2011-10-31

『Attac France』(%)に入会

前々から関心のあったAttac Franceに入会した。
投機経済を批判し、トービン税の導入を主張する団体だ。
日本にも支部があるが、よく活動が分からないので、
本家のフランスのAttacに入った。

わたしはフランス社会党および新党『ヨーロッパ=エコロジー&緑の党』の
党員であり、新党『連帯共和国』のサポーターである。

日本で社会党や緑の党に党籍を持つ人は大学の教授や
銀行員や経済関係の重役に就いている人がほとんどだ。
日本の政治においては無党派だが、フランスの政治においては
明らかに左派・オルタナティヴに共鳴する。

それはさておきなぜAttacかである。

わたしはスティーガル体制の支持者であり、
Attacの基礎原理も同じだ。
アメリカが1999年にグラス=スティーガル法という
連邦法を廃止したことは愚策だと思っている。

スティーガル体制とは銀行と証券の分離が
原則だ。即ち、銀行が投機経済に参加することを
禁止している。

世界経済の99%が投機経済であり、
実体の伴う実質経済が1%という現状は
イカれていると思う。

経世在民に戻れ!というのがわたしの立場で有り、
Economyを支持するのが投機屋さんたちだ。

それにしても、昨日、Attacの機関誌(フランス語)と
会員証と会規則が届いた。
そういえば先月は大統領予備選があるため、
フランス社会党から同党の綱領と規約が届いた。

2011-10-29

赤毛のダニーのWebでわしの写真が掲載

わたしには3人の政治の師がいる。

1人はドミニク=ドヴィルパン前首相であり、2人目はベルトラン=ドラノエ・パリ市長、三人目がダニエル=コーン=ベンディット欧州議会議員である。

その最後のダニーのサイトでcontactの欄で、わたしがダニーを撮ったお茶目な写真が載っている。こんなに名誉であり光栄なことはない。

http://www.cohn-bendit.eu/dcb/fe/pub/de/contact

2011-10-28

『眠られぬ夜』は人の死を痛切に・厳そかに悼む

3.11から七ヶ月が経とうとする夜、歌手の中川五郎さんは福島県いわき市で大きなコンサートに歌い手の1人として臨もうとしていた。自分の番が来るまで、他の人の歌に耳を傾けようと思って、観客席に座った。そうすると隣に男性が座り、
「貴方のアルバムを毎日、聴いています」
 と話しかけられたそうだ。そのアルバムとは『ぼくが死んでこの世を去る日』だった。2人でコンサートを聴き、話をするにつれ、男性が28歳の息子を津波で喪ったことを知った。五郎さんの持ち時間が30分弱で、歌う曲も決めていたけれど、急遽、そのアルバムから『眠られぬ夜』を選び、その場で、歌詞を変えて、久方ぶりに歌った。
 その翌日、下北沢の教会でお昼に中川五郎さんのコンサートがあった。
 五郎さんはいわきでの経緯(いきさつ)を話してから、いわきバージョンの『眠られぬ夜』を歌われた。

♪眠られぬ夜 眠られぬ夜 逝ってしまった 友達思い
 眠られぬ夜 眠られぬ夜 春のあの日 流れたほうき星
 歌を愛し 街の人を愛した 君はさらわれた 手の届かぬところ
 眠られぬ夜 眠られぬ夜 昨日の夜 まだ君はそこにいた
 眠られぬ夜 眠られぬ夜 遺された人のことを思い
 眠られぬ夜 眠られぬ夜 長すぎる夜に 短い思い出
 笑い合った 語り明かした 何度も抱き合った初めての夜
 眠られぬ夜 眠られぬ夜 あなたは手を伸ばす でもあの人はそこにもういない
 ああ 死は生きることの隣でいつも待ち伏せ
 生きたくてもさらわれた君 生きていても死んだような人

