2010-07-26

第3回 いま、自分のおしゃれのレベルは並以下です──大石なつ美さん(22歳・女性・無職)

大石さんは、1988年に埼玉県郊外で生まれ育ち、現在も親元で暮らしている。22歳。中学高校は地元の普通高校に進み、八王子にあるマンガ・アニメ系の専門学校に進む。専門学校卒業後はライトノベルなども出版している某出版社で雑用のバイトをしていたが、一年と少しでやめてしまった。現在は無職。
*2010年4月13日(火) 18時〜インタヴュー実施。

「二次創作をやっています」

大石さんは漫画家になることを目指している。現在は、オリジナル作品を描いているのではなく、すでに存在してる作品のキャラクターを使って描く二次創作のマンガを描いている。でも、本人としてはオリジナルストーリーのマンガをやりたいと思っている。

石川 いま、仕事はなにかやっているの?

大石 いまなにもやっていません……(苦笑)。家でぐだぐだと、お絵かきをやっています。

石川 どういう絵を描いているの?

大石 二次創作です(笑)。

石川 二次創作をおじさんのぼくにもわかりやすいように説明してくれるとうれしいな(笑)。

大石 いまやっているのは『デュラララ!!』という作品の二次創作です。原作はライトノベルで、いまはアニメ化もされています。作者の成田良悟さんの小説はずっと好きで、全作品を読んでいます。『デュラララ!!』は小説の頃から二次創作をやっていました。

沢辺 で、二次創作ってなに?

大石 すでにあるマンガや小説にもとづいて、そのキャラクターを使って、自分で絵を描いたり小説を書くことです。

沢辺 ようは、パロディーとか置き換えだと思うけど、一次の元ネタとしてはどういうものがお気に入りなの?

大石 『デュラララ!!』のキャラクターをいじくっています。マンガや小説の書いてない部分をかたちにするのが二次創作だと思っています。

石川 大きく言えば、本編のストーリーの前段階や話のつづきを自分でつくってみたり、本編のサブキャラクターを主役にしてその生い立ちや物語をつくるんだと思うんだけど、そういうものだよね?

大石 はい。

沢辺 もとのキャラクターはどんなものなの? そのキャラクターの名前は?

大石 門田さん(うふふふ)。

石川 門田さんの魅力ってなに?

大石 男らしいところです。男気っていうか、番長系というか(笑)。頼れるというか、優しいというか。

石川 バンカラ系なんだね。で、その門田さんを使ってどういうストーリーを描いているの?

大石 ボーイズラブもありますし。そういうのと関係ない日常を描くこともあります。

石川 ボーイズラブっていうとエロなの?

大石 ボーイズラブが全部エロなわけではないです! (笑)

石川 あっ、そうか、なんか、ほのかな(笑)。

大石 普通の男女カップリングでも、チューで終わったり、手をつないで終わったりしたらエロじゃないじゃないですか。

沢辺 つまり、ボーイズラブは描くけど、セックスシーンまでは描かないと。

大石 そうです。そうです。

沢辺 じゃ、なんでエロ描かないの?

大石 私はエロを読むのは好きですけど、描けません(笑)。自分には描けないからです(笑)。それに、無理やりエロにしなくてもいいと思います!

石川 そのとおりだと思うけど、エロってきたない、グロい、という感じがあるから?

大石 そんなことはないです。

石川 じゃあ、エロのほうはエロのほうで、それを楽しむ人が楽しめばいいんじゃないの、ぐらいの感じなんだ。

大石 そうですね。へへへ(笑)。

石川 二次創作の仲間内で、これがいい、あれが悪い、絵が変、とか言うことはある?

大石 あったりなかったりです。でも、そこまであんまり踏み込むことはありません。

石川 ということは、二次創作の世界では、あなたはあなた、わたしはわたし、というという世界ができあがっているんだ。

大石 そうですね。

石川 原作者の成田さんの世界は尊重する? けっこう無視?

大石 尊重しますね。

石川 じゃあ、ボーイズラブ的な要素はもともとその作品のなかにあるの?

大石 いえ、本人はそういう意図はないと思いますけど、それを見いだすのが女の子なんで(笑)。

石川 最近は原作のほうがそういう作り方しているものも多いと思うけど。どう?

大石 そういう部分もちらちらありますけど。

沢辺 コミケとかに自分の二次創作の作品は出している?

大石 コミケは毎回行ってて、作品も出すこともあります。

沢辺 いちばん売れたのはどれくらい売れた?

大石 いまでこそアニメ化されて『デュラララ!!』は人気がありますけど、去年まではマイナーで。私の場合は、多く売れて80冊ぐらい売れた作品がありました。一年ぐらいで。

石川 一作品どれくらいの値段?

大石 400円か500円です。

沢辺 今日もってきてないの?

