.book(ドットブック)版 【電子書籍版】本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか

発行:ポット出版
永江 朗 著
希望小売価格:950円 + 税 (この商品は非再販商品です)
ISBN978-4-7808-5001-7 C0000
電子書籍
[2010年01月刊行]

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●発行・バージョン
・2010年1月15日 .book(ドットブック)版 Ver.1.1

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●2009年7月に発行した紙版の『本の現場』はこちら

内容紹介

本書は、『図書館の学校』( NPO図書館の学校)で2005年から2007年にかけて連載された原稿を主軸にした、「本が生み出される現場」「本が読まれている現場」の記録である。
この30年で出版点数は4倍になったが、いっぽう1点あたりの販売金額は半分になった。
なぜこんなことが起こったのか。理由を知りたい。
それが取材をはじめるきっかけだったと著者永江朗氏は言う。
この5年間で、「本が生み出される現場」は大きく変化しはじめている。
自費出版ブーム、ケータイ小説の爆発的売れ行き、ライターや編プロが置かれるますます厳しい現状。
一方「本が読まれている現場」はどうか。
変わりつつあるのか。
「読書ばなれ」は本当か。
新書ブーム、ベストセラーはだれが読んでいるのか、などなど。
変遷する「本の現場」から何が見えてくるのか。何を見るのか。
巻末には、本のディレクションを生業とする幅允孝さん(BACH)へのインタビュー、編集部による永江朗氏へのインタビューを収録した。

目次

◎本はどう生まれているか
01●新刊洪水
02●本を出したい
03●ネット発の本
04●ライターの事情
05●編プロのいま
06●情報の無料化

◎本はどう読まれているか
07●アサドクとドクソン
08●「読書ばなれ」の根拠
09●新書ブーム
10●書店をディレクションする
11●本屋大賞と読ませ大賞
12●ベストセラーは誰が読んでいるのか?

◎付録・インタビュー
本棚が町へ出て行く─幅允孝(聞き手●永江朗)
再販制度はもういらない─永江朗(聞き手●沢辺均)

あとがき
プロフィール

著者プロフィール

永江 朗(ナガエ アキラ)

フリーライター。1958年、北海道生まれ。法政大学文学部卒。
1981年〜88年、洋書輸入販売会社・ニューアート西武勤務。83年ごろからライターの仕事を始める。88年からフリーランスのライター兼編集者に。1989年から93年まで「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。93年からライター専業に。ライフワークは書店ルポ。
現在、『週刊朝日』、『アサヒ芸能』、『週刊エコノミスト』、『週刊SPA!』、『漫画ナックルズ』、『あうる』、『書店経営』、『商工にっぽん』、『この本読んで!』などで連載中。
主な著書に、『不良のための読書術』、『批評の事情』、『新・批評の事情』、『インタビュー術!』、『〈不良〉のための文章術』、『平らな時代』、『狭くて小さい楽しい家』(共著)、『作家になるには』、『恥ずかしい読書』、『メディア異人列伝』、『話を聞く技術』、『新しい教科書 2 本』(監修)、『ブックショップはワンダーランド』、『暮らしの雑記帖』、『哲学個人授業』(鷲田清一氏との共著)など。