1-1●日誌--沢辺

「2010年代の出版を考える」への大学図書館員からの感想と意見

「2010年代の出版を考える」イベントへの、
大学図書館の人から感想・意見をもらいました。
了解をとったので掲載しますね。

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沢辺さま、みなさま

 小野@一橋大学附属図書館です。
 残念ながら参加できなかったのですが、twitterまとめなど面白かったです。
 大学図書館員の仲間内で、こんな話をしていたのですが:
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・電子ジャーナルは、基本的に紙をそのままPDFという形で電子化したもの。
・機関リポジトリも同じ。
・したがって、ほとんどの場合、プリントアウトして使っている。
・現在導入が進みつつあるが学術系eブックは、レファレンスブックが中心なので、
検索してちょっと見ることはあるが、やはりPDFが中心で、
プリントアウトが使用法の中心ではないか。
・kindleやiPhoneで読むタイプのものは、少なくとも現状では、図書館で
提供されることを前提としていない。
# 個人で買うことしか前提していない。
# ポット出版のもそう。

なので、
電子ジャーナルの次の学術系電子メディアをどう考えるか、が課題。
・モバイル
・リンキングやセマンティック
・ジャーナル論文以外のテキストリポジトリ
あたりがキーワードになっていくのではないか。
——————————————————————-

 学術系は、英語メインで早々に電子化しつつあるのですが、
 これと、kindle なり iPhoneなりで読む電子ブックが
 どうもしっくりこない、
 端的に、ポットさんの電子ブックを図書館で買っても
 貸出しようがない、という。

 まとまってませんが。

ポット出版社長・沢辺均の日記-60[2010.01.26〜2010.02.2]

なんで時間と日がすぎるのが早いんだ?

●20010.01.26火
午後、ボイジャーの萩野さんが来て、
ブックサーバー構想やら、版元ドットコムとの協力の話。
2月中旬、アメリカに行って、いろいろ相談して来るそうだ。
楽しみ。

●2010.01.27水
夜は版元ドットコム会議。
その前に楽天の決裁システムのプレゼンをしてもらう。
前向きに。
版元ドットコム組合員会議。
TIBFでの版元ドットコムの出展では、本を定価で売って、
これまでの値引き20%を、図書カードで奉仕しようってアイデアが
トランスビューの工藤さんからでて、
オレ的には大盛り上がり。
だって、価格拘束してる出版社が、東京国際ブックフェアで
割引して売ってはしゃいでるのって、ちょっと、、、と思ってたから。
いや、割引がいやなんじゃなくて、価格拘束(つまり再販制ね)を護持しようというのの
整合性の問題。

●2010.01.28木
午前中出版会議。
午後、大手印刷屋さんが来て、
ネットだとか電子だとか図書館だとかの話を教えてもらう。

●2010.01.29金
午前中ポット会議。それから掃除。
午後、S社の方が挨拶に。
その後、三輪さん。ベリーズサーカス東京と出版をめぐる話。
夜はNPOげんきな図書館の研修に行こうと思っていたんだけど、断念。

●2010.01.30土
午後から、岩松了さんのイベントで、渋谷大盛堂へ。
大盛堂書店、なつかしい、。
移転前の店のまえで、労組が座り込みとか、ビラ配りとかやってたことを思い出す。
会場に据えられたビデオカメラ、本格的なやつでビックリ。
担当者が日本映画学校出身で、今も映画とかを(ほそぼそと)作ってる人だった。
森達也さんの本とかがちょっと多くあったりしたんで、「趣味ですか?」と聞いたらドンズバ。
イベントは40人以上のお客様、立ち見もでて盛況。
岩松さんの聞き役をした。
[戦争てなくならない。家族を守りたいとか「良い」ことが、戦争を起こすんじゃないか?]
という岩松さんの話に大感動。
自分の頭で、自分の周辺から、考えをつめて、そんなふうな発想にたどり着く岩松さん、スゴい。
意味のないセリフが、状況の中で意味を持つってのと通低してると思う。
おいらが竹田青嗣さんの本から読み取った[理念を先に置くと、信念の対立になって、争う以外になくなる]
みたいなことともつながるなー。
ポット出版は戯曲を出版するんじゃなくて、岩松さんを出版するのだ。
20部くらい売れた。

●2010.01.31日
鉄とすずと、代々木公園ドックランへ。
先週行ったときに、他の犬に吠える鉄を「あの犬、あぶなくないですか?」と
言って来た外国人(アメリカ、民主党支持、リベラリスト、インテリ、←ってすべて勝手に物語をつくった)
が、穴を掘って体を冷やしてる(?)すずに「おまえ、かわいーな」と、なんとなく和解の態度。
これもおれの創作ですけどね。
翌日の「2010年代の出版を考える」のUSTREAM中継の準備を急遽、大田に頼む。
終電前まで、準備。
その合間にネット通販で買ったマイケル・ジャクソンの「this is it」のDVDを見る

●2010.02.01月
阿佐ヶ谷ロフトAの「2010年代の出版を考える」。
結果、ともかく大成功。
イベント報告はこちら
店長の奥野さんが、田代まさし記者会見につぐ集客、と言っていた。わっはは。
USTREAMとニコニコ動画中継。合計で約2500くらい、有料入場者140人。
元祖tsudaりが津田さん本人、深水英一郎さんがニコニコ動画の生中継。
というのもスゴいな。
津田さんのtsudaりも職人技。スゴいよ。
でも、やっぱり書かれた本人としては、ポイントずれてるってのも、もちろんある。
だからこそ、生のイベントとか、テープ起こして推敲するとかした本にも大きな意味があるって再確認。

「沢辺」で検索したら(恥ずかしー、そんなことしてる自分)、

沢辺「申し訳ないけど、そういう人たちには死んでもらうしかない。僕らは既に写植屋さんを潰してきてるんだよ。石油になって石炭産業は潰した。それを嘆いてもセンチメンタリズムでしかない。印刷屋や校正者を慮るよりも一連のメディア変化で出版社が退場してしまうなら仕方ない」

沢辺「先日びっくりしたことがあった。出版の人たちと軽い打ち上げに行ったら、その中のメンバーが『沢辺さんは甘すぎる。ITのやつらは根こそぎ持って行くハイエナみたいな連中。あいつらは俺らの財産を虎視眈々と狙ってる』的な発言を真顔でされた。そんな意識なのかと」
が抜群にRTされてた。
でも、オレ的には
@seuzo: 沢辺「わたしたちはすでに写植屋も製版屋もつぶしてきた。出版業もいつ退場勧告があってもおかしくない。次の石炭産業は出版かもしれない。浪花節ではない。」
という、「次の石炭産業は出版かもしれない。」に力点があったんだけど、。な。

あとRTが目立ったのは、

「アマゾンが著作者に70%支払うというのは、出版社の取次への掛け率’70%とおんなじ」
とか、?

オレ的にはこのあたりの重要度が高いんだけどな(グチでした)

沢辺「僕は真面目に考える。過去の本も今の本も全文検索できて20%くらい読めるようにしている。既存の出版団体ではなく、1社1社の選択でそういう動きを増やしていこうよって思ってる。みんなにやれやれと言ってもらいと思ってる。そのへんをネットに僕は期待してる

沢辺「本を買うというのは、ライセンス、アクセス権みたいなものになって行かざるを得ないし、自分が買ったものはデータベースに突っ込んでおくと自由に検索できるようになったりするだろう。利用形態で新しいものを提供するのが電子書籍が生きていく道じゃないか」

イチバン笑ったのは、
高島さんファン増えたのでは、沢辺さんは損な役回りだったという指摘。
ははっははははは。

iPadの登場が、電子書籍にどういう影響をもたらすのか

役所の人から、「今般のアップルのiPadによる電子書籍への参入についてどのように見ておられるのか、個人のご意見・ご感想で結構ですので、コメントをいただけませんか?」とメールが来た。

それで、返事を書いたんで、もったいないから(笑)日誌にしておきます。
今、iPadの登場が、電子書籍にどういう影響をもたらすのか、という感想なんです。
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ポット出版の沢辺です。

●iPadの登場で、電子書籍における機器の問題は基本的に解決したと思ってます。
ソニー、東芝など、日本でも機器の発売は続くと思います。
残された課題は、タイトルの数と質/買いやすさ、。このことはappleもやっとアメリカで
その端緒についた、というのが、iBookstoreだと感じてます。
見えている範囲では、ヨクわからん、という以上言えません。

