2006-04-30

3度目のブロークバック・マウンテン

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2006-04-28

ルペン、吼える。

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2006-04-27

犬の想像妊娠

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2006-04-25

好感度調査

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2006-04-24

バトル・ロワイヤル

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ケバブの思い出

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2006-04-23

ロワイヤル人気

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緊張

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2006-04-22

ちょり〜んす2

今週公開される映画にわたしが薦めたい作品が二作ある。
ひとつはブロークン・フラワーズ。もうひとつが『ぼくを葬る』だ。
前者はかつてプレイボーイだった中年男性が過去の恋人に次々と会っていくという設定で、後者はゲイの写真家が主人公となっている。ブロークン・フラワーズは昨年のカンヌ映画祭競争部門でもっとも優れた作品だと私は思っている。

2006-04-19

ちょり〜んす!

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2006-04-18

新・人格改造マニュアル

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2006-04-17

豚丼、ちょり〜んす

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2006-04-14

愛国心にまつわる話

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2006-04-13

いいな、イタリア。

イタリアという国は北欧に比べて保守的な風土だと思っていた。政治汚職が広くはびこり、ベルルスコーニのような人物が首相に就いているから、政治は日本に負けず劣らず守旧的なのだと思っていた。

tnさんのサイトを見ると(http://transnews.exblog.jp/2952916)、イタリアの総選挙でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイ、トランス)系の国政議員が複数当選したそうである。同性愛の人権政策が進むフランスとてカミングアウトしたLGBT国政議員はいないから何ともめでたい。比例代表制という選挙制度はLGBTをはじめ社会的少数者に有利なのだろう。

2006-04-12

トランスとイタリア総選挙

イタリアの総選挙は左派が勝利宣言を出したものの、右派のベルルスコーニ首相が敗北を受け入れず混乱が続いているようだ。政権が行き詰まったときに政権交代できる国はいいもんだ。羨ましく思えてしまう。

本日の東京新聞では、トランスジェンダーの女性で再建共産党から出馬したルクスーリアさんの声を紹介している。彼女は「もしかして私、議員になっちゃうかも。選挙運動中は(与党の極右政党の)国民同盟から攻撃を受けたわ。ゲイとレズビアンの運動の代表としてがんばりたい」といったとか。

トランスジェンダーの国政議員が誕生することは実に画期的なことだ。
彼女の当落がどうなったか、情報を追っていきたい。

2006-04-10

同性愛と強制収容所

フランスという国は歴史的・文化的・社会的に見て性文化・性生活に寛容である。比較文化学者である林瑞枝氏はその起源をフランス革命に求め、「フランス革命は、私的空間尊重の原則を性の領域にも適用した」と解説する(「フランスのカップル法制の行方」73頁、『時の法令』99年6月15日号)。そして、人権宣言によって「社会に有害な行動でなければ法律は禁止する権利をもたず、法律で禁止されていないことは妨げられることができない」という原則が確立され、同様に「性的行為も同意を前提に個人の自由の行使とみなされた」(同論文73頁)と述べている。他人に迷惑をかけなければ何をしてもいいという原則がフランス革命・人権宣言以降、個人の性行動にも適用されたことを、フランスが同性愛者の罰則において他のヨーロッパ諸国に比べて寛容だったことの根拠として林氏はあげる。なるほどたしかに、イギリスは一九世紀にまだ同性愛者の処罰が殺人より重く絞首刑になりさえしたが、同性愛を理由とした処刑はフランスでは一七五〇年の火刑が最後で、林氏によれば一七九一〜一八一〇年の刑法は特別の刑はなにも規定していなかったという。
林氏はしかし、同性愛者の権利がフランスで先進的に認められていたわけではないことを次のような指摘を紹介することにより暗に示している。
「法定の処罰が定められなかったことは<自然に反する>行為と判断されたときに加重罰の判決がなされなかったことを意味するものではないし、社会が<第三の性>を寛大に受け入れたわけでもなかった。成功をおさめたブルジョワ階級が何よりも恐れたのは性的自由だった」「私的に同意のもとに行われた行為を暴き、制裁をくわえることは、取り締まりたいことを逆に広める危険があると、法律家たちは考えた。同性愛への寛容はその程度にとどまった」
つまり、ブルジョワ階級や法律家は一般の人々の私的な「性の空間」に国家が介入することを避けるために同性愛行為も消極的に容認されたというわけだ。いわば、同性愛はそれ自体が社会的・法的に認められたわけではなく、「私的な空間における行為である」という理由だけで犯罪化されなかったわけだ。
しかし、第二次世界大戦に入り、フランスがナチス傀儡のヴィッシー政権の掌中に落ちると事態は急変する。『スイス ゲイ チャンネル』というサイトは一九三三−四五年の様子を次のように記述する(http://swissgay.ch/breves/0106/breves100156mitterrand.html)。

