2009-09-14

お部屋1954/唐沢俊一の肩書き

荒井さんが瀬戸弘幸を「本物のブラックジャーナリスト」と断定。

私はここまではっきりと書いてはいないわけですが、その可能性が非常に高いと思っています。

暴力団を背景に企業を脅して本や原稿を買い取らせる。高額な新聞を購読させる。そういった裏稼業を続けていればよかったものを、表舞台に出てきてしまったのが瀬戸弘幸の誤算です。

事実かどうかはたいした問題ではなく、嫌がらせができればいいブラックジャーナリストの体質がとことん身に付いているため、ガセにすぐに飛びつく。それ以上に、瀬戸弘幸以上に検証能力のない人たちがそれを鵜呑みにして大騒ぎをする。

これが、この1年の真相でしょうが、なぜブラック瀬戸が、表舞台に出てきたのか。これがなお私にはわからない。

インターネットを使ってより効率のいいブラック稼業をやろうとしたら、支持してくれる人たちが出てきてしまって、「オレさまったら、ジャーナリストとしてやっていけるのかも」と勘違いしたのでありましょうか。

このことを見極めるためにも、これ以降は、瀬戸弘幸の商売について具体的に見ていこうと思っているのですが、瀬戸弘幸が書いたものに目を通すのにちょっと時間がかかるので、もうしばらくお待ちください。

その前に、久々に唐沢俊一のことを書いておくとしましょう。
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2009-09-11

お部屋1953/国会議員の乳首

昨日、ある出版社から、「田中美絵子について情報をもっていないか」との問い合わせがありました。風俗ライターってことで、知っているのではないかと思ったのでしょう。

「日本で初めてヌードを公開したことのある女性議員が誕生したことを歓迎する趣旨の記事だったら協力する」と伝えたところ、「そうするつもりです」とのこと。でも、なんの情報をもっていないです。残念でした。

搭乗員をやりながら、アルバイトでライターをやったり、映画に出ていただけで、それほど活動をしていたわけではないんでしょう、おそらく。

これに対して、「週刊文春」9月17日号は、わさわざ乳首写真までを公開して、「経歴をきちんと明かした上で、有権者に信を問うべきではなかったか」と書いています。面白い考えです。立候補者はバイト歴まですべて明らかにしなきゃいけないらしい。無署名の記事ですが、これを書いたライターは「草の根」と同レベルです。

こういう一文を添えてヌード写真まで掲載することに意義があるかのように見せかけたいのでしょうが、「国会議員のエロ写真を出せば下世話な好きな読者が飛びついて、雑誌が売れて金儲けができる」という意図をきちんと明かした上で、雑誌を出すべきではないんかな。
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お部屋1952/創価学会を嫌う理由 3

「いかに私は創価学会が嫌いか」を延々と書いていこうと思ったのですが、やめました。

ここまでのおさらいをしつつ、今回でこの一連の話は終わりにします。

前々回書いたように、このシリーズは、「私は何故東村山の問題に関与したのか」を説明し、「創価学会は嫌い」という個人の事情をも説明しつつ、「創価学会であろうとも、その信者を拒絶することはなく、連携できるところでは連携する」という結論になる予定でした。

しかしながら、私が「創価学会は嫌い」という前提をりゅうさんが受け入れてくれなかったため、「だったら、どんだけ嫌いか、とことんわからせてやろうじゃねえか」ということになったわけです。りゅうさんによって嫌いになったわけではなくて、もともと嫌いですから、それを表明するだけのこと。

暇つぶしとして、あるいは仕事として、おそらく今まで百を超える信仰宗教系の団体とコンタクトをとったことがあると思いますが、いつだって最初は警戒心から始まります。その緊張感が宗教団体巡りの醍醐味だったりもします。異文化と接触するのが楽しい。海外旅行をするようなもんです。
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2009-09-10

お部屋1951/創価学会を嫌う理由 2

りゅうさんは慌てて謝罪していますが、あの回について撤回しようが、訂正しようが、創価学会への評価が変わるはずもなく、その評価を裏切ることのないことをりゅうさんは書いていただけのことです。撤回などせず、そのまま晒しておいていただきたい。

とは言え、謝罪したことについて深追いするのは私の流儀に合わないので、あの回についてはもう触れないとしましょう。しかし、私が創価学会に感じている特性は、りゅうさんがこれまで書いていたことにも見られますので、それを指摘しつつ、このまま話を続けます。

矢野穂積・朝木直子著『東村山の闇』を読んだ直後に、私はこんなことを書いています

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学会はなぜこんな本を放置しているのでしょう。

その辺の事情を探ってみました。どこに探りを入れたかは内緒です。ワハハ本舗じゃないですよ。

学会としては、かつてさんざんこの問題を批判し、法廷でも彼らの主張に根拠などないことを明らかにしてきました。事実、裁判では圧勝しており、反学会メディアたる「週刊新潮」でさえも、もはや「学会の陰謀だ」なんてことは書けない状態です。
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2009-09-09

お部屋1950/創価学会を嫌う理由 1

※すいません、なぜか間違って、この回に次の回を上書きしてしまったようです。元の文章を復帰させました。9月9日の杉山真大さんのコメント以降は次の回につけられたものです。
 