大石 もってきてません。

沢辺 なんだー。もってきてれば買おうと思ったのに。

大石 (笑)だめですー! 

沢辺 えっ、なんで? だって売るもんじゃん。

大石 (笑)だめですぅー!

石川 えっ、なんでだめなの(笑)? 売れたらうれしいじゃん?

大石 (笑)うれしいですけど。ぽいぽいとあげるようなものではないんで。

沢辺 だから、買うって言ってんじゃん。

石川 ぼくも買うのに。

沢辺 ところで、二次創作って、厳密に言うと著作権法違犯だよね。

大石 はい(笑)。

石川 でもそうすると、この話をアップするとき、作品名を出さないほうがいいのかな?

沢辺 いやでもこの部分はブレになっているからいいと思うよ。二次創作だって、それがコミケで売れれば、その元ネタの小説のほうも買う人が出るだろうし。出版社もそれを本気になって文句を言う気はないと思うよ。

石川 そうですね。さっきもちょっと言いましたけど、いまは二次創作にしてもらうのを意識しているアニメもありますしね。

大石 もちろん、最近は、二次創作を規制しませんか、という動きもありますけどね。

石川 ところで、この門田さんという人ってメインのキャラクターじゃないよね?

大石 はい。自分の好きなキャラクターをメインにしたいじゃないですか。

沢辺 絵はうまいの?

大石 自分で言うのもなんですけど、そんなにうまくありません。

沢辺 「自分で言うのもなんですけど」って普通、そのあとは「そこそこ自信あります」だけどね(笑)。

大石 なんて言っていいのかちょっとわからなくて(笑)。

石川 ほんとはちょっと自信あるからいまだに描いてるんだよね?

大石 まあその……。

石川 二次創作の世界では、ほんの一部のひとはそれで儲けて生きているひともいると思うけど、そうなりたい気はあるの?

大石 いえ、それはないですね。

石川 じゃあ、二次創作ではなく、マンガのほうで食っていきたいの?

大石 そうですね。ありますね。

石川 それは、二次創作ではなく、オリジナルで勝負したい、ということ?

大石 そうですね。やりたいです。

沢辺 でも、マンガ描いてる?

大石 二次から抜け出せない、というか(笑)。

石川 二次から抜け出せない、って面白い言い方だよね。

大石 やっぱりたのしいんで。

沢辺 でも、それだったら、徹底的に二次をやればいいんじゃないの?

大石 えーっ! 結果的に趣味になっちゃうんで。

沢辺 でも、それはプロになるための重要な練習方法だと思うよ。小説家の町田康だって、図書館に行って、自分の好きな小説家の文章をずっと書き写していたらしいよ。これは二次創作でもなんでもなくて、むしろずっと書き写してただけだけど(笑)。

石川 写経的ですね(笑)。

沢辺 でもそうすると、手に文体が染み付くし、ストーリー展開も手とか体とかに染み付いてくるし。こういうのは一つの練習方法になると思うよ。そんなに二次創作から抜け出すことを考えずに、むしろ、突き抜けることをやってみたら?

大石 そうなんですが。でも、もうそろそろ、そういうことを言ってられない年齢になって。

沢辺 そんなことないよ(笑)。昔は人は60歳で死んでたんだから。むかしは15歳で元服。15歳で大人になって戦場で切りあいしてた。50年前だって、中学卒業してすぐ就職したひとはいっぱいいた。けれども、いまは人生80年。23歳なんてはな垂れ小僧みたいなもんだよ。

「専門学校時代は、山のように描きました。毎日のように描きました」

大石さんは小学校の頃、高橋留美子の作品に出会ったのをきっかけに漫画家になることを目指してきた。勉強はあまり得意ではなく、中学も高校も家から遠くない公立校に進む。
高校は進学校ではなく、ギャルが多く、タバコを吸っている学生もいる素行のよくない学校だった、とのこと。
男女約40人のクラス構成のうち、女子の半分ぐらいが化粧の濃いギャル。残りの半分のうちの半分(女子の4分の1)がナチュラルメイクのかわいい系の女の子。あとに残った女子がお化粧には興味がない女の子(大石さんはそのグループに属する)。男子はギャル男が半分以上、残りがオタクとは言えないけれどインドア派。
大石さんは同じクラスでも自分のグループ以外の女子とはそんなに話をしなかった。男子ともほとんど話をしなかった。別に嫌いというわけではなく、「とくにかかわりをもとうとは思わなかった」とのこと。ギャルの子の濃いメイクもかわいい系の子のメイクも「個人の趣味だからやればいいじゃん」という受け止めだった。男女、各グループ間に対立があったわけでもなく、不干渉という態度で、学校行事などでは意外とまとまるクラスだった。大石さんもとくにイジメなどいやな思い出はなかった高校時代だった。

石川 中学校、高校のときはどういう子だった?

