらせて」のトークセッション
終わって雨宮さんたちと飲み会。
女子をこじらせて
●2011.12.11日
夕方、整体。

●2011.12.12月
午前中は機構へ行って準備室会議。
午後は機構の体制問題で、用賀へ打ち合わせに、。
夕方、ボイジャー鎌田さんと二人でフレンチ(笑)。
技術的なことを聞いたり、。
鎌田さんと
●2011.12.13火
午前中、書協会館でJPOの新プロジェクトの打ち合わせ。
植村さんと一緒で、電流協のEPUBセミナーにさそわれてそのまま参加。行ってよかった。
夕方は機構で図書館向けのプロジェクトで某社に話を聞く。
と、廣田さんから共同通信の取材対応を押し付けられて(笑)、おしゃべり。
epubセミナー
●2011.12.14水
午前中は電子書籍関連の事業者のかたと打ち合わせ。
午後は3時から青弓社で版元ドットコムの組合員会議をちょこっとやって、忘年会へ。
2次会まで参加、。
二次会はほとんどアニカさんととなり同士でお茶ベリ。
版元ドットコム石橋表参道
●2011.12.15木
午前中は機構で法律問題で勉強。
準備室会議は午後。
それから、機構のシステムの打ち合わせ。
終わってから、富ヶ谷へ行って、げんきな図書館の渋谷スタッフ忘年会で麗郷
それから、昔の仲間・渋谷区役所のサッカー部の忘年会二次会。
サノヤン・ナグモ・デメサンなどなど懐かしい。

●2011.12.16金
午前中はポットで。
午後イチ、機構で関連事業社と打ち合わせ。
夕方は幹事+準備室合同会議。
このあたり、出資金に準備で準備会全体がドタバタしていてその後も1週間ほど。

●2011.12.17土
午後岩松さんの「アイドル、かくの如し」を観に下北沢本多劇場。
終わってから楽屋に挨拶にいったら、宮藤官九郎、夏川結衣と接近遭遇(笑)。
宮藤官九郎さんは、なんか人の良さそうな感じだし、夏川結衣さんはきれいだったな。
芝居は岩松節満載。家族を大切にってのが、戦争までつながってるみたいな、、、。
夜のベラミナイトはサボる。

●2011.12.18日
バンド練習をサボって、ポットの仕事で会津田島まで日帰り。
雪もふるし、ローカル線の単線の一両の電車でトコトコと行く。
帰りは整ちゃんの車で東京まで。
芳賀沼製作芳賀沼製作
芳賀沼製作芳賀沼製作
芳賀沼製作芳賀沼製作
芳賀沼製作芳賀沼製作

●2011.12.19月
この日でやっとスケジュール帳が切り替わる。端境期は2冊持ち歩いたりメンドウだな。
午前中は機構準室会議。
午後は、機構の検索サイトの打ち合わせで高野さんの研究しつ。
終わってから、深沢さん、日高と機構にもどったけど、すぐ●●さんとお金の話をね。
それから麻布まで、機構の商売ネタさがしに、○○社に話を聞きに行く。
そのままポットに戻って、いろいろ

●2011.12.20火
10時から書協会館へJPOの新プロジェクトの打ち合わせ。
午後から、機構の普及ワーキング会議。

●2011.12.21水
午前中は印刷会社の人と機構で打ち合わせ。
午後はシステムの打ち合わせ、さらに夕方は電子書籍フォーマットなどなどで
●大先生と、深沢さんと相談。

●2011.12.22木
10時半機構の準備室会議。
午後は幹事+準備室合同会議。
夜にもどって、久々の日記書き。ふー。

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デジクリ連載[17]読者に受け入れられる(支持される)電子出版物の三条件

2011-12-07 沢辺 均

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[17]読者に受け入れられる(支持される)電子出版物の三条件/沢辺 均

出版デジタル機構(仮称)への賛同出版社が108社になった(12月5日現在)。どんな出版社が賛同しているのか? はこちらに一覧がある。

だけど、まあ、ボクはメルマでリンクを押すのがめんどうなので、一覧を貼付けると、インプレスホールディングス/勁草書房/講談社/光文社/集英社/小学館/新潮社/筑摩書房/東京大学出版会/東京電機大学出版局/版元ドットコム/ポット出版/語研/スタイルノート/青弓社/第三書館/太郎次郎社エディタス/トランスビュー/文藝春秋/平凡社/有斐閣/暮しの手帖社/東洋経済新報社/毎日新聞社出版局/日経BP/秋田書店/仮説社/大学書林/信山社出版/実務教育出版/池田書店/アールズ出版/すいれん舎/工作舎/化学同人/教育出版/径書房/双葉社/廣済堂出版/税務経理協会/白水社/翔泳社/東京シューレ出版/東京書籍/国土社/株式会社アスク/朝日出版社/みすず書房/水曜社/ベレ出版/幻冬舎コミックス/晶文社/あすなろ書房/絵本塾出版/マガジンハウス/阪急コミュニケーションズ/日外アソシエーツ/東京創元社/エイ出版社/大修館書店/エムエーピー/世界文化社/光村推古書院/PHP研究所/G.B./ブライト出版/ぎょうせい/西東社/主婦と生活社/復刊ドットコム/サンライズ出版/創元社/大隅書店/ソフトバンク クリエイティブ/学研ホールディングス/大阪大学出版会/世界思想社教学社/中央公論新社/歩行開発研究所/説話社/日本カメラ社/NHK出版/くもん出版/臨川書店/春陽堂書店/飛鳥新社/ぶんか社/白泉社/ビジネス教育出版社/長崎出版/リイド社/弘文堂/三和書籍/フォレスト出版/弘文社/白桃書房/いきいき/第三文明社/学芸出版社/東洋館出版社/TAC/家の光協会/三修社/すばる舎/みくに出版/海青社/フレーベル館/オーム社/徳間書店

じっくりみると、それなりにこの一覧は面白いと思う、よ。

で、101社の賛同申込があった時点で計算してみると、年間発行点数で25%(年間の全新刊発行点数が約8万点で、101社合計で約2万)になる。出版業界の年間売上額が約1兆8000億円で、101社の売上額の合計はその50%弱を占める。よくもこれだけの出版社が賛同してくれたものだ。ありがたい。

まだまだヤマのような課題があるわけで、全然気を抜けないのだけど、これまでのところこの出版デジタル機構(仮称)はとりあえず「成功」と言っていいと思う。

「成功」だと思うのは、出版デジタル機構(仮称)の最大の目的が「すべての出版物のデジタル化を」なわけで、そのためには、出版社がデジタル化の取組みをすることが欠かせないのだ。

もちろん、著作者にデジタル化の了解を得なければならないのだけども、それを働きかけるのは出版社以外にありえないからだ。賛同してくれる出版社が増えるこということは、著作者にデジタル化の了解を得る条件がそろいつつあるということなのだ。

さて、読者である。肝心カナメの読者に、出版界がつくった電子出版物が受け入れられなければ、いくらデジタル化できても、この取組みは頓挫する。なら、どのような電子出版の基盤をつくることが、読者に受け入れてくれることになるのだろうか?

