1-1●日誌--沢辺

本は初版で3千7百部くらい作られているようだ

ときどき講演なんてモンに呼んでもらうことがある。
だいたい対象者は、出版業界人とか、図書館員とか、が多く、たまにデザイナー・編集者相手に、デザインの話や編集の話をってものあるんです。
ほんとは、哲学や社会の話をしたいんだけど、だれも聞きたがらない。
今も、カントの本読んでるのに、こんちくしょー(笑)。

で、図書館員相手のときも、図書館とはどうあるべきか?なんて話は、おいらナンゾより、大学の先生に
聞くようで、だいたいは「出版ってこんなんですよ」というのを、漫談のようにやるのだ。
結構、笑いもとれているってジコマン、してるんです。

さてさて、そんときに話すネタに、本の初版っていったい何部くらい?ってのがあるんですが、
これって、おいらが探した範囲では直接の統計がないんで、ここで改めてその算出根拠を整理しておこう。
今後のためにもなるしね。

まず出典。
タイトル●2009 出版指標 年報
発行日●2009年4月25日
発行所●社団法人 全国出版協会 出版科学研究所
頒価●13,334+税
ISBN978-49901618-6-6 C3000

使うデータは、P151の 「■書籍新刊・発行形態別出版状況」の「1)新刊点数 2)推定発行部数」
と、ここでのおまけとして「3)平均単価 4)推定発行金額」
年/新刊点数/推定発行部数/平均価格/推定発行金額
2008/76,322点/39,739万冊/1,170円/4650億6700万円
2007/77,417点/40,405万冊/1,152円/4655億7700万円
2006/77,722点/40,177万冊/1,174円/4715億8900万円
2005/76,528点/39,797万冊/1,191円/4740億8900万円
2004/74,587点/39,636万冊/1,217円/4823億7500万円

これをさらに、2004を100とした指数でいくと(200×の数字÷2004の数字)
2008/102.33/100.26/96.14/96.41
2007/103.79/101.94/94.66/96.52
2006/104.20/101.36/96.47/97.76
2005/102.60/100.41/97.86/98.28
2004/100.00/100.00/100.00/100.00
です。

0Pにある「本書の統計の読み方」の関連するところを引いておくと、
■1 この統計は、取次ルート(弘済会・即売卸売業者含む)を経由した一般出版物を対象に
  その流通動態を推計したもので、日本の全出版物を対象にしたものではない。
  したがって、検定教科書、直販ルート(一部の雑誌を除く)の出版物
  及び一般市販されない官庁出版物等は含んでいない。
  95年7月に公正取引委員会が発表した「事業者アンケート調査」によると、
  流通経路別の販売比率は、取次ルート(弘済会・即売卸売業者含む)が書籍のの7割近く、
  雑誌の9割強を占めている。
■3 この統計の年係数値は、年度ではなく暦年(1〜12月)のものである。
■4 統計期間は、取次の搬入日を基準としている。
■5 この統計の推定販売金額の算出方法は下記の通りで、書店の新規出店等に伴い出荷された店頭在庫分も含む。
  取次の出荷金額(小売りベースの本体価格換算)−小売店から取次への返品金額(小売りベースの本体価格換算)=推定販売金額
  *販売部数の算出方法も、販売金額の算出方法と同じ。
■7 主な用語の説明
  3. 推定発行部数・金額
    書籍新刊−−新刊として、委託または買切条件で出荷されたと推定される部数・金額。
    重版はふくまない。
  4. 推定出回り部数
    書籍の新刊・重版・注文品の流通総量を推定したもの。取次出荷部数のこと。
    これは返品の活用による再出荷分を含む。従って実際の生産量は出回り量の7割前後と推定される。
  7. 平均価格
    部数を加味した加重平均。ただし、消費税を含まない本体価格換算。

そんでもって、やっと初版(新刊)の制作部数。
推定発行部数÷新刊点数 という計算式であるていど見えるんじゃないかとおもって、計算してみますね。
2008/5,206.76冊
2007/5,219.14冊
2006/5,169.32冊
2005/5,200.32冊
2004/5,314.06冊

またまた、「発行形態別」なんで、単行本・文庫・新書・全集双書・絵本(他に辞典・図鑑)の2008年の
推定初版(新刊)の制作部数を計算してみると
発行形態/推定初版部数/推定発行部数÷新刊点数 2008年
単行本/3,714.61冊/16,676万冊÷44,893点
文庫本/14,530.34冊/12,669万冊÷8,719点
新書本/10,515.86冊/3,812万冊÷3,625点
全集・双書/3,252.36冊/5,476万冊÷16,837点
絵本/4,938.62冊/885万冊÷1,792点

ジャーン、ということで、
単行本全体の推定初版発行部数は、5千冊強。
で、文庫は1万2〜3千部
新書は1万強
全集などは3千冊強
絵本が5千冊弱くらい、で
ポットの出しているような単行本(といって「1Q84」もその仲間だけど)が3千7百冊くらい、
という計算になりました。

ポット出版の初版発行部数は? という疑問を持ってくれる方もいるかもしれませんが、
昔、奥付に発行部数を掲載してたんだけど、複数の著者から
「売れてない(作ってない)ことを公表するのはマイナス印象を与えるんじっゃないか」という
意見をもらって、今は解らないようにしてる。ってことで、ちゃんとした数字を計算などすること、
今、はやんない。というか、結構コレだけで手間取っちゃった。

げんきな図書館研修[出版をめぐる新しい動き」レジュメ

今日これから、NPOげんきな図書館の研修で話ます。で、それのレジュメ。

ココから──────────────────────────────
げんきな図書館研修
出版をめぐる新しい動き

2009年10月30日金曜日18時30分〜20時30分
中野区男女共同参画センター 研修室/沢辺均

■00■ 図書館の役割は何だと考えているか
「現代社会は、人が望むかぎりすべての人間の「自由」を対等な権限として解放する社会システムという方向に向かっている」(竹田青嗣)
それぞれの人間の「自由」は衝突することを含むので、それを調整するルールをつくっていくことが重要な課題。
ルールをつくる場合に民主主義というシステムを取りあえず生み出したが、情報の偏在が、その障害になる。
図書館の役割は、情報の可能な限りの公開、情報にアクセスする物理的な手段を提供するもの。
・行政資料の収集と公開(「私たちは知らされていない」という意見)
・情報へのアクセス

■01■ 出版業界の紹介
●01 売上げ 2007年 2,兆102,4億30,000,000円
・書籍販売部数/金額=75億5,19万0,000冊/919,7億00,000,000円(1,217.8円) 雑誌販売部数/金額=2,6億12,69万0,000部/1,兆182,7億30,000,000円(452.7円)
・館外個人貸出総数=65億4,86万3,000冊(都道府県/市区町村/私立20館 計3,111館)
・CVS売上げ(2007年度)=7,兆566,8億88百万円
 外食業売上げ(2007年度)=4,兆036,4億84百万円 (社)日本フランチャイズチェーン協会調査
・講談社=1443億円/981人 (2008年8月現在)(2007年度)/小学館=838名
1位 講談社 1443億100万円/2位 小学館 1413億4400万円/3位 集英社 1389億7800万円/4位 角川GH 720億3300 万円/5位 学習研究社 641億2200万円/6位 日経BP社 533億5900万円/7位 ゼンリン 512億7800万円/8位 新潮社 310 億円/9位 ぎょうせい 307億4100万円/10位 光文社 305億8100万円/11位 文藝春秋 298億3400万円/12位 中央出版  231億3900万円/13位 日本放送出版協会 212億3400万円/14位 新日本法規出版 209億900万円/15位 マガジンハウス 206 億円/16位 東京書籍 205億2600万円/17位 デアゴスティーニ・ジャパン 200億円/18位 メディアファクトリー 198億6000万円/19位 岩波書店 195億円/20位 主婦の友社 192億6800万円
・新刊発行点数=80,595 (1点当たりの売上げ冊数=11,411冊 )
中野区立図書館(29万9千人)=7億09,408千円+資料費1億46,656千円(2008年予算額/日本の図書館2008)
渋谷区立図書館(19万7千人)=4億44,590千円+資料費1億02,617千円(2008年予算額/日本の図書館2008)
●02 出版社/書店など
・「出版年鑑」2008 4,055社(ピーク1997年比−557社 4,613社)
・日本図書コード管理センター (JPO)
・日販データ=出版社等 3,500社、書店等 11,000店、CVS等 22,000店
・年間10点以上の新刊 1000社
・書店の数
 2001年・20,939店/2002年・19,946店/2003年・19,179店/2004年・18,156店/2005年・17,839店/2006年・17,582店/2007年・16,750店
●03 本の値段
・22%  8%  70%(67%〜/歩戻し)
・初版発行部数と定価と総生産高
・70%の内訳(原価30%〜40%→43%〜57%)
・新刊委託・注文・常備・長期・延勘(見計らい)
・編集者のノルマ
・DTPの果たした役割

