2004-06-15

読者からのメール

9日からパリに行きます。4泊だけですが、実り多い時間になると思っています。
また戻って来ましたら日記を書きますので、よろしくお願いします。

う~~ん、結局のところ、甲田先生もおっしゃっていましいたが、私のような難病ですと、厳しい生菜食Bを継続して行うというのは、旅行や出張などを控えるなどしないと、なかなか難しいですね。ミュンヘンだのパリだの、出かけてしまうと青汁さえ作れません。
食事の内容も、もちろん全く違うものになってしまいます。
少食を心がけようとすればするほど、外に出てしまうと箍が外れたような気分にもなるし…。そして逆のことをしてしまうこともあります。

でも、最近そんな事態があったのですが、かなり甘い物を口にしていたら、妙な違和感がありました。罪悪感以上に違和感があったことは、これは大進歩だな、と自分を褒めてあげることにしました!!
少しずつ前に進む!諦めない!! これもとても大切なことのように思えます。

パリから戻ったら、日本で買ったお豆腐作りのセットを開けて、お豆腐を作ろうと思います。またご報告させてください。

私の場合、心が穏やかになっている時、つまり時間もある程度あって、そしてストレスのない状態の時に、心身共に余裕が生まれ、少食としっかり向かい合えるような気がします。気持ちは時々混沌とするのですが、でも、確実に前に進んでいる!という実感もあります。だから大丈夫!!
そう自分に言って、この療法を信じて進みます。

さて・・・読者の方からメールをいただきました。ご紹介させていただきます。Sさんからです:

・・・・・

ベルリンにお帰りになられて療法はいかがと思いHPを見せていただきました。

*いつも読んでくださり、ありがとうございます!!

わたしを含め
ペドラのようには
凡人はなかなかいかないようです‥‥。

*ペトラもつよしくんもそうですが、やっぱり私ほどの病気ではなく、比較的健康体なんですね。それでも少食療法をやってみようというチェレンジ精神があって、どこかに余裕がある。
断崖絶壁に立ってないので、気持ちがすんなり少食に向かえるように見えます。もしかしたら、ただ単に二人が意志が強く、私がどうしようもないダメ人間なのかもしれないのですけれどもね・・。
でも、二人を見ていると、そんな気がします。

あと
幸せのパン
見かけは
とってもおいしそうでした。

*そうですか? 私が焼いたパンは、しっかり黒パンになっていましたね。他のところに嫁いで(?)いったパン種は、白いままのものもあるでしょう。聞くところによると、パン種を私にプレゼントしてくれたRちゃんのパンと、彼女にまわしてくれた人のパンも、全く味が違っていたそうです。なので、同じレシピで作ってはいても、10日間の具合や微妙な材料の違いで、どんどん変化していくのですねぇ。とても面白いな、と思いました。
個人的には、オイルがもう少し少なくてもいいんじゃないかな、とは思いましたが・・・。最後に入れるオイルの量が、123mlなんです。
ちょっと油っぽいかな、という印象でしたね。でも、幸せになるのですから、本当にありがたい気持ちでいただきましたよ!!

いい人につないで行くって
なんだか素敵ですね。

*そうなんです!! 3人の「いい人」って素敵ですよね。ひとつなど、南ドイツまで行ったのですからねぇ。私はもう一人、友達のかよちゃんにも渡したかったのですが、会う機会がありませんでした。でも、当日つよしくんの家に寄った時、私が作ったパンの残りを包んでつよしくんに渡したのです。それで、つよしくんが翌日にかよちゃんに会うと聞いていたので、良かったら二人で食べてね、と言っておきました。
そうしたら、かよちゃんからメールがあって、食べてくれたそうです!
良かった~~!それに、パン種もひとつもらってくれたようなのです。毎日かき混ぜている、とありました。
あ、そうかぁ、つよしくんは今仕事でスイスだから、彼は作ることができないんですね。なので、代わりにかよちゃん・・・。無駄にならなくて良かったです!! 「幸せになる黒パン」、かよちゃんも焼くのかな??

最近のわたしは
「脱線」ではなく
玄米とお豆腐の養生食は守ってはいるものの
それに付け加える形で
天然酵母パンやおもちを食べたり
といった状態になっています。

*まぁ、そうなんですか? おもちは普通のですか?でも、やっぱり量が多いですよね。おもちはおなかでけっこう膨れますものね。私はこの養生を始めてから、一度だけおもちに手を出しました。でも、1個でやめておきましたけれども・・・。この事実だけ見ると、すごいことなんですけれども、他で激しく脱線してしまいますから、どうしようもないですよね・・・。Sさんは、ちゃんと守っていらっしゃるからご立派です!!