ここでボク自身の今の考えを、中間報告しておこうと思う。Twitterでお互いフォローしてる川添歩さんとのやり取りで教えをうけたことなのだが、
1)さまざまな電子書店で買った出版物を
2)読者が自由に選んだビュワーで
3)いつでも読める
という3点が読者に受け入れられる(支持される)電子出版物の条件だと考えている。

今、アマゾンで買った本もジュンク堂で買った本も、近所の小さな本屋(J STYLE BOOKという本屋が行きつけの近所の本屋さん)で買った本も、区別なくボクの本棚に並んでいる。そして、本棚を眺めて、ちょっとパラパラとみたいときには、なんの準備も必要なくパラパラすることができる。

この状態を電子出版物で作り出すと、読者にとって、紙だ電子だの区別なく利用してもらえるようになるのではないか? とおもっているのだ。

今の電子書籍だとそうはいかない。たとえば、ポット出版がイチバン最初に電子書籍の販売をお願いしたボイジャーの本屋で買った電子書籍は、ドットブックビュワーというアプリをiPadなどの装置で立ち上げると、その中に入っている。ほかの電子書店で買うと、その書店の推奨ビュワーの「中」に入っている。

つまり、ひとつひとつのタイトルは、書店とひもづけられたトビラ付きの本棚に入っているようなもので、そのトビラを開くためにはIDやパスワードが必要、というわけだ。買った電子書店を超えて自由に並べたり、整理したりすることはできない。さらには、その本棚から本を取り出しても、こんどは装置とビュワーがなければ読めないのだ。

出版社や書店という作り手側からみれば、そのビュワーはOSがアップデートするたびに(基本的に)対応をしなければならないハズだ。OSはWindowsやMacOS、装置で言えばiOSやAndroidやWindowsなどがあり、それぞれいくつものバージョンが、様々人によって使われている。

このかけ算の答えの数だけのバージョンのビュワーを用意しなければならないワケで、APPで売っているアプリ式の電子出版物にいたっては、これにタイトル数のかけ算が加わるのだ。

こんな状態で、電子出版靴を買ったり利用したりする気になるだろうか? というのが今のボクの疑問なのだ。

ならどうする。今すぐに出版デジタル機構(仮称)がそれを解決する能力はないと思う。また、まったく違った発想の解決策が現れるかもしれない。

ボイジャーは、データを「誌面」のカタチに生成する機能をサーバー側にもって、ウェブブラウザからのリクエストのたびにそれをただ表示する、ということで、OSの違いを乗り越え、ビュワーの開発をウエブブラウザに押し付けるって方法を選んだ(ブックス・イン・ブラウザというようだ。でこれはボクの理解で足りないところがあるかもしれないけど)。

ボク自身は、これでもまだ足りないと思う。ネットワーク接続がなければ電子出版物は読めないという弱点があると思っている。これは、公衆無線LANが張りめぐられることで解決するかもしれないし、今の環境を前提にして考えれば、その解決をボイジャーのみに求めるのは酷だと思う。

このひとつのことをもっても、「すべての出版物のデジタル化」=ほんとうに読者に気持ちよく利用している環境をつくるためにはヤマのような課題があるのだと思う。

出版デジタル機構(仮称)の100社越えというのは、まだまだほんのささやかな一歩にすぎない。ふぅーーー(ため息)。

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -140[2011.11.28〜2011.12.03]

2011-12-03 沢辺 均

●2011.11.28月
午前中は出版デジタル機構(仮称)準備室のミーティング
午後は機構の電子書籍検索サイト(ポータルと呼んでいるんだけど、チョット違う気が)制作のための打ち合わせ。
NIIの高野さんや、hon.jpの落合さん、この手のことでいつも手助けしてもらってる深沢英次さんと、
版元ドットコムのシステム開発をやってるSDの日高、、などなど。

●2011.11.29火
午前中は出版デジタル機構(仮称)で、設備投資やらなんやらの相談。
午後は普及促進チームのメーティング。終わってから●社の●さんと、
喫茶店で意見交換。
それから×社の●さんと機構のことで意見交換。宿題を背負ってしまったぞ(笑)。
夜は、NIIで書誌書評研究会の第五回(最終回)。
青空文庫の富田さんが、えらく参考になったとエールのような意見。
でっかい宿題があったりしてアタマがぐるぐるしていて、まともに進行できなかったけど、
これまで一緒に議論するテーブルについたことのないようなメンバーが集まってくれたことが
なによりの成果か? こうしたつながりから、本とネットワークをめぐるあらたなものができて来る予感はあった。
でも、そんなことは決して見てもらえないだろうし、
それって、たいしたことないように見られるんだろうな、と思う。
でも、そんなたいしたことないことが、なんにも全体計画がなくても動くって、のが
きっと社会ってもんなんじゃないかと、思うのです、特に年取るとね。
帰りに中華屋でイッパイ飲んで終わり。

●2011.11.30水
昼前に、サンドイッチを食べながら●社の●●さんとランチ。
共通の友人の現況交換やら、機構のことなど。
うん、機構で面白い企画ができそうだ、ぞ。
午後は機構のメンバーで電子書籍取次にいっていろいろやってることを教えてもらう。
そんでもって遅れて版元ドットコムの月例組合員会議。
終わってから何人かが機構準備室事務所見学。
ポットにもどって出版会議。
ははは、相変わらず説教ばかりだぞ(笑)。

●2011.12.01木
午前中は機構のことで●社と相談。
終わってから準備室に戻ってきてミーティング。
夕方ポットにもどる。
夜家に帰って風呂に入っていたら、オクサンが古くからの友達をつれて帰って来る。
コーヒー入れたりして、ちょっとサービスしたり一緒におしゃべり。

●2011.12.02金
午前中は、機構のことで、小学館の社内システムを見せてもらう。
書影の保存やら、配信やら、いろいろと。
夕方から幹事会・準備室で事業計画のミーティング。
この間、準備室で議論してきたことを幹事会ふくめて議論する。
資本規模だとか、事業の骨格は見えてきたと思う。
オイラは図書館向けの事業計画を説明する役だったけど、
これがイチバン不鮮明なところなんだ。
でもオレの中では仮説はだいたい整理できてきたので、
これから準備室で議論したり、関係者と相談したりしてもう一歩具体案にしなくちゃ。

●2011.12.03土
最近は週末の休みがホントにありがたい。
昼前までグーグー寝る。
家で、筑摩の菊池さんの「営業と経営から見た筑摩書房」を読み終えて、読みかけの
日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』を読んだり。
風呂に入って、流しを洗って、夕方事務所にでてきて、日誌を書いてる。
これから、来週月曜の永江朗さんの早稲田の講義で喋るためのレジュメを整理したり、
月に一度の領収書整理、原稿もよめるとこまで読もう。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -139[2011.11.23〜2011.11.27]

2011-11-27 沢辺 均

●2011.11.23水祝
水曜日の祝日。イヤー最近は祝日がスゴくうれしい。
だいたい、怠惰な一日にすぎないんだけどね。
で、整体を受ける。

●2011.11.24木
午前中は出版デジタル機構(仮称)の準備室ミーティング。
午後は、機構の人員体制などなど検討会。
夕方ポットにもどって、こまごまと。

●2011.11.25金
午前中は久しぶりにポット会議に出席。
9月末の決算でそれなりの黒字をだせたんで、決算賞与の報告とか、とはいえ、出版部はキビシいので、
今年度で挽回すべく、その計画の議論など。
年度末は事業税やら、消費税やらの支払があって、数百万円が飛んで行くんで、資金繰りとかも。
この日は給料日でまたお金が飛んでくしね。資金繰り、資金繰り。
午後から出版デジタル機構(仮称)。
関連事業者への説明会に出席。
終わって幹事会+準備室ミーティング。
事業計画の数字とか、いろいろ具体化してきた。