●今、普通に書店の店頭にならんでいるような書籍が、電子書籍で販売されるようにならなければ、
 大きなインパクトは与えられないように思います。
 つまり、日本の出版界のそれなりの社がいくつも、新刊を電子で発売するようにならなければ、
 ということです。だから、ジョブスも、ペンギンとか大手出版社の名前をわざわざ
 映し出したのだと、思います。
●日本の出版業界は、ほっておいても、新刊を電子でも発売するようになると思いますが、
 アマゾンやアップルに引きずられてだらだらやるより、
 インパクトのある、良いやり方でそうしたほうが、良いと思ってます。
 それができれば、出版社が引き続きコンテンツを担うとおもいますけど、
 できなければ、ベンチャーに取って代わられる可能性もあると、思います。
 出版社がインパクトのあるやりかたで電子書籍に対応するためには、仕掛けが必要だと思います。
 最終型は描けないし、目標=最終型を描いてからすすむのではなく、
 目前のデジタル状況に、前向き/積極的に関与することのなかから、いい形を生み出す以外に方法はないと思います。
●当面取組むといいな、と思うのは、
 日本語の本(広い意味でのコンテンツ)を
 全文検索できて、
 その一部を表示できるようなサービス
 まあ、Googleブックサーチの日本語版ですけど、
 これを日本に作ることがその端緒に適してると思ってます。
・本へのアクセスや、その利用が拡大することで、本の世界を豊かにできること
・日本の知的水準をささえるのが、本の力、その利用(読者)の拡大であると思うこと
・出版社の、あいまいな電子書籍への対応の現状でも、合意を生み出せそうなこと
・日本の出版社の、あいまいな対応を、積極姿勢に転換したな、とひろく認知してもらえそうなこと
などからです。

こうした領域で政府・行政に果たしてもらいたいことはいろいろあるので、
今後の奮闘に期待します。

下記、ポット出版の電子書籍の取組みなどのメールマガジンでのインタビューのリンク。
ご参考までに
http://archive.mag2.com/0000005669/20100125232500000.html

お知らせ●阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」

来週月曜日のイベント=阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」
に関するお知らせです。

●進行予定修正
18時30分 開場
19時30分 開始 
 質問・意見もできるだけ多くうけようと思っています。
22時00分 討論終了
 以降、残った人ですこしだらだら。
23時 最終解散予定
●進行予定
18時30分 開場
19時30分 開始
21時30分 休憩10分
 以後できるだけ質問・会場との討論にしようと思います。
23時 最終解散予定

●ネットワークなどの情報
ドコモ/AU/SOFTBANKは全て回線を引いてますので、すべてバリ3

●当日のお願い
・tsudaり歓迎、先着2名に公式tsudaりをしてもらって、1ドリンクと、当日販売の本を一冊プレゼント
・議論中の挙手による質問・意見表明(ただし登壇者からの反撃もありうる)OK
・登壇者の写真撮影と利用OK
・動画撮影、youtube掲載OK
・録音OK
・Twitterからの質問はお受けするつもりですが、当日の進行次第とさせてもらいます

●Twitterハッシュタグ
#pub2010

ポット出版社長・沢辺均の日記-59[2010.01.14〜2010.01.25]

イヤー、本当にためてしまいました。

●2010.01.14木
朝から新幹線で新潟へ

送信者 New Album 10/01/26 17:38

全国公共図書館協会で話させてもらう。
出版業(界)は危機だけど、メディアはなくならない、そのメディアを良くしてくことを考え、取り組み続ける意外にないでしょう、って話。
そのうち、ちゃんと文章化しておこうと思ってるけどね。

送信者 New Album 10/01/26 17:38

夕方懇親会があり、二次会には、湯浅さんや松岡さんや、千代田図書館館長さんや、もちろん若手も一緒に。
ホテルに帰って、またバーで。

●2010.01.15金

送信者 New Album 10/01/26 17:38

午前中はパネルディスカッション。咬ませ犬の役割を勝手に引き受け、
ほかのパネラーに吠えて、反撃をくらう。
午後から、新潟県立図書館、市立図書館を見学。

送信者 New Album 10/01/26 17:38
送信者 New Album 10/01/26 17:38
送信者 New Album 10/01/26 17:38
送信者 New Album 10/01/26 17:38
送信者 New Album 10/01/26 17:38

県立図書館の館長・安藤哲也さんの変人ぶりが面白い。
もともと県庁職員で、いわゆる「昨日まで税金集めてた人が、いきなり図書館」って人なのに、
バリバリ図書館やってる。考えも柔軟な感じ。
いや、税金って比喩ですよ。確か、総務みたいなセクションからの異動だったと思うけど。
夕方の新幹線で東京へ。
ポット出版の電子書籍発売の日。『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』は22日(金)まで
無料でダウンロード。

●2010.01.16土 
覚えてないな。たぶん、鉄とすずと代々木公園ドックランにいったはず、、、。
あ、ARGの岡本さんに、yahooメッセンジャーをつかって、チャットでインタビュー。
25日発行号に掲載された。
○インタビュー「電子書籍元年!、年頭からポット出版が動いた!
−沢辺均さん(ポット出版)に聞く」

●2010.01.17日 
妻のいとこが遊びにきた。午後からバンド練習で失礼。
明菜メドレーなど。
Share photos on twitter with Twitpic

●2010.01.18月
午後S社と3連続打ち合わせ。

●2010.01.19火
談話室沢辺」のインタビューで、山路達也さん。
Appleストアーで、小飼弾さんとの共著「決弾」「弾言」を自分で電子書籍化して売り出した経験を主に聞く。
一番刺激をうけたのは、今後のコンテンツの作り方の話。
小飼さんとの共著、小飼さんが話し手、山路さんがそれをまとめたり、再整理したり。
うん、文章も、分業化する意味があるなと前から思っていたので、山路さんの考え方に刺激を受けたな。

●2010.01.20水
昼飯を食いながら、スタッフの山田と年に一度の「面接」。給料交渉でもある。
山田から、なるほどな提案。うんいいな、ちゃんと考えよう。
夜は、水道橋の語研で、版元ドットコムのサイトリニューアル会議。
おいらの乱入で、みんなキョトンな反応。
しかし、あまりにトンチンカンなこという●●に怒った。
あとの飲み会で、みんなに怒られた。

●2010.01.21木
昼、週一回の出版会議。
夕方に、『クズが世界を豊かにする』の発刊記念イベントで新宿ブックファーストへ。

送信者 New Album 10/01/26 17:38

ナイスなトーク。司会役だったけど、著者の松沢呉一さん・ゲストの津田大介さんの掛け合いで、
まったくの役立たず。
終わって、取次・●●さんなども含めて、打ち上げに。
松沢さんの、出版ネタ好きから、●●さんに質問の嵐など。

●2010.01.22金
あさ、twitterのタイムラインに、「『デジタルコンテンツ〜』の無料ダウンロードってどうなった?」
みたいな書き込みをよんで「?}が点灯。
「22金まで無料ですよ」と告知してあるのだけど、
理想書店では「22金の12時ころから有料に切り替える」ってことで合意してた。
こりゃ間違えた、と思って、「お詫びと、1週間の延長」を大田に指示したんだけど、
そこから、いろいろ大騒ぎ。大田も思考が固いし、我を張るな。そこなおせ。
夜は、スタジオ・ポットSDの雑談会議。
まあ、目的のないブレストみたいなもんだけど、こういう時間が大切だな。
オレが伝えるべきだけど、伝えていなかった情報が、山のように出てきた。

●2010.01.23土
昼からげんきな図書館の理事会。
帰ってきてから、和田と「面接」給料交渉でもある。

●2010.01.24日
ポットの会議室で、小浜逸郎さん主宰の「シネ倶楽部・黄昏」。
参加者の回り持ちでDVDをもちより、みんなで見ておしゃべりって会。
長谷川三千子さんも参加して豪華メンバーで「フォレストガンプ」を見る。
ガンプがまってた9番のバスは本当にあったか?って言う人がいて、
そこから、いろいろ妄想。

●2010.01.25月
給料を払う日、ポットの口座から一気に金がなくなっていく。
1月の誕生日祝いのケーキ。キルフェボンのイチゴ、栗のケーキを1ホールずつ。

送信者 New Album 10/01/26 17:38
送信者 New Album 10/01/26 17:38

夜は、出版コンテンツ研究会の新年会で、神保町の「上海朝市」。

ポット出版社長・沢辺均の日記-58[2010.01.08〜2010.01.13]

