2003-07-26

和やかに断食再スタート

さぁ、今日からまた3日断食です。昨日の三分粥でも空腹感はなかったから、断食中も大丈夫だ!! と自分に言い聞かせています。言い聞かせているってところが、ちょっと弱いですけれどもね・・・。カナダから来ているKさんは、カナダの大学で日本語教育に携わっていらっしゃって、とても興味深い研究をされていて、その論文をこの入院中にも書いています。よく明け方までお仕事をしているって言うので、本当にびっくり!! 骨粗しょう症のために入院されていますが、初期の段階で来ていらっしゃるので、甲田先生は「1ヶ月も食餌療法すれば治る」っておっしゃっているそうです!
いいなぁ〜〜〜!! A子さんと私は、大体1〜3年くらい生菜食を続けなければならないので(今のところ)、Kさんが1ヶ月で嘆いているのを聞いて、「そんなのなんてことない!! 私達だったら喜んでやる。たった1ヶ月なんて数のうちに入らないですよー。」と二人で大ブーイング。生菜食だって、たった1ヶ月、いえ半年とか1年であれば、きっと誘惑にも耐えて頑張れると思うのです。けれども、2年とか3年とか言われたら、果たして本当にちゃんと守れるのでしょうか・・・・。
イラストレーターのKさんは「100人中、ひとりくらいしか守れない」って言っていたけれども、それほど厳しいものなのです。でも、逆にそれさえできれば、私は健康体を得られるのです。あー、またアンデルセンの人魚姫を思い出します・・・。人魚姫は足を得るかわりに声を失い、歩くたびに激痛がしていましたっけね・・・。それでも、王子さまと会いたくて、人間になりたくて、足をもらったのですよね・・・・。ぬるま湯につかりながら欲しい物を得るなど、そんな甘いことは世の中にはないのです・・・・。

で、今日の甲田先生:「青木さん、お腹の具合がとってもよくなってきましたね。これなら断食も大丈夫でしょう。あなたの場合は難病ですから、他の患者さんのようにすぐに長い断食はできません。身体を食餌療法でもっと鍛えて、少しずつ日数を増やしてゆくのです。大丈夫、3年生菜食をして、途中で何度か断食したら、耳もすっかり良くなって、誰より健康体になります。
それは私が保証します!」・・・ここまで言っていただいて、私がめげたらバチが当たりますよね・・・。ありがたく先生のお言葉をいただき、気持ちを引き締めて頑張ろうと思いました。「青木さんは生菜食でもいけそうだって言うから、やはり生菜食をしましょう。その方がずっと宿便も早く排出され、より良い効果があります。ドイツに戻られて生菜食をし、例えば1週間に1度断食をすれば、効果はさらに上がるでしょう。問題はその後です。断食の後の食事です。反動で抑制が効かずにたくさん物を口にしてしまったら、逆戻りなのです。何の意味もない。
だから、一人でできると思ったらあかん。常に私と一緒に頑張っていけば、私はいつでも励ましますから、どうか私について来て頑張ってください。断食の後は回復食、つまり少量の食事ですよー。」どの患者さんにも分け隔てなく接し、愛情を持って治療をしてくださる甲田先生。本当に頭が下がります。

今日はMさん以外の4人がすまし汁断食。なので久々にみなさんと一緒に昼を過ごしました。カナダからのKさんの息子さんがお見舞いにいらしていて、なんだか和やかなムード。息子さんのEさんは、カナダの大学院を卒業され、現在は東京の外資系にお勤めの若き社会人。以前甲田医院に入院したこともあるそうです。今はとってもお元気だし、入院の必要もないようですが、当時は腰痛で大変だったらしいです。すっかり治ったEさん、退院するや、自分が満足できるまで思いっきりラーメンを食べてしまったと告白していました。
う〜〜〜〜ん、わかるような気がする!
他のいろんな患者さんもそうなるし、私もそこのところが怖いのですよね・・・・・。問題は断食がどうのこうのってことより、退院してから自分がどこまで甲田療法を極めることができるかってことです。「治癒」という名の人参が鼻先にぶらさがっているのですから、頑張らなければ自分の負けだし・・・・。Eさんのように、少々脱線しても元気に回復される方は問題ないでしょう。けれども私の場合、難病中の難病と言われています。体力がないから相当本気で頑張らないと治癒まで至りません。

今日はTさんのお誕生日でした! 66歳には見えない、本当にお若い感じのモダンなおばさま。すでに見事な宿便を排出され(?)、健康体に拍車がかかりました。とっても素敵なお誕生日になりました。Kさんもいらして、和やかなムードで、私も断食中だってことを忘れてしまいました。
明日はKさんオススメの隠れた名著「白砂糖の害は恐ろしい」について書きます。
そう、一気に読んだのですー。