エロスの原風景 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史

発行:ポット出版
松沢 呉一 著
定価:2,800円 + 税
ISBN978-4-7808-0126-2 C0095
A5判 / 168ページ /上製・函入
[2009年07月刊行]
印刷・製本●シナノ印刷株式会社
ブックデザイン 小久保由美
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内容紹介

エロ本は遠からず消えると言っていい。そんな時代だからこそ、こんな本を出す意義もあるだろう──
(「はじめに」より)

●『実話ナックルズ』(ミリオン出版)で2004年より現在も続く、日本エロ出版史を網羅する長期連載の単行本第1巻。(追記・2010年2月に連載終了)

●稀代のエロ本蒐集家である著者松沢呉一所蔵の膨大な資料の中から、エロ本173冊、図版354点をフルカラーで掲載。

●読み物としてだけでなく、顧みられることのなかったエロ表現史の概観を辿る、資料性の高い一冊。

●大幅加筆に、連載時には掲載されなかった資料も掲載。

目次

はじめに

01◎カストリ雑誌──敗戦直後の日本に咲いた徒花
02◎吉原細見──江戸時代に生まれた風俗誌の原型
03◎自販機本──70年代後半、男たちは深夜自販機を目指した
04◎ノーパン喫茶──新時代の性風俗がここから始まった
05◎フレンチ・ポストカード──溜息が出るほど美しい印刷物
06◎実話誌──戦前に起きた第一次暴露雑誌ブーム
07◎夫婦生活──昭和20年代後半を代表する性生活読本
08◎グラビア印刷──エロ雑誌界を飛躍的に発展させた新技術
09◎エログッズ通販──今も変わらぬ騙しの伝統芸
10◎元祖トルコ風呂とは──定説を覆すソープランド史
11◎ホモアルバム──世の中から消滅しつつある貴重な資料
12◎スカトロ本──ビニ本がもたらしたウンコ愛好家の黄金時代
13◎変態資料──発禁本を出し続けたエロ出版の巨人・梅原北明
14◎漫画讀本──文藝春秋から発行されたユーモア溢れるエロ雑誌
15◎オッパイ小僧──日本初の巨乳アイドル川口初子
16◎地下本──戦前、戦後にひっそりと流通された裏本
17◎性学雑誌──巧妙にカモフラージュされた学術エロ雑誌
18◎創文社グループ──〝ニセモノ〟だから持ち得た特異な魅力
19◎絵はがき──コロタイプ印刷の導入で大流行した新メディア

あとがき
プロフィール
掲載誌書誌データ

著者プロフィール

松沢 呉一(マツザワ クレイチ)

「実話ナックルズ」(ミリオン出版)「スナイパーEVE」(ワイレア出版)「お尻倶楽部」(三和出版)などで連載するかたわら、有料メルマガ「マッツ・ザ・ワールド」を毎月、原稿用紙換算で500枚から1000枚程度配信している。

【松沢呉一全著作】※2009.5.21現在。品切れ、絶版のものも含む。

「DVD 嗚呼、涙のハードコアお笑い劇場」(監修)……ワイレア出版/2008.11/¥1,886
『風俗お作法』……しょういん/2008.09/¥1,500
『英語で新宿二丁目を紹介する本』(監修)……ポット出版/2008.05/¥1,600
『ポルノグラフィ防衛論』(監修)……ポット出版/2007.10/¥3,400
『熟女の旅』……ちくま文庫/2005.02/¥780
『セックス・フォー・セール』(監修)……ポット出版/2004.08/¥3,200
『60分ロマンス』……ポット出版/2004.07/¥1,700
『風俗見聞録』……ポット出版/2003.12/¥1,800
『ぐろぐろ』……ちくま文庫/2003.12/¥740
『風俗ゼミナール 上級・お客編』……ポット出版/2003.05/¥1,500
『ワタシが決めた〈2〉』(編)……ポット出版/2003.03/¥2,200
『エロ街道をゆく 横町の性科学』……ちくま文庫/2003.02/¥780
『風俗ゼミナール 上級・女の子編』……ポット出版/2002.06/¥1,700
『「オカマ」は差別か『週刊金曜日』の「差別表現」事件』(共著)……ポット出版/2002.02/¥1,500
『風俗体験ルポ漫画 亀吉が行く!』(共著)……ポット出版/2001.07/¥1,600
『風俗ゼミナール 女の子編』……ポット出版/2001.04/¥1,700
『風俗ゼミナール お客編』……ポット出版/2001.04/¥1,700
『魔羅の肖像』……新潮OH!文庫/2000.12/¥771
『ワタシが決めた』(編)……ポット出版/2000.10/¥1,800
『風俗就職読本』……徳間文庫/2000.02/¥629
『売る売らないはワタシが決める─売春肯定宣言』(編著)……ポット出版/200.01/¥1,900
『ポップ・カルチャー』(共著)……毎日新聞社/1999.04/¥1,400
『糞尿タン』……青林堂/1999.04/¥1,300
『恐怖の大玉』……ポット出版/1999.01/¥1,600
『えろえろ』……ポット出版/1998.10/¥1,600
『大エロ捜査網』……青弓社/1998.10/¥1,600
『エロ街道五十三次』……青弓社/1998.06/¥1,600
『教科書が教えない小林よしのり』……LOFT BOOKS/1997.11/¥1,429
『松沢堂の冒険 鬼と蠅叩き』……翔泳社/1995.08/¥1,600
『新宗教の素敵な神々 日本各地の神様訪問ルポ』……マガジンハウス/1995.04/¥750
『ウンゲロ─puris』(共編著)……シンコー・ミュージック/1990.10/¥1,286