去年もヨク連休だったけど、今年も早速3連休。
いつのまにか、休みの多い国になったんじゃないのかなー、日本。
その上、ポットは、休日に挟まれた平日1日は、会社を休日(対外発表)、社員は有給休暇、
ってルールにしてるんで、去年は連続休日が多かったな。
特例の休日に挟まれた平日2日も休みにしたこともあったし。

●2010.01.08金
新年、初めてのポット会議、その後掃除大会。
今月はオレの掃除隊長の番。
午後、数学セミナーの本文レイアウトの打ち合わせ。
夜は、近刊の著者が来て著者校正戻し。
その後、ジャパニーズブックサーチ作戦の謀議も。風向きが良くなってきた、って感じ。

●2010.01.09土 ●2010.01.10日 ●2010.01.11月祝
連休初日は、那須がゴールデンレトリバーの老犬メスと、中型の雑種、と猫をつれて我が家へ。
実家に帰るので、ペットホテルにされた。料金は、ロールケーキ1本でごまかされる。
その上、娘も遊びにきて泊まってく。
ナイキID(スニーカーの注文生産)でつって9日10日、と一緒に遊ぶ。
鉄とすずとはドックランに。
最終日は10時に義理の弟が来訪。
11日にチョット仕事したくらいで、のんびりできた連休でした。
その仕事って主に、この前の日記の
アンケートのお願い●図書館の「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用」
を作ってた。
図書館関係者、図書館に関心のある方は、ぜひご協力を。

●2010.01.12火
午前中は、マンション管理組合理事会。和解案が相手から示されてその検討。
15日に迫ったポット出版の電子書籍発行計画のプレスリリースなどなど。

●2010.01.13水
朝日朝刊の「電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い」の記事。
へんだなー、と思って、電話で事情を聞いてみたりしたら、
電子文庫パブリの法人化の話に、いっぱい尾ひれがついているみたい。
もちろん、電子書籍をめぐる状況はスゴくなってるし、
出版社もいろいろ迷ったり、困ったり、もしてるけど、
新聞記事て結構記者の思い込みで書かれてるところがあるな、
って思ってた、ことのようだな、と。
午後には、NPOげんきな図書館の理事として、渋谷区立図書館の受託業者打ち合わせ会へ行く。
代々木図書館の実績評価表をもらう。他の館、他の業者の評価表を全部オープンにしませんか?
って発言。検討してくれることになりました。
帰ってみると「日本の公文書」の見本ができてきてた。
いいできじゃん。事前注文はまあまあかな? この固めのテーマにしては。
TRCのストックブックも150くらい注文あったし。
明日は、9:37の大宮発上越新幹線に乗る。雪は大丈夫か?

アンケートのお願い●図書館の「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用」

これからの図書館は本屋では売っていないコンテンツの収集/分類/再利用が必要なんじゃないかと思ってる。
全国公共図書館研究集会(2010.01.14〜15 新潟)で「「出版文化の危機」をどうみるか」というテーマで
話をさせてもらうのだけど、結論は、出版って別に危機でもなんでもないでしょ。
レジュメも書いた。

そのレジュメにも書いたのだけど、最後は図書館の話にして終えようと思っているのだけど、
そっちの結論は「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用をやりましょう」
と考えてる。
ところで、「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用」ってどの程度行われているのだろうか?
僕の考えている「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用」っていうのは、
・新聞・雑誌の書評をデータベースにして、蔵書に紐づける
・近所の小中学校の卒業アルバムや文集とか、移動教室のマトメ報告書を集める
・新聞折り込みチラシをためておく
・行政関連の法律相談からイベント、浴場組合の風呂屋のイベントデータを昔の「ピア」みたいに一覧に整理して提供
みたいな、ことなんだ。
書評は、『ず・ぼん15』で取材した横芝光図書館でやってたし、
版元ドットコムでも、掲載タイトルを無料でメールマガジンとして発行してる。
新聞折り込みは、元立川図書館にいた、『ず・ぼん』編集委員の斎藤誠一(千葉経済大学短期大学部准教授)さんが、
やってたって聞いた話しだし、
函館図書館に取材に行ったときに、岡田健蔵(1944年没)がやってたって聞いたことで、
ほとんど人のパクリなんですけどね。

もちろん、議会議事録を始めとした行政の資料も集めるのがいいんだけど、
これって、ほとんど利用されないんで、利用されるための分類や編集や再利用方法が大切。
データベース化して、「保育園」とか分類をし直すといいんじゃないかな、なんて思うのです。

ところで、
そうした「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用」ってそもそも
どの程度行われてるんだろう? と思って、アンケートをお願いしたいのです。

Googleのフォーム↓にアクセスして、書いてくれると助かります。
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dDFkNkJsYU1IYlJiSV90SWxDSEdGV2c6MA

また回答してもらえると、その時点の集計を見ることができます。

★はゼツヒツ(必ず書いてほしい)、○はよければ書いて。
図書館員でも、図書館員以外でも、構いません。
図書館員以外の人は、「行ったことある図書館にこんなのあった」っての書いて欲しい。
それと対象は基本地域図書館で考えてます。

それと、ネット上、あるいは『ず・ぼん』などポット出版の発行物などで利用させてもらいます。
ポット出版以外の方が、利用することも歓迎しますので、了解してもらえる方だけ記入ください。
特別な事情がアル方は、ポット出版サイトの問い合わせメールで直接連絡ください。

2010年1月13日(水)までにできるだけ書いてもらえると嬉しいですが、それ以降も歓迎です。

★あなたは図書館員ですか? 
◎図書館員 
◎図書館員以外
◎その他(退職者とか)

○名前

○メールアドレス

○図書館員のかたは、
◎公務員
◎非常勤など
◎委託会社スタッフ
◎その他(   )

○図書館名(図書館員以外の方も書いてください)
(    図書館)
(蔵書  万冊程度)

★こんな「本屋に売っていないコンテンツの収集/分類/再利用」をやってる・やっていた
◎書評などの収集
◎近所の学校の資料の収集
◎近所のチラシなどの収集
◎近所のイベント情報の収集
◎議会議事録などの行政資料
◎その他の行政資料
◎その他(上記の補足や上記以外のものなどがあれば)

○意見・異論・反論、こんなの意味ねーや、とかを書いていただけるようなら自由におかきください。

ポット出版社長・沢辺均の日記-57[2010.0105〜2010.01.07]

●2010.01.05火
ひたすら事務仕事。
映画「バサラ人間」の2009年配給配当計算やら、株主・私募債出資者への2008年度決算報告、
それから、1月6日にせまった、渋谷の西原図書館の運営委託の入札金額のつめとか。

●2010.01.06水
渋谷の西原図書館の運営委託の入札金額は電子入札。
4社のうちNPOげんきな図書館は2番目の金額で、落ちた。
業界最大手が、落札。いや、あの金額はかなわないな。
午後代々木図書館へ行って、1月15日発行の「代々木図書館新聞」のための写真やら、
新企画の打ち合わせとか。
写真は結局ほとんど役に立たなかったけどね。
18時、談話室沢辺のインタビューで石川輝吉さん来る。
カント 信じるための哲学—「わたし」から「世界」を考える 」(NHKブックス)の著者。
おいらの嫌いなポストモダン(=正しいものはすべて疑え!)を「ひとそれぞれ」というキーワードで、
うまく付き合うことを書いている。うんすごいいんです。
3時間もインタビューしたし、一緒にやろうって新企画もできたし、
そのあと、原宿の大炊苑(岩松了さんの高校の同級生がやってる近所の)っていう飲み屋で、24時半まで。
権力と市場経済、政治と文学、ってことで議論できて、
楽しくって面白い時間でした。

●2010.01.07木
10分遅刻してしまった。みなさんごめんなさい。
出版会議。最近、出版会議が長い。
若いスタッフに、できるだけいろんなことを伝えたいので、まあ、当分は長くてもしょうがないか、
と思って、できるだけ丁寧に説明したり、おいらの考え方を伝えるようにしてる。
すこーしずつ議論が生まれてる気がするけど、甘いか、おれの認識。
橋爪大三郎さん、竹田青嗣さんと考えている新企画を整理して連絡したり、
図書館をめぐる企画をレジュメにしたり。
それと、竹田青嗣さんのライブの準備もね。
竹田さん、井上陽水を歌うのだ。2月。

チケット申込方法●2010 2.1(月)阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」イベントのお知らせ

[2010年代の「出版」を考える]のチケット申込方法などをまとめました。

●阿佐ケ谷ロフトAの紹介
2010年2月のスケジュール
●ポットの日誌での[2010年代の「出版」を考える]の紹介
2010 2.1(月)阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」イベントのお知らせ

●阿佐ケ谷ロフトAの予約フォーム
「2010年代の「出版」を考える」
●ローソンチケット
http://l-tike.com/
で「 2010年代の「出版」を考える 」で検索
●LOFT A電話(03-5929-3445)での受付

ポット出版社長・沢辺均の日記-56[2009.12.25〜2010.01.04]

●2009.12.25金
ポット会議や雑用を済ませて、16時から大掃除。
オレは、もっと早くからやろう、と主張したんだけど、
社内の守旧派に押し切られた。
19時半に、近所の中華レストランで納会。

●2009.12.26土
鉄とすずと一緒に代々木公園。

●20090.12.27日

●2009.12.28月
JBDをめぐる謀議だ。
夕方に図書館関係者と情報交換。

●2009.12.29火
鉄とすずと一緒に代々木公園。
よるちょこっとだけ仕事

●2009.12.30水
?

