ポット出版社長・沢辺均の日記 -126[2011.07.22〜2011.07.31]

2011-07-31 沢辺 均

●2011.07.22金
午前中ポット会議。
15時から、翌日のシナノ印刷の工場見学にそなえてオフセット印刷のイロハ。
講師は、シナノの村山くん(優秀な営業マン)
ポット勉強会シナノ村山クン
夜は、代々木八幡で図書館スタッフとお話。
代々木八幡で

●2011.07.23土
朝9時45分に、武蔵浦和のシナノ印刷に集合。
印刷工場見学。工場はやっぱ面白い。
シナノ印刷工場見学シナノ工場見学
駅ビルのサイゼリアでみんなでメシを食って解散。

●2011.07.24日
休み。『永遠のゼロ』と『ジェノサイド』にはまって読み続け。

●2011.07.25月
『東大闘争資料集』を電子書籍にできないか、とか、いろいろ。
それから、衆議院議員会館(新設のやつね)というのにはじめて入る。
窓からは首相公邸が丸見えだったり、食堂にいったり、コンビニとかいろいろ入っているとこのタリーズでおチャしたり。
こんなところに入る機会は少ないから、写真一挙公開。
衆議院第一議員会館衆議院第一議員会館
衆議院第一議員会館衆議院第一議員会館
衆議院第一議員会館衆議院第一議員会館
そのあと国立国会図書館まで歩いていって、「全文テキスト化実証実験の出版社向け成果報告会 」に出席。
「全文テキスト化実証実験の出版社向け成果報告会 」
柳さんとおチャしたり、電子納本のことで中山さんと打ち合わせしたり。
夜は、帰ってきてデジクリの連載を書く。「デジクリ連載11 ■電子書籍共同ブランドづくりに取組む

●2011.07.26火
ボイジャー清水さんたちが来る。版元ドットコムでボイジャーのストアへの出展の話。
夜はNIIで「書誌・書評情報整備・利用研究会」。20人以上参加してくれたはず。
メールで送った感想など。
「僕的には、とても満足な研究会で、意味ある議論でした。
小さくとも、ちょっとは前にむかうかなという予感がするような議論だっと思うので。

あの後の飲み会で(笑)、書評掲載情報を、カーリルで使ってみようということになったり、
NDLがさまざま書誌情報を集約するDBという考えがあって、開発を進めている(?)
みたいなことも僕のまわりでは話されたし、
仲俣さんと、書評の書き手に、過去に書いたものを掲載させてもらうことをはじめてみようか?
などといった話がもちあがったりしました。

富田さんの没年情報必要ってはなしも、実は僕のアタマにはまったくなかった。
著作権者情報の整備には、絶対必要なのに、、。
きっとNDLの典拠情報の整備も進む(?)のではないでしょうか(笑)。

データ相互利用のオープン化の合意を増やす(という環境整備)とともに、
小さな改善の積み重ねをしていきたいものです。

●次回研究会
09/06火 18:30~]

●2011.07.27水
夕方ブックスキャンの担当2名来社。最近出版業界の敵=ブックスキャンと仲が良いのだ(笑)。
版元ドットコム会員社なども参加して。
ポットの本をPDFにしようと画策中。それだけでなく、デジクリに書いたように
共同販促会社を指向してるのだ。
そのあとは、版元ドットコム組合員会議。
例によって、飲み会つき。

●2011.07.28木
午前中、国立国会図書館で、慶應大学図書館の入江さんによるMARC21への移行の研修会に、
外部から参加。
戻ってきて月例出版会議。

●2011.07.29金
午前中ポット会議。
午後慶應大学図書館に行って、主に大学図書館の電子書籍利用のための情報交換。
慶應のサロンでビール飲んだり。

●2011.07.30土
ほぼ完全オフ。椅子を組み立てたりした。
久々に料理。カレーをひと鍋つくる。深夜に散歩とか。

●2011.07.31日
休みのうちに領収書請求書の整理やら、メールをまとめて書いたり、やることリストを書き直してアタマを整理したり。
そしてたまったこの日誌を書いてる。

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非日常でリフレッシュ

2011-07-28 大原 真理子

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こないだ、母方の祖母の告別式に行ってきました。
千葉県の大網白里町の、農家です。
葬儀会場は、自宅の仏間。葬儀の運営は、農協のみなさん。
祖母との一番の思い出は、
ぼっとん便所を怖がり、おしっことうんこが出来ずに泣いていたわたしのために
庭に穴を掘って「ここにうんこしろ」と言ってくれ、うんこしたあとには
土をかけて埋めてくれたことです。やさしい。
ぼっとん便所は、地獄の入り口のように光ひとつない漆黒の闇でした。

葬儀はといえば、祖母は93歳での大往生だったため、完全に宴会でした。
親戚一同が集まっての、わけのわからぬまま行われる宗教的儀式と宴会と、田舎風情。
完全に、非日常=「ハレ」の日でした。リフレッシュ。

そしていつのまにか、従兄弟がほとんど結婚していました。
結婚式も、葬式も、コンセプトは同じです。
だれかを中心にゆかりのある人たちが集まって、その人を想って懐かしんだりして、
花を飾って、日常では飲食できないようなお酒やご馳走をいただいて、(日常でも飲食できるけど)
宗教職の方の施しを受けてその人をどこかに送り出す。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ハレとケ

