2004-12-25

我が家のイブ

我が家は初めて、ベルリンの街中でクリスマスを過ごす、という計画を息子と立て、トライいたしました。96年からベルリンで暮らし始め、いろんなクリスマスを迎えました。友達のいるイタリアやスイス、オーストリアで祝った他、ベルリン以外のドイツ国内、日本、ホームパーティなどなど・・・。なので、息子と二人でベルリンの街中でクリスマスを楽しむ、というプランは今までなかったのです。24日といっても金曜日。完全な休日ではなく、街は半日は最低お店も開いているということなので、まぁメイン地区はもっと長くやっているだろう、と甘くみていました。

息子は休みに入って嬉しくて夜更かしをして、24日のイブは11時半まで寝ていました。やっと起きてきたものの、約束していた「ペットの小屋のお掃除」を昨日までにするのを怠ったので、それが済んでから出発(もちろん青汁を飲んでからです!)。ランチはもうラーメンが時間的に無理ということで、クーダムのレストランに入りました。私は脱線のつもりでりんごのタルトと薄味のカフェを頼んだのですが、いやはや食べられない!息子はちゃんと食べるつもりが夕飯を期待しているので、トマトスープでいいと。それで息子が私のケーキも食べて丁度良いという感じになって、さぁ息子のプレゼントを買いに出発!・・・のつもりが・・・。3時を過ぎて、どこも閉まってしまいました。クーダムは全滅です。困ったのでポツダム広場に行ってみましたが、同じく全店クローズ。え〜〜!そんなバカな!・・・息子、今更ながらに寝坊したことを悔やみ、そのままダイムラーサイドにある映画館に行ったのですが・・・・大きな映画館なのに、閉まっているのです!え〜〜!!動物園駅に戻りました。そこにはとても大きなプレミア映画館があるのです・・でも、そこも3時までで、もう閉まってしまっていました!! 信じられない!! 本当にベルリナーはみ〜〜んな家でクリスマスを祝うのですね、どこもかしこもクローズでは何もできないですし・・・。閑散とした駅、ホーム・・・。怖い・・・。息子と仕方がなく帰宅したものの、近くのビデオショップも閉まっているのでビデオも借りることができず、せめて夕飯でも、と思い再び出発。でも・・・そうですね、7割くらいはレストランも閉まっていましたね。当然当初予定していたお寿司はダメだったので、息子の第二リクエストが串かつ・・・う〜〜ん、私にはちょっとハードかも・・でもまぁ、食べなければいいのですからね、とにかく行ってみました。そうしましたら・・・開いていたんです〜〜!! いやぁ良かった良かった!息子は大喜び!

というわけで、息子は美味しい時間を過ごしました。それにしても・・・私はすっかり少食になりました。もう、すぐにお腹がいっぱいになってしまうのです。明日は手巻き寿司と、お寿司苦手のペトラと息子の友だちのためのカレーにお豆腐のサラダ、フルーツと豆乳寒天のデザート。家で行なうし、ランチのつもりなので大丈夫でしょう。もう、これ以上食べたらお腹がどうにかなってしまいそうです。変に食べると排便ができない。なんだか苦しいのです。でも、体力はついてきているようです。少しずつ体を前の状態に持っていって、新年の1月5日には生菜食Bを再開する予定です。(4日まで、会食のほかに友だちが来たりなど、いろいろ予定があります。)それまで、大きな脱線をせずに、でも場の雰囲気も壊さずにバランスよく過ごしたいと思っています。できそうな気がしています。なにせ食に対する欲が今のところありませんから。

それにしても・・・最初に入ったレストランでは、いつもはウェイトレスさんがたくさんいるのに、今日はほとんどが男性、つまりウェイターさんでした。お勘定をする時に、「今日はウェイターさんばっかりね、クリスマスイブだから女性は皆自宅なのかしら?」と半分ジョークで聞いたところ、「まさにその通り!彼女達はみ〜〜んな家でクリスマスを祝っているんですよ。」とお返事が。道ですれ違ったお嬢さん達も、殺気立っていました。「ちょっと〜〜、早く帰らないと大変よ〜〜!」などと言って、口にサイドイッチを加えて・・・。は〜〜、こんなに凄まじいものだったのですね、イブ・・・。家族で静かに過ごすのでしょうけれども、街の静けさはちょっと逆に過激な感じがして、半分呆れてしまいました。映画館くらい開いていて欲しかった・・・。(でも、観に来るお客さんがほとんどいないのでしょうね・・・。結局納得の私なのでした・・・・。)

もう夜10時・・・息子はこれから!とばかり、てぐすねひいて私を待っています。これから息子とゲームをするのです・・・。う〜〜ん、私としては、もう眠りたいのですが・・・イブの夜は続く・・・。
皆様、素敵なクリスマスをお過ごしください!