●2011.11.26土
まったくグータラな日。Queenのドキュメント見たり、昼寝したり、犬の散歩にいったり。
そういえば、犬カレンダー(鉄すずカレンダー)、制作がすすんでいないな。佐藤と山田のプロジェクトなのだけど。

●2011.11.27日
昼まで寝てた。
で、事務所に出てきて、雑用とかいろいろ片付ける。
そんでもって日誌。
まったくつまんないでした。

●2011.11.26

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -138[2011.11.04〜2011.11.22]

2011-11-22 沢辺 均

こんなに日誌サボってたっけな?
だもんで、大急ぎで大雑把。

●2011.11.04金
出版デジタル機構(仮称)の出版社説明会
ギター教室サボる。
機構説明会1104
●2011.11.05土
多分休んでただろう?

●2011.11.06日
事務所に出て出版デジタル機構(仮称)のこととか雑用とか。

●2011.11.07月
午前中、出版デジタル機構(仮称)準備室のミーティング。
夜、ポットのアルバイトで何年かいた●●が遊びに来た。
オルガニークというフランス料理屋で佐藤、那須と4人で夕飯。

●2011.11.08火
出版デジタル機構(仮称)で、普及促進会議。
その後、電子書籍のコードについての意見をいろいろと聞きに行く。
終わって、カレー屋でメシとビール(おいらはウーロン茶だけど)。
話の中で、いろいろアタマが整理できたぞ。

●2011.11.09水
午後に、図書館向け電子書籍販売会社にお話を聞きに行く。
終わってから、中野へ行って、NPOげんきな図書館の理事会。

●2011.11.10木
出版デジタル機構(仮称)で準備室ミーティング。
終わってから富ヶ谷図書館の館内整理日ミーティングに参加。
夕方、沖縄から萩野くんとか来て、ちょっと相談ごと。

●2011.11.11金
午前中は電子書籍関連の会社にいっていろいろ教えてもらう。
午後は出版デジタル機構(仮称)の出版社向け説明会
終わってから、幹事会+準備室合同会議。
またもギター教室サボる。
機構説明会1111
●2011.11.12土
ちょっとだけ事務所で雑用。
あとは何やってたんだか?

●2011.11.13日
事務所にでて雑用。
夕方高円寺のブックフェアに行く。
カタヅケを一緒にやって、打ち上げ飲みやへ。
高円寺フェス高円寺フェス
●2011.11.14月
午前中、出版デジタル機構(仮称)の準備室ミーティング。それが終わってから
図書館向けの商売をどう組み立てるかの相談。
その後、NDLの人と情報交換など。
17時に戻ってきて、整体を受ける。あー、よかった。

●2011.11.15火
午前中は近刊情報センターの普及会議。
午後、電子書籍関連のひとと情報交換。

●2011.11.16水
午前中、出版デジタル機構(仮称)で図書館向け商売組み立て相談。
午後は電子書籍制作請け負い会社の話を聞いたり、
大物と意見交換したり。

●2011.11.17木
午前中は出版デジタル機構(仮称)の準備会ミーティング。
午後は、幹事会+準備室ミーティング。

●2011.11.18金
朝から京都。PHPの会議室を借りて、出版デジタル機構(仮称)の関西説明会
夜にポットにもどって来たけど、結局ギター教室サボる。
すでに先週、ギター教室退会手続きをしていたので、この日が最後の予定だったけどね。
機構説明会1118
●2011.11.19土
こもれび大和田図書館に行って、館長さんとおしゃべり。

●2011.11.20日
6月のライブ以来、はじめてのバンド練習。
その前に、久しぶりに娘が訪ねてきた。もう25歳なんだ。

●2011.11.21月
午前中に、電子書籍からみの情報交換のミーティング。
だもんで、出版デジタル機構(仮称)の準備室ミーティングをサボる。
午後から機構にいく。
機構のポータルサイトのことなどでちょっと喫茶店で人とあったり、。
夕方は業界の話題の主とおしゃべり。なんと3時間。

●2011.11.22火
午前中はマンションの管理組合の理事会。
午後は電子図書館のことでいろいろ教えてもらいに●社へ行く。
出版デジタル機構(仮称)の事務所にもどって、事業計画議論に参加。
なんと機構に賛同してくれた出版社が、74社になる
そして、ポットに戻って、日誌書き。

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出版デジタル機構と図書館のこと(ず・ぼん編集後記)

2011-11-18 沢辺 均

『ず・ぼん』17号を制作してます。もうすぐ入稿。
でもって、編集後記を書きました。
まだ下書き何だけど、よろしければお読みください。
──────────────────────────────
●すべての出版物のデジタル化を目指して、出版デジタル機構(仮称)とう会社をつくる計画をはじめた。講談社・小学館・集英社といった出版業界トップ企業から、我がポット出版のような零細までが手を組んで、出版物をデジタル化して電子書籍書店にたくさんの電子書籍を提供しようという試み。ちなみに最大手出版社の書籍の年間発行点数は千数百、ポット出版はまあ20点アタリをうろちょろしてる。点数で1~2%、売上げ金額では多分千倍程度の違いがある出版社群をフォローしようとしているのだ。
去年「電子書籍元年」などと騒がれたものの、いまだに商売としてなりたつほどの市場になっていない。しかし、電子メールがあたりまえのものになっていたり、ほとんどの文書がコンピュータで書かれているように、デジタルとネットワークなしには私たちの「活動」は成り立たなくなっている。デジタル化はますます広がって行くと思って間違えないだろうし、本の世界もデジタル媒体の比率が高まると考えるべきだ。
そうした、まったく新しい状況に臆するのではなく、むしろ積極的に取組むことが、多分正解なんだと思う。
黒船が現れたときに、鎖国を守るために戦うのではなく、よりよい開国に向かったように。
●こうして「ジュンク堂なみの品揃え」を電子書籍で用意して、電子書籍に習熟して、市場にもインパクトを与える、つまり電子書籍書店にタイトルを提供する取組みに「没頭」してる数ヶ月を過ごしている。
さて、図書館。いったい図書館にたいして電子書籍をどのように活用してもらおうか、という課題も検討しているわけだが、大学図書館はともかく、公立図書館での活用のイメージが具体性をもたない。
第一に、一部を除いて、こうしたデジタルとネットワークというあらたな状況を生かそうという図書館や図書館員が見えない。
それなりにコンピュータを使いこなす図書館員に出会うことはマレだ。たとえば、キンドルやiPadで電子書籍を読むサポートができる図書館員はどのくらいいるだろうか?
第二に、電子書籍がそれなりの市場をつくれたとしても、いったい図書館ではそれをどうあつかうのだろうか。相手はデータで、ネットワークで移動可能なのだから、貸出し窓口は必要なくなってしまうかもしれない。今、サイトからの予約ができるようになり、相互貸借サービスがあたりまえになっているなかで、そのための作業の割合が増えているように見える。そうだとしたら、電子書籍の比重が増えたらそうした作業はどんどん減るかもしれない。そのときに図書館員はなにをやっているのだろうか?
第三に、図書館が電子書籍を貸し出すようになったとしたら、「無料原則」は続けられなくなると思う。
たぶん、電子書籍のレンタルもあたりまえになる可能性が高い。DVDレンタルがこれだけ広がったなかで、同じタイトルを「無料」で貸し出せないように、電子書籍レンタルが普及したときに、図書館でおなじタイトルを「無料」で貸し出すことができるのだろうか? 民業との関係なども含めて、バウチャー制のようなものなら「無料」を続けられるかもしれない。そうした構想を生み出していかなければ、図書館の意味を持続させることができないと思おう。
国立国会図書館の長尾館長の構想は、電子書籍の「有料論」だったわけだが、無料論者がどれほどそのことに異議申し立てをしただろうか? 有効なロジックを打ち立てただろうか?
●たぶん日本は「容易に収穫できる果実」を食べ尽したんだと思う。貧しい時代、貧しい思い出が生々しく残っている時代に、ともかく図書館をつくって読書を提供するというのは「容易に収穫できる果実」だったんじゃないか。全国三千館を越える公立図書館ができた今、たんに読書を提供するってことの先の果実を見つけなければ、図書館が人々に求めることは続かないと思うのは、単なる危機煽りに過ぎないのだろうか?
たまに、リクエストベストテンの寄贈を呼びかけるチラシや掲示物を図書館で見ることがあるんだけれど、こんな人気トリを続けてちゃイカンでしょ。
●じゃ、どうする? 貸出し以外に、図書館らしいサービスを生み出さなきゃならない。 記録と編集と提供、じゃないだろうか。そして、それは多分たった一人でも始められることだと思う。たった一人のおこないがたくさん生まれれば、多分図書館は変えられるんだと思う。

