2004-09-10

最後の夏日?

週末と今日の月曜日、驚くほどに夏が戻って来て、最後のあがきのような夏日になっています。とはいえ、やることがいろいろあって、外に出て散歩などする時間はなく、ひたすら家にこもっていました。今日、マーケットに行ったら、外の空気がいやに生暖かく、家にいるよりずっと外の方がやんわりとしていいて気持ちが良かったです。もう少しお散歩タイムを作らなければ、と思いました。

さて、息子のアヤトですが、13歳の思春期、食べ盛り。見ているだけでも、前よりかなり食べるようになりました。気がつけば、もう私の身長(168センチ)を越えています。う~~ん、若いって、すごい! 通常は、朝は食べずに学校にハムやチーズをはさんだパンを2個持って出ます。飲み物は麦茶。これを学校のお弁当にするのですが、2~3時くらいに帰宅すると、すぐに何か食べます。これは、私はできるだけ気をつけて、まずは青汁を飲ませ、それから玄米のチャーハンとか、黒パンのピザなどを作るようにしています。
甘い物がネックでしたが、おこづかいを少し多めに渡すようにして、自分で買わせることにしました。そうすると、他の物を買いたくなったら、お金が足りないので、お菓子を控えることもあります。
私はお菓子を買わず、買い置きもしなくなりましたから、今の方がずっとお互いにいい感じです。なので、常に家にある果物、つまりりんごを食べるのが習慣になりました。夜は軽いご飯を息子用に作ります。ドイツ人の子供ではないので、パンで済ますということはありません。パスタ、ご飯、じゃがいもなどとおかずを用意します。おかずは、やはりまだ肉が多いです。でも、ひき肉や鶏肉を使ったライトな夕飯にしています。

この夕飯を、私は食べずに作るだけなのですが、苦ではなくなってきました。当たり前のことをしている、という気分になってきたのです。もちろん、まだまだ不安定ではあるのですけれども、息子と同じ物を食べたいとは思わなくなりました。
自分の中で、少しずつメリハリがついてきたように感じます。脱線する時は思いっきり。その代わり、翌日はちゃんと少食か断食をすること。それ以外はあいまいな食事にせず、生菜食を楽しみながらいただき、飽きてきたら玄米を五分がゆにしたり工夫しながら、排便に気をつけて過ごす……。このようなパターンに慣れてきたようです。先日、息子が残していたお菓子が食卓にあったので、ちょこっと試してみたのですが……すご~~く甘い! とてもじゃないけれども、食べられず、びっくりしました。前の私はそうではなかった。うす甘い物が自分では好きだと思っていましたけれど、ずっと甘みが抑えられていると思っていたお菓子でさえ、今はとても甘いと感じます。不思議なものです。

甲田先生のおかげで、どんどん味覚も敏感になり、身体も前よりずっと良いと感じます。肌の調子がいいですし(トシですから、ハリはないですけれども)、なにより少食がうまくできた日は、気持ち良く眠れ、そしてまっすぐのまま寝ていられます。これが脱線をすると、すぐにまるまって寝るようになるので、なるほど、と気がつくのです。

実は、この療法を始めて1年半が過ぎましたけれど、10ヶ月ほど前から、腕や足にかゆみを感じ始めました。甲田先生は、好転反応だから気にせずに養生を続けるように、とおっしゃっていたので、かゆみも好転反応のうちだろうと、なるべく気にしないようにしていましたが、今年に入って、無意識に痒みに反応して掻きくずしてしまったようで、びっくりするほど醜く腫れて、妙な斑点というか、痣というか、そんなものが腕にも足にもいくつもできてしまっていました。かなりひどい状態になりましたが、それでも気にしないようにしていました。
5月にナイヨンのいるヴッパータールに行って、彼女の家に泊めてもらった時、お風呂の後でナイヨンが私の膝かから下を見て、「どうしたの! 淑子、その足は! 何かの病気?」と驚いていたので、説明したほどです。
その痣のようなひどいもの(もしかしたら、一時的なアトピー?)が、今はすっかり消えているのです! これには本当にびっくりしました。知らないうちに消えていました。今はもう痒くありません。時々うっすらと痒みを感じることがありますけれども、触るほどのことではないので、再発はしていません。
これも、やはり甲田療法をしっかりと守っているからなのでしょうか……。う~~ん、ベルリンにいるので、いちいち質問ができず、わかりませんけれども、いつか甲田先生にお手紙を書いてみようと思っています。

なんとなくですけれども、良い方向に向かっているような気がしています。