■02■ 出版をめぐる状況
●Googleの書籍デジタル化
●国立国会図書館のデジタル図書館構想(長尾構想)とジャパンブックサーチとジャパニーズブックダム
●電子書籍/電子雑誌
 kindle/appleタブレット/iPhone
●責任販売
 35ブックス/小学館・講談社
●書店の減少
●出版不況

■03■ げんきな図書館スタッフとしてやってほしいこと
●独自資料の収集
●横芝光図書館の取材
・書評のデータ化
・ミニフェア

以下時間があれば話します────────────────────
■04■ 図書館員が知っておいたほうがイイと思う出版関係のこと
●01 インターネットで本を探すDBの書誌情報はどう作られているか?
・OPAC (本)出版社→取次見本出し→TRC/日販/大阪屋MARC
・国立国会図書館 (本)出版社→取次見本出し→納本→(日販マーク)→
・books.or.jp (データ)(版元ドットコム)→JPO商品基本情報センター(書協DBセンター)→取次/民間企業/books.or.jp
・アマゾン (本)出版社→取次見本出し→大阪屋
・書誌情報+在庫情報の未整備
●02 ISBNを出版社はどうつけているか?
・ ISBN978-4-7808-0118-7
  ISBN4-7808-0118-4
 書籍JANコード 商品識別コードおよびバーコード規格 
 10〜13 – アメリカ合衆国、カナダ(2005年より)
 380 – ブルガリア
 977 – 定期刊行物 (ISSN)
 978〜979 – 書籍用 (ISBN)
・桁数
・Cコード
・出版者記号
00・(株)岩波書店/01・(株)旺文社/02・(株)朝日新聞社/03・(株)偕成社/04・(株)角川書店/05・(株)学習研究社/06・(株)講談社/07・(株)主婦の友社/08・(株)集英社/09・(株)小学館/10・(株)新潮社/11・(株)全音楽譜出版社/12・(株)中央公論新社/13・(財)東京大学出版会/14・(株)日本放送出版協会(NHK出版)/15・(株)早川書房/16・(株)文藝春秋/17・(独立行政)国立印刷局/18 明治図書出版(株)/19・(株)徳間書店
・だれがどうつけているか? どういう誤解
●03 自費出版と商業出版の垣根
・ISBNは識別に使えるか?
・印刷を頼む←→書店ルートに←→著者買上げ←→印税未払←→印税払(印税率)
・図書館への寄贈はあるか?
●04 本の注文はどう伝わって出荷されるのか?
・書店から
 出版社に電話・ファックス
 取次に電話・ファックス・電子データ
・取次
 取次倉庫に在庫/WEBセンターなど(別料金)
・出版社
 出版社から品出し・委託倉庫から品出し・書店への直送(受領書)
・アマゾン
 自社倉庫/取次倉庫(大阪屋・日販)/出版社への注文/在庫情報なし=取り扱い
・TRC
 「週刊新刊全点案内」ストックブックに載る本と載らない本

■05■ 図書館が直面しているいくつかの課題
●01 委託化・指定管理者はなぜ進んでいるのか
○正規職員の既得権
家計 給料=家賃(固定費)+食費など(変動可能な費用)+貯金(利益)
・給料の大きな変動に対応するには、固定費をできる限り変動費にしたい。
図書館 税収=人件費+事業費
・インフレ時には、賃上げを押さえれば実質の賃下げができた
・平時には、アルバイト・派遣・契約などの割合を増やす/契約解除することで、固定費を下げる
○(図書館の)サービス向上と効率化の主体は、人の問題
○サービス向上と効率化は、官だからできることでも、民だからできることでもなく、できる人ができる。
 できる人を作ることで、できる。
●02 書誌情報・OPACと出版業界、書店との協力
 「該当データが見つかりませんでした。」
●03 国立国会図書館の JAPAN/MARCでなぜ公共図書館のマークは間に合わないのか?
 国会図書館+出版業界で書誌情報を共同で整備したい。

●プロフィール
ポット出版(法人名 株式会社スタジオ・ポット)
・1989年 1冊目発行(径書房発売)/2007年 12冊発行/既刊約120冊
・デザイン・編集制作請負業(編集3人・デザイナー3人)/出版(編集3人・営業1人)/社長
 兄弟会社 スタジオ・ポットSD←版元ドットコムのシステム開発から、出版社を中心としたサイト開発
・保管・品出しは倉庫に委託/VAN加盟・倉庫でデータ受発信
・有限責任事業組合(LLP)版元ドットコム組合員
1956年生まれ
1986年まで地方公務員
渋谷区役所/組合活動/保健所予防課、国民年金課、土木公園
デザイン事務所勤務をへて、1988年10月スタジオ・ポット開業(デザイン)
1989年11月 「外国人が公務員になったっていいじゃないかという本」をポット出版として発行(発売は径書房)
1994年7月「ず・ぼん 図書館とメディアの本 1」を発行(新泉社発売)
2000年版元ドットコム
2006年NPOげんきな図書館(東中野・江古田図書館を受託)副理事長

ポット出版社長・沢辺均の日記-44[2009.10.22〜25]

●2009.10.22木
午前出版会議。35ブッックスで出す新刊「落語を観るならこのDVD」のイベントの話から、
出版プロモーションのやり方議論まで。
議論というか一方的にオレの考えを話しただけ。ダメな社長だ。
「ず・ぼん15」の原稿を片っ端から読む。

●2009.10.23金
午前中、ポット会議。普段は30分終了をほぼできてるんだけど、
カラーのデザイン+データ制作のときの「オーバープリント」の基本的な考えを、あらためて確認。
スミ100→99にするんじゃなくて、スミにCMYを合計300%強をメドにノセ、ってのが、
ポットの方針なのだ。
溜息に似た言葉 」のブックフェアを書店に提案しているんだけど、名古屋のリブロややってくれることになった。
岩松了さんも、店頭に行ってトークしてくれるというので、リブロにさらに提案。
担当者が乗り気になってくれているようで、嬉しい。
髙橋が、石ノ森章太郎の「家畜人やプー」復刊の連絡をしたら、版元が急にもったいなくなったらしく、
自社での増刷を検討することに。いろいろ、言いたいことはあるけど、ヨクあるんだ。
橋爪大三郎「性愛論」、滝川一廣「家庭のなかの子ども 学校のなかの子ども」も、
復刊連絡したら増刷。ははは、悔しさと嬉しさと自慢の気分がないまぜ。
二人で生きる技術」のトークセッションや、出版記念会の相談もしてきた、髙橋。
那須が次々に「ず・ぼん15」の原稿を読め、と命令してくる。がんばったぞ。

