2007-04-14

欲望問題の書評

fushimiblog0000.jpgイダヒロユキさん、加藤秀一さんと、『欲望問題』に批判的な立場の方の書評が続いたところで、それに対して反論する神名龍子さんからの投稿がありました。神名さんはトランスジェンダーの業界では「武闘派」(笑)として知られる論客で、これも読み応えのある文章でした。議論っておもしろいですねえ。

それにしても、こういう論争に大学生とか院生とかが参加してこないのが本当に情けない。

2007-04-03

加藤秀一さんの書評

が、やっとというか、ついにアップされました! 超多忙のところご執筆いただいて心より感謝申し上げます。いろいろな意味でよい書評で、伏見としても刺激になりました。最終的にジャッジをされるのは読者のみなさんですから、双方の書いたものを読み比べてみたらいかがでしょう?←つまり本を買えよ、と(笑)。

遠からず、総括的な対談でそれぞれの書評を取り上げさせていただこうと考えております。そのときに伏見からの感想やら突っ込みやら批判やらをお伝えすることになる予定です。

2007-03-26

やっと批判らしい批判

『欲望問題』の書評にやっと批判らしい批判がアップされました。執筆してくださったのは社会学者のイダヒロユキさん。「シングル単位の社会」でおなじみの論者です。ぼくが言うのは相当ヘンですが(笑)、少しほっとしました。お忙しいところ書いてくださったイダさんには心から感謝!←嫌みでは全然ありません。

2007-03-25

北海道新聞で書評

北海道新聞(2007.3.25)に『欲望問題』の書評が掲載されました。「反差別がはらむ課題」というタイトルで、精神科医の香山リカさんが執筆くださっています。北海道新聞の書評欄が自前で作っているのか、時事通信を使っているのかわからないのですが、共同配信の書評が精神科医の斎藤環さん、こちらの地方紙も執筆者が同じ精神科医ということで、なんだか不思議な感じがします。

話し換わりますが、昨晩久しぶりに二丁目のバーに飲みに行ったのですが、そこでは『欲望問題』の内容がけっこう物議をかもしているとのことでした。専用サイトの投稿でもその他のネット書評でも肯定的な意見が多く、「論理的な」批判がまったく出てこない状態なので、話題にもなっていないのかと思っていたら、そうでもないみたいです。それにしても、批判的に読んだ人は、そういう私的な場で文句を言うことしかできない腰抜けばかりなのか。と挑発的なことを書いてみる(笑)。

2007-03-16

「週刊金曜日」「ぴあ」で紹介

『欲望問題』の書評を、北原みのりさんが「週刊金曜日」に「丁寧で優しい語り でも『保守的』」というタイトルで書いてくれました。「ぴあ」では浅野智哉さんがご紹介くださいました。ネット以外の媒体でもちらほら出てきましたね。ありがたいことです。

2007-03-13

共同配信で斎藤環氏が書評

共同通信の配信で、地方紙に『欲望問題』の書評が掲載されはじめました。評者は精神科医として名高い斎藤環氏。「単純な二元論との格闘」というタイトルで、高知新聞などに取り上げられている模様。

2007-03-06

「週刊現代」で取り上げられました

『欲望問題』が「週刊現代」(3/7号)で取り上げられました。書評者はポットサイトにもご寄稿いただいた池田清彦先生。「自己決定をキーワードに”性への欲望””教育の本質”を問い直してみる」ということで、内田樹『下流志向』、諏訪哲二『なぜ勉強させるのか? 教育再生を根本から考える』とともに「リレー読書日記」で評してくださっています。とりあえず黙殺しようという雰囲気が一部にあるようなないような『欲望問題』ですので(笑)、二度もご紹介くださった中村うさきさんや、池田清彦先生には感謝、感謝です。

2007-03-04

「昭和のゲイバァ」閉店

mishiam.jpg2/2から週末にアイランドさんのパーティルームで開店していた「昭和のゲイバァ」も昨晩を持って終了しました。計6日間の営業で実に多くの方々にご来店いただきました。心より感謝申し上げます。

このブログを観て来てくださった方も後半けっこういて、ネットで情報発信しているのも面白いなあと思いました。出版でもネットでも直接的な反応というのは意外と少ないもので、ときどき誰に向かってメッセージしているのかわからなくなるところがあります。なので、直接、それを受け止めてくださっている方々の顔の見ると、何か安心します。といっても、たまにトークイベントなどをしたりすると、伏見になんか文句つけてやろう!みたいな邪気を放っている方々が集まる傾向もあり(笑)、そういう空間は精神衛生上あまり良くないのですが、バー営業ではさすがにその手は来ないのでかなり楽しかったな。