●2009.12.31木
鉄とすずと一緒に代々木公園。
夜ちょこっと仕事。

●2010.01.01金
アルツで入院してるオヤジを迎えにいって、実家へ。
テレビと読書。
シノドス編集の「経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS) 」を読んだんだ。
いやー、飯田泰之さんていいなー。あってみたいな。談話室沢辺でお願いしようかな。
年末に「シノドスセミナー」ってのにいってみて、なんだこりゃ、って感想だったんだけど、
ちょっと好きになるかも?って。

●2010.01.02土
同じ。

●2010.01.03日
午後にオヤジを病院へ送り、帰宅。
レッドクリフ・龍馬伝・交渉人真下なんとか、と読書。

●2010.01.04月
出勤。
いろんなことちょこちょこ。
さて年賀状が、届いてる。
年末に送った「ポットの現状報告」と鉄とすずのカレンダーの宛名間違えなどの返送がある。
今年もらった年賀状で思ったのは、何といっても仕事関係ばかりになったなってこと。
オレが仕事やめちゃったら、社会や人との接点て、ほとんどないジャン。
アルツのオヤジを見てたからますます、そう感じるのか?
それから、オレ以外のスタッフ宛のものが、すごく増えたってこと。
こいつはうれしかったね。
スタッフが、オレを抜かして、独立の関係を築いてるんだな。
ヤツラ(スタッフのことね)は、オレが年中説教してるもんで、
自己評価が低い感じがあるけど(いや一部には高すぎるヤツもいるかも)、
アル面で着実に成長してくれている感じがあるのだ。

なにせ、ワンマンですから、ね。オレ。

2010 2.1(月)阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」イベントのお知らせ

イベントのお知らせです。
会場からの発言/意見/質問も大歓迎です。どうぞいらしてくださいな。

2010年代の「出版」を考える

グーグルの「ブック検索」、アマゾンのキンドル、
アップルのiPhoneや噂されるタブレットなど、
インターネットと結びついた電子出版・電子読書のしくみが登場
するなかで、出版の仕組みは大きく変容しそうな状況を迎えている。
今回は特に、書き手と出版社の仕組みを中心に徹底的に議論。
出版社は意味を持つのか、印税90%化は可能か、
読者を引きつけるコンテンツをどう生み出すのか。
毎日一冊の本を書評し続けるブロガー橋本大也、
文芸評論とフリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生、
早くから出版活動のネット展開を手がけてきた
版元ドットコム(157社の連合体)の二人が意見をぶつけあう。
ネット中継も予定。

●出演
橋本大也 ブロガー・「情報考学」
仲俣暁生 フリー編集者、「マガジン航」編集人
高島利行 語研・出版営業/版元ドットコム
沢辺均 ポット出版/版元ドットコム

●日時 2010年2月1日(月)
18:30 open/19:30 start
●場所 阿佐ケ谷ロフトA
杉並区阿佐谷南1−36−16ーB1
    JR中央線阿佐谷駅南口
    パールセンター街徒歩2分
    電話:03-5929-3445
●料金 1,500円 前売/当日(共に飲食代別)
●前売チケット
・ローソンチケット、WEB予約
・LOFT A web受付
・LOFT A電話(03-5929-3445)

twitterのハッシュタグはこちら→ #pub2010
ustreamによる生中継はこちらhttp://www.ustream.tv/channel/pub2010

ポット出版社長・沢辺均の日記-55[2009.12.21〜12.24]

●2009.12.21月
S社の仕事で横浜に打ち合わせ。
打ち合わせ内容を上野が説明したのだが、途中失格と判断して、かってにしゃべりまくる。
01
 01-01
  01-01-01
  01-01-02
  01-01-03
 01-02
02
03
 03-01
 03-02
 03-03
といった趣旨を、01→01-01→01-01-01→01-01-02
といった具合に、どんどん掘ってっちゃって、議論が細部になっちゃう。
警告!

●2009.12.22火
午前中、S社デザイン打ち合わせ。
午後には、元書協やJPOにいたHさん来社で情報交換
夜はNPOげんきな図書館の理事会。
相互貸借本が汚されて?戻された話や、来年度の委託応募、中野と渋谷西原図書館のことなんか。
相変わらず、オレがガミガミ言うもんだから、どんどん嫌われていく、、、。
戻ってきて、入稿直前の本のフォーマット問題。

●2009.12.23水
祝日だが、出版チームほぼ出社して入稿直前の本のフォーマット問題。
問題は、たんにフォーマットのことにとどまらず、段取りや意思形成をどうするか?とか、
そもそも、本ってなんだ、とか。
8万字じゃ本にならないな、もう少し書き足してもらおうよ、
みたいな話が疑われずに通ってしまうことをもう一度疑って、本のありようを
もっと自由に、柔軟にしなきゃ、ってオレの意見をめぐる話をしたんだ。
17時、エフメゾ(伏見憲明さんの週一回オープンのバー)でイベント。
二人で生きる技術ーー幸せになるためのパートナーシップ」のトークショー。
伏見憲明さんを司会に、著者の大塚隆史さんと、マガジンハウス編集者で最近アエラで夫婦紹介された広瀬桂子さん
三人のトーク。30人くらいかな?
広瀬さんは変態だと思った。

●2009.12.24木
出版会議。目白押しのイベント準備やら何やら。
夜は、阿佐ヶ谷ロフトAに、「ナックルズ」イベントに出演した松沢さんを危機、いや聞きにいった。
テーマは「インターネットによるメディアの変化、と出版社の危機」みたいな話かな?
出版オタクのオレとしては、ちょっとぬるく感じたけど。
ここでも「クズが世界を豊かにする YouTubeから見るインターネット論」の会場販売。髙橋が二日連続売り子に。

書影の利用をめぐるメーリングリスト[Next-L』でのやりとり

Next-Lというプロジェクトのメーリングリストに入ってる。
オープンソースの図書館システムを作ろう、という取組みだ。
作ろう、という目的も、開発の方向性もスゴくいい。
ポット出版の「ず・ぼん15」には、メンバーたちの座談会もある。

んで、そのメーリングリストに、書影利用に関するメールがながれた。
そのメールに、書店の人から詳しいメールがとどいたり、
ぼくが返事を書いたりした。
書影利用をめぐるさまざまな問題点が垣間見えるので、
当人たちに了解をえて、載っけますね。

話のながれは、
●大学図書館の人が、書影をサイトでだしたいけど、アマゾンから引っ張って来る方式は難あり、
 とりあえず(すべての本をかばーできないけど)版元ドットコムの書影だけでも引っ張ってきたいな
●書店のひとが、書店(のサイトなど)での書影利用すら、うまく行っていない現状を書いて
●沢辺が突っ込み返した
●横から版元ドットコム事務局の日高から、「こうしてくれるといいよ」という具体的な利用方法
みたいな流れです。

他にも大学図書館のひとから、書き込みがあったり、専門的なやり取りがあったのですが、
流れをわかりやすくしたかったので、

メール●01(2009.12.15)──────────
沢辺様、みなさま

 小野@○○大学附属図書館と申します。
 いつも「日誌」拝見しています。

 私のところのOPACが今度更新になり、現在調整中なのですが、
 ○○という会社の作ったデフォルトでは、amazonの表紙画像が表示されます。
 ところが、
 ご存知のとおり?、「国立大学」というところで、amazonの書影を
 出すのには、いろいろ面倒なので(面倒な理由は、末尾に書きました)、
 画像が出る仕組みそのものを切ってあるのですが、
 版元ドットコムさんの、書影を使わせてもらう方向で進めています。

 システム業者にも、前向きに検討してもらえることになりました。
 # 実装がいつになるか分からないので、気長に待つことにしています。

 書影画像の生成規則ですが、
 http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-588-00928-0.html
 が、こんな感じ↓のようですが、
 http://www.hanmoto.com/bd/img/978-4-588-00928-0.jpg
 この生成規則で、システムを組んでしまってもよさそうでしょうか?

