レジュメ・「ページネーション・マニュアル」がめざす10のこと

2011-01-19 沢辺 均

先週土曜日(2011.01.15)にミームデザインスクールの、鈴木一誌さんの講義で「お相手」をヤラセてもらって来た。
鈴木さんとは「日本語の文字と組版を考える会」からの付き合いだ。
「会」は鈴木さんが「ページネーション・マニュアル」を発表したことも一つの契機ではじまったようなものだったと思う。

で、その講義のための打ち合わせで話していたことを、鈴木さんが「10」に整理してくれたのが下記のレジュメ。
鈴木さんは課題を整理してまとめるのが抜群にうまい。いつも感心する。

いや、むしろオイラも「得意」なつもりでいたんだけど、鈴木さんにはとってもかなわない。

講義で受講者から質問をとったのだけど、その質問は捻れていて、なにが「質問」なのか
理解するのがとても難しかった。
鈴木さんは、それぞれの要点を軽く捕まえていく。
その上、それに一対一で応えるのではなくて、また講義を続けて、そのなかで質問と関連づけて、質問にも答える。
ちょっと神業みたいに見えた。

ということで、おしゃべり=共同、まとめ=鈴木さんのレジュメを、了解を得て公開します。

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■本文■
「ページネーション・マニュアル」がめざす10のこと

鈴木一誌+沢辺均記 2011.1.15

□1 マニュアルは、「こうしろ」とは教えてくれない。
マニュアルどおりに作業しても作品にはならない。
マニュアルの文章は、「こうしてはいけない」とのメッセージを発しているだけなのだ

□2 魅力ある〈まちがい〉を発見する。
まちがいや悪文こそが、未来を切りひらくかもしれない。

□3 まちがいやノイズを自覚するためには、基準が必要である。
「ページネーション・マニュアル」は基準のひとつである。

□4 ひとつの意味はひとつの形が担えばよい。これがデザインの原則だ。

□5 デザインや組版は、交換の原則から成りたつ。
なにかを獲得するためには、なにかをあきらめなければならない。

□6 しごとは、1項目ごとにテキストやページを
走査することで進んでいく。
螺旋状に積み重ねられたスクロールが、作業を仕上がりに近づけていく。

□7 仮説を立てて作業(走査・スクロール)し、破綻が出来したならば、
螺旋状のステップを降りていけばよい。この態度自体を、ひとつの作業仮説とする。

□8 正解は複数あると思おう。迷ったら、別案として定着させていけばよい。
複数ある解答からある案に絞っていく際に力を発揮するのは、編集的センスである。

□9 多くのばあい、しごとの9割は雑用である。
どの部分が、ルーティンワークとして処理できる作業かを見きわめる。
むろん、しごとによってルーティンワークの比率は変わるが、
残った狭い領域が、クリエイティブな、自分で「こうしろ」を考えなければなならない場所である。

□10 〈キャンセルする〉という考え方を導入する。
効果をいったん無効化したうえで、あらたに表現を〈リリース〉するのだ。

■止め■

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -104[2011.01.04〜2011.01.15]

2011-01-15 沢辺 均

●2011.01.04火
正月休み最後の日。
事務所にでて雑用いろいろ。

●2011.01.05水
NPOげんきな図書館で、渋谷区の代々木と大和田図書館を受託している。
その中央図書館館長といろいろ打ち合わせ。
夜は、NDLの人と出版社の人と、神保町の新世界菜館でメシを食べながらいろいろ相談。

●2011.0106木
昼から出版会議。
整体(均整)を受ける。夜は新年初のポットチャンネル
松沢呉一キャスターに、おいおい教教祖・元氣安さん。

●2011.01.07金
ポット会議と掃除。
S社で、編集デザインの仕事の打ち合わせ。
夜はスタジオ・ポットSDの雑談会。
SDの進めている仕事だとか、担当している版元ドットコムのシステムや事業などについてあれやこれやテーマを設定せずにおしゃべり。
こういうおしゃべりが、役に立つのだ。

●2011.01.08土
新年初の、バンド練習。Hotel Californiaのリードギターをバージョンアップしているのだ。
でもこの日はまだ途中でメタメタ。

●2011.01.09日
ポットの会議室で、小浜逸郎さん主催の「シネクラブ黄昏」。
場所を提供しているのだ。だけど、この日も参加できず。
夕方から、娘にねだられて、ヨドバシカメラにハードディスクレコーダーを買うために待ち合わせ。娘の母親=元妻の分と2台買う。
なんで、元妻の分まで買うんだよ、といったんだけど、オイラの母親が時々「あれ買って来て」とか「送って、」とか元妻を使っているからだと言われて「納得」。母親と元妻は同じ町田市に住んでいるのだ。
娘とわかれてから、東京プライドの総会へ行く。
ポットチャンネルでテーマにしたので、見ておくべきか?と思ったもんで。出演してくれた人たちや、砂川さん、野宮さん、生島さんなどの知り合いにもあえた。
感想は、遠慮しておこう。

●2011.01.10月祝
この週末は、Hotel Californiaの練習をちょっと頑張ったかな。
で、夜はちょっと謀議をめぐらせるために人と会う。
帰って来て、日刊デジタルクリエーターの記事を書いた。
連載第一回目なのだ。

●2011.01.11火
数学セミナーデザインの仕事で、4月以降の新年度の打ち合わせ。
その後、矢頭保「裸祭り」復刊の打ち合わせ。ネガを持っている人が見つかったのだ。
続いて、週末15土のミームデザインスクールで、鈴木一誌さんの講義の応援の打ち合わせ。「ページネーションマニュアル」の話を鈴木さんへの突っ込み役としてやるのだ(リンクに行くと、iPad iPhone版が無料でダウンロードできるよ)。
夜は、マガジンハウスに行って、翌日に控えた雑誌協会のデジタル配信実験参加出版社への説明会の最後の打ち合わせ。
途中懐かしい友人から電話があった。

●2011.01.12水
午前中は、第三回 次世代書誌情報共通化検討会議 近刊情報検討小委員会。差分情報の提供、CSVでの受付、刊行された情報をどこから持って来るか必要か?など。
終わってから、お茶の水の雑誌協会で、デジタル配信実験参加出版社への説明会。
ポットチームとしてサポートを請け負っているのだけど、一緒にチームを組んでくれている深沢英次さんの力作=マニュアル(30ページを越える)で無事終了。
一端事務所に戻って、夜はNPOげんきな図書館の理事会。いろいろ課題があるんだけどね。

●2011.01.13木
午前中、近刊情報検討小委員会のサブワーキングで前日の差分問題等を具体化させるための議論。白熱。
戻って来て、出版会議をやって、その後中央公論新社・新書編集部の郡司さん、松本さんと、演劇辞典や、単行本のデザインの打ち合わせ。
夜は、ポットチャンネルで、下関マグロさんと岡本まーこさん。
シェアハウスのことに、オイラ興味あり。
整体(均整)、オレは欠席。

●2011.01.14金
午前中に日高の兄貴と、事務所の工事などなどについて打ち合わせ。
つづいてポット会議。掃除をパスして、夜の情報通信政策フォーラムでの講演の準備でレジュメを完成。前の週末に下書きをしてあったレジュメをもう一度こねくり回して、ギリギリ完成。プリントして東洋大学の会場に。ゆうゆう間に合って講演。
USTREAM中継もありで、アーカイブにもしてあるので、興味のあるかたはどうぞ。
帰りに腹が減ったので千駄ヶ谷のメシ屋でサバ塩定食。うまかったけど待たされた。
雑用をして、23時半くらいに引き上げて、翌日のミームデザインスクールの鈴木さんのお相手のタメの準備。
「ページネーションマニュアル」を熟読したり、ネットで調べものしたり、メモしたりしていたら3時をとうに過ぎていた。

●2011.01.15土
目覚ましを止めてしまって、気がついたら12時12分。
青山ブックセンター(青山学院の向いのね)にタクシーに飛び乗って向かう。
鈴木さんには12時15分くらいに来て、と言われていたし、講義は12時30分開始。
傍聴のポットのメンバーには、「くれぐれも遅れるな」とメールしていたのに、オイラ自身が遅刻。なんとか12時30分に飛び込んだ。
でも受講生の集合が遅くて、45分くらいに開始。
鈴木さんとデザインの話をしていると楽しいのだ。鈴木さん、ちょっと哲学的なモノ言いになるとこがあるんで難しいけど(笑)。
デザインを言葉にするのは難しい。でもそうした言葉のシャワーを浴びられる受講生はとっても勉強になると思うんだけどね。
オレのお相手で、受講生たちはプラスがあったのだろうか?
終わってから、鈴木さん夫婦とお茶と軽い食事。ポットのメンバーも誘ってもらった上に、全員オゴってもらう。和田・上野・大原。
上野が「鈴木事務所の人たちは何時ころ出勤で何時ころ帰るんですか?」「泊まることもあるんですか?」と質問。
思わず吹き出す。
帰って来ていろいろ雑用。

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情報通信政策フォーラム・レジュメ

2011-01-14 沢辺 均

今、セミナーを終えて、サバ焼き定食を喰って事務所に帰って来た。

USTREAMで中継してくれたようで、アーカイブもされてます。
http://www.ustream.tv/recorded/12004562

自己評価では、85点くらいの話ができたと思うんだけど。
70点が合格ラインでね。

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第3回セミナー 『電子書籍をめぐる動向 積極的な出版社はどう考えているか』

月日:1月14日(金曜日) 時刻:18時30分〜20時30分 場所:東洋大学白山キャンパス6号館1階第三会議室

■まずはじめに

○電子書籍と電子雑誌をわけて考えている
・文字中心 リフロー
・ビュジュアル中心 レイアウト維持

○電子書籍アプリ(セット)と、アプリと電子書籍(バラバラ)
・appでは1/3が読めなくなっているという人がいる
・10年前のhtmlは、MacOSX+サファリで読める
・iPadはPCが必要。OSとPC本体が古いと使えない

○電子書籍フォーマット(.book)
・プレーンテキスト(txt いろいろある)
・タグ付きテキスト(ttx TTime)
・バイナリーファイル(.book VoyagerBooks)

○電子書籍を流通
・電子書籍には、販売所(プラットフォーム、データの受渡・決済)
・読む機械(デバイス)+読むためのアプリ(リーダーアプリ)
・コンテンツデータ(バイナリー化されたもの)

○電子書籍を考える前提として、本の商品特性
・本の特徴と音楽の特徴の違い レコード+ステレオ装置=本
・本という商品の特性(音楽も)=同じものを繰り返し買うことがない+その割には単価が安い

○日本(語)の特性
・amazonの英語の電子書籍が増えている。
 日本語のOCRはまだ実用的ではない/アルファベット言語のOCRはかなり使えるらしい
・日本の制作環境を知っているものとしてみると、出版社が電子書籍を簡単に作れるとは思わない。
・inDesignには、英文スペルチェックがある。日本語の「スペルチェック」はない。誤字脱字などに対する潔癖性

■山田さんの質問に応える

●一般論として、電子出版を出版社はどのようにとらえているのか
・ヨクわからないし、中にいて日々感じるムードをつたえるのはとても難しい。
・DTPを全部下請けに回しているので、社内にデジタルデータ・ネットワークのノウハウがまるでない。

●一般論として、消極派と積極派は何が分かれているのか
・同じ世代(例えば中高年)でもワープロから始まって全てのデジタルに後ろ向きな人と、前向きな人がいるのと同じ理由としか思えない
・著作権をめぐるパラダイム転換が起きているのに、本質的に考えられていないと思う。編集者も「著者」も
(紙の好きな若い社員/絶版通知/編集者の働きへの無権利/雑誌著作権使用権)

●そんな中で、なぜポット出版は電子出版に積極的に乗り出しのか
・技術のデジタル化、インターネットの拡大、という方向に、ほぼ間違えなく進む
・ポット出版に、電子書籍、ネットワークを使うノウハウを、早くから蓄積しておきたい
・さまざまなフォ—マットになっとしても対応できるデータを社内に持っておきたい

●ポット出版で電子出版を始めた結果、紙出版に影響が出たのか
・ほとんど影響ない
・電子書籍の売り上げは2桁。紙の本は2000〜、iPadの販売は数十万?