●2009.10.24土
今日は、バンド遊びの練習でスタジオ(サウンドタワープレミアム)へ。
「タイムマシンにお願い」を録音してる。ちゃんとパートにわけて、それを加工したりして、。
おいらは、この日録音のやり直し。
青ちゃんが、老後の楽しみ用に、それぞれのメンバー用に、それぞれがやっているパートを強調したバージョンを
作ろうとい言い出して、7人分+バランスよくってのの8バージョン作ることになった。
ミキシングのヒノッチ、ご苦労さま。おいらは、スタジオで撮った動画と写真を使って、
ビデオにすっからね。そしてYouTubeにアップしよう!
他に、来年4.17のライブのための曲を練習。まだまだ形になってないけど。
おいらの「やりたい曲」はジャニスのMOVE OVER。

スタジオを終えて、土風炉でイッパイ。ハルちゃんを中心に熟年夫婦問題。
他に、ボブ・マーリーのNo woman No cryやろうぜ、って。

近藤真彦の「愚か者」もどうかな? 帰ってきたら犬が4頭いて大変な事態になってる。
おいらは、練習の続きで、せっせとコード譜を書いた。
それから、「本とわたしと筑摩書房」柏原 成光/パロル舎を読んだ。イッキ読み。
出版オタクだな、オレ。

●2009.10.25日
きのうは、バンド練習でサボったので、鉄とすずをつれて代々木公園ドックラン
雨上がりだからか、他には2頭。でもいきなりその2頭と走り出す。
となりの小型犬用のスペースとのあいだの柵を挟んで、
すずと小型犬が競争、して往復。10往復以上したか。
鉄はすずの後ろから、追っかけるけど勝負にならない。
たっぷり走ったのはいいんだけど、すず、水たまりに「泥あび」。
水たまりから出ても、地面に全身をくまなくこすりつける。
帰って、まず、すずと入浴。
事務所に顔を出したら、いろいろと雑用やら、昨日につづいて日曜も出勤していた那須に
「ず・ぼん15」原稿読みを命じられ、日誌にたどり着いた。ははは。

元気会第43回勉強会で「出版のいまとこれからを展望」の話をします

ひさ〜しぶりに、杏橋さんからメールが来た。
杏橋さんが参加してる元気会という勉強会での講師の話だった。
元気会というのは「出版・デザイン・フォント・印刷他がらみ」の人たちのあつまりのようだ。

これを読んでくれているかがたも、ご一緒にいかがですか?

で、
杏橋さんとは「日本語の文字と組版を考える会」で、しりあった。
「日本語の文字と組版を考える会」というのは、デザイナーの鈴木一誌さんが提起した
「ページネーションマニュアル」の紹介をきっかけに始まった、隔月の勉強会。
杏橋さんは、写研という写植のシステムやフォントを作っていた会社にいた人。
写研は、字游工房など今のデジタル・フォントデザインにまで、いろんな人材を輩出してる。

杏橋さんからは、秀英明朝体(デザイナー杉浦康平が好んだことで有名、と聞いた)を
活版製作所から買ってきた、って話が特に印象に残っている。
その後、写研が、秀英明朝を写植にしている。

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元気会第43回勉強会&親睦会のお知らせです。
勉強会
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テーマ: 出版のいまとこれからを展望
講 師: 沢辺 均 氏(株式会社スタジオ・ポット/ポット出版:社長)
     ・ポット出版 http://www.pot.co.jp/company/
     ・版元ドットコム http://www.hanmoto.com/
日 時: 11月18日(水)18:30〜19:45
会 場: 千代田区飯田橋 2-18-2 日立キャピタル株式会社
 (集合は1Fロビーで18:20です。時間厳守でお願いします)
地 図: 
http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.41.43.522&el=139.45.17.334&la=1&fi=1&sc=3

概 要: 
精力的にユニークな出版をされ、151社の版元による、サイトでの本の販売、書誌情報提供や流通改善を追求する「版元ドットコム」の事務局をされておられる沢辺氏に、これからの夢あふれる出版を幅広く展望していただきます。
大変に貴重な講演です。ぜひ多数の方々のご参加をお待ちしています。

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親睦会
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日 時: 勉強会終了後
会 場: 千代田区三崎町2-13-7 海野ビル1階 全華園(台湾料理)
地 図: 
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.69729778&lon=139.75665889&ac=13101&az=56.2.13.7
      (水道橋駅近く、勉強会会場から徒歩7,8分)
電 話: 03-3264-1790
予 算: 4,000〜5,000

書影の書影としての利用OK運動、できないか

きっかけは、twitterの岡本くんのささやき。
確か、岡山あたりの図書館の研修の場で話題になったようだ。

図書館での書影利用許諾依頼を断る版元がいるようなつぶやきで、
僕は、いまどきそんなひどい版元がいるのか?って思った。

だって、
新聞や雑誌の書評に載っている書影の許諾ってほとんど依頼ないまま、だよ。
つまり、「自由に利用」してるってこと。
アマゾンがアフリエイトがらみで提供してる、いろんなブログでのアマゾン出自の書影に、
版元がクレームをつけたって話も聞かない。

それに比べて、図書館にだけ、許諾を求めたり、
求めてきたところで断ったりって実態があるなんて、。

そこで、ポットの次の新刊からは、カバーの折り返しのところに
「書影は自由に利用ください。写真・イラストだけの利用はご連絡ください」と
入れることにした。

でも実はこれも、社内のネオコンに実力行使+サボタージュにあった。
ほんとは、表4のバーコードの脇に入れたいって主張してたんだけど、
現場的な実力行使で折り返しのところにされていた。
(根は深いんだ、いろんな意味で)

10/21に、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん15」のインタビューのついでにきいたんだけど、
T社のHさんなんて、きっとダメって言うよ、だって。
Hさん、知ってるけど、う〜ん、不思議ないか?

図書館のチラシに本を紹介するときに書影を利用するのってなにが問題なんだ?

さてこれからだけど、
「書影の書影としての利用OK運動」できないかな?
やり方とか、もうちょっと考えてみようと思う。
なぜ「書影の書影としての利用OK」なのか、理由を書くのもバカらしい。
あったり前なんじゃないか?

ポット出版社長・沢辺均の日記-43[2009.10.14〜21]

ふ〜、あっという間だ、いつもいつも。

●2009.10.14水
スタジオ・ポットSDという兄弟会社の月例会議。
あとは思い出せない。

●2009.10.15木
午後からボイジャーへ。仲俣暁生さん、ボイジャーの萩野正昭さん、と
ウエブマガジン「航」の相談。
ポットサイトの、スタッフのものは勝手に利用OK、などと話す。

●2009.10.16金
午前ポット会議。ふん、新提案したんだど、反応悪い。
午後はboox(ブークス 1冊から送料無料のオンライン書店)へ、版元ドットコムのメンバーと。
夕方病院へ。
20時半ころ、Jstylebooks
の大久保さんのインタビュー。「談話室沢辺」掲載用。

●2009.10.17土
鉄・すずと代々木公園ドックランへ。
あとは本/録画映画/メシ。ぐだぐたした休日。
あいや、映像編集にちょいチャレンジ→失敗。

●2009.10.18日
起きたら熱っぽい。だいたい 37.0→37.5→38.3→37.3→36.7と変化。
夕方の国立国会図書館の「NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション」欠席のメールをだして、
ひたすらベットで過ごす。
おかげで1Q84とか、たっぷり本をよんだけどね。

●2009.10.19月
14時〜の「日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブル」に出席。
勉強になったな。
で、事務所に戻って、メールを観て、早めに帰ってベットへ。
少しだけ、ふらつくんでね。

●2009.10.20火
午前中、マンション管理組合理事会。
よく説教した日だ。
夕方、佳村萌さんが久々に、ひょっこり訪ねてきた。
個展やってて、その案内はがきを持ってきた。
夜、太郎次郎社エディタスの須田くん来てインタビュー。「談話室沢辺」用。
版元ドットコムになぜ、幹事社として参加したのか。
須田くんの個人史、出版社としてやりたいこととかを聞いた。
うん、おもしろいぞ。

