2008-01-17
シングルマザーの女優
フランスで大人気の女優・リュディヴィーヌ=サニエさんといえば、2005年公開の映画『情痴/アヴァンチュール』で共演したイケメン俳優のニコラ=デュヴォシェルさんと知り合い、二人は恋に落ち、恋人関係になりました。パリ在住の頃、映画館で『情痴』の舞台挨拶に私は居合わせ、リュディヴィーヌとニコラを目の前で見ました(最前列のど真ん中に座っていたので)。リュディヴィーヌはマイクを持つと天使のように愛らしい笑顔をふりまき、観客を魅了しました。
俳優&女優カップルの間には娘さんが誕生しました。私がパリに滞在していた頃はラブラブだった二人ですが、何があったのか、今では別れてしまったそうです。リュディヴィーヌは女優業を立派にこなしながら、シングルマザーとして娘を養育しています。彼女はフランスの月刊『PLAYBOY』2008年1月号でモデルをしたそうです。
2008-01-10
女の見果てぬ夢を鮮やかに描き出す映画『エンジェル』 フランソワ=オゾン監督の意欲作
『オーマイニュース』に次のような記事を執筆しましたので、転載いたします。
主題:女の見果てぬ夢を鮮やかに描き出す映画『エンジェル』
副題:フランソワ=オゾンの意欲作
【本文】
新作をコンスタントに撮り続けるフランスの代表的な映画監督フランソワ=オゾン……。「若き才人」と人は呼ぶ。彼の天才的な手腕の1つが女優を生かす技術だ。彼の手にかかると、女優は開花し、化ける。
女優として、低迷していたシャーロット=ランプリングを、2001年には映画『まぼろし』の主演女優に抜擢(ばってき)し、自殺した亡き夫の残映を追い求める妻の役で、極めて繊細な演技を披露し、批評家から高い評価を得た。ランプリングはこれを機に女優として復活を果たす。2000年には映画『焼け石に水』に、当時21歳の清純派女優リュディヴィンヌ=サニエを抜擢し、彼女の裸体とセックス・シーンを披露して波紋を呼んだ。 続きを読む…