 
「1949/宗教への嫌悪感が生ずる条件」の続きです。

このシリーズは、りゅうさんが書いていたことに呼応して、なぜ「草の根」を批判することになったのか、また、なぜ批判し続けているのかを説明するものなのですが、同時に、「創価学会の弁護をしたいなんて微塵も思っていないので、勘違いしないように」と表明しておく意図もあります。

これはりゅうさんに対してというよりも、「松沢は創価学会の信者なのか」「創価学会を擁護しているのか」などと疑う連中に対する牽制の意味でもあります。時々やっておかないと、必ずそういうヤツらが出てくるものですから。

私は創価学会がでえ嫌いであり、そんな教団を弁護をする気は毛頭なく、あくまで私は「草の根」や瀬戸弘幸らを批判しているだけのことであり、そのデマぶりを指弾しているだけのことです。その個人の事情を前回説明し、その上で、「だからと言って、創価学会員の発言を頭ごなしに否定するわけはなく、人として信頼できないわけもなく、創価学会の行動を全否定するようなわけはない」という話に進む予定でした。

しかし、りゅうさんは、私が「私」という主語で吐露した内面さえも認められないらしい。

りゅうさんは私が書いたことに対して、「なるべく控えめに」と言いつつ、こんなことを書いています

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でもって、宗教が政治に関わるとなぜ嫌悪感が生ずるのか・・・ということの結論は・・・「宗教ですから」。ヾ(-д-;)
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2009-09-06

お部屋1949/宗教への嫌悪感が生ずる条件

しばらく間があいてしまいましたが、「modernfreaks」でのインタビュー連載が再開しました。今回以降は、「黒子の部屋」では未公開です。
 
 
では、「1947/風俗ライターという前職」「1948/『草の根』にこだわるワケ」の続きです。

りゅうさんは9月1日付けのエントリーで、こうも書いています。

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それまで、東村山事件ブロガーの方々は、基本、簡単に言うと「創価もカルトだが、ゼリの根もカルトだ!」という主張の基本路線があったように思います。

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これだとまるで相手を「カルト」と呼べば批判した気になる「ゼリの根」の連中みたいですが、表現はともあれ、私を含め、「草の根」や瀬戸弘幸を批判するプロガーの中に、どちらにも批判的である人たちが少なくないのは事実でしょう。

どう批判的なのか、どの程度批判的なのかは当然人によって違っていて、私について言えば、この2年間で少しずつ変化してきたようにも感じています。

もっとも変わったのは、世の中に流れている反創価の言論の中に、デマの類いが混じっていることを強く認識するようになったことです。「草の根」の言うこと、ゼリーグルーブの言うことはもちろんのことながら、乙骨正生や段勲といった連中の言うことにもいちいち眉に唾をつける癖がつきました。さすがに「草の根」や瀬戸弘幸たちと行動をともにできるだけのことはあって、この人たちもまた根拠のないデマを平気で流せる人物だと断じてかまわないでしょう。
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2009-09-05

お部屋1948/「草の根」にこだわるワケ【追記あり】

「1947/風俗ライターという前職 」の続きです。

2年もの間、「草の根」にこだわり続けているのは、人一倍正義感が強いとか、平気で嘘をつく人が許せないとか、責任感が強くて、ひとたびやり出したことを放り出せないとか、暇で暇でしょうがないとか、人によってそれぞれ事情はありましょうが、薄井市議の問題で、ああも「草の根」に対する反発が起きたのですから、その中から、4人や5人は、批判を継続するのが残るのは、そうおかしなことではないでしょう。

動機はさまざまにしても、「草の根」はひとたび興味を抱くと、怒りが次々と湧いてきます。いかに今までデタラメをやり続けてきたのかってことです。

例えば、私の場合は、たまたまラジオ関係の知り合いが多いこともあって、「草の根」が関わるコミュニティ放送「多摩レイクサイドFM」の悪い評判を知ることもできました。この悪い評判もまた創価学会とはまったく関係がない。著作権料の支払いをごねているだけでも、そりゃ、悪い評判が出るでしょう。

あるいは、朝木直子がお祓いをするために神社に訪れていたことをたまたま知るなど、面白い情報が次々入ってきたことも、なかなかここから離れられなかった理由です。「こんなことをいつまでもやっていたくない」との思いはつねにありつつ。
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2009-09-04

お部屋1947/風俗ライターという前職

瀬戸弘幸の話に戻る前に、この二年について、何回かにわたって書いておくことにしました。

「りゅうオピニオン」の9月1日のエントリーにこうあります。

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東村山ブロガーの方々が、それぞれ何を契機に、どんな感情を持って戦っているのか・・・いまだにほとんど把握できていないのが現状です。

ただ、「あれ? 東村山事件で学会員じゃない人たちが戦ってる。なんでだろ??」という驚きの感情を強く覚えました。

東村山事件以外で、このような現象は起こっていません。

これは、矢野市議という特異な人格、パーソナリティーの持ち主が事件の中心にいた故に起こった現象でしょう。

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十分ではないながら、経緯を見ていたりゅうさんでさえも、ワシらがどうしてこうもこの問題にこだわっているのか、よくわからないのですね。私も他の人のことはよくわからないのですが、私の事情を当事者から説明しておきます。ここまで書いたことを読み返していただければいいのですが、二年間のことをすべて読むのは大変ですし、これはりゅうさんだけのことではないでしょうから、最近、「草の根」に関心を抱いた人たちにとっても、説明しておく意義がありそうです。
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