2004-04-13

入院8日目・好調です!

断食2日目の今日は、甲田先生が診察の時に、お腹を触ってすぐ「うん、これはいい! 大丈夫!!」とおっしゃったので、とっても嬉しくて、自信もわいてきました。「先生、胃の具合は良いでしょうか?」「うん、とても良いね、この調子だと、どんどん断食ができるでしょう。」
う~ん、とっても嬉しい~~。なかなか家ではできない断食です。(弱気+軟弱になって流されてしまうため・・・)ですから、入院中に少しでも長く断食ができれば嬉しいなぁって思っています。断食を1日しただけで、先生のおっしゃり方も違いました。「うん、これはいい!」という言葉に、力が込められていたんです。
1日の断食でも、かなり効果があるんだなって思いました。便通は突然途絶えたのですけれども、つまりこれからもしかしたら、待望の宿便が排出されるかもしれないってことですよね・・・。どうかな?? と、期待に、ない胸(?痩せているため)をふくらませ、今日もすまし汁をいただきました。

今朝は、びっくりすることがありました。8時に、前に入院していた時にいらした男性の患者さんが、外来で甲田医院にやって来たんです。「お~~!! 元気ですかぁ?」と声をかけられ、驚きの再会! とてもお元気そうで、いろいろ他の患者さんと一緒にお話をしました。

「1週間に1度は脱線しているよ、なかなかそんなに厳しくはできない。でも、小食も運動も、やらなければ、とか自己嫌悪になるようだったらストレスになる。だから、そういう気持ちにならない程度に、少しずつ極めればいいんだって思って。そういう境地に達したのは、1年半過ぎてからやね。身体が覚えるんや。できなくて飽食していると、どんどん調子も悪くなる。 だから、やっぱり小食やて思って、玄米クリームに豆腐、青汁の生活になる。僕はもともと大食で、それが原因でコレステロールが多かったり、いろいろ支障があってここに来るようになったんや。仕事は、やっぱり健康体でするのが一番やからね。そうして今では体重も減って、ほら、この通り10年前の背広も着られるようになってね。太っていた頃は、どうにも着られんかったけれども、今は丁度いい。少しずつでも小食を身体が覚えていけば、多少脱線していても、大丈夫だって思えるよ。

なるほど、やはり亀井さんと同じようなお話でした。皆さん、いろいろ苦労されているのですけれども、結局のところは、自分の体が小食の良さを実感し、覚えないと習慣にはならないんですね。頑張りすぎてもダメってことみたいです。

その後、10時にすまし汁をいただいてから、甲田医院を私に紹介してくださったK大の教授のOさんが外来でいらっしゃいました。久しぶりの再会で、とっても嬉しくて、いろいろお話させていただきました。Oさんとは、私の仕事面でもメールでいろいろお話したりして、メールを通じて身近に感じ、すごくありがたい存在なのですけれども、やっぱりお会いすると、力強いパワーを感じて、嬉しくなります。
かっこいい女性で、フランス語の雑誌を片手に甲田医院にいらっしゃるなんて、なんだか尊敬・・・。Oさんを私に紹介してくれたベルリンの大切な友人である、美術ジャーナリストの純枝さんとOさんは、大親友。純枝さんも身体の調子が良くないので、早く甲田先生に診ていただいたらいいね、と話していました。甲田療法をしていると、自分さえ良くなればいい、という気持ちは全くなくなります。
そうではなくて、少しでも多くの人が、甲田療法を通じて快復されれば素晴らしい、と思うのです。私はこの療法をさせていただくようになってから、お祈りを前以上にするようになりました。自分のためだけでなく、他の人々や地球のことを、もっともっと深く考えるようになったのです。

午後は、運動をし、屋上で日向ぼっこ。途中からYさんがいらして、一緒におしゃべりしながら柔らかな太陽の光を浴びていましたら、亀井さんがちょこっと顔を出してくれました。甲田先生に用があったとのことで、用が済んでから、またまた私達5人の患者のために、甲田療法のレクチャーをしてくれました。

亀井さんのお話は、甲田先生のご本に書かれていない、でもとっても大切なことが多く、これはぜひ亀井さんと甲田先生とで、本を出版したら素敵なのに! とみんなでけしかけていました。例えば、甲田先生のお話を亀井さんがまとめて、監修するっていう方法もあると思うのです。とにかく、とっても興味深いお話をしていただき、私達は感動したのでした。本当にどうもありがとう!! 亀井さん!! 例えば、私は今、すまし汁断食をさせていただいているのですけれども、甲田先生は、その後水断食に進めてくださるようなことをおっしゃっていました。でも、水断食というのは、かなり危険な断食なのです。わたしの体調が万全でなければ、それこそ夜中も明け方も、甲田先生に心配をおかけしてしまう恐れもあります。そうなると、先生は私のために、24時間ケアを考えなければならなくなるのです。甲田先生にご迷惑をおかけしてしまうだけではありません。私自身、厳しい断食の後、とんでもないリバウンドに陥る可能性が高くなるのです。亀井さんは、水断食を昔甲田医院で何度か行ったそうです。効果もありますが、退院後のリバウンドもそれはそれは大変なもので、かえって身体を壊すことも考えられるとのこと。よほどの精神力がなkれれば、やっても意味がないようなのです。亀井さんは、「だから、すまし汁断食のみで退院近くまでいくのも、かなり効果的なんですよ。むしろその方がリバウンドも少なく、安定した断食方法ともいえるかもしれない。だから、青木さんは無理に水断食をしようと思わず、先生がお考えを変えたとしても、それはその方が青木さんにとって良いと思われた結果と考え、マイナスに捕らえずに喜んで従った方がいいですよ。」と言って励ましてくれました。なるほど、もしも私が水断食をさせていただけなかったとしても、それはちっとも後ろ向きなことではないのですね。そのことがわかっただけでも、かなり安心しました。
その後すぐに夕食のすまし汁。そしてしばらくしてからニュースをテレビで見ながら背腹運動をしました。なかなか順調ですが、今日はなんだか少し空腹感があります。どうしてかな?