写真は、お客様の一人(才色兼備の昭和のお姐様)が、このイベントのために寄贈してくださった三島由紀夫の『禁色』初版本(!)です。ありがとうございました。早速、会場に飾らせていただきました。貴重な一冊なのに恐縮です。自分を外に開くと素敵な出会いも生まれますね。他にも得難い出会いがあり、なかなかよい経験になったママ業でした。

2007-03-01

発売1ヶ月

『欲望問題』発売して1ヶ月が経ちました。

「欲望問題プロジェクト」のほうはほぼ毎日更新され、30人以上の方々の書評などが掲載されました。一つの本に対してこれだけの書評が書かれるというのは類例がないのではないでしょうか。

すでにアップされているだけでも、中村うさき(作家)、黒川創(作家)、橋爪大三郎(社会学者)、松沢呉一(ライター)、遥洋子(作家、タレント)、小浜逸郎(批評家)、浜野佐知(映画監督)、吉澤夏子(社会学者)、岩井志麻子(作家)、松江哲明(映画監督)、斎藤綾子(作家)、速水由起子(ジャーナリスト)、永江朗(ライター)、広瀬桂子(編集者)、玉野真路(科学技術批評家)、山元大輔(生物学者)、菅沼勝彦(メルボルン大学大学院生)、池田清彦(生物学者)、伊藤菜子(フリーライター)、尾辻かな子(大阪府議会議員)、北原みのり(LOVE PEACE CLUB代表)、片岡義博(記者)、大原まり子(小説家)、竹下真一郎(大学院生)、ホーキング青山(芸人)、田辺貴久(ライター)、ぼせ(研修医)、川西由樹子(ライター)、おかべよしひろ(05,06年東京レズビアン&ゲイパレード実行委員長)、竹田青嗣(哲学者)、松本侑子(作家)、野口勝三(哲学研究者)……(敬称略)と、うっそー!と信じられないような豪華な面々。

まだこれからアップされる予定の方も少なからずいますが、とりあえず、心よりの感謝を申し上げたいです。超ご多忙の方々に拙著を読んでいただいただけでもありがたいところ、書評まで寄稿してもらえるとは! それも、それぞれが濃い内容の文章を綴ってくださいました。これで一冊の単行本にしてもいいくらい充実した書評群です。『欲望問題』は本当に幸せな本ですね。

若干ジェンダー方面の論客が少ないように思いますが、お願いした先生方、お返事お待ちしております! また投稿も募集していますので、激しくご批判いただければ幸いです。

◎中村うさぎさんが「本よみうり堂」(YOMIURI ON LINE)でもお勧めしてくださいました。
http://blogs.yomiuri.co.jp/book/2007/03/post_d9f4.html

2007-02-26

づがれだー!

「昭和のゲイバァ」先週の土曜の営業はハードでした。お客さんが非常に多かったのと、トークイベントのダブルパンチで明け方はヘロヘロでした。ママ業とへ理屈業は両立しませんね。トークのときは頭が朦朧として自分が何をしゃべっているのか、質問されても相手が何を言っているのかも定かではなく(笑)、お越し下さった方々には申し訳なかったです。でも松沢さんと沢辺さんのお話しはとても面白く、皆さんにお楽しみいただけと思います。

さて、来週3/3(土)の追加営業で「昭和のゲイバァ」も終了です。後半は片付けなどしつつまったりとお客様と語り合いたいと思います。すでに来店された方も、まだの方も、遊びに来て下さいね。お待ちしております。

2007-02-19

「昭和のゲイバァ」追加営業、決定!

3_1.jpg毎週末、ご好評をいただいております「昭和のゲイバァ」ですが、3/3(土)に追加営業することにしました。チューチュー鳴いたおかげでお客様が引きも切らず、もう一日、昭和のゲイカルチャーを皆様に楽しんでいただくことにしました。アルコールは焼酎しかありませんが、ノリ江ママとお話ししながら、エロティックな写真やイラストをご鑑賞ください。

追加営業の3/3は人も少ないでしょうから、地味に、互いの人生の愚痴でもこぼしながら「おひな祭り」を祝いましょう(笑)。後半は後片付けしつつの営業になります。

昭和のゲイバァ
日時:2/24(土) 深夜1時より 松沢呉一、沢辺均氏を迎えてのトークイベント
追加営業3/3(土)
場所:ゲイバー、アイランドのパーティルーム(4F)
03−3359−0540

http://www3.alpha-net.ne.jp/users/islands/

料金:3000円(焼酎割りかソフトドリンク飲み放題)

*先着順に古いゲイビデオのプレゼントもあります!