 今後ともどうぞよろしくお願いします。

—–
 余談ながら理由:
 ・一応国立大学なので、一営利企業(amazon)の広告を載せてよいか議論
  がある。
  : 広告そのものがいけないわけではない(広報誌では広告を取っ
    ている)。ので、そういう理由だけではいまいち。
  : 複数の書店にリンクをつければよいか。
    画像そのものはamazonからとってきてリンクはamazonからつけるが、
    その下に楽天、yahoo、セブンアンドワイ、TSUTAYAとかのリンクも
    つけておけばよい?でも、googleにISBNでリンクしているなら、
    それと同じことか?
  : 広告企業を公募すればよい?(それは変だし乗ってくれる書店はなさそう)
  : あと、アフィリエイトで小銭をとること自体を、そういう前例がない、と経理部門が面倒がる、という説もある。
 ・SINETのAUPにひっかかる?
  : 参照 http://d.hatena.ne.jp/arg/20080217/1203253500
  : たしかにNII「学術情報ネットワーク加入規程」には、
    「営利を目的とした利用を行わないこと」とあるが、大学が広告をとることが「営利」かどうかは疑問。
 ・各出版社のサイトに画像があれば、それを使う?
  : 表紙画像のURLがまちまちなのでシステムには乗らない。
   (わざわざISBNから生成できない画像ファイル名をつけているところが多い、というのは使わせたくない、という意思の現れ?)

 基本的には、
 表紙画像があるとイメージはつかめるので、
 表紙画像がOPACに出て欲しいとは思っていますが、
 諸般の事情^^;で難しいようです。

 「ご自由に使用できます。」という書店が増えてほしいなぁと思います。

メール●02(09.12.15)──────────
版元ドットコム事務局の日高です。

システムまわりなんで、直接おこたえします。

ご指摘のuriでかまわないのですが、現時点での推奨画像サイズは
「72dpiで原寸」という、かなり巨大なものになっており(もちろんそうでない、小さな書影画像もたくさんありますが)、

http://www.hanmoto.com/bd/img/978-4-901510-77-6.jpg

このように巨大なものも結構あります。

内部で呼びだす場合も、これではサーバ・ネットワーク負荷が厳しいので、

http://www.hanmoto.com/bd/img/image.php/978-4-901510-77-6.jpg?width=500&image=/bd/img/901510/978-4-901510-77-6.jpg

http://www.hanmoto.com/bd/img/image.php/[ファイル名]?width=[表示したいサイズの横幅]&image=/bd/img/[ファイル名

の出版社記号部分]/[ファイル名]

このように動的にリサイズしつつ取得するようにしております。
ですので、そちらで取得サイズを決めていただき、上記のようなuriでサイズ決め打ちで取得していただくのがありがたい
です。

よろしく、お願いいたします。

メール●03(09.12.16)──────────

ずっとROM状態の庫本善夫@庫書房です、
書影に関しての余談だと思ってください、

突き詰めれば金が解決する問題ではあるのですが、

そもそも書店には書影に関する権利は一切ないのです。
ま、でもアマゾンとかのネット書店が書影にそれなりの代価を
払っているか否かは別として、少なくとも書誌情報については
多額の使用料金を払っています。書誌情報についての権利関係は
さほどややこしくなくて、材料は無料と黙認された前提で書誌情報を
作成したものに書誌情報作成の著作権が発生していて、これが商材、
商品データそのものが商材となっているのが現状です。
年間200万円ほどを払えば書誌情報を一次的に使用することができます。
(二次的使用以降は別問題)

で、書影はどうか、
こちらはややこしいことになった経験があるので具体的にお話すると、
奈良県書店商業組合でオリジナル図書カードを作成販売しようという話が
ありました。結果的には作成販売することができましたが、その製作過程が
なかなか面倒でしたが権利関係に問題の無いところから奈良らしい、来年の
遷都1300年祭がらみのオリジナル図書カードを作ることができました。
(絶賛売り切れなので、ごめんなさい、入手不可です)

予定より大幅に作成が遅れたのは私たちの画像に対する考え方の甘さが
原因しておりました。当初某大手版元さんの営業さんが気軽に「うちの
奈良関連書籍の写真を使ってください、使用料はいりませんから、」と
言ってくれましたのでその版元の書籍をいろいろ広げて検討しまして
「これ使わせていただきます」と数点の候補をお知らせしましたところ、
かなりの間があいて、「表紙の写真だけにしてください、中の写真は
使えませんから、」と返事。で、表紙だけに絞って検討して縦長に
なっているのを少しトリミングしたサンプルを作って送ると、、、やはり
問題があったようで、しばらくたってから、こういうふうに使ってくださいと
作成例がきました。組合ではどうしたものかと困ったのは、ぱっと見たら、
出来上がりの図書カードはどう見てもその版元さんの本の宣伝カードに
しか見えない、見るからに本のデザインそのままだったのです。これでは
使えないということで期日にも余裕がなかったこともあり版元さんの
画像を諦めました。

歯切れの悪い話から推察されるのは版元さんの内部事情でした。
1枚の表紙写真には、版元営業さんだけでは勝手にできない権利、
本そのものを編集した編集関連の方以外に、写真の撮影者、
装丁のデザイナーさんなどの権利というか思惑というか、絡んでいます。

アマゾンは黙認するかもしれませんが正面きって使わせてくれといえば
簡単な話では終わらないでしょう。私たち書店は無断で販売のために
本の表紙画像を使っていますが、これでさえ、正面から断りを入れたなら
無視という黙認か、駄目ですという紋切り型のお返事がいただけます。

高校の司書さんたちから相談されることもありますが、ホームページと言う
公開された場が簡単に使えるようになったため、生徒さんたちへの本の紹介
などもホームページが使われます。私には使って良いという権利など全く
無いので事情を説明すると個別に版元さんに使用許可を出す方もあります。
結果は版元さんごとでまちまちのお返事、もしくは返事なし。

アマゾンとかが黙認するのは対応する煩雑さでしょう。ディズニープロは
見事に対応してきます。あそこ以外で画像の無断使用を追求しに
来たという話は聞いたことが無いですが、厳格に言うなら無断使用は
著作権法に触れますね。

ネット上に公開されていることが即公共的な使用権があるものとする
ことには無理があると思いますので書誌情報だけでなく画像情報の
取り扱いについても明確なガイドラインなり使用の根拠を明確化させて
おくことは必要ではないかと思いますが、いかがでしょう。少なくとも
アマゾンから書影を取りましたなどと明示することは、、ありえない
ですね。

版元さんたちに機会があるごとにお願いしているのですが
公開して良い書誌情報なり表紙画像なりを ISBNコード入りの
HTMLファイルにしてネット上において欲しいですね。以前に
沢辺さんに簡単なことではないですかというような話をさせて
いただいたことがありました。その時版元さん側の簡単では
ない事情の話を聞いてしまったので、時間がかかる問題だとは
認識しております。

沢辺さんたちの版元ドットコムはこのあたりの問題に積極的に
対応しておられるので小野さんの狙い所は正解ですね。でも
版元ドットコムさん以外の版元さんの情報をどうするかという問題が
残りませんか? 出版業界全体の問題として書協あたりに申し出て
みるのも方法ではないかと思います。日本インフラセンターが
図書館界へどういう対応を考えているかも知りたいところです。
図書館界も日本インフラセンターへメンバーとして参加しているはず
ですから何もないということは、、ないとおもいますが、、、、、

メール●04(09.12.16)──────────
書影問題について。
沢辺です。

●小野さん
問い合わせと、版元ドットコムのデータ利用ありがとう。
どんどん使ってほしいです。
使えるってことを、あっちこっちで吹聴してほしいです。
それが、「うちもそのようにしなきゃきないのかなー」って版元のムードを
作り出すことになると思うからです(笑)。