大石 クラスにひとりかふたりいる地味なタイプ、インドア派でした。

石川 オタク?

大石 オタクっていうか、そのまんまオタクでしたね(笑)。

石川 高校のときは受験勉強はした?

大石 高校は大学受験の勉強はしてなかったです。わたしは専門学校に推薦で入ったので。

石川 クラスのみんなのその後の進路とかは知ってる?

大石 とくにかかわりはもっていなかったので、みんながどうなったかは知りません。ただ、自分と付き合いがあったみんなは大学に行ったり専門学校に行ったり、普通の女子大や医療系の専門学校に行ったりしました。絵を描いているオタクの子がいたけど、その子は就職しました。最近連絡をとっていないので、どんな就職をしたかはわかりませんけど。

石川 専門学校の学費はどれくらい?

大石 たぶん、一年で100万以上です。画材代はまた別にお金がかかります。学費も画材代も親に出してもらっていました。

石川 マンガ家になろうと思って入ったの?

大石 はい。

石川 ご両親は許してくれたの? 親は「漫画家なんてお前そんな夢みたいなこと」なんて反対しなかったの?

大石 まかせるつもりで口出しせず、お金も出してくれました。

沢辺 なんで許してくれてると思う?

大石 親は親、子は子という感じだったと思います。

沢辺 女の子だから、というのはない?

大石 それはあんまりないと思います。

石川 お父さんはなにして働いているの?

大石 さいきんいろいろあって(笑)。埼玉県内の工場の下請けで、仕事つらいのなんのと言ってて。仕事を変えたらしいです。

石川 いまは働きに出ているの?

大石 ええ、たぶん。

沢辺 何度か仕事を変えてたひとだったの?

大石 はい。いままでに何度か。

沢辺 それまで仕事を変えているので、まあはじめてのことでもないので、別に気にしない、という感じ?

大石 聞いてもいいのかな? という感じで。

沢辺 ああ、そうだよね。聞いちゃうと逆に輪をかけて追い込んでしまうような?

大石 そうですね。辞めるときつらそうだったので。

石川 お父さんはその前はどんな仕事をしてたの?

大石 デパートやスーパーの従業員をやってたときもありました。それで、その工場の下請けが7、8年と、いちばんつづいたほうです。

石川 お父さんいくつ?

大石 四十すぎだと思います。

沢辺 それちょっと若くない? 大石さんいま22歳でしょ?(笑)

大石 そうですね(笑)。私が生まれたのは父が23歳ぐらいだったので。

沢辺 それじゃ、40代半ばすぎ、という感じだね。

大石 そうですね。

石川 お母さんはいくつぐらい?

大石 いくつかはわからないですけど、父より一個下です。

石川 仕事はしてるの?

大石 小学生向けのドリルなどの教材を発送している工場のようなところで働いています。

沢辺 出版社の倉庫部門かな?

大石 たぶん、そうですね。

石川 お父さん、たいした人だと思うんだよね。仕事変えながらも、娘の学費を出したり。ちょっと説教くさくなるけど。(笑)

大石 そうですね(笑)。親には感謝しています。

石川 そう言えば、さっき、二次創作をやりまくったらいいんじゃない? という話になったけど、学校に行かなくても一生懸命独学でマンガ描けば漫画家になれる、という考えはなかったの?

大石 いえ、そう考えてはいなかったです。学校に行っていろいろ勉強したかったんで。

沢辺 そこが疑問だよね。なんで? だって、描き方なんて自分で描けばいいでしょ。たとえば、手塚治虫先生はすべて独学だよ。いまは手塚先生の時代よりもマンガの描き方なんて本もたくさん出てる時代だから、独学で描きやすい時代とも言えると思うよ。でも、なんで、学校で勉強したくなっちゃうの?

大石 いま思うと、学校行くことで独学ではわからない技術的な描き方もわかりましたけど、山のように描くために行っていました。学校に通ったらいやでもマンガを描かなくちゃいけない。ただそれだけで勉強になったという気がします。

沢辺 けっこう描いたんだ。

大石 山のように描きましたね。毎日のように描きました。

石川 あの子が二枚描いたら、私は四枚描くぞ! というガッツで?

大石 いえ、そういう気持ちはありましたけど、そこまでは体がついていかなくて(笑)。

「おやじ好きです」

大石さんは、携帯メールはあまりしない。友だちは多くないタイプだと言う。けれども、PC(OSはWindows)を使ってのコミュニケーションはけっこう頻繁にやっている。『デュラララ!!』を軸に、ネット上の友だちもいて、チャットもしている。Twitterもやっている(mixiに登録はしているがやっていないとのこと)。
インターネット上に、ブログとイラスト作品(二次創作)を発表する自分のページももっている。二次創作のポストカードの通販も行っている。更新は頻繁にしている。一日約120人が訪れている。作品は、まず紙に描き、PCに取り込んで、フォトショップで着彩したものをアップしている。

石川 大石さんのページ見たいな?

