2004-11-20

読者の方からです!

ベルリンの今日のお天気(19日金曜日)・・・雪です・・・。これから寒い寒い真冬が来るんですね・・。ちょっとひるんでしまいますけれども、でも、そうした冬だからこその美しさも楽しもうという気持ちでいたいと思います。それに、なんといっても、甲田先生のおかげで、私の冷え性は治りましたし、それほど寒さを厳しく感じなくなってきています。これはとても嬉しいことです!

またまた読者の方からメールをいただきました。Cさんです。いつもありがとうございます!とても興味深い生活習慣の問題が書かれていましたので、皆様にご紹介させていただきます。

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生Bの方、順調そうで良かったです!

*ありがとうございます! 今回は、前回よりずっと安定した感じがありますね。まだまだ心がふらつくことなくできそうな気になっています。もちろん、先のことはわかりませんけれども・・・。

それに、息子さんの食事・・すごいです。おそらく、長い時間かけて、今のスタイルになったと思うんですが、特に、朝をぬくだけでもすごい。わたしはなかなかだんなや息子に「朝をぬく」ことはすすめられないです・・やはり、だんなには「朝ご飯はしっかり食べないと!」っていう意識があるし、私も、自分は抜いたほうが体が軽いと思っていても、育ち盛りの息子(3歳)に、食べさせずに保育園へ行ったらどうなるんだろうーって思うし、「たべたーい!」と朝から言われたら、やはり用意するし。その息子は、1人でだんなの実家に時々とまりに行くのですが、その時に「朝、食べてないー」とかいおうもんなら、何してるんやろ?と思われるのは目に見えてるし・・(~_~;)

*そうそう! そういうことがいろいろあって、本当に難しいですよね。私も、息子が13歳になってようやくですよ。確か甲田先生のご本には、13歳か12歳までだったでしょうか? とにかくそれくらいまでは、普通に好きなように食べさせてもいい、といったようなことが書かれていたような気がします。どのご本だったのかはわかりませんけれども・・・。それで、今までは私が息子に少食を強要することはありませんでした。でも、最近少しずつ変化があり、様子を見ていたら今のパターンになってきました。もともと息子は、朝ごはんは起き抜けには食べられないというタイプで、食べるより朝は寝ていたいと言います。なので、今ですと朝7時に起きて、7時25分にはもう家を出ますから、実際は食べる時間がないのです。観察していると、思春期に突入いたしましたので(笑)、髪の毛のセットをしてみたり、ジーンズの具合をチェックしたり、挙句の果てには、「やっぱり今日はこれじゃないな」とか言って、違うジーンズを引っ張り出してきてはきかえたり・・・そんなことをしていると、あっという間に朝の時間は過ぎてしまいます。(私はずぼらで、鏡を見ていろいろチェックしたりするほどのおしゃれじゃないのですが、息子は一体誰に似たのでしょうか・・・?ドイツの今時の少年たちって、けっこうおしゃれに気を使っています。)

で、今年の春に日本に戻りましたけれども、その時は息子はしっかりと朝から食事をしていました。というか、強制的におばあちゃんに食べさせられていましたね(笑)。私は朝は青汁だけですから、これは両親も療法だと理解して、心配しながらも私には強制しませんが、孫である息子は別のようです。私も、朝抜きの方がいいんだから、無理に食べさせないで、とは言いづらく、(実際両親もしっかり朝食をとっているわけですし、朝食が一番大切でしっかり食べておくと昼も夜も少ない食事でいいんだ、とも言いますし)そんなわけで、実家では私も何も言わないのです。そんなふうに、状況でいろいろ仕方がないことってありますよね。

少なく食べた方が体にはいい、なんて、なかなか回りには理解してもらいにくいですね・・うちの親も、戦争時代をすごしてますから、腹いっぱい食べることがいいことで、健康のためにはまず食べなきゃ!肉・魚は必須!甘いものも体にはいい!って考えが頑としてあります・・・

*私の両親もそうですよ!! 私が難病で、治らない病を食餌療法で治そうと努力している、という気持ちは理解してくれますが、それ以外はなかなか・・・もしも私がそんなシリアスな病でなく、ちょっと体調が悪いという程度で少食をしていたら、きっととても心配して食べろ食べろと言っていると思います。でも、それもひとつの愛情ですからね、ありがたいって思います。

だから、できるだけ、普段の食事は、肉魚は控えめで、特に息子には蛋白源は豆腐などにし、家ではできるだけ甘いものは避けて夜ご飯の後はできるだけ何も食べない。。とかジュースは置かない・・とか自分で食べたい!というまでは、ハンバーガーなどのジャンク系は食べさせない・・とかそれぐらいしかできないなあ・・

