炭鉱の唄たち
炭坑節からプロテストソング、そして流行歌まで
前田 和男担当から一言
もっとも苛酷をきわめたのが炭鉱の石炭採掘仕事。
にもかかわらず、その中から数多くの唄が生まれた。
いまや「仕事」は、ときに死をもたらす「苦役」からは無縁になりつつある。
だが、それはいっぽうで、仕事と肉体のいっそうの乖離によって人々の心の安寧をますます失わせることになる。
数年前、若い人たちの間で、美輪明宏うたう土木作業唄「ヨイトマケ」が再評価されたのは、その補償作用なのかもしれない。それは失われた仕事唄を取り戻そうとするレコンキスタ(失地回復)の兆しではないのか。
となれば、炭鉱生まれの唄たちは「過去の懐メロ」ではない。
「ヨイトマケ」よりもはるかに多様で物語に富んでいる。
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