ストレスは何かで発散させないと
後々怖いですし
と言い訳しつつ‥‥。

*そう、そのストレスっていうのがやっかいですね。私は最近、ストレスって何だろうって、よく考えるのです。自分がマイナスのエネルギーを発していたり、まわりからのそうしたネガティブなものを吸収してしまったりする場合が多いなぁ、と感じます。そして、それはどうしてなのか・・・?いろいろと考えています。

でも今日知人に
精神的なものから食べると
いつまで経っても満足できないから
止まらんよ
と言われました。

そうですよねー。

*本当にそうですよね。

手に取って口に入れて
飲み込んでいるのは
他の誰でもない
わたしなんですねー。

*確かに!!

・・・・・

青木さんのHPは
全国の(いや、世界の?)甲田療法仲間の
はげみになっていると思います。
(けしてプレッシャーと取らないでくださいね!)

*ありがとうございます!! そこまでのすごい日記だとは全く思いませんけれども、私のような凡人が、それでもできるだけ前向きに甲田療法を続けようとすること。読者の皆さんより、ずっとずっとダメだったりすることもあると思うのですね。そうしたことを、正直に書かせていただくことで、私自身も学ばせていただいていると感じます。いろんな日々のことを、いろんな感動で受け止めながら、少しずつでも前に進んでいきたい。
そんなふうに思っています。

甲田先生すら
甘いもの中毒だった
ということを本で読んで驚いたのですが
克服できた
というのは甲田先生なのですねー。

*甲田先生は、本当に素晴らしい先生です!! 偉大です!
お話を伺ったり、お手紙をいただいたり、その時の表現はいろいろですが、そうしたことに触れたとたん、なにやら沢山のエネルギーをいただくことができます。甲田先生からは、今まで一度としてネガティブなエネルギーを感じたことがありません。常にポジティブなんですね。どんな時でも、どんないろんなことがあっても!! ですから、ずっとずっと信じていられる。
このことの、なんと素晴らしいことか!! 
甲田先生に、自分のダメなところも含めて受け止めていただける、と感じるだけでも、心が安らかになります。
ありがたいことです。このことは、なにも甲田先生に直接お会いしなければ得られないものではないのですね。先生のご本を読ませていただくだけでも、かなり感じることができます。Sさんも先生のご本をお読みになったのですよね。先生のお人柄は、本を読めばわかります。文章や文体には、その人の人柄や心が宿っていますから。甲田先生の文章は、本当に温かく、優しく、そして多くの知識を私達読者にくださいます。無償の愛情を感じます。

わたしもいつかは
と思っています。

本当に
無理はしないで
少しずつ。

*そうですね。リバウンドという、恐ろしいこともありえますので、どうかお一人で無理をなさらず、病院や先生のご指示で進めてくださいね。一人でいろいろ勝手に断食などをすると、本当に危険ですものね。でも、少食は誰もが気軽に実践できるものですから、私も最低でも少食は心がけています。実際、脱線の時でも、大食はしなくなりました。徐々に沢山は食べられなくなってきたのです。甘い物に関しては、なかなか厳しいことが多いのですけれども(つまり、まだ心の中で執着があるのでしょうね)、他はとても少食になってきました。自分でもびっくりするほど、前より量が減ってきています。本当に、少しずつ、無理のないように進めていると、あれ?といつの間にか少し前進している自分に気がつく。こういったことも大切なような気がします。

ここで
「もうやーんぴ」
とはけっして思わないのは
療法をしている方が体が楽だ
とわかっているからなんですね。

*そうそう!! そうなんですよ!! やっぱり、脱線した時は、舌と目と脳が喜びますが、その後がとてもつらくなる時が多いです。つまり、精神的につらいというより、身体の調子が悪くなるんですね。だるくて、眠くなったり、疲労感が増したり・・・。なにより、耳の具合が悪くなります。なので、やっぱり少食が身体にいい、と再認識するのです。身体もちゃんと学んでいるのですね。

「もう辞めたい」と思わない以上
少しずつでも
必ず進歩している
と信じています。

*そうですよね!! やめたいと思わない、ということは、すでにひとつ学んでいるってことだと思います。心だけでなく、身体も…。

それでは
またHP見せていただきますね。

*ありがとうございます!!
Sさんも、どうぞお体には気をつけて、日々を幸せにお過ごしくださいね。

パリでは、ピナ・バウシュのところでダンサーとして活躍している、韓国人のナイヨン・キムのお部屋に泊めてもらいます。ホテルですが、キッチン付きなので、一緒に何か作ろうと話しています。ナイヨンはお手製のキムチも、パリに持って行っているのでしょうか?? たぶんそれは・・・ないでしょうね。

またご報告させていただきます。