大石 いやです。教えませんよ。

沢辺 なんだよ。教えてよ〜

大石 いやです! 恥ずかしいじゃないですか!

沢辺 見たいもん! じゃあ、Twitterは? IDない? 俺もやってるからさ(手元のパソコンを開き、自分のTwitterのページを見せる)。

大石 えー、腐女子的なことも書いてあるのではずかしいです。

沢辺 いいじゃん。これでツイッター仲間だよ。フォローしちゃおう。

大石 (結局IDを教える)恥ずかしい……。

沢辺 (大石さんのつぶやきを見ながら)午後二時に「おはよう」って(笑)。一日何時間ぐらい寝てんの?

大石 けっこう寝るんですよ。二度寝、三度寝してて、休日は10時間ぐらい寝てます。仕事をやめてから夜型になって、こないだ何もないときに、28時間寝てたんですよ(笑)。

沢辺 あっ、大石さんのページに行けちゃった!(Twitterから大石さんのブログや作品のあるページに飛ぶ)

大石 ギャフン!

沢辺 (大石さんの描いたイラストを見て)うまいね。たくさん描いているじゃん! (描かれている男性キャラを見ながら)ところで、好きな男のタイプは? 付き合うんだったら男?

大石 そうですね。百合っ子(レズビアン)ではないです。好きなタイプは、番長系でやさしい人です。

沢辺 俺みたいなイカツイのは? 

大石 いいですね。おやじ好きです。

石川 ぼくはどう?

大石 もうちょっと年齢がいったほうがいいですね。もうちょっと皺があったほうがいいですな。

沢辺 いま付き合っている男いる?

大石 彼氏いらないんです!

沢辺 おやじと付き合えばいいじゃん。

大石 自分が誰かと付き合うことが想像できないんです……。小学生のときに悟ったんです。それから彼氏がほしいということがなくなって……。

沢辺 それは断念しちゃったんだよ。

大石 でも、ほんとに好きだったかどうかわからないし……。

沢辺 小学生の好きなんていいかげんなもんだよ。自分はもてないとかブスだとか、勝手に思って、悟っちゃったわけ?

大石 そういうわけでもないですけど……。

沢辺 (大石さんのめがねを見て)めがねとか変えたほうがいいんじゃない? ガリ勉くんみたいだよ(笑)。

大石 変えたいとは思ってるんですよ。でも、長い間このめがねで。

沢辺 いつぐらいからしているの?

大石 高校終わりぐらいから。

沢辺 高校生としてもそのめがねまずくないかな(笑)?

大石 いまは、おしゃれしたいとは思ってるんですよ。

石川 おしゃれしたいと思ってるんだ〜。

大石 ダサいよりおしゃれしたほうがいいじゃないですか。

石川 じゃあ、めがねも含めてトータルでおしゃれしたい?

大石 めがねだけでなくて、トータルでおしゃれしたいです。でも、いま、自分のおしゃれのレベルは並以下です。

石川 (大石さんの服装を見て)服はどこで買ってるの?

大石 服は近所にあるスーパーの二階にあるような服屋で買っています。ブランドもののような高い服は買いません。着れればいいという感じです。池袋に出て買い物したりはしません。片道一時間もかかって服を買いたいとは思いません。

沢辺 原宿の竹下通りの店なんてむちゃくちゃ安いけど、そういう店には行かないの?

大石 そういう店の雰囲気は入りづらいんです。前に一回行ってみましたけど。

石川 自分がこう言うのは失礼だけど、大石さんとはどっかいっしょに行ってトータルで変えてあげたくなっちゃうな。すごくかわいくなると思うよ。

大石 少しは自分のファッションを変えたいと思うんですけど、変え方がわからないんですよ。

石川 それだったら、いっしょに買い物行って「お前これ着ろよ」みたいな彼氏ほしくない?

大石 あー。

沢辺 いやだよね。いかつい番長系好きなんだもん(笑)。そんなでれでれしてるのはイカツイ番長系とはちがうもん(笑)。

大石 そういうのいやじゃないですよ(笑)。こっちが無理やり買い物に連れて行って、だるそうにしている彼を見るのが好きなんです。

石川 そういえば、沢辺さんがタイプと言ったけど、触りたい?

大石 筋肉とかさわりたいですね。

沢辺 俺、贅肉だけどね(笑)。

大石 私、ガテン系の人とか好きです。

沢辺 そういう絵はなかったよね。

大石 ほんとうはそういうの描きたいんですけど、筋肉がうまく描けないんです。

石川 さっき悟ったなんて言ってたけど、ちょっとおしゃれにすれば、大石さんならすぐ彼氏できて男の人に触れると思うんだけどな〜。

大石 えーっ。うーん。

沢辺 でも、男に対して引いてるというか、距離感とってるよね。

大石 あー、そういうのあると思います。

沢辺 Twitterじゃ見られちゃうけど、閉じられたチャットとかでは、男の話、この人と付き合いたい、といった話はしないの?