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デジクリ連載[16]アマゾンで電子書籍を売ってもらうとしたら

2011-11-08 沢辺 均

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[16]アマゾンで電子書籍を売ってもらうとしたら/沢辺 均

アマゾンで電子書籍を売ってもらうとしたら、どんな契約をしたいんだろうか、オレ……。

ネットでは、アマゾンの契約内容が明らかにされたりしててにぎわってる。イチバン具体的なのは『「こんなの論外だ!」アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る』かな?
< http://news.livedoor.com/article/detail/5977004/ >

それについて思うところを何点か書いておくことにする。

「共通の書面で契約を迫っている」って完全に狂ってるでしょう。ここまで予断をもって書くライターの気が知れない(安藤健二〈BLOGOS編集部〉っていう人らしいけどね)。

だって、郵送で、契約書と、契約して下さいって案内文くらいじゃないの? 送られたのは。郵便で送るなんてこと、取次だってするよ。たとえば、東北大地震の書店店頭にあって津波かぶった本の返品を、現物ないけど、マイナスで受け入れてってのも、郵送で来たよ(メール便だったかもしれないけどね)。それをよんでだれも「取次が書面でマイナス返品を迫っている」って書かないものね。

それとも案内状がついてなかったとかなのか?

「10月31日までに返答せよ」ってほんとうにそう書いてあったのかな? せめて「10月31日までに返答してください」くらいにはなってたんじゃないの?

いやもし本当にそう書いてあったのなら、この疑問は撤回するけど。
なんで、こういう話になっちゃうのかな?

契約なんだから、納得できなければ契約しなけりゃいいだけの話じゃない。その程度は、本当に各社の意思を自由に決められるんじゃない? アマゾンの書籍の市場占有率は(ボクの理解では)せいぜい10%前後じゃない?

その程度の占有にアタマを押さえつけられるほど、不自由なのか? 日本の出版社。もし、10%前後でもアタマを押さえ込まれるんなら、日販やトーハンなんかにはすべて言いなりになるしかないじゃん。

で、じゃ我が社(ポット出版)はどういう契約がいいのかなー、って想像してみた。以下は、ほんとうにこれでアマゾンに契約を「迫る」なら、もう一度良く考え直すし、独禁法とかもちゃんと調べねばいかんけど。

まず基本は、アマゾンへの販売金額の考え方。希望小売価格×70%(実は80%がいいけどね)か、○○円という方式のどちらかがいいのかと思う、我が社的には。いずれにしても、販売金額は固定だな。

もし、販売価格をアマゾンが下げたとしても、まあしょうがないか? って思う。そのかわり、あまりに低すぎる販売価格で売るようなら、アマゾンへの販売は中止すればいい。いや、その前に、交渉はしますよ、もちろん。

値引き販売の話でなく、正味=45%という出版社の取り分の話がいいとか悪いとかになってるけど、こりゃ低すぎるだろ、って思う。

第一に、コンテンツそのものをつくるより、ダウンロード販売するほうが全然コスト安いでしょ、って思う。

第二に、これアメリカってのの基準のような気がしてならない。ポット出版の本で日本語の横にすべて英文を対訳にして並べたことがあって、それをアメリカの書店に売ろうとしたときのこと。「定価」の50%位のことを平気で言われた。でもアメリカって「定価」ってないでしょ。希望小売価格しか。

で、そのメーカーの希望小売価格に20%とかなんとかの割引して売るらしいから、50%って言っても書店からいえば、80%で売って、30%くらいの粗利を出したいって話なんだかからしょうがないか? って思ったんだ。日本の書店と取次って30%ちょいってのがその取り分だしね。

「カスタマー対応のために、データを返却しない」って話はちょっとすぐに解決不可能だな。なにせ、今の著者との契約って基本的に期限のある契約なんだ。これを実現させるとしたら、著作権(財産権のほう)を買い取るしか思いつかない。うーん、ただちにそういう契約にするのって、無理じゃないかな?

アマゾンは実際ポット出版に契約書を送ってきてないし、ネットに書かれてることが本当かもわからないけど、万一本当だとしたら、アマゾンが焦りすぎてるのか、日本の市場なんてどうでもいいと思っているのか、これを機会に日本の書籍市場に革命を起こそうとしてるか、くらいにちょっとクビをかしげる契約ではある。

ここ数年のアマゾンって、日本の書籍市場のありように対して、原則(考え方)を保ちつつも折り合えるポイントを探そうって感じに見えてたんだけど、それってオレの勘違いなのかな?

PS 出版デジタル機構(仮称)って株式会社を20社でつくることに合意。
ときどきサイトも見て下さい。
< http://www.shuppan-d.info/ >

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -137[2011.10.31〜2011.11.03]

2011-11-03 沢辺 均

●2011.10.31月
出版デジタル機構(仮称)の準備室へ。
午後に、翌日からオープンの事務所を見に行く。
それからある人とちょっと議論。いろいろ問題点も見えて来た。
想像してたことに近いかな?と
出版デジタル機構(仮称)事務所

●2011.11.01火
いやー、ちょっと体調不良で、休ませてもらう。
機構の準備室ミーティングも幹事会合同会議もサボる。
んだけど、ここんとこずっとやってなかった整体をうけたら、なんか良くなったような。
いや、これはやっぱり整体サボりだな。

●2011.11.02水
午前中から機構準備室へ。オレは事務所に初出勤。
午後は出版社の人が2人来て、機構の話を説明。
夕方ポットに戻って、ず・ぼん編集会議。
ついでに次号に載せようって、編集委員との鼎談も。
メシはオルガ。

●2011.11.03木祝
整体を受けてから事務所にでて、いろいろ雑用を片付ける。
祝日だというのに、スタッフが何人もでている。すまん、。
翌日の出版デジタル機構(仮称)の説明会の名簿整理とか、週報づくりとか。
・11/04 141人 101社 ほか取材が6名
・11/11 311人 244社 そろそろ締めきりかな?