2007-02-16

『欲望問題』関連記事1

『欲望問題』にからめて、オンラインマガジン「SEXUAL SCIENCE」からインタビューを受けました。
http://www.medical-tribune.co.jp/ss/index.html

「All about」ではJunchanが書評で大きく取り上げてくれました。
http://allabout.co.jp/relationship/homosexual/closeup/CU20070210A/

2007-02-12

来週のゲイバァはお色気勝負?

HI350003.JPG2/10(土)の「昭和のゲイバァ」はそれなりに盛況で、ママとしてはホッとしました。知っている方から知らない方まで、若い方から熟女まで、女装からおレズまで、金持ちから貧乏留学生まで……バラエティに富んだ面々のご来店で、ママも楽しく一晩過ごせました。ちょっと風邪気味で早めに店じまいをしてしまいましたが、気持ちはとてもハイでいられました。お越しいただいた皆様、ありがとうございます。

で、来週なんですが、お色気路線でいきたいと考えております! 最終日(2/24)が松沢呉一先生、沢辺均社長を招いたインテリゲンツィア路線なので、今度(2/17)くらいはセクシー路線で営業したい。ということで、21歳のピチピチゲイくん(写真)を助っ人に頼みました(セクシーってそれだけのことなんだけど)。もちろん寒いので彼が脱いで接客するわけではありませんが、「乳首くらい見せろよー」と欲望する方は、個人的に交渉してみてください(でも脱がなくてもとてもかわいい「目指せマッチョくん」ですよ)。

HI350006.JPG「昭和のゲイバァ」
日時:2/17、2/24 20:00〜03:00(くらいまで)
場所:新宿3丁目ゲイバー、アイランド、パーティルーム4F
料金:3000円ポッキリ(焼酎、ソフト飲み放題)
03−3359−0540

http://www3.alpha-net.ne.jp/users/islands/

*先着順で古いエロビデオをプレゼント!

「欲望問題プロジェクト」のほうでは毎日ガンガン書評が上がってきていて、伏見も先週くらいからやっと拝読するようになりました(だって勇気がなかったんだもーん)。でもみなさん、とても誠実に書いてくださっていてちょっと感動! 意見の違いはいいのですよ、そういう部分を共有していれば。

まだまだ錚々たる方々の書評が上がっていくはずですが、伏見が批判というか疑問を呈した方面からは、依頼してもお断りいただいたり、お返事がいただけないケースが少なくないようです。まあ、みなさん超多忙な人たちですし、志麻子姐さんがおっしゃるように普通の水準からは逸脱した稿料なので(笑)、まったくもって仕方ないのですが……。伏見が尊敬する、また友人としても信頼する加藤秀一さんはさすがにお引き受けくださいましたが、もっと他の方にも激しくご批判いただきたいっス。お願いしますよー!(マゾなんで) もちろんプロジェクトでないところでも取り上げてもらえたら嬉しいです。

それから広く一般の方々からの感想、書評の募集もはじまりました。掲載にあたっては編集部がセレクトするようですが、もの申したい!という方はとりあえず、ご投稿してみてはいかがでしょうか?

2007-02-08

増刷決定!

といっても『さびしさの授業』(理論社)の5刷なんですが。しかし、パン!セはよく売れる。編集者も言っていましたが、いったいどこでこんなに売れているのかわからない(笑)。なんたって増刷分が『欲望問題』の初版より多いんだからね。

もちろん、『さびしさの授業』が売れるのは嬉しいことなんですけど、『欲望問題』を増刷にすることが当面の目標っス。なんたって今の伏見の代表作は、『プライベート・ゲイ・ライフ』でも『魔女の息子』でもなく、なんと言っても『欲望問題』ですから。からだ壊すくらい自分を注ぎ込んだので、読んでもらわなくては困るのよ。

2007-02-06

ヒット祈願

ogushi.jpg演歌歌手みたいですが、『欲望問題』のヒット祈願をしにご先祖様のお墓参りに行ってまいりました。ご先祖様といっても母方のさらに母方という関係の、これまで足を運んだこともなかった菩提寺。本当は取材がらみの小旅行でもありましたが、先祖供養ばかりでなく、親孝行もできて、ちょっとだけいい息子になれた一日でした。

群馬県の高崎郊外にある先祖たちが代々暮らした土地。人の気配もしない竹やぶの葉のざわめきが、なんともささくれだった心を慰めてくれました。お墓参りって癒しになるんですね。初めて知りました。人生、というものをしみじみ考えた母との時間でした。