●一般論として、電子書籍端末のフォーマット分裂に出版社はどう対応しようとしているのか
・ほとんど、解っている人がいないので、その意味するところにかんして対応策を持っていないと思う

●ポット出版は、電子書籍端末のフォーマットとしてなぜ.bookを選んだのか
・電子書籍アプリはイヤだった
・.book/XMDF/ePub/AZW、すべて「タグ付きテキスト」をバイナリーデータにしたもの
・.book(HTMLに近い)のデータを社内で作ることができて、保存しておければ、XMDF(XMLに近い)/ePub(XHTMLに近い)への置換は比較的簡単だと判断
・DTPを請け負う印刷所と、データの所有をめぐる争いもなくなる
・DRMをかけるなら、たとえEPUBといえども読者にとって汎用ではないと思う。

●一般論として、映像や音楽、あるいはネットに接続しての情報提供といった電子出版特有の機能を出版社はどうとらえているか
・よく解らない

●ポット出版では、電子出版のマルチメディア機能を利用する意思はあるか
・電子書籍+電子雑誌は、当面これまでの紙の本の姿カタチをまねるところから始まると思う
(リュミエール兄弟「最初の映画」 /メリエスの「シンデレラ」→「国民の創生」(1915年)デイヴィッド・W・
グリフィス)
・電子書籍などの流通が確立していって、量的に拡大すれば、意味のある「マルチメディア」化が生まれると思う
・ポットチャンネル+テキスト化+単行本をつくる、も一つのマルチメディアであると思ってやっている。
 この先に、意味のある「マルチメディア」を生み出せる可能性があるように思っている

●読者に対する出版情報の提供は、現状どのような形で行われているのか
・書籍は年間7〜8万点。年間365日として一日200タイトルの新刊書籍が発行されている
・読者に対する出版情報の最大の提供の場は、書店の店頭と考えられていると思う。
・以下、広告/新聞雑誌書評が伝統的な提供の場。最近はネットワーク、ブログ/ツイッターなどが有力視されている
・出版業界では、JPO(日本出版インフラセンター)が中心となって、出版情報提供の仕組みが整備されて来ている
 商品基本情報センター(books.or.jpに反映)、近刊情報センター(すでにamazonは事前予約に活用)

●それに対して、版元ドットコムを始めた同機はどこにあるのか
・インターネットが普及すると、ネットに本の情報がないことが、存在しないことになると考え2000年に開始
 インターネット上に、本の情報を、出版社自身がつくって、配信・送信・公開し、効率化も
・版元ドットコムDBに書誌情報登録→業界各所への転送/自社サイトへの反映、などの効率的な情報配信(営業)
・出版社(とくに中小)は書誌情報は取次等がつくればいい、メンドウだと考えていた
・近刊情報センター設立に寄与するなどを通じて、業界インフラ整備にたいする中小出版社の発言力の確保

●中期的あるいは長期的に出版に関連する業界(出版・製本・流通・書店)はどのように変わっていくと考えているのか
・まったくわからない。すべての可能性があると思っている
・ロボットが人間が生存するための労働を担って、人間はそれほど働く必要のない社会が到来したとしたら、文化としてのコンテンツや、職業的な情報流通業は無償で担われるかもしれない
・短期・中期的には、生存や「豊かな生活」のための稼ぎが必要だと思う
 そうしたときに、対価がなければ、コンテンツや情報は薄いものになってしまう
 一度、対価が払われずに薄いものになってしまってから再生するか、対価モデルにうまく着地できるか、どちかだと思う
・それが広告モデルかもしれないが、対価モデルの可能性が高い気がする
・書店は、本+雑誌以外のものを売る店にうまくスライドできれば、少なくなって残ると思う
 流通は、本+雑誌以外のものを流通させられるようになれば少なくなって残ると思う。むしろ宅急便との競合か?
 製本・印刷は、少なくなりながらも、それなりの期間は残ると思う
 出版は、別な業界から参入した「出版」に取って代わられるか、残るかの幅のなかのどこかに
 大きな「下克上」の可能性は、それなりに高い

○国立国会図書館と全文検索一部表示システム(Googleブック日本版)への努力
・出版業界が、電子書籍状況にたじろぐのではなく、前向きに対応することへの転換点がひつよう
 2010年は、とりあえず団体をつくる/検討会議をつくる、だけ。目標着地点のない団体設立はほぼ意味がないと思う
・全文検索と一部表示は、本にたどり着ける経路を拡大させる
・「自炊」(所有からアクセス権に/紙で発行されている本を電車でよみたい)に対する出版業界の対応のひとつになる

沢辺 均
★twitter http://twitter.com/sawabekin
ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年取ってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが2010 年の目標。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -103[2010.12.25〜2011.01.03]

2011-01-03 沢辺 均

毎年、一年過ぎるのが早すぎる、な。

●2010.12.25土
良く覚えてない、ぞ。

●2010.12.26日
日報によれば、事務所にでてきて、なんかいろいろやってたらしい。

●2010.12.27月
午前中、雑協の電子配信実験の会議。

●2010.12.28火
大寝坊。12時半に出社。
メールをチェックして大掃除。
本棚とか、カメラ置き場とか、普段整理できないようなところを片付ける。
ヤマのようなゴミだ。
19時にル・ゴロアというフランス料理屋でポットの忘年会。大塚さん夫婦とは、久しぶりだ。15名参加。

一年お世話になりました。

●2010.12.29水
「自炊の森」というのが始まったようで、自炊について最近考えてたことを日誌に書く。
ついでに、「沢辺の勝手に送りつけメール」で、知り合いやメーリングリストにメールを送る。
ほかにも、たぶんなんかごちょごちょと、いろんなことをやっていたんだと思うけど。

●2010.12.30木
本年最後の整体。気持ちよかったぞ。
整体師(均整師)駒谷さんが、iPhoneにしたので、ちょっとコーチ(笑)。

●2010.12.31金
22時ころ、鉄・すずをつれて散歩。奥さんと一緒に。
金網が張り巡らされていて、出入り口が2カ所の小さい公園をみつけたので、
二人で出口にたってそんなかで走らせようと。
表参道を通って帰宅。静かだ。

●2011.01.01土
町田のオフクロの家に行く。オヤジが死んだんでオフクロと犬の二人暮らし。
看護婦、学校の保健婦として働いていたんで、年金で一人暮らし。
ほんとうに「子供孝行(笑)」で助かるよ。
奥さんはそのまま沼田の実家へ。オイラは鉄とすずのおもり。
事務所にでて、年賀状の整理とか。
3月のライブに向けて「Hotel California」の練習。
iPad用のアプリでmimicopyというのを見つけた。再生スピードをキーそのままで遅くしたりリピートさせたりできる。
なかなかいいぞ。

●2011.01.02日
鉄とすすをつれて、新宿の東急ハンズまで散歩。
最上階からのんびり一回り。小さなフライパンを一つ買った。
戻ると奥さんが実家から帰ってた。

●2011.01.03月
事務所にでて来て、領収書の整理とかメールの整理とか。

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「自炊の森」はだめでしょう+自炊について+書協ガンバレ

2010-12-29 沢辺 均

自炊の森という店が秋葉原にプレオープンしたそうだ。

●akiba PC hotline【 2010年12月28日号 】
 店内の漫画を「自炊」するレンタルスペースが仮オープン、
 裁断済み書籍を提供、ネット上は懸念の声多数

断裁済みの本とかマンガ、業務用スキャナをおいて、自炊させるサービスだそうだ。
●自炊の森 Twitterアカウント http://twitter.com/jisuinomori

こりゃダメでしょう。
ツイッターでは
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当店のサービスの要点は、利用者ご自身が自分の体を使って自炊(スキャン)する、という点です。著作権法で定められている私的複製の要件として、これが求められるからです。
http://twitter.com/#!/jisuinomori/status/19075483773706240
──────────────────────────────
とか書いているけど、著作権法では完全にアウトだとおもう。

その最大のポイントは、断裁済みの本を貸し出すところだ。

この店に並べられている本やマンガを出版している版元は、
法的手段を、出来るだけ早くとるのがいいと思う。

自炊が盛り上がっている(らしいってこと)のは、当然だと思う。
本として残しておくほどではないにせよ、一応資料としてとっておきたいな、という本があることはとってもワカル。
デジタルデータがあるのなら、あるいは、デジタルでアクセスが可能なら、
捨ててしまってそのスペースを空かせたいのはオイラも同じだ。
(昨日大掃除したばかりだしね)
この前、あるIT系の大企業の人から、会社の引っ越しのついでで、紙の本を「自炊」してしまいたいのだが、
出版界に相談する窓口も見つからなかったので、結局、それを保管するスペースを、家賃をはらって
確保する以外に無かった、きちんと対価を払うので、対応してもらいたかった、という話を聞いた、。
これも同じ話。

オレ自身の著作権法解釈は、福井健策弁護士の見解とほとんど同じだ。
出版業界のムードとしては、福井さんほど、ラディカル、ではないだろうけどね。

書籍の電子化、「自炊」「スキャン代行」は法的にOK?〜福井弁護士に聞く著作権Q&A

ところで、
「自炊の森」は論外としても、大手出版社が、自炊代行サービスにも対策をとろうとしてるって話がある。
気持ちはなんか解らんでもないけど、アプローチが逆だと思う。
福井さんも
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 Q8:自炊の代行サービスは適法?
 A8:権利者から複製の許可を取らない限りは、違法でしょう。
 解説:私的複製の範囲を規定する著作権法第30条1項を見ると、「『使用する者が』複製することができる」と書かれています。こうしたことから、自炊に限らず複製の代行サービスは、私的複製として許容されないというのが通説として定着しています(表【2】参照)。

 これまでも新しいメディアが生まれるたびに複製代行サービスが登場しましたが、ビデオのダビングサービスをはじめ、権利者の許可のない複製の代行サービスは基本的に押さえ込まれてきた経緯があります。  自炊代行サービスに関する判例はまだありませんが、現行法を解釈すれば、おそらく複製権侵害に該当すると考えられます。

 とはいえ、私も自著で利用してみたことがありますが、こうした自炊代行サービスは電子書籍のラインナップが揃わない現在、利便性がありユーザーの需要が高いことは間違いありません。許諾の確認できない書籍のスキャン代行は当面停止し、前述の複写権団体などを通じて作家・出版社と包括契約を模索するなど、各業者は適法化に向けて努力すべきでしょう。無論、作家・出版社側の電子書籍充実に向けた努力も望まれます。
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と書いているし、先のIT系大企業のような要望に、出版界が応えられていないということへの対応こそ、
先にやるべきことなんじゃないだろうか?
そうしないと、理解を得られない。妥当な費用負担をして、便利になりたい、という要望に応えることが先決で、
その対案を出さずに、自炊代行サービスタタキをするのは、妥当性を欠くやり方だと思う。
提供しているサービスの不足をたなに上げて、その不足を埋める第三者の行為を「だけ」をたたくだけだから。