 眠られぬ夜 眠られぬ夜 頭の中をかけめぐる思い
 眠られぬ夜 眠られぬ夜 さらわれた君と 生きている僕
 死ぬのは怖い みんな同じさ こんな長い夜は 誰かそばにいて欲しい

 眠られぬ夜 眠られぬ夜 朝の街に出れば また新しい日が始まる
 ああ 死は生きることの隣でいつも待ち伏せ
 生きたくてもさらわれた君 生きていても死んだような人
 ああ 死は生きることの隣でいつも待ち伏せ
 生きたくてもさらわれた君 生きていても死んだような人
 ああ 死は生きることの隣でいつも待ち伏せ
 
 眠られぬ夜 眠られぬ夜♪

 ギターを以て歌う五郎さんにステンドグラスから温かい光が注ぐ。
 マイクなしで歌う五郎さんの肉声が優しくこだまする。
 教会に響き包んだ哀傷歌というか鎮魂歌は、悲哀を愛に昇華するような歌に思えた。
 素敵なメロディーなので、最CD化されたらいいなあと思う。

2011-10-14

ピーター=ドラッカーを読む

エコノミーはエコロジーと両立することは『ハーヴァードビジネスレビュー』で発表したのが、経営学の碩学・マイケル=ポーター氏であった。原文で読んだが、この論文は論争を巻き起こした。が、ポーターの理論を裏付ける同胞たちも現れた。大学院時代に読んだ論文なので、記憶が定かではないが、エコロジーは経世済民の敵ではないことを立証した力作だった。

マイケル=ポーターやピーター=ドラッカーの論考・著書は日本語にほとんど翻訳されているから便利でいい。経営学を超えた巨大な思想家であるドラッカーの本を読むと身が引き締まる思いになる。

ドラッカーは小さな政府・大きな政府といった議論を超えていた。
たとえば、アメリカの国民皆保険制度にドラッカーは賛成だった。

同制度をオバマ大統領が実現しようとするも、保険会社のネガティヴ・キャンペーンやそれに煽られた茶会運動や共和党の反対運動にあって、大幅に譲歩せざるを得なかった。

ドラッカーの降霊を受けた人が「日本の核武装論」を唱えているが、虎の衣を借りる狐とはこのことだろう。ドラッカーが平和について書いた論考『民主主義は平和を実現できるか』の議論とまったく合わない。

出口王仁三郎や、異論反論もあるだろうが、深見東州や大川隆法総裁には、凡人とは違って、インスピレーション補填から受ける才能があるのだと思う。しかし、霊言に頼るのを「方便」として、「方便の時代は終わった」といったのだから、それを続けるべきだったのではないか。

再考・『三塚博総理大臣待望論』

ワタシが「幸福の科学」の書籍に接したのは、94年夏、ニューヨーク州のいまはなき(?)旭屋書店であった。幸福の科学コーナーが設置されていて、立ち読みをした。当時は「仏法真理」を「神理」と読んでいる時代で、「間違いだらけの」『真説・八正道』も売られていた。そして、月刊『リバティ』が創刊されると、毎月、購入した。エンターテイメント誌として面白く覚えた。

紀伊國屋書店本店で、幸福の科学コーナーで立ち読みしていると、信者に声をかけられる時代であった。その時は創価学会と幸福の科学が激突している時期であり、会員のオバサンは
「あんなことして来世がたいへんなことになるわ」
といってた。そして、東京ドームで毎年巨大講演会が催された。

『STOP!ヘアヌード』キャンペーンやオウム真理教・批判など、社会的意義のある活動をしてた。この頃に会員1100万人宣言をしたのだった。

大蔵相のマリオネットでしかない『三塚博』の『総理大臣待望論』を唱え、同タイトル書籍を衆参議員会館の全議員に送付したのだった。三塚のあくどさには、浜田幸一が『日本にダメにした9人の政治家』で、鋭く指弾し、批判している。

