2009-08-05

お部屋1933/エロの排除

『唐沢俊一検証本 Vol.1』が完成したそうで、なによりです。

と学会のメンバーである天羽優子さんが、kensyouhanさんが公開した文章をと学会のMLのものであると事実上認めた上で、『唐沢俊一検証本 Vol.1』の完成を祝うべく、界隈に話題を振りまき続けているので、ぜひとも皆さんお読みください。

MLのメンバーが外に漏らした可能性の方がはるかに高いにもかかわらず、kensyouhanさんをスーパーハカー扱い、かつ犯罪者扱いした上で、「下劣」なる言葉まで投げつけておいて、いったいどこに落としどころを見出すつもりなのか、しばらく目が離せません。

コミケのあと、タコシェで『唐沢俊一検証本 Vol.1』を扱うことになったそうなので、コミケ会場まで行けない人はタコシェでどうぞ。通販もあります。ただし、送料がかかります。一律350円なので、他のものも一緒に買うのが賢明です。『エロスの原風景』はいかがでしょうか。

『エロスの原風景』の「著者キャンペーン」をやめた途端に動きが悪くなってしまいまして、ちとまずいです。2ヶ月目に入って、落ちるべくして落ちただけかもしれないし、これ以上書き続けるのも辛いのですが、「modermfreaks」の更新がもう少し進むまでは、つなぎとして、なんか書いておくことにします。

「マツワル」購読者が、『エロスの原風景』は図書館が所蔵すべき内容と思い、都内の二カ所の区立図書館に「購入リクエスト」を出してくれました。その結果は「購入お断り」だったそうです。

半世紀は寝かせないとエロを文化としては認められない。文字だけならともかく、スカトロのビニ本やホモ写真の図版まで入ってますから、予想された通りの結果です。淋しい思いもありつつ、しゃあないべ。

「こんな本をどうして図書館が税金で買うのか」「子どもが見たらどうするのか」なんてクレームをつける人たちがいますし、中には「セクハラだ」などと言う人たちまで出てきかねない。セクハラの定義もわからないまま、自分の気に入らないものを「セクハラ」で葬れると思っていやがる。

「エロは特別扱いしていい」、具体的には「エロ表現は特別に規制していい」「エロ業界には特別に法を運用していい」という考え方が蔓延していて、それが日常化しているために、「おかしい」とも感じなくなっている人たちがたくさんいます。その危険性についてはナディーン・ストロッセン著『ポルノグラフィ防衛論』をお読みください。

そのおかしさに多くの人が気づけなくなっている一例。

以前「マツワル」に書いた話ですが、草彅剛については、「酒飲んでチンコ出したくらいじゃ、説諭で釈放だろう」と思ってましたから、送検されたのは意外でしたし、同情もしました。

それでも、歴然と違法行為をやってのけたのですから、酔っぱらっていようと、弁明の余地はないでしょう。

私が納得できないのは、逮捕されたこと、送検されたことではなく、「被害者がいない」「目撃して不快になった人はいない」という弁護の言葉です。

「週刊文春」7月14日号によると、テレ朝の「スーパーモーニング」で、鳥越俊太郎は、「公衆の面前じゃないから公然わいせつにならないと思う」と発言したそうですし、鳥越俊太郎が同様の発言をしたのを私も見ています。それ以外にも、このような趣旨の発言をした人は多数います。

しかし、公然わいせつを違法とすることの保護法益は、見たくない人の権利ではなく、社会秩序ですから、見た人がいるかいないかは問題ではありません。したがって、人が見る可能性のある公共の場で性器を出すことだけで公然わいせつになり、公衆の面前であるかどうか、被害者がいるかどうかは要件にはなりません。

だからこそ、AVにおいても証人を必要とせず、公道、公園などで性器を露出したことの映像があれば摘発されます。

私は、何が行われるのか承諾している人たちの前で性器や行為の露出をすることについては、公然わいせつとすべきではないと考えてます。具体的には、不特定多数であっても、事前にその内容が告知され、その内容を承諾しない人が入り込むことのないホテルや飲食店、ストリップ劇場において、性器の露出がなされる場合です。営業として行う場合は、風営法の適用は受けるとしても。

しかしながら、これはあくまで私の考えであり、現状では、これらも公然わいせつです。裁判で闘ってこれまでの判例をひっくり返すか、法改正するしかない。

まして、誰が来るかもしれない公園で全裸になったケースにおいて、目撃者がいようといまいと、逮捕されるのはやむを得ない。説諭で終わりだろうと予想はしていても、書類送検され、起訴されることもやむを得ない。AVであれ、草彅剛であれ。

しかし、鳥越俊太郎や同様の意見を主張した人たちは、現行法の範囲を超えて草彅剛を弁護したことの責任をとって、今後は法改正を主張することはもちろんのこと、AVの摘発、ストリップ劇場の摘発、ハプバーの摘発には断固抗議していただきたい。「被害者がいない」とまで言った方々は、責任をとって、売防法違反の摘発まで抗議していただきたい。昨今はガールズバーの摘発が相次いでますが、あれも被害者はいませんから、断固抗議していただきたい。

鳥越俊太郎などテレビのコメンテーターたちは、この機会にジャニーズやテレビ業界に媚びて自分の存在をアピールしておきたいあまりに、あんなことを言ったのでしょうが、発言の責任はとってもらうとしましょう。

それができないのであれば、結局のところ、「エロ関係者と芸能人は別」「法はエロ関係者にのみ厳しく適用していい」とでも思っているんだよな、こいつらは。

これに対して「おかしい」と思う方は、『エロスの原風景』を買ってください。無理矢理つなげてみました。

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