●2009.10.21水
ひさびさにtwitterに復帰。
ジャパニーズブックダム計画で朗報。
11月アタマには、まとまった報告できるかもだ。
夕方、日本図書館協会の常世田さんに「ず・ぼん15」用のインタビュー。
図書館のコンサバ。「読書履歴の秘密を守る」「リクエスト批判」「図書館の無料の原則」「公共性」
について。
常世田さんとは、長話になってしまうんだな、なぜだ。
実はこのインタビューは2回目。前回あまりにも長時間、あれこれ飛びまくりでおしゃべりしてしまって、
記事にまとめるのは困難だったので、やりなおさせてもらったのだ。
最後に聞いた書影利用の許諾問題。図書館側でもあくまで許諾とるのが基本だそうだ。
新聞/雑誌の書評ではまったく許諾などとらずに使いあってる。
とんでもないな。なんとかしようよ、と常世田さんと。
終了後、キンドルがとどく。思ったより薄くて小さい。
でも英語版、なんだ。メンドーだな。

10/30げんきな図書館研修会で「出版をめぐる新しい動き」で話します

自分で理事もやってるNPOげんきな図書館の研修で、話させてもらいます。
「出版をめぐるあたらしい動き」
まだ何を話すか決めてないんですけど、スタッフ以外(他の図書館のスタッフ、図書館関係者以外、要はだれでも)
でも歓迎の研修ですから、よければおいでください。
例によって、帰りは飲み会、やるつもり(付き合ってくれる人がいればだけどね)。
ではでは
──────────────────────────────
出版をめぐる新しい動き

図書館で毎日本を扱っていても、出版については、知らない・わからないことばかりと気付きます。
そこで10月の研修は、『ず・ぼん』を出版しているポット出版社長であり、げんきな図書館副理事長の沢辺均さんに、どうやって本が作られ私たちの手元までくるのかという基本から、何を大切にして本を作っているのか、出版業界と図書館の発展的な関係は、さらにGoogleブックや再販制度など出版業界をめぐる新しい動きまで、幅広く話をしてもらいます。
この機会にぜひご参加ください。

日 時  10月30日(金) 18:30〜20:30
場 所  中野区男女共同参画センター 研修室
講 師  沢辺均さん(㈱スタジオポット代表取締役、NPO法人げんきな図書館副理事長)
参加費  500円
申込み  10月28日(水)までに電話かメールでお申し込みください。
       03−6662−5896(担当 磯村)
       info●genkina.or.jp
主 催  NPO法人げんきな図書館
      http://www.genkina.or.jp

NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション(第3回)に参加します。

国立国会図書館の「NDL情報提供サービスに関するグループディスカッション(第3回)」といのに
声をかけてもらった。

2009年10月18日(日) 17:00〜20:00頃

参加してきます。
メールでの依頼文、面白かったので、張っちゃいます。

──────────────────────────────
最初にお願いした時のメールにも書かせていただきましたが,NDL
の次期情報提供サービスは,国会図書館が現在提供している総合目
録データベース,PORTA, リサーチナビといった各種サービスが必ず
しも利用者本位にたったサービスとはいえないのではないかという
認識のもとに,利用者の利便性に配慮しつつ,それぞれのサービスが
シームレスに連携し,また外部のサービスとも連携して豊富な情報資
源を活用できるようにしたいと考えられています。
今回のグループディスカッションは,そのための利用者ニーズを
把握すること,また,現在利用者が使用している各種Webサービスや
図書館利用などの経験をもとに,このようなサービスがあれば面白
いのではないかというアイディアや,国会図書館の提供するWebサー
ビスに求めるものなどをお教えいただきたいと考えています。絶対
になくては困るというような「あたり前のサービス」だけではなく,
実現は困難だろうけれど「国会図書館のサービスとして何とかでき
ないものか」というサービスなど,いろいろなアイディアを語って
いただければありがたいと思います。今までに行われたディスカッ
ションでも,参加者からは「満遍なくサービスをするのではなく,
とんがったサービスも必要。たとえば….」といったような発言も
いただいています。
次期情報提供サービスに含めたい夢を一緒に考えていただき,何
を取り込んでいくことが望ましいかを考える参考にさせていただき
たいと考えています。
ご参加いただけるにあたり,国会図書館の提供する現在のサービ
スも見ておいていただき,その問題点や,国会図書館なのだから,
こういうサービスも必要なのではないかといった点を,少しお考え
の上,ご参加いただければ幸いです。

今回は,各種国会図書館のWebサービスに対するご不満,ご感想
などをいただくと同時に以下のようなテーマもと考えていますが,
今まで開催したディスカッションでも,設定したテーマを大きくは
ずれて話が展開することも多かったですので,あくまで目安程度に
考えておいていただければと思います。

・Webサービス世界の中での国会図書館情報提供サービスの位置づけ
・自分の発信する情報の情報源としてのNDL情報提供サービスの有効性
・国会図書館だから行うべきサービス,行う必要がないサービス
・新サービスで取り込むべきWeb2.0的サービスと,その有効性
・国会図書館の提供するPORTAに期待するもの
・その他

なお,国会図書館のサービスのうち,もしご覧になっていないもの
がありましたら,以下のサイトを少し見ておいていただければと思い
ます。

国立国会図書館Webサイト
http://www.ndl.go.jp
国立国会図書館図書総合目録
国会図書館の蔵書(納本図書館ですので,ほとんど全ての出版物の
検索が可能),雑誌記事索引(雑誌の記事を探すことが可能),
総合目録ネットワークシステム(一部の公共図書館の蔵書も検索
可能)など
http://www.ndl.go.jp/jp/data/opac.html
国立国会図書館 電子図書館
近代デジタルライブラリー,貴重書画像データベース,児童書デジ
タルライブラリー, インターネット情報選択的蓄積事業(WARP)
デジタルアーカイブポータル(PORTA)などへの入り口
http://www.ndl.go.jp/jp/data/endl.html
国立国会図書館 調べ方案内
リサーチ・ナビ, レファレンス協同データベースなど
http://www.ndl.go.jp/jp/data/search.html

ポット出版社長・沢辺均の日記-42[2009.10.07〜13]

え、もう7日間もためてしまった?

●2009.10.07水
午後S社へ、デザイン打ち合わせ
夕方に新宿ゴールデン街にある「汀(なぎさ)」という、渚よう子という人がやっているバーのカウンター修理の下見。飯島会長の付き合いで。
その後、神保町で、図書館総合展のフォーラムの打ち合わせ。
11/10火 第六会場13時〜14時半 「Googleブックサーチ・国会図書館蔵書デジタル化 デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
植村八潮さん(電機大学出版局長)、笹沼崇さん(ゆうき図書館副館長)、柳与志夫さん(国立国会図書館電子資料課長・元千代田図書館長)と、主催のネットアドバンス社のお三方と。
ははは、すでに激論。

●2009.10.08木
出版会議。
ジャパニーズブックダムのための資料を書いたりなんだり。パソコンに座ってた。

●2009.10.09金
午前中、ポット会議。
スタッフの人気をすこしでも回復しようと、会社のクレジットカードのポイントを交換した商品券を、
トランプ一発めくり勝負で分配。イチバンは2万円、二番は1万、三番5千円。ほかはずれ。
なんと自分で二番を引いてしまったので、社長賞として、敗者復活戦。
16時から、35ブックス会議で筑摩書房へ。
11月6日(金)に全社の本が取次搬入決定。
そのご、ジャパニーズブックダムの相談のために神保町へ。
うん、当面の作戦はきまった。帰りに中華屋で何人かと食事、とおしゃべり。

●2009.10.10土
6月にやったわが、バンド遊びのライブのビデオ編集が終わって、キーボーが届けに来てくれた。
その後、カメラマン・向殿政高くんの結婚パーティー。会費制1万5千円。
向殿自身がやってるバンドなんかのライブもあり、参加者の誕生日祝い、結婚祝いもおりまぜ、
参加者を楽しませる工夫があって、いい結婚パーティーだなー。
小久保が、パンダに扮装。
帰りにYAMAHAで楽譜をかってたとき、デジタル一眼をおとして、フィルターを割ってしまう。
留守中に娘の風実が遊びにきて、鉄とすずを代々木公園のドックランにつれてってくれた。
娘と土曜出勤の那須ゆかりさんと一緒に近くの飲み屋へ夕飯。
風実の生まれた頃のエピソードを初めて、風実に喋る。

