2007-10-17

お部屋1354/今日のマツワル55

お知らせです。11月末に発売になる新雑誌「モダンフリークス」(ワイレア出版)で、大量に原稿を書いてます。

インタビューを3本書いていて、1本目は「おいおい教」教祖・元氣安です。小学校の時にケツにチンコを入れたり、入れられたりしていたとは驚いたでおい。

2本目は日本のネオバーレスクを先導するグループ「紫ベビードール」のリーダー・エヴァです。「バーレスクとはなんなのか」「どうして紫ベビードールが誕生したのか」「どこがアメリカで評価されているのか」「なぜ今バーレスクなのか」がよくわかります。

3本目は新宿二丁目の立ちん坊です。知られざる男の立ちん坊の世界を赤裸々に語ってくれている上に、彼は億単位の金を老人たちから巻き上げて逮捕された前科者なのでありました。「そんな面白い話が出てくることまで期待してなかったのに」という内容です。

インタビュー以外に、大正時代の奇形児写真集を紹介する原稿も書いてます。これは以前、「マツワル」に書いた原稿の焼き直しですが。

本当はもう一本長文を書いてまして、これは次号に回すことになりそうです。「どんだけネタが溜まっているのか」って話ですね。

私としては、どれもこれも面白いと思うのですが、私が面白いと思うものを掲載してくれる雑誌はなかなかなくて、「モダンフリークス」が定期刊行化されることを願ってます。月刊、隔月刊とは言わずとも、せめて季刊になってくれるとありがたい。

そうなるように、是非とも皆さん、お買い求めください。成人雑誌ではないので、一般の書店で取り扱いです。でも、取り扱わない書店も多いかと思うので、注文していただくか、アマゾンで購入してください。

以下はさっき配信したもので、前回の続きです。「マツワル」ではこのあとさらに『東村山の闇』のバカ書評シリーズ」が続くのですが、「黒子の部屋」の次回は、新シリーズを転載予定です。

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< 東村山セクハラ捏造事件27>

「エアフォース」「万引き被害者威迫事件」も面白かったなあ。ここまで追い込まれていたがために、矢野は明代の自殺を他殺とすることに抵抗がなかったのでしょうね。あのままいったら、どうせ後がなかったのですから。

またまた書きますが、それにまんまと乗ってしまったメディアの責任はホントに大きい。

しかし、すでに一般のメディアのサポートがなくなった今となっては、『ハリーポッター』並みのファンタジー小説『東村山の闇』を冷静に読めましょう。とりわけ「エアフォース」と合わせて、この本を読めば、矢野・朝木がどれだけ自分勝手で、平然とウソをつける人間であるのかよくわかりますから、『東村山の闇』は私も推薦です。

ブログ「薄井問題を考えるフォーラムに書き込みが出来ない問題」に、こんな書き込みがありました。

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オナラプ〜子がミクシィをやっているということで、すこし調べてみた。
するとインチキ誣告本「東村山の闇」のコミュを発見。ところがこの管理人が、
鐘ヶ江一貴なる人物。プロフを見ると、
現住所 千葉県松戸市  年齢 30歳 誕生日 10月03日 血液型 B型
出身地 北海道士別市 職業 事務系
所 属 超国家主義『民族の意志』同盟・突撃隊幕僚本部 Das Bündnis rassischen Willens,Strumabteilung
好きな言葉 ヤクザと呼ばれるくらいならネオナチと呼ばれたい。Sieg Heil!
こんな人物。これがクサノネ(プ〜)を私怨、どころが支援しているとは、なるほど、こういうひとたちと交流があるわけです。さすがは市民怪派。
id=3754151

そういえば、住民票不正登録選挙民愚弄事件のときも、松戸市に住民票をうつしていたねぇ。あれあれ〜?

シミン
2007/09/03 11:53

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このあと訂正が出てますが、鐘ヶ江一貴は、管理人ではなく、副管理人です。

「民族の意志」同盟は実在の右翼グループです。ナチスを意識したスタイルで知られ、以前はよくお茶の水駅前で情宣してました。もちろん支持はしないですが、見るものとしては左翼の街宣より面白いです。

まさか、おならブー子もこの団体の名前を騙りはしないでしょう。

機関誌に鐘ヶ江一貴という名前があって、これは実在の人物のようです。

松戸市在住というのがたしかにひっかかりますが、議席譲渡問題の頃、鐘ヶ江一貴はまだ10代です。たぶん、彼は北海道にいたのではなかろうか。

おそらく「反創価学会・反公明党」で共闘しているだけであって、深い意味はないでしょうが、矢野・朝木を支持する善良左翼たちは、こんな人たちと関係があるというだけで失望するかもしれない。支持者を動揺させるにはいいネタです。選挙の時に文書をばらまくといいでしょう。

