2004-01-07

謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます!

昨年からスタートしました断食日記は、おかげさまで多くのみなさまに読んでいただいております。
本当にどうもありがとうございます。
断食を毎日しているわけではないので、厳密に言えばちっとも断食日記ではないのですが、それでも小食を心がけ、少しでも身体に眠っていた自然治癒力を引き出すために、日々精進したいと思っています。

これからも、断食日記をよろしくお願い申し上げます!

さて、最初に、お約束のハーブ・ティの当選者をお知らせさせていただきます。

1)サンフランシスコにお住まいの、YSさん
2)奈良にお住まいの、COさん
3)横浜にお住まいの、HNさん
4)大阪にお住まいの、YYさん
5)東京にお住まいの、NTさん

おめでとうございます!

近々、美味しいハーブ・ティがお手元に届きますよ!
ぜひお試しくださいね!
良質のハーブなので、そのままでも充分美味しいです。
甘さが欲しい時は、蜂蜜を入れると最高です。

       ・・・・・

では次のお話を……。

みなさんの年末年始はいかがでしたでしょうか?
私は、予想通り、かなりの脱線が続いてしまいました。
クリスマス・イブは、まず青汁をワイングラスで気取って飲むことから始まりました。メインは手巻き寿司。まだスタートではセーブできていて、できるだけしゃりを少なくして、頂き物の上質の海苔で巻き、おしょうゆはほんの少しつけるだけにしていただきました。
息子、ハーディ、つよしくんは、とっても喜んでくれて、沢山食べていました。やっぱりご馳走の時は、どうしてもお腹いっぱい食べてしまいますよね・・・。ここでやめておけば良いのですが、あらら〜〜、豆乳で作った寒天ゼリーに果物を刻んで入れたデザートを平らげ、さらにつよしくんが買って来てくれた、ラビーンの手作りバウムクーヘンを平らげ・・・。スーパー脱線になってしまいました。翌日25日は反省して断食をしたかったものの、状況が許さず、小食に止まりました。
その後、なんとか生菜食をキープ、ところが30日にケーキを二つもいただく事態が!! でも、楽しいおしゃべりと美味しいケーキ2種。
これはどうしても避けられないし、避けたくなかったので、喜んで脱線しました。小食は変わらなかったので、なんとかなって翌日大晦日は息子+ハーディと3人で夕食。私は玄米ご飯のみ一緒に食べて、息子達は鶏肉を頬張っていました。そのまま新年を花火で迎えようとしていましたが、夜の10時半に日本人女性4名と合流。彼女達がなんと、年越し蕎麦やドリンク、スナックやチーズなどを用意してくれたものですから、もう感動+嬉しくて、私の心は抗うことができず・・・・ああ! いただいてしまいました〜〜! 夜遅くにお蕎麦やスナックやチーズを胃に放り込んでしまいました〜〜!!(美味しかった・・・・)でも、寒い外で花火をバンバン打ち上げたり、部屋に戻ってゲームをしたり、結局帰宅してベッドに入ったのは朝の4時でしたから、幾分消化できたのではないかな、と楽観的に考えるようにしました。それに、みんなで過ごす時間に、ひとりだけ食べないというのも、場が白けますしねぇ。・・・いや! そういうことではなくて、私自身がやっぱり食べたいという気持ちになるってことなんです。再び自分は凡人だと確認する日々。

元旦のメニューは、なんといってもお餅。これを外すのはちょっと悲しいので、息子と一緒に再び脱線。とはいえ、私は2分の1個のお餅でなんとか満足しました。少し理性が戻ってきたようで、2日はおとなしく胃腸を休めて、再び3日は脱線。終日外出の日でしたので、そういう時は楽しく過ごすことに決めています。なので、夜帰宅するまでいろんな食べ物を口にしました。けれども、そんな時は、食べ物に感謝して、罪悪感をなくしていただくことにしています。そうじゃなければ、いただいた食品に対して失礼というものです。毎日脱線するのではないのですから、きっぱり気持ちを切り替えて、ありがとうの気持ちで味わう。そんなことも、私は断食療法を通して学んでいるように思います。

もちろん、その間ずっと青汁は飲んでいましたけれども、脱線していたことにはかわりません。でも、年末年始はどうしても脱線してしまいますね。
これは普通に暮らしていたら、避けられないことなのではないでしょうか。
・・・と、自分に言い訳をして、でも4日から心機一転、(というか、調子が悪くて何も食べられませんでした・・)断食を決行し、今は胃腸も落ち着いております。

そんなある日、甲田先生からお便りをいただきました。先生は、私が今のところ、生菜食Bに慣れて頑張っていることに対して、喜んでくださいましたが、「しかし、油断してその量が増えると、体調が悪くなりますから、ご注意下さい。」とお見通しなのです!! これには本当に驚きました。
さすが先生です! 実際、自分の身体を通してわかります。量が減ると体調が良くなり、量が増えるとてきめんに体調が優れなくなる・・・。耳の調子でもわかるのです。体調が悪くなると、とたんに耳の聞こえが悪くなります。
ずっと調子が良いと、まわりの人の声が良く聞こえることがあるのです。