●2009.10.11日
娘と、代々木公園ドックランに。鉄とすず。イッパイ走った。
スーパー買い物。ステーキを1枚(分け合うのです)に、総菜ちょっと、鍋一杯の蒸し野菜(にんじん、なす、レタス、椎茸、しめじ、舞茸、タマネギなどと豚肉)。食後にケーキ。
日曜出勤してた、小久保と上野も呼んで夕飯。

●2009.10.12月
午後、雑用を片付けに事務所。
娘帰り、おいらは、ゴールデン街「汀」のカウンター修理。まあ、80点かな。
車で迎えに来た飯島会長から、最近亡くなったゴールデン街の流し、マレンコフさん形見のギターを受け取る。
マーチンD-18VSだ。スゲー。裏面が少し割れていて、セロテープはってあるのが(笑)。
亡くなる前、最後に伴奏したのは、団鬼六さんが歌う東海林太郎の曲だそうだ。
オレが弾いて供養になるかどうか解らんけど、次のライブでは使おう。合掌。
夜、吉祥寺。バンド遊び仲間の木谷さんの、ヤマノドラム教室発表会。馬場さん木谷さんに、バラの花を一本ずつ。

●2009.10.13火
午後に均整(整体の一種)。他、細々作業。
今日は、「落語を観るならこのDVD」入稿の日。
那須部長、頭痛。担当は尹。高橋・大田も入ってやってるけど、なかなか終わらないようだ。
入稿メシで、紫金飯店のおかずを出前。米は早炊で。

ポット出版社長・沢辺均の日記-41[2009.10.05〜06]

●2009.10.05月
S社、デザインの打ち合わせ。
その直前、「溜め息に似た言葉」(岩松了)を利用した書店フェア提案をめぐって説教。
狙いのポイントがあいまいなんだな。
「溜め息に似た言葉」は、
脚本家+俳優の岩松了が/「名作」小説からセリフを一つ抜いて/そのセリフのなにがポイントかを書いた、もの。
もう一つは、それに若手の写真を一枚ずつくっつけた。
書店で、その「名作」に岩松了の抜いたセリフと、そのポイントをワンフレーズで、POPを作って、
「名作」自体を売ってもらえないか、というのがフェアの狙い。
でその横に、この「溜め息に似た言葉」も、、、、。
なのに、肝心のPOPの見本がない、とか、いろいろ。

●2009.10.06火
昼飯を食いながら、佐藤と打ち合わせ。
もどって、取材を受ける。
夕方はNext-Lの原田さん、田辺さんが来て、取材+ビデオ。
その後、均整(整体の一種)。
当社会長・飯島洋一と、均整の合間に雑談。
飯島は、井筒和幸監督の新作「ヒーローショー」に出演していて、
井筒監督の演技指導の厳しさの話がおもしろい。
映ってないところの人にまで、本気で演技させるとか、、。
図書館大会で原田さんたちが発表するときのネタだそうだ。
夜は、社内に出した課題についての「解答」を書く。(課題はマエの日誌に書いた)
↓は私が書いたものです。
──────────────────────────────
●炭素と溜め息のシナノの印刷請求をみて、四六版で192ページと同じなので、
なぜ費用が2倍以上の開きがあるのか、を箇条書きでかけ。
・プリントは各自の机に置く
・参加は自由/提出後参加者には解説をします
・箇条下記には、その数字的な根拠を示せ

沢辺の解答(請求書では399000溜め息が高い、下記計算合計は390006)
○本文、炭素はモノクロ、溜め息はオール4色だから
 ・色校の有無 0円/96000円 溜め息が96000高
 ・刷版 (1/1×3)=6版/(4/4×3)=24
     単価はかわらず2500円
     額で、15000円/60000円で 溜め息が45000高
 ・印刷 (1/1×3)2000s=6版/(4/4×3)2000s=24
     単価は 5000円/5500円
     額で、30000円/132000円で 溜め息102000の差

○カバーとオビ、炭素は付け合わせ、溜め息は別刷のため製版+印刷+ニス、が費用の上乗せ(用紙別)
 ・製版代(色校含む) 2×8000=16000/2×5000+2×4500=19000 溜め息が3000高
 ・刷版印刷(四六半裁3面1334s/? 1000s) 2×7000=14000/2×7000+2×7000=28000 溜め息が14000高
 ・ニス引き 1334×15=20010/1×7000+1×7000=14000 炭素が6010高

○表紙の刷版印刷、理由は解らんけど、溜め息の単価が1000円高

○表紙をニス引きにして、溜め息7000円高

○製本が、並製/上製で 2000×24.45=48900/2000×61.35=122700 溜め息73800高

○配本料 理由不明で、25000/20000 炭素の5000高

○用紙類
 ・本文 使用枚数が1色/4色で、予備の紙に差がある 6750/7500
  キロ単価 130/160 
  で62775/90000 溜め息27225高
 ・カバー+オビの付け合わせのため(単価はほとんど変わらず)
  紙 800枚/700+700枚 金額 47080/40810+28721=69531 溜め息が22451高
 ・上製のため、ボール紙が溜め息に必要 0/150×63.3=9540 溜め息が9540高
──────────────────────────────

10.19日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブルに参加

パネリストの一員として参加します。

よろしければ、参加しませんか?

ココから────────────────────
日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブルⅠ

ミュージアム(Museum)・図書館(Library)・文書館(Archive)の連携が世界的に注目されています。そこでその各分野のエキスパートをお招きし、MLA連携提唱の背景から、各施設の共通の課題、連携のメリット、今後の具体的な取り組みの方向等について公開討論会を開催し、近年重要度の増しているMLA連携について考える機会とします。
関係者、関心をお持ちの方のご参加を期待します。ぜひ積極的に御参加ください。

日時: 2009年10月19日(月) 14:00〜18:00
場所: 鹿島建設㈱KIビル多目的ホール
主催: 特定非営利活動法人 知的資源イニシアティブ(IRI)
形式: 有識者による公開討論会
趣旨:
MLA(ミュージアム、図書館、文書館)連携が世界的な話題になっているが、その実態は、というと不明な部分が多い。理念的には連携は望ましいが、では実際にどのような局面で協働が可能か、まだ具体的な議論はほとんどなされていない。また、もともとひとつの施設だった大英博物館と英国図書館の例が示すように、文化を支える共通基盤の上で考えられている欧米と比べて、近代になってからの「輸入品」として別々に成立している日本のMLAの特殊性もある。MLA共通の課題と独自性、それを取り巻く経済的・社会的環境要因、情報・文化政策等における諸問題を、関係者が一堂に集まって論議・摘出することにより、今後の日本におけるMLA連携の具体的取り組みの足がかりにしていくことを目的とする。

パネリスト:
岡島尚志 (東京国立近代美術館フィルムセンター主幹)
金容媛 (駿河台大学メディア情報学部教授)
栗原祐司 (文化庁文化財部美術学芸課長)
小出いずみ(渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター長)
後藤和子 (埼玉大学経済学部教授)
佐々木秀彦(東京都美術館施設活用担当係長)
高山正也 (国立公文書館長)
常世田良 (日本図書館協会理事・事務局次長)
豊田高広 (静岡市立御幸町図書館長)
保坂裕興 (学習院大学人文科学研究科教授)
水嶋英治 (常磐大学コミュニティ振興学部教授)
水谷長志 (東京国立近代美術館企画課情報資料室長)
柳与志夫 (国立国会図書館電子資料課長:司会)
行吉正一 (東京都江戸東京博物館都市歴史研究室学芸員)
沢辺 均(ポット出版/「ず・ぼん 図書館とメディアの本」編集委員)