三塚博首相が実現していれば、『史上最低の首相タイ』記録を更新し、いまもその記録は破られなかっただろう。

幸福の科学は自民党・自由党・公明党の連立政権が成立すると、ずいぶん大人しくなり、仏教集団と云うよりは、「光明思想」「常勝思考」に基づく自己啓発セミナーに近い宗教と化した。そして、2009年、幸福実現党を結成してから、また、戦闘的で、本を大量出版する、名を聞けば一般人の眉間に皺が寄るような、集団に戻った。

2011-10-13

もしドラッカーが日本国総理大臣になったら……

ピーター=ドラッカー博士は論文『民主主義は平和を実現できるか』で、国のリーダーになったら、真っ先にやることを提言している。

それは予算編成を歳入の範囲内で行なうこと。
そして、「市民社会の確立」である。
経済政策においては、赤字国債発行ゼロだからかなりの緊縮財政である。

博士は云う。

「市民社会は万能ではない。歴史の終わりではない。市民社会だけでは、民主主義を保証することはできない。平和すら保証することは出来ない」
「しかし、市民社会はそれらすべてのものの前提である。経済発展の前提である。世界中に市民社会を確立することが国際政治の目標となったとき、初めて民主主義国家は、真の平和を実現することが可能になる」

ドラッカーの思想を解せずに、霊言を出している恥知らずの輩がいる。
恐れず・怯まず・屈せず、無恥を晒すぐらいの気概を持たねば、経済危機の中で生きていけないということだろう。


2011-10-12

人間の二面性や深淵を解せぬ浅はかな“霊言”と解せようか?

スティーヴ=ジョブズが天に召された。有名人・人気ある者・権威ある者の霊言を降ろす先生がスティーヴの霊言を遣うかも知れないなあ……と思った。これを虎の威を借る狐という人もいるんじゃないか。

それはさておき、『もしドラ』がブームになって以降、ピーター=ドラッカーの霊言が次々と大川隆法パパに降りていらっしゃる。わたしはふと疑問に思う。

なぜ、生前に対談をしなかったのか、と。黄泉の世界がよほど好きなのだろうか?単なる照れ屋さんなのか?

大川パパは鳩山由紀夫や菅直人、仙石由人といった合おうと思えば会える人物に国師として喝を入れるわけでもなく、なぜか、守護霊と対話する。よほどの恥ずかしがり屋さんなのか、国師と認めて会ってくれる人がいないのか。

新興宗教『ワールドメイト』は『文明の衝突』で知られるサミュエル=ハンティントン教授やドラッカー博士、未来学者のアルビン=トフラー博士、マーガレット=サッチャー元英首相、社会学者のダニエル=ベル博士、環境学者のレスター=ブラウン氏など著名人を招いて、講演会&シンポジウムを開いてきた。ワタシがピーター=ドラッカーの話を聞いたのは高校生の時だったか、知人に連れられ視聴し、著書にサインをいただいた。
老齢とはいえ、迫力があった。

ドラッカーの著書と大川パパによる“霊言”ドラッカーを読み比べると、雲泥の差があるし、ワタシが生で話を聞いたドラッカーと霊を降ろして語る大川パパには、大きな差がある。人間の質の違いとでもいおうか。

長男と長女と、親バカだかバカ親だか分からない対談はするというのに。

かつて、幸福の科学・創生期のときに、土屋書店を中心に、大川隆法・総裁と善川三郎パパによる霊言本が出て、内容のハチャメチャさが批判されたものだが、それも遠い昔。

最近、読んでひどかったのが、市川房枝の霊言だった。革新政治家のお面を付けて支持を得ながら、思想の根本においては、戦前と変わっていなかった。大東亜戦争を煽ったが故に公職追放となった右翼の陣営にいた市川は転向することもなく、婦人有権者運動と「クリーンな政治」を唱え、革新側に見られた。しかし、石原完爾の影響でソビエト連邦を目の敵にし、戦後右翼最大の大物フィクサーだった児玉誉士夫とは金泥の仲だった。それは“革新政治家”市川房枝が見せない面ではあった。