◎ポット出版ウェブサイトの『エロスの原風景』特集コーナーはこちら
松沢呉一『エロスの原風景』


この本への反応

  1. [...] やっと次の単行本『エロスの原風景』の作業が終わりましたが、締切が溜まっているため、今回は軽く書いておきます。次々と動きが起きるために、早くもネタとして古くなってしまった感もありますが。 [...]

  2. [...] 近刊『エロスの原風景 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史』(著●松沢

  3. [...] 間もなく新刊『エロスの原風景』が出ます。その宣伝をかねて、今回と次回は橋本玉泉さんが書いていた印税についての補足をしておきます。試しにネットで検索してみたのですが、印税について細かく、かつ正確に書かれたものが意外に少なかったものですから。 [...]

  4. [...] それが新刊『エロスの原風景』です。 [...]

  5. [...] 新刊『エロスの原風景』(著●松沢呉一)の発売予定日を、2009年6月17日(水)から2009年6月25日(木)に変更いたします。申し訳ありません。 [...]

  6. [...] 稀代のエロ本蒐集家、松沢呉一による『エロスの原風景』がついに完成しました。 ものすごくざっくり言うと、江戸時代に発行された風俗誌の原型『吉原細見』〜戦後のカストリ誌〜昭和50年代後半の自販機本まで、「日本のエロ出版史」を概観する資料性の高い一冊です。 [...]

  7. 手に入れました。面白いです!
    第2巻も早く出して下さいね!!!

  8. コタケさま

    コメントありがとうございます。ポット出版の尹(ゆん)と申します。

    『エロスの原風景』のご購入ありがとうございます。
    第2巻が出せるように、頑張って売っていきたいと思います!
    ぜひお知り合いにお勧めいただけたら幸いです。

    今後ともポット出版をどうぞよろしくお願いします。

  9. [...] 『エロスの原風景』を、紹介しているウェブサイトを紹介します。 [...]

  10. [...] 7月の新刊、『エロスの原風景』を紹介しているウェブサイトを紹介します。 [...]

  11. [...] 2009.7.12(日) ◎忘れたい。この日がなければもう少し満足に終われたのに。 ◎長崎出版さんが準備してくれた犬の着ぐるみでついに着ぐるみデビュー。前日はまどか出版のMさんが大暴れ。負けてはいられない。 ◎仮説社さんのイベント前にアクティブ且つアグレッシブに活動。子どもたちの人気者になる。一部怖がられた。仮説社のWさんが3択問題を出していたので、「C.その他」で全力で手を上げたら、「ではどういう理由でしょう?」と言われ、喋る訳にもいかず、とりあえずパンチしてパンチしてみたら、誰かが「気合いだー!」と補足してくれた。ありがとうございます。 ◎ダイエットにぴったりの着ぐるみ。汗だくだくでした。でも楽しい。転職するならコレだな(無理) ◎この日も友人がほかの友達を連れて来てくれた。『懺悔録』を買ってくれた。ありがとう。 ◎モニタだけ先にポットに返却するため、ついでにポットの備品で不要なものをガンガン準備。コレで万全。 ◎この日のポットイベントは『「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史』(松沢呉一氏)。明らかに聴衆が今までと違う。イベント効果で『エロスの原風景』の売り上げは上々ながら、今回も先にポットに運ぶ備品を準備していたため、見れず。逆コンプリート。 ◎先に帰る備品を赤帽さんに載せ、那須さんにお願いして同乗してもらう。エアコンが壊れているという情報を入手。お疲れさまでした。 ◎ようやくTIBFも終わり、片付け。本をどんどん詰め込み、備品を袋にまとめていく。これであとは赤帽につめるばかり。と、思っていたのだが。 ◎赤帽の手配を勘違い。行きと同様にポットに行くものだと思っていたら、1台の赤帽を2社でシェアするのだった。事前に知っていたのに、バタバタしているうちに記憶が改ざん。再確認をしなかった事により、荷物が載らないという事態に陥る。さんざん自社、他社の人に迷惑をかけた末、ペリカン便のカーゴ便に載せる事に。申し訳ありませんでした。 ◎その後、棚の片付けで汗だくになったあと、ささやかな打ち上げ。青弓社のYさん、彩流社のTさん、版元ドットコム事務局Tさんにそれぞれお説教+アドバイスをいただく。大変ありがたかった。 [...]