パネリストの周りにギャラリー席を設けます。
(参加費は無料です。)
申し込みは不要ですので、直接会場にお越しください。

ポット出版社長・沢辺均の日記-40[2009.10.01〜04]

●2009.10.01木
昼から出版会議
夜、新宿ゴールデン街劇場で、武田浩介の落語ライブ、前半を見てから、竹田青嗣さんと打ち合わせ。
「竹田ライブ」を来年2月にやるのだ。完全に遊んでるね(笑)。
ほかにも、「談話室沢辺」でのインタビューのお願いと、新企画。
新企画は来年には実現したい。

●2009.10.02金
年に一度のビラセレーナ祭り
あいにくの雨。ちょっぴり萎える。
がそれなりに盛況。
17時に終了して、ただちに、飲み会。
「チラシを見て来ました」というフランス人(夫)と日本人(妻)夫妻が、向かいのマンションから参加。
折り畳んだチラシをポケットからとりだしたときには、嬉しかったな。
チラシってものに、力があるのだ、今も。
途中で、4階シンク・ビットの若者がギターを弾けるってんで、
自慢のギブソンJ45を持ち出す。若者はビートルズ。私も、スタンドバイミーなどをヤラセてもらいました。
ハモニカで一緒にやったり。

●2009.10.03土
夕方、ちょっと根回し+相談ごとで出かけました。

●2009.10.04日
昼前に、鉄とすすと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰りに千駄ヶ谷小学校横のフレッシュネスバーガーでメシくって、
バンドの練習に。
「タイムマシンにお願い」を録音しようぜ、ってことで、パートごとに取り分けたりとか。
うん、なかなか楽しい。

ポット出版社長・沢辺均の日記-39[2009.09.28〜30]

ついに9連休終了。

●2009.09.28月
 スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
 早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
 なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
 開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
 事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。
というのの続き。
今日は手帳にスケジュールなにもなし。
片っ端から雑用片付け。
請求書書いたり、スタッフ五十音名簿つくったり、ビラセレーナ祭の連絡したり、ず・ぼん15の準備したり、
説教したり、、、、。
で、19時過ぎに退社。
23時ころ眠ったんだけど、夜中に目が覚めたり、、、。

●2009.09.29火
午前中、このマンションの管理組合総会。理事しか出席せず。
ほかの理事は嘆くけど、おいらは「いいんじゃないの?」って感じ。
だって、いやいや出席したってしょうがない。複数議決権持ってる理事も結構いて、8/25は実際に出席。
他に委任状はほとんど届いてるんだし。また、みんなの関心のあるテーマなら出て来ると思う。
「本の現場」をボイジャーで、ドットブックにして販売するために、ドットブック化の作業が始まってる。
山田が中心、ボイジャーとの窓口は大田。山田が日誌技術的なこと書いてます
夜は、げんきな図書館の理事会。
代々木図書館の人員体制を議論。
あいかわらず、「声」の大きなオレ。

●2009.09.30水
今日もスケジュールなしで、事務所で作業。
なんだけど、なんと50分も遅刻。これじゃスタッフの遅刻をしかれないか?
いや、自分のことを少し棚上げにしないと、そもそも何も言えなくなる、、、、。
でも棚上げすることと、しないことのバランスがむずかしい。
読売新聞に「国会図書館の本、ネット配信へ」の記事
この間人任せにしていたジャパニーズブックダムのことで半日くらいバタバタ。
連絡のメールや電話、それからちょっと新しい進め方のための原稿書くとか。
デザイナー、出版チームに、本の制作費(主に印刷代部分)の考え方を説教。
いいもんにすることと、コストを落とすことの両面を見ろ、と。
「こんな紙にした〜い」って夢みたいな言い方で考えるんじゃなくて、
「こんな紙にしたいから、●万円よけいに使いたい」って言い方で考えろ、って。
ついでに、9月発行の本、「低炭素革命と地球の未来」と「溜息に似た言葉」の
シナノ印刷の請求書2つを見比べる「課題」をメールでスタッフみんなに出す。
────────────────────
ポットのみなさま

お勉強の課題です。
●炭素と溜め息のシナノの印刷請求をみて、四六版で192ページと同じなので、
なぜ費用が2倍以上の開きがあるのか、を箇条書きでかけ。
・プリントは各自の机に置く
・参加は自由/提出後参加者には解説をします
・箇条下記には、その数字的な根拠を示せ
(例)──────────
○本文、炭素はモノクロ、溜め息はオール4色だから
 ・色校の有無 0円/96000円
 ・刷版 (1/1×3)=6版/(4/4×3)=24
     単価はかわらず2500円
     額で、15000円/60000円で45000の差
 ・印刷 (1/1×3)2000s=6版/(4/4×3)2000s=24
     単価は 5000円/5500円
     額で、30000円/132000円で102000の差
──────────
・閉め切り10/5月13時 沢辺まで
────────────────────
これ、課題提出は自由、ってことのした。
結局勉強するのって、その気がないヤツに無理矢理させてもしょうがない、と思う今日この頃。
小中高校生は別だけど。まして、給料払ってる時間なんだからな。
その気のないやつは見捨てていくのがいいんじゃないか?
こんな考えは語研・高島さんに批判されそうだけど、ね。
さらにさらに、版元ドットコムの新サービス企画までメール提案したぞ、。
よく書いた一日でした。

2009.10.02 第3回ビラセレーナ祭

ポットの事務所はビラセレーナというマンションの一室にあるんです。
まあ、マンションカンパニーと「蔑まれる」ってやつです。
理由はいろいろあるんですけどね。見栄はると。

で、そこのマンションで一年に一度、「お祭り」をやってるんです。
近所を通りかかったら、のぞいてみてください。
パーティーという名の飲み会も、どうぞ参加自由ですから。

ビラセレーナ祭りビラセレーナ祭り

入り口に貼った「ビラセレーナ祭り」のポスター

●日時
2009年10月2日(金)11時30〜17時フリーマーケットを予定
17時〜20時 持ち寄りパーティー
●場所
ビラセレーナ2階エントランス
●内容
・フリーマーケット
 家庭内不用品/事業所内特売品などを販売 事前申し込み
・パーティ
 食べ物+飲み物、持ち寄りで懇親を
●主催
ビラセレーナ管理組合(理事長・伊藤)
お問い合わせ 303号 スタジオ・ポット 沢辺まで
kin(a)pot.co.jp  03-3478-1774

ポット出版社長・沢辺均の日記-38[2009.09.24〜(28)]

日記、休日・シルバーウィーク編の第二弾。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引けるのは、相変わらずです。

●2009.09.24木
午後から、出社して、「わたしの戦後出版史」の書評を書く。
小久保/尹/佐藤/大田が出社していた。
グダグダしながら原稿を書く。

●2009.09.25金
午前中、事務所に出て、那須部長の添削を受けて書評原稿を仕上げ送信。
そのあと、何してたんだっけ? 忘れてしまうった。
たぶん、鉄とすずと代々木公園にいったんだけどな?
あ、追加で思い出した。
ドックランの帰りに、
代々木図書館へ行って、『オックスフォード・サイエンス・ガイド』(築地書館)を借りにいったのだった。
25,200円という値段だったから、久しぶりに図書館で本を借りたのだ。

●2009.09.26土
グダグダして、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックラン。
風呂に入ってから、智砂ちゃんと一緒に芝居をしてて、今も芝居の製作をやっている、
中村文ちゃん製作の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ2009 今回は “スペシャル”」を見に行く。
世田谷パブリックシアター。ちょっと早めに行って三軒茶屋をぶらつく。
連休中、ほとんど毎日ドックランに行ってて、早歩きを心がけたんのが原因だと思うんだけど、
足が思いし、すぐ疲れる。
ライブ、ああいう世田谷パブリックシアターのような「高級劇場」でかしこまってみるんじゃなくて、
飲み屋のステージみたいなところでやれば、もっといいんじゃないか?
終わって下北沢のzaji。文ちゃんと友達と4人で1時すぎまで。

