2012-01-30

お部屋2316/改めて風営法の目的

まずはここまでのおさらい。

2217/クラブが厳しく取り締まられる歴史的背景
2299/クラブが厳しく取り締まられる歴史的背景 2
2305/風営法とダンスホール
2306/風営法と深夜喫茶
2311/風営法と公共圏の規制
 
 
歴史的経緯を正確に把握する必要はないと言いつつ、自分の好奇心として古いものを調べているところで、ざっとここまでにわかったことをまとめておきます。
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2012-01-28

お部屋2314/公安条例の始まり【追記あり】

明日はTwitNoNukesの今年初のデモです。

1.29反原発デモ@渋谷・原宿
日時:2012年1月29日(日) 
集合:13時30分 出発:14時00分 
集合場所:みやしたこうえん(渋谷駅徒歩5分)

同じ時間に、TwitNoNukes浜松とTwitNoNukes九州の1回目もあります。

原発いらない浜松デモ 1.29脱原発デモ@浜松
日時:2012年1月29日(日) 
集合:13時30分 出発:14時00分 
集合場所:アクト通り「東ふれあい公園」

WE ARE NO NUKES !!!『全原発停止 原発は必要ありませんでした from 九州
日時:2012年1月29日(日) 
集合:13時30分 出発:14時00分
集合場所:福岡 天神 警固(けご)公園
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2012-01-27

お部屋2313/赤線と白線と黒線

今回、クラブ規制とは何の関係もないです。誤解されると困りますが、私の専門はエロです。性風俗産業やラブホを取り締まる法律として、風営法も関心の対象ってだけ。最近、「専門はチャルガだ」と言っているんですけど、誰も相手にしてくれないです。面白いんだけどな。

2305/風営法とダンスホールで、私が軽く流しておいた遊廓の廃止と赤線については、おはらんが説明してくれました。

C.I.L.「遊郭の廃止と赤線・青線」

この中で、白線黒線について、おはらんが書いているような使用例があることを知りませんでした。板橋は洋パンが多かった場所で、よーく探すと、今なお米兵を相手にしていた飲屋街の痕跡を見ることができます。そういう場所なので、たぶん白パン黒パンという街娼用語が転用されたものなのでしょう。
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2012-01-26

お部屋2311/風営法と公共圏の規制

風営法について、ええ加減なことを訳知り顔で書いている輩がいるものですから、より正確に風営法が制定された時代のことを書いておこうと思ったのですが、いざ調べ出したら、昭和20年代に検事がストリップショーの摘発について書いたものを見つけてしまいました。

2304/『エロスの原風景 2』の目次発表に書いた「ストリップショーの始まり」について、我が論を裏付けるものだったため、また加筆をしていて、いつまでも『エロスの原風景 2』の作業が終わらないです。

これを契機にメルマガでずっと休んでいた「松沢式売春史」というシリーズを再開することにしました。457回までやって力尽きたのですが、このシリーズがあると、性の行動、性のビジネス、性の風習など、たいていのことは検索して出てくるので、いざという時に訳に立ちます。雑誌でこの手のことを書くことがなくなって、役に立たせる機会が5年に1回くらいしか来ないですけど、自分の興味です。
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2012-01-22

お部屋2306/風営法と深夜喫茶

前回書いたように、暇ができたら改めて風営法を調べ直そうと思っていたのですが、あっさり警察庁保安局防犯課編『条解 風俗営業等取締法』(立花書房・昭和34)が出てきたので、ざっと読んでしまいました。また仕事が遅れたぜ。

この本は、この年大きく改正された風営法を解説したもので、やはり深夜喫茶が風営法の対象になったのは、この時の改正です。

しかし、深夜に営業する喫茶店すべてが対象になったわけではなく、喫茶店、バーその他の設備を設けて客に飲食をさせる営業で、「総理府令で定めるところにより計った客席における照度を十ルクス以下として営むもの」「他から見とおすことが困難であり、かつ、その広さが五平方メートル以下である客席を設けて営むもの」が対象です。
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お部屋2305/風営法とダンスホール【追記あり】

2304/『エロスの原風景 2』の目次発表 に書いた章立てが早くも変更になって、なお差し替え原稿をまとめています。今回、洋物を入れるのを忘れていたので、『エロスの原風景』に収録した美麗フレンチポストカードに続いて、おフランスの卑猥エロ写真の原稿でも入れようかなと。

それでも一段落ついたので、チャルガを観たり、ツイッターに復帰したりしているのですが、昨日、ツイッターで、大阪のクラブシーンについて書いた「The fight for Osaka」という一文と、筆者のTerumi Tsujiという人物のツイッターでの発言、および批判を浴びると鍵をかけて議論を放棄した点などが批判されていました。
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2012-01-19

お部屋2304/『エロスの原風景 2』の目次発表

ずっとポット出版の高橋君にせっつかれながら、「いざやれば一週間でできるさ」と豪語して一年放置していた『エロスの原風景 2』の作業を先週金曜日に始め、本日完了。ホントに一週間でした。

この一週間、デモ断ちをし、チャルガ断ちもし、食糧を買い込んでほとんど外に出ず、電話も出ず、ツイッターもやらずに集中しただけのことはあります。

連載時の原稿は文字数が少ないため、メルマガや他の雑誌に書いたものを貼付けたり、複数の原稿をくっつけたりしているうちに文字数が増えすぎて、前回の半分程度の本数しか入らなくなりました。これではまずいと再度削ったり、差し替えたりしていて、その無駄がなければもっと早かったんですけどね。

さらに差し替える可能性もありますが、今のところは、以下の17本。
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2012-01-16

お部屋2299/クラブが厳しく取り締まられる歴史的背景 2【補足あり】

2217「クラブが厳しく取り締まられる歴史的背景」で、当時のダンスホールでは、ダンサーたちによって実質的な接待が行われていて、個人交渉による売春にも発展、それを取り締まるために、ダンスをする場所が風営法の対象とされたと書きました(補足参照)。

この回はやたらとアクセスが多くて、クラブに対する規制についての関心の高さがよくわかるわけですが、あの話は間違ってはいないものの、十分ではないです。良識ある人々にとっては、他にもダンスホールを放置しておくのはまずいと考える事情がありました。

前回の「『エロスの原風景2』を出します」に書いたように新刊を猛スピードでまとめているところなのですが、その過程で、メルマガのバックナンバーを調べていたところ、ダンサーが売春をしていたことを裏付ける資料を多数取り上げてました。
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2012-01-14

お部屋2298/『エロスの原風景 2』を出します

今年こそは『エロスの原風景 2』を出します。

『エロスの原風景』は、「コケた」というほど悪くなかったのですが、当初、それほどいい売れ行きではなく、続編は難しいと思っていました。ところが、地味に売れ続けて、意外にももうじき品切れになりそうです。

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2012-01-07

お部屋2294/今月のイチオシ図書

ツイッターにはツイッターの役割があるとして、ちゃんとブログは機能させておかないとダメだとつくづく思う今日この頃です。

今年は、週に一回くらいはブログを更新していきたい。今年の豊富。

メルマガに書いたことを転載すればいいだけですが、一度書いてしまうと終わってしまうタイプの書き手なので、同じことを転載するのは面倒なだけです。

だったら、こちらにテーマごと移動させればいい。ブログだったら、動画を埋め込むことができるので、チャルガを移動させようと思っていたのですが、暮れにアップした2282「年の瀬のチャルガ」はほとんどアクセスがありませんでした。
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