  12. [...] 好評発売中の『エロスの原風景』が『本の雑誌』(8月号)と『週刊SPA!』(7月21日発売号)で紹介されました。 [...]

  13. [...] 『トーキングヘッズ叢書No.39』(アトリエサード)の「TH特選品レビュー」のコーナーで、『懺悔録』と『エロスの原風景』を紹介していただきました。 [...]

  14. [...] ポットのデザイナーが地元・三軒茶屋のTSUTAYAで「エロスの原風景」を発見! 面だし・おすすめ、で並べていくれていたそうです。 [...]

  15. [...] 今回、『本の現場』が新たにランクイン。『エロスの原風景』や『懺悔録』など、もっと知ってもらってランクインしていけるはずの本はまだまだありますし、新刊も今後出てきます。営業としてどんどんランキングを更新していけるように、書店さんにうまく売って利益を得てもらえるように、少ない脳漿を振り絞って、身体を動かしていきたい思っています。 [...]

  16. [...] 日本国最高の知のデータベース「国会図書館」──が、どんな巨人にも弱点はある。それはエロだ。 エロに関しては国会図書館を優に超える資料を収集した男、松沢呉一の最新刊がこの『エロスの原風景』(7月1日刊行)である。 [...]

  17. [...] エロほど、時代に寄り添ったジャンルはない、と松沢呉一は『エロスの原風景』で説く。 50年、100年が経ち、「使えなく」なったエロ本は、時代を映す、貴重な資料なのだ。 [...]

  18. [...] そんな、ほとんどの人は知らない通俗をひっくり返す『エロスの原風景』。 [...]

  19. [...] 三軒茶屋TSUTAYAといえば、『エロスの原風景』を おすすめポップ付きで面出しをしてくれていた 朝から深夜まで営業している年中無休の本屋さん(2009-07-29日誌参照)。 この1ヶ月間の間もちょこちょこTSUTAYAには行っていたのですが 用事を済ませたらすぐ店を出てしまっていたので、しばらくのあいだ未確認。 もう1ヶ月くらい経ってるし、さすがにないかなーとか思いつつ 例の棚の様子も見てみましたところ [...]

  20. [...] 万単位(家ひとつ分)のエロ本を所蔵している松沢呉一。 1冊1000円だとするとン千万。 その選りすぐりの資料がオールカラーで大量に掲載された『エロスの原風景』はなんと2800円ですぞ! [...]

  21. [...] 日本国最高の知のデータベース「国会図書館」──が、どんな巨人にも弱点はある。それはエロだ。 エロに関しては国会図書館を優に超える資料を収集した男、松沢呉一の最新刊がこの『エロスの原風景』(7月1日刊行)である。 [...]

  22. [...] 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史を概観する『エロスの原風景』。 遠からず消えるであろうエロ本だからこそ、残しておかなくてはならないのだ。 [...]

  23. [...] 『エロスの原風景』(松沢呉一著)の書評が2009年8月31日(月)の日刊ゲンダイ「出版HOT NEWS」欄に掲載されました。 『エロスの原風景』特設ページはこちらです。 [...]

  24. [...] 『エロスの原風景』の著者である松沢呉一さんが「今の時代に生きている我々が今の時代について判断できる部分はほんのちょっとしかない。100年後、200年後に価値観が変わることを我々は読み切れない。だから、とにかく残すしかない」とインタビューで言っていましたが、米沢嘉博氏も、そう考えていたのだと思います。レディコミや600万部時代の少年マンガ誌も、その時代を映す、貴重な資料だ、と。 [...]

  25. [...] 伝記や過ぎさった時代のルポルタージュを読んでて面白いのは、意識のどこかで、歴史と繋がっている自分や今を感じているのからかもしれない。 「エロスの原風景」も「ゲイ・エロティックアート」も「中井正一伝説」も時代の記録。そして時代の記録だけじゃなくて、今につながっている視点があるからこそ、面白いんだと思う。 [...]

  26. [...] 終了後は松沢さんのサイン会も。その効果もあってか『ず・ぼん』より松沢さんの著書『クズが世界を豊かにする』、『エロスの原風景』が良く売れました。既に買った本にサインを貰っている方もいらっしゃいました。 [...]

  27. [...] 書誌データ ●エロスの原風景 江戸時代〜昭和50年代後半のエロ出版史(ポット出版での紹介はこちら) ●発行=2009年06月17日[第一版第一刷] ●発行所=ポット出版 ●著=松沢呉一 [...]