*それだけできればご立派ですよ! 無理は禁物だと思います。結局親子共々ストレスになってしまったら、反動もこわいし長続きしませんものね。私は自分の体験から、やはり少食や朝抜きがとてもよいことがわかりましたので、できれば息子にも健康でいて欲しいから、少食を実践してくれたらいいな、とは思いますが、こればかりは強制しづらいし、そのうちなるようになる、と思って自然に任せているのです。少しずつ誘導するっていうことは、しているかもしれないけれど、うまくいかなかったら時間をかけて、というくらい。でも、息子もジャンク・フードは大好きで、よく友だちとおこづかいのあるうちはハンバーガーやケバブなどを食べているようです。コーラも最近好きになって、ちょっと飲み物系の甘い物の摂取が多くなることもあるようですが、これもひとつの思春期の段階だと思っているのです。今までは炭酸系のジュースが飲めなくて嫌いだったのに、大きくなるとそういう刺激的な飲み物が好きになっていくんですね。

2歳ぐらいのときは、食に対して妙に欲があり、好きなものや、目新しいものをとことん食べたりしてたのですが、今はそうでもなくて、お菓子でも、これだけ、といってあげた分を食べたら満足するようになったので、この調子で何とかなるかなあと思います。

*甘い物は難しいですよね。やはり息子だけでなく、私もそうですが、ストレスが多い時にはどうしても甘い物が欲しくなります。以前の私だったら、食事を抜いてでも甘い物が欲しかった。それがよくなかったことがわかりましたので、息子にはちゃんとそうしたことを説明しています。でも、13歳でもなかなか理解できないですよ。Cさんのお子さんはまだとっても小さいので、お母さんのストレスにも本能的に反応して、とっても敏感かもしれませんから、Cさんがゆったりとされていらっしゃるのが、きっと一番のお子さんの栄養かもしれませんね!

幸い、野菜でも何でもよく食べる子なので(いくら、いい食材でも食べ過ぎるのが問題かもしれないけど・・)肉や甘いものに偏ることはないのですが。

*それは素晴らしいですね!! 私自身はとっても野菜が好きなんですが、息子は嫌いなんですよ。唯一文句を言わずに食べてくれるのがトマト。なので、我が家はトマトは食卓に欠かせません。ただ切ってお皿にのせるだけのトマトですが、何もつけずに食べています。(それが好きなんだそうで)あとは青汁ですね。それから、密かにトマトソースの中に、例の青汁のかす、そうです!グリーンピューレを入れるようにしています。味的には合っていて、違和感なく美味しいと言って食べてくれるので、問題なしです!

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これから、他のお友だちとの付き合いも出てくるし、学校では色とりどり??の給食だし。難しいですね。まあ、ある程度は自然にまかせ、無理しないように、でも基本は理解して・・でいきたいと思います。

*そうそう! そうですよ!!お友だちとの交流も大切ですしね・・・。こちらは学校給食がないので、そこは何も考えずにすみますが、やはり自由が多いので、学校帰りにちょこっと買い食い、というのはあります。日本では、給食の場合、食品アレルギーのお子さんの問題などもありますよね。そういうことは注意が必要かもしれませんね。

甲田先生の本には、確か「空腹時間を18時間以上」とありました。となると、もし1食ぬくとすれば、やはり朝がいいんですね。

*一番簡単ですよね。習慣になりやすい。私も、慣れてきたら気持ちが良くなりました。今でも、前日に過食したり、あるいは早起きしすぎたりした時は、9時頃には空腹感があります。でも、それをやり過ごすと、意外に楽になって、そしてその後に便通があるんですよ! それがある意味嬉しくて待ち遠しくて(笑)、それで習慣にできている部分もあります。

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私も経験済みですが、あさっておなかすくんです・・・・でも、これは、前日に食べ過ぎてるからだろうと思います。初めて朝をぬき始めた時、本当におなかがすいて、昼までふらふらでしたから・・今でも時々そういう日があり、あまりにおいしそうな食パンのにおいがすると食べちゃったりするのだけど、朝起きて、空腹を感じることは以前よりは減りました。慣れもあるのかなあ。

*あはは! そうですよね〜! 私もそういう時がありましたよ! 本当にお腹が空いて空いて・・・、で、食べてしまうとこれが胃が重たくなって。でも、今は習慣になったのか、身体がふらふらしてしまうことがないです。それと、食パンというのはこちらではあまり美味しいものがなく、黒パンなどが主流ですから、朝から別に食べたいとも思わなくなって。もう、私の場合は、脱線しても黒パン以外には手を出さないようにしていますので、なんとかなっています。慣れというのは確かにありますね。

だんなも朝は絶対食べないとだめみたい。でも、すっごい便通はいいです。朝から、2,3回トイレへ行きます。食べるのは出すためだそうです(~_~;)。うらやましい・・・・・・。

*すごいですね!! 人それぞれ、体質もあるのでしょうね。その人に合った生活のリズムというのもあるでしょうし・・・。朝食をとって、そして朝から2,3回!!う〜〜ん! 素晴らしい!