さてさて、
書協という、ナンバーワン出版業界団体の行動には、まったく関与できないし、してもいないし、
これまでも特に態度を明らかにしたこともない、と思うんだけど、
この「自炊の森」に書協なり、の業界団体が反撃するなら、断固支持するつもりだ。

もちろん、自炊要望に応える対応策も必要だけどね。

ポット出版でも、ささやかに「ず・ぼん」のバックナンバーをネットで公開してるけど、
ポット出版で「ず・ぼん」シリーズを「自炊」して、紙の本を買ってくれた人には無料で、
紙の本を買ってくれていない人には有料で、PDF化して公開しようと計画中だ。
DRMは(ほとんど)かけないで、ね。

2011年の電子書籍議論は、DRMのことがいよいよメインテーマになる予感?
いや、オレの「希望」だけかもしんないけどね。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -102[2010.12.20〜2010.12.24]

2010-12-24 沢辺 均

●2010.12.20月
C社に行って、国立国会図書館の長尾館長インタビューの相談。
夕方に、「特許」問題。腹がたつ。
それにしても、12月はトラブルばかりだ。
夜は20時からポットチャンネル。
電子書籍交換フォーマットの現在
ゲスト:植村八潮 × 楠正憲 × 境真良 × パーソナリティ:沢辺均」
境さん、楠さんがいてくれて良かった、助かった。
解りやすく、合意を取り出すような大人の態度。っておれの方が年齢的には大人なんだけど(笑)。
1時間延長して終わったのが23時。
それでも近所の飲み屋で軽く飲み会。終電まで急いだ急いだ。
だけど、見学に来てくれた小形さんが終電をノガして、深沢さんと三人で始発まで、
コーヒーでおしゃべり。小形さんとの意外な接点が見つかってビックリ。朝5時まで。

●2010.12.21火
午前中はマンションの管理組合。303号室と302号室にケーブルなどを繫げる工事の了解を得る。
午後からは「ず・ぼん16」の入稿のために時間をあけてあったのだけど、
雑用を片付けていたらなかなか「ず・ぼん」に取りかかれない。夜になってやっと「ず・ぼん」の人に。
途中那須ゆかりが、自分の飼い犬=にかまれて病院へいくなどのトラブルが発生。
うーむたいへんだ。でもほんとに鉄じゃないのか?

●2010.12.22水
雑協同時配信実験等の全体会議に参加。深沢さんと二人で。
終わってから、バラバラと打ち合わせしたり。
そんで、マガジンハウスのMKさんとご挨拶。一緒に香港に行ったのはもう15〜20年前。
うーんかわってないぞ。
夜は慶応大学の原田センセと●●●のNKさんとお話会。
いろいろ誤解を解いて、とか、これからのとりくみを有意義にする話。

●2010.12.23木 祝
祝日、ポットチャンネルでオイラのバンだった。
テーマはプライドパレード(昔のレズビアン・ゲイパレード)の内紛のこと。
主流派・反主流派(って、シャレですぜ)とも悪気なさそう。
なんていうか、合意を作っていく技術が下手なんじゃないかな、と。
それに事務! 組織は事務に支えられるんだと思っているのだけど、
出演してくれた「反主流派」が目の前にいるもんだから、
ついつい「反主流派」に突っ込んだんけど、どっちもどっちというたちばだな、ヤッパ。

●2010.12.24金
遅刻した。出版チームは那須を除いてみんな休み。
中公の高橋さんとカラー新書のデザイン打ち合わせ。
そのごいろいろ雑用で21時30分をすぎてしまう。
資料読みとか、ベーカム資料のことなんかはなんとか週末にやろう。
「特許」問題で、相手側に電話。
版元ドットコムは問題にする気はない、って反対だろう。
版元ドットコムが問題にするかどうかって問題なんだ。コラ。
申請書をみせてくれと要求。

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01/14金 情報通信政策フォーラムでスピーカーします

2010-12-24 沢辺 均

山田肇(東洋大学経済学部教授、ICPF理事長)さんからメールがきて、情報通信政策フォーラムのセミナーのスピーカーをたのまれた。
津田大介さんが副理事長をやっていて「推薦」してくれたようだ。

第1回セミナー 『電子書籍を巡る動向 政府の動き』
 安藤英作氏(総務省情報流通行政局情報流通振興課長)
 川瀬 真氏(文化庁長官官房著作物流通推進室長)
第2回セミナー 『電子書籍をめぐる動向 EPUB日本語拡張仕様と将来展開』
 三瓶 徹氏(日本電子出版協会事務局長)
につづく第三弾のよう。

会員でなくとも参加できるようです。

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第3回セミナー 『電子書籍をめぐる動向 積極的な出版社はどう考えているか』

特定非営利活動法人情報通信政策フォーラム(ICPF)主催
IEEE TMC Japan Chapter協賛
 この一年、電子書籍をめぐり大きな変化が起きています。アメリカでの出来事を対岸の火事のように眺めていた出版業界や端末機器メーカーが、ついに一斉に動き出しました。電子書籍の普及は私たちの生活をどのように変えていくのでしょうか。産業構造にどのような変化が予測されるのでしょうか。ICPFではこの秋、「電子書籍をめぐる動向」と題するセミナーシリーズを開催することにしました。

 第3回は出版社の動向をテーマに開催します。電子書籍に対して積極的に動こうとしている出版社もあれば、慎重に臨もうとしている出版社も存在します。そんな中、2010年1月からすべての新刊を書籍版と.book形式の電子版で発売し始めたポット出版の沢辺 均代表に、積極派はどのように考えているかをお話ししていただくことにしました。

 沢辺氏は、各出版社がつくった版元がつくった本の情報をインターネット上で公開・提供する版元ドットコムも運営されています。これについても併せてご紹介いただく予定です。皆さま、ふるってご参加くださるようご案内いたします。

月日:1月14日(金曜日)
時刻:18時30分~20時30分
場所:東洋大学白山キャンパス6号館1階第三会議室
テーマ:「電子書籍に対する出版社の姿勢について」
モデレータ:山田 肇(東洋大学経済学部教授、ICPF理事長)
スピーカー:沢辺 均氏(ポット出版代表)

参加費:2000円(ただしICPF会員は無料です)

参加お申し込み:

* こちらのフォームよりお申し込み下さい。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -101[2010.12.14〜2010.12.19]

2010-12-19 沢辺 均

日曜、事務所にでて来て「中間フォーマット」の資料を読みあさる。
明日のポットチャンネルに備えて。

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ポットチャンネル・おスペ版 2010年12月20日(月)20時〜22時
電子書籍交換フォーマットの現在
ゲスト:植村八潮 × 楠正憲 × 境真良 × パーソナリティ:沢辺均

●電子書籍交換フォーマットの現在
現在、電子書籍の交換フォーマットの策定や国際レベルでの標準化がすすんでいます。
IECで電子出版の国際準化にかかわり、今回、交換フォーマットを提案した植村八潮さん、
W3Cを含む国際標準の動向に詳しいマイクロソフトの技術標準部長楠正憲さん、
経産省の境真良さんとともに、
三省デジ懇後のアクションプランで「電子書籍交換フォーマット標準会議」として実現した経緯も含め、
日本における交換フォーマットの果たす役割と必要性、
さらに電子書籍フォーマットの将来像や、標準化の世界について語り合います。

●「電子書籍 関連資料」を公開しました。(2010.12.09)
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ぜひみてくださいね。

●2010.12.14火
雑協の電子配信実験のサイト打ち合わせで、深沢さんとNTTコミュケーションへ。
16時から21時くらいまでだ。なげー、、、。
にもかかわらず、ビルの下にある珈琲屋で一休み。
で、おしゃべり二人で、あっというまに1時間以上。
会議の途中、植村さんや原田さんから電話。ジャパニーズ・ブックダムのこと。中間フォーマットのことも絡んでね。

●2010.12.15水
JPOの近刊情報センターの会議。小委員会。
ははは、日当の出る会議なのだ。
午後、急遽原田さんと近くの喫茶店で「オムハヤシ」を食べながら、
ジャパニーズ・ブックダムに関して議論。
夕方深沢さんが来て、雑協実験のための
書誌情報を書くのと、タグテキストのチェックをするウエブアプリの相談を、SDの日高交えて。

●2010.12.16木
出版会議。
午後には、雑協の電子配信実験のことで、新人物往来社へ深沢さんと行く。共同印刷の人もきて、PDF/書誌情報/タグテキストをつくるための打ち合わせ。
よるはポットチャンネル。オレはほとんど手をかけずに進行する体制が出来た。
飯島会長を中心に、出版部メンバー、マロンちゃんでほぼ問題なく進められる。
今日のパーソナリティは掟ポルシェさん。ゲストは漫画家の東村アキコさん。
東村さん、カワイイ、。
で、放送開始したら、掟さんの声がバカでかくて、東村さんの声が全然聞き取れない。何度も状況を現場に連絡するけど、全然なおらない。
高橋(当日のスイッチャー)の報告によれば、東村さんと掟さんの右左の位置をセッティングから替えたので、掟さんのマイクを入力マックス、東村さんのマイクを入力ゼロにして、それでも聞こえない+声がでかいのでへんだへんだとおたおたしてたそうだ。
マイクはあらかじめ「1」「2」としているのだから、1=右 2=左とかで記憶すべきものを、1=掟さん、2=東村さんみたいに記憶していたそうだ。
それにしても、、、、。
二人とも、次があるということで、メシはなしで解散。
それと、第三書館の「流出「公安テロ情報」全データ イスラム教徒=「テロリスト」なのか? 」をめぐって版元ドットコムでいろいろトラブル。●●から●●もくるしね。
メールで情報整理して報告したりね。
で、北川さんにはドタマに来る。(いつものことで、版元ドットコムの蛇とマングースを自認してますから)

●2010.12.17金
午前中、雑協の電子配信ファイルフォーマット協議会。
だんだん詰まって来たゾ。
午後は.Tooのメンテナンスマンが来て、複合機のファックスボード増設工事。
一台で、2回線使えるようにしたのだ。
夕方、第三書館の北川シャチョー登場。
怒鳴りあい(って怒鳴ったのはオレだけだ)。
一応、あるところまで話はまとまったけどね。
ヨルは、昔の仲間=渋谷区役所のサッカー部の忘年会の2次会に行く。
ナグモからメールのお誘いをもらってね。
サノヤン/カバ/ハセガワ/ハマデさん/アンゾー/タナカなど、懐かしい面々だった。

●2010.12.18土
午後からスタジオでバンド練習。1時間+3時間。
終わって、トミタの出る、ゴスペル教室発表会。
あんなにあがってるトミタははじめてだ。おもしれー、人があがるのをみるのは、ね。
さらに終わってからベラミナイト。
ベラミにいったら、クロの革ジャンでおそろいの面々が、ビートルズとキャロル。
そのごいろいろあったけど、一応みんなに「やれよ」って言ってもらって、STAND BY ME(ベン・E・キングのね)と、Sweet Home Chicago(ブルースブラザースとかやってるやつ、あのロバートジョンソンもだけど)。
Sweet Home Chicagoは、3コードだから、だれでもすぐ出来るんで選んだ。
オイラのギターを次々に回したりしたからか、一応みんなノリノリ。
で偶然それがラストになって、おしまい。