庫さん
こんなところで遭遇するとは(笑)。
庫本さん、に何点か。

●本の書影と、書誌データの権利について
○書影
・デザインには著作権はありません
・写真か絵が使われている場合は、その写真か絵には著作権があります。
従って文字だけの表紙には著作権はありません。自由に使えます。
○書誌データ
・著作権は、思想または感情を創作的に表現したものであって文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの、
なので、書誌データには著作権はないです。
・編集著作権はあるけど、ただ並べただけではダメで、昔の職業別電話帳のように、
どのような職業を抽出するか、どう分類するか、といった点が、編集著作権の根拠なので、
単に書誌情報をつくっただけでは著作権はありません。

●アマゾンなどなど
○書誌情報に多額な使用料を払っているとは言い切れないです。
 なにか確定的な情報はありますか?
 取次の情報(マーク以下のタイトルやISBNや値段などだけだろうけど)で間に合い、
 それは費用を払っていないと考えています。
 200万というのは「books.or.jp」のことかと思いますが、今は買ってないはずです
 →買わなくとも取次の書誌情報で間に合うからだと思っています。
○奈良県の図書カードの写真
 写真には著作権があります。死後50年以上か1955年(56年かも?)以前に【公表】された写真の財産権としての著作権はキレています。
 したがって、どの出版社が出した本であろうと、その写真をとった人が、上記に該当すれば無断無料で利用できます。
 たとえば、キャパの崩れ行く兵士(だっけ?)であっても。
 もし、使おうとしていた写真が、権利の残っているものなら、
 遷都1300年祭なんだから、もっと古い写真や絵を使えば問題なかったはずです。
 そしてその写真は、どの本からでも複写してかまわない。
 小学館の世界の美術から、モナリザを複写してもいい。出版社には「版面権」はありません。
○アマゾンのサイトにある書影は、写真/絵のあるものもないものもあります(つまり著作権のあるものとないもの)
 この権利処理は
 取次が各出版社に書影のネットでの利用承諾書をとってます。ポットも出してます。
 取次がそれにもとづいて、ネット書店での利用に了解を与えている、
 という構図だと思います。
 アマゾンには、写真/絵のあるもの、ないものももありますが、
 いちいち区別するのがメンドウなんでしょう。たぶん一律上記の了解をもって、
 許諾を得ているって立場だと思います。
 ところが、たぶん、そうした承諾書を、すべての版元が出しているとは考えられず(忘れてたり、も多いでしょう)
 承諾書を出していない版元の書影も一律出してしまっているのではないか? と想像してます。
 まあ、承諾書を出している版元にフラグをたて、その場合は書影を表示しているかもしれないですけどね。
 さらに、
 アフリエイトの一般の人にもAPIで書影の表示をさせていると思われますけど、
 これは原理的にはたぶんアウトだと思います。ネット書店が他に利用させるところまでの承諾書にはなっていなかったと思います。
 ただ、版元にとって、本の紹介をしてくれるのに、書影を利用を認めないとかたくなに考えているところはすくなく、
 現実に抗議などはしていないと思われます。
 げんに、新聞雑誌の書影で、利用承諾を問われたことは、ほとんどありません。
 勝手に掲載していて、でも、ありがたいと思ってます。
 アマゾンも含めて、実体上問題ないから、出しているってことに近い感じがしています。
○ところが、図書館は遵法が基本なので、原理的に扱う。
 すると、版元にいちいち聞くというところが少なくない。
 一橋大学図書館も、ちゃんとした利用許諾を受けていないので、アマゾンの書影を使う機能を
 はずしたんでしょう。そこで、せめて版元ドットコムの書影だけでも、と今回の問い合わせになったのだと思います。
 これは、出版界と図書館界が共同で書影利用オープンな本のデータベースをつくるというのが現実的な解決策ではないかと思ってます。
 ある程度、国会図書館なりがかね出してくれるといいんですけどね。
 そして、そこに書誌情報もくっつける。書店もどうどうと利用できる。版元は書店/図書館が本の告知を積極的にやってくれるってことです。

沢辺

2010.02.01 阿佐ヶ谷ロフトAで「2010年代の出版を考える」

阿佐ヶ谷ロフトAのイベントに参加します。
ぼく以外は、いいメンバーでしょ? 楽しめると思いますよ。
すでに
1)著者への正当な利益配分
2)FreeRide問題の対処方法
3)金融出版的慣習の解消
4)具体的営業
見たいなことを議論しようよ、という話になってます。

そもそもこの話は、Twitter上で、仲俣/高島/沢辺あたりで議論してたことを、
どうせなら、オープンに議論して、さまざまな人にも意見を出してもらおう、
ということから始まったはなしです。
どうぞ、ご参加ください。
──────────────────────────────
2010年代の「出版」を考える

グーグルの「ブック検索」、アマゾンのキンドル、アップルのiPhoneや噂されるタブレットなど、インターネットと結びついた電子出版・電子読書のしくみが登場するなかで、出版の仕組みは大きく変容しそうな状況を迎えている。
今回は特に、書き手と出版社の仕組みを中心に徹底的に議論。出版社は意味を持つのか、印税90%化は可能か、読者を引きつけるコンテンツをどう生み出すのか。毎日一冊の本を書評し続けるブロガー橋本大也、文芸評論とフリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生、早くから出版活動のネット展開を手がけてきた版元ドットコム(157社の連合体)の二人が意見をぶつけあう。ネット中継も予定。

【出演】
沢辺均(ポット出版/「版元ドットコム」)
高島利行(出版営業・語研/版元ドットコム)
仲俣暁生(フリー編集者、「マガジン航」編集人)
橋本大也(ブロガー・「情報考学」) 

場所 阿佐ヶ谷ロフトA
2010年02月01日(月)OPEN18:30 / START19:30
前売 / 当日 ¥1,500(共に飲食代別)

前売チケットはローソンチケット、WEB予約にて12月26日より受付け開始!

ポット出版社長・沢辺均の日記-54[2009.12.04〜12.20]

すげーためてしまった。やべー。

●2009.12.04金

●2009.12.05土
午後に、代々木図書館に行く。小学生を対象にした「一日図書館員」の日。
2人の予定が、一人は風邪でダウン。
女の子が時間延長してカウンターとかやりたがってくれ、まずまず。
夜は雨のなか、NHK青山荘で石川輝吉さんの出版記念パーティ。
カント 信じるための哲学—「わたし」から「世界」を考える」へ。
竹田青嗣さん、西研さんの呼びかけ。
小浜逸郎さん、径書房の面々などの顔見知りも。
切通理作さんと名刺交換。
この石川輝吉さんの書いた本にある「ひとそれぞれ」っていう言い方が気に入った。
価値相対主義みたいなことをさすんだけど、そのいいとこ/悪いとこを含み込んだ言い方にできるな、
と思って、その後しっかり使わせてもらってます。

●2009.12.06日

●2009.12.07月
午後、出版流通で博士論文を書いているという学生(年齢は行ってた?)のインタビューをうける。
後日メールで、当日おいらがしゃべったことのまとめを送ってくれる。
結構知らんぷりの学生も多いし、そもそもインタビューのまとめもしてるのかしら、
というのも多い気がしてたけど、ちゃんとしてて偉いな、。
夕方、山路達也さんが来てくれる。新刊の依頼だ。
マグネシウム文明論─石油に代わる新エネルギー資源」を書いた人。
知り合いのライターから、制作チームが紹介されて、以来仕事のライターをお願いしてた。

●2009.12.08火
S社のデザイナーを相手に、デザインの講演。20数名いたな。
終わってから、チーフたちとイタめし屋。23時過ぎまでたっぷりおしゃべり。

●2009.12.09水
午後SD月例会議。
夜は、昔勤めてた渋谷区役所のサッカー部(いえ、おいらは飲み会要員)の忘年会の二次会に合流。
10数年ぶりに参加。なつかしい顔と再会。深夜3時、三次会まで。
最後は渋谷警察署ウラの「ちんちん」。いやホントにこういう名前だから。

●2009.12.10木
代々木図書館の館内整理日。午前中の会議に寝坊。
夕方もう一度行って打ち合わせなど。
新しく中野区江古田図書館から、代々木に異動した松井さんの歓迎会に行って、
戻ってから、Aさんとの飲み会。いろいろ情報交換(公私にわたってね)。
人はおもしろいな。

●2009.12.11金
毎週定例のポット会議+掃除大会。
午後ブックファースト新宿店へ、トークセッションの打ち合わせ。
クズが世界を豊かにする』(松沢呉一)の発刊記念イベント。
明日にでも正式告知するけど、松沢呉一さんと、津田大介さん。
夜は版元ドットコムの忘年会。二次会まで。
出席100をける参加。司会をヤラセてもらいました。
最後は、我社の今年の一冊争奪じゃんけん大会。思いの他盛り上がる。
『クズが世界を豊かにする』をもらってくれた末廣さんありがとう。