「約一〇万人の同性愛者がナチスの強制収容所へと送られた。彼らが胸につけた赤の三角形(Le triangle rose)は虹色の旗と同時にゲイという集団の象徴(le symbole)の一つになった。長い間、同性愛者の収容について語られることはなかった。」
「同性愛者たちは彼らを『正常にもどらす」ことを目的とする科学的実験のモルモットにされた。とりわけ、ナチスの医者によって大脳の葉切除手術(ロボトミー)がなされた。」
「戦後、人々は同性愛者の収容に関する問題を隠蔽してきた。それはとくに、同性愛者を有罪とする法律が戦後も残ったという理由による。そして、同性愛者が犠牲者となった残虐行為を過去の収容者たちが暴露したことを契機として、同性間性行為が非処罰化される(ミッテランが登場する1981年)までこの状態はつづいた」
「ナチスの指導者Himmlerは同性愛に関する演説を行った。『もし100〜200万の同性愛者がいるのだと認めると、それは7から8%、或いは10%の男性が同性愛者であることを意味する。もし状況が変わらないのだとしたら、そのことは我ら人民がこの病気の伝染によって将来、絶滅させられることを意味している。長い目で見た場合、自身の人生・性的均衡を乱すこの病気に抵抗できる人は誰もいなかろう。(略) 同性愛はあらゆる効率、効率に基づくあらゆるシステムを失敗させる。同性愛は国家を根底から破壊する。私たちが闘うことなく同性愛という悪徳がドイツで広がりつづけるならば、それはドイツの終わりになり、ゲルマン世界の終わりになることを、私たちは理解しなければならない。』
そして、一九四〇年一一月一六日、彼は次のように命じた。『(同性愛という)この黒死病を死によって絶滅させなければならない』。」

かつてナチスが同性愛者につけた赤の三角形は今日においてはレッドリボンにかわり、HIV感染者・AIDS発症者への連帯を示す象徴となっている。
さて、ここのサイトが論じるようにナチス率いるドイツは同性愛者を人類の脅威と見立てていた。同性愛者を強制収容所へと収容し、時にはロボトミーを施すこともあった。前出の『スイス ゲイ チャンネル』はワシントン米国ホロコースト記念館の調査として、強制収容所へ送られた同性愛者のうち一万から一万五〇〇〇の人が命を落としたと推定している。
社会党出身のリオネル=ジョスパン首相(当時)は二〇〇一年四月二六日、
「我が国がナチス占領下で少数者(スペイン難民、ジプシーあるいは同性愛者)に対して行った迫害を国として完全に認めることは重要なことです」
と述べ、政府として初めてナチス占領下における同性愛者の迫害を公に認めた。

2006-04-06

CPE(初期雇用契約)の話

シラク大統領が命じたことにより、CPE(初期雇用契約)は修正を施されることになります。政府が修正案を創るのでなく、UMP(フランス国民連合)が主導をとることになりました。漁夫の利とはよくいったもので、ドヴィルパン首相率いる政府と組合・学生が激しく対立する中、ドヴィルパン首相とライバル関係にあるサルコジUMP党首が修正案の主導をとることで、自らの評価を高めようとしています。英米型の経済にすることで国の活性化を目指すサルコジ氏に比べて、ドヴィルパン首相は左派支持者から評価・信頼が高かったのに、今回のCPE騒動で評判はガタ落ちです。シラク大統領はドヴィルパン首相を次期大統領にしたがっていると巷ではいわれていますが、UMP内に支持基盤がない上、国民からも支持されないのでは(支持率は20%台に急落)、その可能性は低いのではなかろうか。来年の大統領選挙は社会党候補 vs サルコジという構図になるんでしょうなぁー。

2006-04-04

本日、フランスでゼネスト

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2006-04-02

我が道を行く極左政党『労働者の闘い』(LO)

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