2006-03-07

先生と話し合いました

今日は朝からドイツ人モード。つまり、言うことはきっちり言う、こちらの考えを理解してもらうように断固主張する、というモードです(笑)。先生にお話すべきことを手帳に記し、最重要項目を5つに絞って番号をふってメモしました。息子には、「君の気持ちを先生に伝えるのはいいけれど、学校でやることやらないとフォローができないのだからね、英語のテストは結構良い感触だったと君は言うけれど、それに今日の算数のテストも大丈夫って言うけれど、それなりに怠けずに勉強することも大事なのよ。付け焼刃では無理だと思うし、結果は出てくるからわかるのだしね。その前に先生とお話し合いするのはちょっと難しい面もあるけれども、出来る限り理解していただくように頑張ってくるのだからね、君も怠けないように。」と言いました。息子は「うん、頑張ったよ、大丈夫!お母さん、ありがとう!!」と言ってハグしてきました。

よし!! いざ出陣!!!
でも外は今日も雪!! ・・・寒いです・・・いきなり怯む私・・・でもでも頑張るのだから! 母として、しっかり先生と向かい合って来なければ!! ジーンズの下に厚手のタイツをはいて、防寒対策オッケー! 帽子にマフラーに手袋に、ロングのダウンコート、そしてロングブーツ。オッケー!!!(ちょっと鼻息荒いですね)

・・・で、行って参りました。
結論は・・・こちらの主張は半分以下にとどめることにして、先生のおっしゃることに耳を傾けました。英語のテスト・・・はっきり言って、悪いです・・・が〜〜ん。しかも、それ以外の英語の用紙に書き込まれた息子の字のひどいことといったら・・・・。端に落書きまでしていて、あれでは先生をバカにしているように見えます。「これは、明らかに息子が悪いです。悪いですが、たぶん先生へのプロテストとして、わざと行なったことだと思うのですね、もちろんそんな方法は絶対にすべきではないのです。それはしっかりと息子に言いますが、持って行き場のない感情を、こんな稚拙な形でしか先生に表現できなかったのだと思います。大変申し訳ありませんでした。」と頭を下げる母の私・・・。その後すぐに息子が来て、三者会談。先生の前でドイツ語で息子に、「君ね、こんなひどい答案では、お母さんは認めることはできません。先生に謝りなさい。」と言いました。すかさずその後日本語に切り換えて、「点数が悪いのは君の問題、だから先生に謝る必要はない、でも、この答案はそういうことではなくて、明らかに、採点してくださる先生に失礼です。そういうことに対して、しっかりと先生に謝罪しないといけないの、わかるかしら?」と早口で伝えたところ、うなだれたまま「はい、わかりました。」と言って、すぐに先生に謝罪していました。

・・・ああぁぁぁ・・・・。で、今日の算数も悪い感じだそうです・・・。一時は学年で一番を誇る、数学の能力を発揮していた息子。どんなに出来が悪くても、ひとつくらいはいいところがある、ということで、鼻高々だったのに、それもどんどん悪くなってしまって・・・。本当に怠け者なのです。先生は全てお見通しなんですね。確かに、少しは先生は良くできる生徒でいい子を贔屓しているかもしれません。でも、息子がそういうことに反抗したいのであれば、それなりにやることをやらないと、こちらも反論できないのです。

それでも、息子が他の授業が始まるので出て行った後、先生と話し合ってできる限り息子のフォローをしました。苦しい反論でしたけれども・・・汗。大汗!!!
「先生のおっしゃることはわかります。息子が本当に悪いです。ですから、家でも今日しっかりと話し合いますし、今後もっとやる気になり、真面目に勉強にとりくむ姿勢を少しでも見せるよう、自覚するよう、話をします。先生に対する態度も良くない。本当に申し訳ありません。息子も反省していますので、今後はもっと前向きになるようにと、話をいたします。けれども先生、ひとつだけお願いがあります。駄目な子は駄目なりに、チャンスを待っているんですよね。息子は確かに今のところ、学校では良いところがひとつもないうように見えるでしょう。反抗心も強いし、先生はさぞかしお困りでしょう。でも、以前に起こった、「ヒトラー事件」の時でもそうですが、息子は正直に「自分も一度だけ真似した」と先生に言ったのです。本当はもっと沢山の子供がやっていたんですよ。でも、その子達は嘘をついて、手をあげなかった。私は、息子が行なったいたづらは最低だと思います。ですが、ちゃんと手をあげて自分がやったと先生に伝えたことは、褒めてあげたい。私はそういう息子を誇りに思いますよ。だから、これから頑張って勉強すると思いますので、先生もそういう息子を見て、少しでも前向きな所を見つけたら、どうか一度でもいいですから、褒めてあげてくれませんか?よろしくお願いします。息子は今、先生に嫌われているのではないかと思って、学校で勉強するモチベーションが下がっているのです。もちろん、そんな弱いことではいけません。ですから、たった一度でいいですから、もしもちゃんと息子がしっかりと勉強をしてきて、やる気になっている時があったら、チャンスを与えてあげてください。どうぞよろしくお願いします!」

・・・とだけ言いました。それで時間切れでした・・・。先生は、私の気持ちを理解してくださいました。様子を見て、息子がやる気になっているようだったら、それを褒めてさらにやる気になるように誘導する、と言ってくださいました。なんだか・・・完全にこちらの負けといいますか・・・すっかりやられてしまいました・・。

その後、ふらふらの状態で一度帰宅し、それから戻って来た息子と街に出て、ジーンズを買って、ハーブ療法のハーブを取りに行って、夕飯を食べさせてから帰宅しました。力尽きました・・・。

まぁでも、これからは息子次第です。自覚しなければ転校するか、日本に帰るしかないのですから。4年後に私だけ日本に戻るのではなく、もうすぐにでも2人で戻る、という選択肢もあるのです。息子は、少しだけ真面目な顔をして考えていました。どうなりますことやら!!

ということで、外食でしたが、私はもう全く食欲がなく、生のオレンジジュースを半分飲んで、ミネラルウォーターを飲んだだけでおしまい。すごい少食の日になってしまいました。いいんだか悪いんだか・・・よくわかりません!

本日の”オーガニック・ライフ イン ジャーマニィ”は:
Bio Company

このエントリへの反応

  1. お疲れさまでした。大成功です!!!満点ママでしたよっ!!!
    200点挙げたいくらい!!!
    私のほうも落ち着いてきました。お騒がせ致しました。
    ぺこりぃ←日本で流行っているお辞儀の意のネット言葉。

  2. さとっち28号さま

    いつも温かいコメントをありがとうございます!
    そのようにおっしゃってくださって、本当に嬉しいです。あれでよかったのかな、と不安もありましたし・・・。自分が母として、できる精一杯のことをしたつもりです。まだまだ駄目母ですけれども、息子と共に、毎日いろんなことに対峙して、前向きに生きていきたいと思っています。
    さとっち様も、良い感じになってきているとか?
    良かったですね!
    もう春はすぐそこですよね!

    お元気でお過ごしくださいね。