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -136[2011.10.24〜2011.10.30]

2011-10-31 沢辺 均

●2011.10.24月
午前中は出版デジタル機構(仮称)準備室勤め。
夜はいろいろお世話になっている人とワインとフランス料理(っても4人でなんと1万ちょっとだけどね)。
戻ってきてデジクリの原稿を書く。
デジクリ連載[15]日経のアマゾン報道はなんだったんだろうか?

●2011.10.25火
午前中、出版デジタル機構(仮称)の準備室勤め。
電子書籍を考える出版社の会」のシンポジウムへ。
ビジネスセッションとテクニカルセッション。
ビジネスセッションにでていた文化通信編集長・星野さんから、あまりしゃべらないようにといわれたのだけど、
始まったらいろいろ出しゃばってしまう。途中で反省して、おしゃべりをスローダウン。
終わってからパーティーがあって、eBPの人たちに出版デジタル機構(仮称)のことをしゃべったり。
Meetup 2011のまとめ
どうなる? どうする!? 日本の電子出版─「eBP Meetup 2011~電子出版2年目の課題と3年目への展望」レポート
EBPシンポEBPシンポ

●2011.10.26水
午前中、出版デジタル機構(仮称)の準備室へ
終わってから昼飯をロイホで食べながら、アタマとかノートとか整理。
そんでもって、流対協の会長 緑風出版・高須さんのところに、出版デジタル機構(仮称)の説明にいく。
柘植書房新社の上村さんもいる。数十万の電子書籍をつくって市場にインパクトを生んで活性化させよう、
って話。
事務所にもどって、太等さん(「日本語の文字と組版を考える会」時代によく行合ってたな)と打ち合わせ。
なんだか、映画の字幕のことをいろいろ調べてて、奇想天外な調査物語を聞いて笑う。
それらのものを本にできないかって話。
それから版元ドットコムの組合員会議。
飲み会に行って、ちょっと語りすぎた、昔話。

●2011.10.27木
出版デジタル機構(仮称)準備室つとめをサボって、個人的な借金の契約で銀行へ。
この年でよくやるは、。契約成功。
午後は月例版の出版会議。
月例版というのは、営業委託してる木下さんを交える会議。また前月までの月別売上げとかのデータの報告がある会議。
今月のデータ報告はうれしい数字。それに「要約 ケインズ一般理論」の事前注文が好調で600くらい。
それに加えて、紀伊國屋書店では、全国の店でおすすめとして取組みたいという連絡ももらったり。
本店では160冊、梅田100などなど。
本当に店頭で売れてくれるといいんだけど、。
15時から出版クラブで、JPOの電子出版コードの委員会。
このことはもう少し自分のアタマで考えなきゃ。

●2011.10.28金
午前中は出版デジタル機構(仮称)の準備室。
終わって渋谷へいって今度引っ越すマンションの契約へ。
もどってから、はりゅうウッドスタジオの(芳賀沼)整ちゃんと、木造仮設住宅の本の打ち合わせ。

●2011.10.29土
昼間事務所にでて、溜まった回覧を整理したり、雑用いろいろ。
夜は「マロンパーティ」というマロンちゃん(ヌードモデル)の写真展のオープニング。
佐藤、那須、みずきと一緒に。会場には大田、高橋、大原がきてた。
加藤ケンソウさん司会のもと、マロンちゃんと東村アキコさんのトーク。
第二部は山田広野監督の活弁映画「成人映画」と「成人映画パート2」の上映。それぞれ15分くらい。
パート2にはオレと鉄も出演してる。
終わって今時の寿司屋でメシ食って、家で新作映画をappleTVでダウンロードして見る。
マロンパーティ

●オマケ
すず鉄

●2011.10.30日
朝起きたら、目眩。一日中眠った。
そんでもって20時ころ目が覚めた。いろいろやりたかった出版デジタル機構(仮称)の仕事とか、
すこし深夜にやり始める。何時にねむれっかな?

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デジクリ連載[15]日経のアマゾン報道はなんだったんだろうか?

2011-10-25 沢辺 均

ということで毎度のデジクリ連載の転載です。
デジクリサイトはコチラ

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[15]日経のアマゾン報道はなんだったんだろうか?/沢辺 均

10月20日(木)の日経新聞の1面に「アマゾン、日本で電子書籍 年内にも 市場拡大に弾み」という記事がでた。

年内にも日本語の電子書籍購入サイトを開設。小学館、集英社など出版大手と価格設定などで詰めの交渉に入っており、講談社、新潮社などとも交渉。PHPとは合意、PHPは約1000点の書籍を電子化して提供。だいたいこんなところが記事のポイントだった。

これはあくまでボク個人の想像だけど、アマゾンが出版社に「まわりの出版社は着々と契約しているのだから、早くしないと乗り遅れますよ」というメッセージを発したものに見えてしょうがない。

そう思うのは(自分でも参加してるのだからちょっと自意識過剰かもしれないけど)新会社=出版デジタル機構(仮称)が動き出したからだ。

出版デジタル機構(仮称)は、大手はもとより、小零細出版社の電子書籍制作をサポートして、短期間で数10万のタイトルを読者に提供しよう、というのが目的。これによって、電子書籍市場にインパクトを与えて、拡大させようって考えているのだ。

で、その電子化したタイトルは、それぞれの出版社の意思にもとづいて、電子書籍書店に提供する。出版社の多くは、アマゾンをふくめた電子書籍書店すべてに提供することになると思う。

これまでの紙の本の販売に際して出版社は、特定の書店本屋に商品提供しないなどという習慣はなかった。売ってくれる書店ならば、どこにでも提供するのだ(もちろん返品が予想される過剰な注文への警戒はあった)。この状態をみれば、○○書店にだけに提供しようとか、○○書店には提供しないとかもありえない。

一方、アマゾンの狙いは、国内で(ダントツ)トップの品揃えでスタートしたいと考えるているんじゃないだろうか、というのがボクの想像。ならば、たんにさまざまな電子書籍書店と同様の品揃えではダメ。

電子書籍書店のどこにでも提供する出版デジタル機構(仮称)が、多くの出版社との契約をすませるまえに、トップの位置を確保したいとおもっているのじゃないだろうか? と思うのだ。

では実際のところはどうなんだろうか? ボクが業界の友人たちに聞いたうわさ話や、情報を総合すると、出版社との契約はあんまりうまく進んでいないんじゃないかと思える。

日経新聞にしても、合意したと名前が出せたのはPHPだけだ。まあ、ポット出版の名前じゃ日経もそもそも記事にはしないだろう(笑)。ボクが記者なら、正直もうすこしインパクトのある出版社名が欲しいと思う。「詰めの交渉に入っている」ってのも、うーん、ボクの聞いたうわさ話とは隔たりが大きい。

