青波純ちゃんがすごかった

2013-10-31 大田 洋輔

10月27日(日)、ミスiD(アイドル)2014のお披露目イベントに私用で行ってきました。

ミスiDとは、「講談社主催の“新しいタイプの女の子”を発掘し、育てるオーディション企画」で、ポット出版が去年発行した振付師・竹中夏海さんの『IDOL DANCE!!!〜歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい〜』という本の表紙モデルをしてくれた玉城ティナちゃんは、ミスiD2013のグランプリを受賞した女の子です。

ティナちゃんは現在ViViモデルなどでバリバリ活躍中のスタイル抜群のモデルさんですが、今年のグランプリの青波純ちゃんはガラッと変わって、いまだ「原石のような何か」の12歳の女の子。

選考を通過したミスiD候補者が発表されるとすぐさま、その「すごさ」にアイドル好きの多くが慄いたのですが、何がどうすごいのかは言葉にするのがむずかしく、とにかく存在だけが拡散していったように思います。
純ちゃんのお母さんがSNSなどに詳しいようで、TwitterTumblrInstagramThe Interviewsなどさまざまな場所で差し出される純ちゃんの写真や言葉の数々は、楽しそうな純ちゃんの息遣いを私たちに伝えてくれました。

候補者の発表があってから約2カ月後、見事純ちゃんはグランプリに選ばれたのですが、一般のファンの前に姿を現すのはお披露目イベントが初めて。
これはぜひ生で目撃しなくては、ということで、朝から東京ジョイポリスのステージに行ってきたのでした。

生で見る純ちゃんはインターネットを通じて伝わってきた純ちゃんの存在そのもので、まっすぐで生き生きとした気配はひしひしと伝わってきたものの、笑わず、喋る声も小さく、いわゆる「器用な」振る舞いはまったくできない12歳の女の子でした。
それでも純ちゃんを見ていると心が洗われるような気持ちになるのはなぜか。
それは、不器用でもいい、それさえあれば人を幸せにすることができる、という「それ」を純ちゃんが持っているからなのだと思います。

その「それ」が何なのかはやっぱりわからないままなのですが、とにかくそうなんだ、と思わせる力が純ちゃんにはあり、実際にそこに立つ純ちゃんを見つめ、握手をしてすこしの言葉を交わした今、その思いはイベントの前よりも強くなっているのでした。

今後純ちゃんがどのような道に進むのかはまだわかりませんが、何者かになるのは間違いない女の子ですので、これからも注目していきたいと思います。

そしてこの、他のどのオーディションでも受からないけど、ここでは間違いなくグランプリだ!という青波純ちゃんを世に出したミスiDというオーディションのすごさ。すばらしいことだと思っています。

撮影タイムのときの純ちゃん。

他の女の子たちはカメラに向かっていろんな表情をしている中、純ちゃんのこの顔。

「明日のアイドルの話をしよう賞」を受賞した細川唯さんもすごくかわいいと思います。

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空腹の法則

2013-10-28 上野 絵美

ちょっと仕事が落ち着き、また健康ブームがやってきました。
6時代に起床、朝食をしっかりとる。徒歩で出社。
12時に昼食、15時におやつ、19時に夜ごはんを食べて20時退社。
徒歩で帰宅し、0時代に就寝。
こんな健康的な生活を、ときどき送れるようになってきました。

ここ1〜2週間、空腹のリズムを観察したところ
私は約4時間おきに食事するのが合ってるかも、と気づきました。

食後1〜2時間経つと小腹がすいてくるんですが、そこですぐおやつに手を出さず、
4時間くらい食事の間隔を開けたほうが
体が軽くなって集中力も増す、ような気がします。
さらに、「夕食後、何も食べずに寝ると12時間後に自然と目覚める」という法則も発見!