その市川を単に左翼の唯一物論者として大川パパは描くわけだ。さらに、親ソ派とも。

人間の二面性や深淵の分からない浅はかな人間分析としか言い様がない。それが大川パパ流・霊言というものだといわれれば反論の余地もない。

市川がホンマモンの右翼に片足を突っ込んでいた部分は霊視できず、スッカラ菅が流布するクリーンな“革新政治家”像を信じて、流布してくれる大川隆法主宰先生には感謝していることだろう。

2011-10-10

仏社会党大統領予備選は決選投票へ

10月9日にフランス社会党の大統領予備選が実施された。これまでは20万人の党員に限定されていたが、今回からは一ユーロ支払って、左翼を支持するという文言に署名をすれば投票できる。
フランス全土や海外にも投票所が設けられ、231万0474人が投票した。
ちなみに、私は2008年よりフランス社会党に党籍を持つので有権者であったが、台湾や中国と異なり、日本には投票所を設置する準備が間に合わず、残念ながらの棄権となった。

決選投票に進むのは89万8501票(37%)を獲得し一位に付けたフランソワ=オランド前第一書記で
2位に付けたのが70万1064票(31%)を得たマルティーヌ=オブリ第一書記だった。

前回の候補者セゴレーヌ=ロワイヤル氏は僅かに7%の票しかとれず大惨敗に終わった。
Adieu Mme Royal.

ベルトラン=ドラノエ・パリ市長はオブリー氏擁護の論客としてメディアでオブリー氏を熱心に売り込む。
オブリー大統領が誕生したら、ドラノエ市長が首相になる可能性は大いにある。

私はオブリー支持で、フランスの知人に投票依頼するメールを送った。
オランドは閣僚経験もなく、党職をこなしてきた党官僚。一方、
オブリー氏はリール市長を務め、雇用大臣もジョスパン内閣で勤め、
週35時間労働制を創った。

ポピュラリストとして強いリーダーの如く振る舞うも中身はスッカラ菅の
オランドではなく、鉄の意志を持った左翼のオブリー氏を、サルコジ大統領は
恐れているだろう。オランドでは闘いやすかろう。

聖書(新共同訳)とホロコースト

『コロサイの信徒への手紙』3章12節には

「憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身につけなさい」(新共同訳)

とある。フランス版聖書(21世紀訳)では「寛容」に「patience」と語が当てられる。
何があっても忍耐強くいることを「寛容」と訳している。

創世記22章6節では「焼き尽くす献げ物に用いる薪」
とあるが、フランス語聖書(21世紀訳)には

「bois pour l’holocauste」

と短く書かれている。

ホロコーストとは「献げ物」を本来意味し、
語源のヘブライ語では「オラー」という。
煙などが「天に昇っていく」ことを
意味したそうな。日本では聖書の
新共同訳に代わる新しい訳が模索されているが、
日本語の語彙で「聖書」を綴る難しさを感じる。

2011-10-08

米国、深刻な戦力縮小の可能性

幸福実現党は国防を声高に主張する割に、肝心要なところで、情報収集できていないのか、公式声明を明示しない。

アメリカはいま米国防費の大幅削減の危機に立たされている。

「危機に立つ米国」だ。

議会の特別委員会が11月下旬までに1兆5000億ドルの財政赤字削減策を策定できなかった場合、国防費が6000億ドル・カットされる。その結果、陸海兵軍は20万人のリストラと艦艇50隻、戦闘機約500機を削減することになる。

その結果、どうなるか?!

北朝鮮や中国の軍の台頭を抑止する能力が著しく下がると下院軍事委員会の共和党スタッフが創った報告書は述べる。

日本が誇る世界教師(ワールド・ティーチャー)には仲介に入らないのかしら?!