ポット出版は「ぜひ提供してね」みたいなことを、たまたま行き会わせたときに一言言われただけで、本気で営業されたことはない(笑)。けども、交渉内容の機密保持契約を求められるという噂だし、もっとも安い価格を求められたりと、アマゾンとの契約はキビシイといううわさだ。業界の友人の四方山話では、アマゾンへの警戒感が強いように思う。

ビットウエイやモバイルブックジェイピーなどとの契約とは、緊張感が違うのだ。ポット出版だって、ビットウエイやモバイルブックジェイピーとは契約してるんたけど、今、アマゾンが本気で交渉してきたら(ってそもそも相手にされてないって)今すぐ契約する気にはならないと思うな。

いや、アマゾンがキライなんじゃないんです、よ。余談だけど、そもそもアマゾンが上陸した2000年。周りの出版社が「黒船が来た」扱いしてるときに、いや「白い猫も黒い猫も本を売る猫はいい猫だ」(笑)、って言って回ってたはず。アマゾンが求めていた、在庫情報のデータでの提供にも熱心にとりくんだしね。

で、今は、アマゾンの電子書籍書店に受動的に出品する体制をつくるより、その手前の電子書籍の市場を拡大することに主体的に取組むことが、結果的にアマゾン電子書籍書店の活性化にもつながるんだと思ってる。

多くのタイトルを電子化すること、そのためには講談社や小学館の最大手はもちろん、中堅から小零細までのタイトルが必要なんだ。だから出版デジタル機構(仮称)が飛び立つための活動に時間を裂いている。

ボランティアのつもりは全然ないですよ。だってそうした活動の過程で仕入れる情報は膨大で、ポット出版自身のためにとっても役に立つんですよ。

注1:出版デジタル機構(仮称)の目的はすこしボクの言葉に変えてある。責任はボクにある。あとで機構のメンバーに叱られたら素直に謝るし、デジクリにもお詫びを書きます。

注2:アマゾン電子書籍書店がほんとうに年内に出発して、ダントツの品揃えを実現していたら、この話はいい笑いモノだね。

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -135[2011.10.20〜2011.10.23]

2011-10-23 沢辺 均

●2011.10.20木
出版デジタル機構の準備室へ。
ところで、この準備室は、毎朝10:30に集合してミーティングをしている。
ミーティングはだいぶ具体的な議論になり始めた。でその具体性に、回答をだすようなレポートまでは手が回らず。
午後から機構幹事会。15時近くに終わって、慶應大学図書館へ。植村くんと、Kさんと三人でタクシーで移動。
入江さんのほか、田村館長も来ていた。東大出版会の橋元さんとかもね。
国立・公立・私立の図書館の協議体?と、和書の電子図書館システムをつくれないかって話。
いろいろ勉強になった。機構の課題だしね。

●2011.10.21金
ポット会議は佐藤/那須などにまかせて、機構準備室。
終わってからN紙の記者に取材。アマゾンの日経の記事についてや、機構の意味などを話す。
そんでもって、いろんなところの情報を総合すると、講談社・小学館・新潮社・光文社のアマゾン取引合意は、まだ先が長そうだ。
PHPが1000タイトルを提供ってのも、データは渡したけど、販売合意はまだできてないというPHPの人が言っている
って話も出て来る。PHPのひとがメディアの問合せに、アレはデタラメだって話してるって情報もあり。
まあ、すくなくとも、あそこにPHPの名前がのるのは、逆に言えば、PHPくらいしか合意のメドがたってないってことじゃないかな?
あるいはほかの出版社が名前をだすのを嫌がったか?
だけど「年内にもオープン」なら、いまどき名前をだすのをいやがるのだろうか?
あと1ヶ月半でわかっちゃんうんだから?
アマゾンがメディアに流して、オープン→出版社はすでにイッパイタイトルを提供するってムードをつくって、
迷ったりしてる出版社を煽ろうとしたんじゃないのかな?
日経の記者はアマゾンからの情報っての否定してたけどね。
山形浩生・翻訳+要約『ケインズ 一般理論』の入稿直前作業とか、JUN-4の色校正戻しとかバタバタしてて、
行くつもりだった21:15からのギター教室をサボってしまう。気がついたのが22:00ちょいまえで無断欠席。
あせって連絡したけど、先生、ゴメン。

●2011.10.22土
夕方から目黒雅叙園での義理の弟の結婚記念パーティーへ。
親族顔合わせに大遅刻。iPhoneも忘れて、ドタバタ。

●2011.10.23日
事務所で雑用。この日誌も書く。
後やっておきたいこととかもあり、。
と思ったら昨日の日経・文化欄にもアマゾンやら出版デジタル機構の記事があった。
赤塚記者って、ロフトプラスワンのときに取材にきて挨拶してくれた記者だな?
電子書籍の販売サイトが複雑でどこで変えるかわからない、って話だけど、
いや、タイトルがアット的に不足してるってのがオイラの認識。オイラとはズレてるゼ、赤塚記者。
まあ、規格の乱立が電子書籍市場の確立を妨げるってのよりは、まだ当たってる面があるけどね。
規格の乱立って、.book (ドットブック)とXMDF(エックス・エム・ディー・エフ)くらいしかないじゃん。
あとはせいぜいPDF。乱立なんてしてないよ。
よくきく「ガラパゴス」批判って分かりやす物語りにノッカてる底の浅い認識だろう。

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出版デジタル機構(仮称)の説明会・版元ドットコムMLに送ったメール

2011-10-20 沢辺 均

出版デジタル機構(仮称)の説明会をひらくことになった。

版元ドットコム会員社にも積極的に参加してもらおうと、MLにメールを書いた。
そのメールを掲載しておきますね。
オイラがなぜ、これに参加しているのかってことも書いたんです。

ココから────────────────────
版元ドットコム会員社のみなさん

版元ドットコムも積極的に参加した出版デジタル機構(仮称・株式会社を準備中)の説明会を開きます。
出版社対象ですので、出版社の方はぜひご参加ください。

沢辺が考えている機構の「意味」は
・電子書籍市場を活性化させるために、ジュンク堂なみの品揃え=数十万タイトルを電子書籍化して起爆材とする。
・そのためには、機構で資金をかき集めて、電子化費用の出版社負担なし(売れたときには回収させてもらうけど)で制作する体制をつくる
 機構(株)は制作費を回収するためにも、必死に販売活動をし、売り先もみつける
・数十万タイトルを早急に用意するために、既刊本をまとめて電子化
・コストを抑えるためにも当面スキャン画像PDF+OCR付きからはじめる。
 千円代を目標としているけど、30万タイトルを電子化するためには3億円もかかります。

今回の説明会では、具体的な数字(販売金額の想定や、総費用のメドなど)までは示せませんが、
プレスリリースの方向性を説明させてもらう計画です。

ジュンク堂の多様性を実現するためには、中小零細出版社の多様な出版物も必要です。
また、中小零細出版社の電子書籍のためのインフラづくりのためでもあると考えています。
出版業が机と電話ひとつで創業できると言われるのは、全国の1万数千店の書店、そこに輸送して代金を回収などをになう取次、
印刷所の製作体制などのインフラが存在するからだと思います。
電子書籍におけるこうしたインフラをつくることが、この機構(仮称)の目的でもあります。
さらに、こうした取組みが、ほんとうに中小零細出版社に役に立つものにするために、版元ドットコム組合員は設立に参加することにしました。