これから寒くなり、年末進行で慌ただしくなってきますが
遅寝遅起きや暴飲暴食をせず、元気に冬を乗り切りたいと思います。

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手描き文字の本

2013-10-24 和田 悠里

今年発売されたゴーバンズのベストアルバムのジャケットに、
懐かしいデザインの手描き文字が踊っていて、わあ!とうれしくなりました。
90年代くらいにめちゃくちゃ流行ったそのタイプの手描き文字は、
覚えているだけでもゴーバンズのロゴをはじめ、雑誌『PATi PATi』のロゴ、キョンキョンのアルバムロゴや
岡崎京子のマンガの装丁などで使われており、他にもいろいろな所で使われていた記憶があります。

そういえば、あのデザイナーは誰だったんだ?と不思議に思っていたところ、偶然立ち読みした
『アイデア』誌で、あの描き文字のデザイナー・染谷淳一さんの特集が組まれていました。
かゆい所に手が届きすぎて恐いくらいのタイミングです。ばるぼらさんありがとう。いい特集でした。

また、誠文堂新光社のまわしもののようですが、
1969年〜1981年にかけて発行されたレタリングの参考書を1冊にまとめて復刻した
『日本字フリースタイル』という本も良かったです。
こちらは、昔の雑誌の見出しやテレビのテロップにあったようなさまざまなデザインの
手描き文字が沢山載っています。文字のデザイン処理のデコラティブさ、種類の豊富さ、
見出しそのもの内容が面白くて、楽しめました。

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アウトオブコントロール

2013-10-18 山田 信也

にわか卓球熱がこうじて、『アウトオブコントロール』というDVDを買いました。2000年のヨーロッパ選手権をめざす2人の選手に密着したドキュメンタリーで、映画学校の卒業制作かなにかで制作されて、2001年のドイツ・ベスト・ドキュメンタリー賞を受賞した作品だそうです。普段あまりドキュメンタリーを見た事がないので、プロジェクトXとかみたいにナレーションの人がいろいろ説明してくれたりするのを想像していたのですが、そういうのはついていませんでした。2選手のうちのひとりは、ティモ・ボル選手です。今でも現役でこの10月の世界ランキングでは5位です。中国以外の選手では一番強いくらい強いです。もうひとりのラース・ヒールシャー選手も現役のようです。ティモ・ボルほど強くはありませんがドイツランキングでは10位とか11位とかみたいです。2000年の頃とくらべると、はげてました。
監督したヨルグ・アドルフを検索してみたら、なんとタイムリーなことに、今ちょうど映画が公開中のようでした。『世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅』。これもちょっと気になります。ポット出版は社内でデザイン・DTPまでやりますが、シュタイデルはデザインから製本までやってしまうのだそうです。予告編を見ると、ドイツの小さな出版社と紹介されていますが、ちょっとも小さく見えません。今度見に行こうかなあ。

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春川ナミオ個展、ソウルで開催中

2013-10-16 那須 ゆかり

ポット出版から昨年刊行した春川ナミオ画文『ドミナの園』の個展が
先週10/12(土)から、韓国ソウルにあるSpace art etc.ギャラリーでスタートしました。
タコシェの中山さんが企画したもので、詳しくはタコシェのサイトで紹介されてます→こちら

当初はオープニングに合わせてソウルに到着というつもりで
ソウルのチケットを手配してたところ、行く直前に延期に。
しかしチケット払い戻しはもうすでに遅し。
というわけで、おばさんソウルツアーに急遽頭を切り替えて旅立ったのであります。

オープニングには間に合わなかったけれど、ギャラリーを訪ね、
個展の打ち合わせをして、
というか打ち合わせを念入りにしていたのは中山さんで
我々はコムサディンとたわむれていただけでしたが。
ギャラリー内のカフェでスタッフのミンジさんがいれてくれたおいしいコーヒーを飲み、
近所のイタリアンでムール貝たっぷりのボンゴレをごちそうになり、
額装をやってくれたキムさんに挨拶し、コムサディンの散歩に行き。
個展は見られなかったけれど、ほんとに行ってよかった。

個展は11月27日まで。
上水という駅を下り、少し歩くとレンガ造りの古い建物が立ち並ぶ
レトロな雰囲気のあるストリートの一角にギャラリーがあります。
単行本も売っています。
バンドマンでもある愉快なオーナーキムさんと、素敵な女子学生ミンジさんと
黒ちゃんこと犬のコムサディンがいるはずです。
コーヒーもおいしいし、気持ちのいい空間です。
ソウルに行く機会があったらぜひお立ち寄りください。