●2010.12.19日
ナースが、点(犬です)をつれて突然の来訪。日曜出勤しにきたらしい。
鉄は点が嫌いで、吠えたりツッかっかったり。
それから、事務所にでて電子書籍の中間フォーマットとEpubなんかの資料を一生懸命読む。
さあ、これから、犬の散歩だ。
とおもったら、撮影帰りに寄った上野がかえって、かわりに和田が出勤。
日曜なのにみんな申し訳ない。土曜は見てないけど、誰か来てたようだし。
28日の忘年会には、ルゴロアのフレンチのフルコースとワイン飲み放題をごちそうするんでカンベンしてちょ。
(これ、オレのお小遣いね。会社の経費でじゃないです。てか今年は講演料がバラバラとオレの個人口座に入金されたんでね。会社に振込んでもらうようにしてるんだけど、相手によったり、手続きのメンドウサンがあったりで、どうしてもそうなる場合が多いんだよね)

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2010.12.13 国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会02の資料

2010-12-14 沢辺 均

12月13日(月)にあった「国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会」の資料をpdfにしてアップします。

国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会02の資料

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -100[2010.12.07〜2010.12.13]

2010-12-13 沢辺 均

「沢辺均の日記」がついに100回目だ。バンザーイ。
最初の-01は2009年2月16日(月)。
当初のタイトルは「沢辺の今日この頃」で、「ポット出版社長・沢辺均の日記」だった。

その日の日記をコピペしてみると、

>前からやりたいな、と思っていた事に、沢辺の日誌メモを、この「ポットの日誌」に載せる事がある。
>途中で、続かなくなるかもしれないけど、そんときはそんときで、ともかくやってみる事にする。

>タイトルは「沢辺の今日この頃」。
>これを書くために前から考えていたルールは
>●続かなくても、自分をゆるす
>●書かなくても無理してさかのぼらず、その日から再開する
>●できるだけ内容は薄くして、続けることを優先する
>などなどです。

>ポットというところで、どんな事が起こっているのか、という一端を知ってもらう事で、
>存在にリアリティを持ってもらえればいいな、というのがまあ目的です。

>まず、今日から。

と書いた。

>●続かなくても、自分をゆるす
だったけど、とりあえず続いた。それも1年10ヶ月も。
これ、54年間生きて来て(って大げさだけど)、はじめてのことだ。
人並みに、日記をつけようなんておもったこともあったけど、
一度も続いたことがなかった。まあ、だいたい10日くらいで、頓挫してたんじゃないかな?
>●書かなくても無理してさかのぼらず、その日から再開する
と書いたけど、結局、すべてさかのぼって書いたはずだ。
>●できるだけ内容は薄くして、続けることを優先する
はは、はい、内容薄いです。だから続けられたのかな?と思うのです。

で、タイトルを替えたことについてです。
当初は「沢辺の今日この頃」。だけど、沢辺って誰だ?って話であって、
検索を意識したら、あんまり知られてなくたって「ポット出版」という、
「沢辺」より少しでも知られているであろう固有名詞をいれなきゃね、って思って途中で変更。
ついでに、「社長」ってつければ、「出版+社長」で検索した人がいたら間違って、
たどり着く人もいるんじゃないかな? と考えてのことでした。
いやー自分で「社長」って書くのは恥ずかしいんだけど。

●2010.12.07火
午後に、JPO(日本出版インフラセンター)/近刊情報センターの東京説明会。
いやー、300人を越える人が詰めかけてくれた。
予定通り、近刊情報センターのウエブサイトも立ち上がって紹介もできた。
それが終わって、語研の高島さんと飯田橋のドトールで珈琲を飲んで、
お茶の水へ。
雑協のデジタル配信実験で、印刷所(大凸)との打ち合わせ。
その間に、第三書館の「流出「公安テロ情報」全データ イスラム教徒=「テロリスト」なのか?」のことで
バタバタしたり。

2010.12.08水
13時から、社内の勉強会。「inDesign+組版」
デザイナーばかりでなく、編集者も含めた初級編で、1時間で終えるつもりが、
やっと半分終わったところで、1時間半。喋り出したら泊まらないんだなー、オレ。
スタッフの友人デザイナー・シナノ印刷の村山クン、も参加してくれた。
夕方事務所をでて版元ドットコムの忘年会。一次会は120人くらい、でも二次会はやっと20人。

●2010.12.09木
出版会議、その後整体(均整)を受ける。
夕方、情報通信政策フォーラムの山田肇さんが1月の講演の顔合わせに。
山田さんは、佐藤たちが時々行くのみや「SHIZEN」のすぐ近所にすんでるんだそうだ。
すげーご近所さん。
で、同時刻にポットチャンネル/下関マグロさんの回の準備が会ったんだけど、
ゲストも同じ山田さん(山田参助さん)で、あっちへ案内したり、なんだかんだと
取り違えてしまって、、バタバタ。
ポットチャンネルも、参助さんの「出来かた」も面白かったぞ。

●2010.12.10金
民主党政権への伏流」の著者で、友達の前田和男さんに頼まれて、
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)の村木厚子さんのメッセージのビデオ撮影に、飯島会長と二人で行く。
民主党の江端貴子さん(衆議院議員)が12月15日に開くパーティーで流す、村木さんのメッセージをビデオで撮るのだ。
前田さん、江端さんと内閣府の一階で集合。
村木サンはあの「障害者団体向け割引郵便制度悪用事件」で逮捕されたけど無罪になった人。
人懐っこい笑顔で、良さげな人だったぞ。1955年生まれみたいだから、同じ年ってことになるのか。
江端さんは、豊島+練馬(の一部)が選挙区で、小池百合子(自民)さんを破って当選した人。
そんなことも知らずに「何期目ですか?」なんてバカ質問をしてしまったぞ(笑)。
帰って来て、ポット会議(超短縮版)。
社内引っ越しを計画中なんで、その話がバカみたいに盛り上がってしまう。
兄弟会社の「スタジオ・ポットSD」(日高と石塚が役員で、サイトとデータベースの商売、版元ドットコムの事務局も担当してる)をトナリの302号室に移ってもらって、人が増えたポットが現在の303号室を少し余裕を持って使おうって計画。
ヨルは情報通信政策フォーラムの秋期第2回セミナー「電子書籍をめぐる動向」を聞きにいく。
「EPUB日本語拡張仕様と将来展開」スピーカー:三瓶 徹氏(日本電子出版協会事務局長)
来年の1月14日(金曜日)に「電子書籍に対する出版社の姿勢について」というのでスピーカーをするので、
下見などもかねて。
無茶な組み立てだな、と一人で悶々としてしまう。
・電子書籍にして、日本語の本を世界に発信しなければ
→え、自動翻訳とかを完成させるとかして、英語版にしなきゃ、発信する意味が少ないでしょ。
・エグゼビアやシュプリンガーのように、
 がちっと学術雑誌・本を固めて、「まとめて買わなきゃバラ売りしないよ」って商売を
 日本のものでもしなけりゃダメだよ
→そんな独占、やらせない状態をつくらなきゃでしょ。
今大学図書館が抱えているのは、独占体制を作られて、値上げされて、予算が喰われてしまっている、
ってはなしだと聞いてるしな。
・再販制があるから価格競争がない
→日本の本が相対的にやすいのは、再販制のもとで起こってることだよ。
小売店には競争ないけど、版元は値上げしない「競争」してないか?
再販制は不要だとおもうけど。
・委託だから、返品される、倉庫が必要なのは返品があるから
→返品は、再出荷されてるゾ、。
→返品なくても、倉庫は必要だぞ、電子書籍なら不要だけど。
なんか電子にすれば全て解決みたいな話に聞こえてしまった。

●2010.12.11土
6時に電話でおこしてもらって、着替えて、鉄とすずをつれて勝沼近辺の無人農家へ。
農家の利用を考えているのだ。飯島会長のお姉さんのダンナさんの実家
温泉に入ったり、野菜をもらったりして夕方車で寝てる間に東京へ戻る。
ほうれん草がうまい。
夜中の1時に電話。トラブル発生。

●2010.12.12日
クリエーター気取りはたちが悪い。
村木さんの動画をDVDに焼いたりして夜の忘年会へ。
ヨルはげんきな図書館メンバーの受託してる渋谷区立こもれび大和田図書館の忘年会。
館長や、中央図書館の人も2名合流して、受託スタッフと一緒に中華料理。

●2010.12.13月
午前中、国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験参加協力会社との定例会(第2回)」
だいたい、教室形式の並び方だし、なんか協議する、というより、
国立国会図書館の説明を伺うみたいなムードに支配されてるような気がして、
一人で抵抗。出来るだけ会話みたいな質問・意見をシャベクル。
あー、恥ずかしい。
終わって、柳さんの席によって、情報交換など。うむ、Nさんと飲み会申し込むか?
午後はCHIグループの●さんがきて、新しいサービスについての取材。
トラブルも収まった。

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社内勉強会「inDesign+組版」のレジュメ

2010-12-08 沢辺 均

inDesign+組版勉強会   2010.12.08 スタジオ・ポット 沢辺

課題本
「組む。 – InDesignでつくる、美しい文字組版」
ミルキィ・イソベ (著), 紺野慎一 (著)
# 単行本: 203ページ
# 出版社: ビー・エヌ・エヌ新社 (2010/5/25)
# ISBN-10: 4861006732
# ISBN-13: 978-4861006739
# 発売日: 2010/5/25

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■ファイル/新規/ドキュメント
 ●印刷可能領域は有効に使う A4=297×210 ポット四六=128(256)×210 →天0 地0 ノド20 小口20 【P41】

■マスターページの設定
 ●親子関係を使う A=親 A-1/A-2=子 【P62】
  親マスターはノンブルと柱
 ●柱はテキスト変数の使用を検討 【P70】

■約物
 ●ニ倍ダーシ Unicode2015 【P98】
 ●鷹の爪/ダブルコーテーション 【P101】
 ●アポストロフィー

■段落パネルの設定
 ●日本語単数行コンポーザ =選択 【P107】
 ●連数字処理=オフ 【P112】
 ●全角スペースを行末吸収=オン 【P114】
 ●欧文泣き別れ 場合によって検討 【P116】
 
■アプリケーションデフォルトの設定 【P118】
 ●段落パネル
 ・ぶら下がり→なし 選択
 ・禁則調整方式→調整量を優先 を選択
 ・連数字処理 オフにする
 ・縦組み中の欧文回転 オフにする
 ・全角スペースを行末吸収 をオン
 ・欧文泣き別れ をオフ
 ・グリット揃え→仮想ボディの中央(縦組用をデフォルト/横組の際は変更
 ・Adobe 日本語単行コンポーザー を選択

 →環境設定ファイルを保存して、共有
 ユーザー/ライブラリー/Preference/Adobe inDesigns/Version7.0-/ja_JP/inDesign Defaults

 ●字詰め機能
 ・プロポーショナルマトリクス+メトリクス →見出し等で利用 【P124】
  文字パネル/OpenType機能→プロポーショナルメトリクス
 ・約物あとの字詰めは、文字パネル/文字前空き量、文字後空き量を活用 ベタ/二分/四分など 【P125】

 ●禁則処理設定
 ・課題 【P140】
 ・行頭字下げ は検討課題 【P150】
 ・調整量を優先  【P151】

■フレームグリッドと段落スタイルなど
 ●フレームグリッドは使用(プレーンテキストフレーム) 【P158】
 ●段落スタイルは 親子で管理 親=タイトル系(約物まで字ツメ) 本文(ベタ、もしくは字だけツメ) リード・キャプション(ベタとしないものなど) 【P162】
 ●

■レイアウト調整の利用 【P174】
 任意に活用

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -99[2010.11.29〜2010.12.06]