これで岩井志麻子の生霊も祓われたことでしょう(笑い)。

2007-02-04

「昭和のゲイバァ」ママ日記 その2

mmizukou.jpgママ業、二日目も終了。

ある人に教えてもらったところによると、水商売にも験かつぎがあって、お客が来るように扉の前でねずみの鳴き声を真似る、というのがあるそうです。二丁目に通って四半世紀、初めて知りました。それで、伏見も、目的のためにやれることは何でもやってみる、が信条なので、早速トライしてみる。

「チュー、チュー、チュー、チュー」

その刹那、「こんにちは」とイケメンのゲイカップルがフレッシュな空気とともにご来場(写真)。すごい、迷信とかバカにできない……。そしてその二人のラブラブときたら!

しかし二晩目は、後半戦はちょっとお茶引き状態で、うーむ、水商売の困難にはや直面する。っていうか、伏見、ゲイに人気ないよな。土曜なのにこんなに会いに来てくれる人が少ないなんて。せっかく家から持ち込んだゲイカルチャーの遺品も泣いていたよ。来週末こそは、新しい出会いがあるように「チュー、チュー」いまから鳴いています。まだ見知らぬ貴方が足を運んでくださらないと、ママは売れ残りの「飾り窓の女」になるだけです……同情するなら来店しな!

「昭和のゲイバァ」の開店日は残り:2/10(土)、2/17(土)、2/24(土)
20:00〜

場所:ゲイバー、アイランドのパーティルーム(4F)
03−3359−0540

http://www3.alpha-net.ne.jp/users/islands/

料金:3000円(焼酎割りかソフトドリンク飲み放題)

*先着順に古いゲイビデオのプレゼントもあります!
*老若男女、所得、学歴、国籍、血液型、星座……不問でご来店、大歓迎よー!

2007-02-03

「昭和のゲイバァ」ママ日記 その1

2.2.2.jpg「昭和のゲイバァ」無事に初日が終わり、いま始発で帰ってきました。はあ、疲れた。けれど、とっても実りの多い一夜でした。

出勤すると、会場はすでにアイランドのらくさんたちによってすばらしくディスプレイされていて、昭和のホモエロスのさまざまなグッズがアートとしての輝きを放っておりました。ご来客のみなさんも、古いホモ写真やら、ビデオやら、雑誌・新聞の記事やら、興味深げに鑑賞しておられました。

ママとしても、久しぶりの方、初めての方、いつもの方……いろんな方にお越しいただき、いろんなお話しを楽しむことができました。マンコチンコの下ねたから、深夜にうかがった切ないお話、『欲望問題』についてのご感想……なんだかとっても濃い初日でした。そしてひどく勉強になりました。あぁ、みんな切実に生きているんだなあ、と自分のだらしない人生を反省した次第です。ご来店いただいたみなさん、心より御礼申し上げます。

2.2.1.jpg今晩もどんな出会いがあるのか楽しみにしています。昭和のホモエロスの展示を観たい方、ママに会いたいと思ってくださる方……「昭和のゲイバァ」の扉は貴方に開かれています。今夜は、ゲイビデオの源流、八ミリ時代のホモエロ作品を公開する予定です。

日時:2/3(土)、2/10(土)、2/17(土)、2/24(土)
20:00〜

場所:ゲイバー、アイランドのパーティルーム(4F)
03−3359−0540
http://www3.alpha-net.ne.jp/users/islands/

料金:3000円(焼酎割りかソフトドリンク飲み放題)

*先着順に古いゲイビデオのプレゼントもあります!

2007-02-01

本日発売!

yoku.jpgおかげさまで『欲望問題』が本日、書店に並びます。といっても、相当の大型書店でないと手に入らないと思うので、アマゾンやポット出版の通信販売がコンビニエントかもしれません。ポット通販は送料無料です!