●2009.09.27日
午後イチ、おいらのバンドごっこのライブ「勝手にしやがれ 5」のビデオ編集の打ち合わせ。
撮影隊、キーボーと。ずいぶん時間がたってしまったのだけど、しっかり仕上げるのだ。
夕方に、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰ってきて、風呂に入って東急ハンズへ行く。
8階から、一通り売り場を見て歩く。好きなんだな、こういうの。
帰ってきて、カツ皿つくって夕飯。
スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。

ポット出版社長・沢辺均の日記-37[2009.09.19〜23]

日記、休日・シルバーウィーク編だ。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引ける。

●2009.09.19土
午後遅めに、鉄とすずと、ドックラン・代々木公園。
来年のライブにむけて、ギターのかっこいい曲を仕入れている。
書くのもはずかしいけど、ジャニス・ジョプリンの「move over」。
ちょっと簡単そうで、ギターがかっこいいんでね。
それに、ふるい曲だけど、日本の歌い手さんにもカバーされてるし。
早速耳コピーに挑戦したんだけど、ヤッパtab(タブ)譜があるほうが、ヒントがあってやりやすろう、
と思って。新宿の楽器屋で、ジャニスの譜面集を買ってきた。アッチ製で3,800円。
オジンの趣味、金に糸目を付けないのだ。

●2009.09.20日
午後イチに、6月にやったライブのビデオ編集を頼んでいた、キーボーが、
その作業をするためにくる予定だったんだけど、
自宅でやる、という連絡があって、この日は流れ。
夕方、鉄とすずと、代々木公園ドックランへ。
ジャニスのmove overを、BOOSのMICRO BR という手のひらサイズのマルチトラック・レコーダーに、
mp3ファイルにしてコピー。
このMICRO BRだと、キーを高くしたり低したり、キーを変えずにスピードを遅くしたりできる。
なので、スピード50%にして、ギターを会わせる。50%だぜ。
それでも、耳コピーできなかったり、ついていけない。嘆かわしい。

●2009.09.21月
バンド仲間で、左翼時代からつづく数少ない友人の本多くんが我が家に来る。
二人でギターの練習をしようというのだ。
3時にくることになっていたんだけど、結局4時マエに登場。
「あいかわらずいいかげんだな」と智砂ちゅんにつぶやいたら「織り込み済みでしょ」と言われる。
なんと、ボーカルの佐藤と二人で登場。
レッドチェッペリンの「天国への階段」を練習。生ギターで。
本多くんはこの曲にまえからご執心。
死んだベースの谷のこともあって「天国への階段」か。
谷がこの曲をギターで弾きこなしていたので、教えてもらってもいたらしい。

●2009.09.22火
午後から我が家が均整治療室。沢辺→会長の飯島→松沢呉一さん→スタッフの尹。
松沢さんに、先日のでるべんのレジュメに松沢さんのアマゾン分析を利用させてもらったので、
お礼にメシをおごる。
出社していた高橋と松沢さんと3人で、近くの香港ロジへ。
近くに座っていた女の人が「松沢さんですよね」と。
香川のレズビアン・ゲイ映画祭をやっているとのこと。
すぐ近くにあるミニシアターでアジアクィア映画際があって、それを見に来た帰りだとか。
ついついおしゃべりをしてしまうのだけど、
新宿の中国語勉強会があるので、松沢さんが早めに引き上げた。
鉄とすずと智砂ちゃんと深夜の散歩。絵画館の周りをグルーと一回りして帰ってきた。

●2009.09.23水
午後に、鉄すずと一緒に代々木公園。片道だいたい2.5キロで、往復5キロ。
夕方に、久しぶりにヨドバシカメラを上から一階ずつ回る。
家用の蛍光灯電球、MAC売り場、そしてカメラ売り場など、一回り。
買ったもの、蛍光灯電球2つ(スタンド用、自宅用)、自分のデジカメDX100のレンズカバー(DX200用で外差内でもONできるタイプのやつ)、7インチの2つ目のディスプレイ(FTD-W71USB)とUSBハブ。
帰って夕飯を喰いながら、白州次郎のNHKドラマの3回目を見る。
ちょっと一人だけかっこ良すぎないか?白州次郎。
メールを開いたら、小柳さんから「25日の昼12時に間に合わないと落ちます」というメール。
慌てて徹夜で書こうと思って事務所へ。よくよく見たら、木曜でなく、金曜。一日間違えていた。
コレ幸いに、ディスプレイをセットしたり、この日記を書いて、書くのは明日にした。

無印ニッポン 中公新書 堤清二・三浦展
新参者 講談社 東野圭吾

ポット出版社長・沢辺均の日記-36[2009.09.18]

●2009.09.18金
午前中、ポット会議。30分で終わる。その後掃除大会。オレは、マニュアルだなを整理。
今日は雑用を片付けていった。おかげで、懸案もいくつか終了。
あ、まだ残ってた。
よるメシ。佐藤と香港ロジという近所の中華屋へ。
マンゴープリンがサービスで出てきた。
それと、すずは、今日下痢。
ときどき事務所の床に犬のゲリピーがあるのって、まずいな、。
伏見さんの公式ブログに、「低炭素革命と地球の未来」の感想が載っていて、その隣に、
アマゾンへのリンクがあったので押してみたら、なんと、

通常1~2か月以内に発送します、

だと。その時点で順位は232,566位だけど、経過をみたら
9月13日 16:10 4655
9月17日 4:08 6759
まであがってた。
慌てて、最近の新刊からチェックしてたら、

羯諦 通常1~2か月以内に発送します。 232,566位
低炭素革命と地球の未来 通常1~2か月以内に発送します。 15,654位
溜息に似た言葉 通常1~2か月以内に発送します。 96,883位
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 通常1~2か月以内に発送します。 10,882位
本の現場 通常1~2か月以内に発送します。 10,041位
エロスの原風景 在庫あり。 94,434位
中井正一伝説 在庫あり。485,273位
懺悔録 在庫あり。 321,055位
図書館という軌跡 在庫あり。 326,219位
ず・ぼん 図書館とメディアの本 (14) 在庫あり。 2点在庫あり。 369,945位
だった。
ミーティング中の尹に電話したら、水曜あたりに大阪屋に電話して補充してもらっていたらしい。
出版チームは月例ミーティング。
当初は、月に一回くらい、シャチョーのいないところで、各チームでランチ食べながらゆるい意見交換
って趣旨で始めたのだが、出版チームは毎月飲み屋へ行っている。3000円まで会社負担、を利用して、
上回った額を出し合って。(那須ゆかりが、私が出してると豪語してたけど、ホントか?)
今日もカムジャタン屋に行ってるらしい。大田のtwiteerで判明。
ちゃっかり、システムを活用、だな、こいつら。

明日からポットは9連休。途中で出社するやつもいそうだけど、
それでも、9連休にしてあることで、多く休めそうだ。
あ、一応書いとくけど、24木/25金は、みんなで有給休暇をトルってルールで、
有給休暇以外に休日扱いにしてる訳じゃありません。
オレはどうするかまったく決めてない。
d/SIGNの書評4800字を書くって約束をしっかり連休中の仕事にするってことで、
サボってしまった。

ポット出版社長・沢辺均の日記-34[2009.09.11-09.17]

また、ほぼ一週間たまる、、、、。

●2009.09.11金
午前中、久しぶりにポット会議を中止して、横浜のE社へ。
社史のデザインと編集/制作進行の仕事。
役員、部長さんたちとの顔あわせだな、。
帰り、上野に今半・ステーキ膳をたかられる。小遣いがまた減った。
ポットに戻って、スケジュール手帳の移行作業。
それを覗いた那須が苦笑い、なぜだ。