2010-12-06 沢辺 均

事務所のBGMに、ディランⅡ(セカンド)の「きのうの思い出に別れをつげるんだもの」という
アルバムをかけながら、日記を書く。10代のイチバン記憶に残ってるアルバムかもしれんな。
歌えるもんな。ほぼ全曲。

●2010.11.29月
午後、北原みのりさんと打ち合わせ。
夜は雑協の電子雑誌配信実験のことで、マガジンハウスの久我さんと深沢さんと、
メシを喰いながらいろいろと打ち合わせ。
三人とも酒を飲まないんだ、。酒を飲まなくなって10年以上たつけど、
三人集まって三人とも酒を飲まないなんて、始て。

●2010.11.30火
18時から雑協の電子雑誌配信実験のサイト構築会議。
終わったら22時。
深沢さんとラーメン喰って分かれた。

●2010.12.01水
雑協の仕事を集中的に片付ける。
連絡/課題まとめ/情報集約とか。
ヨルは「ず・ぼん」編集会議。

ただいま「プカプカ」。
うーん、俗っぽい歌詞なんだけどな、
このメロディ、ピアノ、がしみる。

●2010.12.02木
出版会議。整体(均整)。
ヨルはポットチャンネル=松沢呉一さんと、なべやかんさん。
終わってから食事しながら、お笑い界の話とかイッパイ聞く。
ゲイパレードを運営してる東京プライドの「内紛」のようで、
臨時総会要求とかいうメールが来た。
前々から「?」だったのだが、アタマに来て、言いたいことをイッパイ書いて返信。

●2010.12.03金
ポット会議、9月決算で黒字だったので「社長賞」の贈呈式。
その前に長々と演説してしまう。
掃除大会。
夜22時、ほーんとに珍しく、ポットのスタッフと近所の飲み屋へ行く。
和田、上野、大原。山田にはメシ喰ったとか言って、断られる。
終電まで飲み食いして、事務所にもどったら、山田がいる。
山手線が事故とかで、あきらめて泊まることにしたって、ザマアミロだ。へへへ。

●2010.12.04土
人間学アカデミー櫻田淳さんの回。安全保障の話。
そりゃそうだって話を、あらためてちゃんとしないといけないほど、
戦後の「平和」「民主主義」のイビツさが、、、。

●2010.12.05日
久しぶりにバンドの練習。
来年3月のライブにむけて練習練習。
スーパーフライの「マニュフェスト」。ストーンズみたいな雰囲気な曲だな。うん気持ちいい。
LAYLASweet Home Chicagoも、まとまってきたゾ。
深夜自宅で練習。スタジオ行くと練習したくなる。
課題はまだまだあるんだけどね。

●2010.12.06月
予定が全然ない一日。
課題の、事務所の問題や、ファックス問題、株主・私募債提供者などへの報告書(これから書くんだけどね)、ジャパニーズ・ブックダム
いろいろ細々したことを片付けられた。
悪夢の日本史編劇画家畜人ヤプー2【復刻版】
石ノ森 章太郎 監, 沼 正三 原作, シュガー 佐藤 画「劇画家畜人ヤプー2【復刻版】 」と田亀源五郎の「童地獄・父子地獄(わっぱじごく・おやこじごく)」の新刊2冊の見本出来。

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2010年9月決算は黒字を出せたので、決算賞与と社長賞を出したときの文書

2010-12-03 沢辺 均

ポットは9月末が決算、。
2010年9月の決算では約650万円の黒字を見込めた。
残念ながらその前年の決算は550万ほどの赤字決算で、一応帳消しに出来る程度の黒字にすぎない。
とはいえ、黒字は株主とスタッフと会社の貯金(内部留保)にすることにしている。なので、
1/4くらいを決算賞与と株主配当にした。

決算賞与の配分の仕方をスタッフ会議で議論。
結局、役員には決算賞与なし、スタッフに一律に配布ということになった。
ポットは、いわゆる「編集プロダクション」にあたる編集チームと、
デザインチーム、出版チーム、の3部門があり、それぞれ部門別の赤字黒字の数字もだしている。
そんなアンバランスもあるしってことで、その会議で「社長賞」をだすってことになった。
もちろん、これオレの財布からだすってことだけどね(笑)。

で、今日の会議で社長賞をだしたのだけど、そんときに、一応基本的な考えを話しておこうと思って、
短い文章にまとめた。以下がそれ。

社長賞は和田にだした。
和田くんありがとう。

────────────────────社長賞について

良いチームを作ることが、沢辺としてのポットの目標。
社長賞をつくって、良いチーム作りの重要さを忘れないでほしいので、
考えを整理しておく。

●チーム←→個人は相互に必要
良いチームが大切といっても、良い個人でなくてよいなどということではなく
当然良い個人も大切。
良いチームのためには→良い個人、のためには→良いチーム、のためには→、、、、
と循環するもの

●昔は、良い個人だけでも良いものができたけど、現代は良い個人に加えてよいチームがなければ良いものはできないと思う。
・良いもののレベルが上がっている
 先日ビラセレーナ祭で「anan」の創刊当時のふる雑誌を買ったけど、
 デザインだけ見れば、現代のデザインのレベルのほうがぜんぜん高いと思う。
 あの時代、あの技術環境、デザインなどがあまり一般に無関係だった時代に、アレを出したのだからスゴい。
 でも今はさらに良いものを出さなければ、「スゴい」にはならない。
・技術レベルがあがっているの
 写真はデジタルがあたりまえ、PSDファイル/RGBで印刷所(リップ)に渡せるようになった。
 ネットワーク、 FTPサーバ、PDFを使いこなせなければ円滑な進行ができない
 これらの技術を編集デザインの仕事のなかで、使いこなすためには、良い個人一人では無理
 ネットに強いけど、ザル校になってしまう編集者、とかいろんな良い部分(=個人)の集合でなければ実現できない

●ポットの売上げに即して
・ポットが編集制作/デザイン/出版/(ネットワークとデータベース)のセクションを持っているのは
 相乗効果を目指しているから
・ある部門の「赤字」ですら、ほんとうにその部門の赤字かどうかわからない

社長賞を出すにあたっての老婆心からかいたので、必要以上にチームの重要性を書いてしまったけど、
もちろん、良いチームのためには、良い個人がいなければできゃしない。

勉強会も引き続きやっていくけど、
・たとえば雑誌をみていても「あ、これあれの企画につかえるんじゃない?」という関心が、個人のベースに必要。
・仕事をしていく現場に現れた問題点を、普遍的な改善課題とする視点、それを共有する視点
が必要。そして、残念ながら勉強会だけではそうした一人一人の姿勢を作ることはできない。
個人に依拠する部分がまた多い。一層の奮闘を。

2010.12.03
沢辺 均

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東京プライドのゴタゴタにうんざりしたってメールを公開

2010-12-02 沢辺 均

プライドパレード(昔のレズビアン・ゲイパレード)の運営主体=東京プライド、でまたごたごたなのかな?

なぜ、↓を書いたのか経緯を説明する気も失せてる。
もとめに応じて書いたメール、公開だけしておきますぜ。

────────────────────
Aさま

●パレード中止(2〜3年前の)以降の東京プライドの「内紛」はばかばかしいばかりだと感じていました。
●臨時総会要求、あるいは過去に参加した総会でも、どこかで聞いたような「会議運営ルール」=形式ばかり気にしていて、
 滑稽だと感じていました。
●例えば、なぜ会員同士のメーリングリストがないのかも疑問。
 今回の臨時総会要求にメールアドレスを教えていいか、とか手続きの厳格化ばかりで、
 オープンな議論の場もない。あきれかえっていました。
本当にくだらないなー、と。

さてAさんの臨時総会の前倒し開催と時間延長要求についててです。
どーでもいいです。こんな形式論はもうやめるほうがいいと思います。

・そもそも、代々木公園予約できなかった、というのも、僕は知りません。
 メールマガジンで告知されていたのかもしれないけど。
 すでに予約できなかった、という事実を前提に次の対処を考えるしかないです。
 砂川代表が、ドジったとしても、他にも役員はいるはずだから、みすみす砂川代表のドジにだれも気がつかなかったわけです。
 組織全体の責任でしょう。
 仮に、砂川代表が、悪意をもってサボタージュして予約できないまま過ごした、としても
 悪意の証明は、ほとんど出来ません。その悪意をやすやすと実現させてしまう構造が、役員にあったということです。
 悪意の証明はできないですが、それが罷免に値すると思う=悪意があったと認識する人が多ければ、首にすればいい。
 いまさら詳細な説明や、「議論を尽くす」という建前の要求をしても意味は無いです。
 議論も、ある時間的な制約でやるもんで、尽くすという正論だけで運営等できません。

・収支報告に疑問があるなら、一会員として、帳簿類/証拠書類を見せてもらいに、
 日時を相談したうえに、Aさんが見に行くのがいい。
 総会などでどんなに議論したって、誰かが詳細にみるのにはかなわないですよ。

・「スポンサーからの資金回収の現状の報告を要求する」って要求するほどのものはないでしょう。
 見せて下さい、って聞きに行けばいい。
 それが拒否されるわけない。

・砂川代表の総括、速やかな報告なんていらないでしょ。
 仕事の引き継ぎなんて、一緒に仕事をする時間を作らない限り、引き継げないし、
 まあ、引き継ぎなんて建前で、ほんとは絶望的に難しいことですよね。

・そもそも、それほどやりたいわけでもないひとが、かろうじて、
 とは言っても、だかれかやんなきゃね、あたりで運営されているってのが実態なんじゃないですか。
 やりたい人が山ほどいて、厳選されたメンバーで行われているとはおもえないです。
 そんな悪い循環から早く抜け出して、やりたい人がつねにいるって状態を作るのがかだいじゃないですか?
 
とはいえ、もう遅いかも。解散したほうがいいのかもしれませんよ。

結論をいえば、現時点でAさんの臨時総会の前倒し開催と時間延長要求に賛成する気分になれない。
このことは、Aさんの会員の連絡先教えて、にくだらない「本人了解を得たものだけ」みたいな対応をした、
現執行部を支持することを意味するのではなく、どうしようもないな、どいつもコイツも、という思いを深くしただけです。

Aサンも、疑問の点があれば、帳簿とかみせてもらうように自ら行動したほうがいいと思います。

と、長々と意見を書きましたが、僕にはAさんにしかこの意見を届ける手段がない、。
つまり、会員同士意見を交換しあう場がないことに、徒労感をもちます。

せめても、とおもい、東京プライドの公表されているメールアドレスCcします。

沢辺均 2010.12.01.23時30分

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -98[2010.11.23〜2010.11.28]

2010-11-29 沢辺 均

●2010.11.23火 祝
雑用を少々片付けたぞ。

●2010.11.24水
株式会社スタジオ・ポットの2009年度決算書完成。
今日は11月生まれの五賀のj「お誕生日会(笑)」で、キルフェボンのケーキで祝う。
キルフェボンといえば、果物がイッパイ乗っかっているのがいいと思ってたけど、
チーズケーキがうまかった。
夜は版元ドットコムの組合員会議。
いつものように飲み会に流れる。今日は「ひょうたん」。

●2010.11.25木
午前中、さわやか信用金庫の担当者が来て、借金の契約。3000万円。
あ、これ借り換えだから、、、2400万円くらいはすぐなくなる。
シャチョーのオレは「当然」連帯保証人。はい、いざとなったらスッカラカンでもたりません。
出版会議。マンガのモアレ問題。
画像の校正には、ウチのプリンターでも、シナノ印刷の「白焼き」でも役に立たん。
なんでそこが曖昧になるんだ?
それから整体(均整)を受ける。
夜は、ポットチャンネル
境真良さん。オタクで、経産省の官僚。
著作権のことから始まってジャパニーズ・ブックダムのことまで
ははは、でも、聴取者最低記録をつくる(笑)。
まったく問題ないんだけどね。
NDLの柳さんも来てくれて、帰りにみんなでイッパイ。
その場で、次回ポットチャンネルには植村さんがいいよね、って話になった。

