2007-09-30

息子のお寿司パーティ

昨日の土曜日、息子は友達の家でお寿司パーティをするので、はりきっていました。

私がツェーレンドルフ・ミッテから帰宅する途中、息子から携帯にSMSが入りました。

「 pan kattekite 」

なんと! パン買って来て!??

そのSMSが入る15分ほど前に、私はすでに息子にブランチのことを書いていました。

全粒粉の食パンは冷凍庫に入っているし、冷蔵庫にいろいろのせるものがあるから、それを出して食べてね、と・・・。

なのに、私のSMSをしっかり無視して、パンを買って来いとは!!

・・・まぁいいですか、土曜日ですし・・・。

ということで、BIOのパンをふたつ買って戻りました。

息子はそのパンを喜んで食べながら、

「ねぇお母さん、俺、お寿司パーティをするでしょ、それでさ、寿司飯作ってくれないかな~。

俺、これからみんなでお刺身を買いにいかなくちゃいけないんだよ、だから作っていられないんだよ。

ね、お願いします!」

黙・・・・・。

なるほど、こういう展開ですか・・・。

少しおかしいなぁとは思っていたのですが、息子以外は全員ドイツ人ですし、7人のうちの3人は女の子のはずですが、寿司飯は作れないのでしょうね・・。
私のところに来て、習おうとする意欲があっても良いのでは、と少し思いましたけれども、まぁ今のところありえないですね・笑。

仕方がなく、寿司酢をお米10合分作って用意して、炊飯器で5合ずつ2回動かして寿司飯を作りました。

・・・

よ~~く考えてみたら、何てことはない、お刺身を買う以外は、全て私が用意しているのではありませんか?

何だかちょっと、釈然としませんでしたが・・・・。

でもまぁ息子も、ドイツ人の友達の前で、手巻き寿司の美味しさをアピールしたいのだと思いましたので、今回は協力することにしました。

大量ののり、お醤油、そして寿司飯を袋に入れて玄関に置き、私の役目は完了。

あとは、息子がお刺身を買って、友達の家でちゃんときれいにデコレーションできるかどうか、です。

・・・

ぞろぞろと、むさくるしい少年達が戻って来ました。

「お母さん、用意してくれてありがとう! では行ってきま~す! みんなで泊るから、明日帰るからね~。」

汗・・・・はぁ、いってらっしゃい。
ブルーノ以外はみんな結構体格がいいので、大丈夫でしょうか、足りるでしょうかね・・・?

私の方は、またまた夕飯を作らずに済んだので、私の少食はうまくいきました!

・・・

そして夜中・・・・12時ちょっと前。

私は、早めにふとんに入ったのですが、なぜか昨日は寝ては目が覚め、覚めては寝てをくり返していて、その時は丁度目を覚ましていました。
スタンドをつけて本を読んでいたのですが、玄関が開く音は補聴器をつけていなかったので、全く聞こえませんでした。

いきなり耳元に息子の声。

「お母さん、ただいま! 戻って来たよ。やっぱりみんな家に帰るってことになったんでね。」

「あ~~びっくりした! で、どうだったの、お寿司パーティは。」

「うん。

すご~~くうまくいったよ!

お刺身もね、冷凍だけれども7人分でたっぷり買って32ユーロだったし、きゅうりやえびやアボガド、それに軽めのチーズも巻いたりして、美味しかったよ。のりも全部なくなって、すっかりみんなで平らげた。

でも、ご飯は残ったんだよ。」

良かった!

みんな満足いくだけ食べても、ご飯はそれほど必要なかったというわけですね!

7人で10合はやっぱり多かったのかもしれませんが、食べ盛りの子供達ですし、適量が全くわかりませんでした。

でも、通常でしたら、息子も1合以上食べてしまいますから、それを考えると沢山食べなくても、十分楽しめたということなのだと思います。

本当に良かった良かった~~!

「お母さん、寿司飯も美味しかったよ。作ってくれて、本当にどうもありがとう!」

もう一度感謝してくれたので、何だか嬉しかったです。

ちなみに息子は、土曜日は2食でした。

週末だけでも、しっかり2食にできるようになったのは、進歩だと思います。