私としては、ある一点で、矢野・朝木が「民族の意志」同盟とつながっていたところで何がいけないのかと思うので、こんなことを利用はせず、どっちかというと、『東村山の闇』を信じている右翼の方に「おめえら、大丈夫なのか」と心配したくなります。ユダヤの陰謀を真剣に信じているような人たちは、創価学会の陰謀をあっさり信じてしまいそうではありますね。

右翼に限らず、左翼に限らず、この本を信じている人たちには「大丈夫か」と言わないではいられない。

すでに書いたように、先入観なくこの本を読み、なおかつしっかりと読まなければ、つまり飛びし読みをすれば、この内容をそのまま信じてしまうことは十分にありそうで、私だって、信じてしまうことがないとは言えない。メディア関係者の中にも、私が指摘するまで、「朝木明代は殺された」と信じていた人たちが複数います。そりゃあれだけ週刊誌がサポートすれば騙されるのはいるでしょう。

しかし、こうも矢野・朝木がどういう人であるのかがはっきりしてきた今になってなおそれを公言していると信用を失います。

では、そんな人たちをご紹介します。

「東村山市民新聞」のトップページの最下部に、みっつのリンクがあって、うちふたつは内輪のもので、ひとつだけ異質な「笠先生の毒舌セカンドオピニオン」というサイトが出ています。

なんなのかなとクリックすると、見た目は思い切り怪しいのですが、愛媛の心療内科の医者がやっているサイトです。反原発、三里塚などの文字が見えて、どんな人かおおよそ想像がつきます。

このサイトの本のコーナーに『東村山の闇』がとりあげられてます。右から左まで、幅広い支持をされている『東村山の闇』です。右から左まで、これを支持している人はたいてい怪しいとも言えます。

怪しくはあっても、矢野・朝木のような人間たちとはタイプが違って、笠先生は人として信用できそうではあるのですが、この書評はいただけない。

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  この腐敗した日本低国の自民党ー官僚支配に、多くの国民はうんざりしている。リストラがらみの自殺や貧困、差別による事件は後を絶たず、ごく一部の「勝ち組」と、ほとんどの「負け組」に色分けされたこの国は、「反乱」さえも内向し、いじめや虐待やDVへとエネルギーが陰性化している。

  そして、この自民党支配という、世界にも例を見ない一党独裁長期政権を、実質的に支え、延命させてきたのが創価学会である。ここらあたりの悪党の横行ぶりは、賢明な読者の皆さんなら、十分にご存知だろう。PKO、消費税、日の丸君が代、保安処分法案(医療観察法)から遂に自衛隊の海外派兵に至るまで、自民党と創価学会はやりたい放題をやってきた。そんな歴史の片隅に、「東村山の闇」があることをぜひ知って頂きたい。

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具体的な内容にはまったく触れず、反「創価学会=公明党」の立場から、この本を盲目的に支持しているに過ぎないことがわかります。典型的な思考停止です。あるいは笠先生はこの本をちゃんと読んでないのではないかとも疑います。読んでないなら褒めてしまうのも理解できます。

今現在の公明党批判については私も同意しないではないですが、この事件当初、自公政権は成立しておらず、公明党は反戦・平和の党として、反自民勢力にも評価されていたものです。それを今になって、このように断じるのはズルです。

宇留嶋瑞郎著『民主主義汚染』にあるように、むしろ「殺害疑惑」をバックアップしたのは当時の自民党だと思われます。矢野・朝木が亀井静香と面談していた事実についてもすでに書いた通りです。

「自民党がバックアップしたからいけない」とするつもりはないのですが、反自民の立場から、この本を支持するのは大きな間違いってことです。

しかし、おそらく左翼には、また、右であっても、反「創価学会=公明党」の立場の人たちには、このような思考停止によって、『東村山の闇』を支持し、朝木明代は殺されたと信じている人たちが今もいるのでしょう。

頼む、もう一回読んでくれ。読んでないのに読んだふりをしているなら一回でいいので読んでくれ。あの自殺が他殺であることの可能性があるのかどうかもう一回熟考してくれ。東村山駅の周辺を歩いてみて、拉致してビルから落とすことが可能かどうか検証してみてくれ。

その時に、朝木直子の感情的でオカルトまがいの文章を改めて吟味してください。「やけしに」ですよ。信じていい内容なのかどうか、この一文が雄弁に物語ります(続く)。

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