●2009.09.12土
午前中、薬をもらいに病院。
帰ってきて、鉄とすずをつれてドックラン。
最近土日はのんびりできている、。

●2009.09.13日
久しぶりにバンド仲間とスタジオへ。
サウンドタワープレミアムが、値段と広さと設備の具合がいいんで気に入ってる。
14時から一時間は個人レッスン。ギターの青ちゃんも来て、
ギターを教えてもらったり、ふたりでじゃかじゃかやったり、。
ミナちゃんも来た。
15時から全員集合で、「タイムマシンにお願い」を録音。
はじめに全員で。そのあと、全員でやった録音と「ちっ、ちっ、」ってリズムを刻む機会音を
ヘッドホンで聴きながら、ひとりひとり楽器引いたり、歌ったり。
途中で、DTM(旧式)がこわれて、ご破算。
かえりに、居酒屋「土風炉」で飲む。次回は10月4日(日曜日)。
6月のライブのビデオ編集の催促をされる。

●2009.09.14月
午前10時20分、米沢嘉博記念図書館に、森川さんを訪ねて取材。
「ず・ぼん」15号のためだ。
米沢さんという人、スゴいな。
住んでる家が本でいっぱいになったら引っ越して、マエの家はそのまま本の倉庫にしていたらしい。

●2009.09.15火
14時に横芝光図書館につくために11時過ぎに出発。
これも「ず・ぼん」15号の取材。各所にあるテーマ展示が面白い。
インフルエンザ、防災、とか10箇所くらいあったんじゃないかな。
花も飾ってる。地元の生け花クラブの人たちが、ただで飾ってくれている。

●2009.09.16水
昼飯を千駄ヶ谷のイタめし屋で。
Nex-Lの田辺くんと日高と。書評サイトの企画も具体化の第一歩へ。
夜の版元ドットコム組合員会議のマエに、矢野さんがきて
新刊デザインの打ち合わせ。
それから版元ドットコム。今日の司会は「天敵」第三書館の北川さん。
途中で、僕らの対立を心配した第三書館木瀬さんが心配して、割って入ってくれる。
それから、近所の中華屋に飲みに行く。
はじめて会議に来た鮎川女史のとなりに陣取り、説教たれ。

●2009.09.17木
出版会議・月例版(つまり営業外注の木下氏プラスの出版会議ということ)。
8月は、なんと新刊を出せなかったが(こら、那須部長)、注文は結構いい。
アマゾンでも。
15時に国会図書館へ。入り口で小学館・岩本さんを見かけるが、
声をかけ損ねて中へ。田中さんが、説明役の一員に。
説明のあとの質疑時間で「館長から、とくに途中で質疑をうちきるな、どんなに時間がかかっても、すべてこたえるように」的な指示があった(笑)と司会者。
スキャニングしかしない、OCRはかけられない、と長尾館長が言っていた根拠は、
関係者協議会での合意だったというのがはじめて分かった。文書もあった。
この協議会メンバーの名前が(個人情報の問題だと思うが)公開できないって、ことに、
ちょっとだけ注文をつける質問。
それぞれ了解をとって後日公開するそうだ。サイトを見ておこう。
それから、スキャニングデータを当該出版社が商売のために利用することもOKだと。
その場合、利益の3%が目安。
夜、ポットで発行した、「GIRL’S ONLY」伊藤さんのマンガの電子配信で、
祥伝社との交渉の話を出版スタッフと。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
読了。うん、すげーいい。
「ヴィトゲンシュタインが、言語ゲームのアイディアを通じて言いたかったのは、
この世界の意味や価値は、権力などによらなくても、
人々のふるまいの一致によって、ちゃんと支えられているということだ。」P178
これって、竹田青嗣さん解説の現象学のおいらの理解、とおんなじ、。
人々が「そりょあそうだ」と合意できることは、ひとまず正しいものとしていい、
ってなことと同じだよな、って思った。

国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の資料

「国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会」に行ってきました。
資料をpdfにしてアップしておきますね。

国立国会図書館デジタル化説明会資料

ポット出版社長・沢辺均の日記-33[2009.09.05-09.10]

●2009.09.05土
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.06日
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.07月
午後、出版倉庫会社のIさん来る。
請求書の返品手数料に、返品のまま未改装の本の総数をいれてきたり、
返品のタイトル間違えがあって、詫びの電話すらないので、オレが怒って呼びつけた。
ついでに9月末の棚卸しの段取りを相談。作業の簡略化を提案。
夕方、メールでH社プレゼンに落ちたという連絡。
最後の2社に残って、結果通知が一日遅れたけど、ダメだった。
夜は、人間学アカデミー8期の総括会議。6万くらいの赤字だった。
ウエブサイトの作り直しの費用30万ちょっとが厳しかったな。
主宰の小浜逸郎さん、PHP新書編集部の安達さん、林さん、そしてポットの尹と飲み会。
この日は、どうも小浜さんに議論を「吹っかけ」た、オレ。
でも、楽しい議論だった。
同じ時間に、「羯諦(ぎゃーてい)」山中学 写真集チームは、麹町近くの四谷で
山中さんニューヨーク出発壮行会。ニューヨークのギャラリーで、写真を山中さんがひらくのだ。
本も売ってくれる。時間が早く終われば合流しようとおもってたけど、
小浜さんとの議論に夢中になっておわったのが11時すぎ。すでにあっちも解散目前。
おとなしく帰る。

●2009.09.08火
午後「電子新聞」のインタビュー。版元ドットコムや、電子書籍や、データベースのことなんかを聞かれる。
夜は「でるべん」の勉強会。午後レジュメを一生懸命に書いて、ぎりぎりセーフ。
ついったーで、津田っ(実況中継ってことでいいのかな?)てくれてました。
ハッシュタグは、#deruben で話の経過がかいま見れます。
津田ってくれたみなさん、ありがとう。存分にはなせました。
いや、「出版界は激変のときだから、いろいろできて、今がサイコーに楽しいぞ。一緒にやろうぜ」と
アジった。久しぶりだ。
ちなみに、おいらのtwitterアドレス(っていうのかい?)は、http://twitter.com/sawabekin です。

●2009.09.09水
午後、スタジオ・ポットSD(ウエブサイトやデータベースなどの兄弟会社・社長日高崇/常務石塚昭夫)の会議。
こちらの役員でもあるし、月給5万もらってるんでね。
夕方には、ネットアドバンスの田中さん松下さんが来る。
11月の図書館総合展、ネットアドバンス主催のセミナーのパネラーをやらせてもらうことになって、
その挨拶にわざわざ来社。業界話にも及んで、1時間半もおしゃべり。
「Googleブックサーチ・国立国会図書館所蔵書デジタル化!!
デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
司会進行が植村八潮(東京電機大学出版部)さん
パネラーは他に、笹沼崇(ゆうき図書館)さん/柳与志夫(国立国会図書館)さん。
11月10日(火)13時〜14時半
どうぞご来場を、みなさま。
そして、夜は「ず・ぼん」編集会議+編集委員座談会。
「図書館のコンサバ(仮)」として、リクエスト/貸し出し記録の利用/公共という意味/無料の原則などを議論。
めずらしく(笑)スタートしたんだけど、無料の原則ではやっぱり激突だ。

●2009.09.10木
出版会議。でるべん勉強会での話は、社内向けにはポット出版の今後の方針を話したつもり。
編集強化/効率化/電子本の同時発売/時限再販、などを、こなかったヤツのために話したり、
売れ点とその原因究明から、ギャクにパブをどうするかなどをアマゾンと重ねて。
夕方代々木図書館(本日館内整理日で休館+全スタッフの出勤日)へ。
「代々木図書館新聞」の企画打ち合わせ。
夜、P社来る。社史制作+デザインの仕事依頼と、急遽明日のオールスタッフ会議のこと。
合間に、「ビラセレーナ祭」(ポットのあるマンションの管理組合のお祭り)のチラシや告知など。
娘とちょっと深いメール。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
うん、橋爪さんはヴィトゲンシュタインの抱えた困難に、自身の困難を重ねたのかな?
などと思う。