●2009.12.12土
久々にバンド練習でスタジオへ。
来年04/17土のライブ(勝手にしやがれ6)に向けて、選曲も着々。
そして、なんと事務所でヨク出前をとる紫金飯店のお兄さんのライブに、
近所の「ベラミ」へ。鉄の大ファンのお兄さん、寺沢さんと言う名前だったのをはじめて知る。
寺沢さんも、その日までおいらの名前を知らなかったけどね。
で、普段の出前姿からは想像のつかないハイパワーな演奏。
対バンのブルースのバンドがバカウマ。TheBANDの「The Weight」は楽器もハーモニーも抜群。
いやー音楽っていいですね。なんと家に帰ったら24時だった。

●2009.12.13日
芹沢一也さんとかのシノドスが主催するセミナー(7000円だぞ)に参加。
稲葉振一郎「社会学の居場所」 。
若い「思想家」たちの思想を聞いてみたくて。
うん、だけど、何だこりゃ?だな。
解説してどうすんだ? 中身をつくれよ。
稲葉さん自身新しい歴史教科書をつくる会批判勢力が、教科書つくらないのことを批判してたけど、
自分の思想つくれよ、って感じ。

●2009.12.14月
メディアにも書かれてる「ジャパンブックサーチ」に対する「陰謀(笑)」会議。
夜はS社の女性二人と、ポットの和田とワイン屋さんにいってたのしくおしゃべり。
あっというまに時間がたつ。

●2009.12.15火
午前中、信用金庫。9月末の決算書を受け取り。あわせて個人国債の営業。
えー、買いましたよ。
夕方、前にポットにいた木村瞳が、今の会社(IT系のコンテンツ販売、でいいのかな)の上司と来訪。
後日JPOの大江さんを紹介することに。書誌情報を買いたいらしい。
夜は、風の旅行社と飲み会。WEBサイトをSDでリニューアルしてる。それから、本も出してる。
「風の旅行社物語」。
実は社長の原さんとは、20代前半から関わりがあるんだ。

●2009.12.16水
マンション管理組合の臨時理事会。いよいよ、駐車場をめぐる訴訟もおおづめ、。
夜は、図書館の人と下北沢のZaJiで飲み会。

●2009.12.17木
月例の出版会議。
夜、岩松了さんの「マレーヒルの幻影」を見に、下北沢本多劇場へ。
帰りは、Zaji。2日連続なんて生まれて初めてかも。

●2009.12.18金
ポット会議、。みんなバタバタしてるので、掃除大会は中止。
この日は来年1月14日に新潟で開かれる「公共図書館研究集会」での基調講演のレジュメを
書く。いや、いろいろ考えていて、メモも書いていて、準備のしてたんだけど、締切がこの日で、
またもギリギリ、ってことになる。
レジュメは早速公開してみた。
夕方日販コンピュータ川久保さん来社。
そのご、病院などに行って、ず・ぼんの編集会議。

●2009.12.19土
この日はj「書店落語」の日なのだけど、前から入っていた、
スタジオ・ポットSDの大戦略会議。
具体的なことでなく、大きな方向を議論。
おいらには、いい会議だったと思えたけどね。
夕方、山田と上野と佐藤とE社の社史の打ち合わせ。
家に帰って、WOWOW録画の「ゲバラ28歳」と「38歳」を見たり。
(いや、いつも書いてないだけで、結構みてるんですけど)
「書店落語」は30人集まり、9冊売れて、大成功、の報告あり。

●2009.12.20日
2週間ぶりに、鉄とすずと代々木公園、ドックランに行く。
夕方事務所で、年賀状かわりの「現状報告」の準備等。

ふー、コレ書くだけで45分。
これ、無駄かな?

全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)での講演レジュメ

来年=2010年1月14日(木)〜1月15日(金)に新潟で開かれる「全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)」で話をさせてもらうのですが、そのレジュメを書きました。今日が締切だったもんで。

事前に公開しておきます。レジュメだけじゃなにがなんだかわからんでしょうし。

ココから──────────
「出版文化の危機」をどうみるか

沢辺均(ポット出版/版元ドットコム)

14:20〜15:40 1:20

●出版業界のトピックを点描すると
・売り上げ低下
 年 書籍売上げ 雑誌売上げ 合計
 1960 374.0億円 571.0億円 945.0億円
 1970 2,246.1億円 2,101.8億円 4,347.9億円
 1980 6,724.8億円 7,799.0億円 14,523.8億円
 1990 8,660.4億円 12,638.1億円 21,298.5億円
 1996 10,931.1億円 15,632.7億円 26,563.8億円
 2000 9,705.7億円 14,260.5億円 23,966.2億円
 2008 8,878.1億円 11,299.3億円 20,177.4億円
(2009出版指標年報/社・全国出版協会 出版科学研究所)
・書店の減少
 2001年 20,939店
 2002年 19,946店
 2003年 19,179店
 2004年 18,156店
 2005年 17,839店
 2006年 17,582店
 2007年 16,750店
 2008年 15,829店
 2009年 15,482店 ※2009年10月現在
(アルメディア調査)
・責任販売(増売? 返品減少化) 売上げ低下への対応
 小学館
 講談社
 35ブックス
・電子書籍化 (PC/携帯)
 2006 182億円(70/112)
 2007 335億円(72/263)
 2008 464億円(62/402)
(電子書籍ビジネス調査報告書2009 インプレスR&Dをもとに作成)
・Googleブックサーチ
(1Q84ー村上春樹)

→これらの背景はインターネットによるメディアの変貌
 しかし、人間の使える時間は24時間で固定。人の使う時間の争奪戦

●メディアの変貌
・だれでもメディア発信者化
・メディア絶対量の圧倒的な増大による、情報・思想感情の質の変化
→残された課題は、情報・思想感情の選別・抽出(誰でもできる/いちいちやってられない)と、事実確認機能(誰でもできる/いちいちやってられない)
・圧倒的に増大したメディア絶対量は、一つ一つに平均に注目を集める訳ではない

●「メディア変貌」時代の図書館の役割
○それでも図書館は必要か
・図書館の役割は、読み書き能力向上を始めとした、社会構成員の知的基礎力の向上と、
 多数で生きていくための相互に承認しあって生きていくための共通のルールづくりのために基礎情報提供
・としてもインターネット社会で、相変わらず必要かどうかはわからない
○わからなくとも「メディア変貌」時代に残された課題に対応しておく必要があると思う
・情報・思想感情の選別・抽出
・事実確認機能
・コンテンツの収集/整理・分類・編集/保存

ポット出版社長・沢辺均の日記-53[2009.11.30〜12.03]

●2009.11.30月
夜、高円寺純情出版界「35ブックスと出版業界、みんなで討論」。
はは、「落語を観るならこのDVD」(35ブックス対象商品)の注文部数など、公開
河出、平凡社の担当もきてくれて、現在の注文部数を話してくれた。
これほどオープンに数字を出し合うムードっていいな。
恭文堂・田中さんが言っていたけど「35ブックス対象商品を増やしていく」って発想、
うん、いいアイデアもらった感じだ。
それにしても、いろんな意味でドキドキして始めた35ブックスだけど、
やっぱ、なんでもやることはいいことだな。語ることじゃなくて。
懇親会、遅くまで、自転車で帰る。

●2009.12.01火
翌日の「版元ドットコム入門・電子書籍の状況から作り方売り方まで」のレジュメ集やら何やらの
準備をする日にしていたんだけど、朝からマンション管理組合臨時総会や、
S社とのデザインの打ち合わせ(30分で終了)、出版企画の相談で古くからの友人・前田さん。
レジュメ集準備は、ちょっと難航したり、ともかく7500枚のプリントで、
2台あるプリンタ回しっぱなしになる。

●2009.12.02水
前夜、朝までレジュメ集作りにかかったので、1時間時休をとって12時出勤。
「版元ドットコム入門・電子書籍の状況から作り方売り方まで」
会員、会友=82人/講師=5人/会員外=122人(内10人は取材、twitter協力者、講師手伝いのため会費は無料)
合計 209人
懇親会は80名前後でした。
ご来場の方々ありがとうございました。
↓トゥギャッター
http://togetter.com/li/1386
↓Twitterハッシュタグ
http://twitter.com/#search?q=%23hanmoto091202
↓版元ドットコムお知らせ
「版元ドットコム入門・電子書籍の状況から作り方売り方まで」が開催されました

