2003-08-02

アカルイミライ

デジカメで撮影した昨日の写真を、昨日のうちにプリントしておいたので、診察の時に甲田先生にお渡ししました。とても喜んでくださいました。(患者さんのプライバシーを守るため、掲載できませんが、明るく楽しい写真になりました!)その後、先生に少し質問をしました。
*生菜食Bは、基本的には生玄米と豆腐という主食を夕飯にすることになっているけれども、私の場合は昼が都合よく、その場合、玄米と豆腐を分けて昼と夕飯に摂取しても良いのでしょうか?
・・・甲田先生のお答え:それはいけません。昼なら昼、夕飯なら夕飯と、きっちり摂取してこそ身体への吸収が高まります。青木さんの場合は、ですから昼に豆腐も食べてください。従って、夕飯は青汁と人参ジュースのみですな。
*先生は、万が一患者が食餌療法を1日脱線してしまった場合、翌日断食をすれば大丈夫だから、1日の脱線で抑えれば問題ないとおっしゃいましたが、それは水断食でしょうか、すまし汁断食でしょうか?
・・・甲田先生のお答え:すまし断食です。ちゃんとすましと、黒砂糖かはちみつを摂取してください。その翌日は回復食になります。少しずつ食事をとるようにしましょう。

私の場合、生菜食に入ったら、もしも調子がとても良ければ自主的に週に1度くらいすまし汁断食をした方が、より効果的なようです。そこまでの根性(?)があるかどうかわかりませんけれども、ベルリンに戻って余力があったら、チャレンジしてみようかなって思っています。
それと今日はとても興味深いチェックが甲田先生から入りました。
「青木さんの足、見てごらんなさい。横になって足に力を入れずにまっすぐにしていると、右足はあまり斜めになりませんね。左足のみ。これは、右足に問題があるってことです。左足の方が長い。それによって足がちゃんと真っ直ぐにならないのです。これも病気になる原因のひとつです。
だから、青木さんは合掌運動をしっかり2年ぐらいおやりなさい。そうしたら、足は揃うし、長さも同じになりますよ。これで健康体にもなります。たぶん骨盤も少し右が歪んでいるのでしょう。これも治ります。大丈夫、ちゃんとやっていれば健康体になるんですわ。わっはっは!」
はー。素晴らしい! そうでしたか、知りませんでした。甲田先生はさらに、ちょっとした運動方法を教えてくださり(右足の矯正運動)、それを続けるようにとおっしゃいました。とてもためになるし、これほど身体としっかり向い合ってメンテナンスしたことがないので、本当に身体全体が喜んでいるのがわかります。私はこの甲田医院で、沢山のことを学んでいるなって思います。
今日も、とっても良いお腹になっているなぁって言ってくださいました。
嬉しい嬉しい! 来年の春に入院し、本断食を10日間、そして再来年も入院して、完全な健康体になってフィニッシュです!! できるできるー!
もう、私の頭の中で、そういうビジョンがしっかりと見えます。こうなると、ほとんど半分は治ったも同然! (・・・ってことはないですね・・・)
A子さんと盛り上がり、彼女はまだ宿直を続けるそうなので、来春は一緒に10日断食に挑戦しようって誓いました。一緒にできる仲間がいることも、励ましあえるから良いことでしょう。「その話、のったー!」って、彼女言っていました。

今日は三分粥、つまり明日から3日間のすまし断食に入ります。今回最後の断食ですね。楽しみ〜〜〜! やっぱり断食をしてみて思うのは、こういうことは悲壮な気持でやらない方がずっといいってことです。お腹が空くんじゃないかとか、何も好きな物が食べられなくていやだとか、断食そのものにとらわれていると時間も長く感じられ、何も生まれません。他に意識を飛ばし、できればもっと志を高く持ち、楽しい断食をするんだ、これをしたら希望に溢れる未来があるし、自分の身体を休ませてあげられる最高のチャンスじゃないの、って思う方が、ずっとずっと気持が良いです。少なくても私は甲田先生のご指導の下、そうするように気持を持っていったので、空腹感は一度もありませんでした。というか、どんな状況になっても(たとえ空腹感があったとしても)、それは私の身体が反応していることなので、とっても面白いって思います。自分の身体がどうなるのか、そして自分の精神はどう動くのかって、いろいろ直接的に感じることができるので、自分への好奇心がむらむらと湧きます。あ、私ってこういう人間なんだ、こんな部分があるのねって、毎日がいろんな発見の連続!
例えば、先日本屋さんに行って来ましたけれども、その時に、私はなんと!「こどものおやつ」ブックも買ったのです!! どうしてでしょう!!??
やはり白砂糖の害はとても気になります。できれば食べない方が良いこともわかりました。私は、このような病気になっているので、ある程度抑制もきくかもしれない。けれども、息子はどうしよう。既成のお菓子は与えたくない。少なくても私が本断食をする来年の春までは、私と一緒に息子も頑張って、できるだけ糖分を控えめにして体質改善をして欲しい。今のところ元気ですけれども、息子はベルリンでよく鼻をかんでいました。今思うと、これは糖分の取りすぎによる、アレルギーまではいかないまでも、ひとつの典型的な症状といえます。(甲田先生のご本による)息子に、「君は少し病気だよ」などと言って脅かすつもりはありません。でも、全く甘い物なしでってことは、すぐには無理だろうから、少しずつ食生活の大切さをわかってもらうために、私はおやつの本を買ったのです。つまり、来年の春まで、私は息子の毎日のおやつを自分で作ろうと決心したのです! これ、かなり自虐的でしょうか??? 大好きな甘い物を手作りし、でもそれは食べられない。息子だけが食べる・・・。でも、私はなんとかできるような気がしているのです。いろんな工夫をするのって楽しい! 創造的なおやつを低カロリーで作るっていうチャレンジも、なかなか面白いのでは? 私が買った本には、自然の素材を使った数々の子供のためのおやつのレシピが書かれています。それを私流にアレンジして、息子のために毎日作る・・・。
何かを作るって、どんなことでも楽しい! 私の生活に、またひとつ素敵なアクセントができたって気分なのです。

甲田先生はよくおっしゃいます:「食べ物は皆生きている。だから、物扱いしてはいけないのです。米粒ひとつも、どうやってこの食卓に運ばれてきたのか。そういうプロセスまで考えて、ありがたくいただくことができれば、誰も飽食などしないはずです。無駄な殺生もしなくなるはずです。与えられた命のある食事を、ありがたくいただく。こうしたことは全て、愛と慈悲の気持がなければいけないのです。」最近、いただいている玄米の味の深さに驚かされます。私の舌も敏感になってきているのでしょうけれども、先生のおっしゃっている愛と慈悲の気持で食に接していると、人間は自然と味覚に対しても変化を感じることができるのかもしれないって思います。何に対しても感謝の気持を忘れない。これって、シンプルだけれども、なかなかできないこと。忘れてしまっていることなのかも。そんなことを気づかせてくれる甲田療法なのです。

今日の写真は、病院の玄関正面に貼られている、甲田先生直筆の文章。
奥深い言葉だと思います!

そうそう、それから今日はお昼に、山田健康センターに行って来ました。
M野さん、Tさんと3人で、山田社長のお話を伺いました。そのことはまた明日にでも。

甲田先生直筆の文章
甲田先生直筆の文章