恥ずかしい話、このところ、ちょっとストレスになることが続き、心機一転、朝食抜き・小食・甘いもの控えめ・・など、やりかけていたのに、大脱線が2,3日続いてしまいました。ご飯をしっかり食べ終わってから、戸棚から何かと頂き物のお菓子などを引っ張り出して、挙句の果てに子どもにいただいたアンパンマンビスケットまで食べたりして(>_< ) 最後には、ノリやゴマならいいだろう、とそんなものまでぱくついたりして・・ちょっと反動もあったのかなあ・・。これでは何も意味ないですね。まずはストレスとうまく付き合わねば。

*あまり思いつめないようにしてくださいね! 私もそうでしたよ。買い置きしていれば、今でも危ないことがあるくらい(笑)。あったら食べてしまいそうですもの。甲田医院に入院させていただいていた時に、他の入院患者さんとそういう話で盛り上がったことがありますよ。皆さんご苦労されていて、子供のお菓子までとりあげて食べてしまった、というお話もありましたもの。でも、本当に不思議ですけれど、こうして少食を続けていくと、徐々にそうした気持ちが減って来るのです。ストレスも減ってきているのでしょうか。あるいは、以前はストレスになるようなことを、今はあま気にしないような穏やかな性質に変わってきているとか? よくわかりませんけれも、確実に変化はあります。続けていると、徐々に食に対するある種の余裕が生まれるというか・・・。まだまだ私など極めていないので、山あり谷ありなんですけれども、ほんの少しずつ、健康という光に向かっているように思います。

青木さんは、お野菜料理は息子さんにもあまり作らないのですね。青汁飲んでたら必要ないんですね、お野菜って、火をくわえると、確かにカサが減りますが、青汁にしてもすごく減りますよね。

*そうですね。息子は手のこんだサラダを作っても食べてくれません。本当に苦手みたい。でも、他の家に招待されると、いやでももちろん頑張って食べてくるようです。なので少しは食べられるようになってきているみたいですが、好きではないようです。他の家のことを聞いてみると、子供が青汁を飲むのは珍しいようですね。そんなのを飲むくらいなら美味しいサラダの方がいいと。でも、息子は逆なんです。青汁飲んでしまったら面倒なサラダを食べなくてもいい、となれば、その方がずっといいと言います。青汁は、大盛りのサラダをいただいたことになるほどの野菜を摂取するので、以前よりずっと息子は野菜を体内に入れているといえるのです。それでも、私は料理の中にブロッコリー、ツッキーニ、トマト、にんじん、たまねぎ、なす、かぼちゃ、じゃがいも、コーンあたりを入れて、なんとか野菜をさらに摂取してもらおうとはしています。

熱を使わないし、手間はかかるけど、案外、効率よいのかも繊維はとればとるほど便通が良くなるイメージですが、必ずしもそうでないことは、甲田先生のご本から知りました。私はなんでもよく食べる方なので、かえって、繊維のとりすぎで、腸の動きが悪いのだと思います。わかっているのになかなか習慣を変えるのは難しいです。だから、まずは良くかむことを意識しているつもりですが、気がついたらパクパク食べてます(T_T)10回もかんでない・・わかっているなら実行あるのみ!なんですが〜

*ああ、そうですね〜〜!! 私もスローフードって、なかなかできないですよ。意識しているんですが、今までの習慣でいつの間にか早いテンポで食べていたり・・・。入院中はしっかりできましたが! でも、食事中に、できるだけ息子といろんな話をするように心がけています。そうすると、時間もかかりますしね。それに、そもそも生の玄米粒って、食べるのにとっても時間がかかるのですよ!! 普通に食べても1時間はかかります。

では、また日記の方、楽しみにしています!お元気で!

*ありがとうございます! 可愛い盛りのお子さんたちと、ハッピーな毎日をお過ごしくださいね! お互い、食にとらわれすぎると見失ってしまうものも多いですものね。リラックスして、私自身も前向きに取り組みたいと思います!

楽しく少食を実践したいですね!!