2006-06-07

次から次へと

何と言いましょうか、次から次へと問題が起こります。せっかく今年は私の当り年(ヴェンダース展が成功しましたし・・・)だと思っていたのですが、息子のことでは毎日頭を悩ませています。思春期で反抗期で、どうしようもなく先生にたてついて・・・。日本語補習校の、日本人の先生とはうまくいっていますし、ヴェンダース夫妻や、その他ブルーノのママ、ナイヨンなどの私の友達関係とも順調なのですが、どういうわけか、ギムナジウムの先生とはとても折り合いが悪いのです。
それで、本日火曜日もまた、学校に呼び出されました・・・汗。今回は息子と一緒です。息子は昨晩、下痢がひどくなって、火曜日は休みました。日中ずっと寝ていて、やっと何とか起き上がって、頑張って2時半に学校に行ったのですが、お会いした算数の先生は、最初から全くそういうことを信じてくださいませんでした。鼻でさげすむように笑って、そしてフン!と言って、いかに息子の授業中の態度が悪いかということを、延々とおっしゃっていました。もちろん、息子がもっと頑張っていれば何も問題がないのですが、それにしても・・・どうしうてこう、話し方が厳しいのでしょうか・・・。聞いていると、情状などはなく、いかにして落第させてやろうか、という感じにしか聞こえず、教師のあり方に疑問を持ちました。日本でもいろいろ教育問題がありますけれども、国が変わっても、やはり問題はあるものだ、としみじみ思いました。そういうことを察して、先生に合わせられる子供は、何とか進級できるのでしょうが、息子は反抗しているので、先生からはかなり嫌われているように見えました。どうなりますことやら・・・。

ナイヨンや他のいろんなお母さんが言うには、転校させることもひとつの手段であり、そういうことはかなりあるようです。そして、それによってとても良い状況が生まれて、勉強に対する意欲が上がることも多々あるそうなのです。アンナなどか実にそうだったそうで、転校してからはずっと優秀な成績で、最終試験もトップクラスでクリアしたのだそうです。「転校も悪くないよ、相性があるから、もっと適した学校に移るというのは、かえって学力アップに通じるよ。」とアンナが言っていました。なるほど・・・。

いろいろと考えてしまう火曜日でした・・・。で、私はそういうこともあってか、ずっと少食をキープ。息子もあまり食欲がなく、軽い夕飯になりました。私は夕飯は食べずに青汁を飲んでおしまいにしました。ステロイドによる頬の膨れは相変わらずですが、少しずつお腹がしまってきているように思えます。

これからどうするのか・・・・? 今日はゆっくり考えてみたいと思います。

このエントリへの反応

  1. ドイツには教育委員会のようなものは無いのですか?  

  2. たみこさま

    コメントをありがとうございます。そうですね・・あるにはありますが、とにかく私たちが住んでいる場所は、とても保守的だそうです。特に息子の学校は客観的に見て、外国人には厳しいように見えます。(今は、ですが・・・)いろんな方に相談しています。教職の方にも情報をいただいています。理不尽なことにだけはならないように、フェアな評価で決めて欲しいと思っています。息子にとっては厳しい試練となりますが、そのことで学ぶことも多いと思います。大人をバカにすること、勉強を怠けることが、自分の人生においてばかばかしいということは、やっと気づいたようです。

  3.  今春、大阪大学主催のドイツ人哲学者の講演を聞く機会がありました。日本に於けるドイツ年ということで、日独友好の一環として招待されたのでしょう。彼ら(内二名)にドイツ語訳の日本の人権宣言を手渡しました。私の研究テーマであり、ドイツ表現主義の影響を受けて起草されたものだったからです。その際、彼らからドイツ人の権威主義的な雰囲気を感得しました。
    それはともかく、日本人にありがちな狭隘な視野がドイツで幾分なりとも拡大され、ご子息の人間性の基盤が培われるなら、その意義は計り知れないものになるでしょう。
     

  4. たいへんな局面に向き合っていらっしゃるようですね。体調のことも心配しておりますが、淑子さんならきっといい方向に進まれることと思います。また、読者の皆は、きっと心から応援していると思います。その気持ちをパワーとして受け取ってください。

  5. KMさま

    コメントをありがとうございます!
    そうですか、KMさんは、とてもアカデミックな研究をしていらっしゃるのですね! 素晴らしいです! 
    必ずしも、全てのドイツ人が難しいというわけではないのですが、やはり海外で暮らしていて、厳しいと感じる局面は多々あります。良いことも悪いこともひっくるめての人生ですから、全てを受け止めて、できるだけのことはしようと思っています。
    いつも励ましてくださり、本当にありがとうございます! 

  6. たみこさま

    心優しいコメントをありがとうございます!
    とても嬉しいです。皆さんに沢山の力をいただいて、今日もまた
    一歩進むことができました。感謝しています。
    息子とも話し合い、Yさんも来て息子に話をしてくれました。
    そのことは、またブログに書かせていただきますね。
    息子も私も、毎日が学びです。一緒に成長し、励ましあい、生きていきたいと思います。
    どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
    ありがとうござました!