「日米の繁栄は絶対に揺るがない」

と信じて呑気に構えるのも一つの手だろう。

フランス社会党大統領候補予備選、もうすぐ始まる。

10月9日と10月16日はフランス社会党大統領候補予備選だ。
ワタシは2008年に入党して以来、党員であるから投票資格がある。
台湾や中国には投票所が設けけられても、日本には設置されない。
だから、投票できないぜよ。

ワタシは“フランスの左翼版メルケル”Martine Aubryに
一票入れたかった。ワタシの代わりに誰か投票して
くださいませ。

2011-10-06

ギネス記録を更新した大川隆法・総裁のカツラ疑惑に応える。

昨年の7月7日のことである。
けふは七夕ですけど、幸福の科学にとってはそれ以上に重要な1日です。
さて、何てしょう?と兄貴風の知人に尋ねると、こたえがない。

「大川隆法・総裁が御生誕なさった日です。」

と教えると、

「みんなでカツラをプレゼントしたら?」

という反応が返ってきた。確かに何年も1日として変わらない髪型。
人工物なのか?と訝しげに思う人も少なくあるまい。

調べてみたところ、スタイリストがついていて、
いつも同じ髪型に整える……というだけのことだった。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で「神がカツラだった」
という話を思い出した。

3男・2女を持つ在家の子育てパパである
至高神・エルカンターレの髪は神懸かっているのでなく、
金がかかっているのだ。

2011-10-05

なんでも左翼

フランスには左翼の陣営に国家主権至上主義政党『共和国市民運動』がある。
党首は超一流の文化人で、国防相・内務相・教育相といった要職を務めてきたジャン=ピエール=シュヴェヌマン上院議員だ。彼は社会主義を信奉する。そして、何よりも共和国の価値を重視し、国家主権を護らんとする。

大川隆法・総裁とその長男・3男、長女との対談を読んだが、何ら定義づけることなく、「左翼」の言葉を口に出す。

安全保障の巨人で、重量級の国防相ともいわれたシュヴェヌマン氏は、左翼故に批判されるべき対象なのか?

あるいは、フランス社会党の重鎮・ジャック=ラング教育相(当時)は小学校で国家『La Marseillaise』を覚えさせることを義務付け、その歴史を学ぶカリキュラムを創った。
この政治家も左翼故に批判の対象となるのか?

幸福実現党にしてもその母体の宗教にしても、左翼という言葉を濫用しすぎているのではないか。

対立軸はパトリオティズムかナショナリズムか……というほうが有効であろう。


市川房枝・霊言への違和感

昨年、参院選前に大川隆法・世界教師のもとに、市川房枝・元参院議員の霊が降りた。
市川氏が自分の死を認められない唯物論者として描かれ、北朝鮮は夢の国・理想の国だと
主張する。市川が左翼政治家と、大川隆法・国師はとらえているようだ。

市川房枝にある種の違和感を覚えるワタシは市川の霊言にも違和感を覚えた。

市川は戦前、大政翼賛会の言論統制機関である大日本言論報国会の理事を
発足から解体される5年間、務めた。それが故に戦後、彼女は公職追放された。
『世界最終戦争』で知られた石原莞爾に傾倒し、彼氏からの影響で
法華経の影響も受けた。戦前までならばまだ言い訳できよう。
しかし、彼女は敗戦以降も石原莞爾を礼賛し、全集が出版されたときには
推薦文を寄せた。右翼思想にも傾斜する一方で、議員としては革新陣営の
候補を応援もした。

大川隆法・主宰が降ろした霊のように、唯物論に凝り固まった、
北朝鮮礼賛主義者ではないのだ。むしろ、戦後も、朝鮮から
中国までの支配を狙った石原に魅せられていたのだ。