大石 いや、あまりないですよね。友達とはアニメとかライトノベルのキャラとかの話、オタク系の話ばかりです。

沢辺 いままでのインタヴューでは、アイドルオタクとかライトノベルオタクとかもいたけど、こう言うのもなんだけど、大石さんは「真性オタク」という感じだよね。いわゆる電車男っていうか、そんな感じだよね。古典的オタク。

大石 私が? そうですか(笑)。現実に興味がない、というわけではないですけど。

沢辺 これまでインタヴューした子たちは、オタク的なこと、彼氏のこと、仕事のことはバランスよく配分して生きている感じだったけど、話を聞いてみて、大石さんは、オタク的なことが生きているなかでいちばん比重が大きい。

大石 そうですね。

「野菜煮込めなかったんです(笑)」

大石さんは、あまりお金を使わない。主な買い物は数百円のライトノベル。マンガは買わず立ち読みで済ませる。高校時代から親からのお金はもらわず、お年玉で一年間のお小遣いをまかなっていた。親戚が多いため、お年玉の額は毎年10万ぐらいだった。自分で買った買い物のなかでいままで一番高価な買い物は、出版社のアルバイト時代に買ったデジカメ(2万円ぐらい)。
大石さんは、胃袋も大きくなく、食べ物にもそんなに執着はない、と言う。焼肉などに肉料理も好きだが、それほど食べない。普段はおかしばっか食べてます、とのこと。

沢辺 兄弟はいる?

大石 三つ下に妹がひとりいます。いま私と同じ専門学校に通っています(笑)。私はマンガ・アニメコースでしたが、妹はイラストコースです。妹もいわゆるオタクで、コスプレをやっています。

沢辺 妹のコスプレはなにをやってるの?

大石 「忍たま乱太郎」です。

沢辺 えっ、でも、あれ、忍者のかっこうじゃない? もんぺみたいの履いて?

大石 頭巾をかぶって(笑)。

沢辺 どこに行くの?

大石 にんたまファンのイベントに行ってます。

沢辺 そういうにんたまコスプレのセットはあるの?

大石 コスプレのセットを扱ってる店もありますけど、自分でつくったり、そのつくったものを通販で売るひともいます。妹はコスプレを買う派ですけど、頭巾や足袋を改造したりして自分でつくってもいます。

沢辺 そういうの買うと高いんじゃない?

石川 2万円ぐらいするの?

大石 そんなにはしていないと思います。万はしないと思います。

沢辺 日曜日だと原宿でロリータのかっこうをしている子を見かけるけど、なんで女の子が忍者なんだろう?

大石 ロリータが好きな子は、それがかわいいから着ているわけだけど、コスプレが好きな子はそのアニメが好きでやっているわけで。そのかっこうで街中は歩いたりはしなせん。

石川 妹と一緒にコミケに行ったりはしないの?

大石 昔は一緒に行ったことはありますけど、いまは別々です。同じオタクでも、妹はコスプレで、私は二次創作なので。住み分けはあります。

石川 そうか。だよね。オタクにさまざまなジャンルがあるのは、音楽好きにさまざまなジャンルはあるのと同じように考えればいいんだ。

大石 そうですね。

沢辺 ところで、出版社のバイトはどれくらいはたらいていたの?

大石 一年とちょっとです。

沢辺 なんで辞めちゃったの?

大石 自分の時間がとれなかったので。

沢辺 土日は休みなんじゃない?

大石 朝11時から夜7時までの仕事だったんですけど、通勤に片道二時間もかかっていたので。

沢辺 辞めてから稼ぎはあるの?

大石 いまはまだなにも仕事をやってないのですけど、近場で働く場所を探しています。

石川 出版社のバイトは時給はいくらぐらいだったの?

大石 900円ぐらいです。

沢辺 残業は?

大石 自主的にやらないかぎりなかったです。

沢辺 (笑)8時間拘束で、それできつかったら、これからも自分の時間もてないんじゃないの?

大石 それでも、通勤を含めて、働いている時間がほとんど半日だったんで。疲れてしまって。

沢辺 日本ではほとんどの人がそういう生活を送っていると感じない? 

石川 すぐ疲れたりして、身体が弱いの?

大石 いえ、病気もち、というわけでもなく。

沢辺 最近は小学生も「疲れた」と言うんだよ。もう20年も前からだけどさ。それはきっと、大人が「疲れた」と言っているのを見てそう言うんだと思うよ。

石川 お父さん、お母さんはばりばり働いていたんじゃない?

