ポット出版

水曜日。シャワーを浴びてから朝8時に家を出て、友達の女医であるリーバのところで血液検査。とにかく暑くてかなりバテ気味でしたが、何とかクリア。久しぶりの再会をお互い喜んだのですが、リーバは忙しく、あまり話す時間がない。採血は他の人がしたのですが、これが痛いのなんの！！日本ではもっと痛くなかったのに、ブスっと針が腕に刺さる音まで聞こえてきそうなほどのヘタな人に当ってしまい、「う〜！」と言いながら目をつぶったら、「駄目ですよ、フラウ・アオキ！目を開けて、ほら、横の壁を見て！」と何度も言われてしまいました・・・汗。ちょっと恥ずかしい・・。（注射、苦手です・・・）

リーバとは、検査結果をもらいに行く月曜日に話すことになり、そのままクリニックを出て次の場所へ。アートディレクターのＴさんの依頼仕事で、ちょっとしたリサーチをするために３つの場所に行きました。炎天下の中歩きまわり、へとへと状態。でも何とかクリアし（というか、情報としては空振り・・・）、そのままノイエ・ナショナル・ギャラリーへ。日本でも開催されていた、「ベルリンー東京展」が始まったので、早速見に行ったのです。オープニングはものすごく混んでいたと聞いたので、さぞかしお客さんでいっぱいなのだと思ったのですが・・いやぁ、全く入っていませんでした！あまりに空いていたので、優雅に鑑賞できて私はよかったですが、それにしても空きすぎていて、少々心配になりました。1920年代のドイツ人画家の作品や、現在の日本人写真家の作品などが面白かったですが、最も良いと思ったのは、ベルリンに長く暮らし、現在はイタリアに在住のアーティスト、塩田千春さんのインスタレーション。取材もしたことがありますが、彼女はとっても才能があって、気合も凄みも感じます。あと、故ヨゼフ・ボイスと故ナムジュン・パイクの東京公演のビデオも面白かったです。

そしてオーガニックのレストランで軽くベジタリアンのブランチをして、Ｋちゃんに久しぶりに会いに研究室へ。ヴェンダース展の準備でもいろいろお世話になったので、そのお礼とご報告をしました。Ｋちゃんが本番に日本に来てくれたらよかったなぁ、としみじみ。予算と内容の変更でそれは叶わなかったのですが、いろんな話ができて嬉しかったです。お忙しいＫちゃんなので、あまりお邪魔しては申し訳ないと思いつつ、なかなか話は尽きなかったのでした・・。ごめんなさいね、そしてありがとう、Ｋちゃん！一条ゆかりの昔の漫画を貸してくださってありがとう！そして次回は必ずヨン様のＤＶＤを貸しますからね〜！笑

その後、もうひとつの場所に行って用事を済ませ、どこかでカフェにでも入って休憩しようかな、と思ったのですが、何だか街中がいつもよりわさわさしている感じ。人も多いし、ドイツ国旗を体に巻きつけた人が目立ちます。他の国旗の人もいるけれど、やはりドイツ色が強い。車にも国旗がはためき、なんだかんだ言っても、ベルリナーも熱くなっているようです。にわかサッカー観戦カフェも増えていて、やっぱり盛り上がってきていますね、ワールドカップ。

家でゆっくりしようと帰宅したら、まだ息子がマルコといました。友達の女の子、パウラの洗礼のプレゼントに、インドカレーのレストランに招待することになっているのです。15分後に出発し、私は家で玄米少々、息子達3人はインドカレーとなりました。そしてゆっくりとお風呂に入り、汗ばんだ体がすっきりさわやかになり、気持ちよくなってうとうと・・・。息子がマルコと戻って来て、勉強はしたからマルコを泊めていいかと言うので、まぁ明日もお休みだからよしとして、私はドイツ戦も観ないでさっさと寝てしまいました。

少食は順調ですが、ステロイドの副作用でまだまだ顔が膨らんでいて、自分じゃないみたいで違和感があります。体もちょっとふくらんでいる感じ。落ち着かないので、とにかく血液検査で良い結果が出て、少しでも薬を減らせたらいいな、と思っています。