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蛇足。
着いた日の夜には垢すりとよもぎ蒸しにチャレンジ。
いや〜なかなか手荒で強烈。
ひと通りのコースが終わったあと死んだように眠りました。
2日目の夜は、焼き肉食べたあとに「コーヒー飲もう!」ということになり、
飲食店街でカフェ7という看板を見つけて、3Fまでの急な階段を登り始めたら…
突然階段上のドアが開いて初老の店主が迎えに出てきた。
ドアがマジック・ミラーか! こ、こわし。
店内はけっこう広いのに、客は我々だけ。でももう逃げられない。
ソファはふかふかだけど、壁という壁にハリウッド映画のポスターやら女優の写真やらがきれいに額装されていて
展示されていたり、ポップなアメリカンな感じなのに、ダイアナの写真もなぜかある…
マスター、ダイアナ好きなのか?
コーヒーと紅茶を注文したら、インスタントコーヒー(砂糖入り)と紅茶パック。
思わずメニューを確認したら一杯500円。めまい…。
次にソウルに行くとき、カフェ7、あるだろか?

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スポーツの秋

2013-10-09 鈴木 明日香


先月から、3年ぶりくらいにバドミントンをしています。
週1、3〜4時間の練習なのですが、かなりの運動量です。
最初に行ったときは全身ひどい筋肉痛で、4日くらいまともに動けませんでした。
まだ行くたびに数日参ってますが、わりと筋肉ついてきました。

ここ半年で体を動かす機会が増えました。
何も考えずにただ羽を追いかけたり、自転車をこいだりする時間が
自分にとっては大事な切り替えになっている気がします。

まだ若干の浮き沈みはあるのですが
最近ようやく回復を実感できるようになってきまして、
体が変わってきたことも一因なのかもしれません。
以前も体調管理には気をつけていたのですが、
体を大事にしようとはしていませんでした。
頑張ることに盲目すぎて足元を見ていなかったなと、今になって思ったりします。

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ソウル

2013-10-08 佐藤 智砂

ソウルで開催される春川ナミオさんの個展の設営の手伝いと
オープニングパーティに出るために、ソウルに行ってきました……
と書くはずだったのだが、出発の前日くらいに、会期が1週間延びることになった。
が~~~~ん。
日程を変更するわけにもいかず、観光メインのソウル行きとなった。
でも、今回の個展の企画者であるタコシェの中山さんと
ギャラリーで待ち合わせして、オーナーやスタッフを紹介してもらった。
(詳しい報告は、後日、那須が書くでしょう。お楽しみに!)

写真は、オーナーのキムさんと愛犬・コムサムディ。
英訳すると、ブラッキー。
和訳すると、黒助とか、黒ちゃん、黒坊…? ただの、クロ?
(詳しい報告は、後日、鉄すず日記にアップします。お楽しみに!)
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最近の装丁のお仕事

2013-10-04 小久保 由美

先日9/27にエンターブレインから発行されたコミックエッセイ
五感ゆるゆる わがままセラピー入門』の
装丁を担当させていただきました。

著者は友人のイラストレーター、アオノミサコさん。

原因不明の腹痛、不眠、生理不順、冷え性…などなど
身体に不調を抱える妙齢女子(笑)アオノさんが、
今までに経験したセラピーのうち13種類をピックアップして
コミックエッセイ化した本です。

掲載されているセラピーは
ヨガや月経血コントロール、フラワーエッセンスによもぎ蒸しなど
やや女子寄りなものも多いのですが、
青木ヶ原樹海を探検したり、
「クリスタルボウル」という楽器を使ったライブでトリップしたり、
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という、
完全に光を遮断した暗闇の中を視覚障害者の方のアテンドで、
知らない人達と90分間、様々なシーンを体験するイベントなど、
「結果、セラピーになったもの」まで、かなり多岐に渡っていて
女性も男性も楽しめる内容ではないかと思います。

カバーは、表1全面イラスト箔押しの
ポット出版の本ではなかなかできない(笑)キラキラカバーです。
ぜひ書店でお手に取ってご覧くださいませ。

ところで、
この1年の間、友人からの装丁依頼を何回か受けていて
嬉しい限りなのですが
「友人からの依頼」という仕事が一番緊張します。。。

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