いまウィキペディアで「ハレ」と「ケ」について調べてたら、
それらに加えた第三の概念として「ケガレ」っつーのがあるらしいです。初耳。
引用:日常生活を営むためのケのエネルギーが枯渇するのが「ケガレ(褻・枯れ)」
ケガレ(気枯れ)って、またうまいこと言って。。
枯れたら、ディズニーランドとか行くでしょう。
そんで非日常からエネルギーもらうんです。

————-
いま、大田先輩に「シナノ印刷さんの工場見学について書け」と怒られました。
ごめんなさい。また書きます。か、書けるかな……。
見学時に沢辺社長がバシャバシャ撮っていた写真と動画を見たのですけど、
なんてったって動画!!!!!動画がすごい!そう、動画!
今は動画かー。

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デジクリ連載11 ■電子書籍共同ブランドづくりに取組む

2011-07-26 沢辺 均

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[11]
電子書籍共同ブランドづくりに取組む

沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20110726140200.html >
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前回のここで、この連載を「ポットの日誌」という自社サイトと、「マガジン航」というサイトにも転載しているって書いた。理由は、「できるだけ多くの人が読む可能性を増やしたい」ってこと。読んでもいいかな? って思ってくれる人にまだまだ届いていないと思うからだ。

このことは本も同じだと思うようになってきた。「太宰治の『人間失格』に、イケメンの写真かなにかのカバーをつけ直して注目を集めていたこともある」みたいな化粧直しをしないと、読んでくれるだろう人にとどかないまま、本は忘れ去られて行く。

で、電子書籍の話として続きを書きます。

この化粧直しは太宰治の『人間失格』のカバー替えのほか、復刊・増補改訂版・文庫化などという方法が考えられる。ところが、もともと少部数のわがポット出版の本はこれらをやりづらい。カバー替えでも増補改訂版でも、やはり初版のときより売上げは大きく落ちると思う。もとが少部数なのだから、そうした化粧直しで売れるだろう部数はさらに少なくなるわけだ。

ポット出版では、時々復刊をやる。今も石ノ森章太郎の『ジュン』という名作の完全復刊を準備中。これはもともと初版や最初の発表時の評価も高く、その後も評価は落ちてない(という判断)ので、少部数での復刊でも採算がとれるだろうと考えたのだ。ポット出版の復刊は、それなりに売れた本をターゲットにしている。

余談だけど、紀伊國屋のパブラインという出版社向けのサービス(有料で月額10万!)があって、店頭の実売を一日遅れでみることができる。さらに、他社の本・雑誌の情報も見ることができるのだ。1990年代の後半あたりからのデータが蓄積されている。これが他社の本の復刊を考えるときに役に立つのだ。

さて、この『ジュン』は他社の販売成績の良い(そしてその後忘れられたり、大手出版社の基準では復刊するほど販売が見込めなさそうな)本の例。ポット出版の本では、千、二千部という販売成績の本もゴロゴロしている。こうした本は文庫にされることもない。

文庫は、昔は初版三万部などというふうに言われていたけど、今は一万チョットくらい。それでも一万! いくら文庫にしても、それほどは見込めないものばかりだということだ。

さらに、ポット出版は文庫を出すには困難な課題がヤマ積み。文庫の初版部数が多いということは、売れなかったときの赤字がスゴいことになる。取次からは毎月定期的に複数タイトルを出すことも求められるようだから、イッパイ出さなきゃならない。

また、書店店頭に、もうあらたな文庫のスペースを確保してもらうことがそもそも絶望的にむずかしい。まあ、ポット出版が文庫を出したいといっても、取次の相手にしてもらえないだろうけどね。

つまり、化粧直しして、まだまだ読んでくれるだろう人に、もう一度届ける機会をつくるのは、今考えられるパターンではとても難しいのだ。そこで考えたのが、電子書籍の利用だ。電子書籍化を化粧直しの「もうひとつの機会」として利用しようということなのだ。

これを、われわれのやっている版元ドットコムという出版社団体の会員出版社で、共同のブランドとして取組んでみよう、と考えたのだ。正しくは、このアイデアは版元ドットコムの仲間である、高島利行さん(語研)が言い出したことなんだけどね。

版元ドットコム共同の独自ブランドを電子書籍でつくるのは、化粧直しをするってこと以外にもいくつかの理由がある。

実はこれまでも、中小出版社のタイトルも時々文庫になっている。この場合は、ほとんど「持って行かれた」って感じなのだ。最初にリスクや知恵を著者と一緒に出して本にして、多くのシッパイのなかからそれなりのアタリをだす。やっとあたったタイトルを、今度は大手出版社が文庫にしてしまうっていうイジケタ感じを持ってしまうのが、中小出版社にとっての文庫のイメージ。

もちろんタイトルにとっては、もう一度化粧直しして世に出て行くのだからいいことではある、ってのはわかっているんですよ。で、この「持って行かれる」ってことに、電子書籍化で対抗できる。

投資コストも少なくてすむ。文庫を万単位で制作すれば、印刷・製本費だけでも一冊あたりン百万の単位の初期投資が必要。紙の本をスキャンしてOCR(校正しない)の透明テキスト付きの「スキャン電子書籍」であれば、ものすごい低コストでできるから、リスクを少なくすることができる。

