2006-04-13

いいな、イタリア。

イタリアという国は北欧に比べて保守的な風土だと思っていた。政治汚職が広くはびこり、ベルルスコーニのような人物が首相に就いているから、政治は日本に負けず劣らず守旧的なのだと思っていた。

tnさんのサイトを見ると(http://transnews.exblog.jp/2952916)、イタリアの総選挙でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイ、トランス)系の国政議員が複数当選したそうである。同性愛の人権政策が進むフランスとてカミングアウトしたLGBT国政議員はいないから何ともめでたい。比例代表制という選挙制度はLGBTをはじめ社会的少数者に有利なのだろう。

このエントリへの反応

  1. イタリアのLGBT団体ArciGayによれば4人、ILGA Europeによれば5人当選とされています。両者の違いは緑の党(Verdi)党首(バイセクシュアル)をカウントするかどうかのようです。
    しかも全員がProdi率いる中道左派「連合」(l’Unione)であり、選挙がいまのとおり確定すれば与党議員となるのも意味があります。

  2. その比例代表制を「議員定数削減」を旗印に縮小、全廃の方向に向かう日本(自民党も民主党もこの方向です)。これではますます政権交代から遠のいてしまいますね!!