大石 お父さんは、朝7時に家を出て夜9時に帰ってきて。お母さんは朝9時ごろに家を出て、夜5時ごろに帰ってきて……。

沢辺 えーん(泣いてみせる)!

大石 それでも、働いてばかりではなく、お父さんは音楽を聴いたりゴルフをしたり、お母さんは押し花教室へ行ったりとわりと好きなこともやっているようです。

沢辺 じゃあ、わりと謳歌しているほうなんだね。

大石 そうですね。

沢辺 ところで、話は戻るけど、食い扶持はこれからどうするつもりなの?

大石 そこがいま悩んでいるところです。なにをしたらいいんでしょうね? 遊んでいる年齢ではないので。

沢辺 一人暮らししたくない?

大石 私は、料理もなにもできないので、一人で暮らしはしていけないと思います。

沢辺 じゃあ、うちでごろごろして、お母さんのつくってくれたごはんを食べてるんだ?

大石 そうですね(苦笑)。

沢辺 じゃあ、お米炊けない?

大石 炊けます!

沢辺 味噌汁は鍋に水入れてそのあとどうする?

大石 具を入れる!

沢辺 ダシは?

大石 あっ、ダシが先か!(笑)

沢辺 まあ、ものにもよるけどね(笑)。やっぱダシでしょ。

石川 じゃあ、カレーつくれる?

大石 カレーこのあいだ失敗しました(笑)。

沢辺 カレーを失敗するって(笑)。いったい、どうやって失敗したの?

大石 野菜を煮込めなくて(笑)。

石川 野菜が煮える前にカレー粉入れちゃったんだ。

大石 短気なんです。

沢辺 俺も短気だけどカレーはつくれるよ。だって、とろ火にして、その間は本を読んでりゃいいんだもん。

大石 火をそのままにするのが怖いんです……。

沢辺 じゃあ、洗濯は? お母さんがパンツ洗ってくれてるの?

大石 そうですね(苦笑)。

沢辺 まずいだろ〜(笑)。それ。

大石 そうですね(苦笑)。

石川 お昼はごはんはお母さんがつくって置いておいてくれるの?

大石 夜中の2時3時に寝て、午後に起きて、という生活なので、お昼は、朝ごはんの残りを食べたり、食べなかったりです。

沢辺 いまは家族がいるからいいけど、孤独って怖いよ。この先いつまでも親と一緒には暮らせないと思うんだ。そうなると、一人ってさびしいよ。俺が独立したときはひとりでやってて、飛び込みで営業のサラリーマンがやって来るのがたのしみだった。日曜日なんかさびしくなるよ。

大石 そう考えるとこの先が怖いです。

「いまはマンガ描いてないです」

大石さんにとって、社会のイメージは、仕事をして世の中の一部になること。けれどもいま、自分は働いていない。いまの自分は「動いていない歯車」のようなものだと言う。その大石さんの仕事観は、マンガを描いてお金を稼ぐことが理想で、なにか生活のために仕事を見つけて働き、マンガは趣味でやっていくことは第二候補。
人とのかかかわりについては、「共通する趣味の範囲以外の人とはかかわりたいとは思いません」とのこと。

沢辺 いま、いちばんの悩みどころはなに?

大石 稼ぎですね。

沢辺 稼ぎなんてなんでもいいじゃん?

大石 マンガ家でやっていきたいと思ってるんです。

石川 自分のオリジナルのマンガは描いてないの?

大石 いまはマンガ描いてないです(苦笑)。

沢辺 貯金いまいくらぐらい?

大石 約70万です。

沢辺 それじゃ、一年ぐらい食っていけるじゃん。

大石 でも、それで、一生食べていけるわけないじゃないですか。

石川 だから、その一年で自分のマンガを描くんだよ。

大石 でも、そのお金がなくなったら終わりじゃないですか。

沢辺 でも、まだ若いんだし、ホームレスになる可能性もないし。その一年で、ひたすら、二次創作でもなんでもいいから、ともかく、ありったけ描くというのも一つの選択肢じゃない? 

大石 なるほど。

沢辺 おじさんの説教みたいだけど(笑)。

大石 いえいえ、大丈夫です。

沢辺 ところで、いま住んでる家は借家? 持ち家?

大石 借家じゃありません。一軒家です。親の家です。

沢辺 それ抜群の条件だよ! 人生の出発点として、そこポイントだよ。家賃払わなくてもいいんだもん。

大石 そうですね。

沢辺 そこで、「お米だけ食べさせて。一年だけマンガ描かせて!」って親に言うんだよ。親はダメだとは言わないと思うよ。それで、いやんなるくらい描いて、もし、いやになったら、「もうマンガは仕事ではなくて趣味でつづけていくんだ」ということがわかるじゃん。もちろん、この選択肢以外でも、近所でバイトでもいいからそんなにハードではない仕事で稼ぎながらマンガも描いていく、という選択肢もある。それに、もう一つは、本格的に、長いあいだ働ける仕事をみつける、という選択肢もある。だいたいいま考えられる選択肢はこの三つぐらいじゃないかな?