書店の棚を営業してとってくることも必要ない。取次に「文庫出したいんですよ」って言う必要がない(つまり、断られることもない)。版元ドットコムの数十社でも、共同の独自ブランドをつくれば販売促進活動もそれなりにできる。電子書籍化のノウハウも数十社で生かせる。

ただし、マイナスなこともある。イマイマ、電子書籍がたくさん売れる環境にないってこと。でも、だからこそ今から取組めば、ブランドを浸透させる可能性も大きくなる。大手も含めて、電子書籍の制作や販売促進などのノウハウは「ない」といっても過言ではないんだから、充分競争について行けると考えているのだ。

◇ポット出版7月の新刊は2冊
日本発! 世界を変えるエコ技術』(著・山路達也)
< http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0161-3.html >
正しい貧乏青年の食卓』(著・ライノ曽木)
< http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0162-0.html >
ポットの日誌
< http://bit.ly/qZj4Op >

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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iPhoneアプリ版

2011-07-25 大田 洋輔

先日、編集を担当した『日本発! 世界を変えるエコ技術』(山路達也著)が発売されました。
おかげさまで出足がよく、Amazonでは現在在庫切れになってしまいました。補充の手配をしたので、近日中にはお届けできると思います。
あるいは、全国の書店、ネット書店でお買い求めいただけたらうれしいです

で、昨年1月から、ポット出版の書籍は基本的に電子書籍でも発売をしておりまして、この本も電子化いたします。
今回、ドットブックをつくるところまではいつもと同じなのですが、その後の販売ルートにApp Storeも加えることになりました。
App Storeでの販売は初めてなので、アカウントを取ったり、申請したり。
「ええのんか? これでええのんか?」と手探りでやっておりますが、8月前半くらいには、リリースいたしますので、ご期待ください。
これまで届けられなかった人に届くといいなと思います。

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自由研究にぴったりな、すぐできる理科実験

2011-07-22 上野 絵美

小学生時代の夏休みといえば
旅行やキャンプよりも、次のようなことが真っ先に思い出されます。
・ラジオ体操
・昼間からアニメ見放題
・プールの帰りに友だちのおばちゃんがアイスをおごってくれる
・夜更かしし放題
・最終日に泣きながらやった宿題

計画を立てるのだけは昔から大好きなので
夏休み前に考えた「一日の計画」の欄には
朝から1時間宿題→30分遊ぶ→2時間宿題→1時間読書…
というように、理想的なスケジュールを書いてました。
でも、計画通り実行するのは(今でも)苦手なので
結局宿題は最終日にほとんどやっつけていました。

工作や絵を描くのは好きだったのでわりと早い段階で済ませていたけど
もし自由研究があったら(うちの小学校では必須ではなかった)
9/1は登校できなかったと思います。

「自由研究、何しよう?」とお子さんが困っている方は
家庭にある材料で簡単にできて、しかもおもしろい実験が盛りだくさんの
『パパの理科実験ショー』をぜひ手に取ってみてください。
実験の手順だけでなく、「パパへの解説ページ」がついているので
お子さんに解説しながら一緒に遊べますよ。

旅行やキャンプといった非日常も楽しいけれど、
より記憶に残るのは、日常の出来事なんじゃないかと思います。
『パパの理科実験ショー』では、40個以上の実験が収録されているので
夏休みの間、1日1実験に挑戦してみるのもいいかもしれません。
日頃、あまりお子さんと遊べていないというパパにもおすすめです。

■■■すぐできるイチオシ実験■■■■■■■■■■■■■

どれも『パパの理科実験ショー』に収録されているものです。

●これも立派な実験材料 水
・浮いて集まる1円玉(表面張力)
・お湯に浮く1円玉(表面張力)
水のダンス(静電気)

●水と似てるが違いがいっぱい 塩水
・卵が浮くのはどっち?(比重)
・石けんが現れるのはどっち?(塩析)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -125[2011.07.14〜2011.07.21]

2011-07-21 沢辺 均

●2011.07.14木
なんかバタバタしてたんだけど、、、、。
USTREAM、ボイジャーのチャンネルで東京国際ブックフェアの鎌田さんとのトークの録画が公開された。
改めてみると、デブで、妙に声がうわずっていて、ショック。
http://www.ustream.tv/recorded/15841970

●2011.07.15金
ポット会議と掃除。
月例の社員スタッフ誕生日を祝うケーキの日。7月は、大田/大脇/そして、すず。
キルフェボンの、桃のタルトとチーズケーキなり。

夜、「マガジン航」の寄稿者飲み会。離婚話になっちゃった。
マガジン航のみかい
つい、離婚話に夢中になって、ギター教室を早くも2回目でサボる。

●2011.07.16土
人間学アカデミー9期最後のシンポジウム。「日本人はなぜ逆境に強いのか」
パネリスト=竹田恒泰、呉善花、佐伯啓思 司会=小浜逸郎
終わってから懇親会。

