2019-12-05

株式会社スタジオポットの事業縮小のおしらせ

編集制作とデザインの受託事業を、来年の2020年1月末で終了することにしました。
ポット出版の、本の発行・発売は以降も継続していきます。
ただし、新刊はこれまで以上に絞っていくので、発行点数は減ると思います。
すでに約束しているものは、発行します。
このことで、株式会社スタジオポットは、編集制作/デザイン/出版の三つの事業のうち
出版だけをのこして一つの事業、という体制になります。

編集制作とデザインの受注先のお客さんへは、今年の8月から事業終了の連絡をはじめ、
調整してきました。それらはほぼ終えることができました。
4月から翌年3月までの年度単位で受注していたものがあったため、
年度末までの受注のしごとの終了まで対応する、
その入稿がほぼ終了する1月末での事業縮小としました。

この事業縮小は、そもそも来年3月で64歳になる沢辺の、
いつか来る、その後の株式会社スタジオポットの体制をどうするか? という
スタッフとの一年半まえからの検討の結果、決めたものです。
「沢辺後」の体制維持ができなかったので、事業縮小としました。
大半のスタッフは、2020年1月から、あらたな職場や仕事に向かうことになります。

現在のポットの仕事を始めたり、会社組織にしたりしたころ、
自分が60歳を超えてどうなるか?などと想像する余裕もなかったです。
でも実際に「いつかはフェードアウト」の「いつか」が近づくと、
仕事や事業や会社の整理には、とても時間がかかります。
仕事や事業のほかにも、スタッフのこと、
銀行からの借入、私募債という友人からの借金、株式の整理、などです。
これらのことも、ここ数年間準備を少しづつしてきて、ほぼ最終段階までこれました。

最近、いくつかの小零細出版の社長などと、「いつかはフェードアウト」へむけた
準備や対応の方法など、話をする機会がありました。
取次の人とも、内々に「取次の考え方、対応パターン」なども聞きました。
そうした話のうえで、やはり、出版事業は、発行した本を、
需要のある限り流通させることが必要だと、強く思いました。
流通し続けることのために、出版事業は残すことにしたとも言えます。

編集制作・デザインの受託事業は終了させますが、ポット出版の事業は
ひきつづきつづきます。
また、これまで沢辺がやってきた業界での仕事、地域での仕事なども、
まだまだつづきますので、ひきつづきよろしくおねがいします。

沢辺 均

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お取引いただいているみなさまへ

いつも、編集・制作、デザインなどの依頼をいただいて、ありがとうございます。
さて、スタジオ・ポットは、2020年3月をもって、編集デザインの事業を終了させていただくことになりました。

長い間、依頼いただいてありがとうございました。

スタジオ・ポットは、これまで編集・制作、デザイン、出版(ポット出版)の三つを柱としてきました。
今回、このうち取材・編集、デザインの事業を終了して、出版業務だけを継続する体制にすることになります。

終了する部門の事業については、終了までの期間に、ポット担当者から個別に連絡・相談して、円滑に対応していきます。

・2020年1月から、新規の受託は終了させていただきます。
・2019年12月までに受託した業務は、引き続き終了まで対応させていただきます
・年度(〜2020年3月)単位で受託させていただいている業務は、引き続き年度の終了まで対応させていただきます
・過去にスタジオ・ポットで制作した制作物のデジタル・データは、必要に応じて連絡していただき、提供します。

みなさまには、お忙しいところにご負担をかけますが、円滑な一部事業終了にお力添えいただくよう、お願いいたします。
担当者からの連絡・相談に、不備などありましたら、沢辺までご連絡ください。

2019年
株式会社スタジオ・ポット
代表取締役 沢辺均

このエントリへの反応

  1. 何ということでしょう!出版は続けられるとはいえ、事業縮小ですね。げんきが足を引っ張ったのでは無いことを願います。
    従業員の皆様、大半が辞めていかれるということでしょうか?版元ドットコムはどうなるのでしょう・・・
    私が心配してもどうにもなりませんが、お手伝いできることがあればお声掛けください。