●2010.11.26金
ポット会議。
午後は横浜パシフィコの図書館総合展でパネルディスカッション。
テーマは「首都・東京の図書館再生計画 −23区の図書館を考える−
司会は糸賀雅児(慶應義塾大学教授、中央教育審議会委員)さん。
パネラーは、
新谷迪子(千代田区立千代田図書館長)と野田勉(新宿区立中央図書館長)さんと、
千野信浩(ダイヤモンド社)さん、と。
レジュメをこの日誌に書いているんでご参考に。
終わってから、水道橋で開かれている、
版元ドットコム入門:版元ドットコム経由での書店への近刊及び書誌情報提供の現状とこれから」へいく。
終わって、永井さんたちと飲んでいたら、佐藤と友人の金さんから着信履歴。
この日、去年亡くなった共通の友人=坂本幸男さんの偲ぶ会をささやかにやることになってた。
慌てて中座して、新宿へ行く。

●2010.11.27土
東京堂で
『民主党政権への伏流』刊行記念トークイベント
「政治は誰がつくっているのか─聞き手(インタビュアー)が見る政権交代」
御厨貴さん(東京大学教授)×前田和男さん(『民主党政権への伏流』著者)。
司会をやる。Ustで見れます
御厨さんには、これまで面識もなにも無かったので、
突然、玄関から出演をお願いしたのだけど、二つ返事でOKしてもらったのだ。
この本に、御厨さんを動かす力があると思っていたけど、うれしいもんだ。
終わってからの打ち上げ(前田さんの友人が主宰してくれた)には、
前田さんの同級生や「全共闘白書」グループなどが多数。
御厨さんも同席してくれたけど、大丈夫だったかな? 毒気に当てられなかったかな?

●2010.11.28日
第三書館の「流出「公安テロ情報」全データ イスラム教徒=「テロリスト」なのか? 」の注文が、
版元ドットコムに殺到。
対策などを相談するのに第三書館へ。帰りに模索舎による。
ほかに、雑用を片付けたり、鉄とすずと絵画館前のイチョウを見に行ったり。

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一年前に書いた書評○「わたしの戦後出版史」松本昌次

2010-11-29 沢辺 均

前もこの「ポットの日誌」に書いたと思うんだけど、
自分で書いた原稿やレジュメなんかはここにまとめておくことにしてるんだ。

一年前に、「d/sign」に書評を書いた。
17号に。そういえば18号がでたんで、ここに載っけておく。

書いたときはこんな酷い書評で、怒られるかと(誰から?)思ったりしたんだけど、
以外に褒めてもらったりして、、、。
面白い反応だったな。

ココから────────────────────
「わたしの戦後出版史」松本昌次(聞き手/上野明雄・鷲尾賢也)

●掲載誌
d/sign デザイン no.17  責任編集=鈴木一誌・戸田ツトム
発行=太田出版
価格=1800円+税 版型=A4判変型 ページ数=152ページ
ISBNコード=9784778311995 発売年月日2009.12.03


わたしの戦後出版史
松本昌次[著] 上野明雄・鷲尾賢也[聞き手]
発行=トランスビュー
46判上製・352頁・定価2940円(税込)
2008年8月刊行/ISBN:978-4-901510-65-3

本書は、その著者略歴によれば、「1927年、東京に生まれる。1953年、未来社に入社。以降三十数年編集者として勤め、83年退社、影書房を創設し現在に至る。関わった著者に花田清輝、埴谷雄高、丸山真男、平野謙、野間宏、杉浦明平、木下順二、山本安英、富士正晴、島尾敏雄、吉本隆明、井上光晴、橋川文三、上野英信、溝上泰子、藤田省三、廣末保、安東次男、上原専禄など。手がけた数々の名著は、そのまま戦後出版史の輝かしい軌跡を描く。」という著者・松本昌次の、出版史だ。
まったく、お気楽な本である。
すでにベルリンの壁が崩壊しているにもかかわらず、マルクス主義的な左翼気分を総括することもない。
現在の出版状況に、編集者の志がないといって、エラソーな説教をたれる。

社会全体がまだまだ貧しく、貧富の格差も圧倒的で、どう見ても偉いヤツや金持ちは信用ならんぞ、と思わざる得ない時代。
マルクス主義によれば、世界は解放されると信じられた時代。
そうした時代に青年時代を送ったのだから、松本が、全学連初代委員長の武井昭夫からの激励電報を記憶に深く残していてもまったく不思議はない。在学していた東北大学の「イールズ事件」に、関連して。
だがなー、と思わずにいられない。
2009年なんだよ、今は。ベルリンの壁が崩壊したんだよ。日本の新左翼も、社共などの旧左翼も、一部をのぞいて思想的格闘から逃れて経典に逃げ込んで衰退。現実の社会から目を背けて自滅。なんで自滅してしまったのか、なぜ普通の人たちは世界を解放するという大きな物語に共感してくれなかったのか、資本家たちが搾取して絞り上げるはずの労働者たちは、消費を楽しむようになったのか、なれたのか。本当に今、日本で、世界で、それぞれの人間たちにまとわりつく、それぞれの困難はなんなのか。
もし、丸山真男たちが戦後日本の、世界の課題に立ち向かったのならば、今、21世紀の、戦後のそれとは違った困難に格闘するのが、今も生きて発言する松本にも編集者として問われているんじゃないのかな。
ところが、本書では一貫して左翼的気分にノスタルジックにしがみついている。
相変わらず「悪い地主をやっつけろ」って、どこかに完全な悪者がいて社会をワルくしてるって発想にしがみついている。
例えば、拉致問題だ。
金日成の著作を未来社から出版している。たぶん著者買い上げのようなスタイルだったんだろう。金日成とその北朝鮮にエールを送ったのだ。
ところが、金正日が拉致を認めた。まともに考えれば大ショック、大混乱のはず。
にもかかわらず、松本は「三十六年間にわたる植民地支配とそれによる朝鮮分断の責任をとって謝罪し、日本から国交を開いていれば、現在のような『拉致問題』を始めとするこじれた事態を招かなかったことは明らかです」と、拉致=日本の侵略が原因、って書いている。
なんという思想的退廃なんだろう。たかが人間が考えついた理念・理想が、善い社会をつくるって思ってしまったことが根本的に問題だったんじゃない?
国家に変わるアイデアを提出することなくただ国家を嫌悪し、市場に変わるアイデアを提出することなく営利活動を嫌悪する、戦後の左翼思想との格闘を回避して、ノスタルジックな回顧を語りつづけたのが、この本だと思っちゃうな。

ところで、この本は多くのメディアに取り上げられている。
ノスタルジックな回顧と、頑固な左翼主義にすぎない松本を、まるで非転向で信念の編集者のように祭り上げる。
理念や信念に対する非転向などに意味があるワケはない。信念の対立こそが問題なのだ。非転向は現にその対立をますます固定的にする。信念の対立をどうやって繁多な共存のなかに解消するか、が21世紀の問題ではないか。
新聞書評では、産経・毎日・朝日・日経・北海道・山梨日日・中日・高知などなどが取り上げている。
これほど新聞書評に片っ端から取り上げられるのは、それなりの評判の本だ。
評判の本というのは、イッパイ売れているか、それほど売れてるわけじゃないけど、多くの評者を共感させてしまう本。
書店などでも見ても、それほど売れているとも思えない。版元だって、2,800円の本体価格をつけてるんだから、千部や二千部くらいでしょう、見込んでいる売上げは。紀伊國屋パブラインで売上げ実績を見たって、そのくらいだろう、って数字だ。
にもかかわらず、この掲載量。多くの評者や新聞の記者・編集者たちが共感してるのだろうね。で、そこから感じられるのは、日本のメディアは「左翼」が好き、なんですねってことだ。産経新聞まで載せてるんですよ。
これって、松本自身が本書で批判した「著者の肩書きや実績だけをたよりに判断する。いまもよくあることだけど、権威主義的で、ダメな編集会議の典型」ってのとおんなじじゃないですか。
丸山真男はスゴい、花田清輝は有名だ、吉本隆明も扱ってるぞ、だから松本はスゴいって。
印税を払えなかったっていう話も所々に出て来るが、それもこうした文脈におかれると、カネのことは考えないで、いい本をつくるんだというのが、知的レベルの高さを証明しているかのような補強の文脈におかれる。まあ当の著者たちが納得してるんだから問題ないんだろうけど、「あの人文書などで有名な○○社が丸山真男と印税でトラブル」って記事にもなりかねない話でしょ。ちなみに本書では、たとえば、「未来社じゃおカネが頼りないから、他の出版社がなんとか本を作ってくれて印税がいくらかでも入るようにならないか、と思っていました」とか「売れるか売れないかというより、いいものがどうかが出版企画の第一の基準」な風に語られている。

さて、松本は本は「志」だと言っている。
はい、この「志」ってのは私も強く賛成するところなんですね。ただ、すこしズレがある。
松本の「志」は、理念や信念、ある意味での「知」に偏っている。権力と戦うことに偏っている。まあ、まず良書というものがあって、それを経済性も無視して出版することが「志」ということのようなのである。
確かに、今日、志がむしろとてつもなく大切なものなんだと思う。
ユニクロの洋服だって、安ければいいってもんにはなってないでしょ。そこには体温を逃がさない新素材が使われるとか、カシミヤ使ってますよ、とか、ね。「いいものを安く多くの人に」ってのもリッパな「志」。
アマゾンだって、売上げ増をめざして商売してるでしょうが、少部数の本をジュンク堂よりいっぱい売っている可能性は高い。少部数=良書という見方にたてばいまや日本でイチバン良書の普及に貢献しているのはアマゾンだろう。
少数の考え方の本を大切にしてる、とも言えるのだ。
「志」は大切だ。
読者=普通の人が求める繁多なものをつくっていくということや、編集者自身の興味や関心などが、私の考える「志」なのだ。
そして、たかがそんな「志」(私の言い方で言えば興味や関心)で本を作りながら、松本の言うような、「編集者はただ本をつくっていればいいというもんじゃない。心をかけた著者と仕事をすることは、その著者とともに時代を変革する運動にみずからもかかわることなんですね」という「運動」に積極的に関わるのがいいのだ。
たとえば、ポット出版の20代の編集者でSM好きがいる。そいつが「懺悔録」という沼正三のエッセイ集を作った。そいつは次に石ノ森章太郎が書いたマンガ版の「家畜人ヤプー」を復刊させるべく作業している。多分、年内に出版できるだろう。
松本からみればまったく良書の範疇にはいらないんだろう。「志」もなにもないって見えるんじゃないかな? 
だが、「志」ってのは、多くの本好きがなるほどという良書を出すことではなく、編集者が(あるいは書き手でもあると思うんだけど)自分の興味と関心に即して、深く深く掘り下げるってことなんじゃないだろうか? (もちろん、この自分の興味と関心と同時にまた新しい本をつくるための経済性を兼ね備えなけりゃいけないんです)
そして、運動。編集者が興味や関心を深く深く掘り下げる目的地は、単に本を作るということに行き着くだけでなく、その著者と一緒にSMショーをやってみたり、SMサイトを作ってみたりといった狭い意味の本にかかわらない活動なんじゃないだろうか。そのことが「志」を共有した時代を変革する運動にもなり得て、それがまた本作りにブーメランのようにかえって来るのだと思う。だって、SMに市民権を獲得するなんて、スゴい「時代を変革する運動」じゃないですか(SMが市民権得ちゃうと面白くなくなるかもしれないけど)。