今回の『欲望問題』ではさまざまな論者の方の発言を引用しているのですが、あとで振り返ってみたら、その半分以上が自分の著作からのものでこと足りていました(笑)。たしかに、これまで性に関わる論者の方々とは、対談なりインタビューなりで総当たり戦のごとくやってきましたので、自分の訊きたいことは自分で訊いていたんですね。それらはほとんど対談集『性という[饗宴]』(ポット出版)に収録されていますので、『欲望問題』の副読本としてそちらも読んでみてください(最近、評論家の立花隆さんが文藝春秋で「性を考える10冊」に入れてくれた一冊でもあります)。

ISBN4-939015-70-X_1.jpg「欲望問題プロジェクト」のほうも今日から起動しました。そちらでどんな議論が上がってくるのかも楽しみです。実は伏見もまだアップされる書評を全然読んでいないんですよ! ぼくのほうに直接送られてきた原稿もファイルを開けずに担当のナースゆかりに転送したくらいで(笑)。なんだか怖くて……最終的にどんなラインナップになったのかも、ナースに聞いていません。←意気地なし! みなさんといっしょに、これから何がはじまるのかを見守っていきたいと思っています。ドキドキ……心臓に悪い2月です(汗)。

2007-01-31

いよいよ明日から

yoku.jpgいよいよ明日から『欲望問題』(ポット出版)が発売されます。大型書店でないとなかなか入手できないと思いますので、ポット出版の通販やアマゾンなどでお買い求めいただくのが確実だと思います。

『欲望問題』専用サイト、「欲望問題プロジェクト」も同時に始動します。これはこの本の書評を一ヶ月、毎日(!)公開していくという、出版界はじまって以来の企画です。書評執筆者も、中村うさぎ(作家)、遥洋子(タレント、作家)、黒川創(作家)、永江朗(ライター)、加藤秀一(社会学者)、斎藤綾子(作家)、藤本由香里(評論家)、橋爪大三郎(社会学者)氏……など40名以上の錚々たる方々が予定されていて、そこでいったいどんな議論が巻き起こるのかに、すでに一部で注目が集まっています。

伏見は「人間サンドバック」か「マグロの解体ショー」かわからない気分ですが(笑)、超多忙なみなさんに拙著を(肯定的にしろ否定的にしろ)評してもらえるのは、著者としてこれ以上ない名誉です。本の中で批判的に取り上げた論者の方々にも、版元から一様に声をかけさせていただいているはずですが、はてさて応えてもらえるのかどうか……(みなさん、それぞれお忙しくてご都合もあるしね)。いまからここがどんな議論の場になるのかドキドキしています。生産的な言葉のキャッチボールになるといいですね。

「欲望問題プロジェクト」 2月1日より公開

http://yokuboumondai.pot.co.jp/

ポットサイトでは通信販売をしています。
詳細はこちらから→『欲望問題』
ご予約、お待ちしています。
特典のお知らせ●2月1日までにご予約いただいた方には、サイン本をお送りいたします!

2007-01-29

急告! 新宿に「昭和のゲイバァ」を開店します!

といっても、新刊『欲望問題』の刊行記念イベントとして、2月の週末にゲイバー「アイランド」さんのパーティルームを借りての5日だけの興業ですが(笑)。みなさん、お越し下さい。セクシュアリティ、ジェンダー、年齢、所得不問です。以下、リリースです! 

mishimag.jpg●伏見憲明が二丁目でゲイバーを開店!?

新刊『欲望問題』(ポット出版)の刊行を記念して伏見憲明が2月、新宿で「昭和のゲイバァ」を臨時開店します。新宿3丁目のゲイバー、アイランドの4Fを借りた週末のみの営業ですが、伏見ママとお酒を呑みながらおしゃべりしたい人は、老若男女どなたでも大歓迎! 一見さんウェルカム! 古式ゆかしいゲイバーにちなんで、営業ポリシーは「毒舌」「くっつけ」「エロ」の三本柱。昭和の気分を存分に味わってもらいます。

今回は「昭和」をコンセプトに、店内にはまだゲイがアンダーグラウンドだった時代をなつかしむ品々が展示されます。「薔薇族」以前に一部で流通していた「アドニス」「薔薇」「同行」などのミニコミ誌、初期の「薔薇族」や「青年画報」、伝説のゲイカルチャー誌「MLMW」などの雑誌類、初期のホモ単行本、新聞記事、三島剛などの絵画、地下でやり取りされていたエロ写真、スライドなど、レアなゲイカルチャーを取り揃えた、回顧展でもあります。伏見憲明が「ゲイの考古学」を執筆するにあたって収拾したものを初公開。温故知新、ぼくらがどこから来たのか、に興味がある人にはうってつけのイベントでもあります。

日時:オープニングパーティ 2/2(金曜日)
以後、2/3(土)、2/10(土)、2/17(土)、2/24(土)
20:00〜

場所:ゲイバー、アイランドのパーティルーム(4F)
03−3359−0540

http://www3.alpha-net.ne.jp/users/islands/

料金:3000円(焼酎割りかソフトドリンク飲み放題)

*先着順に古いゲイビデオのプレゼントもあります!