大石 そうですね。

沢辺 そのうちでも、大石さんは、なんとなく「長くつづけられる仕事を見つけなくてはならない」と思っているんじゃないかな?

大石 そう思っていますけど。マンガを趣味にしたくないのが葛藤としてあって……。

沢辺 葛藤っていうとかっこいいけど、ようは、ぐだぐだしているだけじゃん(笑)。

大石 (笑)そうです!

石川 マンガ描いたほうがいいよ。

大石 そうですね。

沢辺 描けなきゃ、やめちゃえはいいんだよ。若いイラストレーターみたいなのが、「イラスト描かせてください!」って言ってよくうちの会社に来るけど、俺はかならず「月に何枚描いてる?」って聞くんだよ。すぐ仕事に結びつくかどうかわからない。けれども、とにかく描く。やっぱりそういうのをやってなきゃ。とにかくがむしゃらに描きもせずに、「いやあ、考えがまとまらなくて」なんて言う人もよくいるけど、そういう人は信じないね。

大石 そうですね。

沢辺 長期に働けるような仕事なんていま見つけられないよね? 難しいとしたらいいじゃん。描こうよ。目の前で出来そうなことはやればいいだけだよ。「夢は思えば実現する」とはよく言われる言葉だけど、俺はそいうのは半分は当たっていると思ってる。大石さんが出版社でアルバイトをしたというのも、自分の好きなライトノベルを出しているような会社で働けば、そこにはなにかマンガを仕事にするきっかけというのはあるはず、という志向が働いたはず。

石川 出版社の人に自分がマンガ描いていることはアピールした? むこうは知ってた?

大石 そういう話の流れはあって、どんなマンガが好きかって話にはなりましたけど……。

石川 でも自分の作品を見せるまでにはいたらなかった、と。

大石 そうですね。

沢辺 いま上品な社会になっているから、彼女は自分の作品を見せるまでにいかなかったと思うんだ。

石川 もうちょっと下品になればいいと思うんだよね。

沢辺 もうちょっとだよね。

石川 ほんのちょっとのことだと思うんだ。

沢辺 だって、さっきツイッターのID教えてくれたもん。ほんとに見せるのいやな子だったら、教えてくれないもん。だから、やっぱり自分の作品を見てほしいというスケベ心みたいなもんはどこかにあるんだよ。

大石 ありますね。

沢辺 ただ、それも、俺が下品な人間だから、「Twitter見せたくないです」と言う大石さんに、「そんなこと言わず見せてよ」とずけずけ言ったからだよ。社会は一般的に上品だから、見せたくないならああそうですか、という話で終わってしまうと思う。

石川 そうですね。ぼくなんか、上品なタイプだから(笑)。TwitterのID教えたくないなら、「はいそうですか、無理しなくていいよ」で終わってしまう。今回のインタヴューでは「無理しなくていいよ」とは言わないと努力したんだけど、それはこっちの努力。普通の上品な社会だったら、大石さんが自分をアピールする機会は、やっぱり自分のほうが少し下品にならないと得られないと思うよ。

大石 なるほど。そうですね。

沢辺 ことさら、「見て見て」と言うのもかっこ悪いけど、「あっ、やってますよ、見ますか?」ぐらい普通に自分から見せる努力は必要だと思うよ。

大石 そうですね。

沢辺 こっちもスケベ心あって、「あいつがまだバイトやめてぶらぶらしてたとき、“自分の作品を人に見られることが商売なんだから、そんな恥ずかしいなんて言ってるなよ”なんて説教してやったんだよ。それがきっかけであいつはデビューしたんだよ」なんて飲み屋で言いたいんだよ(笑)。そういう名誉にあずかりたい。俺なんか、そういう種は年中まいてるよ。

石川 そういう機会に乗っかるかどうか、って重要だと思うよ。ほんと。

沢辺 (あるマンガ家のページをネットで開いて)こいつ、いいやつでさ。まだ売れていない頃、うちでマンガ描く仕事やってたんだよ。もともと自分のストーリー漫画やりたい人だったけど、うちの会社でストーリーも決めてこういうの描いてくれ、というかたちでマンガを描いてもらってたんだよ。そうしたら、あるとき、「申しわけないですけど、仕事忙しくなって、沢辺さんの仕事できません」と言ってきて、どうしたの? って聞いたら、『モーニング』の連載決まったんです、って。すごいじゃん! という話になって。そうなると、うれしいよね。

大石 すごいですね!