●2011.07.17日
06/18にやったオレらのライブのDVDを焼いたりカバーをつくったり。
ライブ 勝手にしやがれVol.7DVD

●2011.07.18月 祝
ぐだぐだ。本屋や楽器屋とか。

●2011.07.19火
出版界の敵(笑)=ブックスキャンに「ず・ぼん17号」の取材。
自炊代行ですからね(笑)。
やってる人が面白かった。20代の大木さんとか。
かれの道具好き、とか、出勤システムとか、ブックスキャンそのものよりそっちの方が聞きたい!
夜は、高円寺でこのサイトの「哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ」石川輝吉さんと、
今後のこととかおしゃべり。
石川輝吉さんと高円寺

●2011.07.20水
午前中出版会議。相変わらず説教やまず。
午後は出版クラブ会館でJPOの近刊情報センターSW。
もどってきて、「日本発! 世界を変えるエコ技術」の山路さん来る。
電子書籍化の話。350円くらいの安い値付けと、Appストアも試すことにした。
ちなみに滑り出し、アマゾンで好調。

●2011.07.21木
午前中、こもれび大和田図書館へ。NPOげんきな図書館の理事として。
月に一度の館内整理日で、長岡館長とお話し、など。
こもれび大和田図書館
午後、整体を受ける。
そして、ただいま、雑用をはじから片付けてるけど、。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -124[2011.07.11〜2011.07.13]

2011-07-13 沢辺 均

●2011.07.11月
ボイジャーのやるEPUB3の説明会。午前10に雑協会館であったんだけど寝坊して欠席。
後半をUSTREAMで見ながら仕事。
Bluetoothで、音声もできるヤツ、2〜3千円くらいだったから買ったんだけど、
スゲー音が悪いでやんの。
夕方に、06/18土のライブの動画の編集が終わって持ってきてくれた。
編集はヤイちゃん。ポットの上野の日本映画学校の同級。今は編集屋さん。
で、ヤイちゃんにいろいろ編集のことを聞いてとっても勉強になった、ぞ。
近所の東洋食堂でメシを喰って、デジクリの原稿をかく。
デジクリ連載10 ■この連載をほかのサイトでも公開する理由
デジクリのおかげで2週間に一度、いろいろ考えをまとめる機会ができた。
原稿書く前はメンドウな気分なんだけど、こういう「強制」がないとなんにもしないんで、いい機会でもある。

●2011.07.12火
版元ドットコムの新しい取り組みのたたき台など、結構アタマを整理することのできた日。
新しい取り組みは、うん、そのうち(早めに)オープンできるようにしたいな。
あ、それと、ブックスキャンに取材申込した。速攻で了解が帰ってくる。
来週の火曜に行くのだ。出版社向けのサービスもサイトに載ってる。
夕方に、ボイジャーの若者たちがUSTREAM放送道具一式の返却に来る。
東京国際ブックフェアで、鎌田さんとやったトークセッションもあとでUSTで公開するらしい。
公開されたら、お知らせします。

●2011.07.13水
午前中、週一回の出版会議。
石ノ森章太郎の『JUN』を全シリーズ、画集なども含めて完全復刊するのだけど、
新刊委託をせずに返品を受ける注文品としてだすことに。
このあたりいろいろ考えてることがあるんでいつか書きたいのだけどね。
午後から、渋谷区立中央図書館で、図書館職員と委託業者の連絡会。
各館ごとに、業務委託実績評価表も示される。半年に一回の通信簿。
帰ってきて、商標登録のこととかで説教とか。

今回は写真なし。

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デジクリ連載10 ■この連載をほかのサイトでも公開する理由

2011-07-12 沢辺 均

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[10]
この連載をほかのサイトでも公開する理由

沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20110712140100.html >
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この連載もやっと10回。柴田編集長から声をかけてもらい書き始めたのが2011年1月11日(火)。月に二回掲載で、はやくも半年がたとうというわけだ(一回休載したけどね)。

この連載は、デジクリ発行と同時に、我がポット出版のサイトの「ポットの日誌」コーナーに毎回掲載している。また、仲俣暁生さん編集長の「マガジン航」にも掲載してもらっている。つまり、3カ所で掲載しているわけだ。

デジクリはボクの場合(もちろん)ノーギャラ。いやあ、まったく問題ないんですよ。たしか柴田編集長から声をかけてもらった最初のメールに「ノーギャラです(きっぱり)。」みたいな一文があったと思う。依頼時にちゃんと条件を書く柴田編集長はエライ!!!!

横道にそれるけど、原稿依頼で条件提示してくるのは半分くらいじゃないかな?講演依頼だとたぶん8割くらいは条件提示がない。

で、さらに柴田編集長のエライところ。ボクがおそるおそる自社サイトに掲載したいとお願いメールを送ったら、速攻で、もちろんオッケーって返事が帰ってきた。ノーギャラで独占使用権を主張するキはない、ってことなんだろうな。

そのときにボクは「連載を掲載した時点で、そのひとつ前のを当方でも公開したい」ってお願いをしたはず。一定期間デジクリだけで読める状態をつくっておかないと、柴田編集長に怒られるかな? って思ったもんで。

ところが、デジクリへの掲載と同時に公開していいって。エライ・エライ!!さらにさらに「マガジン航」< http://www.dotbook.jp/magazine-k/ >での掲載もOKだって。エライ・エライ・エライ!!