私はこれからずっと、ちゃんと生菜食Bを頑張ろう、と心に誓いました!
・・・うぅ、いつまで続くかわかりませんけれどもね・・・・。

1月6日の夕飯には、ハーディとつよしくんが遊びに来て、一緒にお雑煮を食べました。といっても、私はお餅はやめて、玄米にしました。お雑煮の吸い物だけいただき、ついでにその中にグリーン・ピューレを入れてみました。ちょっと青臭い感じでしたけれども、私にとってはありがたいお食事になりました。なんとなく豪華な感じで。息子は4個、つよしくんも4個、ハーディは2個のお餅を美味しそうに食べていました。でも、それで終わりませんでした・・・・。みんなそれぞれアマランサス入りの玄米ご飯で、鶏肉のカレーライスを少し食べたのです。(もちろん、私は食べていません!!)
私の中で変化がありました。こうやって、みんなと違う小食メニューにしても、気にならなくなってきたのです。すごい進歩!! 家族であるこの4人になれば、こうして勝手なことも自由にできます。外ではみんなと一緒に楽しく食事をして、家族の前では小食を許してもらう。そういうスタイルが徐々に出来上がってきたのです。それも、とっても自然に・・・・。無理のない形でできるようになってきたことが、なにより嬉しいです。
それに、つよしくんという、強い「小食の友」も近くにいるのが心強いです。
彼は多少胃腸が弱いくらいで、特別病気というわけではないけれども、
ほとんどちゃんと玄米の小食を実践していて、今では175センチ、50キロという痩せ方! 「でも、体調は前よりずっと良くて、とてもありがたい。」と言っています。彼は日本食が大好きだから、こうして時々脱線してお餅だのカレーだの食べますが、基本的には小食です。1年前のお正月には、みんなでお餅をかなり大量に食べた記憶があります。1キロのお餅の袋には、約20個くらいの切り餅が入っていて、それを4人で平らげたような気がします。
でも、今回は私はゼロ、他の3人が合わせて10個食べたので、計10個も残りました。つよしくんとその残ったお餅をながめ、しみじみと「すごいよねぇ。私達4人でこうして気をつけて小食を心がけるだけで、とたんにお餅が半分も残るんだよねぇ。つまり、1食分余るってことでしょ。全世界の人がこういうことをしたら、本当にあっという間に食糧難が防げるよね。」と話していました。

みなさん、なんだか私がいつも小食のことばかり考えていて、仕事を全くしていないように見えるかもしれませんが、前ほどハードな動きをしていないものの、もちろん仕事もしています。1月4日の、まだ本調子ではなかった日にも、電話取材をしてから原稿を1本仕上げました。2005年に行われる、「日本におけるドイツ年」のイベント企画もしており、そのコーディネーターやプロデュース・アドバイザーもしています。今年から本腰を入れる日独4人の新しいプロジェクトもスタートさせ、本の出版にも力を注いでいます。また今年は、絵本を1冊仕上げたいと思っていて、できれば音楽(CDを付ける方法で)とのコラボレーションにしたいなぁと夢見ています。

そんな仕事を、甲田療法をしながら少しずつでも進めていくことができること、それはなんて幸せなことでしょう。心の中で感謝をしながら、前向きに生きていきたいと思っています。
仕事をしながらでも、甲田療法をすることは可能なのです。
いえ、リズムさえつかめば、食事療法(=小食)の方が、沢山食べて栄養をつけるより、ずっと身体の調子も良く、活動的になるのです。ただ、正しい食餌療法をすることが大切ですので、お医者様の診察が不可欠ですけれどもね。楽しく小食をして、楽しく仕事をする・・・。ずっとそうありたいと思います。(もちろん、そのどちらも、楽しくない時もあるんですけれどもね・・・。)

最後に、強力なサポーター、亀井弘之さんをご紹介させていただきます。

亀井さんは、今までの断食日記にも登場した「大阪のイラストレーター・エッセイストのKさん」です。私が甲田医院に入院中に知り合ったのですが、とても前向きで、少しでも甲田医院の患者さんのお役に立ちたいと、日々出来る限りの精神的お手伝いをしていらっしゃる方なのです。
亀井さんは、20代初めに潰瘍性大腸炎になり、心身共に絶望的になった経験があります。それでも甲田先生に出会い、紆余曲折の後に甲田療法を極め、見事に快復されたのです。その経験を活かし、多くの難病患者さんの心のケアを、サイトやサークルなどを通じて行っていらっしゃいます。
この度、亀井さんのウェブサイトがリニューアルしたということなので、ここでご紹介したいと思います。ぜひご覧くださいね! とても励まされますよ♪

May Peace Prevail on Earth.
Eating Less and Loving More.
Studio HK http://www.studiohk.net

お年賀:四葉のクローバー
お年賀:四葉のクローバー