石川 あの天才アーチストは、駆け出しの頃から自分のやりたいことを曲げずに押し通した、みたいな話をよく聞くけど、ぼくはそんなのウソだと思ってる。沢辺さんのところで仕事をしていたその漫画家さんは、自分はオリジナルストーリーをやりたい、という気持ちはあったかもしれない。けれど、そんなこと駆け出しの頃に実現するわけがない。だから、決められたストーリー、言われた仕事のなかでちゃんとやった人だと思う。そういうことを積み重ねて、やっと、その人は評価されて、自分のオリジナルストーリーを描けるようになったんだと思うよ。

沢辺 それと、いいやつにかぎるよ。人間性は売れることと関係あると思うんだよ。いま評価も高くて売れている役者なんかもすごく丁寧で人をちゃんと気遣う人が多い。

大石 いいお話をありがとうございます。

石川 ところで、自分のオリジナルストーリーの作品を見てもらったことある? いままで誰にも読んでもらってない?

大石 作品が途中で終わっているので、誰にも見てもらってません。

石川 それじゃあ、やっぱり誰かに見てもらおうよ。
(改めて、大石さんのページに行き、沢辺、石川で作品を見る)

沢辺 意外と上手いじゃん!

石川 色づかいもいいね。

大石 恥ずかしいです。

沢辺 恥ずかしさに耐えなきゃ。

沢辺 ではおいしい小籠包でも食べに行きましょう。

大石 すいません。あんまりいい話なんかできずに。

沢辺 いいんだよ。若いんだから。

◎石川メモ

モノがある

 大石さんは、ガリ勉銀縁めがね、服は近所のスーパーの二階で買ったような服。身体もすぐ疲れてしまうし、寝るのがすき。いまは仕事もせず、家で親に世話になっている。洗濯、食事はお母さん。料理は苦手。と言うより、ほとんどできない。恋愛はあきらめちゃっているけれど、好みはおやじでガテン系。好きなキャラも番長キャラ。妄想しながら二次創作。「〜ですな」、「ギャフン!」なんて言葉も飛び出して、なんかやっぱりオタクっぽい。でも、それだからこそ(?)、話すのが楽しかった。
 大石さんは明るい。笑顔もある。自分のダメっぷりを話すのもためらわない。ダメ自慢というわけでもなく、すごくストレートにちょっと恥ずかしがりながらも話してくれた。外側から見れば、バランスの悪い生き方をしている人なんだと思う。けれど、なんだろう、どこかに、すごく小さいものかもしれないけれど、本人も気づいていないような、自分を支えるものがある人という印象をうけた。
 きっと、モノがあるからなんだと思う。二次創作とはいえ、大石さんには描いたモノ(作品)がある。自分のホームページに多数アップされている。それは公表されている。「夢がある」と言う人がよくいるけれど、モノがない人も多い。多い、と言うよりモノがない人がほとんどだ。同じことだけれども、モノのない人が「夢がある」とよく言う。
とにかく、なんでも、かたちにしたものを自分はもっている。そういう人にはどこか強みがある。モノを通じてつながりもできる。自分のコミュニティーがつくれる。本人はほとんど意識していないと思うけれど、大石さんを支えているのはこうしたモノの力だと思う。
 もちろん、自分のつくったモノを公表したら、それは試される。試されてへこんでその先どうなるか。それはこれから大石さんがオリジナルの作品を描いていくうえで出てくる問題だ。けれども、専門学校のとき、「山のように描きました。毎日のように描きました」と言っていた大石さんなら、へこたれないような気がする。
すごく当たり前のことしか言えないけれど、オタクの分野だろうと、どんな分野だろうと、なにかに一度は真剣に打ち込んだ経験のある人はやっぱり強い。モノなく夢、夢言っている人、すぐあきらめる人より強い。そして、そういう人は、オタクであろうと誰であろうと応援したくなる。

あとほんのちょっとだけのスケベ心

 恋愛もそうだし、おしゃれもそう。そして、マンガ家になる夢につながる道もそうだけれど、大石さんは、「あとほんのちょっとだけのスケベ心があれば」の人。
 沢辺さんの言うように、いまが上品になった時代なら、やはり、スケベは強い。くい込める。
 もちろん、ズカズカと下品すぎるのはまずい。お互いあまり干渉しない上品な「ひとそれぞれ」の時代に、いきなり下品にくい込むとまずい。なんだオマエ、ということになる。だから、きっかけとしては、「ほんのちょっとだけ」スケベに下品に人にくい込むこと、いい塩梅で自分をアピールして人とかかわりはじめるのがいい。
 もちろん、人と本格的にかかわり、仕事がはじまると、グイッと下品に自分をつきださなくてはならない局面が来る。けれども、めんどくさいことだけれど、いまの人とのかかわり、自分を前に出すことは、「ほんのちょっとだけ」スケベに下品に、からはじめるにかぎる。 
 モノがあって夢があるのだったら、ほんのちょっとだけスケベになってみる。そうしたら、きっといいことあるはず。大石さん、がんばってほしい。

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