2010-11-30

お部屋2137/「ごっこ右翼」のアンバランス

読んでいない方は以下を先にお読みください。

2132/ひさびさに「メタ視力」
2133/客観のない人々
2135/右翼ごっこに集う人々
2136/「ごっこ右翼」の行きつくところ
 
 
「ごっこ右翼」(©ミハルちっく)関連のエントリーはアクセスが多いです。ヤツらの正体を知りたい人が多いのでしょう。私としては「メタ弱視」「客観なき人々」を体現している例として「ごっこ右翼」を取りあげているだけのことで、「ごっこ右翼」の批判に主眼があるわけではないのですが、今回も「ごっこ右翼」の特性について続けることにします。ほとんどは過去に書いたことですが、私自身、その意味が当時よりも見えやすくなってきていますし、読んでいない方も多いでしょうから、改めて説明する意味もありましょう。

前回、軽く触れたように、「SM解体新書」の打ち上げで、興味深い話を聞きました。
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2010-11-28

お部屋2136/「ごっこ右翼」の行きつくところ

今期の「マツワル」の購読者募集も無事終了しました。申し込んでいただいた方々はありがとうございました。

このところ続いているメタ視力という考え方も、かつて「マツワル」でずっとやっていたテーマです。拙著『クズが世界を豊かにする』で簡単に説明していると書きましたが、前回リンクした1730/3羽の雀とはでも、「人は空間をどう把握するのか」という話にからめてメタ視力を説明していますので、参考にしていただきたい。

ツイッターで、2132/ひさびさに「メタ視力」2133/客観のない人々2135/右翼ごっこに集う人々にツイートしてくれた方々がいて、私もそれに反応したのですが、間が空き過ぎて、「手動RTってどうやるんだっけ」と戸惑ってしまいました。
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2010-11-27

お部屋2135/右翼ごっこに集う人々

2132/ひさびさに「メタ視力」2133/客観のない人々の続きです。

東村山関係では、3羽の雀さんの高い能力はつとに知られていたわけですが、昨今は矢野穂積・朝木直子東村山市議のお仲間である在特会の「活躍」によって、3羽の雀さんの評価はさらに高まっており、蛇蝎の如く嫌う人たちもいるようです。そりゃそうでしょう、「右翼ごっこ」の周辺にはただの一人も3羽の雀さんのような怜悧な頭脳をもった人がいないんですから。ごっこじゃない右翼活動をしている人たちからもバカにされますよ。迷惑でしょ。

かつて私は1730/3羽の雀とはで、彼のどこがどう優れているのかを説明しました。彼は事象に対して多面的に見る能力に長けている。
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2010-11-25

お部屋2134/第二回目のゲストはなべやかんです

本日11月25日のポットチャンネルはポット出版の沢辺社長が担当する第4木曜です。沢辺さんは今までも何度かUstの中継をやっており、ポットチャンネルでも、これまで通り出版周りのさまざまがテーマのようです。

来週12月2日は私の担当の第2回目で、ゲストはなべやかんさんです。「さん」をつけてみましたが、ふだんは「やかん君」です。やかんに「君」をつけるのはどうなんかと思わないではないですが、「なべさん」「なべ君」「なべちゃん」と呼ぶ人はおらず、皆さん、「やかんさん」「やかん君」「やかんちゃん」です。「なべちゃん」はよくいて、やかんの方が混同しないですから。

やかん君とは、今までもいろんなところでさんざん語り合ってきているので、今さら何を話したらいいのかわからんのですが、いつもしているような会話を再現できれば、十分に面白いはずです。

彼は、くだらないことを思いついて、いきなり質問をしてきます。

たとえばこんな質問。
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2010-11-24

お部屋2133/客観のない人々

前回書いたように、客観という視点が持てない人たちは議論に向きません。その自覚さえもっていれば、いらんところにしゃしゃり出ることもないのでしょうが、困ったことに、能力が欠落しているがために、その自覚が難しいのです。

そのため、こういう人たちの欠陥を見抜くには議論をすることが有効だったりします。時には意見を言わせるだけでもその欠陥が露呈します。どこかで聞いたようなことを文脈を無視して言い出したりする。

では、その具体例を見ていくとしましょう。
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2010-11-21

お部屋2132/ひさびさに「メタ視力」

一ヶ月前のことです。新宿ロフトプラスワンで行われた毒蟲presents「SM解体新書」のあと、「毒蟲」主宰の月花さん、この日のメインゲストであるカウンセラーの尾谷幸治さん、大学時代に尾谷さんともに心理学をやっていた大学教員らとともに朝までダベっていました。

このイベント自体、非常に刺激的な内容でしたが、打ち上げでも興味深い話が次々と出てきました。

その時のキーになる言葉を列挙すると、「人格が自立できない人たち」「客観のない人たち」「文章を正確に読めない人たち」「パクリをする人たち」といったところになりましょうか。

どうやら文脈や論理をうまく受け取れない人たちがいるらしい。文字が読めないわけではないので、難読症とは違います。
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2010-11-17

お部屋2129/津田大介の140字

2128/ノーギャラ時代の続きを書こうとしたのですが、ここ数日、「マツワル」の原稿書きにハマっていたので(正確には古い原稿をまとめ直していた)、すっかり「黒子の部屋」のことがどうでもよくなって、何を書こうとしていたのかも忘れました。

思い出したらまた書くかもしれないですが、数日前に、津田大介@tsuda『クズが世界を豊かにする』を名著とツイートしてくれたおかげで、久々にアマゾンの順位が3000位まで上がってました(私が確認した時点の数字なので、もっと上がっていたかも)。
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2010-11-12

お部屋2128/ノーギャラ時代

クボケンがポットチャンネル第一回の打ち上げで言っていたんですけど、ラジオのゲストに呼ばれてノーギャラということがあるんですってね。コミュニティFMだったらわかりますが、誰もが知っているFM局ですよ。

「プロモーションということで」と言われたそうですが、その時のクボケンには、宣伝するような本もイベントもない。FMはAM以上に経営が厳しくて、ついには地方のFM局が潰れ始めていますから、なにかにつけ金を払わない方向になっているってことです。

一方、ポットチャンネルを含めて、ギャラを出すUst番組が増えていて、だったら、そっちに出た方がいいですわね。
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