版元ドットコムの会員出版社のみなさまもぜひこの機構(仮称)に合流していただきたいと思います。
まずは、説明会へのご参加をお願いします。

申込→ https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHI5aGl2YllRWmF4N3F4YUwwemFYZEE6MQ
機構のウエブサイト要項→ http://www.shuppan-d.info/2011/10/00154.html
機構のウエブサイト→ http://www.shuppan-d.info/

メディアの方は参加いただけます。同様に申込フォームからお願いします。

↓に案内文を貼っておきます。

ココから案内文────────────────────
出版デジタル機構(仮称)説明会のご案内

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 出版デジタル機構設立の発表に際しまして、多大なるご関心と応援のお言葉を頂戴し、心より御礼申し上げます。

さて、本機構の設立趣旨、今後の設立計画、出資募集、利活用の方法など、現在確定している事柄や私たちが乗り越えていくテーマについて、更にご理解ご支援賜りたく、下記説明会を開催致したくご案内申し上げます。

 本機構の目的および目標

・国内における電子出版ビジネスの公共的インフラを整備することで、市場拡大する。
・日本の電子出版物の国際競争力を強化する。
・研究・教育・教養分野における電子出版物利用環境を整備する。
・現在または将来の利益逸失を防ぎ、出版界全体の成長に貢献する。
・国内で出版されたあらゆる出版物の全文検索を可能にする。
・本機構は各出版社等からの出資を受け、収益化を目指す。
基本業務内容等は、10月7日にオープンした本機構サイトに掲出しておりますが、皆さま方のご理解がより深まりますよう、詳細のご説明を致します。電子事業統轄責任者様のご出席を頂きたく、宜しくお願い申し上げます。会場の都合で1社2名様までとさせて頂きます。

敬具

●第1回
日時:11月4日(金) 15:00~16:30
場所:日本出版会館4F 
   〒162-0828 東京都新宿区袋町6番地 日本出版会館
   TEL 03-3268-1302
   地図

●第2回
日時:11月11日(金) 15:00~16:30
場所:一ツ橋センタービル12F (小学館本社ビル裏)
   〒101-8001 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
   TEL03‐3230‐9173
   地図

● お申し込み こちらのフォームから
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHI5aGl2YllRWmF4N3F4YUwwemFYZEE6MQ

・会場等の都合で、ご希望回の変更など設立準備室からご相談する場合があります。
・第1回と第2回では、説明会場が異なりますのでご注意ください。

◇本機構問い合わせ:11月1日(火)より下記に事務所を開設致しました。
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 開拓社ビル8F
「出版デジタル機構(仮称)」設立準備室

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -134[2011.10.11〜2011.10.19]

2011-10-20 沢辺 均

●2011.10.11火
連休明け、出版デジタル機構の準備室オープン。これから当面朝の10時半に小学館会議室に「出勤」。
その初日。
昼に飯田泰之さんのゲラ引き取りを大田にかわってもらう。ゴメンナサイ、飯田さん。
山形浩生さんの「要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論」の解説を書いてもらって、校正の引き取りだった。
午後は出版デジタル機構の普及促進の会議。
深沢さんと日高に来てもらって、ウエブサイトや、メール体制などの相談。

●2011.10.12水
午前中、準備室。
午後に出版会議。そのご借金のことで銀行がくる(これ、個人の借金ですよ)。
夜は4回目の書誌・書評情報整備利用研究会2011。設定したテーマは、
・国会図書館のラボの計画とか、今後の国会の書誌などをめぐるシステム開発ほ方向性
・ISBNがついてない本、NDLでは発行時についてなかったんだけど、その後販売を続けた出版社がISBNをつけた例と、それがNDLに反映してないこととかってことの話
書評サイト近刊情報βのサイト
・電子書籍IDのJPOの取組み
ほかにも青空文庫の富田さんがいつものとおり、いい突っ込み。で、激論?
終わってから神保町の中華屋で飲み会。

●2011.10.13木
げんきな図書館の受託館の館内整理の日。できるだけこの日は図書館にいこうと思っているんだけど、この日は欠席。
準備室へ。
午後は引き続き出版デジタル機構幹事会。
夕方事務所に戻って、深沢さん、菅原くん(ゼロメガ)、日高と、機構のためのスキャン電子書籍のOCR正答率調査などを頼む。

●2011.10.14金
昼前からビラセレーナ祭というポットのあるマンションのお祭り。
昼はフリーマーケット、5時から飲み会。「実行委員長」みたいなことやってるんだけど、午前中から準備室。
午後は出版クラブへJPO近刊情報センター管理委員会。
戻ってきて、やっとビラセレーナ祭。炭を起こして七輪の準備したり。
飲み会は、また菊ちゃん(ギターの名手)のうたや伴奏、ミルクさんのうたなどなどで盛り上がった。
2011ビラセレーナ祭2011ビラセレーナ祭

●2011.10.15土
義理の弟(笑)夫婦が新婚旅行のお土産を持ってきたので、一緒に夕飯。
それが終わって、ベラミライブ(セッションで遊ぶ)。人数少なし、もそれもまた良し。
ビラセレーナ祭で見つけたビートルズフリークの住人を誘い込む。
ベラミナイトベラミナイト

●2011.10.16日
いろいろ溜まった雑用や、考えを整理したり。

●2011.10.17月
午前中、準備室。昼飯を準備室メンバーと一緒して、hon.jp落合さんに、電子書籍の書誌情報のことを教えてもらいにいく。
事務所で仕事したり打ち合わせしたりして、20時水道橋で、版元ドットコムのプレトークイベント<石橋毅史『「本屋」は死なない』(新潮社刊)への想い>へ。
帰りの石橋さんたちと飲み屋へ。プレジデント社の石井さんも一緒。
石井さんは95年あたりにはじめてMacを買ったときの師匠。システムの再インストールの仕方を電話中継でおしえてもらったりしたのだ。C社の編集者からは、いろいろ仕事のやり方等を聞いてとっても知恵がついた? ぞ。
石橋講演会

●2011.10.18火
午前中、準備室。
もどって、石川輝吉さんと、ポットサイトでの連載→単行本の相談。
それからあるトラブルをめぐって、ちょっとバタバタ。

●2011.10.19水
午前中準備室。スキャン電子書籍OCRのレポートを提出。
ほかいろいろあった。
携帯に電話してって伝言したのだけど、電話なし。どうせオレなんてとすねてみる。

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『自費出版年鑑2011』に書いた ■紙の本と電子書籍と出版

2011-10-19 沢辺 均

以下は10月下旬に発行される『自費出版年鑑2011』に書いたものです。
原稿料をくれるという話だったんだけど、オイラの原稿なぞそうそうカネになるとも思えなかったので、
原稿料はいらんけど自由にネットに公開させて、とたのんでこころよく了解してもらったものです。

余談ですけど、原稿(著作物)の独占利用権は一部の文藝など以外にあまり意味がないんじゃないか?と思うのです、最近。
ってことで公開しますね。

なお、紙の『自費出版年鑑2011』を買ってみようじゃないかという方は↓でお願いします。
出版元のサンライズ出版サイトの紹介ページはコチラ
版元ドットコムサイトの紹介ページはコチラ

■紙の本と電子書籍と出版
沢辺 均〈ポット出版〉

本は電子書籍になるのだろうか?