市川に違和感があるのは、彼女には

①「クリーンな政治」
②婦人有権者運動
③参院は良識の府

といった主張しか中身がないからだ。

「クリーンさ」は政治の目的ではなく、
「クリーンさ」を金科玉条にするのは
おかしいと思う。

ある保守言論人は市川を評して

「変節・転身の限りを尽く」した

と述べた。

保守を未だに魅了する天才的軍人・石原莞爾も
中川隆(『旧姓の法』)改め大川総裁には左翼に
うつるのだろう。

2011-09-24

立木秀学『幸福実現党』党首への手紙

立木秀学 様

前略
 党首に就かれて一年が経ち、党史上の在任記録を更新されていることに、心よりお慶び申し上げます。一週間も経ないうちに党首が交代するようなことが何度もあり、参院選2010を闘うために09年9月15日に党首に就いた木村智重氏が自身の経歴や実現党の政策をまとめた『幸福維新を起こさん』(幸福の科学出版)を10年3月25日に刊行した直後の翌月15日に突如、更迭されたりと、党首のすげ替え当たり前の御党で一年も続けられるとは、大したものだと感心しております。首相が任期1年で代わる日本が批判される中で、政権党を目指される御党が10日で党首交替、6日で党首交替するなどの行為は示唆的でした。幸福実現党・政権になったら、1週間以内で首相がクルクル替わって、世界を唖然・愕然・呆然とさせる状況が目に浮かびます。立木様が1年2ヶ月続いていらっしゃるということは、安定感が少しは出てきたのでしょうか?

どういった理由か分かりませんが、あなた様が9月23日23時58分にワタシのTwitterのフォロワーになられたことを、いささかの驚きを以て、小さからぬ慶びを以て、受けとめました。なぜならば、幸福の科学・広報部を通して幸福実現党の党首であるあなた様に取材を申し入れましたが、多忙を理由にお断りのご返事を賜りました。日頃、政党要件を満たさない政党である御党がメディアに不当に小さく扱われているとか、無視されているとか、メディアを厳しく指弾してきたあなた方から、よもや、インタビュー依頼を断られるとは!
御党は以前、大川隆法・名誉総裁による「新・日本国憲法 試案」が「チャンネル桜」で非難されたとき、批判した放送VTRの放映を注視せよ、そして、「お呼びでない」にも関わらず、「チャンネル桜」に「反論の機会が欲しい」と出演させよ…と申し入れ(チャンネル桜・水島総・代表)、後者の申し出は認められ、幹事長を初め貴党幹部4人が討論番組に出演されましたね。

 選挙も近いといわれていた、いわば“有事”の時期ですから、党幹部は「超多忙」であったに違いありますまい。にもかかわらず、4人の幹部が仰々しく出演された。立木さまが文字通りに忙殺されないか憂慮いたします。ちなみに、どの程度、お忙しいのか、過去2週間の公務スケジュールを公開していただけませんでしょうか?公職にいるのですから、国民に広く情報公開することを求めます。

 さて、ワタシは「ダイレクト・メッセージ」を通して、直接、立木様に「取材依頼」を申し入れましたが、まだご返答をいただいておりません。饗庭直道・初代党首が結党時、「『寛容』を重んずる宗教政党」と宣言した言葉(『Liberty』09年7月号)を想起し、態度でお示しくださいますようお願い申し上げます。
 昨年、参院選では当初は全地方選挙区に候補者を立てる予定でしたが、重点地区に絞りましたね。立候補する選挙区から外された地方を車で走っていると、畑に甲板を立て、木村前党首と予定候補者だった人のポスターがそこかしこに放置されたままで、公害そのものでした。
 御党が3.11を「神罰」「仏罰」と主張したのには驚かされました。至高“神”がこの国に下生し、“仏”陀が転生したのではなかったのでしょうか?自虐史観を実践させて見せたのかと思いました。
 立木党首がいつまでその地位にいるのか分かりませんが、これからも日本を明るくするような、時にはユーモアを、時には渇ならぬ喝を、振りまいてくださいませ。
草々

2011-09-23

『フライデー事件から20年 再び“カルト性”を見せる幸福の科学』

二ヶ月前にさる月刊誌で『フライデー事件から20年 再び“カルト性”を見せる幸福の科学』を読んだ。
いま読み返しながら、その卓見に感心させられた。最近、幸福の科学と付き合っていると、彼らが
1年前に比べて閉鎖性を強めていることが分かる。