また横道にそれる。先週あった東京国際ブックフェアのイベントのひとつ「本の学校 出版産業シンポジウム2011 in 東京」の分科会(電子図書館の現状と出版産業のこれから)のパネリストに呼んでもらった時のことだ。

記録集を出版するんで承諾してくれって紙をだしてサインを求められた。カンタンな文書なんだけど、そのなに[排他的利用]みたいなことが書かれてたんだな。印税(謝礼?)は本2冊で。

もちろん本2冊の謝礼は全然かまわない。だけど、ほとんどノーギャラで[排他的利用]まで求めるのはどういう神経なんだ? ボクがそこで発言したことを、自分でテープ起して利用したとして、一体その記録集の売上げがどのくらい下がる。イヤー、これ何にも考えてないヤツがつくったとしか思えない。

そんでもって、ボクにサインを求めたヤツ(って知り合いなんだけどね)も、なにを言われているの理解できていない様子。柴田編集長の爪のあかでも煎じて飲ませたい。

いや、こんなことを書こうと思ったわけではない。なぜ、このデジクリ連載をポット出版サイトとマガジン航に掲載したいのかって話だ。

ボクはせっかく苦手な文章を書くんだから、できるだけ多くの人が読む可能性を増やしたいのだ。

文章ってのは、恐ろしく人の目に“触れていない”と思っているんだ。いや、ボクの文章だけじゃなくて、もっといい文章も、だ。それが惜しい。

ポット出版の本で『石塚さん、書店営業にきました。』って本がある。タイトルどおり、出版社の営業がいかにして書店に食い込むのかって本。< http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0113-2.html >

スゲー狭いでしょ、ターゲットが。出版物は年間8万点の新刊。営業が一人で担当するのが年10冊平均(沢辺試算)だから8,000人。そんな小さな市場で、3,000部近くが売れた。もう、買うような人はだいたい買ってるんだろうなって思っていたら、一昨年(2009年)の東京国際ブックフェアで100冊近くも売れたことがあった。本は、その本を読むだろう人に全然届いていないんだって思った。

これは本に限らずサイトの文章も同じなのだと思う。デジクリを読んでいる人と、ポット出版サイトをちょっと見に来る人、マガジン航を見に行く人って、重なっていない人のほうが多いだろう。だから、複数の場所で読めるようにしたほうが、読む人が増えてくれるって考えたわけだ。

ここからちょっと本の話に寄る。既刊本を売ることこそ出版社の使命だ、みたいな言い方がよくされる。半分はそのとおりだけど、でもよっぽどの本じゃなければ、ただ増刷・増刷の繰り返しだけで買われることはないとおもう。

化粧直ししないと、売れるキッカケにならない。たとえば、『星の王子様』の著作権が切れたときに、いくつもの『星の王子様』が発行されたし、一定の注目も集めた。太宰治の『人間失格』に、イケメンの写真かなにかのカバーをつけ直して注目を集めてたこともある。

ポット出版だって『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』は1万にはまだ届かないけど、復刊したことでそれなりにもう一度注目を集めることができたんだと思う。< http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0143-9.html >

これらの本は「化粧直し」したってことで、注目を集めた。それがなければ、そうした注目は集められなかったのだ。本(=文章)はまだまだ読む可能性を持っている人に知られていないんだ。

電子書籍の時代、つまり、読むことができる文字数が、とてつもなく増える時代に、改めて出版の意味を考えると、見る場所を増やしたり、化粧直ししたりすること、そうすることの意味のあるものを探し出すことに、それがあるのだと思うのだ。

◇ポットの日誌「ポット出版社長・沢辺均の日記」
ノゾイてみてください。
< http://bit.ly/qZj4Op >

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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オリジナルビンゴ

2011-07-12 和田 悠里

先日、大学のサークルの同期同士の結婚パーティーの幹事になり、ゲーム担当をやることになりました。
打ち合わせの場で思いついて作ったオリジナルのビンゴがすごく好評だったので、
二次会パーティーのアイデアとしてここに書いておきます。結構需要あるんじゃないかと。

●新郎新婦キーワードビンゴ
数字のかわりに新郎新婦にまつわるキーワードを50使って遊ぶビンゴです。
普通のビンゴとルールは同じ。新郎新婦にくじを引いてもらい、縦横斜めで1列揃ったら上がりです。

キーワードは新郎にまつわること15個、新婦にまつわること15個、二人両方にまつわること10個、
あとスペシャルキーワードを10個考えました。
普通のキーワードの内容は出身地/趣味/学生時代の恥ずかしいあだ名/名言/二人の共通の好きな物など。
スペシャルキーワードには、プロポーズの言葉/相手に直してほしい所/二人の将来の夢、などがあり、
くじでスペシャルキーワードを引いたら新郎新婦にその場で答えさせることにしました。

私がやったときは50人弱のパーティーで、4×4マスのビンゴカードを使ってやって
20分くらいでビンゴの人が10人出て終了。司会がめちゃ上手かったのでサクサク進みましたが、
司会がダメだともうちょっと押すかもです。

キーワードが数字と違って聞き取りづらいので、読むのに少し手間取ります。
読み上げたキーワードをラウンドガールのように掲げてゲストに
見せる人がいると進行が早くなると思います。

