2004-10-28

冬の扉

ベルリンの秋は本当に短いです。でも、今年は私自身が意識していたこともあると思うのですけれども、きれいな秋空に何度も出会えて、とっても嬉しかったです。それに本当にいつもより長かったようです。ヴッパータールに行っていた時、秋晴れを越して夏の日差しだったとか。半そでTシャツで遊ぶ人々の写真が新聞に掲載されていました。私も今年はお散歩をたくさんしましたしね。あ、過去形ではいけませんね、寒くなっても身体を動かしたいと思います。

仕事部屋で中庭の緑が秋色に変化してゆく様を見ているだけで、なんだか気持ちが良くなってくるのですが、今年はそれだけでなく、ある発見をしました。というか、りすなんですけれども、りすって秋に活発に動くんでしょうか? 観察していると、ものすごい勢いで木から木へ、枝から枝へ飛ぶのです。確かに、いつ見ても忙しないところがありますけれども、この秋のりすはヴィヴィッドですー。

そんなウォッチングをしつつ、いよいよ月末の断食に向けて五分粥をいただきました。29日の金曜日、息子はギムナジウムから戻ってからキャンプに行くことになっています。そのために、夕飯のお弁当を作らなければなりません。いつものメニュー、シャーピンを大量に持って行って、他の子供のお弁当とブツブツ交換をするわけです。このシャーピンを私がつまみさえしなければ、基本的には金曜日から断食に入れます。誘惑に負けたら土曜日と日曜日に断食をすることになります。3日間・・・・できたらいいですけれども・・・。
3分粥の木曜日からすでに青汁も飲まないのですから、断食の前後を入れて4日間は野菜不要ですね。マーケットで計算して買わないと腐らせてしまいます。気をつけないと!! 

冬の到来の間際、断食で気持ちを引き締めて、また生菜食Bに集中できたらいいな、と思います。寒いとめげそうになる時がありますけれども、できるだけ基本に忠実に進めてみたいです。

そうなのです! 冬の扉を開ける前に気づいたことがあります。それは、息子の食事のことを言い訳にして、私が脱線してしまうのは、やっぱり意志が弱すぎる、と思ったことです。それでどうしたらいいのか考えてみた
のです。息子は7時30分頃家を出てギムナジウムに行きます。朝食はとらず、お弁当のパンを学校でお腹が空いたら食べる程度。で、戻って来るのがおよそ2時前後なのですが、その時息子は青汁を飲みます。
すぐに食事はできないとのことなので(青汁の威力で、空腹感がなくなるようです)、何か食べるのが3時か4時になります。そして夕飯が7時頃。その間にもう一度青汁を飲みます。私は今まで、朝の9時か10時には
青汁を飲んでいました。その後1時くらいに玄米やお豆腐を食べていたのですが、夕飯時がかなり辛かったのです。でも、これをやめて、午前中は生水と柿茶くらいにして、息子が戻ってから青汁を作り一緒に飲むようにしてみようと思いました。それまで何も食べないのです。続けられるかどうかわかりませんが、今のところいい感じです。断食をはさんで、きっとすんなりできると信じ、念じ、進めてみます。

これ、午前中の空腹感をやり過ごすと、案外気持ちが良くなってきて、体調もすっきりしていいのです。私には合っているように思います。でも、個人差があるので、全ての人に合っているとは思えませんけれども。
なにより、ものすご〜く良い夢を2日続けて見たのです! 気持ちの良い朝を迎えることができるって、とっても幸せなことです。

今年は、冬も楽しめるのではないかな、と思っています。気の持ちようですものね! マイナスになりそうな気持ちをプラスにすること。ストレスになりそうな心をその場で消して、明るい楽しいことを考えること。物事を良いふうに考えていくように心がけると、自然と顔の表情も柔らかくなります。人生は、あらゆる意味で厳しいことがありますけれども、どんな時でも、なるべくポジティブでありたいものです。

冷え性だった私ですが、今年はすっかり寒がりが治りました。寝る時にふとんに入ってすぐに気がつくことは、足の裏が暖かいことです。以前はすごく冷たかったのでした。そして、いくらあたためても冷たいままでした。ふとんを何枚もかけて、厚手のパジャマを着て、それでもつらくて首にタオルを巻いて寝ていたりしました。我が家で流行った私のニックネームは「タオル子」でしたっけ・・・ほとんどオバサン状態ですよね・・。けれども今は、比較的薄着でふとんも息子と同じ厚さです。床にシーツだけを敷いて寝ていますが、背中はすっかり慣れました。今はとっても気持ちがいいです。

断食、うまくいくといいな、と今から祈っている私です・・・。