.book(ドットブック)版 図書館とメディアの本 【電子書籍版】ず・ぼん15 完全版 横芝光町立図書館/米沢嘉博記念図書館/Enju

発行:ポット出版
ず・ぼん編集委員会 編
希望小売価格:950円 + 税 (この商品は非再販商品です)
ISBN978-4-7808-5004-8 C0000
電子書籍
[2010年02月刊行]

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●発行・バージョン
・2010年2月6日 .book(ドットブック)版 Ver.1.1

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●2009年11月に発行した紙版の『ず・ぼん15』はこちら

内容紹介

国立国会図書館が蔵書のデジタル化に本格的に取り組み始め、図書館の現場もまた、インターネットをどう活用していくかが問われています。
図書館は硬直せず、新しい在り方にどうチャレンジしていけるのか。「図書館のこれから」を考えるきっかけとなる現場の声をひろってきました。

『ず・ぼん』15号では、インターネットを活用したサービスで2007年ライブラリー・オブ・ザ・イヤーの優秀賞を受賞した「横芝光町立図書館」を訪ね、そのサービスを牽引してきた坂本成生さんへインタビューを行ないました。取り組みの背景にある、坂本さんの「思想」が見えてきます。

オープンタイプの図書館管理システム「Enju」を開発したProject Next-Lメンバーによる座談会では、プロジェクトの成り立ちから、「Enju」をどう図書館で活用できるのかを詳細に話してもらいました。

今年2009年10月31日に開館した米沢嘉博記念図書館の現場取材リポートでは、明治大学が構想する「東京国際マンガ図書館」にも触れられています。

ず・ぼん編集委員会による座談会「図書館のコンサバ」では、「読書履歴の秘密を守る」「リクエスト批判」「図書館の無料の原則」「公共性」の4つのキーワードから、図書館の原則を問い直しました。また、同テーマで、日本図書館協会の理事である常世田良さんにもインタビューを試みました。

「流動する図書館員」では、いくつもの図書館を経験されてきた非常勤職員の5人の方に集まってもらい、図書館を流動する利点・難点を聞いています。

目次

数字で見る図書館②
公共図書館1986-2007年
図書館数/蔵書冊数/貸出冊数/資料費

ネット利用で評価される
横芝光町立図書館の現場
インタビュー◎坂本成生[横芝光町立図書館]

オープン前の
米沢嘉博記念図書館に行ってきた
インタビュー◎森川嘉一郎[明治大学マンガ図書館準備委員]

「Enju」は、図書館システムの
未来を変えていけるか
座談会◎図書館管理システム開発「Project Next-L」
(原田隆史、田辺浩介、江草由佳、高久雅生、林 賢紀、笹沼 崇)

●図書館のコンサバ
ゆらいでないか、常識の「原則」
──もう一度問い直す、図書館の原則
座談会◎ず・ぼん編集委員会

グランドデザインが必要だ
インタビュー◎常世田 良[日本図書館協会]

●流動する図書館員
流動することの利点・難点
非常勤職員5人による座談会

流動する図書館員は、新時代の図書館員であるのか
文◎小形 亮

今、アメリカの図書館でライブラリアンと
呼ばれる職業が絶滅しつつある
文◎石松久幸
(「出版ニュース」記事転載)

続々・都立図書館はどこまで
後退するのか
文◎手嶋孝典

出版をめぐる現状と未来
──ポット出版の取り組みとジャパニーズ・ブックダムの夢
話◎沢辺均

編集後記
『ず・ぼん』バックナンバー