キーワードの説明をいちいちしているとゲームがもたつくし口頭で説明するほどのネタでもないので、
50個のキーワードには各20Wくらいの解説をつけた紙をビンゴカードと一緒に付けました。
この解説はビンゴが終わった時間にも楽しめます。

●用意したもの
・カード(受付の時に配ります)
二つ折りにした厚手の紙に出力して切ってもらったビンゴカードと解説文を
見開きになるように貼って、ホッチキスでシール15枚をとめたカードを作りました。
シールは、ビンゴカードに穴があけられないのでシールで代用するためです。

ペラ出力を配るのは貧乏臭いし、最後会場がゴミだらけになりそうだったので捨てにくい体裁にしました。
私は折り目の入ったグリーティングカード用の紙を使用しました。
伊東屋で買ってしまったので1枚72円もして高かったけど折る手間が少なく、
カードサイズだと小さいカバンの女子も持ち帰りやすいのがいいなと思いました。
大きいと邪魔でどっかに放置していきたくなりますよね。

・くじ
50個のキーワードをA4にプリントしてバラバラに切りました。

●制作について
50個のキーワードをランダムにシャッフルしたテキストデータさえつくれれば、
インデザインでビンゴの表組を置いたページを50ページ作って流し込めば作れます。
テキスト作りはエクセルのマクロとかならカンタンにできるんじゃなーい?
とアタリはつけてあったのですが、エクセルに詳しくないためどうしようか迷っていた所、
「オリジナル ビンゴ」 検索でこんなサイトを見つけました。

むらログ

http://mongolia.seesaa.net/article/142359407.html

日本語学習用に教材としてオリジナルのビンゴを作っている方が、
ビンゴ用のエクセルデータをアップしていたのです。しかも50人教室用。
今回のパーティーは50人なのでばっちり。

ちょうど時間的にも5×5のビンゴは難しいかなと思っていたので、
こちらのサイトのビンゴと同じくマスは4×4にしました。

テキストさえ作れれば後はいつもやってる仕事の技術の延長なので
インデザインでさくさく。出力用にPDFにして他の同期にメールで送り、
パーティー前に集まって厚紙に貼ってシールをホッチキスでとめる作業をしました。

●費用
出力とビンゴカードのカットは会計担当がまとめてしてくれたので
ビンゴカードと解説の出力代の正しい詳細はわからないのですが、
仮に1枚出力20円としたら、A4に2面付けでデータ作ったので20円×50枚(ビンゴカードと解説各25枚づつ)。
出力代/1000円
カード台紙代/72円×50枚 3600円
シール代/200円×10シート 2000円
シールは15枚(カードは4×4なので16枚あれば良いのだけどめんどくさかったので)づつにカットしました。
ノリ代とか入れるともう少しかかるので、おおよそのビンゴ制作費は7000円くらいでした。

私の作業時間はデータ作りで2時間強くらい、出力&カットした子の時間はわかりませんが
台紙に貼ったりなんだりは3人がかりで30分くらいでした。5時間くらいはかかっているのかな?

これって実はバイトになるんじゃないかと思って、こんなに詳しく書いてみました。
パーティーで調子に乗って宣伝したら結構食いつきも良かったので、
受注しますよ、ほんとに。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -124[2011.07.05〜2011.07.10]

2011-07-10 沢辺 均

●2011.07.05火
昼から新幹線で大阪へ。
17時、大阪駅で湯浅さんと本の学校の打ち合わせと、情報交換。ギリギリまでおしゃべりしてしまう。
19時から版元ドットコムの西日本会議。飲み会やって新大阪ホテルへ。朝食付きで5400円だぜ。
版元ドットコム関西会議
●2011.07.06水
11時ころの新幹線で東京へ。
夜はず・ぼん編集会議

●2011.07.07水
東京国際ブックフェア、ボイジャーブースでトーク。
TIBFボイジャーブースで
そのあと、いろいろ見て回る。
夜は陰謀会議。

●2011.07.08金
ポット会議。そのご掃除大会。
夜はギター教室。ブルースのアドリブを教えてもらう。
帰ってきたらナスユカ主催の飲み会が会議室で行われていた。

●2011.07.09土
東京国際ブックフェアの本の学校へいく。
まず第二分科会。
TIBF本の学校第二分科会近刊情報センター
それから第四分科会にでる。
「電子図書館の現状と出版産業のこれから」
直前の打ち合わせで、記録集出版のための掲載承諾契約みたいなもんにサインを求められる。
印税なしなのに、独占権が版元に帰属みたいなことにが書かれていてキレる。
もーなんで、こうも考えのないパターン踏襲ばかりなんだ?
別に記録集の出版で印税なしなんてまったくOKなんだけど、なんでそれ独占しちゃうの?
そもそも、そうした独占になんの意味があるの? むしろ、テープ起こし(+原稿整理)で
早くネットに公開するほうがいいんじゃないの?
と、いきなり戦闘モードに入ってしまって、本番でも、TRCの金子さんのこれから自治体で電子図書館の
ニーズが増えそうだという話に、いきなり噛み付いて、分科会メタメタ。
自分で引っ掻き回しておいて、でも落ち込むんだよなー。
TIBF第四分科会電子図書館 控室TIBF第四分科会電子図書館
TIBF第四分科会電子図書館
そのあとはボイジャーブースで青空文庫の富田さんの熱弁に涙がながれる。
18時から本の学校の懇親会。
日書連の副会長(?)柴崎さんが冒頭に挨拶。
でもさ、書店書店、ってスタンスじゃもうなにも前進しないと思うよ。
社会全体にどうやって出版や本を生かして行くのかってくらいのところまで引いて提案しなきゃ。
TIBF本の学校懇親会TIBF本の学校懇親会
●2011.07.10日
昼過ぎまで寝ぼけて。
今、日誌書いたりいろいろ雑用して、これから富ヶ谷図書館のミーティング。