ところで、この本の登場人物の一部に妙に接触経験があるんだな、世代は違うはずなのに。
松本が最初に勤めた出版社=未来社の営業担当を一人で担っていたという小汀良久さん。
小汀さんは、未来社を退社して何年かしてから、新泉社を創業した人だけど、ポット出版が最初に発売代行をしてもらっていた径書房に「ず・ぼん 図書館とメディアの本」の発売代行を断られて、代わりに代行をお願いした人だ。
ゲラをもって、おそるおそる発売代行をお願いに行ったら、「はいよ」と二つ返事で引き受けてくれた人。
「あのー、ゲラを持ってきたんですけど」と、「あー、いい、いい」って眺めもしなかった(笑)。
NR出版協同組合や、出版流通対策協議会(流対協)などで、小零細出版社のリーダー的な人だった。
発売代行の他に、流対協の幹事を仰せつかったり、新泉社の不渡りに巻き込まれたりもした(その頃は、月末になると「5日まで○十万貸してくれ」ってよく電話がかかってきたっけ)。豪傑な感じで今でも好きな人の一人だけどね。
始めに発売代行をしてくれた径書房の創業者、原田奈翁雄さんも、山代巴の思い出のところに登場。
松本が同士のようにつきあってきた大工・庄幸司郎の月刊のミニコミは毎月購読してた。私が左翼をやってた頃。
その庄が、中野につくっていた市民運動の会議場所みたいなマンションの一室にも、なんの会議だかわすれたけど、一度行ったことがあった。
聞き手の一人、上野明雄は、ポット出版で発行している「ず・ぼん 図書館とメディアの本」に野上暁の名で、児童文学について書いてもらった。
そしてそもそもこの本を出版したトランスビューは、「出版社自身の手で書誌情報を発信しよう」という目的で始めた版元ドットコムの、役員なかま。
営業担当役員の工藤さんとは、毎月会議で同席して終わったら飲み屋に一緒にいっている。
この書評を書くと話したら、新聞や雑誌などに掲載された書評のPDFを送ってくれた(それでその書評の多さにビックリしたワケです)。
こういう具合に、世代違いでも、接触経験があると、どうも正直な気持ちを書きにくいな。だけど書いちゃった。

さて最後。
出版という仕事の意味の一つに、時を記録しておくという意味があるんだと思う。
記録があることで、戦後日本の意味などを後から追うことができるはずだから。
そういう点からいうと、この松本の「わたしの戦後出版史」は戦後日本の思想や、それに果たした出版業の役割などを振り返るときに大切な記録となっている。
だからこそ、編集、しっかりせいよ、と思わずにはいられない。
なぜ、索引がないのか? 人名索引も事項索引も書名索引も出版社名索引も欲しい。
なぜ、松本のフィルモグラフィー・全編集本一覧がないのか?
Googleブックサーチに本を送ったら全文検索できるから不要だとでも思ったんだろうか?
でも全文検索するためには、あらかじめ人名とか検索語を知っていなけりゃなんないじゃん。
月に一度は会議のあとに一緒に飲んでる工藤さんにワルいんだけど、版元にまで悪態ついちゃった。
もし松本から、出版したいんだって連絡があったなら、私もたぶん迷わず「出版させください」って言っただろうな。重要な記録の一つだと思うからだ。
だけど、売るのは難しいだろうな。
ならば印税値切るか。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -97[2010.11.10〜2010.11.22]

2010-11-22 沢辺 均

またイッパイためてしまった日誌。
というより時間がたつのが早いのだ。

●2010.11.10水
アシェット婦人画報社へ、DTPシステムの見学。inCopyを利用してる。
出版社は印刷の手前まで=つまり印刷所に入稿するデータを完成させるまで、
社内でやるべきだと思ったな、やっぱり(つまり、いまポットでやってることなんだけど)。
アシェットの挑戦はいいよ。だけど、やっぱり「人」がいた。
ただ外注集めるだけじゃできないんだな。
その後、スタジオ・ポットSD会議、
夜は「ず・ぼん」の月例編集会議。

●2010.11.11木
出版会議。そのあと整体(均整)を受ける。
夜はポットチャンネルの下関マグロさんパーソナリティーの回。
ゲストは北尾トロさん。
その後打ち上げ。
実は、雑協の実証実験の会議があったのだけれど、重なったので欠席。

●2010.11.12金
ポット会議。
あとは何やってたのか記憶(も手帳もメモも)ない。

●2010.11.13土
久々のバンド練習。スーパーフライのマニュフェストとかクラプトンのレイラとかの新曲。
レイラは、ピアノが参加してくれているので、ほぼフルバージョンでやるんだ。
伊勢佐木町ブルースを青江三奈と、クレイジードッグス(木村充揮×近藤房之助)バージョンを融合することになった。

●2010.11.14日
13時から18時までの、シノドスセミナー・飯田泰之経済学入門の講義。
アタマがつかれたけど、充実!

●2010.11.15月
午前中adobeへ行って、雑協のデジタル配信にむけてinDesignやアクロバット=PDFの機能などで質問したり、
意見交換したり。
「段落スタイルなど、DTP段階でテキストへの属性を設定しておかないと、inDesignを使った電子化のときにもよけいな手間が増えるってことですよね?」と聞いたら、そうなんだって膝たたいてた。
adobeでも何度も段落スタイル活用キャンペーンみたいなことをやっているけど、普及していないよう、だって。
うん、オレの考えてたポイント、ハズしてないぞってのが、感想。
午後はボイジャーが来て、新しいビュワーvoyagerbook、新しいショッピングモールvoyager storeの報告、説明、提案など。
萩野社長も一緒について来たんで、おしゃべりが弾んでしまったぞ。

●2010.11.16火
午前中はマンション管理組合。
マンションのエントランスに軽自動車屋台の弁当屋、週一の出張八百屋、を誘致できないか、と提案。
他の理事は賛成なんだけど、肝心な弁当屋、八百屋にコネなし。誰か紹介してちょうだいな。
午後は、深沢さんと「暮しの手帖社」へ、雑協の雑誌デジタル配信実証実験のためのサポート。
夜は、デザイナー鈴木一誌さんが編集してる「d/sign」(太田出版)の打ち上げで、
神楽坂のイタめし屋。ポットの山田、大田と一緒。
この本(というか雑誌というか)、スゲー良いよ。ぜひ買うべしですね。
鈴木さんの「ページネーションのための基本マニュアル」のPDF、.book版は無料で公開してるよ。
デザイン、出版、電子書籍の3つに関心のある人なら。
23時半までで、ベロベロ組も出る。

●2010.11.17水
昼は何してたんだか?
夜は、NDLのYさんが言い出しっぺでやってる「出版コンテンツ研」の会議。
来年は権利処理(もちろんより利用しやすくするためですよ)が課題だねって思った。
終わってカレー屋で飲み会。

●2010.11.18木
月例の出版会議。整体(均整)を受けて、夕方からポットチャンネル
パーソナリティーは掟ポルシェさん。ゲストは童貞の山口デザイナー。
最初から爆笑。突っ走る。終わって飲み会。

●2010.11.19金
第一回 次世代書誌情報共通化検討会議 近刊情報検討小委員会に出席。
小委員会だと一回会議に出席すると22,222円、交通費と日当がでるんだそうだ。
会社に入れると事務処理が面倒なようなので、個人口座=つまりオレのカネになるのだ。
会社のスタッフにオゴルか? ならフランス料理のル・ゴロワかな。
戻って来てポット会議。
代々木のBにもいったぞ。

●2010.11.20土
午前中、問題発生のメールあり。
午後は中央区立京橋図書館で創立100周年記念のシンポジウムのパネラー。
常世田良さんがメインの講義をして、その後ディスカッション。
帰りに常世田さんをメシに誘ったけど、そのまま大阪だそうでアッサリ振られた。
この日は毎月第三土曜に開かれている近所のスナックベラミでのセッションナイト。
片付けなきゃって仕事があって欠席したけど、チンピラーズの爆発で盛り上がったとのメールあり。
次回は12月18日土曜、19時すぎあたりから開かれる。だれか一緒しませんか?
楽器持って来ても、空身でもOKだよ。2000円飲み放題で、食べ物持ち込み放題。

●2010.11.21日
NPOげんきな図書館で受託した渋谷区立こもれび大和田図書館のオープン。13時に開く。
渋谷駅から徒歩5分。
昼頃から顔出して、夕方まで。人が多かった。1200人を越えたようだ。
快調な滑り出し。
このオープニングで、シノドスセミナー飯田泰之さんの経済学入門2回目を欠席してしまう。残念。
前日わかった問題は、なんとか解決できたようだ。

2010.11.22月
連休の谷間、ポットは「統一有休日」にしてるんだけど、
ここ1〜2ヶ月の大忙し・激動期のために、ほとんどのスタッフが出社してる。
オレも、普通に10時半ころ出勤。
午前中には請負仕事のサイト担当者と、サイト原稿やら、テキストのフォーマットなどの打ち合わせ。
近刊情報センターのウエブのデザインやらサイトマップやら、図書館総合展のレジュメやら。
そしてこのためた日誌下記に約50分もかけてしまった。

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11/26(金)図書館総合展・学術情報オープンサミット「首都・東京の図書館再生計画」のレジュメ

2010-11-22 沢辺 均

糸賀さんに脅されて(笑)、必死に書き上げた。
まずは日誌で公開しておきます。

図書館総合展・学術情報オープンサミットの
首都・東京の図書館再生計画 −23区の図書館を考える−第9会場(第12回), 公共図書館関係者向け, 一般向け
のウエブ情報はコチラ

それにしても、図書館総合展のサイトはわかりづらい上に、情報が薄いな。
図書館総合展がコレじゃまずいなー。

ココから────────────────────
図書館総合展・学術情報オープンサミット 2010-11-26 15:30〜17:00
首都・東京の図書館再生計画 −23区の図書館を考える

●自己紹介
沢辺 均(ポット出版=(株)スタジオ・ポット)
・1956年生/東京生まれ
・ポット出版で『ず・ぼん(図書館とメディアの本)』のほか、図書館関連の本なども発行。年間20点、既刊約160点。
・版元ドットコム/JPO近刊情報センター/国立国会図書館全文テキスト化実証実験/雑誌協会雑誌デジタル化実証実験などに参加。
・NPOげんきな図書館理事(中野区 東中野図書館/江古田図書館 渋谷区 代々木図書館/こもれび大和田図書館を受託)
・20代で地方公務員を経験(渋谷区事務職、図書館勤務経験はなし)

●23区の公立図書館の現状と問題点の指摘(1人3点づつ)
日本の図書館は、23区でも全国でも、おおむね好評で、それなりにまわっている(住民に認知が高く好評な公立施設=タダ・低料金で近くにある余暇の施設が好評)
地域図書館の現場を見ていると、調べもの・レファレンスというより、タダで本を借りる場所/落ち着いて勉強+仕事をする場所、として使われているのではないかと思う
それはそれでよいと思う。図書館を運営している人、公共団体で働く人が現状維持で満足ならそれも、ヨシ、だと思っている。
利用者はそれで満足しているように見えるからだ。