●2009.12.03木
午前中は出版会議。
午後、電子書籍を取材中の日経新聞記者が版元ドットコムに取材に来る。
17時から、ビジネスアスキーの電子書籍特集のための鼎談で四谷三丁目の「喫茶 茶会記」へ
仲俣暁生さん橋本大也さん、と。面白くおしゃべりできたけど、うまく「部分」を取り出さないと、
記事を書くのは大変かな。
終わって韓国料理屋で3人でメシ。うまかった。1階は食材販売コーナーで、お土産を買った。
レジに怪しげなキリスト教風のパンフがあって、イッシュン「統一教会の店か?」と思ったけど、
よくわからない。

ポット出版社長・沢辺均の日記-52[2009.11.25〜11.29]

●2009.11.25水
午後、山中学さんとタコシェ中山亜弓(通称・アユ)。
羯諦」の、アメリカのミュージアムでの販売などの相談。
夜は版元ドットコム会議。
すっかり前回の議事録当番を忘れてる。
版元ドットコム会議の司会と議事録当番は回り持ち。
議事録を書いたら、その翌月の会議の司会というのがルール。
つまり前回議事録当番だったのを忘れていた。
前日に、尹が気づいて、外出中のオレに代わって議事録を書いてくれた。
おいらが不在でも、対応ができるポットという組織の成長がうれしい。
尹も成長したもんだ。

●2009.11.26木
出版会議。髙橋がアマゾンの在庫表示の意味を質問したんで、大講義。
スタッフたちの理解って、オレから見ると部分部分をちょこっとつまんでるような理解に見える。
著作権についてもときどき問題がおこって聞いてみると、理解が部分、のつまみ食い。
この前も、結局「死後50年」が抜けてたヤツがいた。
不思議だ、つまみ食い理解で不安ないのか?
15時に早稲田大学へ。竹田青嗣さんに「談話室沢辺」のためのインタビュー。
労働の意味と意義について、。
アーレントの「人間の条件」をひいた、
労働→仕事→活動って話が面白かった。
髙橋と那須が朝までかかって「クズが世界を豊かにする YouTubeから見るインターネット論」(松沢呉一著)の入稿。

●2009.11.27金
ポット会議→掃除大会。
ポット会議では、あるトラブルをめぐって「相手の言ってないことまで想像で埋めてしまう」って話に。
午後は、マサコちゃんの数十数回目の誕生を祝ってケーキ。キルフェボンのホールを二つ。
岩松さんのトークセッションなどの営業ファックスをめぐって説教。
公式として理解しておけばいいのに。
今回の公式は、目標→本を売ること→書店に置いてもらうこと→書店員に本を認知してもらう→トークセッションで売れるかもしれないと思ってもらいたい→そのために岩松さんが書店で宣伝しますよ、
ってもの。だからメインタイトルは「岩松了のトークやサイン会やってもらえませんか?」って方向だろう。
17時〜19時半まで、代々木図書館で図書館員をやる。
今日はNPOげんきな図書館の研修なんで、スタッフをそっちに出席させると人が足んなくなるから。
「明治維新/幕末/龍馬」というミニ特集だなを作ったぞ。

●2009.11.28土
夕方からひと月ぶりのバンド練習。
風邪などで欠席がいたけど、楽しく大きな音を出した。
キーボードがあらたに加わったんだけど、ピアノの先生をやってるだけあって、
初見でも結構ついてくる。スゲー。

●2009.11.29日
14時まで寝まくる。前夜、司馬遼太郎の「花神」=大村益次郎の話、3巻読了。
ただちに代々木公園に、鉄とすずと一緒に行く。
二頭を風呂に入れた。鉄はアレルギーらしくその治療の一つとして週に一回、
体を洗ってリンスまでさせなきゃならなくなった。もちろん犬用のアレルギー対応のシャンプー・リンス。
メシ喰って夕方から、事務所に出てレジュメをつくったりなんだり。

レジュメ●2009.11.30高円寺純情出版界「35ブックスと出版業界、みんなで討論」

高円寺純情出版界「35ブックスと出版業界、みんなで討論」
2009.11.30月 レジュメ(沢辺均・ポット出版)

●35ブックス経過(手帳やメモから)
2009.03.00  第一回会議(18社23人)
2009.04.03金 会議
2009.04.22水 会議
2009.05.21木 会議
2009.06.12金 会議
2009.07.03金 会議(この辺りから営業)
2009.07.06月 企画説明会+プレス発表会
2009.07.09木 日書連全国情報化推進委員長会議(沢辺講師、図書館のことなど)
2009.07.11土 本の学校・出版産業シンポジウムin東京 14:30〜16:00
 出版社からの責任販売・時限再販提案/第2部第4分科会で、
 筑摩書房平川さん、河出書房新社岡垣さん、南天堂書店奥村さん
2009.07.30木 会議
2009.08.28金 飲み会(沢辺だけ欠席)
2009.10.09金 会議(搬入などについて)
2009.11.06金 取次搬入

●ポット出版「落語を観るならこのDVD」新刊の注文
瀧口 雅仁 定価1600+税 ISBN978-4-7808-0131-6 C0076
四六判 / 232ページ / 並製 [2009年11月 刊行] 初版3000冊

○統一注文書◎126店/264冊
トーハン●38店/66冊 日販●72店/151冊 大阪屋●11店/29冊
太洋社●2店/7冊 栗田●2店/6冊 八木書店●1店/5冊

○独自注文書合計◎43店/175冊
トーハン●18店/63冊 日販●13店/45冊 大阪屋●12店/67冊

○統一+独自注文合計◎159店/398冊 ※重複を除いたもの
トーハン●53店/116冊 日販●81店/184冊 大阪屋●20店/80冊
太洋社●2店/7冊 栗田●2店/6冊 八木書店●1店/5冊
 
○搬入後の注文=126   客注=34  補充=64 不明=28
ト=18 日販=45 栗田=2 ブサ=3 中央=1 大阪=36 太洋=11(TRC10) JRC=10 合計=126
VAN=28 取次回収短冊=12 アマゾン=10 ブックサービス=1 電話ファックス=75 合計=126

●実売
ネット=10冊前後
紀伊國屋=売れ10 仕入れ=48 返品=1
ジュンク堂=売れ17 仕入れ=77

●聞こえてきた声
・時限再販に(非再販だと中小書店はアマゾンなどの値引きに勝てない)
・再販を外す
・ストレートに買い切り
・55でも高い
・35歩安は低い
・在庫処分商品か?
・商品がわるい(筑摩なら金持ち父さんなど)
・書店の意見をきかない
・商売として判断するだけ(信山社)

●個人的な感想
・販売目標欄は頓挫
・書店と一緒にやる、視点が欠けていた(議論、ウエブサイト、情報の公開性)
・新刊を入れたことで、補充可能に。取次はシステムを変更してくれた
・あいかわらずの反応はあるけどね
・責任販売→35ブックス
・定価をあげれば、書店のマージン金額はあがる
・ポット出版はずいぶんとトクさせてもらった メディアでの露出など
・歩戻し(トあり/日未/大空/太未/八未)/正味/支払い保留
・単品ごとの条件設定ができることになった

tsudaるのOK! 公式実況者募集 12.02版元ドットコム入門・電子書籍の状況から作り方売り方まで

本当は版元ドットコムのニュースとして公開・募集すべきところなんですけど、
週末のこんな時間にやっとやってるので、まず、沢辺の日誌で公開。
版元ドットコムニュースでは、週明けに公開できると思います。

12.02版元ドットコム入門・電子書籍の状況から作り方売り方、来週になりました。
予想を越える申し込みで、200名を越える申し込みをもらいました。
取材も、文化通信/新文化/日経新聞/読売新聞などから申し込み。

で、当日のtwitterでの実況をOKにしました。
条件は、
・ネット接続の環境は自前で準備をお願いします
・発言者がオフレコとと言った部分は実況禁止
です。それ以外なにもないので、どなたでも実況してください。

また、公式実況者を募集しています。
参加申し込みしたかた(会員・会友は立ち見の受付をしていますが)で、
実況してくれる方はいませんか?

参加費と懇親会費(参加するかただけ)を無料にする特典あり、です。
申し込みは、twitterで、sawabekin か、
kin●pot.co.jpまで、連絡ください。

ハッシュタグは
#hanmoto091202
です。