パリのゲイ・パレードではフランス国民議会議員でセクト(カルト)担当の社会党の政調会長と
一緒に話しながら後進した。5年来の付き合いで、来年、お目にかかれたときには
幸福の科学の現状について、自分で接して感じたことも含めて、報告しようと思う。

2011-09-22

幸福実現党・政調会長がTwitterでの論戦を拒絶→ブロック

幸福実現党の黒川白雲・政調会長がワタシのTwitterのフォロワーとなったので、いくつか、同党の原発政策を批判する書き込みを続けた。無反応でいたが、当ブログで黒川氏にフォローされている旨、書いたところ、フォローをブロックするようになった。

批判的な意見には耳を塞ぐ閉鎖的な体質をよく現している。
フランス共和国でcomunautarisme(閉鎖的共同体主義)と非難されても仕方なかろう。

原子力推進政策で最後に同氏に次のように問いかけた。

「核廃棄物が無害化するには、大川隆法主宰先生(と古い言い方)『太陽の法』のガーナ文明の頃(※96万2000年前にあったとされるガーナ大陸で栄えた文明)にまで遡る時間が必要。ガーナ文明の如く未来は超能力を中心とした文明になり、核を無害化してしまうのかしら?至高神のみぞ、知る……か。」(※はブログで追加して書いたもの)

核廃棄物の無害化には約100万年を要する。100万年前はアウストラロピテクスの時代だ。
これから100万年も、それらを管理・維持しなければならない。
どうやって?
人類は50年間、ついぞその方法を見つけられずにいるのに(ノルウェーは400m地下に貯蔵施設を創って封印したが)、これから、発見できるというのか?それは科学万能主義で、原子力の研究・技術を過信する日本共産党と変わらないのでは……とも黒川白雲・政調会長には問いかけた。

政調会長がまったく応えられない幸福実現党が原発推進の先頭に立っている。

「理性と自己抑制に裏打ちされた対話」をする姿勢はないようだ。

ドイツ・フランス共同報道チャンネル『ARTE』(アルテ)が
幸福実現党の実態に迫ったドキュメンタリーは下記サイトで
観られる。

http://www.arte.tv/fr/2827396,CmC=2820312.html


ワタシが書いた論考『原発推進に独り奔走する幸福の科学の異常な姿勢』

さる月刊誌にワタシが執筆した
『原発推進に独り奔走する幸福の科学の異常な姿勢』には
少なからぬ反響があった。幸福の科学&幸福実現党の実態に迫る
記事が掲載されたのは、これで3回目。

編集長は編集後記で

「ところで福島第一原発の事故を受けて、国民の間には脱・原発の意識が高まっていますが、宗教法人・幸福の科学が、しきりに原発推進の旗を振っています。
 公益性を尊重される宗教法人が甚大な被害を招来する可能性の高い原発を推進することは驚き以外のなにものでもありません」

と書いている。

雑誌が発刊されてから、幸福実現党の政調会長がワタシのTwitterのフォロワーになった。
Twitterのカウントはesperanto2600。
ワタシもフォローしている。


2011-09-21

シラク前大統領に無罪を求刑

架空のパリ職員の給与を、自身の政党にまわしていた疑いで、起訴されたジャック=シラク前大統領に検察は無罪を求刑した。無罪判決になることは必至だ。

ドミニク=ドヴィルパン前首相の無罪判決につづく喜ばしい便りだ。

現職大統領にたてつけば、起訴されるという社会は真っ当ではない。


2011-09-20

フランスの原発報道

フランスの原子力関連施設で爆発が起こり、1名が死亡、5人が負傷と報じられたのは9.11のこと。
政府による安全宣言によって、翌日からは続報が消えた。ヨーロッパ=エコロジー&緑の党はいう。

フランスのメディアや政治は原子力ロビイストに支配されている、と。

報道管制がしかれているとしか思えませんなあ。