2003-10-17

つよしくんの不思議なお話

あまりに奇妙な事件(?)なので、すぐに続けて日記を書いています。前の日記に登場したつよしくんなのですが、いやはや、とっても不思議な出来事に遭遇しました。これは何かある! と思ったので、記録として書き残しておくことにしました。

    つよしくんの話:

    先日、つよしくんが旧東エリアの、ツーリストやベルリナーで賑わうミッテと
    いう地区に友達と行って、一緒に停留所でバスを待っていた時のことです。ど
    こからともなく見知らぬドイツ人の青年(注:つよしくんは37歳で、そのド
    イツ人も彼くらいの年齢のように見えたそうです)がバス停に近づいて来まし
    た。大勢の他の人々も並んでいたのに、なぜかつよしくんがその青年と目を合
    わせてしまい、これはどうしよ、と思ったものの、まぁなんとなく無視するほ
    どのことではない、と判断。けれども、その青年は、あきらかにちょっと別世
    界に飛んでしまっている感じ。つよしくんは一応、うっすらと微笑んだのだそ
    う。すると、何かを敏感に察しているかのように、その青年が他の人には目も
    くれず、つよしくんの方に寄って来て、ニコニコしながら1枚のコピー紙を差
    し出したのだそう。

    つよしくん、手に取ったとたん、あまりの凄さに驚愕してしまったそうなの
    です!

    そう、その紙には、なななんと! 腸の絵が描かれていたのです!!

    私たち甲田療法をしている人間にとって、最も注目している大切な「腸」の
    イラスト!!

    な・なぜにベルリンのバス停で「腸」に遭遇するのでしょう!!

    し・しかも、まるで甲田先生の教えのように、いろいろ腸の部分に文字が書か
    れていて(ドイツ語ですけれど)、どうやら腸を大切にしましょう、という
    メッセージが彼から発せられているようだったのです。そこでつよしくん、腸
    の絵にはたまげたものの、甲田療法を実践しているので、何か縁があるのか
    も、とありがたくいただくことにして、ご丁寧にも話しかけられた時に相槌を
    打ったところ、その青年はとても喜び、「腸のことに興味を示してくれて嬉し
    い。それではもっときれいなコピーを差し上げましょう!」と言って、ジャ
    ケットの右側のポケットから、もう1枚きれいなコピー紙を取り出したのだそ
    うです。そのポケットには、腸のコピー紙がぶ厚くずっしりと入っていたとの
    こと・・・。

こ・こわすぎ!
私はその話を聞いた時、ゾゾっと鳥肌が立ちました。と同時に私もつよしくんの考えと同じように、この時期に腸のイラストに出会うというのは、何か縁というか(因縁ではなく・・・)、メッセージが含まれているのでは、などと思い、興味シンシンで尋ねました。

「でで! それでつよしくんどうしたの? 何も危害は加えられなかったんでしょうね? それにしても変な人だねぇ、そんなに大量の腸のコピーを持って、街中で配っているってことなの?」
「そうみたい。僕はバス停で彼に選ばれてしまったってことみたい。だって僕の友達も、並んでいた他の知らないドイツ人も、誰も声をかけられなかったもの。
それで、妙だとは思ったけれども、怖そうな人じゃなかったので、いや、別の意味では怖いともいえるけれども・・・まぁ、だからとにかく受け取ったんだよね。
そして結局2枚もらったでしょ? だから、その彼言うところの、きれいじゃない方のコピーをどうしようかなって思っていたら、僕の友達が欲しいって言うんであげたよ。ハハハ!」

・・・・

    つよしくんの言葉:「僕、腸フェチに評価され、太鼓判押されてしまったんだ
    ね。僕が今、甲田療法を通してだけれども、腸に注目しているってことを、彼
    は敏感にキャッチしたらしい。きっと何かを僕から感じたんだなぁ。
    これって、やっぱり偶然じゃなくて、必然なんじゃないかな、って思って。そ
    の後、その青年はさらに話し込んで、僕にこう言ってた。「腸ってきれいで
    しょう? 僕はこれをきれいに大きくコピーして、自分の部屋に飾りたい
    んだ!」・・・すごいと思わない? 何かあるよ、この出来事は。」

・・・私もそう思います、この出来事には何かあると・・・・・。

腸に注目しているドイツ人がいましたね!

でも・・・・ちょっと違います? ただの腸フェチ(?)さんが、街をふらふらして配っていただけなのでしょうか? それにしても・・・・なんだか気になります。

こうなったら(どうなったら?)、やっぱりドイツでも甲田療法をちゃんとした形で広めなければいけない、と・・・変な使命感に燃える、私とつよしくんなのでした。
例えば、もう一人の仲間の美術ジャーナリスト・すみえさん(美術手帖や花椿などに書いています。)も甲田療法をしているので、彼女にもこの話をしてみようと思っています。
3人で(いや、彼女はただ笑いころげるだけかもしれませんが・・・)ドイツで甲田療法を広めるプランでも、そろそろ立ててみてもいいかもしれません・・・・。

つよしくんが、不思議なドイツ人腸フェチ青年と出会ったことで、神の啓示を受けたかのごとく、私たちは甲田メソッド・イン・ジャ−マニィをさらに強く意識することになりました。

ちなみに、その青年、とっても痩せていたそうです。やっぱり腸のケアは充分??

PS: つよしくんから、写真が届きました。見事(?)な腸のイラストです。
何かあるとしか思えません! そして色があまりきれいとは言えないクッキーは、私がつよしくんにプレゼントした青汁のカス入りクッキーです。(懲りずに何度も試作を重ねて、ついに人様に贈るほどのクッキーを作ったというわけです。)ちなみにつよしくんは、とっても美味しいと言って、喜んでくれました!
「ヨシコさん、これは美味しいから、ナチュラルハウスで売れるよ!」ですって。
嬉しいですー! 優しいつよしくんに感謝!
今度は青汁のカス入りパウンドケーキに挑戦しようかな・・・。

(2003-10-20追加)さらにPS:
みなさま、ごめんなさい! つよしくんから聞いた話に、ひとつ誤りがありました。
腸フェチ青年は、最後に腸のイラストを拡大コピーして「自分の部屋の壁に貼りたい」と言ったのではないそうです。

街中のありとあらゆる壁に貼りたい! と言ったんですって!!

・・・・絶句・・・

腸のイラスト+青汁のカス入りクッキー
腸のイラスト+青汁のカス入りクッキー