 2010年の「電子書籍元年」ブームはおさまってしまったようだ。
 しかし、アマゾンが出版社を個別に廻って既刊本の電子書籍での提供を口説いている噂とか、「すべての出版物を電子書籍に」という目標を掲げた出版デジタル機構という株式会社の設立準備会が発表(2011年9月15日)されたりと、電子書籍にどう取り組むかが出版界の今の課題であることに変わりはない。
 ポット出版は、出版デジタル機構に版元ドットコムの仲間と参加しているし、2010年1月から新刊本発行と同時に電子書籍での販売をはじめている。
 まあ、電子書籍に、前向きなのだ。
 なぜ前向きなのかと問われたときには「多くの本は、電子書籍でも利用されるようになるから」だと答えてきた。
 だけど、そう答えること、に少々違和感もある。
 ボクのなかに「それでも紙の本、も、残る」と思っているところが確実にある。「多くの本」と言っているのだけれど、それはすべてではない、という意味を込めているつもりだ。「電子書籍でも利用される」と言うのは、電子書籍も紙の本も両方ある世界が当面つづくという考えがあるからだ。
 出版業界が電子書籍に対して後ろ向きだと思われているフシがあるので、ついつい、電子書籍が増えていくことを強調するくせがある(これはホントにそうも思っている)。
 なので、紙の本か電子書籍かを今一度冷静に書いてみよう。

○紙の本にはまだまだ魅力がある

 野村総研の電子書籍市場予測では、4年後の2015年に2800億円。
 これは、今出ている市場予測のなかでは真ん中くらいの金額だ。
 現在の書籍と雑誌の売上は1兆9000万円程度だから、15%程度。
 これは大きいといえば大きいけれども、まだまだ紙の本の利用が多くをしめるということでもある。
 まあ、10年後、20年後はほとんどの読みものが電子になっている可能性もあるのだけれど、こうした市場予測でも、紙の本はまだまだ残るということなのだと思う。
 ボクは商売ガラもあって時々電子書籍を買う。パソコンは使っているし、iPhoneもiPadも発売当初からの利用者だ。でも、まだ電子書籍で読み通したのは1冊だけ。もっぱら読んでいるのは紙の本だ。
 一方で、最近大きく紙の本から電子にシフトしたのは、アプリのマニュアル。以前は紙の本のマニュアルを買っておいて、調べることが多かったんだけれど、最近はグーグルで検索して、いろんな人が書いた「マニュアル」を見ることの便利さに目覚めてしまった。
 でも、本ということでいえば、圧倒的に紙なのだ。
 自費出版にしたって、本を書きたい人、出したい人は、電子書籍で満足できるのだろうか?
 紙の本でこそ、自費出版の意欲が高まるんじゃないか? 電子書籍なら、ワードファイルを配ればいいわけだけど、それじゃ出版した気にならないんだと思う。
 こんなふうにボクの身の回りの「感じ」から言えば、紙の本にはまだ
まだ魅力があると思うのだ。

○それでも電子書籍に意義がある

 にもかかわらず、ボクは電子書籍に前向きに取り組んでもいる。
 受動的な理由で言えば、やはり電子書籍が広がっていく方向にあるので、それに早く対応するのが良いと考えているからだ。
 電子的な技術は、ボクたちの生活を劇的に変えて来たことは間違いない。
 文章を書くという行為のほとんどが電子で行われているのではないだろうか?
 写真もアナログからデジタルに変わった。
 特に生活を大きくかえたのはネットワーク。
 ボクたちの周りに張り巡らされて、電子でつくった意思表示(文章だとか、映像だとか)なら、ネットワークを通じてほとんど世界中に瞬時に送り届けることができるようになった。
 この便利さを考えれば、電子に置き換えられて、ネットワークで送ることは拡大すると考えるべきだと思うのだ。
 また、出版社の者として、積極的に考えるのは本の物理的な量のことだ。
 本棚にある本が、ネットワーク上に電子で保管されていて、部分的に見るだけなら、いつでも見ることができるようになったら、紙の本をとっておく必要は圧倒的に少なくなる。
 一度買ったことのある本を、少額で電子書籍に交換できれば、本棚の本はどんどん処分されるだろう。そうなるとどの本を「買ったことがあるか」「読んだことがあるか」という記録くらいが手元にあればいい。
 こうして空いた本棚に、また新しい紙の本が買われていくことに可能性を見ているのだ。

○本の新しいセンバツの方法が求められている

 しかし、電子書籍が広がっても残る課題がある。
 本を選ぶための、センバツのシステムがどうしても必要なのだ。
 ボクは、小説を読むのが結構好きだ。
 東野圭吾、宮部みゆき、大沢在昌の新作がでて本屋に並んでいると迷わずに買う。
 これまで読んできてそう外れなかったからだ。でも、本屋に並ぶ、読んだことのない作家の本を自分で読んでみて見つけたわけではない。無駄な時間を使いたくないし、ハズれたら面倒だ。最初は誰かに評判を聞いたとか、書評とか広告がきっかけだったんだろう。
 哲学なら竹田青嗣、社会学なら橋爪大三郎のものは読むことが多い。これももちろん自分で読んでみてファンになったのだけど、最初はやっぱり誰かのススメや書評がキッカケ。
 一年に8万冊も出ている本のなかから、自分で読んでみて良し悪しを決めることなどだれもできはしない。ボクに代わって第一次選考をしてくれる人やシステムが必要。それがセンバツだ。
 以前は新聞の書評欄でもみておけば、読むべき本にたどり着けたのに、今はそれだけじゃたりない。狭い嗜好を満たすために自分にあうセンバツのシステムにたどり着かなければならないけど、なかなか大変だ。
 こうしたセンバツシステムはメディアの権威に裏付けられていた。
 しかし、この権威もどんどん威力が下がっている。◯◯新聞くらい読んでおかなけりゃもないし、テレビの言っていることを真に受けることも減っている。
 これらに替るのは多分「人」だと思うし、ネットワークを活用したものだと思うのだけれども、それがどういう形に落ち着くのか、まだよくわからない。

○だれもが出版できるというなかで

 センバツの役割は、出版社も果たしてきたのだと思う。
 中公新書なら学問的な裏付けがあるはずだ、といった信頼などだ(これが権威だと思う)。
 でもこの権威の威力も下がってきているし、下がり続けるだろう。
 これらの権威の半分は、出版するというシステムに参加することの困難が大きくて、その困難を超えられたことに、信用の理由があったのだと思う。もちろんもう半分は、その信用に応えるものを出してきたという実績も当然あったはずだ。
 ただ、出版するというシステムに参加することは、もうだれもができる方向に向かってる。
 電子書籍の拡大はそれを加速するはずだ。
 だからこそ、電子書籍は、あらためてのその信用の根拠を厳しく問うターニングポイントなのだと思う。
 出版社が、出版が、その根拠を問われている。
 そこに、出版の困難さがあるし、もう一方、変化の可能性という途轍もない面白さもあるのだと感じている。

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