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機械仕分けでも謎の逆送がなぜ起こるのか考えてみた(追記あり)

2011-07-08 尹 良浩

先日、書店員さんと元書店員の編集者さんの3人で飲みに行ってきました。
真面目な話からくだらない話まで、色々していたのですが、
その時に「逆送」の基準はなんなのかという話になりました。
その時に私見を述べたところ、それツイッターに書いてくださいよと言われてすっかり忘れてました。
当番がちょうど回ってきた日誌に書くことが思いつかないのでこちらに書こうと思います。

これを読んでいるような人であれば言うまでもなく、
「逆送」は書店が返品した書籍を取次が書店に送り返すこと。
理由は書籍は新刊などの委託をのぞけば原則買切商品だから(建前上)。
取次からすれば、最悪なのは書店から返品を受け入れて、
出版社が受け入れてくれない場合なので、そういうリスクを避ける面もあるでしょう。

この逆送基準はかなり曖昧で、注文品搬入の同じ出版社の同じ商品を別の日に返品したら、
最初はOKだったか二回目は逆送なんてことが起こったります。
話しとして言われているのは、その日の取次の返品担当者によって基準が変わる、というやつです。
明確な基準というよりはその時の現場の人の気分や勘で決まっている。
まあ実際のところ、明確は基準に従っていたら1日ウン万冊の返品は処理できないでしょうし、
あながちウソでもないような気がしています。

さて、そうすると謎が出てきます。
人が仕分けているのならばたしかにそれで説明がつくのですが、
トーハンさんや日販さんは今は機械仕分をしているはずです。

トーハン●トーハン桶川SCMセンター
日販●王子流通センター

機械仕分は気分では決まりません。人間の側で何らかの設定をしないと、
この本は逆送する、しないという仕分は不可能です。
でも日販さんもトーハンさんも今なお逆送があるようです。

その基準は一体なんなのかと考えてみたわけです。

1.返品了解がくっついているものは人の目で通してフラグを立てるか手作業(だからミスもある)
2.注文品の返品を受け入れない版元の本は逆送(トーハンの見本出し時の「返品可否用紙」やデータ上の実績から)

この辺はおそらく間違いないんじゃないかと考えています。
でもこれに当たらない返品逆送というのを考えたときに、
考えられるのはこれしかないと個人的に思うのが以下の3つ目。

3.入金実績の悪い書店、返品率の悪い書店に逆送フラグを立てる(大手チェーンはその限りでないかも)

機械で仕分けるには基準を設けるしかありません。
この場合、出版社には数字の上での不利益はないので、基準を設けるなら書店側です。

このフラグ立ては新刊配本では行われているという話は聞いたことがあります。
事前注文を出しても、新刊配本されないわけですね。
そういう意味でも、個人的には結構当たってるんじゃないかと思っています。
というか拙者のスッカスカの脳みそではこれが限界でござるよ。

秘密主義ゆえにブラックボックスな取次さん。実際のところはどうなのでしょうか。
「お前それ違うしwwwwwwww」とか、「ウチはちゃんとやってるのにしょっちゅう逆送される」、
などあったら教えていただければ幸いです。

とりあえず繋ぎましたが、次回のネタも困りそうです。
次書くことなかったら個人的に出版業界一のファジーな言葉だと思っている
「フリー入帳」の謎に迫ってみます。書くことなかったら。

2011.7.11追記)
スタイルノートの池田さんにTwitterで触れていただいて、一つ大事なことを書いていないことに気が付きました。
もし書店側でフラグを立てると、注文品搬入で入ってきたものは
全て逆送されなければそれはそれで理屈が通りません。
なので、版元によって、ここのは逆送する、しないという基準「も」内部的にはあると思います。
それが取次の独自判断か、各版元との取り決めかは知る由もありませんが。
また、発売日や価格によって切っているものもあるかもしれません。

なので、この説を一言で言うならば、
逆送する書店の基準があり、その中でどれを逆送するかという基準がある、
ということです。

そして、その「逆送されない版元」こそが真のフリー入帳、と私は考えています。
(ここで個人的に出版業界一のファジーな言葉だと思っている「フリー入帳」の謎につながったりとか)

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東京国際ブックフェアで「マグナムマグナム」写真集を買った

2011-07-08 沢辺 均

昨日、東京国際ブックフェアに行ってきた。
12時からボイジャーブースで鎌田純子さん(ボイジャーの役員)とトークするため。
で一通りぶらっと見て回った。
青幻舎のブースで『MAGNUM MAGNUM』を3,000円で買ってきた。
もう何年も、通るたびに迷っていた本だ。重たそうなんで、なんかめんどくさかったんだ。

