2009-06-30

お部屋1886/『エロスの原風景』の裏庭風景 4・チンコ展

アマゾンでも『エロスの原風景』の発売が始まりました

直販店では先行発売していたのですが、中野タコシェでは初回入荷分10冊をすぐに売り切って、現在、追加注文分を販売してます。先日、サインをしてきたので、そんなもんでも欲しい人はお早めに。通販も可。ただし、要送料。

特殊な店なので、タコシェで売れたからと言って全国で売れるわけではないですけど、この様子だと、半年で1000部も売れないという事態は避けられたと思われます。あー、よかった。

本の発売記念というわけでなく、たまたまなのですが、本日、30日(火)から、新宿二丁目のaktaで、私の企画による「チンコ展」が開催されます。

前に、「実話ナックルズ」の連載で、石やガラス、象牙、金属、木、陶器などのチンコ・コレクションを紹介した際、たまたまaktaに立ち寄ったら、「これを展示しましょうよ」という話になり、今回の展覧会になったもの。

IMG_1661.JPG

『魔羅の肖像』を出しているくらいで、チンコは得意分野です。マンコも得意ですが。

ただし、我がチンコレは小さいものが多く、展覧会としては淋しいので、100人ほどの人に描いてもらったチンコの絵を展示します。

IMG_1629.JPG

なべやかん、元氣安、ウクレレえいじ、佐々木孫悟空、カズミファイブなどのお笑い芸人さんたちも描いてます。

制限時間10分以内で描いてもらったのですが、いざ描いてもらったら、面白くて面白くて、こっちがメイン展示になりました。探すのが面倒なこともあって、私のコレクションは全部出さなくてもいいやというので手を抜きました。

単なるバカ企画というわけでもなくて、チンコの裏にはキンタマ以外の意図も隠されています。

aktaは、HIV啓発のために設置されているスペースです。当然のことながら、性にオープンな文化ほど、HIVの対策がスムーズに行われます。性器の名称、性行為の名称、セクシュアリティの名称などを口にできない文化ではどうしたって病気の説明を十分にすることができず、人の口から口へと情報も伝わりにくい。感染者もそれを公にしにくい。

昨年度も日本では感染者も発症者ともに最多を記録しています。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/090617/bdy0906171950010-n1.htm
————————————————————————————————————

HIV感染者1126人 6年連続で最多更新

 厚生労働省のエイズ動向委員会は17日、平成20年に新たに報告された国内のエイズウイルス(HIV)感染者が1126人で、平成15年以来、6年連続で過去最高を更新したと発表した。新たに発症したエイズ患者も431人と過去最高となった。

(略)

————————————————————————————————————

多くの国で感染者が減少傾向にあるのに、日本では今も増え続けていることと、エロを大っぴらに語りにくい文化であることとは決して無関係ではないでしょう。

性行動や性表現の抑制をするのでなく、おおらかにエロ話をすることがHIV対策の第一歩です。という呼びかけはいろんなところで見られるわけですが、そう呼びかけるだけで、具体性がなく、現実には、エロ表現を規制する動きはとまらない。

それに対する抵抗が「チンコ展」です。レズビアンの皆さんからは、「マンコ展もやって欲しい」という意見もあるのですが、ゲイが圧倒的に多い二丁目でやっても受けないでしょう。

7月4日(土)の午後6時から、aktaの張由起夫君とトークイベント「チンコと表現」をやります。「HIV対策において、いかにエロ表現に対する規制が邪魔になっているのか」「海外に比較して、日本のHIVキャンペーンがいかに抑圧的であるのか」といった話のついでに『エロスの原風景』の話もする予定です。aktaでは販売ができないので、事前に購入していただいた方がよろしいかと。

また、後半は「YouYubeは世界の何を変えつつあるか」「イランにおいてTwitterやYouTubeはどう機能したか」など、エロと関係のないメディアの話をしようかと思ってます。