ただ、
・人財はどんどん減っているいるように思える。
 正規職員は、図書館プロパーを育てられていない。団塊世代以降はどんどんへるのではないか? 「不良」職員問題もあるし、同僚職員、後輩職員を育てられていないのではないか
 委託現場でも、同じような問題を抱えていると思う。給料の問題もある(ただし、アルバイト時給ですませてよい仕事も図書館にはあると思う。カウンターでニーズを知るは教条主義)
・せっかく「民間の力を活用」といって委託・指定管理化しても、正規職員が権限を持ったままで、ただの低賃金導入だけのために使われているだけ。もったいない。
・ネットワークへの無知が著しい。岡崎市立図書館の問題/図書館のサイトから新しいサービスは生まれていない

●23区の図書館再生の可能性とその方法(処方箋)(1人3点以内づつ)
前提=現状の図書館だって充分その機能を果たしてると思う。
 みんなで悪いとこ探しまわるのはもうヤメたいと思っている。
 ただし
  書籍の年間販売冊数とほぼ同じだけの本を貸し出しているのもどうかと思うし、
  寄付要請にベストセラーを並べるのも品がないと思う。
  出版産業がなければ図書館のネタはないのだから
 という点は気になる。

・たった一人からの出発を応援する。
 面白い図書館には、面白い人がいる。古いタイプでも、新しいタイプでも
・たった一人からの出発はネットを活用する人から生まれてくる気がする。
 たとえばEnju。リスクや入札などのシステムのまえで、公共図書館で広がっていない。(むしろNDL、企業図書館での実績が先行)
・安上がりでない委託や指定管理にも可能性はあると思う。その場合、公設民営のように権限の一定期間の委譲、広域化が必要だと思う。

●以下はオマケ

○東京23区の特
・人口密度が高く、近隣に住民・仕事場があって、利用者・貸し出しはそれなりにおおい
・もともと正規職員は図書館採用でなく(特別区人事委員会に司書・図書館員採用がない)、事務職員=区役所内事務職場すべてに移動する
・民間委託・指定管理がすすんでいる。それでも図書館は大きな問題もなく回っている。

 貸出し1冊に使っている年間資料費 43.5円/43円(23区/全国)
 人口1人あたりの資料費 352円/210円(23区は全国にたいして一人あたり168%資料費をかけている)
 人口1人当たりの貸出し冊数 8.08冊/5.29冊(23区は全国より153%貸出しが多い)

○図書館はどれだけ本を買っているのか
(ポット出版サイト 「ポットの日誌」図書館はどれだけ本を買ってるか/貸してるのか 2010/07/07 沢辺均)

 2007年の数字だけど
・雑誌と書籍の実売金額は 2兆1983億円
(「出版年鑑 2008」出版ニュース社)
・図書館資料費決算額は 309億円
(「日本の図書館」日本図書館協会)
で 309億÷2兆1983億円で割ると、1.4% になる。

つまり、図書館は出版物の売上げのうち1.4%のお客さんなのだ。
ちなみに、1982年は、同様の計算で0.9%なので、「貢献度」は増えている。

○図書館はどれだけ本を貸しているのか
同じく2007年の数字だけど
・雑誌と書籍の推定販売部数は 33億6811万冊
(「出版指標年鑑 2009」出版科学研究所)
・図書館の貸出し冊数は 6億7496万冊
(「日本の図書館」日本図書館協会)
で、6億7496万冊÷33億6811万冊で割ると、20%

・33億6811万冊の推定販売部数は
書籍 7億5千万冊 雑誌26億1千万冊。

図書館は書籍も雑誌も貸しているわけだけど、
仮に、貸しているのは、ほとんどが書籍だ、
と考えれば、出版社が売っている書籍の部数の 90%くらい売って貸し出していることになる

だけど、日本図書館協会の調査には、貸出し冊数のうち書籍と雑誌の比率はみつからない。

とまあ、およその数字は押さえておこう、かと。

ココまで────────────────────

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JPO近刊情報センター説明会(東京+大阪会場)のご案内

2010-11-17 沢辺 均

JPOで進めている近刊情報センターの説明会。

出版社が登録した近刊情報を書店や取次に提供し事前予約や広報宣伝に役立ててもらおうというものです。
来春の立ち上げを目指して実験を開始しており、
既にアマゾン・紀伊國屋書店・丸善・大学生協事業連合・NET21・本屋の村・トーハン(図書館)などが実験に参加、
TRC・bk1・楽天・ジュンク(HON)・有隣堂・旭屋書店・CCCなども話し合いの場に参加してます。

版元ドットコムは、会員社の近刊情報をまとめて「近刊情報センター」に送り始ている。
つまり、版元ドットコムにきちんと登録すれば、「近刊情報センター」経由で各書店・取次に
近刊情報を送ることができるようになるわけ。

出版社では、現在、講談社、小学館、集英社、版元ドットコム、筑摩書房などが送信を始てるし、
アマゾンは事前予約に生かしてる。

この取組みのJPOの説明会が↓です。
また、版元ドットコムの勉強会も11月26日(金)18時からやります。
どちらもおすすめだけど、個人的には、版元ドットコムの勉強会かな?
特に会員・会友以外の参加もオープンなんで、業界関係者以外でもOK。

ということでJPOのプレスリリースと、版元ドットコム勉強会の要項を↓に出しておきます

──────────────────────────────
関係者 各位
2010年11月吉日
一般社団法人日本出版インフラセンター

JPO近刊情報センター説明会(東京会場)のご案内

総務省委託事業「次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備」の一環として

日本出版インフラセンター(JPO)では、出版物の近刊情報に関する基盤を構築し、近刊情報の容易かつ迅速な入手および書店等への提供を目的とした近刊書誌情報の集配信とその標準的な運用を行うためのセンターの設立について検討を進めてまいりました。
このたび、日本書籍出版協会と協力し、総務省の委託事業として「次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備」プロジェクトを進めることが承認されましたが、そのプロジェクトの一環として、近刊情報の集配信システムを立上げ、これをできるだけ多くの出版社、取次、書店が利用できるようなものに仕上げるための実証実験を行うことになりました。
出版業界の多くの企業がこの近刊情報データ交換システムを活用して、売上を伸ばし、また業界最大の課題である返品を減らすことに役立てていただければと考えています。
このたびシステム準備が整いましたので、業界各位のご意見を伺いたく説明会を開催いたします。出版社・書店それぞれのシステムについてデモンストレーションも行ないますので、ぜひともご出席のほどよろしくお願いいたします。

(記)
◎日時  12月7日(火)14:00~16:00
◎場所  日本出版クラブ会館 3階
◎地図  http://www.shuppan-club.jp/map.html
◎参加申込み先  日本出版インフラセンター事務局
  ・Eメールアドレス  mail@jpo.or.jp
  ・FAX番号 03-3267-2304
以上

関係者 各位
2010年11月吉日
一般社団法人日本出版インフラセンター

JPO近刊情報センター説明会(関西会場)のご案内

総務省委託事業「次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備」の一環として

日本出版インフラセンター(JPO)では、出版物の近刊情報に関する基盤を構築し、近刊情報の容易かつ迅速な入手および書店等への提供を目的とした近刊書誌情報の集配信とその標準的な運用を行うためのセンターの設立について検討を進めてまいりました。
このたび、日本書籍出版協会と協力し、総務省の委託事業として「次世代書誌情報の共通化に向けた環境整備」プロジェクトを進めることが承認されましたが、そのプロジェクトの一環として、近刊情報の集配信システムを立上げ、これをできるだけ多くの出版社、取次、書店が利用できるようなものに仕上げるための実証実験を行うことになりました。
出版業界の多くの企業がこの近刊情報データ交換システムを活用して、売上を伸ばし、また業界最大の課題である返品を減らすことに役立てていただければと考えています。
このたびシステム準備が整いましたので、業界各位のご意見を伺いたく説明会を開催いたします。出版社・書店それぞれのシステムについてデモンストレーションも行ないますので、ぜひともご出席のほどよろしくお願いいたします。

参加ご希望の方は、別紙申込書にご記入の上お申込みいただきますようお願いします。
なお、会場の都合により先着80名様とさせていただきます。

(記)
◎日時  12月9日(木)14:00~16:00
◎場所  大阪市 中央公会堂大会議室 (北区中之島1-1-27)
◎地図  http://osaka-chuokokaido.jp/access/index.html
◎参加申込み先  日本出版インフラセンター事務局
  ・Eメールアドレス  mail@jpo.or.jp
  ・FAX番号 03-3267-2304
  ・電話番号  03-5261-0539

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●日時
11月26日(金)18時から

●場所
会議室内海 2階教室
東京都千代田区三崎町3-6-15

http://www.kaigishitsu.co.jp/access/

●講師
永井祥一さん(JPO)
浴野英生さん(JPO)
日高崇(版元ドットコム事務局長)

●会費
会員・会友:無料
それ以外の参加者:500円

●お申し込み
下記専用申し込みフォームにてお申し込みください

http://bit.ly/cwZSMB

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※今回の勉強会は会員・会友以外の方もご参加いただけますので、お知り合いも
どうぞお誘い下さい。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -96[2010.11.08〜2010.11.9]

2010-11-09 沢辺 均

●2010.11.08月
午前中は通販サイトのことで打ち合わせ。3時間。
午後は、石川くん(哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ)が来て打ち合わせ。
これからのことなんかを相談。
石川くんの新著ももらった、ぞ。
 書名●ニーチェはこう考えた
 著●石川輝吉
 発行●筑摩書房
 定価●780円+税
それから、国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験」につて、●社の人が来て情報交換。
仲俣暁生編集長の「マガジン航」の原稿がアップされた。
Googleに頼らず日本語書籍の全文検索を
ジャパニーズ・ブックダム、国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験」の関係とか。
今日から昔、ポットにいたデザイナー・塩井が助っ人にきてくれた。

●2010.11.09火
久々に、一日中予定の無い日。
やりかけのこと、やりたいと思っていたこと、アタマの中、などを整理。
机は整理できんかった。
突然思い出して、げんきな図書館で受託した「こもれび大和田図書館」に行く。
ケーキをおみやげに。16時をすぎたころだったんだけど、研修中。
Twitterをまだ始ていなかった。コラ!とカツをいれた。
帰りにこんどはポット用にケーキを買って帰社。
じっくり一日片付けられたので、やりたいやりたいと思っていた社内研修もメールで告知。
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いそがしいので、開催は年内目標。

テキストは
組む。 – InDesignでつくる、美しい文字組版 [単行本]

・初級編 参加対象全員 講師沢辺 1時間
・上級編 デザインチーム+希望者 講師山田 2-3回×1時間

参加対象(除外者)
小久保は育休で休んでるうちに忘れてしまうだろうし、12月になりそうなキモするので参加しなくてもよし。
大脇は、アルバイト(ポットの社員教育対象外)なので、塩井は助っ人で、対象外。
 ただし、参加したければ、日報で休憩時間にして参加しても良い。
 参加希望の場合は、11/10木中に希望をだすこと。連絡なければ希望なしとする。

テキスト
 自主研修費(3000円)で、必ず買うこと。
 一端自費で支払い、自主研修費で清算する
 大原が集約して、Jstylebookで注文するように。
 大脇の連絡、すでに持っている人などをカウントして、今週中に注文だすように。

その次の研修は、ページネーションマニュアルを予定。
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那須の女友達(オイラも会ったことある)が、0歳と2歳の娘を連れて遊びにくる。
小久保(1月出産予定)に肌着のお古の受け渡し交渉も成立。
鉄とすずと、娘たち(2歳ははじめ怖がってたけど)との写真とったり。

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