買おうと思ったのは、古い写真、それもキャパをはじめスゲーカメラマンの写真が集められてるから。
写真って、前は公開50年で著作権キレになる。いろいろあって1955(56年1月だったかもだけど)年以前のものは著作権がキレてる。
いい写真をつかうと、かっこいいデザインになるから、著作権キレ可能性大の写真集はなるべく買っておくようにしてる。いや、でもなかなか使う機会がないんだけどね。
そりゃそうでしょ、いい写真だからって使えば言いってモンじゃない。

さて、帰ってきてマジメにページをめくってみて、やっぱぶっ飛んだ。
いいんだな〜、写真。なんで、写真に善し悪しがあるんだろうかね。ほんとに不思議だ。
だって写真は絵とちがってだれで撮れるもんじゃない? それでも響く写真と、響かない写真があるんだ。

記念に、その本の写真を掲載。1948年のもんだからね。
マグナムの写真

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先週くらいに発見した4年前の新機能

2011-07-05 山田 信也

普段は2〜300ページくらいでも文字中心の単行本なら1ファイルで済ませてしまうことが多いのですが、正しい貧乏青年の食卓の制作で、Indesignのブックを使ってみました。以前はできなかったマスターページも同期できるようになっていて、便利でした。マスターページの同期はCS3からできるようになったらしいです。普段使わないところの機能はパワーアップしていてもなかなか気がつきませんでした。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -123[2011.06.28〜2011.07.04]

2011-07-05 沢辺 均

●2011.06.28火
午前中、マンション管理組合。
ヨル帰ろうとしたら「正しい貧乏青年の食卓」の作業がバタバタしていて、久しぶりに写真補正40ページ分。

●2011.06.29水
昼前から出版会議。
午後から千代田図書館に電子図書館について取材。広報の坂巻さんに話を聞いた。
帰り際に新谷館長とおしゃべり。

●2011.06.30木
慶應大学メディアセンターの入江さんたち3人。
電子学術書利用実験プロジェクト」への単行本提供から、電子図書館やら電子書籍の話やら。
ははは、オレがおしゃべりしすぎて相手がタイムアップ(笑)。
午後は紀伊國屋に新田さんをたずねてnetlibraryについて取材。
電子図書館について取材三連発。PDF配信版の「ず・ぼん17号」の取材だ。
同時に07/09土の「本の学校」の第4分科会の準備でもあるんだ。
ケインズ「一般理論」要約版の作業など着々。

●2011.07.01金
ポット会議。その後掃除大会。
会議室部屋の302号の整理着々。
この日は20時過ぎに上がって、21時過ぎに代々木のサウンドタワーへ。
ギターレッスンの体験練習。
月3回。金曜日、一時間のレッスンに申し込む。
深夜、鉄とすずの散歩とか。

●2011.07.02土
東急ハンズに買物に行ったり、BLUSE BAR(20人くらいの小さなバー)Terra planeでライブを見たり。
とっても小さいとこだったから、ライブ、堪能したぜ。
深夜、鉄とすずと散歩。

↓これはyoutubeから埋め込んだWADA Naoki Blues Band の別の日のライブの動画ね

●2011.07.03日
土曜に買った大沢在昌新宿鮫最新作で一日楽しめた。

●2011.07.04月
石ノ森章太郎の「JUN」のイッキ復刊とか、ケインズの要約「一般理論」のこととか。
要約をした山形さんの「最近の噂」に、太郎次郎エディタスの須田くんのつぶやきへの一言があって笑った。

これからはできるだけ多く写真を載せていく、ぜ。

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鳴らない、電話

2011-07-01 大脇 初枝

中二っぽいタイトルですみません…

久々に日誌を書かせていただきます。アルバイトの大脇です。
私は現在デザイン系専門学校の2年生で、さいきん本格的な就職活動というものを始めたばかりです。
就職活動は恋愛のようだ、という話はよく聞きますが、さいきん初めてそれを体感いたしました…。
書類・面接・課題審査を通過した会社に、最終1歩手前でふられるせつなさ。
もう連絡はこないとわかっていても、常に携帯が気になり、「みんしゅう」ばかり見てしまいます。

最初は、まさか私なんて、と思っていました。そんな彼からまさかのお誘い。
何回かデートを重ねるうちに、いつの間にか好きになっている自分がいる…。
もしかしたら、両想い?膨らむ期待。いやまてよ、私にはこの人しかいないかも…!
そんな時ほどあっけなく振られ、彼はイケメンだもの、始めから無理だった、と言い聞かせても、想いは消えない…

そんな、ポエムみたいな心境です。
あとあと考えると、「この人しかいないかも」と思ったのがまずいけなかった気もしてます。必死さが伝わったのかも。難しいものです。

でも、就職活動の醍醐味は社会科見学です。
こんな会社があるのか、と知るだけでも面白いですし、自分の話を人に聞いてもらえたり、作品についてのフィードバックが貰えるのはありがたいことです。
(件のふられた会社の課題も楽しかったです。缶コーヒーの企画でした。)
なるようにしかならないので、楽しんでやれたらなーと思います。

アルバイト 大脇初枝

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