2006-05-27

橋本一子さん ライブ イン ベルリン

5月22日、ヴッパータールから電車に乗ってベルリンに午後2時半到着。相変わらず補聴器の調子が悪く、とても困っていました。仕方がないので、昔の補聴器を出してきて使用。一体何がいけないのかわからず。補聴器ショップで、耳栓の部分を新しく注文しているので、早くそれができれば試してみたいのですが、もしも原因が自分の耳にあるのだったら怖いと思っていました。

22日は、夜9時から橋本一子さん率いるUb-X(トリオ)のライブがありました。その前に6時から私は同じミッテにあるヴェンダース事務所で打ち合わせがあり、ドナータと、アシスタントのカロに会いました。1時間ほどで打ち合わせが終了し、6時からライブハウス、bフラットにリハーサルに入っている一子さんのところに向かいました。なんと大雨!う〜ん、どうしてこう、天候が悪いのでしょうか・・・。

でも、とっても前向きな一子さんたちは、リハも何とか終えて、いい感じになってきました。ペン誌に書いてくれるひでこさんと、写真家のジャンニもいて、写真はリハからしっかり撮ってくれたし、ひでこさんも一子さんたちの気を感じてくれたようで嬉しかったです。久々の再会でひでこさんとはいろいろ話して、今度彼女の作品(彼女はアーティストなのです!)を見に、ある村の森に行くことを約束、とっても楽しみにしています。

ドナータ、カロ、そしてヴェンダース監督の姪のヘラちゃんがやってきてくれて、ブルーノのママも聞きにきてくれて、他お客様はあまり多いとはいえませんでしたが、最高の音楽を聞かせてくれました!! お客様は皆、とっても満足されて、大きな拍手をしていました。中にはCDを買ってサインを求める人も・・・そうです! その人が、フィンランドからベルリンに来ていて、偶然ふらっと入ってきたジャズフェスティバル関係者で、最後にフィンランドのジャズフェスに参加できるかもというような感じのお話をしてくれたのでした! これにはみんな、とても喜びました! もちろん、まだまだ未定のお話ですけれども、彼はものすごく興奮して喜んでくださったので、何だか前向きな良い気が流れて素適でした。私もその人に、「ベルリンに住んでいますから、何かわからないことがあれば、私は一子さんのお手伝いしていますから、何でも言ってくださいね!それにしても、あなたはとってもラッキーだったですよ!こんなに素晴らしい一子さんのトリオを聞くことができたんですもの!」と言ったら、「本当に、すごくラッキーだったよ!」と嬉しそうに言ってくれたのが印象的でした!

いろいろあったけれども、実りあるライブだったと思います。一子さん、素適なライブをどうもありがとうございました!

私の補聴器が変だったために、ハウリングを起こしてご迷惑をかけてしまったのですが、誰も嫌な顔ひとつせず親切に温かくしてくださって、すごく嬉しかったです。でも、もちろんすぐに古い補聴器に代えて対処したので、演奏中は変な音をたてなかったですが・・・汗。

翌日は、メール仕事をしたり、補聴器のショップに行きました。新しい耳栓はぴったりとフィットして音がもれず、とてもよい感じになり、私の耳が悪くなったのでもなければ、新しい補聴器が壊れていたわけでもないことがわかり、すごくほっとしました。何でも、耳栓の中にほんの少し水滴があって、それによって音の障害があったのだそうです。へ〜〜!そういうことだったんですね!わからなかったです。でも、とにかく耳が良い感じになったので凄く嬉しくなりました!
心が明るくなって、精神的にも良いことです。あ〜よかった〜〜!!!!

このエントリへの反応

  1. 一子さんのファンです。
    ベルリンでのライブの様子を知ることができました。
    ありがとうございます。
    山下洋輔さんも、ドイツではよく演奏なさっているようですし、
    一子さんのコンテンポラリー(アヴァンギャルド?)なジャズが受け入れられる下地が十分にあるのでしょうね。
    ベルリン以外の都市では演奏なさらなかったのでしょうか?
    ミュンヘンあたりだと、もっと熱狂的に受け入れられたのでは?
    単なる想像ですけど。
    では、また。

    池富

  2. 池富さま

    コメントをありがとうございます。
    一子さん、素晴らしいですよね! 私も大ファンです。特に今回のアルバムは本当に驚愕いたしました。ぜひ海外でも活躍していただきたいと思っています。
    ベルリン以外では、ケルンとデュッセルドルフで、日本関連でのライブが決定していました。ケルンでは演奏しましたが、デュッセルは台風が直撃し、野外コンサートだったために残念ながら中止となりました。ケルンのライブはお琴とダンスも加わったので、実質純粋なるUb-Xでの単独ライブはベルリンのみでした。
    次回はもっといろんなところで演奏していただきたいと思っています。